JPH0669703A - 誘電体共振部品 - Google Patents

誘電体共振部品

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JPH0669703A
JPH0669703A JP6257693A JP6257693A JPH0669703A JP H0669703 A JPH0669703 A JP H0669703A JP 6257693 A JP6257693 A JP 6257693A JP 6257693 A JP6257693 A JP 6257693A JP H0669703 A JPH0669703 A JP H0669703A
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inner conductor
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conductor
hole
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JP6257693A
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Inventor
Hitoshi Tada
斉 多田
Hideyuki Kato
英幸 加藤
Tatsuya Tsujiguchi
達也 辻口
Yukihiro Kitaichi
幸裕 北市
Tadahiro Yorita
忠弘 寄田
Hisashi Mori
久志 毛利
Haruo Matsumoto
治雄 松本
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型かつ安価で、しかも特性の改善された誘
電体共振部品を提供することである。 【構成】 誘電体ブロック1には、内導体形成孔5a,
5bが形成されており、これら内導体形成孔5a,5b
に関連して2つの誘電体同軸共振器が構成される。ま
た、誘電体ブロック1の一方主表面1cおよび他方主表
面1dには、溝11a,11bが形成されている。これ
ら溝11a,11bの長さ,径,位置等を変えることに
より、各誘電体同軸共振器間の結合度合いが変化し、そ
れに応じて周波数特性が変化する。このように、誘電体
ブロック1の外形寸法を変更することなく、特性の調整
が行えるため、部品の標準化が図れ、製品のコストを下
げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、誘電体共振器に関
し、より特定的には、単一の誘電体ブロック内に複数の
誘電体同軸共振器が一体的に形成された誘電体共振部品
に関する。
【0002】
【従来の技術】高周波帯域で動作するフィルタ(帯域通
過フィルタ(BPF),帯域阻止フィルタ(BEF)
等)や発振器等のように共振回路部分を有する電子回路
では、特性の向上および小型化を図るために、当該共振
回路部分に誘電体を用いた共振部品(以下、誘電体共振
部品と称する)を採用することが多い。従来の誘電体共
振部品は、1つのケース内に複数の誘電体共振器を並べ
て収納し、各誘電体共振器を外部結合素子によって結合
させることにより、所望の周波数特性を得るようにして
いた。しかしながら、このような構成では、部品点数が
多くなり、また重くなってしまう。そのため、誘電体共
振部品をより一層小型化,軽量化することが要望されて
いた。特に、最近の移動体通信機器(携帯電話,自動車
電話)の分野では、その用途の性質上、そこに用いられ
る誘電体共振部品は小型,軽量であることが強く要請さ
れる。
【0003】そこで、本願出願人は、従来の誘電体共振
部品よりも小型化,軽量化が可能な一体型の誘電体共振
部品を先に提案した(特願平4−9207号)。以下、
図17〜図22を参照して、本願出願人の先提案による
誘電体共振部品の構造を説明する。
【0004】図17は、本願出願人の先提案による誘電
体共振部品の完成直前の状態を示す外観斜視図である。
図17において、略六面体形状の誘電体ブロック1の内
部には、その一方端面1aから他方端面1bに向けて貫
通するように、例えば2本の内導体形成孔5a,5bが
形成されている。誘電体ブロック1の外周面には、略全
面にわたって外導体4が形成されている。また、誘電体
ブロック1の外周面には、外導体4と電気的に絶縁され
た状態で、2つの信号入出力電極9a,9bが形成され
ている。外導体4は誘電体共振部品を図示しない回路基
板上に実装する際に接地され、信号入出力電極9a,9
bは当該回路基板上の信号入出力端子と接続される。図
18は、図17における内導体形成孔5a(または5
b)を縦断する垂直断面図である。図18に示すよう
