JPH066937A - 電力系統接続表示方式 - Google Patents
電力系統接続表示方式Info
- Publication number
- JPH066937A JPH066937A JP4158400A JP15840092A JPH066937A JP H066937 A JPH066937 A JP H066937A JP 4158400 A JP4158400 A JP 4158400A JP 15840092 A JP15840092 A JP 15840092A JP H066937 A JPH066937 A JP H066937A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connection
- power flow
- display
- power
- bus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大規模な電力系統においても、潮流図の系統
接続状態の視認性を低下させることなく、各種の電力設
備の接続表示との整合のとれた電力系統接続表示方式を
得ることを目的とする。 【構成】 電力潮流図上に表示されかつ電圧階級毎に１
本線でシンボル化した母線と、変圧器、送電線等の系統
構成機器とを接続する個所に配置した接続表示要素の色
を母線と同一にしたことを特徴とする電力系統接続表示
方式。
接続状態の視認性を低下させることなく、各種の電力設
備の接続表示との整合のとれた電力系統接続表示方式を
得ることを目的とする。 【構成】 電力潮流図上に表示されかつ電圧階級毎に１
本線でシンボル化した母線と、変圧器、送電線等の系統
構成機器とを接続する個所に配置した接続表示要素の色
を母線と同一にしたことを特徴とする電力系統接続表示
方式。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、オンラインデータまた
は計算によって得られた電力系統の状態（電力潮流、母
線電圧、発電機の出力など）を電力系統監視装置に備え
られたマンマシン装置に図解表示するための表示方式に
関する。
は計算によって得られた電力系統の状態（電力潮流、母
線電圧、発電機の出力など）を電力系統監視装置に備え
られたマンマシン装置に図解表示するための表示方式に
関する。
【０００２】
【従来の技術】電力系統は、図４に示すように電気所の
母線ＢＵＳ１-1，ＢＵＳ１-2，ＢＵＳ１-3，…ＢＵＳ２
-4からしゃ断ＣＢや断路器ＤＳを経由して送電線Ｔｌや
変圧器Ｔｒなどの電力構成機器が電気的に接続された系
統を構成している。電力系統の状態を把握する場合、ど
のルートで電力潮流が流れて行くかを知るために送電線
Ｔｌあるいは変圧器Ｔｒがどの母線に接続しているかを
知る必要がある。特に二重母線において甲乙母線が分離
している状態では、甲母線か乙母線かどちらに接続する
かが判断できなければならない。電力系統監視システム
で使用されるマンマシン装置に出力される電力潮流図
は、電力潮流の大きさや方向等の数値だけでなく、系統
の接続状態を図解して運用者に示すために使用されてき
た。図５にその例を示す。この例では、大規模な電力系
統において表示の煩雑さの低減と視認性の向上のため、
母線構成と電力構成機器の接続を次のように図解してい
る。 （１）甲乙母線ＢＵＳ１-1〜ＢＵＳ１-4の間の接続を示
すための最低限の情報として、ブスタイしゃ断器ＣＢ・
Ｔのみを表示している。 （２）変圧器Ｔｒと送電線Ｔｌの接続は、接続表示要素
ＤＵ’の表示／非表示により表している。
母線ＢＵＳ１-1，ＢＵＳ１-2，ＢＵＳ１-3，…ＢＵＳ２
-4からしゃ断ＣＢや断路器ＤＳを経由して送電線Ｔｌや
変圧器Ｔｒなどの電力構成機器が電気的に接続された系
統を構成している。電力系統の状態を把握する場合、ど
のルートで電力潮流が流れて行くかを知るために送電線
Ｔｌあるいは変圧器Ｔｒがどの母線に接続しているかを
知る必要がある。特に二重母線において甲乙母線が分離
している状態では、甲母線か乙母線かどちらに接続する
かが判断できなければならない。電力系統監視システム
で使用されるマンマシン装置に出力される電力潮流図
は、電力潮流の大きさや方向等の数値だけでなく、系統
の接続状態を図解して運用者に示すために使用されてき
た。図５にその例を示す。この例では、大規模な電力系
統において表示の煩雑さの低減と視認性の向上のため、
母線構成と電力構成機器の接続を次のように図解してい
る。 （１）甲乙母線ＢＵＳ１-1〜ＢＵＳ１-4の間の接続を示
すための最低限の情報として、ブスタイしゃ断器ＣＢ・
Ｔのみを表示している。 （２）変圧器Ｔｒと送電線Ｔｌの接続は、接続表示要素
ＤＵ’の表示／非表示により表している。
【０００３】（３）接続状態の視認性を高めるために、
変圧器Ｔｒのシンボルの表示色により甲母線ＢＵＳ１-
1，ＢＵＳ１-3か乙母線ＢＵＳ１-2，ＢＵＳ１-4のどち
らに接続するかを示している。
変圧器Ｔｒのシンボルの表示色により甲母線ＢＵＳ１-
1，ＢＵＳ１-3か乙母線ＢＵＳ１-2，ＢＵＳ１-4のどち
らに接続するかを示している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】大規模な電力系統にお
いて、電力潮流図は、電力潮流がどのルートで流れ大き
さはどれだけかを知るために使用されることが多く、母
線構成を詳細に表示したり、あるいはしゃ断器や断路器
の開閉状態を詳細に知ることを主目的としていない。従
来の方式は、母線構成を忠実に表示させた上で、接続表
示要素によって接続を表現していたが、扱う系統の規模
が大きくなればなるほど母線構成と接続表示のシンボル
が小さくなり、ルート判定のための視認性が悪くなる難
点があった。さらに、母線表示シンボルを１母線に簡略
化して送電線や変圧器などの表示シンボルの表示色によ
り甲乙母線への接続を表現することも考えられるが、電
力構成機器の過負荷などの異常状態表示を表示色で行う
ことが必要とされる場合が多いので、使用が制限される
という難点があった。
いて、電力潮流図は、電力潮流がどのルートで流れ大き
さはどれだけかを知るために使用されることが多く、母
線構成を詳細に表示したり、あるいはしゃ断器や断路器
の開閉状態を詳細に知ることを主目的としていない。従
来の方式は、母線構成を忠実に表示させた上で、接続表
示要素によって接続を表現していたが、扱う系統の規模
が大きくなればなるほど母線構成と接続表示のシンボル
が小さくなり、ルート判定のための視認性が悪くなる難
点があった。さらに、母線表示シンボルを１母線に簡略
化して送電線や変圧器などの表示シンボルの表示色によ
り甲乙母線への接続を表現することも考えられるが、電
力構成機器の過負荷などの異常状態表示を表示色で行う
ことが必要とされる場合が多いので、使用が制限される
という難点があった。
【０００５】本発明は、大規模な電力系統においても、
潮流図の系統接続状態の視認性を低下させることのな
く、かつ各種の電力構成機器の状態表示との整合がとれ
た電力系統接続表示方式を提供することを目的としてい
る。
潮流図の系統接続状態の視認性を低下させることのな
く、かつ各種の電力構成機器の状態表示との整合がとれ
た電力系統接続表示方式を提供することを目的としてい
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、図１の電力潮流図上に表示された変圧
器Ｔr1〜Ｔr7や送電線Ｔl1〜Ｔl8などの系統構成機器
と、電圧階級例えば275KV、154KV 毎に１本線のシンボ
ルＢＵＳ１，…ＢＵＳ６で表示された母線との接続状態
を、接続表示要素ＤＵ1 〜ＤＵ30の色によって表現す
る。この接続表示要素ＤＵ1 〜30の色は、接続先の母線
毎に異なった色が決められていてしゃ断器と断路器の開
閉により電気的に接続された母線の色で表示される。
め、本発明では、図１の電力潮流図上に表示された変圧
器Ｔr1〜Ｔr7や送電線Ｔl1〜Ｔl8などの系統構成機器
と、電圧階級例えば275KV、154KV 毎に１本線のシンボ
ルＢＵＳ１，…ＢＵＳ６で表示された母線との接続状態
を、接続表示要素ＤＵ1 〜ＤＵ30の色によって表現す
る。この接続表示要素ＤＵ1 〜30の色は、接続先の母線
毎に異なった色が決められていてしゃ断器と断路器の開
閉により電気的に接続された母線の色で表示される。
【０００７】
【作用】図１に示される母線ＢＵＳ１，ＢＵＳ２は、そ
れぞれ通常図４のように複数の母線（甲，乙）から構成
されている。母線への系統構成機器の接続をしめすた
め、図１の母線ＢＵＳ１すなわち図４の母線ＢＵＳ１-1
〜ＢＵＳ１-4について、母線毎に接続表示シンボルのた
めの表示色を割り当てる。断路器ＤＳとしゃ断器ＣＢの
開閉状態によりＴｌやＴｒの系統構成機器と電気的に接
続する母線が決まるので、図１において当該要素に所属
する接続表示要素ＤＵ1 〜ＤＵ7 を接続母線に割り当て
られた表示色で表示する。例えば、図１の送電線Ｔl1は
図４において母線ＢＵＳ１-1に接続しているので、接続
表示要素ＤＵ1 の表示色は、母線ＢＵＳ１-1に与えられ
た表示色になる。接続表示要素ＤＵ2 は、図１に対応す
る図４における母線ＢＵＳ１-2に接続しているので、母
線ＢＵＳ１-2に与えられた表示色で表示され、同様に接
続表示要素ＤＵ3 ，ＤＵ4 はそれぞれ母線ＢＵＳ１-1，
ＢＵＳ１-2に与えられた表示色で表示される。以下同様
にして、各接続表示要素ＤＵ5 〜ＤＵ30は接続する母線
に割り当てられた表示色で表示される。
れぞれ通常図４のように複数の母線（甲，乙）から構成
されている。母線への系統構成機器の接続をしめすた
め、図１の母線ＢＵＳ１すなわち図４の母線ＢＵＳ１-1
〜ＢＵＳ１-4について、母線毎に接続表示シンボルのた
めの表示色を割り当てる。断路器ＤＳとしゃ断器ＣＢの
開閉状態によりＴｌやＴｒの系統構成機器と電気的に接
続する母線が決まるので、図１において当該要素に所属
する接続表示要素ＤＵ1 〜ＤＵ7 を接続母線に割り当て
られた表示色で表示する。例えば、図１の送電線Ｔl1は
図４において母線ＢＵＳ１-1に接続しているので、接続
表示要素ＤＵ1 の表示色は、母線ＢＵＳ１-1に与えられ
た表示色になる。接続表示要素ＤＵ2 は、図１に対応す
る図４における母線ＢＵＳ１-2に接続しているので、母
線ＢＵＳ１-2に与えられた表示色で表示され、同様に接
続表示要素ＤＵ3 ，ＤＵ4 はそれぞれ母線ＢＵＳ１-1，
ＢＵＳ１-2に与えられた表示色で表示される。以下同様
にして、各接続表示要素ＤＵ5 〜ＤＵ30は接続する母線
に割り当てられた表示色で表示される。
【０００８】
【実施例】図２は、図１に示す接続表示要素を系統構成
機器の母線への接続状態に合わせて色表示させるための
手順のフローチャートであり、電気所毎に電圧階級毎に
処理される。ステップＳ１では、しゃ断器と断路器の開
閉状態から送電線や変圧器などの系統構成機器が接続す
る母線を判定する。ステップＳ２では、同一の電圧階級
でブスタイしゃ断器や断路器の閉により母線間に接続が
あるかを判定する。ステップＳ３では、２母線以上の間
で接続が成立するかどうかを判定する。ステップＳ４で
は、相互に接続した母線のうち最若番の母線に系統構成
機器が接続しているものとする。ステップＳ５では、母
線に割り当てられた表示色をその母線に接続する系統構
成機器の接続表示要素の表示色に設定する。
機器の母線への接続状態に合わせて色表示させるための
手順のフローチャートであり、電気所毎に電圧階級毎に
処理される。ステップＳ１では、しゃ断器と断路器の開
閉状態から送電線や変圧器などの系統構成機器が接続す
る母線を判定する。ステップＳ２では、同一の電圧階級
でブスタイしゃ断器や断路器の閉により母線間に接続が
あるかを判定する。ステップＳ３では、２母線以上の間
で接続が成立するかどうかを判定する。ステップＳ４で
は、相互に接続した母線のうち最若番の母線に系統構成
機器が接続しているものとする。ステップＳ５では、母
線に割り当てられた表示色をその母線に接続する系統構
成機器の接続表示要素の表示色に設定する。
【０００９】ステップＳ１で接続母線が判定されステッ
プＳ５により接続表示要素の表示色がきまるが、甲乙母
線併用運用に代表される複数母線が接続する場合には、
ステップＳ２〜Ｓ４の処理により最若番の母線が代表母
線として選ばれ、接続表示要素の表示色もその母線に割
り当てられて表示色になる。このように、接続表示の表
示色により系統構成機器の母線接続状態に加えて、母線
間の接続状態も反映した表示が可能になる。
プＳ５により接続表示要素の表示色がきまるが、甲乙母
線併用運用に代表される複数母線が接続する場合には、
ステップＳ２〜Ｓ４の処理により最若番の母線が代表母
線として選ばれ、接続表示要素の表示色もその母線に割
り当てられて表示色になる。このように、接続表示の表
示色により系統構成機器の母線接続状態に加えて、母線
間の接続状態も反映した表示が可能になる。
【００１０】図３は、本発明の第２の実施例を示し、処
理は上位の電圧階級の母線から下位の電圧階級の母線へ
と繰り返され、同じ電圧階級については、電気所毎に処
理が行われる。ここで、電圧階級の上位／下位とは、母
線電圧の高低を示す。ステップＳ11では、図２のステッ
プＳ１〜Ｓ４の処理が行われ、系統構成機器の接続母線
が判定される。ステップＳ12では、電気所間の送電線で
電気的に接続された母線を１グループにまとめる。ステ
ップＳ13では、変圧器により電気的に接続された電圧階
級の異なる母線を１グループにまとめる。ステップＳ14
では、母線グループ毎に接続表示シンボルのための表示
色の組を割り当てる。ステップＳ15では、図２のステッ
プＳ５の処理を行う。
理は上位の電圧階級の母線から下位の電圧階級の母線へ
と繰り返され、同じ電圧階級については、電気所毎に処
理が行われる。ここで、電圧階級の上位／下位とは、母
線電圧の高低を示す。ステップＳ11では、図２のステッ
プＳ１〜Ｓ４の処理が行われ、系統構成機器の接続母線
が判定される。ステップＳ12では、電気所間の送電線で
電気的に接続された母線を１グループにまとめる。ステ
ップＳ13では、変圧器により電気的に接続された電圧階
級の異なる母線を１グループにまとめる。ステップＳ14
では、母線グループ毎に接続表示シンボルのための表示
