JPH0670305B2 - 繊維質製品に耐光性および耐ドライクリーニング性を有する屋内塵性ダニ致死性加工を施す方法 - Google Patents
繊維質製品に耐光性および耐ドライクリーニング性を有する屋内塵性ダニ致死性加工を施す方法Info
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- JPH0670305B2 JPH0670305B2 JP2224088A JP22408890A JPH0670305B2 JP H0670305 B2 JPH0670305 B2 JP H0670305B2 JP 2224088 A JP2224088 A JP 2224088A JP 22408890 A JP22408890 A JP 22408890A JP H0670305 B2 JPH0670305 B2 JP H0670305B2
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、身体または居住環境用の繊維質製品に、耐光
性および耐クリーニング性を有する屋内塵性ダニ致死性
加工を施す方法に関するものである。
性および耐クリーニング性を有する屋内塵性ダニ致死性
加工を施す方法に関するものである。
［従来の技術］ 家屋内に発生する屋内塵性ダニ類は、近年の住居環境に
適応して多発しているが、不快感ばかりでなく虫咬症や
アレルギー性喘息の原因となる。そこでダニ防除対策に
ついて、保健衛生上強い関心が持たれている。
適応して多発しているが、不快感ばかりでなく虫咬症や
アレルギー性喘息の原因となる。そこでダニ防除対策に
ついて、保健衛生上強い関心が持たれている。
特に、日常使用する肌着、靴下、寝具、敷物、畳等の製
品は、人体やペットから排出される分泌物や皮膚の剥離
物、食物屑、その他が付着して栄養源となり、屋内塵性
ダニの繁殖に都合のよい培地とある。そこで、これらの
製品を薬剤で処理して防ダニ効力をもたせることが行わ
れている。
品は、人体やペットから排出される分泌物や皮膚の剥離
物、食物屑、その他が付着して栄養源となり、屋内塵性
ダニの繁殖に都合のよい培地とある。そこで、これらの
製品を薬剤で処理して防ダニ効力をもたせることが行わ
れている。
従来、屋内塵性ダニの駆除剤としては、防疫用殺虫剤で
あるフェニトロチオン、フェンチオン、ダイアジノン、
プロポクスル、レスメトリン、フェノトリン等や、吸血
昆虫忌避剤であるジエチルトルアミドが用いられていた
が、その後、安息香酸ベンジル、フタルイミド系化合
物、イソボルニルチオシアノアセテート、デヒドロ酢酸
等の効用が提案され、相応の効果をあげている。
あるフェニトロチオン、フェンチオン、ダイアジノン、
プロポクスル、レスメトリン、フェノトリン等や、吸血
昆虫忌避剤であるジエチルトルアミドが用いられていた
が、その後、安息香酸ベンジル、フタルイミド系化合
物、イソボルニルチオシアノアセテート、デヒドロ酢酸
等の効用が提案され、相応の効果をあげている。
［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上に述べたような防疫用殺虫剤は、本来
がハエやゴキブリを駆除するために使用されているもの
であって、特異な不快臭や刺激性がある上、安全性に関
して使用上の制限もあり、身体または居住環境に自由に
使用できるものではない。
がハエやゴキブリを駆除するために使用されているもの
であって、特異な不快臭や刺激性がある上、安全性に関
して使用上の制限もあり、身体または居住環境に自由に
使用できるものではない。
また、上に例示した後者の各種薬剤は、上述の防疫用殺
虫剤の欠点を除くために提案されたものであるが、これ
らも依然として臭気、効力等の点で必ずしも満足しうる
ものではない。
虫剤の欠点を除くために提案されたものであるが、これ
らも依然として臭気、効力等の点で必ずしも満足しうる
ものではない。
一般に衣類、寝具等は水および有機溶剤による洗濯や日
光による乾燥操作が頻繁に行われるものであるが、これ
らの操作によっても効力が低下せず、安全で施工が容易
な屋内塵性ダニ致死性加工法が望まれる。しかし簡易で
かつ利用範囲が広い「後加工法」で充分な屋内塵性ダニ
致死効果の持続性を持たせることは容易ではなかった。
特に耐光性および耐ドライクリーニング性については不
充分であった。
