JPH0669297U - 湿式抄紙機におけるフェルト帯の洗浄装置 - Google Patents

湿式抄紙機におけるフェルト帯の洗浄装置

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JPH0669297U
JPH0669297U JP1650593U JP1650593U JPH0669297U JP H0669297 U JPH0669297 U JP H0669297U JP 1650593 U JP1650593 U JP 1650593U JP 1650593 U JP1650593 U JP 1650593U JP H0669297 U JPH0669297 U JP H0669297U
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JP
Japan
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felt belt
wet paper
cleaning blade
felt
belt
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Application number
JP1650593U
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Inventor
徳七 山崎
Original Assignee
徳七 山崎
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 湿式抄紙機のフェルト帯の表面に付着して残
ろうとする繊維や、填料を剥き除いて効率よく洗浄す
る。 【構成】 ワイヤシリンダ1に摺接して湿紙を表面に付
着し、この湿紙をドライヤー2に供給して前記ワイヤシ
リンダに再び摺接するために回帰する無端のフェルト帯
Fの回帰路に、フェルト帯を横切ってフェルト帯の表面
に接触する洗浄ブレード10を上下動可能に設け、この
洗浄ブレード10のフェルト帯Fとの接触力を調節可能
にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、湿式抄紙機にて使用される無端のフェルト帯ないし毛布帯の洗浄 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
湿式抄紙機において無端のフェルト帯Fは、循環運動を行い、ワイヤシリンダ 1に摺接して湿紙Pを表面に層着し、この湿紙をドライヤ2に直接、又はドライ パートを介して間接に供給したのちワイヤシリンダに再び摺接するために回帰す る。この場合、ドライヤに湿紙を供給した後も、湿紙の一部の繊維や、填料等が フェルト帯の表面に付着して残ることがあり、そうすると次にワイヤシリンダ1 に摺接して層着する湿紙の品質が低下する。このため、図に示すようにフェルト 帯Fの回帰路に洗浄液を入れた洗浄槽3を配置すると共に、洗浄槽内の底部に、 上面の吸引孔5から槽内の洗浄液を内部に吸引する吸引箱4を設け、フェルト帯 Fをガイドロール6,7,8,9により洗浄槽内に導入して吸引箱の上面沿いに 走らせ、フェルト帯を介して吸引箱内に吸引する洗浄液の流れによりフェルト帯 の表面に付着した繊維や填料等を除去することが実公昭62−29519号公報 により公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
フェルト帯の循環走行速度は毎分300m以上にも達する高速であるため、吸 引箱の上面に沿ってフェルト帯が走行する際、フェルト帯は恰も板のようになり 、フェルト帯を透過して吸引箱に吸引される洗浄液の流れが充分に生じない。従 って、フェルト帯の走行速度が非常に遅ければ洗浄効果はあるが、高速の場合は 洗浄効果は乏しい。更に、フェルト帯は湿紙を層着した表面を上に向けてドライ ヤに湿紙を供給するため、上に向いた表面に湿紙の繊維の一部や、填料が残る。 従って、フェルト帯の上に向いた表面を反転させて下に向け、吸引箱2の吸引孔 3を有する上面に沿わせる必要があるが、それには次のような問題がある。 湿紙を層着した表面を上に向けたフェルト帯は、ワイヤシリンダの上方を通っ てドライヤから離れる上部回帰路Faを進み、次に下向きに折返す下部回帰路F bを進んでワイヤシリンダに摺接する。フェルト帯の表面が下に向くのは下部回 帰路Fbを進む区間であるが、この下部回帰路Fbの長さは上部回帰路Faの長 さに比べると非常に短いため、洗浄装置を下部回帰路Fbに設けることはスペー ス的に困難である。 又、フェルト帯の表面に付着した異物は、フェルト帯がロール等に接して走行 する際にロール等でフェルト帯に押付けられて取除くことができなくなってしま う。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述した課題を解消するために開発されたのであって、ワイヤシリン ダに摺接して湿紙を表面に付着し、この湿紙をドライヤーに供給して前記ワイヤ シリンダに再び摺接するために回帰する無端のフェルト帯の回帰路に、フェルト 帯を横切ってフェルト帯の表面に接触する洗浄ブレードを上下動可能に設け、こ の洗浄ブレードのフェルト帯との接触力を調節可能にしたことを特徴とする。
【0005】
【実施例】
図1〜5の実施例において、10はフェルト帯の上部回帰路Faを横切って上 下動可能に仮設される洗浄ブレードであり、この実施例では鋼管製の支持体11 に下向きに設けた二つの取付片12,12の間に洗浄ブレード10の上縁部を挿 入し、両取付片12,12と、その間の洗浄ブレードの上縁部を貫通するボルト 、ナット13により洗浄ブレードを下向きに固定してある。そして、洗浄ブレー ドは、下縁部から摩耗して来たらボルト、ナットを外し、新しいものと交換する 。支持体11は左右の両端に端板14,14を一体に備えている。
【0006】 洗浄ブレードを架設するため、フェルト帯Fを間にして対向する抄紙機の左右 のマシンフレーム15には、洗浄ブレードがフェルト帯の上部回帰路Faを横切 る位置に、架台16を立設してある。この左右の架台はフェルト帯の上方を横切 る横断壁17で連結されている。 各架台16は前後方向に対向する一対の支持台18,18からなり、この支持 台の相対向する面には上下方向のレール19,19が設けてある。
【0007】 前述した支持体11の両端の端板14は、上記支持台のレール19,19の間 に位置する。そして、各端板14の前縁と後縁には上記レール19,19を間に 挟む一対宛のガイド20,20が設けてある。従って、洗浄ブレード10を下向 きに固定した支持体11は各端板のガイド20,20を架台のレール19に摺接 させて上下方向にのみ可動である。
【0008】 支持体ごと洗浄ブレード10を上下動させるため、支持体11の各端部にはボ ルト軸21を立設してある。又、横断壁17上には上記各ボルト軸を内周にねじ 係合するウォームホイル22と、このウォームホイルに夫々噛合うウォーム23 と、横断壁の長手方向に向き、上記両ウォームを固定した操作軸24とを軸受、 保持装置25などにより支持すると共に、ウォームホイルの内周にねじ係合して 上向きに突出するボルト軸21の上部を回転自在に支持する。そして、操作軸2 4の左右の一端部又は両端部にはハンドル26が取付けてある。
【0009】 前述したように、洗浄ブレード10を下向きに取付けた支持体11は架台16 の上下方向のレール19に沿って上下方向にのみ可動である。そして、支持体の 両端部から立つボルト軸21は横断壁17上でウォーム23と噛合い水平に回転 するウォームホイル22の内周とねじ係合してウォームホイルから上に突出する 。従って、ウォーム23を固定した操作軸24をハンドル25で一方向に回すと 、ウォームホイルの回転によりボルト軸21は押し上げられ、これに伴い支持体 11と洗浄ブレード10は水平に下降し、操作軸24をハンドル26で反対方向 に回する支持体と洗浄ブレードは水平に上昇する。こうして洗浄ブレード10の 下縁が上からフェルト帯Fに接触する圧力を最適に調節することによりフェルト 帯の表面に残る繊維や、填料等を洗浄ブレードで機械的に掻き除くことができる 。
【0010】 尚、フェルト帯の表面が洗浄ブレード10に接触する位置の手前に散水管27 を配置して水その他の洗浄液をフェルト帯の表面に浴びせると、繊維や、填料は フェルト帯の表面から剥れ易くなるので、洗浄ブレードによる洗浄効果はより一 層大になる。
【0011】
【考案の効果】
以上で明らかなように、本考案によれば高速で走行するフェルト帯の表面に洗 浄ブレードを接触させ、洗浄ブレードでフェルト帯の表面を擦り、表面に付着し て残ろうとする繊維や、填料等を掻き除くので、確実にフェルト帯を洗浄するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の洗浄装置を使用した抄紙装置の一例の
全体図である。
【図2】洗浄ブレードと支持体の一部の斜視図である。
【図3】図1の洗浄装置の拡大側面図である。
【図4】図3の一部を省略した平面図である。
【図5】図4のV−V線での拡大断面図である。
【図6】従来の洗浄装置の断面図である。
【符号の説明】
10 洗浄ブレード 11 支持体 12 取付片 13 ボルト、ナット 14 端板 15 マシンフレーム 16 架台 17 横断壁 18 支持台 19 レール 20 ガイド 21 ボルト軸 22 ウォームホイル 23 ウォーム 24 操作軸 25 軸受 26 ハンドル 27 散水管 F フェルト帯

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤシリンダに摺接して湿紙を表面に
    付着し、この湿紙をドライヤーに供給して前記ワイヤシ
    リンダに再び摺接するために回帰する無端のフェルト帯
    の回帰路に、フェルト帯を横切ってフェルト帯の表面に
    接触する洗浄ブレードを上下動可能に設け、この洗浄ブ
    レードのフェルト帯との接触力を調節可能にしたことを
    特徴とする湿式抄紙機におけるフェルト帯の洗浄装置。
JP1650593U 1993-03-12 1993-03-12 湿式抄紙機におけるフェルト帯の洗浄装置 Pending JPH0669297U (ja)

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JP1650593U JPH0669297U (ja) 1993-03-12 1993-03-12 湿式抄紙機におけるフェルト帯の洗浄装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1650593U JPH0669297U (ja) 1993-03-12 1993-03-12 湿式抄紙機におけるフェルト帯の洗浄装置

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JPH0669297U true JPH0669297U (ja) 1994-09-27

Family

ID=11918138

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1650593U Pending JPH0669297U (ja) 1993-03-12 1993-03-12 湿式抄紙機におけるフェルト帯の洗浄装置

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