JPH0670451A - 線路機器保護装置 - Google Patents
線路機器保護装置Info
- Publication number
- JPH0670451A JPH0670451A JP4217672A JP21767292A JPH0670451A JP H0670451 A JPH0670451 A JP H0670451A JP 4217672 A JP4217672 A JP 4217672A JP 21767292 A JP21767292 A JP 21767292A JP H0670451 A JPH0670451 A JP H0670451A
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- JP
- Japan
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- arrester
- line
- protection
- lightning arrester
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Protection Of Static Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 機器保護用避雷器の破損の防止が可能な線路
機器保護装置を得る。 【構成】 機器に内蔵された機器保護用避雷器１１に併
設される線路保護用避雷器１２の制限電圧を、機器保護
用避雷器１１の制限電圧より低く設定する。
機器保護装置を得る。 【構成】 機器に内蔵された機器保護用避雷器１１に併
設される線路保護用避雷器１２の制限電圧を、機器保護
用避雷器１１の制限電圧より低く設定する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、機器保護用避雷器を
内蔵する機器に併設される線路保護用避雷器の制限電圧
を、機器保護用避雷器の制限電圧より低くして機器の破
損を防止するようにした線路機器保護装置に関するもの
である。
内蔵する機器に併設される線路保護用避雷器の制限電圧
を、機器保護用避雷器の制限電圧より低くして機器の破
損を防止するようにした線路機器保護装置に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】図３および図４は例えば「ＯＨＭ」（１
９８８年オーム社発行）に掲載された、機器と線路保護
用避雷器との設置状況をそれぞれ示す斜視図および回路
図である。図において、１、２は高圧配電線および低圧
配電線、３、４は架空地線で接地線５を介して接地され
ている。６は高圧配電線１と一方の架空地線４との間に
接続された線路保護用避雷器、７は一次側は高圧配電線
１、二次側は低圧配電線２にそれぞれ接続される変圧器
で、例えば図５に示す「電気共同研究第４０巻第６号」
（昭和６０年社団法人電気共同研究会発行）に掲載され
るように、機器保護用避雷器８が内蔵されている。
９８８年オーム社発行）に掲載された、機器と線路保護
用避雷器との設置状況をそれぞれ示す斜視図および回路
図である。図において、１、２は高圧配電線および低圧
配電線、３、４は架空地線で接地線５を介して接地され
ている。６は高圧配電線１と一方の架空地線４との間に
接続された線路保護用避雷器、７は一次側は高圧配電線
１、二次側は低圧配電線２にそれぞれ接続される変圧器
で、例えば図５に示す「電気共同研究第４０巻第６号」
（昭和６０年社団法人電気共同研究会発行）に掲載され
るように、機器保護用避雷器８が内蔵されている。
【０００３】又、同一線路中に接続される開閉器９にお
いても、変圧器７と同様に例えば図６に示す「電気共同
研究第４０巻第６号」（昭和６０年社団法人電気共同研
究会発行）に掲載されるように、機器保護用避雷器８が
内蔵されている。そして、これらは電柱１０に搭載され
支持されている。
いても、変圧器７と同様に例えば図６に示す「電気共同
研究第４０巻第６号」（昭和６０年社団法人電気共同研
究会発行）に掲載されるように、機器保護用避雷器８が
内蔵されている。そして、これらは電柱１０に搭載され
支持されている。
【０００４】上記のように、機器保護用避雷器８を内蔵
した変圧器７または開閉器９とが同一の電柱１０に搭載
されている場合において、架空地線３に雷が落ちて例え
ば変圧器７や高圧配電線１に過電圧が発生すると、非線
形抵抗素子で構成された機器保護用避雷器８および線路
保護用避雷器６は、図７に示した電圧−電流特性によっ
て決定される電流を自分自身に流すことによって自分自
身の両端の電圧を制限電圧に抑制する。そして、線路保
護用避雷器６および機器保護用避雷器８はこの電流によ
りエネルギーを消費してジュール熱を発生する。