光による乾燥操作が頻繁に行われるものであるが、これ
らの操作によっても効力が低下せず、安全で施工が容易
な屋内塵性ダニ致死性加工法が望まれる。しかし簡易で
かつ利用範囲が広い「後加工法」で充分な屋内塵性ダニ
致死効果の持続性を持たせることは容易ではなかった。
特に耐光性および耐ドライクリーニング性については不
充分であった。
本発明は、このような背景下において、簡易な後加工法
を採用しながらも、洗濯や日光による乾燥操作を伴なう
身体または居住環境用の繊維質製品に、すぐれた屋内塵
性ダニ致死性、耐光性および耐ドライクリーニング性を
付与する方法を提供することを目的とするものである。
を採用しながらも、洗濯や日光による乾燥操作を伴なう
身体または居住環境用の繊維質製品に、すぐれた屋内塵
性ダニ致死性、耐光性および耐ドライクリーニング性を
付与する方法を提供することを目的とするものである。
［課題を解決するための手段］ 本発明は、「アルキル基の炭素数が１〜４のジアルキル
アジペートおよびアルキル基の炭素数が１〜４のジアル
キルフマレートよりなる群から選ばれた少なくとも１種
の有効成分を、洗濯や日光による乾燥操作を伴なう身体
または居住環境用の繊維質製品に後加工により担持させ
ることを特徴とする、繊維質製品に耐光性および耐クリ
ーニング性を有する屋内塵性ダニ致死性加工を施す方
法。」をその要旨とするものである。
アジペートおよびアルキル基の炭素数が１〜４のジアル
キルフマレートよりなる群から選ばれた少なくとも１種
の有効成分を、洗濯や日光による乾燥操作を伴なう身体
または居住環境用の繊維質製品に後加工により担持させ
ることを特徴とする、繊維質製品に耐光性および耐クリ
ーニング性を有する屋内塵性ダニ致死性加工を施す方
法。」をその要旨とするものである。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明において繊維質製品に担持させる有効成分は、ジ
アルキルアジペートまたは／およびジアルキルフマレー
トである。
アルキルアジペートまたは／およびジアルキルフマレー
トである。
ここでジアルキルアジペートとしては炭素数１〜４のア
ルキル基を有するジアルキルアジペートが用いられ、ジ
アルキルフマレートとしては炭素数１〜４のアルキル基
を有するジアルキルフマレートが用いられる。炭素数１
〜４のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基があげられる。プロピル基およびブチ
ル基は直鎖アルキル基であっても分岐アルキル基であっ
てもよい。また、２つのアルキル基は同一であっても異
なるものであってもよい。アルキル基の炭素数が上記範
囲よりも多くなると、屋内塵性ダニ致死効果が低下する
ようになる。
ルキル基を有するジアルキルアジペートが用いられ、ジ
アルキルフマレートとしては炭素数１〜４のアルキル基
を有するジアルキルフマレートが用いられる。炭素数１
〜４のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基があげられる。プロピル基およびブチ
ル基は直鎖アルキル基であっても分岐アルキル基であっ
てもよい。また、２つのアルキル基は同一であっても異
なるものであってもよい。アルキル基の炭素数が上記範
囲よりも多くなると、屋内塵性ダニ致死効果が低下する
ようになる。
上記有効成分は、洗濯や日光による乾燥操作を伴なう身
体または居住環境用の繊維質製品に外的に担持される。
体または居住環境用の繊維質製品に外的に担持される。
ここで身体または居住環境用の繊維質製品としては、洋
服、和服、下着、セーター、ワイシャツ、寝巻、靴下、
手袋、えりまき、スカーフ等の被服類；ふろしき、ふく
さ、帽子等の身回品；ふとん類、ふとん側地、ふとんカ
バー、ふとん袋、敷き布、座ぶとん、まくら、まくらカ
バー、毛布等の寝具類；畳表、畳床、イ草製品、藁製
品；包装用袋；ぞうり類；カーテン；スポーツ用品；な
どが例示される。
服、和服、下着、セーター、ワイシャツ、寝巻、靴下、
手袋、えりまき、スカーフ等の被服類；ふろしき、ふく
さ、帽子等の身回品；ふとん類、ふとん側地、ふとんカ
バー、ふとん袋、敷き布、座ぶとん、まくら、まくらカ
バー、毛布等の寝具類；畳表、畳床、イ草製品、藁製
品；包装用袋；ぞうり類；カーテン；スポーツ用品；な
どが例示される。
上記有効成分を繊維質製品に担持させるにあたっては、
