JPH0670735U

JPH0670735U - 温熱式携帯指圧器

Info

Publication number: JPH0670735U
Application number: JP1882993U
Authority: JP
Inventors: 成基山中
Original assignee: 成基山中
Priority date: 1993-03-22
Filing date: 1993-03-22
Publication date: 1994-10-04

Abstract

(57)【要約】【目的】本考案は携帯可能でありながら、温熱効果を
有し、指圧点を縦方向にも横方向にも簡易に変更できる
指圧マッサージ器を提供することを目的として考案した
ものである。【構成】携帯カイロを収納する円筒状の筒体１内部の
片端にねじを切り、外周面にねじを切った底蓋３を螺着
し、内部にねじを切った蓋体２を螺着するため、片側端
面を凸字状に形成しねじを切り、蓋体２を螺着する。ま
た蓋体２、底蓋３に複数の換気用の小孔４を明け、前記
筒体１の外周を半円をズラせて組み合わせた巴形成形部
５を成形し、筒体１よりやや大きめで同一形状の内周を
有する各種リング６、７、８を貫通して挿入し、スライ
ド回動して任意の箇所で固定できる構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、筋骨の痛みや凝りを簡単な器具で治療及びほぐす事ができる温熱式携帯指圧器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の治療器は指圧点が板の上に固定されて取り付けられたもの、電熱により加熱するもの、曲げた棒の先に指圧点を取り付けたもの、ローラー状のもの、電力を利用して指圧点を駆動するもの等があり、それぞれに特徴があるが、一つの器具で、温熱効果が持続し、指圧点が縦、横方向に動かせて且つ固定でき、携帯性に豊むものは無かった。また、足、腰、背中等の凝りや痛みを持病とする人は数多くいるが、その殆どの人が仕事を休んで治療に専念するほどではない。従って、職場や自宅で簡便に利用することができるタイプの治療器が求められ要望されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

近来、長時間固定した姿勢で産業に従事せざるを得ない人、例えば、運転手、ＯＡ機器オペレーター等が多くなり、筋骨の痛みや凝りを訴える人が増加している。また、高令化時代を迎え老化による疲労を訴える人も多く、これらの人々が簡単に自分で調整して治療できる器具を供給し、仕事をしながら、または自宅に居ながら使える指圧治療器の実現を目指して考案したものである。また、本考案は携帯可能でありながら、温熱効果を有し、指圧点を縦方向にも横方向にも容易に変更できる指圧マッサージ器を提供することを目的として考案したものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、以上の問題点を解消するため、内部に携帯カイロを収納する円筒状の筒体１内部の片端にねじを切り、外周面にねじを切った底蓋３を螺着し、内部にねじを切った蓋体２を螺着するため、片側端面を凸字状に突出しねじを切り、また蓋体２、底蓋３に複数の換気用の小孔４を明け、前記筒体１の外周を半円をズラせて組み合わせた巴形成形部５を成形し、それよりやや大きめで同一形状の内周を有する各種リング６、７、８を貫通して挿入し、スライド回動して任意の箇所で固定できる構成とした。

【０００５】

【作用】

筒体１に携帯カイロを収納し、寝具や車の座席及び椅子等を使用して、体重を利用し、腰、背中、首及び下肢等に当てがって指圧、マッサージを行う。また２個以上のリング６、７、８を筒体１に貫通し、任意の箇所で固着する事が出来るので、指圧点は筒体１の横巾以内で自由に変更する事が出来、またリング６、７、８を差し換えることで種々の指圧効果が選択できる。また内部に収納したカイロの発熱による温熱効果は、十数時間持続する。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、市販されている空気に触れて酸化発熱する携帯用カイロを収納する円筒状の筒体１を熱伝性の良い金属、プラスチック製で形成し、内周部を平滑円形とし、片端にねじを切り、外周面にねじを切った底蓋３を螺着し、内部にねじを切った蓋体２を螺着するため、片側端面を凸字状に形成しねじを切り、蓋体２を螺着する。また蓋体２、底蓋３に複数の換気用の小孔４を明け、前記筒体１の外周を半円をズラせて組み合わせた巴形成形部５を成形し、筒体１よりやや大きめで同一形状の内周を有する各種リング６、７、８を貫通して挿入し、スライド回動して任意の箇所で固定できる構成とした。

【０００７】リング６、７、８の中心付近に前記筒体１の巴形形状に合わせ、巴形形成部９を設け、熱伝性の良い金属、プラスチック製で形成し、先端まで熱を伝導する材質を使用し、リング６は歯車状に指圧点を配置し、間隔を順次広く変化しつつ、外周円上に配置したもので、リング７は底面の巾が広から狭に変化するローラー状の形状にて形成し、リング８は上部に下駄歯状にて先端を円形状に形成した突起を設け、下面を平面状に形成した。各種リング６、７、８は使用目的に合わせ選択し、前記筒体１に取り付けて使用する。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は、以上の構成よりなるので下記のような数々の効果をそうする。１、歯車状に指圧点が配置されその間隔が広くなっているリング６のタイプは、円筒を回転させて指圧をしたい箇所に当てがうことで指圧点の距離が変化し、種々な体格の差やつぼのバラツキに適合できる。２、底面の巾が広から狭に変化するローラー状のリング８は、筒体１を数本連結し、リング８を数個取り付け、第三者が背中、下肢に押しつけ転がせば揉み効果を発揮する。３、下駄状の構造のリング７は、主として寝そべった状態で使用するのに適しており下面が平面となっているので、寝具や車のシート等を傷つけることが少ない特徴を有している。４、筒体１と蓋体２及び底蓋３のみでリング６、７、８を使用しない場合は、連結して使用する事が出来るので、強い指圧を望まない時や温熱効果のみを希望する時に適しており、身体の縦方向にも添って使用でき、痔症のある人等が、座業する時など椅子等の上に縦に置いておけば効果がある。５、本考案は携帯可能でありながら、温熱効果を有し、指圧点を縦方向にも横方向にも簡易に変更できると共に仕事をしながら、または自宅に居ながら簡単に自分で調整して筋骨の痛みや肩の凝りが治療できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の筒体を示す斜視図

【図２】本考案のリング（６）を示す斜視図

【図３】本考案のリング（７）を示す斜視図

【図４】本考案のリング（８）を示す斜視図

【図５】本考案の筒体を連結した状態を示す断面図

【符号の説明】

１筒体２蓋体３底蓋４小孔５巴形形状部６リング７リング８リング９巴形形成部

【手続補正書】

【提出日】平成５年１１月２９日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図６

【補正方法】追加

【補正内容】

【図６】本考案の使用状態を示す斜視図。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】内部に携帯カイロを収納する円筒状の筒
体に、複数の換気用の小孔を明けた蓋体及び底蓋を設
け、前記筒体の外周を半円をズラせて組み合わせた巴形
に成形し、それよりやや大きめで同一形状の内周を有す
る各種リングを貫通して挿入し、スライド回動して任意
の箇所で固定できることを特徴とする温熱式携帯指圧
器。