JPH0670332B2 - トラス - Google Patents

トラス

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JPH0670332B2
JPH0670332B2 JP21846790A JP21846790A JPH0670332B2 JP H0670332 B2 JPH0670332 B2 JP H0670332B2 JP 21846790 A JP21846790 A JP 21846790A JP 21846790 A JP21846790 A JP 21846790A JP H0670332 B2 JPH0670332 B2 JP H0670332B2
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弓男 守屋
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株式会社エムアイエー建築デザイン研究所
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、各種の建造物に使用されるトラスに関するも
のである。
[従来の技術] 例えば、特開昭58-120936号公報に開示されているよう
に、交点間ごとに分割された縦横の弦材からなる上部格
子及び下部格子と、これら両格子を弦材の交点において
相互に連結する各交点間ごとに分割された斜材とで構成
され、上記縦横の弦材と両弦材間に挾持された斜材とを
それらを貫通する複数のボルトで締着、固定してなるト
ラスは公知である。
しかしながら、上記従来のトラスは、縦横の弦材間に斜
材を挾持させているため、それらの連結中心において各
弦材と斜材との軸心がずれており、そのため、弦材と斜
材とに軸線方向の力が作用した場合、連結部分において
モーメントが発生し、トラスが変形したり破損し易いと
いう欠点があった。
このため、本発明者は、特開平1−121428号公報に開示
されているように、縦横の弦材と斜材との間にスペーサ
を介在させ、これらの弦材と斜材及びスペーサを複数の
ボルトで締着、固定することにより、上記スペーサで各
材の軸線を連結中心上の一点に集中させ、而して各材の
連結部分にモーメントが発生することのないようにした
トラスを提案した。
ところが、かかるトラスにおいては、パイプからなる弦
材及び斜材の端部を扁平化して連結部とし、この連結部
の端部寄りの位置に連結孔を穿設してボルトを挿通する
ようにしていたため、該連結部の連結孔を穿設した部分
の強度が低下し、使用条件によっては外力の作用で弦材
及び斜材が破損するおそれがあった。しかも、トラスの
組み立て時には、縦横4本の弦材と4本の斜材との連結
部を一点に集中させてそれらの間にスペーサを挾み込
み、その状態で各材とスペーサとをボルト締めしなけれ
ばならないため、組立作業に手数を必要としていた。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の課題は、弦材及び斜材における連結部の強度を
高めると共に、部品点数を減らすことにより組立作業を
簡略化したトラスを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本発明は、交点間ごとに分割
された縦横の弦材からなる上部格子及び下部格子と、こ
れら両格子を弦材の交点において相互に連結する交点間
ごとに分割された斜材とで構成され、上記弦材及び斜材
がパイプからなっていて、それぞれの端部に扁平化した
連結部を有すると共に、該連結部に連結孔を有し、該連
結孔に挿通したボルトで相互に連結されているトラスに
おいて、上記弦材及び斜材の扁平化した端部に、片面の
みが肉付けにより盛り上がった形の肉厚部を有する連結
部を形成し、該肉厚部に上記連結孔を設け、縦横の弦材
を肉付けした面とは反対側の面同士を当接させて互いに
重合すると共に、弦材と斜材とを肉付けした面同士を当
接させて互いに重合し、これらの弦材及び斜材を上記連
結孔に挿通したボルトで締着することにより、各材の軸
線を連結中心上の一点に集中させた状態で連結してある
ことを特徴とするものである。
[作用] 上記トラスは、弦材及び斜材の連結部に肉厚部が形成さ
れ、該肉厚部の位置に連結孔が穿設されているので、該
連結孔の穿設による連結部の強度低下が防止される。し
かも、上記肉厚部が弦材と斜材との間にスペーサとして
介在し、各材の軸線をそれらの連結中心上の一点に集中
させるため、各材の連結部分にモーメントが発生するの
が防止され、該連結部分においてトラスに無理な力が作
用することがない。従って、これらの相乗効果によって
トラスの強度が非常に大きくなる。
また、上記肉厚部の介在により独立部品としてのスペー
サを使用する必要がないため、部品点数が減少し、組立
作業が容易になる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図及び第2図に示すトラスは、縦横の弦材1a,1bか
らなる上部格子1と、同様に縦横の弦材2a,2bからなる
下部格子2と、これら両格子1,2を弦材1a,1bの交点と弦
材2a,2bの交点とにおいて相互に連結する斜材3とで構
成されており、これらの弦材1a,1b,2a,2b及び斜材3
は、各交点間ごとに分割された長さを有するパイプによ
り形成され、各交点において第3図及び第4図に示す方
法により連結されている。
即ち、第3図及び第4図は、上部格子1と斜材3との連
結部分の構成を代表的に示すもので、縦横の弦材1a,1b
の端部には、パイプを押し潰すことにより扁平化した連
結部4a,4aが形成されると共に、該連結部4a,4aに、その
片面のみを肉付けにより盛り上がらせた形の肉厚部6a,6
bが形成され、該連結部4a,4bの先端は、弦材の軸線と直
交する方向に一直線に切断されている。一方、各斜材3
の端部にも、パイプを押し潰すことにより扁平化した連
結部5が形成され、該連結部5に、その片面のみを肉付
けにより盛り上がらせた形の肉厚部7がされているが、
該連結部5の先端はV字形に形成され、このV字形の部
分に三角形状に肉付けすることによって上記肉厚部7が
形成されており、4本の斜材3の先端を同一面上で突き
合わせた場合に、各肉付け部分が全体として正方形状に
連なるようになっている。そして、弦材1a,1bの連結部4
a,4bには、上記肉厚部6a,6bの位置に2つの連結孔8a,8b
が幅方向に所定間隔をおいて穿設され、斜材3の連結部
5には、肉厚部7の位置に1つの連結孔9が穿設されて
いる。
弦材1a,1b及び斜材3における上記肉厚部6a,6b及び7
は、薄肉の連結部4a,4b及び5を補強し、連結孔8a,8b及
び9の穿設による強度低下を防止するだけでなく、弦材
1a,1bと斜材3との間にスペーサとして介在して、各材
の軸線を連結中心l上の一点Pに集中させることによ
り、それらの連結部分にモーメントが発生するのを防止
する機能をも有するもので、弦材1a,1b及び斜材3の端
部のパイプを扁平化したあと、扁平面の片面に所定の形
状及び厚さを持ったスペーサを溶接等の手段で接着する
ことにより、簡単に形成することができる。
而して、上記縦方向の弦材1a,1a及び横方向の弦材1b,1b
は、肉厚部6a,6a及び6b,6bの肉付けした面とは反対側の
面同士が当接するように互いに上下逆向きにして、それ
ぞれの連結部4a,4a及び4b,4bの先端部同士を衝合させた
状態に配置され、その下部に、4本の斜材3が、肉厚部
7の肉付けした面が縦弦材1a,1aの肉厚部6a,6aの肉付け
した面に当接する向きに配置され、各斜材3の先端が同
一面上において相互に突き合わされており、このとき、
弦材1a,1bと斜材3とにおける連結孔8a,8b及び9は、互
いに軸線が一致した状態にある。
上記各斜材3における連結部5の外面には、各連結孔8
a,8b及び9に挿通する4本のボルト12を備えた方形の固
定座金11が各連結部5に跨がるように当接され、これに
対し、弦材1b,1bにおける連結部4b,4bの外面には、肉厚
部6b,6bの肉付けした面上に、上記ボルト12に対応する
4つの連結孔14を備えた方形の受座金13が両連結部4b,4
bに跨がるように配設され、上記各ボルト12にナット15
が螺着されることにより、これらの座金11,13を介して
弦材1a,1b及び斜材3が締着、固定されている。
この場合、上記固定座金11と4本のボルト12とは、それ
ら一体のものとして構成してもよいが、それらを別体に
構成し、固定座金11に設けた連結孔にボルト12を挿通さ
せたものでもよい。
なお、下部格子2と斜材3との連結部分の構成について
は、上述した上部格子1と斜材3との連結部分の構成と
実質的に同じであるから、重複を避ける意味でその説明
は省略する。
上記構成を有するトラスにおいては、第4図に示すよう
に、弦材1a,1a及び斜材3,3…の肉厚部6a,6a及び7,7…が
これらの材の間にスペーサとして介在し、各材1a,1b及
び3の軸線をそれらの連結部分における中心線l上の一
点Pに集中させる。このため、各弦材1a,1b及び斜材3
に作用する軸線方向の作用力は上記点Pに集中し、該連
結部分にモーメントが発生することがなく、モーメント
に基づくトラスの撚れや変形等が発生しにくい。
また、上記肉厚部6a,6b及び7によって弦材1a,1b及び斜
材3の連結部4a,4b及び5が補強され、連結孔8a,8b及び
9の穿設による強度低下が防止されるため、これらの弦
材1a,1b及び斜材3に大きな外力が作用しても該連結部4
a,4b及び5においてこれらの弦材及び斜材が破損するこ
とがない。
更に、上記弦材1a,1bまたは斜材3に作用する作用力
は、それらに挿通するボルト12から座金11,13を介して
他のボルト及び各材に均等に分散、支持され、特定のボ
ルト及び材のみに集中的に作用することがない。
[発明の効果] このように本発明によれば、弦材及び斜材の連結部に肉
厚部を形成し、該肉厚部の位置に連結孔を穿設したこと
により、該連結孔の穿設による連結部の強度低下を確実
に防止することができ、しかも、上記肉厚部を弦材と斜
材との間にスペーサとして介在させて各材の軸線を連結
中心上の一点に集中させることにより、これらの材の連
結部分にモーメントが発生するのを確実に防止すること
ができるので、該連結部分においてトラスに無理な力が
作用することがなく、従って、これらの相乗効果によっ
てトラスの強度を非常に高めることができる。
また、上記肉厚部を弦材と斜材との間にスペーサとして
介在させることにより、独立商品としてのスペーサを使
用する必要がないため、部品点数が減少し、トラスの組
立作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の平面図、第2図はその側面
図、第3図は同要部拡大断面図、第4図はその分解斜視
図である。 1…上部格子、2…下部格子、 1a,1b,2a,2b…弦材、 3…斜材、4a,4b,5…連結部、 6a,6b,7…肉厚部、8a,8b,9…連結孔、 12…ボルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交点間ごとに分割された縦横の弦材からな
    る上部格子及び下部格子と、これら両格子を弦材の交点
    において相互に連結する交点間ごとに分割された斜材と
    で構成され、上記弦材及び斜材がパイプからなってい
    て、それぞれの端部に扁平化した連結部を有すると共
    に、該連結部に連結孔を有し、該連結孔に挿通したボル
    トで相互に連結されているトラスにおいて、 上記弦材及び斜材の扁平化した端部に、片面のみが肉付
    けにより盛り上がった形の肉厚部を有する連結部を形成
    し、該肉厚部に上記連結孔を設け、縦横の弦材を肉付け
    した面とは反対側の面同士を当接させて互いに重合する
    と共に、弦材と斜材とを肉付けした面同士を当接させて
    互いに重合し、これらの弦材及び斜材を上記連結孔に挿
    通したボルトで締着することにより、各材の軸線を連結
    中心上の一点に集中させた状態で連結してあることを特
    徴とするトラス。
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