有効成分を適当な媒体に溶解または分散させ、噴霧、塗
布または浸漬などの手段により繊維質製品に所定量付着
させた後、乾燥すればよい。たとえば、有効成分をその
まま、または一旦炭化水素等の溶剤に溶解した後、界面
活性剤を用いて水で乳化させた液を調製し、これを繊維
質製品に適用する方法、有効成分をアルコール、炭化水
素、ケトン、エステル、エーテル、含ハロゲン溶剤等の
溶剤に溶解した後、繊維質製品に適用する方法などが採
用される。場合により、有効成分をそのまま繊維質製品
に適用することもある。
有効成分を適当な媒体に溶解または分散させ、噴霧、塗
布または浸漬などの手段により繊維質製品に所定量付着
させた後、乾燥すればよい。たとえば、有効成分をその
まま、または一旦炭化水素等の溶剤に溶解した後、界面
活性剤を用いて水で乳化させた液を調製し、これを繊維
質製品に適用する方法、有効成分をアルコール、炭化水
素、ケトン、エステル、エーテル、含ハロゲン溶剤等の
溶剤に溶解した後、繊維質製品に適用する方法などが採
用される。場合により、有効成分をそのまま繊維質製品
に適用することもある。
そして上記の後加工による外的な担持にあたっては、他
の殺ダニ剤やダニ忌避剤は併用しない方が望ましい。そ
のような併用は人体に対する安全性の点で問題を生ずる
上、耐光性や耐ドライクリーニング性の点でも不利とな
るからである。
の殺ダニ剤やダニ忌避剤は併用しない方が望ましい。そ
のような併用は人体に対する安全性の点で問題を生ずる
上、耐光性や耐ドライクリーニング性の点でも不利とな
るからである。
繊維質製品への上記有効成分の担持量は、多孔質製品の
種類、ダニの種類、棲息場所、繁殖密度、施用に対する
有効成分の限界容量等を考慮して定めるが、典型的に
は、繊維質製品に対する有効成分の担持量が0.01〜10重
量％、好ましくは0.05〜５重量％となるようにする。担
持量が余りに少ないときは所期の屋内塵性ダニ致死効果
が充分には発揮されないことがあり、また必要以上に多
く担持させても、屋内塵性ダニ致死効果は一定以上には
上がらず、むしろ繊維質製品の品位や風合を低下させる
ことがあり、経済的にも不利となる。
種類、ダニの種類、棲息場所、繁殖密度、施用に対する
有効成分の限界容量等を考慮して定めるが、典型的に
は、繊維質製品に対する有効成分の担持量が0.01〜10重
量％、好ましくは0.05〜５重量％となるようにする。担
持量が余りに少ないときは所期の屋内塵性ダニ致死効果
が充分には発揮されないことがあり、また必要以上に多
く担持させても、屋内塵性ダニ致死効果は一定以上には
上がらず、むしろ繊維質製品の品位や風合を低下させる
ことがあり、経済的にも不利となる。
なお、繊維質製品によっては、厚みのある製品の表面付
近など効果的な部分に、有効成分を集中的に多く担持さ
せることもできる。
近など効果的な部分に、有効成分を集中的に多く担持さ
せることもできる。
作用 上記有効成分の１種または２種以上を身体または居住環
境用の繊維質製品に外的に担持させることにより、屋内
塵性ダニ類に対し極めてすぐれたダニ致死作用が奏され
る。屋内塵性ダニとしては、チリダニ類、コナダニ類、
ニクダニ類、ホコリダニ類、ツメダニ類、ササラダニ類
など多種広範囲に及び、その致死効果は即効的ではない
が、適速、確実に効果を発現する。
境用の繊維質製品に外的に担持させることにより、屋内
塵性ダニ類に対し極めてすぐれたダニ致死作用が奏され
る。屋内塵性ダニとしては、チリダニ類、コナダニ類、
ニクダニ類、ホコリダニ類、ツメダニ類、ササラダニ類
など多種広範囲に及び、その致死効果は即効的ではない
が、適速、確実に効果を発現する。
しかも有効成分を担持させた繊維質製品は、耐光性およ
び耐ドライクリーニング性がすぐれており、その屋内塵
性ダニ致死効果は、洗濯や日光による乾燥操作を繰り返
しても長期にわたり持続する。
び耐ドライクリーニング性がすぐれており、その屋内塵
性ダニ致死効果は、洗濯や日光による乾燥操作を繰り返
しても長期にわたり持続する。
なお、有効成分であるジアルキルアジペートおよびジア
ルキルフマレートは、いずれも安定な高沸点の化合物で
あり、色、臭い、皮膚刺激性はほとんどなく、急性毒性
については次のような報告があり、安全性が非常に高い
ものと認められる。
ルキルフマレートは、いずれも安定な高沸点の化合物で
あり、色、臭い、皮膚刺激性はほとんどなく、急性毒性