に、内導体形成孔5a(および5b)の内周面には、そ
の全面にわたって内導体3が形成されている。
【0005】図17および図18に示す状態から、各内
導体形成孔5a,5b内部の内導体3が部分的に削除さ
れる。図19は、内導体削除後の内導体形成孔5a(ま
たは5b)の断面を示している。また図20は、内導体
削除後の誘電体共振部品の外観を示している。図19に
示すように、内導体形成孔5a(および5b)内部の内
導体3は、誘電体ブロック1の一方端面1aの開口部か
ら軸方向に沿って所定の長さtにわたって削除されてい
る。これによって、各内導体形成孔5a,5bには、一
方端面1a側の開口部に内導体非形成部αが生じる。し
たがって、誘電体ブロック1の一方端面1aに形成され
た外導体4は、内導体非形成部αによって、各内導体形
成孔5a,5b内部の内導体3と電気的に開放された状
態(非接触状態)とされる。一方、誘電体ブロック1の
他方端面1bに形成された外導体4は、各内導体形成孔
5a,5b内部の内導体3と電気的に接続されている。
このため、誘電体ブロック1の一方端面1aは開放端面
と呼ばれ、また誘電体ブロック1の他方端面1bは短絡
端面と呼ばれている。
【0006】図21は、図20に示す誘電体共振部品の
上下を引っ繰り返し、中央の水平面で切断分離した状態
を示している。図21において、各内導体3の先端部付
近と開放端面1aに形成された外導体4との間には、先
端容量Csが生じる。また、各内導体3と信号入出力電
極9a,9bとの間には、外部結合容量Ceが生じる。
図19に示す削除寸法tを変えることにより先端容量C
sが調整され、それによって各誘電体共振器の共振周波
数および各誘電体共振器間の結合度が調整される。
【0007】図22は、図20および図21に示す誘電
体共振部品の等価回路図である。図22において、この
誘電体共振部品は、内導体形成孔5aの周囲に形成され
る誘電体同軸共振器R1と、内導体形成孔5bの周囲に
形成される誘電体同軸共振器R2とをいわゆるコムライ
ン結合させた構成となっている。各誘電体同軸共振器R
1,R2と、接地された外導体4との間には、先端容量
Csが介挿される。また、誘電体同軸共振器R1と信号
入出力電極9aとの間、および誘電体同軸共振器R2と
信号入出力電極9bとの間には、外部結合容量Ceが介
挿される。
【0008】図20に示す誘電体共振部品は、単一の誘
電体ブロック1内に複数の誘電体同軸共振器が一体的に
構成されているので、従来のようにディスクリートな誘
電体同軸共振器を組み合わせて構成される誘電体共振部
品に比べて小型でかつ軽量である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図20およ
び図21に示す誘電体共振部品の通過帯域幅は、主とし
て先端容量Csの容量値と、各内導体形成孔9a,9b
間のピッチSとによって決定される。したがって、上記
誘電体共振部品の通過帯域幅を変えるためには、先端容
量Csの容量値および/またはピッチSを変えればよ
い。しかしながら、先端容量Csは、物理的な限界があ
るため、その容量値を大幅に変えることはできない。ま
た、ピッチSを変えると、誘電体ブロック1の外形寸法
が変わってしまい、誘電体ブロック1の標準化を図るこ
とができない。その結果、周波数特性が異なる毎にサイ
ズの異なる誘電体ブロック1を準備しなければならず、
製品のコストが高くなってしまう。
【0010】また、広帯域の特性を得るためにピッチS
を狭くすると、信号入出力電極9aと内導体形成孔5b
との間の距離および信号入出力電極9bと内導体形成孔
5aとの間の距離がそれぞれ近づくため、不所望な寄生
容量Cx(図21および図22参照)が大きくなりすぎ
てしまい、各誘電体同軸共振器R1,R2間で波形の対
称性が悪くなる。その結果、誘電体共振部品全体の減衰
特性が悪化してしまう。一方、狭帯域の特性を得るため
にピッチSを広くすると、誘電体ブロック1のサイズが
大きくなり、小型化が達成できない。
【0011】それゆえにこの発明の目的は、小型かつ安
価で、しかも特性の良好な誘電体共振部品を提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
複数の誘電体同軸共振器が一体的に構成された誘電体共
振部品であって、その内部に複数の内導体形成孔が設け
られた誘電体ブロック、誘電体ブロックの外周面のほぼ
全体を覆うように形成された外導体、各内導体形成孔の
内周面に形成された内導体、各内導体形成孔の内部に形
成され、内導体の一方端部と外導体とを電気的に非接触
状態に保つための内導体非形成部、および誘電体ブロッ
クにおいて各内導体形成孔間に配置され、各誘電体同軸
共振器間の結合度を調整するための結合度調整手段を備
えている。
