JPH066997B2 - 自在水栓パツキン構造 - Google Patents

自在水栓パツキン構造

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JPH066997B2
JPH066997B2 JP60202316A JP20231685A JPH066997B2 JP H066997 B2 JPH066997 B2 JP H066997B2 JP 60202316 A JP60202316 A JP 60202316A JP 20231685 A JP20231685 A JP 20231685A JP H066997 B2 JPH066997 B2 JP H066997B2
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JP
Japan
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packing
pipe
taper
friction coefficient
hard
Prior art date
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JP60202316A
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JPS6263288A (ja
Inventor
洋一 小野
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Nippon Pillar Packing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pillar Packing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、水平回動パイプを設けた蛇口や弁軸に用い
る自在水栓パッキン構造に関する。
(ロ)従来の技術 自在水栓パッキンは、色々な形状のものが用いられてい
るが、いずれも一長一短があり、長年月に亘って使用出
来るものは無かった。
パッキンの寿命は、回転の頻度、熱湯、冷水の状況、等
の使用条件に大きく左右されるが、水栓パッキン構造が
寿命を延ばす主要な役目をしている。
従来、この種の水栓パッキン構造として第6図、第7図
に示すものがある。
第6図に示すものは、水道管本体のパッキンボックス4
1にOリング42、ワッシャ43を装着し、そのワッシ
ャ43上に蛇口のパイプ44に固着した半割金属リング
45を位置させ、さらにその上方より袋ナット46を前
述のパッキンボックス41に螺締するものである。
上述のパイプ44が回転する時の摺動部は、袋ナット4
6と半割金属リング45および該半割金属リング45と
金属ワッシャ43、またはOリング42との間となり、
これらの各面は夫々摩擦係数が高いので、袋ナット46
を締め過ぎるとかたくなり、回動が悪く、かつ半割金属
リング45による一点支持のためガタが生じる。
この一点支持の欠点をなくすために、第7図に示すよう
に、パッキンボックス41にワッシャ51、リップ式の
ゴム製Vリング52…およびワッシャ43を装着し、そ
の上に前図同様にパイプ44に固着した半割金属リング
45、袋ナット46を装着したものがある。
しかし、このものもパイプ44の回転時の摺動部である
袋ナット46と半割金属リング45間、該半割金属リン
グ45およびパイプ44と金属ワッシャ43またはVリ
ング52間の各面は、夫々摩擦係数が高い故に、パッキ
ンシールに必要なナットの締付力を強くすることが出来
ないので、漏れ易くなり、またパイプ44とパッキンボ
ックス41との隙間が大きい故に、蛇口パイプ44を回
転させる時の偏荷重や自重によって偏心摺動(ガタツキ
乍ら摺動)するため、Vリング52の摩擦や疲労によっ
て、漏れを促進する欠点がある。(ハ)発明が解決しよ
うとする課題 この発明は、パイプの支持状態が安定し、かつパイプの
回動摩擦抵抗が小さく、しかも漏れを防止できる自在水
栓パッキン構造の提供を目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明の第1発明は、パイプとパッキンボックスとの
テーパ部に硬質半割テーパブッシュを装着し、次にパイ
プ側が肉薄となるテーパ状の軟質パッキンを装着し、さ
らにトップ側に上記パッキンのテーパに適合する形状
で、しかも先端がエッヂ状になった硬質パッキンを装着
した自在水栓パッキン構造であることを特徴とする。
この発明の第2発明は、上述の第1発明の構成に加え
て、前記パイプの外周に凹溝を形成し、該凹溝に固着し
た半割金属リングと前記硬質パッキンとの間に金属ワッ
シャを間装し、さらに上記半割金属リングと前記パッキ
ンボックスに螺着する袋ナットとの間に硬質スラストワ
ッシャを間装した自在水栓パッキン構造であることを特
徴とする。
(ホ)発明の効果 この発明の第1発明によれば、先端がエッヂ状になった
硬質パッキンで、パイプ側が肉薄のテーパ状に形成され
た軟質パッキンを押圧して、摩擦係数大なる軟質パッキ
ンをパッキンボックス側に押圧し、パイプ側への過度の
膨出を防止しているので、軟質パッキンの摩耗を防止し
て、シール効果を高める。
さらにパイプ側には摩擦係数小なる硬質パッキンのエッ
ヂ部が密接するも、パイプで回動摩擦抵抗を小さく保持
することができ、パイプの円滑な回動が得られる。
また、硬質半割テーパブッシュを軟質パッキンの締付余
力を利用してパイプを軽く抱く様にして保持するので、
パイプの回動によるガタをなくし、かつ軟質パッキンを
安定位置に保つので、パイプ回動による軟質パッキンの
疲労をなくし、長期の使用に絶え得る。
さらに、この発明の第2発明によれば、上述の第1発明
の効果に加えて、パイプの外周に固着した半割金属リン
グとパッキンボックスに螺着する袋ナットとの間に硬質
スラストワッシャを間装することによって、その間の摺
動抵抗を下げることができ、前述のパッキンの締付力を
上げてパイプの保持力、気密性を向上させることができ
る。
(ヘ)発明の実施例 この発明の一実施例を、以下図面に基づいて詳述する。
図面は自在水栓パッキン構造を示し、第1図乃至第3図
において、水道管本体1のパッキンボックス2と蛇口3
のパイプ4との間にパッキン室5を形成し、このパッキ
ン室5の奥部を最奥部が小間隔となるテーパ部6に形成
する。
上述のパッキン室5のテーパ部6に、四フッ化エチレン
樹脂(以下、PTFEと称す)などの摩擦係数が小さく
硬質材料よりなるネックブッシュを半径方向にカットし
た半割テーパブッシュ7を装着する。
上述の半割テーパブッシュ7上に、パイプ側が肉薄とな
るテーパ状に形成され、かつゴムなどの摩擦係数が大で
軟質材料よりなるパッキン8を装着する。
さらに、上述の軟質パッキン8上に、該パッキン8のテ
ーパに適合する形状で、しかも先端がエッヂ状になった
PTFEなどの摩擦係数が小さい硬質材料よりなるパッ
キン9を装着する。
この硬質パッキン9上に、金属ワッシャ10を介して前
述のパイプ4に固着した半割金属リング11を載置し、
さらに半割金属リング11上にPTFEよりなるスラス
トワッシャ12を介して前述のパッキンボックス2に螺
合する袋ナット13の底部14を位置させて、該袋ナッ
ト13の螺進によりスラストワッシャ12、半割金属リ
ング11、金属ワッシャ10、硬質パッキン9、軟質パ
ッキン8、半割テーパブッシュ7をパッキン室5に締付
けるように構成している。
上述のように構成したので、先端がエッヂ状になった硬
質パッキン9で、パイプ4側が肉薄のテーパ状に形成さ
れた軟質パッキン8を押圧して、摩擦係数大なる軟質パ
ッキン8をパッキンボックス2側に押圧し、パイプ4側
には摩擦係数小なる硬質パッキン9のエッヂ部が接する
ので、パイプ4での回動摩擦抵抗を小さく、しかもシー
ル機能を発揮する。
また、硬質半割テーパブッシュ7を硬質パッキン8の締
付余力を利用してパイプ4を軽く抱く様にして保持する
ので、パイプ4の回動によるガタをなくし、かつ軟質パ
ッキン8を安定位置に保つのでパイプ4回動による軟質
パッキン8の疲労をなくし、長期の使用に耐え得る。
さらに、パイプ4の外周に固着した半割金属リング11
とパッキンボックス2に螺着する袋ナット13との間に
硬質スラストワッシャ12を間装したので、その間の摺
動抵抗を下げることができ、前述のパッキン9の締付力
を上げてパイプ4の保持力、気密性を向上させることが
できる。
なお、上述における硬質パッキン9および硬質半割テー
パブッシュ7の摺動面を小さくするために、第4図およ
び第5図に示すように切欠部9a,7aを設けてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示し、 第1図は自在水栓パッキン構造の要部を示す断面図、 第2図は水道蛇口部の平面図、 第3図は要部の分解斜視図、 第4図は硬質パッキンの変形例を示す断面図、 第5図は半割テーパブッシュの変形例を示す断面図、 第6図は従来例を示す断面図、 第7図はもう一つの従来例を示す断面図である。 2…パッキンボックス 4…パイプ 6…テーパ部 7…半割テーパブッシュ 8…軟質パッキン 9…硬質パッキン、10…金属ワッシャ 11…半割金属リング 12…硬質スラストワッシャ 13…袋ナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプとパッキンボックスとの奥部を最奥
    部が小間隙となるテーパ部を形成し、 このテーパ部に摩擦係数が小さく硬質材料よりなるネッ
    クブッシュを半径方向にカットした半割テーパブッシュ
    を装着し、 次にパイプ側が肉薄となるテーパ状に形成され、かつ摩
    擦係数が大で軟質材料よりなるパッキンを装着し、 さらにトップ側に上記パッキンのテーパに適合する形状
    で、しかも先端がエッヂ状になった摩擦係数が小さく硬
    質材料よりなるパッキンを装着した 自在水栓パッキン構造。
  2. 【請求項2】パイプとパッキンボックスとの奥部を最奥
    部が小間隙となるテーパ部を形成し、 このテーパ部に摩擦係数が小さく硬質材料よりなるネッ
    クブッシュを半径方向にカットした半割テーパブッシュ
    を装着し、 次にパイプ側が肉薄となるテーパ状に形成され、かつ摩
    擦係数が大で軟質材料よりなるパッキンを装着し、 さらにトップ側に上記パッキンのテーパに適合する形状
    で、しかも先端がエッヂ状になった摩擦係数が小さく硬
    質材料よりなるパッキンを装着した 自在水栓パッキン構造において、 前記パイプの外周に凹溝を形成し、該凹溝に固着した半
    割金属リングと前記硬質パッキンとの間に金属ワッシャ
    を間装し、 さらに上記半割金属リングと前記パッキンボックスに螺
    着する袋ナットとの間に硬質スラストワッシャを間装し
    た 特許請求の範囲の第1項記載の 自在水栓パッキン構造。
JP60202316A 1985-09-11 1985-09-11 自在水栓パツキン構造 Expired - Lifetime JPH066997B2 (ja)

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JP60202316A JPH066997B2 (ja) 1985-09-11 1985-09-11 自在水栓パツキン構造

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JPS6263288A JPS6263288A (ja) 1987-03-19
JPH066997B2 true JPH066997B2 (ja) 1994-01-26

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