については次のような報告があり、安全性が非常に高い
ものと認められる。
急性毒性 化合物 経口LD50 ジイソブチルアジペート 12.3g/kg（モルモット） ジブチルフマレート 8.5g/kg（ラット） ［実施例］ 次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。
実施例１、比較例１ ジメチルアジペート、ジエチルアジペート、ジイソブチ
ルアジペート、ジメチルフマレート、ジエチルフマレー
ト、ジイソブチルフマレートをそれぞれ別々にアセトン
に溶解し、各1w/v％濃度の溶液を調製した。
ルアジペート、ジメチルフマレート、ジエチルフマレー
ト、ジイソブチルフマレートをそれぞれ別々にアセトン
に溶解し、各1w/v％濃度の溶液を調製した。
直径6cmの円形に裁断したアクリル繊維製の布地に、上
記で調製した溶液を所定量均一に塗布した後、風乾し
て、検体A0を作成した。
記で調製した溶液を所定量均一に塗布した後、風乾し
て、検体A0を作成した。
また比較のため、イソボルニルチオシアノアセテート、
ダイアジノン、ジ2-エチルヘキシルアジペート、ジ2-エ
チルヘキシルフマレートについても、同様にして検体A0
を作成した。
ダイアジノン、ジ2-エチルヘキシルアジペート、ジ2-エ
チルヘキシルフマレートについても、同様にして検体A0
を作成した。
耐光性判定のため、上記の検体A0をフェードオメーター
で40時間照射した検体A1を用意した。
で40時間照射した検体A1を用意した。
また耐ドライクリーニング性判定のため、上記の検体A0
をJIS L 0821に準じてドライクリーニング３回処理した
検体A2を用意した。
をJIS L 0821に準じてドライクリーニング３回処理した
検体A2を用意した。
検体A0とA1、および検体A0とA2につき、コナヒョウヒダ
ニおよびケナガコナダニに対する殺ダニ効力テストを下
記のようにして実施した。
ニおよびケナガコナダニに対する殺ダニ効力テストを下
記のようにして実施した。
殺ダニ効力テスト 内径6cmのガラスシャーレの底に検体を敷き、ついで試
供ダニを１検体当たり300〜500頭となるように培地とと
もに均一に植えつけて25℃、75％RHの条件下に置き、48
時間後に取り出して視野法により直接20倍の実体顕微鏡
下で１視野に入る部分の全ダニ数をカウントし、同時に
生死を判定した。視野を変えて全ダニ類をカウントし生
死を判定する操作を合計６回繰り返し、その平均で致死
率を求めた。
供ダニを１検体当たり300〜500頭となるように培地とと
もに均一に植えつけて25℃、75％RHの条件下に置き、48
時間後に取り出して視野法により直接20倍の実体顕微鏡
下で１視野に入る部分の全ダニ数をカウントし、同時に
生死を判定した。視野を変えて全ダニ類をカウントし生
死を判定する操作を合計６回繰り返し、その平均で致死
率を求めた。
結果 耐光性に関する結果を第１表に示す。また、耐ドライク
リーニング性に関する結果を第２表に示す。
リーニング性に関する結果を第２表に示す。
実施例２、比較例２ ジイソブチルアジペート80重量部、オクチルドデシルミ
リステート（刺激防止剤）10重量部および乳化剤10重量
部からなる組成物を水に稀釈した液に、羊毛、木綿、ア
クリル繊維製の各毛布を浸漬し、ジイソブチルアジペー
トが繊維重量に対し１重量％となるように絞った後、乾
燥し、検体B0とした。
リステート（刺激防止剤）10重量部および乳化剤10重量
部からなる組成物を水に稀釈した液に、羊毛、木綿、ア
クリル繊維製の各毛布を浸漬し、ジイソブチルアジペー
トが繊維重量に対し１重量％となるように絞った後、乾
燥し、検体B0とした。
ジイソブチルアジペートに代えてジエチルフマレートを
用いたほかは上記と全く同様にして検体B0を作成した。
用いたほかは上記と全く同様にして検体B0を作成した。
また比較のため、イソボルニルチオシアノアセテート、
ダイアジノンについても、同様にして検体B0を作成し
た。ただし、対象は羊毛製の毛布とした。
ダイアジノンについても、同様にして検体B0を作成し
た。ただし、対象は羊毛製の毛布とした。
耐光性判定のため、上記の検体B0をフェードオメーター
で40時間照射した検体B1を用意した。
で40時間照射した検体B1を用意した。
また耐ドライクリーニング性判定のため、上記の検体B0
をJIS L 0821に準じてドライクリーニング３回処理した
