JPH0669240U - 透視可能な化粧パネル - Google Patents

透視可能な化粧パネル

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JPH0669240U
JPH0669240U JP005177U JP517794U JPH0669240U JP H0669240 U JPH0669240 U JP H0669240U JP 005177 U JP005177 U JP 005177U JP 517794 U JP517794 U JP 517794U JP H0669240 U JPH0669240 U JP H0669240U
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憲介 青山
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  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 透明な基材1Aの一方の面に表からみる絵柄
8、隠蔽性インキの層3および裏からみる絵柄9を印刷
して全体に多数の透孔5を設けたものか、不透明な基材
1Aの両側に、それぞれ表からみる絵柄8と裏からみる
絵柄9とを印刷し、全体に多数の透孔5を設けたもの
を、2枚のガラス6,6の間に挟んで接着剤7で接着し
合わせガラスとする。 【効果】 表と裏からそれぞれ別の絵柄がみえ、かつ一
方から他方を透視できる。間仕切りパネル、ディスプレ
イ、自動車のウィンドなどの用途がある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、表裏それぞれ異なった絵柄を有し、しかもそれを通して向う側がみ える、合わせガラス式の化粧パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば建物の窓ガラスに貼ってこれを保護する目的で、基材シートの片側に 反射性物質を塗り無数の透孔を設けたもの(実開昭51−86049号)や、建 物の内部を外部から遮蔽するため、内層が暗色の合成樹脂シートにアルミ箔など を重ねて透孔を多数設けたもの(実開昭54−93255号)が提案されている。
【0003】 これらは、建物の中からは外がみえるが、外から中はみえにくいようにしたも のである。
【0004】 透孔によらず、一方向の透視性を得たパネルもある(特開昭61−93508 号、同62−222883号)。
【0005】 一方、ガラスやアクリル樹脂の透明なドアに対して、その透視性を妨げずに、 内と外から異なる表示をしたいという希望がある。 同様の希望は、室内の間仕 切りなどについてもある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、上記のような希望にこたえて、表裏それぞれ異なった絵柄を 有し、しかもそれを通して双方向から透視可能な化粧パネルを提供することにあ る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の表裏異なる絵柄を有し透視可能な化粧パネルは、図面に示すように、 透明な基材1Aの一方の面に、インキ2で表からみる絵柄8を印刷し、その上に 隠蔽性インキ3で不透明層を印刷形成し、さらにその上からインキ4で裏からみ る絵柄9を印刷し、全体に多数の透孔5を設けてなるもの、または不透明な基材 1Bの両側にそれぞれインキ2で表からみる絵柄8およびインキ4で裏からみる 絵柄9を印刷し、全体に多数に透孔5を設けてなるものを、2枚のガラス6,6 の間に挟んで接着剤7で接着し、合わせガラスとしたことを特徴とする。
【0008】 透明な基材1Aを使用した場合の断面は図3に示すとおりであり、不透明な基 材1Bを使用した場合の断面は図4に示すとおりである。
【0009】 それぞれの絵柄は、不透明な基材の色または隠蔽性インキの色をバックに利用 することにより、最少限1色で構成できるが、2色以上のインキを使用して構成 してもよいことはもちろんであって、図1の表からみる絵柄2はインキ2および 基材または隠蔽インキの層3からなり、図2の裏からみる絵柄3はインキ4およ び基材または隠蔽インキの層3からなる。
【0010】 不透明な基材1Aを用いる場合、材料としては着色または無着色の合成樹脂の シートが適当である。 基材の透明・不透明にかかわらず、インキの選択および 印刷法は、既知の技術に従えばよい。
【0011】 多数の透孔5は、パンチプレスのような手段で設ける。 形状や分布は任意で あるが、小径のものを多数にする方が、絵柄を損わず、かつ透視しやすい点で好 ましい。 透視しやすさを求めるならば開口率を高く、絵柄による表示を重視す るのであれば低くすべきことはいうまでもない。
【0012】 合わせガラスにする2枚のガラスは、もちろん任意の材料の、平面または曲面 のものを使用できる。 所望により、着色したガラスや強化ガラスであってもよ い。 接着剤も任意であるが、合わせガラスに常用のポリビニルブチラールが最 適である。
【0013】
【作用】
本考案の化粧パネルを表側(図3および図4で左側)からみると、図1に示す ように2色のインキ2A,2Bで印刷された絵柄2(文字D)がみえ、裏側(図 3および図4で右側)からみると、図2に示すようにインキ3A,3Bで印刷さ れた絵柄3(文字N)がみえる。 表と裏との間は、多数の透孔5の存在により、 どちら側からも透視可能である。 両方の絵柄はそれぞれのガラスを通して美麗 に見え、また表面を保護されているので摩耗の心配がなく、パネル全体として耐 久性が高い。
【0014】
【考案の効果】
本考案の透視可能な化粧パネルは、表裏それぞれの側から別々の絵柄がみえる から、住宅、事務所の透明ドアや間仕切りパネルに有用であるほか、店舗のディ スプレイに利用しても効果的である。 自動車のウィンドに使用できることも、 もちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の化粧パネルの一例を示すものであっ
て、表側からみた平面図。
【図2】 図1の化粧パネルを裏側からみた平面図。
【図3】 基材として透明なものを使用した場合の、図
1のI−I方向かつ図2のII−II方向の模式的な断面
図。
【図4】 基材として不透明なものを使用した場合の、
図1のI−I方向かつ図2のII−II方向の模式的な断面
図。
【符号の説明】
1A,1B 基材 2 表側のインキ 3 隠蔽性インキの層 4 裏側のインキ 5 透孔 6 ガラス 7 接着剤 8 表側の絵柄 9 裏側の絵柄

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な基材1Aの一方の面に、インキ2
    で表からみる絵柄8を印刷し、その上に隠蔽性インキ3
    で不透明層を印刷形成し、さらにその上からインキ4で
    裏からみる絵柄9を印刷し、全体に多数の透孔5を設け
    てなるもの、または不透明な基材1Bの両側にそれぞれ
    インキ2で表からみる絵柄8およびインキ4で裏からみ
    る絵柄9を印刷し、全体に多数の透孔5を設けてなるも
    のを、2枚のガラス6,6の間に挟んで接着剤7で接着
    し、合わせガラスとしたことを特徴とする、表裏異なる
    絵柄を有し透視可能な化粧パネル。
  2. 【請求項2】 接着剤としてポリビニルブチラールを使
    用した請求項1の化粧パネル。
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