JPH0671042U - ワイヤ放電加工ワークの供給装置 - Google Patents
ワイヤ放電加工ワークの供給装置Info
- Publication number
- JPH0671042U JPH0671042U JP2003392U JP2003392U JPH0671042U JP H0671042 U JPH0671042 U JP H0671042U JP 2003392 U JP2003392 U JP 2003392U JP 2003392 U JP2003392 U JP 2003392U JP H0671042 U JPH0671042 U JP H0671042U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- rotary table
- work
- vise
- traveling body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Feeding Of Workpieces (AREA)
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワイヤ放電加工機にワークを自動的に供給す
る。 【構成】 座台2上に設けた間歇回転テーブル1と、こ
の回転テーブル上の周縁等間隔位置に設けた受具9と、
数値制御により左右方向と上下方向に移動するように設
けたアーム23と、このアームの先端に設けたクランプ
装置29とから成り、受具上のワーク保持バイスのプル
スタッドをクランプ装置によりクランプして、ワイヤ放
電加工機にワークを自動供給する。
る。 【構成】 座台2上に設けた間歇回転テーブル1と、こ
の回転テーブル上の周縁等間隔位置に設けた受具9と、
数値制御により左右方向と上下方向に移動するように設
けたアーム23と、このアームの先端に設けたクランプ
装置29とから成り、受具上のワーク保持バイスのプル
スタッドをクランプ装置によりクランプして、ワイヤ放
電加工機にワークを自動供給する。
Description
【0001】
この考案は、ワイヤ放電加工機に自動的にワークを供給する装置に関するもの である。
【0002】
従来、ワイヤ放電加工機にワークを供給するには、ワイヤ放電加工機の治具に 人手によりワークを供給して支持する。
【0003】 また、加工後のワークは、人手により治具に対する支持を解き、次いでワーク を取出す。
【0004】
上記のような供給方法によると、人手によりワークを供給並びに取出すので著 しく手数がかかると共に、ワイヤ放電加工機の稼働率が低下する問題があった。
【0005】 そこで、この考案の課題は、ワイヤ放電加工機にワークを自動的に供給し、加 工後のワークを自動的に取出すようにした装置を提供することである。
【0006】
上記の課題を解決するために、この考案は、座台上に設けた間歇回転テーブル と、この回転テーブル上の周縁前記回転テーブルの間歇回転角度と同ピッチの等 間隔位置に載置するワークの保持バイスを支持するよう設けた受具と、上記座台 上の前記回転テーブルの周縁外側に数値制御により左右方向に走行するよう設け た走行体と、この走行体に数値制御により昇降すると共に、上記走行体の前進方 向に突出するよう設けた昇降アームと、この昇降アームの先端に上記バイスの上 方に突出するプルスタッドをクランプするよう設けたクランプ装置とから成るワ イヤ放電加工ワークの供給装置を採用したものである。
【0007】
回転テーブルの停止時に、受具にワークの保持バイスを載置する。
【0008】 その後に、回転テーブルが間歇回転して停止すると、まず数値制御によりアー ムが定位置迄降下すると共に、アームの降下停止時には、クランプ装置によりバ イスのプルスタッドがクランプされる。
【0009】 しかして、数値制御によりアームを定位置迄上昇させながら、クランプ装置を 介し共にワークの保持バイスを引き上げ、アームの上昇停止後に数値制御により 所定の位置迄走行体を前進させ、走行体の前進停止後に数値制御によりアームを 定位置迄降下する。
【0010】 上記アームの降下停止時には、ワイヤ放電加工機の受具にワークの保持バイス が載置される。
【0011】 なお、ワイヤ放電加工機の受具にバイスを載置すると、クランプ装置によるプ ルスタッドのクランプが解除され、その後に数値制御によりアームを上昇させ、 次いで数値制御により走行体を後退させてワイヤ放電加工に邪魔にならない位置 迄アームを退避する。
【0012】 ワイヤ放電加工後のワークは、まず、数値制御により定位置迄走行体を前進さ せ、次いで数値制御により定位置迄アームを降下すると共に、アームの降下停止 時にクランプ装置を介しバイスのプルスタッドをクランプする。
【0013】 その後に、数値制御により定位置迄アームを上昇すると共に、上昇するアーム を介し加工ずみワークの保持バイスを引き上げる。
【0014】 しかして、数値制御により定位置迄アームと共に走行体を後退し、次いで数値 制御により定位置迄アームを降下させながら、回転テーブル上の空の受具に加工 ずみワークの保持バイスを載置すると共に、クランプ装置によるプルスタッドの クランプを解除する。
【0015】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0016】 図1から図4に示す1は、座台2上に設けた間歇回転テーブルである。 上記の回転テーブル1は、モーター(図示省略)の運転により減速機3を作用 させて、減速機3の出力軸4からテーブル1の支軸5に回転を伝えるようになっ ている。
【0017】 なお、図4に示すように回転テーブル1の周縁間歇回転角度と同ピッチの等間 隔位置に透孔6を設けて、この透孔6に第1シリンダ7の作用により昇降するピ ン8を嵌入すると、正確な位置に回転テーブル1を停止させておくことができる 。
【0018】 また、回転テーブル1上の周縁透孔6と同間隔の等分位置には、載置するワー クAの保持バイスBを支持する受具9が設けられている。