色の組を割り当てる。ステップＳ15では、図２のステッ
プＳ５の処理を行う。
【００１１】本実施例の作用の要点は、母線に固定的に
表示色を割り当てるのではなく、ステップＳ11で判定さ
れた系統構成機器の接続状態をもとに、ステッＳ12とＳ
13で他の電気所の母線および異なる電圧階級母線と電気
的に接続された母線を１グループにまとめた上で、ステ
ップＳ14で母線グループ毎に異なった表示色の組を割り
当てることにある。
表示色を割り当てるのではなく、ステップＳ11で判定さ
れた系統構成機器の接続状態をもとに、ステッＳ12とＳ
13で他の電気所の母線および異なる電圧階級母線と電気
的に接続された母線を１グループにまとめた上で、ステ
ップＳ14で母線グループ毎に異なった表示色の組を割り
当てることにある。
【００１２】このように、第２の実施例によれば異なっ
た表示色の組を割り当てることにより、系統構成機器の
接続状態だけでなく、系統の分離状態も表現することが
可能になる。
た表示色の組を割り当てることにより、系統構成機器の
接続状態だけでなく、系統の分離状態も表現することが
可能になる。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、系統の母線構成を詳細
に表示しなくても送電線や変圧器などの系統構成機器の
接続状況を表現できるので、大規模な電力系統の電力潮
流図において接続状況の視認性が悪化せず、電力潮流の
流れるルートを容易に認識することが可能になる。ま
た、従来採用されていた過負荷などの系統の異常状態を
送電線や変圧器のシンボルの表示色で表す表示方式と競
合しないので、表示上の制約を受けない利点がある。
に表示しなくても送電線や変圧器などの系統構成機器の
接続状況を表現できるので、大規模な電力系統の電力潮
流図において接続状況の視認性が悪化せず、電力潮流の
流れるルートを容易に認識することが可能になる。ま
た、従来採用されていた過負荷などの系統の異常状態を
送電線や変圧器のシンボルの表示色で表す表示方式と競
合しないので、表示上の制約を受けない利点がある。
【図１】本発明による系統接続表示方式の図解例図、
【図２】発明の実施例を説明する処理フローチャート、
【図３】発明の他の実施例を示した処理フローチャー
ト、
ト、
【図４】実際の系統の詳細母線構成例図、
【図５】従来の電力潮流図の表示例図。
ＢＵＳ１-1〜-4，ＢＵＳ２-1〜-4…母線 ＤＳ…断路器 ＣＢ…しゃ断器 Ｔｌ…送電線 Ｔｒ…変圧器 ＤＵ1 〜30…接続表示要素
Claims (1)
- 【請求項１】 電力系統監視システムのマンマシン装置
上に電力潮流および電力系統の接続状態を表示するため
の電力潮流図において、送電線や変圧器などの系統構成
機器をシンボルで表す表示手段と、電気所毎に電圧階級
別に母線を１シンボルで表わす表示手段と、系統構成機
器の接続先の母線を系統構成機器に付属するシンボルで
表現する接続表示手段とから構成される電力系統接続表
示方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4158400A JPH066937A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 電力系統接続表示方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4158400A JPH066937A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 電力系統接続表示方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH066937A true JPH066937A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=15670919
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4158400A Pending JPH066937A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 電力系統接続表示方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH066937A (ja) |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP4158400A patent/JPH066937A/ja active Pending
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