JPH066953U - 浸水式凝縮器 - Google Patents

浸水式凝縮器

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JPH066953U
JPH066953U JP4362892U JP4362892U JPH066953U JP H066953 U JPH066953 U JP H066953U JP 4362892 U JP4362892 U JP 4362892U JP 4362892 U JP4362892 U JP 4362892U JP H066953 U JPH066953 U JP H066953U
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JP
Japan
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heat transfer
transfer tube
manifold
condenser
manifolds
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JP4362892U
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English (en)
Inventor
仁志 宮本
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 浸水式凝縮器に係り、マニホールドと伝熱管
との接合に要する作業工数を低減するとともに、接合部
における検査容易性の向上等を図る。 【構成】 上下に離間した状態に配されるマニホールド
の間に、マニホールドに交差状態に取り付けられる複数
の伝熱管19を具備し、伝熱管には、マニホールド外部
に配される先端部に伝熱管を閉塞状態に保持する閉塞板
21が着脱可能に取り付けられるとともに、マニホール
ド内に配される伝熱管の管壁に伝熱管内部とマニホール
ド内部とを連通状態とする連通孔24が複数配設されて
おり、検査時に閉塞板を取り外して、伝熱管内に探触子
を挿入する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、浸水式凝縮器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
原子力発電プラント等で使用される非常用凝縮器としては、プラントにおける 事故発生時等に大量の蒸気が生成された際に、該蒸気を速やかに凝縮処理する必 要性から、常に貯水槽の貯留水中に水没状態に配置されており、蒸気を冷却する ための冷却用流体の供給・排出を簡略化して、冷却の迅速化を図っている。この 凝縮器は、上下に離間した状態に配され被冷却流体である蒸気を分配・集合させ る入口マニホールドおよび出口マニホールドを有し、該両マニホールドの間に複 数の伝熱管を直立状態に配設してなる熱交換部を配して形成される。
【0003】 従来、前記両マニホールドと伝熱管との連結部は、図4に示すように、マニホ ールド2の壁面に伝熱管取り付け孔2aを配設し、該伝熱管取り付け孔2aの縁 部に鍔出し加工を施すことにより該伝熱管取り付け部3をマニホールド2の表面 から突出させるとともに、該伝熱管取り付け部3及び伝熱管4の先端に開先加工 を施して、突き合せ溶接等によりマニホールド2と伝熱管4とを接合する方法を 採用することにより、接合部5の強度を確保するとともに、該接合部5の健全性 を良好な状態に保持するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、このような構造の凝縮器1であると、前記マニホールド2と伝 熱管4との接合のための鍔出し加工および開先加工等の前処理加工に多大な工数 を要するばかりでなく、このようにして一旦接合されたマニホールド2と伝熱管 4との接合部5は、閉塞された空間内に配されるため、その健全性を検査するこ とが困難であるという問題点があった。
【0005】 本考案は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、マニホールド2と伝 熱管4との接合に要する作業工数を低減するとともに、該接合部5における検査 容易性の向上等を図ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、貯水槽の貯留水中に水没状態に配され る浸水式凝縮器であって、上下に離間した状態に配され被冷却流体を挿通させる マニホールドの間に、該マニホールドに交差状態に取り付けられ水平方向に間隔 を空けて複数配される伝熱管を具備し、該伝熱管には、マニホールド外部に配さ れる先端部に該伝熱管を閉塞状態に保持する閉塞板が着脱可能に取り付けられる とともに、前記マニホールド内に配される伝熱管の管壁に該伝熱管内部とマニホ ールド内部とを連通状態とする連通孔が複数配設されている浸水式凝縮器を提案 している。
【0007】
【作用】