検体B2を用意した。
をJIS L 0821に準じてドライクリーニング３回処理した
検体B2を用意した。
検体B0とB1、および検体B0とB2につき、コナヒョウヒダ
ニおよびケナガコナダニに対する致死効果テストを前記
のようにして実施した。
ニおよびケナガコナダニに対する致死効果テストを前記
のようにして実施した。
耐光性に関する結果を第３表に示す。また、耐ドライク
リーニング性に関する結果を第４表に示す。
リーニング性に関する結果を第４表に示す。
第１〜４表の結果から、本発明の方法によれば、フェー
ドオメーターによる照射およびドライクリーニング処理
後も、すぐれた屋内塵性ダニ致死効果が奏されることが
わかる。
ドオメーターによる照射およびドライクリーニング処理
後も、すぐれた屋内塵性ダニ致死効果が奏されることが
わかる。
［発明の効果］ 上記有効成分を、洗濯や日光による乾燥操作を伴なう身
体または居住環境用の繊維質製品に担持させることによ
り、種々の室内塵性ダニに対し極めてすぐれた致死効果
が奏される。しかも耐光性および耐ドライクリーニング
性がすぐれているので、その屋内塵性ダニ致死効果は長
期にわたり持続する。
体または居住環境用の繊維質製品に担持させることによ
り、種々の室内塵性ダニに対し極めてすぐれた致死効果
が奏される。しかも耐光性および耐ドライクリーニング
性がすぐれているので、その屋内塵性ダニ致死効果は長
期にわたり持続する。
そして後加工により有効成分を担持させることができる
ことは、繊維質製品製造工程での過酷条件に曝露される
ことが避けられるため、有効成分の揮散、損耗が少なく
なるので有利であり、また実際の使用により効果が低下
してきたときに再担持が可能であることを意味する。
ことは、繊維質製品製造工程での過酷条件に曝露される
ことが避けられるため、有効成分の揮散、損耗が少なく
なるので有利であり、また実際の使用により効果が低下
してきたときに再担持が可能であることを意味する。
上記有効成分は、物性が温和で、色、臭い、皮膚刺激性
がほとんどなく、安全性が高い。従って、人体に接触し
やすい場所に使用する繊維質製品であっても安全快適に
適用でき、保健衛生上極めて好適である。コストが低廉
であることも有利な点の一つである。
がほとんどなく、安全性が高い。従って、人体に接触し
やすい場所に使用する繊維質製品であっても安全快適に
適用でき、保健衛生上極めて好適である。コストが低廉
であることも有利な点の一つである。
このように本発明の方法は、安全で快適な身体または居
住環境の維持に大きく寄与するものである。
住環境の維持に大きく寄与するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−89405（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−98479（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−57501（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−40025（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−120385（ＪＰ，Ｕ)
Claims (2)
- 【請求項１】アルキル基の炭素数が１〜４のジアルキル
アジペートおよびアルキル基の炭素数が１〜４のジアル
キルフマレートよりなる群から選ばれた少なくとも１種
の有効成分を、洗濯や日光による乾燥操作を伴なう身体
または居住環境用の繊維質製品に後加工により担持させ
ることを特徴とする、繊維質製品に耐光性および耐クリ
ーニング性を有する屋内塵性ダニ致死性加工を施す方
法。 - 【請求項２】繊維質製品に対する有効成分の担持量が0.
01〜10重量％である請求項１記載の方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2224088A JPH0670305B2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 繊維質製品に耐光性および耐ドライクリーニング性を有する屋内塵性ダニ致死性加工を施す方法 |