【0013】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、誘電体ブロックには、結合度調整手段として溝
が形成され、当該溝の表面は外導体によって覆われてい
ることを特徴とする。
【0014】請求項3に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、誘電体ブロックには、結合度調整手段として孔
が形成され、当該孔の内周面には外導体に連接する導体
膜が形成されていることを特徴とする。
【0015】請求項4に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、誘電体ブロックには、結合度調整手段としてス
リットが形成され、当該スリットの表面は外導体によっ
て覆われていることを特徴とする。
【0016】請求項5に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、誘電体ブロックには、結合度調整手段として導
体板が埋め込まれており、当該導体板は外導体と電気的
に接続されていることを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1に係る発明においては、誘電体ブロッ
クに結合度調整手段を設け、それによって各誘電体同軸
共振器間の結合度を調整することにより、誘電体ブロッ
クの外形寸法を変えることなく、特性の調整が行えるよ
うにしている。
【0018】請求項2に係る発明においては、誘電体ブ
ロックに設けられた溝の深さ,幅,長さ,位置等を変え
ることにより、各誘電体同軸共振器間の結合度を調整す
るようにしている。
【0019】請求項3に係る発明においては、誘電体ブ
ロックに設けられた孔の径,長さ,位置等を変えること
により、各誘電体同軸共振器間の結合度を調整するよう
にしている。
【0020】請求項4に係る発明においては、誘電体ブ
ロックに設けられたスリットの幅,長さ,位置等を変え
ることにより、各誘電体同軸共振器間の結合度を調整す
るようにしている。
【0021】請求項5に係る発明においては、誘電体ブ
ロックに埋め込まれた導体板の厚み,面積,位置等を変
えることにより、各誘電体同軸共振器間の結合度を調整
するようにしている。
【0022】
【実施例】図1は、この発明の第1の実施例に係る誘電
体共振部品の構成を示しており、特に、図1(a)は外
観斜視図であり、図1(b)は図1(a)に示す誘電体
共振部品の線A−A’に沿う断面図である。図1(a)
に示すように、略六面体形状の誘電体ブロック1には、
その開放端面1aと短絡端面1bとの間を貫通する複数
の内導体形成孔(図示では2つの内導体形成孔5a,5
b)が設けられる。誘電体ブロック1の外周面には、略
全体を覆うように外導体4が形成されている。また、誘
電体ブロック1の外周面には、外導体4と電気的に絶縁
された状態で、1対の信号入出力電極9a,9bが形成
されている。図1(b)に示すように、各内導体形成孔
5a,5bの内周面には、内導体3が形成されている。
図1の実施例では、内導体非形成部βは、図21に示す
内導体非形成部αよりも各内導体形成孔5a,5bの一
端開口部から少し奥に入った位置に存在する。すなわ
ち、内導体3の一部が先端導体30として残され、この
先端導体30は開放端面1a上の外導体4と接続されて
いる。これは、見かけ上外導体4の一部が各内導体形成
孔5a,5bの内部に入り込んだのと等価になってい
る。このように、外導体4の一部が各内導体形成孔5
a,5bの内部に入り込んでいると、内導体形成孔5
a,5bの内部からの電磁界リークが略完全に防止され
る。なお、内導体3と先端導体30との間で先端容量C
sが発生し、内導体3と各信号入出力電極9a,9bと
の間で外部結合容量Ceが発生する。
【0023】図1に示す実施例の重要な特徴は、誘電体
ブロック1に結合度調整手段として溝11a,11bが
設けられていることである。溝11aは誘電体ブロック
1の一方主表面1cの上であって内導体形成孔5aと5
bとの間に設けられている。また、溝11bは誘電体ブ
ロック1の他方主表面1dの上であって内導体形成孔5
aと5bとの間に設けられている。各溝11a,11b
は、それぞれ内導体形成孔5aおよび5bと平行に延び
ており、誘電体ブロック1の開放端面1aから始まって
開放端面1aと短絡端面1bとの間の略中央付近で止ま
っている。各溝11a,11bの表面は、外導体4によ
って覆われている。なお、溝11a,11bの断面形状
は、半円形に限らず他の形状、例えばU字形状,四角形
状,三角形状等であってもよい。
【0024】図2は、図1に示す誘電体共振部品の等価
回路図である。図2に示すように、図1に示す誘電体共