【0019】 上記受具9とバイスBとの重なり面には、一方に平面十字状の突条10と、他 方に平面十字状の溝条11とが設けられ、受具9にバイスBを載置したとき突条 10と溝条11とを嵌め合わせて位置決めや方向決めを行うと共に、受具9の上 面中心から下方に向く凹入孔12にバイスBに貫通させてあるプルスタッド13 の下向き突出端が嵌入するようになっている。
【0020】 上記のプルスタッド13は、図示の場合バイスBの貫通孔14に両端部分がバ イスBの上下に突出するよう挿入し、次いで、バイスBの周面から貫通孔14に 連通する透孔15にピン16を押し込むと共に、プルスタッド13の透孔17に ピン16の先を嵌入して取付けてある。
【0021】 さらに、座台2上の回転テーブル1の周縁外側には、数値制御により左右方向 に走行する走行体18が設けられている。 上記の走行体18は、座台2上のレール19をガイドとして滑走し、座台2上 に据え付けた第1サーボモーター20によりドライブするボールネジ21と、走 行体18に固定してボールネジ21にねじ込んだナット22とにより左右方向に 走行する。
【0022】 また、走行体18には、数値制御により昇降すると共に、走行体18の前進方 向に突出する水平のアーム23が設けられている。 上記のアーム23は、走行体18上に立設した柱材24のレール25をガイド として滑走し、柱材24に据え付けた第2サーボモーター26によりドライブす るボールネジ27と、アーム23に固定してボールネジ27にねじ込んだナット 28とにより上下方向に走行する。
【0023】 さらに、アーム23の先端には、プルスタッド13の上位端をクランプするク ランプ装置29が設けられている。
【0024】 上記のクランプ装置29は、図4に示すように、シリンダ30の下位端壁の中 心に設けた透孔31と、この透孔31に貫通する筒状体32を軸芯に有するピス トン33と、筒状体32の下端部に設けた複数の貫窓34と、このそれぞれの貫 窓34内に嵌め込んだボール35と、透孔31の下部全周に設けたボール35の 逃げ込み環状段部36とで構成し、まず、シリンダ30に伸長方向の圧力を作用 させてピストン33を降下すると共に、ピストン33の降下状態を維持しながら アーム23を降下させながら、プルスタッド13の上位端外側に筒状体32を嵌 装する。
【0025】 このとき、プルスタッド13の外周面とボール35の外周面との接触により環 状段部36にボール35を押し逃がす。
【0026】 次に、シリンダ30に収縮方向の圧力を作用させてピストン33を上昇すると 、共に上昇する筒状体32の貫窓34内のボール35が透孔31により押し込ま れるので、プルスタッド13の上位端部外周の環状溝37に押し込まれたボール 35の外周一部が嵌り込んで係合する。 その結果、ボール35を介しプルスタッド13の上位端がクランプされる。
【0027】 なお、上記以外の構成のクランプ方式によりクランプすることもある。
【0028】 上記のように構成すると、まず、回転テーブル1の停止時に、一個所の位置の 受具9にワークAの保持バイスBを載置する。
【0029】 その後に回転テーブル1が間歇回転して停止すると、第2サーボモーター26 の運転によりボールネジ27を回動させながらアーム23を降下し、最降下位置 にアーム23が到達すると第2サーボモーター26の運転を止め、次いでクラン プ装置29によりプルスタッド13の上位端をクランプする。
【0030】 しかして、第2サーボモーター26の運転によりボールネジ27を回転させな がらアーム23を上昇する。
【0031】 このとき、クランプ装置29によりプルスタッド13をクランプしているので 、共にバイスBも上昇する。
【0032】 しかして、アーム23の上昇が設定位置に到達すると、第2サーボモーター2 6の運転を止め、次に第1サーボモーター20の運転を開始してボールネジ21 の回転により走行体18を前進させ、設定位置に走行体18が到達すると第1サ ーボモーター20の運転を止める。
【0033】 然るのち、第2サーボモーター26の運転によりボールネジ27を回動させな がらアーム23と共に保持バイスBを降下し、所定位置にアーム23が到達する と、第2サーボモーター26の運転を止める。 このとき、図1に示すようにワイヤ放電加工機51の回転テーブル1の受具9 と同様の受具9’上にバイスBが載置される。
【0034】 上記受具9’上に載置されたバイスBは、受具9’に組み込まれた(図6に示 す)アーム23のクランプ装置29と同様の構成のクランプ装置29’によりプ ルスタッド13の下位端がクランプされる。
【0035】 その後にクランプ装置29によるプルスタッド13の上位端のクランプを解除 したのち、アーム23を上昇し、また後退する。
【0036】 ワイヤ放電加工後のワークは、まず第1サーボモーター20の運転によりボー ルネジ21を回動させて所定の位置迄走行体18を走行させ、次いで、第2サー ボモーター26の運転によりボールネジ27を回動させながら所定の位置迄アー ム23を降下させ、そしてクランプ装置29によりプルスタッド13の上位端を クランプ(このとき、クランプ装置29’によるプルスタッド13の下位端のク ランプを解除する)する。
【0037】 しかして、第2サーボモーター26の運転によりボールネジ27を回動してア ーム23を上昇させたのち、第1サーボモーター20の運転によりボールネジ2 1を回動してアーム23と共に走行体18を後退させ、後退停止後第2サーボモ ーター26の運転によりボールネジ27を回動させてアーム23を降下しながら 、空の受具9にバイスBを載置する。
【0038】 なお、バイスBの載置後には、クランプ装置29によるプルスタッド13の上 位端のクランプを解除し、またアーム23を上昇させる。
【0039】 上記受具9に載置した加工ずみワークAは、回転テーブル1の間歇回転停止時 に取出す。
【0040】