本考案に係る浸水式凝縮器によると、一方のマニホールドを通して流通する被 冷却流体がマニホールド内に配される伝熱管の管壁に配設された連通孔を挿通し て伝熱管内に流入させられ、該伝熱管を挿通する間にその外部に配される貯留水 との間に熱交換を行って凝縮させられる。そして、凝縮させられた被冷却流体は 伝熱管の連通孔を通じて他方のマニホールド内に合流され凝縮器外へ排出される ことになる。伝熱管の先端部は、マニホールド外部に配されているので、該先端 部に取り付けられた閉塞板を容易に取り外すことができ、これによってマニホー ルドと伝熱管との接合部を検査する検査用探触子等を挿入するための開口が形成 されることになる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係る浸水式凝縮器の一実施例について、図1ないし図3を参照 して説明する。これら各図において、符号10は貯水槽、11は蒸気入口管路、 12は蒸気出口管路、13は凝縮液出口管路、14は凝縮器(浸水式凝縮器)、 15は入口ヘッダ、16は出口ヘッダ、17は入口マニホールド、17aは伝熱 管取り付け孔、18は出口マニホールド、18aは伝熱管取り付け孔、19は伝 熱管、19aは開口部、20はフランジ部(先端部)、21は閉塞板、22はボ ルト、23はナット、24は連通孔である。
【0009】 本実施例の浸水式凝縮器14は、上下に離間した状態に配される入口マニホー ルド17と出口マニホールド18との間に両マニホールド17・18を連結する 複数の伝熱管19が直立状態に配設されている点で従来例の凝縮器1と共通して いる。しかし、本実施例の凝縮器14は、伝熱管19と入口マニホールド17お よび出口マニホールド18との間の接合部において従来例の凝縮器1と相違して いる。
【0010】 前記入口マニホールド17は、水平方向に平行間隔を空けて水平に複数配設さ れる直管状に形成され、その両端を前記蒸気入口管路11に接続する入口ヘッダ 15に連結されており、長手方向の途中位置には、上下の壁面を貫通する伝熱管 取り付け孔17aが長手方向に間隔をおいて複数配設されている。また、前記出 口マニホールド18は、前記入口マニホールド17の下方に間隔を空けて該入口 マニホールド17と同数配設されており、その両端を前記蒸気出口管路12およ び凝縮液出口管路13に接続される出口ヘッダ16に連結されている。該出口マ ニホールド18の上下の壁面には、前記入口マニホールド17の伝熱管取り付け 孔17aに対応する位置および同数の伝熱管取り付け孔18aが配設されている 。
【0011】 これら伝熱管取り付け孔17a・18aには、それぞれ伝熱管19が嵌合状態 に配設され、該伝熱管19とマニホールド17・18との交差位置は、全周溶接 されることによって気密状態に閉塞・固定されている。そして、これによって、 伝熱管19は前記入口マニホールド17および出口マニホールド18を串刺しし た状態に固定され、各伝熱管19がそれぞれマニホールド17・18の対向する 2箇所の壁面に固定されることになり、その取り付け強度が向上されるようにな っている。
【0012】 また、伝熱管19の両端は、両マニホールド17・18の外部に露出状態に配 されていて、閉塞板21をボルト22・ナット23によって着脱可能とするフラ ンジ部20が配設されている。そして、凝縮器14を貯水槽中10に配し、作動 可能状態とする際には、該ボルト22・ナット23を締結状態とすることにより 、該閉塞板21によって伝熱管19の両端を気密状態に閉塞して使用するように なっている。図1に示すように、隣り合う伝熱管19ごとに、フランジ部20を 上下に離間して配置することにより、伝熱管19から半径方向に突出するフラン ジ部20同士が干渉することを回避するとともに、隣り合う伝熱管19の相互間 隙を狭める配慮がなされている。
【0013】 さらに、前記伝熱管19の前記両マニホールド17・18の内部に配される管 壁には、伝熱管19内部とマニホールド17・18内部とを連通状態とする複数 の連通孔24が配設されている。該連通孔24は、伝熱管19の口径と比較して 小さい口径の小孔であって、該連通孔24を通して、蒸気および凝縮液を流通さ せるようになっている。
【0014】 このように構成された凝縮器14によると、蒸気入口管路11から入口ヘッダ 15に流入した蒸気は、該入口ヘッダ15の間に配される複数の入口マニホール ド17に分配され、さらに、伝熱管19に設けられた連通孔24を通して伝熱管 19内を挿通させられる。蒸気は、この挿通の間に伝熱管19の外部に貯留して いる貯留水との間に熱交換を行い、伝熱管19内において徐々に凝縮させられる 。そして、伝熱管19の下部に接続された出口マニホールド18に連通孔24を 挿通して合流され、さらに該出口マニホールド18の両端に接続状態の出口ヘッ ダ16に合流されることになる。このように出口ヘッダ16に合流された際に、 凝縮液に含まれている蒸気は、出口ヘッダ16に接続状態の蒸気出口管路12を 通して貯水槽10の外部に排出され、また、凝縮液は、凝縮液出口管路13を通 じて貯水槽10の外部に排出されることになる。
【0015】 ところで、このように構成された凝縮器14であると、入口マニホールド17 から伝熱管19への蒸気の流入および伝熱管19から出口マニホールド18への 凝縮液の流出の際に伝熱管19の管壁に配設された小さい口径の連通孔24を挿 通することになるので、挿通抵抗が高められ、その結果、マニホールド17から 各伝熱管19への蒸気の偏流を緩和することができる。したがって、各伝熱管1 9に挿通させられる蒸気の流量が均一化され、各伝熱管19における熱交換が均 等なものとされることにより、凝縮器14全体の熱交換効率を向上することがで きる。