振部品は、内導体形成孔5aの周囲に形成される誘電体
同軸共振器R1と、内導体形成孔5bの周囲に形成され
る誘電体同軸共振器R2とが、いわゆるコムライン結合
された構成となっている。各誘電体同軸共振器R1,R
2相互間に溝11a,11bが設けることにより、その
線路インピーダンスが変化する。したがって、各誘電体
同軸共振器R1,R2は、相互間に溝11a,11bが
設けられた第1の共振部r1と、相互間に溝11a,1
1bが設けられていない第2の共振部r2とに分けられ
る(図1(a)参照)。ここで、第1の共振部r1にお
ける偶モードおよび奇モードの特性インピーダンスをそ
れぞれZe1 およびZo1 とし、第2の共振部r2にお
ける偶モードおよび奇モードの特性インピーダンスをそ
れぞれZe2 およびZo2 とすると、図1に示す誘電体
共振部品では、 Ze1 /Ze2 <Zo1 /Zo2 となる。そのため、誘導性結合の傾向が強くなり、通過
帯域が広くなる。そして、溝11a,11bの長さ,
幅,深さ,位置,断面形状等を変えることにより、誘電
体同軸共振器R1,R2間の誘導性結合の度合いが変わ
るため、内導体形成孔5a,5b間のピッチS(図20
参照)を変更することなく、すなわち誘電体ブロック1
の外形寸法を変更することなく通過帯域特性の調整が行
える。したがって、誘電体ブロック1の標準化および小
型化が図れる。また、溝11a,11bによって各誘電
体同軸共振器R1,R2間に空気の隙間が生じるため、
図21および図22に示す寄生容量Cxを小さくでき
る。したがって、各誘電体同軸共振器R1,R2間の減
衰特性の非対称性を改善でき、結果として誘電体共振部
品全体の減衰特性を改善できる。
【0025】図3は、この発明の第2の実施例に係る誘
電体共振部品の構成を示しており、特に、図3(a)は
外観斜視図であり、図3(b)は図3(a)に示す誘電
体共振部品の線B−B’に沿う断面図である。この第2
の実施例では、結合度調整手段として、図1の溝11
a,11bに代えて有底孔12が誘電体ブロック1の内
導体形成孔5aと5bとの間に設けられている。この有
底孔12は、内導体形成孔5aおよび5bと平行に延び
ており、誘電体ブロック1の開放端面1aから始まって
開放端面1aと短絡端面1bとの間の略中央付近で止ま
っている。有底孔12の内周面には、外導体4に連接す
る導体膜が形成されている。図3に示す実施例のその他
の構成は、図1に示す実施例と同様であり、相当する部
分には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。な
お、有底孔12の断面形状は円形に限らず、その他の形
状、例えば多角形状,楕円形状等であってもよい。
【0026】図3に示す実施例において、有底孔12
は、図1に示す溝11a,11bと同様に、各誘電体同
軸共振器R1,R2間の誘導性結合を強くする作用を果
たす。したがって、図3に示す誘電体共振部品は、通過
帯域が広くなる。そして、この有底孔12の長さ,直
径,位置等を変えることにより、誘導性結合の度合いが
変わるため、誘電体ブロック1の外形寸法を変更するこ
となく通過帯域特性の調整が行える。
【0027】図4は、この発明の第3の実施例に係る誘
電体共振部品の構成を示しており、特に、図4(a)は
外観斜視図であり、図4(b)は図4(a)に示す誘電
体共振部品の線C−C’に沿う断面図である。この第3
の実施例では、結合度調整手段として、スリット13が
誘電体ブロック1の内導体形成孔5aと5bとの間に設
けられている。このスリット13は、内導体形成孔5a
および5bと平行に延びており、誘電体ブロック1の開
放端面1aから始まって開放端面1aと短絡端面1bと
の間の略中央付近で止まっている。スリット13の表面
は、外導体4によって覆われている。図4に示す実施例
のその他の構成は、図1に示す実施例と同様であり、相
当する部分には同一の参照番号を付し、その説明を省略
する。
【0028】図4に示す実施例において、スリット13
は、各誘電体同軸共振器R1,R2間の誘導性結合を強
くする作用を果たす。したがって、図4に示す誘電体共
振部品は、通過帯域が広くなる。そして、このスリット
13の長さ,幅,位置等を変えることにより、誘導性結
合の度合いが変わるため、誘電体ブロック1の外形寸法
を変更することなく通過帯域特性の調整が行える。
【0029】図5は、この発明の第4の実施例に係る誘
電体共振部品の構成を示しており、特に、図5(a)は
外観斜視図であり、図5(b)は図5(a)に示す誘電
体共振部品の線D−D’に沿う断面図である。この第4
の実施例では、結合度調整手段として、導体板14が誘
電体ブロック1の内導体形成孔5aと5bとの間に埋設
されている。この導体板14は、内導体形成孔5aおよ
び5bと平行に延びており、誘電体ブロック1の開放端
面1aから始まって開放端面1aと短絡端面1bとの間
の略中央付近で止まっている。このような誘電体共振部
品は、例えば、分割された未焼成状態の誘電体ブロック
の間に導体板14を挟み込んだ後、各分割された誘電体
ブロックを圧縮して一体化し、さらに一体化された誘電
体ブロックおよび導体板14を同時焼成することにより
得られる。図5に示す実施例のその他の構成は、図1に
示す実施例と同様であり、相当する部分には同一の参照
番号を付し、その説明を省略する。
【0030】図5に示す実施例において、導体板14
は、各誘電体同軸共振器R1,R2間の誘導性結合を強
くする作用を果たす。したがって、図5に示す誘電体共
振部品は、通過帯域が広くなる。そして、この導体板1
4の面積,厚み,位置等を変えることにより、誘導性結
合の度合いが変わるため、誘電体ブロック1の外形寸法
を変更することなく通過帯域特性の調整が行える。
【0031】図6は、この発明の第5の実施例に係る誘
電体共振部品の構成を示しており、特に、図6(a)は
正面図であり、図6(b)は図6(a)に示す誘電体共
振部品の線E−E’に沿う断面図である。この第5の実
施例では、結合度調整手段として、溝110a,110
bが誘電体ブロック1の一方主表面1c上および他方主
表面1d上に設けられている。各溝110a,110b
は、図1の溝11a,11bとは異なり、誘電体ブロッ
ク1の短絡端面1b側に設けられている。すなわち、各
溝110a,110bは誘電体ブロック1の短絡端面1
bから始まって、短絡端面1bと開放端面1aとの間の
略中央付近で止まっている。各溝110a,110bの
表面は、外導体4によって覆われている。図6に示す実
施例のその他の構成は、図1に示す実施例と同様であ
り、相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明
を省略する。
【0032】図6に示す誘電体共振部品は、短絡端面1
b側に溝110a,110bを設けたことにより、 Ze1 /Ze2 >Zo1 /Zo2 となる。そのため、図1〜図5に示す実施例とは逆に、
各誘電体同軸共振器R1,R2間の誘導性結合が弱めら
れ、通過帯域が狭くなる。そして、溝110a,110
bの長さ,幅,深さ,位置,断面形状等を変えることに
より、誘電体同軸共振器R1,R2間の誘導性結合の度
合いが変わるため、誘電体ブロック1の外形寸法を変更
することなく通過帯域特性の調整が行える。
【0033】図7は、この発明の第6の実施例に係る誘
電体共振部品の構成を示しており、特に、図7(a)は
正面図であり、図7(b)は図7(a)に示す誘電体共
振部品の線F−F’に沿う断面図である。この第6の実
施例では、結合度調整手段として、有底孔120が誘電
体ブロック1の内導体形成孔5aと5bとの間に設けら
れている。有底孔120は、図1の有底孔12とは異な
り、誘電体ブロック1の短絡端面1b側に設けられてい
る。有底孔12の内周面には、外導体4に連接する導体
膜が形成されている。図7に示す実施例のその他の構成
は、図1に示す実施例と同様であり、相当する部分には
同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0034】図7に示す実施例において、有底孔120
は、短絡端面1b側に設けられているため、図6に示す
溝110a,110bと同様に、各誘電体同軸共振器R
1,R2間の誘導性結合を弱める作用を果たす。したが
って、図7に示す誘電体共振部品は、通過帯域が狭くな
る。そして、この有底孔120の長さ,直径,位置等を
変えることにより、誘導性結合の度合いが変わるため、
誘電体ブロック1の外形寸法を変更することなく通過帯
域特性の調整が行える。
【0035】図8は、この発明の第7の実施例に係る誘
電体共振部品の構成を示しており、特に、図8(a)は
正面図であり、図8(b)は図8(a)に示す誘電体共
振部品の線G−G’に沿う断面図である。この図8の実
施例は、図7の実施例の各内導体形成孔5a,5bの内
部に段差部51を設けたものであり、その他の構成は図
7の実施例と同様である。このような段差部51を設け
ることにより、図8に示す誘電体共振部品は、各誘電体
同軸共振器R1,R2が容量性結合をする。したがっ
て、図8に示す誘電体共振部品は、元々通過帯域が狭く
なっている。そして、有底孔120を設けたことによ
り、さらに容量性結合の度合いが増すため、極めて狭帯
域の誘電体共振部品が得られる。
【0036】図9は、この発明の第8の実施例に係る誘
電体共振部品の構成を示しており、特に、図9(a)は
正面図であり、図9(b)は図9(a)に示す誘電体共
振部品の線H−H’に沿う断面図である。この第8の実
施例では、結合度調整手段として、スリット130が誘
電体ブロック1の内導体形成孔5aと5bとの間に設け
られている。スリット130は、図4のスリット13と
は異なり、誘電体ブロック1の短絡端面1b側に設けら
れている。スリット13の外周面は、外導体4によって
覆われている。図9に示す実施例のその他の構成は、図
4に示す実施例と同様であり、相当する部分には同一の
参照番号を付し、その説明を省略する。
【0037】図9に示す実施例において、スリット13
0は、短絡端面1b側に設けられているため、各誘電体
同軸共振器R1,R2間の誘導性結合を弱める作用を果
たす。したがって、図9に示す誘電体共振部品は、通過
帯域が狭くなる。そして、このスリット130の長さ,
幅,位置等を変えることにより、誘導性結合の度合いが
変わるため、誘電体ブロック1の外形寸法を変更するこ
となく通過帯域特性の調整が行える。
【0038】図10は、この発明の第9の実施例に係る
誘電体共振部品の構成を示しており、特に、図10
(a)は正面図であり、図10(b)は図10(a)に
示す誘電体共振部品の線I−I’に沿う断面図である。
この第9の実施例では、結合度調整手段として、導体板
140が誘電体ブロック1の内導体形成孔5aと5bと
の間に埋設されている。導体板140は、図5の導体板
14と異なり、誘電体ブロック1の短絡端面1b側に埋
設されている。図10に示す実施例のその他の構成は、
図5に示す実施例と同様であり、相当する部分には同一
の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0039】図10に示す実施例において、導体板14
0は、短絡端面1b側に埋設されているため、各誘電体
同軸共振器R1,R2間の誘導性結合を弱める作用を果
たす。したがって、図10に示す誘電体共振部品は、通
過帯域が狭くなる。そして、この導体板140の面積,
厚み,位置等を変えることにより、誘導性結合の度合い
が変わるため、誘電体ブロック1の外形寸法を変更する
ことなく通過帯域特性の調整が行える。
【0040】図11は、この発明の第10の実施例に係
る誘電体共振部品の構成を示しており、特に、図11
(a)は斜視図であり、図11(b)は図11(a)に
示す誘電体共振部品の線J−J’に沿う断面図であり、
図11(c)は図11(a)に示す誘電体共振部品の線
K−K’に沿う断面図である。この第10の実施例で
は、結合度調整手段として、貫通孔15が誘電体ブロッ
ク1の内導体形成孔5aと5bとの間に設けられてい
る。貫通孔15は、内導体形成孔5a,5bと平行に配
置され、その内周面には外導体4に連接する導体膜が形
成されている。図7に示す実施例のその他の構成は、図
1に示す実施例と同様であり、相当する部分には同一の
参照番号を付し、その説明を省略する。
【0041】図11のように、内導体形成孔5a,5b
間に貫通孔15を配置し、その貫通孔15の表面を接地
すると、各誘電体同軸共振器R1,R2の自己容量Ci
iが増加し、各誘電体同軸共振器R1,R2間の相互容
量Cijが減少するために、各誘電体同軸共振器R1,
R2間の誘導性結合が弱められる。これは、見かけ上内
導体形成孔5a,5b間のピッチが広がったのと等価で
あり、誘電体共振部品の通過帯域特性は狭くなる。ま
た、誘導性結合の弱められる度合いは、貫通孔15の大
きさと位置によって異なり、貫通孔15の中心軸と各内
導体形成孔5a,5bの中心軸との距離xに応じて変わ
る。このように、図11に示す誘電体共振部品は、貫通
孔15の位置や大きさを変えることにより結合度が変え
られるため、誘電体ブロック1の外形寸法を変更するこ
となく通過帯域特性の調整が行える。
【0042】なお、各内導体形成孔間には、複数の貫通
孔を設けるようにしてもよい。図12(a)では、一例
として2個の貫通孔15a,15bを設けている。ま
た、効果的に結合度を弱めるために、断面が円形の貫通
孔15代えて、図12(b)に示すような断面が長方形
の貫通孔15cや、図12(c)に示すような断面が菱
形の貫通孔15dを設けるようにしてもよい。また、4
段以上の誘電体共振部品では、図12(d)に示すよう
に、各貫通孔15e〜15gの位置を相互に変化させて
もよい。これによって、等間隔の誘電体共振部品を小型
に作ることができる。
【0043】また、図11に示す実施例は、コムライン
結合された誘電体共振部品に貫通孔15を設けるように
しているが、インターディジタル結合された誘電体共振
部品に貫通孔15を設けて結合度を調整するようにして
もよい。図13は、そのようなインターディジタル結合
された第11の実施例に係る誘電体共振部品の構成を示
しており、特に、図13(a)は斜視図であり、図13
(b)は図13(a)に示す誘電体共振部品の線L−
