JPH0670473B2 - 変速機の駆動装置 - Google Patents

変速機の駆動装置

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JPH0670473B2
JPH0670473B2 JP1629885A JP1629885A JPH0670473B2 JP H0670473 B2 JPH0670473 B2 JP H0670473B2 JP 1629885 A JP1629885 A JP 1629885A JP 1629885 A JP1629885 A JP 1629885A JP H0670473 B2 JPH0670473 B2 JP H0670473B2
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JP
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valve
pressure cylinder
piston
transmission
pressure
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繁 平山
正則 宮田
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日野自動車工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シンクロメッシュ機構を備えた自動車用変速
機の駆動装置に関する。特に、大型自動車用変速機の駆
動装置に利用するに適する。
〔従来の技術〕
変速機の歯車切換えを遠隔操作により、あるいは自動制
御により行うために、圧力シリンダを用いるものが知ら
れている。従来の圧力シリンダは、例えば空気圧を利用
するものでは、その圧力シリンダの気圧を弁操作により
制御し、変速レバーに作用する力はピストンの移動期間
にわたりほぼ一定である。
一方、変速機にはシンクロメッシュ機構が設けられてい
て、変速レバーを運転者が手操作で行う場合には、シン
クロメッシュが作動するストローク位置では弱い力で変
速レバーを移動させ、歯車が噛み合うストローク位置で
は強い力で変速レバーを移動させるように操作してい
る。これを一定の力で操作すると、シンクロメッシュ機
構が円滑に作動せず、いわゆるギア鳴りが発生して下手
な運転になる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
発明者は、パワーシフトを用いた大型車の自動変速機の
設計に当たり、さまざまな試験を行ったところ、圧力シ
リンダの力を弱くすれば上述のギア鳴りは発生しないよ
うにできるが、変速に要する時間が長くなって円滑な運
転に支障をきたし、逆に圧力シリンダの力を強くする
と、ギア鳴りが発生してシンクロメッシュ機構が円滑に
作動せず、また、シンクロメッシュ機構および歯車を早
く摩耗させることになることがわかった。
本発明はこれを改良するもので、変速に要する時間が短
く、かつ、シンクロメッシュ機構の作動が円滑に行われ
る変速機の駆動装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
第一発明は、圧力シリンダと、この圧力シリンダ内を移
動するピストンと、このピストンに連結されたピストン
ロッドとを備え、このピストンロッドに変速機のレバー
が連結され、上記圧力シリンダには上記ピストンの移動
範囲の両側に、それぞれ圧力シリンダ内に流体圧力を流
入排出させる弁装置を備えた変速機の駆動装置におい
て、 上記弁装置は、圧力シリンダ内に流体圧力を流入排出さ
せる二つの第一の弁と、その第一の弁の各排出通路にそ
れぞれ直列に接続されその通路の太さを制御する第二の
弁とを含み、上記第一の弁および第二の弁は別個に制御
される構造であることを特徴とする。
また、第二発明は、その弁装置が、圧力シリンダ内に流
体圧力を流入排出させる第一の弁と、その第一の弁の排
出通路にそれぞれ直列に接続された二つのチェック弁
と、このチェック弁の排出側通路を合流する合流手段
と、この合流手段の下流側に直列に設けられ、その通路
の太さを制御する一つの第二の弁とを含み、上記第一の
弁および第二の弁は別個に制御される構造であることを
特徴としている。