【0016】 また、本実施例の凝縮器14にあっては、伝熱管19がマニホールド17・1 8に交差状態に配され、その交差部分を周溶接されることによって固定されてお り、その両端はマニホールド17・18の外部に露出状態に配されているので、 該両端のフランジ部20に取り付けられた閉塞板21をボルト22・ナット23 を緩めることによって容易に取り外すことができる。そして、該閉塞板21が取 り外された伝熱管19の両端部には、伝熱管19の内面に臨む開口部19aが形 成されるので、該開口部19aから、例えば超音波探触子のような探傷検査装置 を挿入することによって、前記マニホールド17・18と伝熱管19との溶接部 を伝熱管19の内面から探傷することが可能となり、その結果、溶接部の健全性 を容易に検査することができるものである。
【0017】 なお、本実施例において、マニホールド17・18内に配される伝熱管19の 管壁に伝熱管19より小さい口径の連通孔24を設けることとしたが、これに代 えて、スリット状の連通孔24を設けることにしてもよい。
【0018】
【考案の効果】
以上、説明したように、本考案に係る浸水式凝縮器は、上下に離間した状態に 配されるマニホールドの間に、該マニホールドに交差状態に取り付けられる複数 の伝熱管を具備し、伝熱管には、マニホールド外部に配される先端部に該伝熱管 を閉塞状態に保持する閉塞板が着脱可能に取り付けられるとともに、マニホール ド内に配される伝熱管の管壁に伝熱管内部とマニホールド内部とを連通状態とす る連通孔が複数配設されているので、以下の効果を奏する。 (1) 伝熱管に設けられた連通孔によって、マニホールドから各伝熱管へ流入 する蒸気の流量が均一化され、凝縮器全体の熱交換効率を向上して蒸気の凝縮を 促進することができる。 (2) 伝熱管の両端に設けられた閉塞板を取り外すことにより、伝熱管内面に 臨む開口部を形成することができ、該開口部から検査用探触子を挿入して、マニ ホールドと伝熱管との溶接部の健全性を容易に検査することができる。 (3) マニホールドに伝熱管を交差状態に取り付けるのでマニホールドと伝熱 管とがマニホールドの対向する壁面において固定されることになり、両者が確実 に固定され、かつ、鍔出し加工のような前処理に要する工数を削減することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る浸水式凝縮器の一実施例における
マニホールドと伝熱管の接合部を示す一部を破断した斜
視図である。
【図2】図1の浸水式凝縮器を示す正面図である。
【図3】図1の浸水式凝縮器を示す側面図である。
【図4】浸水式凝縮器の従来例におけるマニホールドと
伝熱管の接合部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 凝縮器(浸水式凝縮器) 2 マニホールド 2a 伝熱管取り付け孔 3 伝熱管取り付け部 4 伝熱管 5 接合部 10 貯水槽 11 蒸気入口管路 12 蒸気出口管路 13 凝縮液出口管路 14 凝縮器(浸水式凝縮器) 15 入口ヘッダ 16 出口ヘッダ 17 入口マニホールド 17a 伝熱管取り付け孔 18 出口マニホールド 18a 伝熱管取り付け孔 19 伝熱管 19a 開口部 20 フランジ部(先端部) 21 閉塞板 22 ボルト 23 ナット 24 連通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯水槽の貯留水中に水没状態に配される
    浸水式凝縮器であって、上下に離間した状態に配され被
    冷却流体を挿通させるマニホールドの間に、該マニホー
    ルドに交差状態に取り付けられ水平方向に間隔を空けて
    複数配される伝熱管を具備し、該伝熱管には、マニホー
    ルド外部に配される先端部に該伝熱管を閉塞状態に保持
    する閉塞板が着脱可能に取り付けられるとともに、前記
    マニホールド内に配される伝熱管の管壁に該伝熱管内部
    とマニホールド内部とを連通状態とする連通孔が複数配
    設されていることを特徴とする浸水式凝縮器。
JP4362892U 1992-06-23 1992-06-23 浸水式凝縮器 Withdrawn JPH066953U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015117890A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 村上 輝明 バドミントンや卓球を行う建物内における無風空調方法とそれに用いる装置
JP2022541368A (ja) * 2019-05-09 2022-09-26 セカル テクノ インダストリア エ コメーシオ デ エクイパメントントス ソブ エンコメンダ リミターダ 高炉及びその他工業炉向け多重チャネル冷却パネル

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19961003