L’に沿う断面図である。図示のごとく、誘電体ブロッ
ク1の内導体形成孔5aと5bとの間には、結合度調整
手段として、貫通孔15が設けられている。内導体形成
孔5aの内部には誘電体ブロック1の一方端面1aの近
傍に内導体の非形成部βが設けられ、内導体形成孔5b
の内部には誘電体ブロック1の他方端面1bの近傍に内
導体の非形成部βが設けられる。図13に示す実施例の
その他の構成は、図11に示す実施例と同様であり、相
当する部分には同一の参照番号を付し、その説明を省略
する。
【0044】図14は、この発明の第12の実施例に係
る誘電体共振部品の構成を示す斜視図である。この第1
2の実施例では、図20および図21に示す誘電体共振
部品と同様に、各内導体形成孔5a,5bの一端開口部
(誘電体ブロック1の開放端面1aと連接する部分)に
内導体非形成部αが設けられている。また、信号入出力
電極9a,9bは、誘電体ブロック1の一方主表面1c
の上にのみ形成されている。また、誘電体ブロック1の
一方主表面1cの上には、結合度調整手段としての溝1
1cが設けられている。この溝11cは、内導体形成孔
5a,5bの間に配置され、かつ内導体形成孔5a,5
bと平行に延びている。また、溝11cは、内導体形成
孔5a,5bの全長にわたって形成されており、その表
面は外導体4によって覆われている。図14に示す実施
例のその他の構成は、図20および図21に示す誘電体
共振部品と同様である。
【0045】図14の実施例は、内導体形成孔5a,5
b間に溝11cを形成することにより、各誘電体同軸共
振器間の結合度を弱めることができ、結果として広帯域
の誘電体共振部品が得られる。また、溝11cの長さ,
幅,深さ,位置,断面形状等を変えることにより、誘電
体同軸共振器間の誘導性結合の度合いが変わるため、誘
電体ブロック1の外形寸法を変更することなく通過帯域
特性の調整が行える。したがって、誘電体ブロック1の
標準化および小型化が図れる。
【0046】なお、図14の実施例では、結合度調整手
段としての溝を誘電体ブロック1の一方主表面にのみ形
成したが、図15に示すように誘電体ブロック1の一方
主表面1cおよび他方主表面11dの両面に結合度調整
手段としての溝11c,11dを形成するようにしても
よい。
【0047】また、図14の実施例では、結合度調整手
段としての溝11cは、内導体形成孔5a,5bと同じ
長さに選ばれているが、図16に示すように結合度調整
手段として、内導体形成孔5a,5bの約半分の長さの
溝112を形成するようにしてもよい。
【0048】なお、以上説明した図1〜図16の各実施
例において、溝11a〜11d,110a,110b,
112、有底孔12,120、スリット13,130、
貫通孔15,15a〜15gの表面または内部の導体膜
および/または誘電体を部分的に削除して、結合度の調
整を行うようにしてもよい。この場合、組立工程終了後
に結合度の調整が行えるため、製品の歩留り率が向上す
る。
【0049】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、誘電
体ブロックに設けられた結合度調整手段によって各誘電
体同軸共振器間の結合度を調整するようにしているの
で、誘電体ブロックの外形寸法を変えることなく、特性
の調整が行える。そのため、誘電体ブロックの標準化が
図れ、製品が安価になる。また、減衰特性の非対称性を
改善でき、特性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係る誘電体共振部品
の構成を示す図である。
【図2】図1に示す実施例の等価回路図である。
【図3】この発明の第2の実施例に係る誘電体共振部品
の構成を示す図である。
【図4】この発明の第3の実施例に係る誘電体共振部品
の構成を示す図である。
【図5】この発明の第4の実施例に係る誘電体共振部品
の構成を示す図である。
【図6】この発明の第5の実施例に係る誘電体共振部品
の構成を示す図である。
【図7】この発明の第6の実施例に係る誘電体共振部品
の構成を示す図である。
【図8】この発明の第7の実施例に係る誘電体共振部品
の構成を示す図である。
【図9】この発明の第8の実施例に係る誘電体共振部品
の構成を示す図である。
【図10】この発明の第9の実施例に係る誘電体共振部
品の構成を示す図である。
【図11】この発明の第10の実施例に係る誘電体共振
部品の構成を示す図である。
【図12】結合度調整手段としての貫通孔の他の例を示
す図である。
【図13】この発明の第11の実施例に係る誘電体共振
部品の構成を示す図である。
【図14】この発明の第12の実施例に係る誘電体共振
部品の構成を示す図である。
【図15】この発明の第13の実施例に係る誘電体共振