以上のように、この考案に係るワイヤ放電加工ワークの供給装置を使用すると 、回転テーブル上のワークをワイヤ放電加工機に自動供給し、加工後自動的に取 出して回転テーブル上に戻すことができる。
【0041】 このため、ワークの加工能率を著しく向上することができる。
【図1】この考案の実施例の正面図
【図2】同平面図
【図3】同上の要部を示す拡大正面図
【図4】クランプ装置を示す縦断拡大正面図
【図5】バイスの分解斜視図
【図6】ワイヤ放電加工機にバイスをクランプした一部
切欠拡大正面図
切欠拡大正面図
1 回転テーブル 2 座台 9 受具 13 プルスタッド 14 貫通孔 15 透孔 16 ピン 17 透孔 18 走行体 19 レール 20 第1サーボモーター 21 ボールネジ 22 ナット 23 アーム 24 柱材 25 レール 26 第2サーボモーター 27 ボールネジ 28 ナット 29 クランプ装置 30 シリンダ 31 透孔 32 筒状体 34 貫窓 35 ボール 36 環状段部 37 環状溝
Claims (1)
- 【請求項1】 座台上に設けた間歇回転テーブルと、こ
の回転テーブル上の周縁前記回転テーブルの間歇回転角
度と同ピッチの等間隔位置に載置するワークの保持バイ
スを支持するよう設けた受具と、上記座台上の前記回転
テーブルの周縁外側に数値制御により左右方向に走行す
るよう設けた走行体と、この走行体に数値制御により昇
降すると共に、上記走行体の前進方向に突出するよう設
けた昇降アームと、この昇降アームの先端に上記バイス
の上方に突出するプルスタッドをクランプするよう設け
たクランプ装置とから成るワイヤ放電加工ワークの供給
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003392U JPH0727068Y2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | ワイヤ放電加工ワークの供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003392U JPH0727068Y2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | ワイヤ放電加工ワークの供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0671042U true JPH0671042U (ja) | 1994-10-04 |
JPH0727068Y2 JPH0727068Y2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=12015760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003392U Expired - Lifetime JPH0727068Y2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | ワイヤ放電加工ワークの供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727068Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP2003392U patent/JPH0727068Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0727068Y2 (ja) | 1995-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105082117A (zh) | 龙门式双臂桁架机器人及弧形板加工方法 | |
JPH01115534A (ja) | 複合加工機 | |
CN212217187U (zh) | 一种用于截止阀阀体上斜孔加工的夹具 | |
CN205043770U (zh) | 龙门式双臂桁架机器人 | |
CN113021018A (zh) | 一种多轴联动的多轴机床及其控制方法 | |
CN207807109U (zh) | 一种铣钻一体机 | |
CN205996532U (zh) | 一种刀库机床 | |
CN217618598U (zh) | 一种下料结构及使用其的焊接设备 | |
CN214558966U (zh) | 一种镗铣组合机床 | |
JPH0671042U (ja) | ワイヤ放電加工ワークの供給装置 | |
JPH0685726U (ja) | ワイヤ放電加工機に於けるワークの供給装置 | |
CN210756338U (zh) | 一种用于轴类零件孔加工的多工位专用机床 | |
CN111408957A (zh) | 一种一次装夹加工完成组合式机床 | |
JP2866709B2 (ja) | 複数個加工方法およびその装置 | |
CN110774001A (zh) | 一种压缩机气缸座用倒角机及其使用方法 | |
CN214135067U (zh) | 一种数控钻轴类零件定心装置 | |
CN218575569U (zh) | 数控机床用的高精度辅助装置 | |
CN219465504U (zh) | 一种低压配电柜加工用钻孔设备 | |
CN217702276U (zh) | 一种齿轴盖加工设备 | |
CN114346742B (zh) | 一种零件角向定位机 | |
CN217292925U (zh) | 一种具有夹具切换功能的玉石钻孔设备 | |
CN216503579U (zh) | 一种机加工中心多工位夹具 | |
CN219725227U (zh) | 一种推针三角的孔用加工设备 | |
CN220178693U (zh) | 一种偏心轮加工夹具 | |
CN216912695U (zh) | 一种金属件组焊接工装 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |