JPH066974U - 積層型熱交換器 - Google Patents

積層型熱交換器

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Publication number
JPH066974U
JPH066974U JP5185292U JP5185292U JPH066974U JP H066974 U JPH066974 U JP H066974U JP 5185292 U JP5185292 U JP 5185292U JP 5185292 U JP5185292 U JP 5185292U JP H066974 U JPH066974 U JP H066974U
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JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
plate
plates
opening
flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP5185292U
Other languages
English (en)
Inventor
孝之 市原
康司 上原
Original Assignee
株式会社土屋製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社土屋製作所 filed Critical 株式会社土屋製作所
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Publication of JPH066974U publication Critical patent/JPH066974U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレートを積層して形成する熱交換器の上下
面の端板に開口を設けて、一つの流体の出入口とする熱
交換器において、上記端板と開口周縁のダクト取付用開
口フランジとを一体に成形し、熱交換器製造時の組付け
を容易にし、ろう付け不良による洩れを防止する。 【構成】 プレート4、6でチューブ8を形成し、これ
を重ねて枠体3に収容した熱交換器において、枠体3を
なす上端板31と流体の出入口となる開口36、37の
周縁に設ける開口フランジ36a,37aとを一体に成
形する。こうして製造時の組付けを簡単にし、ろう付け
洩れのおそれを少くする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は2流体間にプレートを介して熱を授受させる熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
積層型熱交換器は間隔をあけて積層した複数のプレートの間を2流体あるいは 3流体以上の流体流路とし、プレートを介して熱交換を行わせるものであるが、 積層したプレートの側面を各流体の出入口面とするもののほか、実開平4−33 863号公報に開示されたもののように、積層したプレートの上下面に当接し熱 交換器の外郭を画成する上下端板に、少くとも一つの流体の出入口となる開口を 設けたものがある。この開口には流体を導くためのダクトを取付けるダクト取付 用の枠状のフランジを設けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような上下端板とダクト取付用のフランジとは、熱交換器製造にあたり 、各プレートを積層状態とするときその外面に組付けられ、ろう付け炉中で一体 ろう付けして製造される。その際プレートあるいはプレート内に配置されるフィ ン等は、それら自体が互に組み合わせ構造となっており、ろう付け炉に挿入する ための組立体を形成して固定するのに組付け作業も比較的簡易であり治具も複雑 なものではない。しかし上下端板とダクト取付用のフランジとは上記組立体の外 面に取付けかつ突出しているものであるから、位置決めや固定に複雑な治具を要 し組付け作業も複雑となる。さらに上下端板とフランジとが別体であり、部品点 数が多く管理が複雑となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
間隔をあけて積層した矩形状プレートの対向する2辺において前記間隔を閉塞 することにより、層状に形成した流路に流体を流す熱交換器において、少くも一 つの流体の出入開口を、積層したプレートの上下面に当接させた上下端板に設け たものにおいて、端板と開口周縁に設けるダクト取付け用の開口フランジとを一 体に成形した積層型熱交換器である。
【0005】
【作用】
この積層型熱交換器は開口フランジにダクトを取付けて流体を流入、流出させ て熱交換させる。この熱交換器の製造にあたり、プレートの積層体の外面に取付 ける端板と、さらにその外面に突出させている開口フランジとは一体化されてお り、熱交換器となる組立体を組立てて炉中に挿入する作業が簡単になり、組付治 具も簡単なものですむ。
【0006】
【実施例】
図1に示すように積層型熱交換器1は熱交換コア2を囲んで枠体3を設けてな る。熱交換コア2は図2、図3に示すように矩形状の第1プレート4の周縁フラ ンジ5と矩形状の第2プレート6の周縁フランジ7とを全周かしめ合わせて偏平 なチューブ8を形成し、これを積層し後述のフィンを装着したものである。
【0007】 第1プレート4は、周縁フランジ5を平坦部9より段差aだけ高く形成し、平 坦部9の両側端に開口10、11を設けてその周縁に平坦部9より段差bだけ低 くし断面をコ字形に折返した開口フランジ12、13を設けてある。
【0008】 第2プレート6は矩形状をなし周縁に断面L字状の周縁フランジ7を設けてそ の先端部を折り返し、第1プレート4の周縁フランジ5を包み込んでかしめ偏平 なチューブ8を形成するものである。第2プレート6の平坦部14の両側端に開 口15、16を設けそれぞれ周縁に上方に向けた開口フランジ17、18を立上 らせる。
【0009】 チューブ8を所要の複数段重ね合わせ開口フランジ12、13と他のチューブ 8の開口フランジ17、18とをそれぞれ嵌合させて熱交換コア2を形成する。 チューブ8内に開口10、15側から開口11、16側に向かう流路が形成され た波形の第1フィン19を装着し、各チューブ8の間の間隔部分に第1フィン1 9と直交する向きの波形の第2フィン20を装着する。第1フィン19の波の高 さは段差aに、第2フィン20の波の高さは段差bに対応する。
【0010】 熱交換コア2の外面を被って外郭を画成する枠体3は、上端板31、下端板3 2、開口10、15側の側面板33、34及び開口11、16側の側面板35、 36を4角柱状に形成したものである。側面板33、34および35、36はそ れぞれ内面が平面をなすように一方に板厚分だけの段差を付けて接合される。上 端板31、下端板32には周縁フランジ31a、32aが設けられ、側面板33 、34、35、36には他の側面との境界となる側の辺縁に補強用フランジ33 a、34a、35a、36aを設ける。側面板33、34および35、36おの おのの間の接合部分は熱交換コア2に対し枠体3の筒状長さの調整代である。上 端板31に開口15、16に対応する開口37、38を設けその周縁にダクト取 付用の開口フランジ37a、38aを形成する。上端板31と周縁フランジ31 aと開口フランジ37a、38aとは例えばロストワックス法により精密鋳造し た金属製である。
【0011】 下端板32に開口11に対応する開口39を設けその周縁にダクト取付用のフ ランジ39aを形成する。下端板32と周縁フランジ32aと開口フランジ39 aとは上端板31と同様精密鋳造により成形される。
【0012】 側面板33、34および35、36の内面と各チューブ8の両端部の間には第 1、第2プレートのかしめ部が突出して空隙が生ずるから、チューブ各段毎に棒 状の閉塞片21を挿入し空隙を閉塞する。
【0013】 熱交換器1はガスタービンに装着され排熱回収に用いられる。フランジ34a 、36aおよびこれらと連らなるフランジ31a、32aを取付け座としてガス 流入ダクト(図示しない)が取付けられ、フランジ33a、35aおよびこれら と連らなるフランジ31a,32aを取付け座としてガス流出ダクト(図示しな い)が取付けられ、開口フランジ37a、39aにそれぞれ空気流入ダクト(図 示しない)が取付けられる。図4に下端板32を示す。また図5は金属板製の空 気流出ダクト40を溶接固着した例である。
【0014】 ガスタービンの排気はガス流入ダクトから流入し第2フィン20に沿って流れ ガス流出ダクトから流出する。一方外気と連通する空気流入ダクト開口フランジ 39a、37aを経て流入した空気第1フィン19に沿って流れ平坦部9、14 を介してガス熱を吸収し開口フランジ38aを経て空気流出ダクトからエンジン 本体へ向かう。
【0015】 この考案は図1に示す例のほか例えば前記実開平4ー33863号公報に開示 されたような、偏平な樋状のプレートを重ね合わせて流体流路を形成したもの等 にも適用できる。すなわちプレート積層体内の2種以上の流体の流れの向きやプ レートの形状等にかかわりなく、プレートの上下端板に開口を設け、その周縁の フランジにダクトを接続するものすべてに適用できる。
【0016】
【考案の効果】
この考案はプレートの上下面を被う端板とダクト取付用の開口フランジとを一 体成形したので、部品点数が少くなるばかりでなく、製造時の部材組付けにあた り、プレート積層体の外面に突出した部分に組付け位置ずれや、固定の困難性が 無くなり、一体ろう付けのための組付けが容易になり、治具も簡単なもので済む 。またろう付け不良による洩れのおそれも減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す図
【図2】実施例の一部断面図(図1のA−A線)
【図3】実施例の一部断面図(図1のB−B線)
【図4】実施例の端板の例を示す図
【図5】実施例の要部断面を示す図
【符号の説明】
4、6 プレート 31、32 端板 37、38、39 開口 37a、38a、39a 開口フランジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔をあけて積層した矩形状プレートの
    対向する2辺側において前記間隔を閉塞して層状に複数
    の流体の流路を形成し、少くとも一方の流体を積層した
    プレートの上下端面に設けた端板の開口から出入させる
    熱交換器において、前記開口の周縁にダクト取付用の開
    口フランジを設け、開口フランジと端板とを一体成形に
    より形成した積層型熱交換器。
JP5185292U 1992-06-30 1992-06-30 積層型熱交換器 Pending JPH066974U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5185292U JPH066974U (ja) 1992-06-30 1992-06-30 積層型熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5185292U JPH066974U (ja) 1992-06-30 1992-06-30 積層型熱交換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH066974U true JPH066974U (ja) 1994-01-28

Family

ID=12898397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5185292U Pending JPH066974U (ja) 1992-06-30 1992-06-30 積層型熱交換器

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JP (1) JPH066974U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55111915U (ja) * 1979-02-02 1980-08-06

Cited By (1)

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