〔作用〕
圧力シリンダのピストンの両面に圧力空気を流入または
排出させる2個の電磁弁のそれぞれの排気通路に、電気
信号によって空気通路の太さを制御できる別の排気弁を
直列に設けておき、上記ピストンがシンクロメッシュ機
構部を通過するときは上記2個の電磁弁のうち排気操作
を行う電磁弁の排気通路に設けられた排気弁の空気通路
の太さを狭くするように制御すればピストンが移動する
側のピストン背圧の減少速度が遅くなるので、ピストン
ロッドが変速機のレバーに作用する力はこの期間だけ弱
くなる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明第一実施例による変速機の駆動装置の模
式図である。本図で圧力シリンダCのピストンPSはピス
トンロッドPRを介して、変速機のレバーLVを操作して変
速ギアの切換えを行う。
この圧力シリンダCには、その両端面に空気通路L1およ
びL2が設けられ、その通路L1にはそれぞれ電磁弁SL1お
よびSL2が接続される。この電磁弁SL1およびSL2は、そ
れぞれポートINに圧縮空気が供給され、ポートEXは大気
に連通する。
各電磁弁SL1、SL2はそれぞれ二つのコイルC1およびC2を
有し、コイルC1が付勢されると弁V1が下方に押されて圧
縮空気が圧力シリンダCに送り込まれ、コイルC1の付勢
が解除されると弁V1が上方に復帰して圧力シリンダ内の
空気が排気通路に排出される構成のものである。
ここで本発明の特徴とするところは、電磁弁SL1およびS
L2の排気通路にそれぞれ直列に第二の弁V2を設け、それ
ぞれをコイルC2により別個に制御することにある。
この第二の弁V2には細い径の排気穴が設けられており、
コイルC2が付勢されていない状態では排気をこの細い排
気穴より排出し、コイルC1が付勢されると弁V2が下方に
押され、弁V2の外周部も排気通路となって、排気面積は
増大する。
第1図で電磁弁SL1およびSL2の各コイルC1、C2の信号線
1〜4は図外の制御回路に接続される。この制御回路は
マイクロコンピュータを用いてプログラム制御されるも
のであって、各信号線には、ピストンPSの動きに従っ
て、断続電流が送出される。特に、第二のコイルC2につ
いては、その信号線2または3の電流を細かく断続する
ことにより、各電磁弁SL1またはSL2の排気通路の絞り状
態をきわめて細かく制御することができる。
第2図は圧力シリンダCのピストンPSが移動する際の作
動区分を示したもので、区間Iにおいては現在の歯車の
噛み合わせが離れてニュートラルになり、区間IIではシ
ンクロメッシュ動作を行い、また区間IIIでは次の歯車
に噛み合わされるタイミングを示す。T1、T2、T3は区間
I、II、IIIをピストンが移動するそれぞれの時間を示
す。この際ギアの切換えに必要なピストンの圧力は第2
図に示すようにそれぞれ異なっており、区間IIでは区間
IIIよりも圧力は低くしなければならない。
本実施例のピストンの移動動作を第1図を用いて説明す
る。ただしここではピストンは左より右に移動するもの
とする。
ピストンPSがピストンロッドPRを駆動する力はピストン
の両面に作用する圧力空気の圧力差にほぼ比例するの
で、区間Iにおいては左側の電磁弁SL2のコイルC1を付勢
して、シリンダ内に送気するとともに、右側の電磁弁SL
1のコイルC1を付勢しなければ、ピストンの右側の圧力
はすこしずつ低下する。この圧力差によってピストンは
右方に移動し、区間Iを過ぎて、歯車をニュートラルに
する。このとき、電磁弁SL1のコイルC2は断続電流によ
り制御されて、第2図の区間Iに示すような、所望のシ
フト力を与えることができる。
区間IIでは同じく左方の電磁弁SL2はコイルC1を付勢さ
せたままにおき、右方の電磁弁SL1のコイルC2を断続電
流で付勢し、ピストンが区間IIを過ぎてシンクロメッシ
ュ動作を終了するまで、第2図の区間IIに示すような曲
線で制御を行う。
区間IIIは次位の歯車に噛み合うタイミングであり、電
磁弁SL1のコイル2を長時間付勢し、弁V2を下方に下げ
る。これにより排気面積は増大するので排気速度は早く
なり、ピストンの圧力は最大となり、歯車の噛み合わせ
が正しく行われる。
以上のように、第1図に示す電磁弁SL1およびSL2のそれ
ぞれのコイルC1およびC2をそれぞれ信号線1〜4によっ
