JPH0670153A - 特殊原稿判別機能付き複写機 - Google Patents

特殊原稿判別機能付き複写機

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JPH0670153A
JPH0670153A JP4239035A JP23903592A JPH0670153A JP H0670153 A JPH0670153 A JP H0670153A JP 4239035 A JP4239035 A JP 4239035A JP 23903592 A JP23903592 A JP 23903592A JP H0670153 A JPH0670153 A JP H0670153A
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JP
Japan
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special
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discriminating
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Application number
JP4239035A
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Inventor
Hiroyasu Sumita
浩康 住田
Hiromi Okubo
宏美 大久保
Midori Aida
みどり 相田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複写効率の低下を最小限に抑えることがで
き,且つ,特殊原稿の判別を的確に行って違法複写を防
止できる。 【構成】 原稿のコピー枚数を設定する操作表示部10
4と,原稿が紙幣,有価証券等の特殊原稿であるか否か
を判別する特殊原稿判別ユニット105と,操作表示部
104によって設定されたコピー枚数の値に応じて,特
殊原稿判別ユニット105の判別精度レベルを変更し,
判別制御を実行させるメイン制御部106とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,入力した画像データの
内容が紙幣,有価証券等の特殊原稿であるか否かを判別
する機能を有した特殊原稿判別機能付き複写機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年,画像処理技術・画像形成技術の向
上によって,カラー複写機で複写したコピー紙幣と実際
の紙幣とが容易に区別できないほど精巧に複写コピーが
行えるようになっている。このため,紙幣,有価証券等
の特殊原稿を判別し,特殊原稿の場合に違法複写を禁止
するようにした装置が開発されており,複写機に特殊原
稿を判別する装置を搭載した特殊原稿判別機能付き複写
機も提供されている。
【0003】特殊原稿を判別する装置としては,例え
ば,特開平2−83571号公報「画像記録装置」に示
されるようにパターンマッチング法を用いる方法が一般
的である。この装置では,入力した画像データと予め登
録してあるパターンデータとに基づいて,原稿が特定の
複製禁止原稿であるか否かを判別している。
【0004】また,特開平2−210591号公報に示
される画像処理装置がある。この装置は,紙幣の空かし
部分を検知することにより,紙幣の置かれた大まかな位
置を検知し,更に紙幣の四隅を検知することにより,紙
幣の置かれた正確な位置と角度を算出し,その後,画像
データと予め登録してあるパターンデータとに基づいて
パターンマッチングを行って類似度を求め,原稿が特定
の複製禁止原稿であるか否かを判別している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
特殊原稿判別機能付き複写機では,原稿の判別精度レベ
ルを高めるほど判別処理に時間がかかるため,複写画像
を得るまでの時間が長くなり,複写機本来の複写効率が
低下するという問題点があった。
【0006】一方,複写効率を優先して判別精度レベル
を設定すると,特殊原稿の判別を的確に行えず,違法複
写を防止できない恐れがあるという問題点があった。
【0007】また,複写するモードによっては,違法複
写の可能性が小さいモードや,例え違法複写が行われた
場合でもコピー紙幣と実際の紙幣とが容易に区別できる
場合であっても,必要以上の高い判別精度レベルで判別
処理を行っているため,複写機本来の複写効率を無駄に
低下させているという問題点もあった。
【0008】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,複写効率の低下を最小限に抑えることができ,且