した変圧器７または開閉器９とが同一の電柱１０に搭載
されている場合において、架空地線３に雷が落ちて例え
ば変圧器７や高圧配電線１に過電圧が発生すると、非線
形抵抗素子で構成された機器保護用避雷器８および線路
保護用避雷器６は、図７に示した電圧−電流特性によっ
て決定される電流を自分自身に流すことによって自分自
身の両端の電圧を制限電圧に抑制する。そして、線路保
護用避雷器６および機器保護用避雷器８はこの電流によ
りエネルギーを消費してジュール熱を発生する。
【０００５】このように、線路保護用避雷器６および機
器保護用避雷器８に電流が流れた場合の両者の処理エネ
ルギーは、図８に示すように線路保護用避雷器６の制限
電圧の高低によって異なり、線路保護用避雷器６および
機器保護用避雷器８のうち、消費エネルギーの大きい方
が破損しやすい。なお、図８は変圧器７に内蔵された機
器保護用避雷器８の制限電圧を一定値（１００％）に固
定して、線路保護用避雷器６の制限電圧を変化させた場
合の、線路保護用避雷器６の処理エネルギーの解析値の
変化状態を示す図であり、横軸は線路保護用避雷器６の
制限電圧、縦軸は線路保護用避雷器６の処理エネルギー
の解析値をそれぞれ示している。
器保護用避雷器８に電流が流れた場合の両者の処理エネ
ルギーは、図８に示すように線路保護用避雷器６の制限
電圧の高低によって異なり、線路保護用避雷器６および
機器保護用避雷器８のうち、消費エネルギーの大きい方
が破損しやすい。なお、図８は変圧器７に内蔵された機
器保護用避雷器８の制限電圧を一定値（１００％）に固
定して、線路保護用避雷器６の制限電圧を変化させた場
合の、線路保護用避雷器６の処理エネルギーの解析値の
変化状態を示す図であり、横軸は線路保護用避雷器６の
制限電圧、縦軸は線路保護用避雷器６の処理エネルギー
の解析値をそれぞれ示している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来の線路機器の保護
は上記のようになされているので、線路保護用避雷器６
と機器保護用避雷器８を内蔵した開閉器９を例えば図４
に示すように、同一の電柱１０上に搭載する等近傍に併
置した場合、線路保護用避雷器６の制限電圧が機器保護
用避雷器８の制限電圧以上に設定されていると、図１に
示すように機器保護用避雷器８で消費するエネルギーの
方が、線路保護用避雷器６で消費するエネルギーよりも
大きくなり、上述したように機器保護用避雷器８の方が
破損しやすくなる。そして、機器保護用避雷器８が破損
すると、これを内蔵する変圧器７および開閉器９等の機
器が故障することになり、最悪の場合は取り替えなけれ
ばならない等の問題点があった。
は上記のようになされているので、線路保護用避雷器６
と機器保護用避雷器８を内蔵した開閉器９を例えば図４
に示すように、同一の電柱１０上に搭載する等近傍に併
置した場合、線路保護用避雷器６の制限電圧が機器保護
用避雷器８の制限電圧以上に設定されていると、図１に
示すように機器保護用避雷器８で消費するエネルギーの
方が、線路保護用避雷器６で消費するエネルギーよりも
大きくなり、上述したように機器保護用避雷器８の方が
破損しやすくなる。そして、機器保護用避雷器８が破損
すると、これを内蔵する変圧器７および開閉器９等の機
器が故障することになり、最悪の場合は取り替えなけれ
ばならない等の問題点があった。
【０００７】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、機器保護用避雷器が破損するこ
となく、機器の故障の発生を防止することが可能な線路
機器保護装置を提供することを目的とするものである。
ためになされたもので、機器保護用避雷器が破損するこ
となく、機器の故障の発生を防止することが可能な線路
機器保護装置を提供することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明に係る線路機器
保護装置は、機器に内蔵された機器保護用避雷器と線路
保護用避雷器とを備え、線路保護用避雷器の制限電圧を
機器保護用避雷器の制限電圧より低く設定したものであ
る。
保護装置は、機器に内蔵された機器保護用避雷器と線路
保護用避雷器とを備え、線路保護用避雷器の制限電圧を
機器保護用避雷器の制限電圧より低く設定したものであ
る。
【０００９】
【作用】この発明における線路機器保護装置の線路保護
用避雷器は、過大電流が流れると機器保護用避雷器より
大きなエネルギーを消費する。
用避雷器は、過大電流が流れると機器保護用避雷器より
大きなエネルギーを消費する。
【００１０】
【実施例】実施例１．以下、この発明の実施例を図につ
いて説明する。図１はこの発明の実施例１における線路
機器保護装置の構成を示す回路図である。図において、