| JP5146973A JPH0625971A (ja) | 1990-08-24 | 1993-05-25 | 繊維質製品に耐光性および耐クリーニング性を有する屋内塵性ダニ致死性加工を施す方法 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2224088A JPH0670305B2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 繊維質製品に耐光性および耐ドライクリーニング性を有する屋内塵性ダニ致死性加工を施す方法 |
| JP5146973A JPH0625971A (ja) | 1990-08-24 | 1993-05-25 | 繊維質製品に耐光性および耐クリーニング性を有する屋内塵性ダニ致死性加工を施す方法 |
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| JP5146973A Division JPH0625971A (ja) | 1990-08-24 | 1993-05-25 | 繊維質製品に耐光性および耐クリーニング性を有する屋内塵性ダニ致死性加工を施す方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04108171A JPH04108171A (ja) | 1992-04-09 |
| JPH0670305B2 true JPH0670305B2 (ja) | 1994-09-07 |
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| JP5146973A Withdrawn JPH0625971A (ja) | 1990-08-24 | 1993-05-25 | 繊維質製品に耐光性および耐クリーニング性を有する屋内塵性ダニ致死性加工を施す方法 |
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|---|---|---|---|
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Country Status (1)
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|---|---|
| JP (2) | JPH0670305B2 (ja) |
Cited By (2)
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|---|---|---|---|---|
| JPH08162810A (ja) * | 1994-12-08 | 1996-06-21 | Nec Corp | ストリップライン導波管変換回路 |
| CN110393986A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-11-01 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种过滤网的除湿防潮保护结构组件及空气净化器 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FI106681B (fi) | 1997-08-29 | 2001-03-15 | Nokia Networks Oy | Parametrin estimointimenetelmä ja vastaanotin |
| KR100371907B1 (ko) * | 2000-10-20 | 2003-02-14 | 박건원 | 피복의 구김 및 축소방지가공(원형보존가공) 처리방법 및 장치 |
| ES2379253T3 (es) * | 2002-06-19 | 2012-04-24 | Institut de Recherche en Semiochimie et Ethologie Appliquée | Composiciones repelentes de alomonas para luchar contra arácnidos |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57120385U (ja) * | 1981-01-21 | 1982-07-26 | ||
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