つ,特殊原稿の判別を的確に行って違法複写を防止でき
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために,入力した画像データの内容が紙幣,有価
証券等の特殊原稿であるか否かを判別する機能を有した
特殊原稿判別機能付き複写機において,原稿のコピー枚
数を設定するコピー枚数設定手段と,原稿が紙幣,有価
証券等の特殊原稿であるか否かを判別する特殊原稿判別
手段と,コピー枚数設定手段によって設定されたコピー
枚数の値に応じて,特殊原稿判別手段の判別精度レベル
を変更し,判別制御を実行させる制御手段とを備えた特
殊原稿判別機能付き複写機を提供するものである。尚,
前記制御手段は,コピー枚数が少ないほど判別精度レベ
ルを緩和することが望ましい。
【0010】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,入力した画像データの内容が紙幣,有価証券等の特
殊原稿であるか否かを判別する機能を有した特殊原稿判
別機能付き複写機において,原稿のコピー枚数を設定す
るコピー枚数設定手段と,原稿が紙幣,有価証券等の特
殊原稿であるか否かを判別する特殊原稿判別手段と,コ
ピー枚数設定手段によって設定されたコピー枚数の値が
所定値以上の場合にのみ特殊原稿判別手段の判別制御を
実行させる制御手段とを備えた特殊原稿判別機能付き複
写機を提供するものである。
【0011】
【作用】本発明の特殊原稿判別機能付き複写機は,設定
されたコピー枚数の値に応じて,特殊原稿判別手段の判
別精度レベルをコピー枚数が少ないほど緩和して判別制
御を実行する。
【0012】また,本発明の特殊原稿判別機能付き複写
機は,設定されたコピー枚数の値が所定値以上の場合に
のみ特殊原稿判別手段の判別制御を実行させる。
【0013】
【実施例】以下,本発明の特殊原稿判別機能付き複写機
について,〔実施例1〕,〔実施例2〕の順に図面を参
照して詳細に説明する。
【0014】〔実施例1〕実施例1の特殊原稿判別機能
付き複写機は,設定されたコピー枚数の値に応じて,特
殊原稿判別手段(後述する特殊原稿判別ユニット10
5)の判別精度レベルをコピー枚数が少ないほど緩和し
て判別制御を実行するものである。
【0015】図1は,実施例1の特殊原稿判別機能付き
複写機のブロック構成図を示し,原稿を読み取るスキャ
ナユニット101と,スキャナユニット101で読み取
った画像データを入力して,シェーディング補正処理,
γ補正処理,階調処理等を行う画像処理ユニット102
と,画像処理ユニット102で画像処理を施した画像デ
ータを出力するプリンタユニット103と,コピー枚数
の設定,及び,各種モードの設定を行うための操作表示
部104と,スキャナユニット101から画像データを
入力し,原稿が紙幣,有価証券等の特殊原稿であるか否
かを判別する特殊原稿判別ユニット105と,上記各部
の制御を行うメイン制御部106とを備えている。
【0016】図2は,操作表示部104において実施例
1に係わる構成のみを示した説明図である。操作表示部
104には,コピー枚数を設定するテンキー201と,
設定されたコピー枚数を表示するセット枚数表示器20
2と,プリント動作のスタートを入力するスタートキー
203とを備えている。
【0017】次に,特殊原稿判別ユニット105の構成
及び動作について説明する。特殊原稿判別ユニット10
5の構成及び動作は,公知の技術を適用することが可能
であり,特に限定するものではない。実施例1の特殊原
稿判別ユニット105は,スキャナユニット101で読
み込まれた原稿の画像データを,色フィルター処理,絵
文字分離処理,エッジ強調処理等の各処理を施した後,
画像データ中の朱印部分を切り出す。原稿は日本銀行券
でないものも考えられるので,半径14mmの朱の色を
持つ円を特徴とした画像を切り出すことになる。その
後,円内の文字を更に切り出し,文字の特徴を読み込
む。このとき,原稿は色々な方向に置かれる可能性があ
るので,原稿の向きにより切り出された文字は,0度,
90度,180度,270度というように様々な角度に
回転している可能性がある。従って,このような回転し
た文字を認識するために,入力文字の画像を様々な角度
に回転させながら特徴抽出し,正規の角度に対応する辞
書と比較照合し,一致した場合に特殊原稿と判別する。
【0018】図3は,特殊原稿判別ユニット105のブ
ロック構成図を示し,スキャナユニット101から2値
画像データを入力する入力部301と,入力した原稿の
2値画像データから文字画像を切り出し,ノイズ除去等
の正規化を行う前処理部302と,正規化後の画像デー
タから文字画像の特徴を抽出する特徴抽出部303と,
抽出した特徴のヒストグラムを生成するヒストグラム生