高圧配電線１、低圧配電線２、架空地線３、４、接地線
５および変圧器７は従来装置のものと同様である。１１
は変圧器７に内蔵される機器保護用避雷器、１２は高圧
配電線１と接地線５との間に接続される線路保護用避雷
器で、機器保護用避雷器１１より制限電圧が低く設定さ
れている。
いて説明する。図１はこの発明の実施例１における線路
機器保護装置の構成を示す回路図である。図において、
高圧配電線１、低圧配電線２、架空地線３、４、接地線
５および変圧器７は従来装置のものと同様である。１１
は変圧器７に内蔵される機器保護用避雷器、１２は高圧
配電線１と接地線５との間に接続される線路保護用避雷
器で、機器保護用避雷器１１より制限電圧が低く設定さ
れている。
【００１１】上記のように構成された実施例１における
線路機器保護装置において、架空地線３に雷が落ちて変
圧器７や高圧配電線１に過電圧が発生して過大電流が流
れると、線路保護用避雷器１２の制限電圧が機器保護用
避雷器１１の制限電圧より低く設定されているために、
線路保護用避雷器１２の方が機器保護用避雷器１１より
も大きなエネルギーを消費して、もし破損に至るような
事態が発生した場合には、線路保護用避雷器１２の方が
先に破損するため、機器保護用避雷器１１の破損は免
れ、変圧器７が故障する等という事態も防止される。
線路機器保護装置において、架空地線３に雷が落ちて変
圧器７や高圧配電線１に過電圧が発生して過大電流が流
れると、線路保護用避雷器１２の制限電圧が機器保護用
避雷器１１の制限電圧より低く設定されているために、
線路保護用避雷器１２の方が機器保護用避雷器１１より
も大きなエネルギーを消費して、もし破損に至るような
事態が発生した場合には、線路保護用避雷器１２の方が
先に破損するため、機器保護用避雷器１１の破損は免
れ、変圧器７が故障する等という事態も防止される。
【００１２】実施例２．図２はこの発明の実施例２にお
ける線路機器保護装置の構成を示す回路図である。図に
おいて、高圧配電線１、低圧配電線２、架空地線３、
４、接地線５および開閉器９は従来装置のものと同様で
ある。１３は開閉器９に内蔵される機器保護用避雷器、
１４は高圧配電線１と接地線５との間に接続される線路
保護用避雷器で、機器保護用避雷器１３より制限電圧が
低く設定されている。
ける線路機器保護装置の構成を示す回路図である。図に
おいて、高圧配電線１、低圧配電線２、架空地線３、
４、接地線５および開閉器９は従来装置のものと同様で
ある。１３は開閉器９に内蔵される機器保護用避雷器、
１４は高圧配電線１と接地線５との間に接続される線路
保護用避雷器で、機器保護用避雷器１３より制限電圧が
低く設定されている。
【００１３】上記のように構成された実施例における線
路機器保護装置において、架空地線３に雷が落ちて開閉
器９や高圧配電線１に過電圧が発生して過大電流が流れ
ると、線路保護用避雷器１４の制限電圧が機器保護用避
雷器１３の制限電圧より低く設定されているために、上
記実施例１の場合と同様、線路保護用避雷器１４の方が
機器保護用避雷器１３よりも大きなエネルギーを消費し
て、もし破損に至るような事態が発生した場合には、線
路保護用避雷器１４の方が先に破損するため、機器保護
用避雷器１３の破損は免れ、開閉器９が故障する等とい
う事態も防止される。
路機器保護装置において、架空地線３に雷が落ちて開閉
器９や高圧配電線１に過電圧が発生して過大電流が流れ
ると、線路保護用避雷器１４の制限電圧が機器保護用避
雷器１３の制限電圧より低く設定されているために、上
記実施例１の場合と同様、線路保護用避雷器１４の方が
機器保護用避雷器１３よりも大きなエネルギーを消費し
て、もし破損に至るような事態が発生した場合には、線
路保護用避雷器１４の方が先に破損するため、機器保護
用避雷器１３の破損は免れ、開閉器９が故障する等とい
う事態も防止される。
【００１４】実施例３．なお、上記各実施例は機器とし
て変圧器７および開閉器９の場合について説明したが、
その他の機器に適用しても同様の効果を奏することは言
うまでもない。
て変圧器７および開閉器９の場合について説明したが、
その他の機器に適用しても同様の効果を奏することは言
うまでもない。
【００１５】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、線路
保護用避雷器の制限電圧を、機器に内蔵された機器保護
用避雷器の制限電圧より低く設定することによって、機
器保護用避雷器の破損による機器の故障を防止すること
が可能な線路機器保護装置を提供することを目的とする
ものである。
保護用避雷器の制限電圧を、機器に内蔵された機器保護
用避雷器の制限電圧より低く設定することによって、機
器保護用避雷器の破損による機器の故障を防止すること
が可能な線路機器保護装置を提供することを目的とする