部品の構成を示す図である。
【図16】この発明の第14の実施例に係る誘電体共振
部品の構成を示す図である。
【図17】本願出願人が先に提案した誘電体共振部品の
製造途中の構成を示す外観斜視図である。
【図18】本願出願人が先に提案した誘電体共振部品の
製造途中の構成を示す断面図である。
【図19】本願出願人が先に提案した誘電体共振部品の
完成状態の断面図である。
【図20】本願出願人が先に提案した誘電体共振部品の
完成状態の斜視図である。
【図21】本願出願人が先に提案した誘電体共振部品の
完成状態の破断斜視図である。
【図22】本願出願人が先に提案した誘電体共振部品の
等価回路図である。
【符号の説明】
1:誘電体ブロック 3:内導体 4:外導体 5a〜5d:内導体形成孔 α,β:内導体非形成部 9a,9b:信号入出力電極 11a〜11d,110a,110b,112:結合度
調整用の溝 12,120:結合度調整用の有底孔 13,130:結合度調整用のスリット 15,15a〜15g:結合度調整用の貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01P 7/04 (72)発明者 北市 幸裕 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 寄田 忠弘 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 毛利 久志 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 松本 治雄 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の誘電体同軸共振器が一体的に構成
    された誘電体共振部品であって、 その内部に複数の内導体形成孔が設けられた誘電体ブロ
    ック、 前記誘電体ブロックの外周面のほぼ全体を覆うように形
    成された外導体、 各前記内導体形成孔の内周面に形成された内導体、 各前記内導体形成孔の内部に形成され、前記内導体の一
    方端部と前記外導体とを電気的に非接触状態に保つため
    の内導体非形成部、および前記誘電体ブロックにおいて
    各前記内導体形成孔の間に配置され、各誘電体同軸共振
    器間の結合度を調整するための結合度調整手段を備え
    る、誘電体共振部品。
  2. 【請求項2】 前記誘電体ブロックには、前記結合度調
    整手段として溝が形成され、当該溝の表面は前記外導体
    によって覆われていることを特徴とする、請求項1に記
    載の誘電体共振部品。
  3. 【請求項3】 前記誘電体ブロックには、前記結合度調
    整手段として孔が形成され、当該孔の内周面には前記外
    導体に連接する導体膜が形成されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の誘電体共振部品。
  4. 【請求項4】 前記誘電体ブロックには、前記結合度調
    整手段としてスリットが形成され、当該スリットの表面
    は前記外導体によって覆われていることを特徴とする、
    請求項1に記載の誘電体共振部品。
  5. 【請求項5】 前記誘電体ブロックには、前記結合度調
    整手段として導体板が埋め込まれており、当該導体板は
    前記外導体と電気的に接続されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の誘電体共振部品。
JP6257693A 1992-06-16 1993-02-25 誘電体共振部品 Pending JPH0669703A (ja)

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JP6257693A JPH0669703A (ja) 1992-06-16 1993-02-25 誘電体共振部品
US08/198,819 US5537082A (en) 1993-02-25 1994-02-18 Dielectric resonator apparatus including means for adjusting the degree of coupling

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4831492 1992-06-16
JP4-48314 1992-06-16
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Cited By (6)

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