成部304と,回転角度を記憶する回転情報レジスタ3
05と,生成したヒストグラムを回転情報レジスタ30
5の回転角度に応じて並べ換え,回転ヒストグラムを生
成する回転ヒストグラム生成部306と,生成した回転
ヒストグラムについて辞書照合を行い候補文字を決定す
る辞書照合部307と,判別結果を出力する結果出力部
308と,文字毎に回転なしの場合の標準ヒストグラム
を格納している辞書309とから構成される。尚,回転
ヒストグラム生成部306は,変換部306aと演算部
306bとを備えている。
【0019】以上の構成において,図4の特殊原稿判別
処理フローチャートを参照してその動作を説明する。先
ず,スキャナユニット101から入力部301へ2値画
像データを入力し,前処理部302によって入力した画
像データから文字画像を切り出し,ノイズ除去等の正規
化を行う(S401)。
【0020】次に,特徴抽出部303で正規化後の画像
データから文字画像の特徴を抽出する(S402)。こ
こで,特徴抽出は,文字画像の輪郭抽出を行い,その輪
郭部に図5(a)に示す方向コードを付加して行う。図
6は,文字画像『局』の輪郭抽出を行って,方向コード
を付加した例を示す。
【0021】次に,ヒストグラム生成部304で,文字
画像の輪郭部に付加された方向コードについて,図5
(b)に示すように文字コード別ヒストグラムを生成す
る(S403)。この文字コード別ヒストグラムが文字
画像そのものの特徴量Hを表している。
【0022】その後,生成したヒストグラムを回転情報
レジスタ305の回転角度に応じて並べ換え,文字画像
の回転なしに対応するヒストグラム(これを,回転ヒス
トグラムという)を生成する(S404)。続いて,辞
書照合部307で,生成した回転ヒストグラムについて
辞書照合を行い(S405,S406),文字画像と辞
書が一致すると,特殊原稿と判別して判別結果を出力す
る(S408)。S406で一致しない場合は,回転情
報レジスタの値を変更し(S407),切り出し文字の
ヒストグラムを90度回転させ,再度回転ヒストグラム
を生成し,認識辞書照合を実行する(S404,S40
5)。
【0023】ここで,図6,図7,図8,図9を参照し
て,日本銀行券の文字『局』を例として,具体的に示
す。尚,図6〜9は文字の一部をコード化している。文
字画像が図7に示すように回転角90度の方向で読み込
まれた場合,特徴抽出部303によって,図7のように
方向コード化される。次に,方向コードをヒストグラム
生成部304でヒストグラム化する。この状態では回転
情報レジスタ305には0度の情報が入っており,ヒス
トグラム生成部304の出力情報と回転ヒストグラム生
成部306の情報は一致する。このデータを標準ヒスト
グラムを記憶した辞書309の情報と比較する。しかし
ながら,『局』という文字は90度回転されて読み込ま
れているので辞書照合部307の判断結果は判定出来ず
となってしまう。この場合,回転情報レジスタ305の
値を書換え,再度ヒストグラム生成部304のデータを
回転情報レジスタ305の値で回転ヒストグラムデータ
に変換し,辞書309の情報と比較する。このような動
作を辞書照合部307が一致の判断を出すまで行う。但
し,270度回転させても一致がない場合には,判定不
能とし,原稿は日本銀行券ではないと判別する。
【0024】次に,回転情報レジスタ305の値に基づ
いて,ヒストグラム生成部304のデータから回転ヒス
トグラムデータを生成する方法について説明する。例え
ば,図6の回転角0度の場合と,図7の回転角90度の
場合とを比較すると,90度の時の方向コード1を方向
コード7,方向コード2を方向コード8というように,
90度の時の方向コードに6を加えた方向コードに書き
換えることによって,回転角0度の時と同じ方向コード
に変換することができる。但し,6を加えた結果が8を
越えた場合は,その結果から8を引いた方向コードに書
き換える。この変換は次の計算式で表される。
【0025】D=MOD(d+c−1)+1 但し,d:変換前の方向コード c:回転角度に依存した定数(0度で0,90度で6,
180度で4,270度で2である) D:変換後の方向コード
【0026】上記の例では,0度,90度,180度,
270度のように90ステップの4種の角度を用いた
が,更に判別精度レベルを向上させるためにステップ角
度を小さくして認識レベルを高めることも可能である。
しかし,ステップ角度を小さくすればするほど判別に時
間がかかり,オペレータがスタートキーを押してからコ
ピーが出力されるまでに時間がかかることになり,コピ
ー作業の効率が低下するのは勿論である。また,一文字
を構成する画素を細かくすればするほど認識レベルは高
くなり,誤検出は少なくなるがこの場合も同様に判別に
時間がかかる。
【0027】上記の構成及び動作において,実施例1の