ものである。
【図１】この発明の実施例１における線路機器保護装置
の構成を示す回路図である。
の構成を示す回路図である。
【図２】この発明の実施例２における線路機器保護装置
の構成を示す回路図である。
の構成を示す回路図である。
【図３】機器と線路保護用避雷器との設置状況を示す斜
視図である。
視図である。
【図４】図３に示す機器と線路保護用避雷器との接続状
況を示す回路図である。
況を示す回路図である。
【図５】機器保護用避雷器が内蔵された変圧器の構成を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図６】機器保護用避雷器が内蔵された開閉器の構成を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図７】機器保護用避雷器および線路保護用避雷器の電
圧−電流特性を示す図である。
圧−電流特性を示す図である。
【図８】線路保護用避雷器の処理エネルギーの解析値の
変化状態を示す図である。
変化状態を示す図である。
１ 高圧配電線 ２ 低圧配電線 ３、４ 架空地線 ５ 接地線 ６、１２、１４ 線路保護用避雷器 ７ 変圧器 ８、１１、１３ 機器保護用避雷器 ９ 開閉器 １０ 電柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊東 和美 調布市西つつじヶ丘２丁目４番１号 東京 電力株式会社技術研究所内 (72)発明者 今井 康友 調布市西つつじヶ丘２丁目４番１号 東京 電力株式会社技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項１】 機器に内蔵された機器保護用避雷器と線
路保護用避雷器とを備え、上記線路保護用避雷器の制限
電圧を上記機器保護用避雷器の制限電圧より低く設定し
たことを特徴とする線路機器保護装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4217672A JPH0670451A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 線路機器保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4217672A JPH0670451A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 線路機器保護装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0670451A true JPH0670451A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=16707917
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4217672A Pending JPH0670451A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 線路機器保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0670451A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105790162A (zh) * | 2016-03-23 | 2016-07-20 | 国网冀北电力有限公司迁西县供电分公司 | 一种穿越多层线路的变台引线结构及方法 |
| CN115498582A (zh) * | 2022-10-21 | 2022-12-20 | 国网湖南省电力有限公司 | 针对特高压输电线路的不停电地线直流融冰系统及方法 |
-
1992
- 1992-08-17 JP JP4217672A patent/JPH0670451A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105790162A (zh) * | 2016-03-23 | 2016-07-20 | 国网冀北电力有限公司迁西县供电分公司 | 一种穿越多层线路的变台引线结构及方法 |
| CN115498582A (zh) * | 2022-10-21 | 2022-12-20 | 国网湖南省电力有限公司 | 针对特高压输电线路的不停电地线直流融冰系统及方法 |
| CN115498582B (zh) * | 2022-10-21 | 2024-06-11 | 国网湖南省电力有限公司 | 针对特高压输电线路的不停电地线直流融冰系统及方法 |
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