て付勢または開放の制御を別個に行えば、第2図の各区
間にわたりシンクロメッシュ動作および歯車のかみ合わ
せ時の圧力を適切な強さのものにすることができる。す
なわち、第4図に示すように運転者がレバーユニットLU
によって変速操作をすると、レバーユニットLUから送出
される信号がハーネスF1を介して制御回路CPに入力さ
れ、制御回路CPはハーネスF2を介して、上記の信号線1
〜4にそれぞれのタイミングで電流を送出し、第2図に
示す時間T1とT2の時間制御を適切に行うことができる。
第3図は本発明第二実施例による変速機の駆動装置の模
式図である。本実施例では電磁弁SL1とSL2のそれぞれの
排気通路にチェック弁を直列に接続し、この2組のチェ
ック弁の排出側通路を空気管P1で合体し、これに分岐さ
れた空気管P2の開放端に排気弁EVを設けることによって
排気弁EVが1個で間にあう。したがって第1図に示した
信号2は信号3と同一の回線に送出されることになる。
上記二つの実施例の電磁弁と排気弁の図示構成は説明の
ためのものであり、この図例にとらわれるものではな
い。
〔発明の効果〕
本発明は変速機を駆動する圧力シリンダのピストンがシ
ンクロメッシュ動作を行う区間では圧力が弱められるの
でシンクロメッシュ機構の損耗を少なくするとともに、
ギア鳴りを発生することなく、精度の高い変速制御を行
うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第一実施例の変速機の駆動装置の模式
図。 第2図は圧力シリンダのピストンの作動区分図。 第3図は本発明の第二実施例の変速機の駆動装置の模式
図。 第4図は変速機および駆動装置の概要図。 1〜4……各弁のコイルを付勢する信号線、C……圧力
シリンダ、C1〜C2……コイル、CP……制御回路、CV1、C
V2……チェック弁、D……変速機、EV……排気弁、F1、
F2……ハーネス、LU……レバーユニット、LV……レバ
ー、P1、P2……空気管、PR……ピストンロッド、PS……
ピストン、SL1、SL2……電磁弁、V1、V2……弁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力シリンダと、この圧力シリンダ内を移
    動するピストンと、このピストンに連結されたピストン
    ロッドとを備え、 このピストンロッドに変速機のレバーが連結され、 上記圧力シリンダには上記ピストンの移動範囲の両側
    に、それぞれ圧力シリンダ内に流体圧力を流入排出させ
    る弁装置を備えた 変速機の駆動装置において、 上記弁装置は、 圧力シリンダ内に流体圧力を流入排出させる二つの第一
    の弁と、 その第一の弁の各排出通路にそれぞれ直列に接続されそ
    の通路の太さを制御する第二の弁とを含み、 上記第一の弁および第二の弁は別個に制御される構造で
    ある ことを特徴とする変速機の駆動装置。
  2. 【請求項2】圧力シリンダと、この圧力シリンダ内を移
    動するピストンと、このピストンに連結されたピストン
    ロッドとを備え、 このピストンロッドに変速機のレバーが連結され、 上記圧力シリンダには上記ピストンの移動範囲の両側
    に、それぞれ圧力シリンダ内に流体圧力を流入排出させ
    る弁装置を備えた 変速機の駆動装置において、 上記弁装置は、 圧力シリンダ内に流体圧力を流入排出させる二つの第一
    の弁と、 その第一の弁の排出通路にそれぞれ直列に接続された二
    つのチェック弁と、 このチェック弁の排出側通路を合流する合流手段と、 この合流手段の下流側に直列に設けられ、その通路の太
    さを制御する一つの第二の弁とを含み、 上記第一の弁および第二の弁は別個に制御される構造で
    ある ことを特徴とする変速機の駆動装置。
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DE112008000897T5 (de) 2007-03-30 2010-04-29 Thk Co., Ltd. Drehlager, Drehtischvorrichtung und Tischdurchmesserbestimmungsverfahren

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