特殊原稿判別機能付き複写機における特殊原稿判別ユニ
ット105の実行制御について説明する。図10は,コ
ピーシーケンスのフローチャートを示す。メイン制御部
106は特殊原稿判別ユニット105の実行制御をコピ
ーシーケンスのステップで行っている。
【0028】先ず,スタートキーがONされると(S1
001),セット枚数<2であるか否かを判定する(S
1002)。セット枚数<2の場合には,図4に示した
特殊原稿判別処理を判別精度レベルAで実行する(S1
003)。ここで,判別精度レベルAは,後述する判別
精度レベルB,C,Dと判別精度レベルの高さにおい
て,A<B<C<Dの関係にあり,Aの方が判別精度レ
ベルが緩和されている。具体的には特殊原稿判別処理に
おいて,ステップ角度を大きくして認識レベルを低くし
たり,或いは,ステップ角度を小さくして認識レベルを
高くしたりすることにより,判別精度レベルを変更す
る。
【0029】セット枚数<2でない場合には,セット枚
数<5であるか否かを判定し(S1004),セット枚
数<5の場合には,特殊原稿判別処理を判別精度レベル
Bで実行する(S1005)。
【0030】セット枚数<5でない場合には,セット枚
数<10であるか否かを判定し(S1006),セット
枚数<10の場合には,特殊原稿判別処理を判別精度レ
ベルCで実行する(S1007)。一方,セット枚数<
10でない場合には,特殊原稿判別処理を判別精度レベ
ルDで実行する(S1008)。
【0031】その後,S1009において,特殊原稿判
別処理の判別結果が特殊原稿の疑い有りの場合,操作表
示部104を介して警告表示を出力し,コピーシーケン
スを実行せずに待機状態へ戻る(S1012)。特殊原
稿判別処理の判別結果が特殊原稿でない場合,通常コピ
ーシーケンスを実行し(S1010),リピート終了ま
でS1002〜S1010を繰り返す(S1011)。
【0032】このように実施例1では,セット枚数に応
じて,セット枚数が0〜1の場合に判別精度レベルA,
セット枚数が2〜4の場合に判別精度レベルB,セット
枚数が5〜9の場合に判別精度レベルC,セット枚数が
10以上の場合に判別精度レベルDで特殊原稿判別処理
を実行する。即ち,セット枚数が少ないほど,判別精度
レベルを緩和しているので,判別処理に時間をかけずに
コピー出力を得ることができる。最も偽造が懸念される
紙幣の場合には,多量にコピーされる恐れがあり,セッ
ト枚数も多数枚にセットされる可能性が高いため,実施
例1の効果が十分に期待できる。
【0033】〔実施例2〕実施例2は,設定されたコピ
ー枚数の値が所定値以上の場合にのみ特殊原稿判別手段
の判別制御を実行させる。尚,基本的な構成は実施例1
と共通であるので異なる部分のみを説明する。
【0034】図11は,コピーシーケンスのフローチャ
ートを示す。先ず,スタートキーがONされると(S1
101),セット枚数と所定値(ここでは,1)を比較
し,セット枚数>1であるか否かを判定する(S110
2)。セット枚数>1の場合には,図4に示した特殊原
稿判別処理を実行する(S1103)。ここで,所定値
を1としたが,特にこれに限定するものではない。
【0035】その後,S1104において,特殊原稿判
別処理の判別結果が特殊原稿の疑い有りの場合,操作表
示部104を介して警告表示を出力し,コピーシーケン
スを実行せずに待機状態へ戻る(S1107)。特殊原
稿判別処理の判別結果が特殊原稿でない場合,通常コピ
ーシーケンスを実行し(S1105),リピート終了ま
でS1102〜S1105を繰り返す(S1106)。
【0036】一方,セット枚数>1でない場合(即ち,
セット枚数=1の場合)には,特殊原稿判別処理を実行
せずに,S1105の通常コピーシーケンスを実行す
る。
【0037】実施例2では,特殊原稿判別処理をコピー
枚数が所定値以上の多数枚の時にのみ実行し,それ以外
のコピー枚数の時には実行しないことにより,特殊原稿
判別処理に時間をかけずコピーを出力することができ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の特殊原稿判
別機能付き複写機は,入力した画像データの内容が紙
幣,有価証券等の特殊原稿であるか否かを判別する機能
を有した特殊原稿判別機能付き複写機において,原稿の
コピー枚数を設定するコピー枚数設定手段と,原稿が紙
幣,有価証券等の特殊原稿であるか否かを判別する特殊
原稿判別手段と,コピー枚数設定手段によって設定され
たコピー枚数の値に応じて,特殊原稿判別手段の判別精
度レベルを変更し,判別制御を実行させる制御手段とを
備えたため,複写効率の低下を最小限に抑えることがで
き,且つ,特殊原稿の判別を的確に行って違法複写を防
止できる。
【0039】また,本発明の特殊原稿判別機能付き複写
機は,入力した画像データの内容が紙幣,有価証券等の
特殊原稿であるか否かを判別する機能を有した特殊原稿
判別機能付き複写機において,原稿のコピー枚数を設定
するコピー枚数設定手段と,原稿が紙幣,有価証券等の
特殊原稿であるか否かを判別する特殊原稿判別手段と,
コピー枚数設定手段によって設定されたコピー枚数の値
が所定値以上の場合にのみ特殊原稿判別手段の判別制御
を実行させる制御手段とを備えたため,複写効率の低下
を最小限に抑えることができ,且つ,特殊原稿の判別を
的確に行って違法複写を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の特殊原稿判別機能付き複写機のブロ
ック構成図である。
【図2】操作表示部において実施例1に係わる構成のみ
を示した説明図である。
【図3】特殊原稿判別ユニットのブロック構成図であ
る。
【図4】特殊原稿判別処理のフローチャートである。
【図5】方向コード及び文字コード別ヒストグラムを示
す説明図である。
【図6】回転角0度の文字画像『局』の輪郭抽出を行っ
て,方向コードを付加した例を示す説明図である。
【図7】回転角90度の文字画像『局』の輪郭抽出を行
って,方向コードを付加した例を示す説明図である。
【図8】回転角180度の文字画像『局』の輪郭抽出を
行って,方向コードを付加した例を示す説明図である。
【図9】回転角270度の文字画像『局』の輪郭抽出を
行って,方向コードを付加した例を示す説明図である。
【図10】実施例1のコピーシーケンスのフローチャー
トである。
【図11】実施例2のコピーシーケンスのフローチャー
トである。
【符号の説明】
101 スキャナユニット 102 画像処理ユニット 103 プリンタユニット 104 操作表示部 105 特殊原稿判別ユニット 106 メイン制御部 201 テンキー 202 セット枚数表示器 203 スタートキー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力した画像データの内容が紙幣,有価
    証券等の特殊原稿であるか否かを判別する機能を有した
    特殊原稿判別機能付き複写機において,原稿のコピー枚
    数を設定するコピー枚数設定手段と,原稿が紙幣,有価
    証券等の特殊原稿であるか否かを判別する特殊原稿判別
    手段と,前記コピー枚数設定手段によって設定されたコ
    ピー枚数の値に応じて,前記特殊原稿判別手段の判別精
    度レベルを変更し,判別制御を実行させる制御手段とを
    備えたことを特徴とする特殊原稿判別機能付き複写機。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は,前記コピー枚数が少な
    いほど判別精度レベルを緩和することを特徴とする請求
    項1記載の特殊原稿判別機能付き複写機。
  3. 【請求項3】 入力した画像データの内容が紙幣,有価
    証券等の特殊原稿であるか否かを判別する機能を有した
    特殊原稿判別機能付き複写機において,原稿のコピー枚
    数を設定するコピー枚数設定手段と,原稿が紙幣,有価
    証券等の特殊原稿であるか否かを判別する特殊原稿判別
    手段と,前記コピー枚数設定手段によって設定されたコ
    ピー枚数の値が所定値以上の場合にのみ前記特殊原稿判
    別手段の判別制御を実行させる制御手段とを備えたこと
    を特徴とする特殊原稿判別機能付き複写機。
JP4239035A 1992-08-14 1992-08-14 特殊原稿判別機能付き複写機 Pending JPH0670153A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5678155A (en) * 1994-03-29 1997-10-14 Sharp Kabushiki Kaisha Anti-counterfeiting device for use in an image-processing apparatus
US5771315A (en) * 1993-06-15 1998-06-23 Sharp Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and image processor incorporating the same for comparing read patterns corresponding to visible and infrared light with registered patterns to identify copy-prohibited printed matter

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