JPH066913A - 温度監視装置付き受配電設備 - Google Patents
温度監視装置付き受配電設備Info
- Publication number
- JPH066913A JPH066913A JP4157101A JP15710192A JPH066913A JP H066913 A JPH066913 A JP H066913A JP 4157101 A JP4157101 A JP 4157101A JP 15710192 A JP15710192 A JP 15710192A JP H066913 A JPH066913 A JP H066913A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- receiving
- power receiving
- distributing
- distributing facility
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 受配電設備の端子接続部の監視をし、事故に
いたる前に対策をほどこすことを可能とし、事故による
被害を未然に防ぎ、保守点検の高率化と精度を向上させ
る。 【構成】 機器および部材を赤外線感知センサーにより
オンラインで監視する受配電設備であって、この受配電
設備の端子接続部の少なくとも端子母材２及び端子３の
一部を端子部導電材料の輻射係数より大きいセラミック
コーティングやセラミックスパッタリング、有機質皮膜
などの皮膜４で被覆している。
いたる前に対策をほどこすことを可能とし、事故による
被害を未然に防ぎ、保守点検の高率化と精度を向上させ
る。 【構成】 機器および部材を赤外線感知センサーにより
オンラインで監視する受配電設備であって、この受配電
設備の端子接続部の少なくとも端子母材２及び端子３の
一部を端子部導電材料の輻射係数より大きいセラミック
コーティングやセラミックスパッタリング、有機質皮膜
などの皮膜４で被覆している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、温度監視装置を装着し
た受配電設備に関するもので、より具体的には受配電設
備の端子接続部の監視をも可能にした温度監視装置付き
受配電設備に関するものである。
た受配電設備に関するもので、より具体的には受配電設
備の端子接続部の監視をも可能にした温度監視装置付き
受配電設備に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、産業界でＯＡ化やＦＡ化などの高
度情報化が進み受配電設備に対する要求も変わってきて
いる。すなわち安全性が高く事故の予測や診断が可能な
設備が要求されてきている。しかし現状ではそれに十分
対応するに至っていない。たとえば故障時に発生する過
熱の検出についても、設備を構成する変圧器や開閉器の
内部に温度計を挿入して個別に管理を行なっていた。
度情報化が進み受配電設備に対する要求も変わってきて
いる。すなわち安全性が高く事故の予測や診断が可能な
設備が要求されてきている。しかし現状ではそれに十分
対応するに至っていない。たとえば故障時に発生する過
熱の検出についても、設備を構成する変圧器や開閉器の
内部に温度計を挿入して個別に管理を行なっていた。
【０００３】ところが高電圧が印加される部材たとえば
ＣＴ，ＰＴケーブル、ブスバーケーブルの接合部の温度
測定は困難であり事故の予測や診断は困難であった。し
たがって事故の予防や診断は定期的な巡回による保守点
検に頼っていた。
ＣＴ，ＰＴケーブル、ブスバーケーブルの接合部の温度
測定は困難であり事故の予測や診断は困難であった。し
たがって事故の予防や診断は定期的な巡回による保守点
検に頼っていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の受配
電設備では、これを構成する電気機器や部材について事
故予測や診断および常時監視がなされていないので突然
事故が発生し受配電設備の機能が失われビルや工場の機
能がマヒし膨大な損失を被ることになる。
電設備では、これを構成する電気機器や部材について事
故予測や診断および常時監視がなされていないので突然
事故が発生し受配電設備の機能が失われビルや工場の機
能がマヒし膨大な損失を被ることになる。
【０００５】本発明は上記課題を解決するもので、受配
電設備の信頼性の向上と、保守点検の効率化、高精度化
が可能な受配電設備を提供することを目的とする。
電設備の信頼性の向上と、保守点検の効率化、高精度化
が可能な受配電設備を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第一の発明では、受配電設備を構成する端子接続部の
少なくとも監視対象面の一部を端子部導電材料の輻射係
数より大きい皮膜で覆うことを特徴とするものである。
さらに第二の発明では、前記皮膜の輻射係数が0.6 以上
であることを特徴とするものである。
に第一の発明では、受配電設備を構成する端子接続部の
少なくとも監視対象面の一部を端子部導電材料の輻射係
数より大きい皮膜で覆うことを特徴とするものである。
さらに第二の発明では、前記皮膜の輻射係数が0.6 以上
であることを特徴とするものである。
【０００７】
【作用】上記のように、受配電設備を構成する端子接続
部の監視対象面を端子部導電材料の輻射係数の大きい皮
膜で覆っているので赤外線の放出量が多くなり赤外線感
知センサーによる温度計測の精度が向上する。
部の監視対象面を端子部導電材料の輻射係数の大きい皮
膜で覆っているので赤外線の放出量が多くなり赤外線感
知センサーによる温度計測の精度が向上する。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１を参照して説
明する。図１（Ａ）は本発明の一実施例の受配電設備に
用いられている端子接続部の要部の概略を示す平面図、
図１（Ｂ）は同正面図である。図１で、１は端子母材２
を支持する端子支持材を示しており、電気絶縁性能と力
学的性能に優れた材料により製作されている。具体的に
は強化プラスチックやセラミックなどが適している。
明する。図１（Ａ）は本発明の一実施例の受配電設備に
用いられている端子接続部の要部の概略を示す平面図、
図１（Ｂ）は同正面図である。図１で、１は端子母材２
を支持する端子支持材を示しており、電気絶縁性能と力
学的性能に優れた材料により製作されている。具体的に
は強化プラスチックやセラミックなどが適している。
【０００９】端子母材２は銅、真鍮、などが多く用いら
れるが、アルミ、またはその合金が用いられる場合もあ
る。また、前記端子母材２の導体の表面を鍍金したもの
を用いる場合もある。
れるが、アルミ、またはその合金が用いられる場合もあ
る。また、前記端子母材２の導体の表面を鍍金したもの
を用いる場合もある。
【００１０】端子母材２の両端部にはネジによって端子
３が取り付けられている。材質は前記の端子母材２とほ
ぼ同じである。端子母材２と端子３の表面には皮膜４が
被覆されている。この皮膜４は、端子部の輻射係数を大
きくするためにほどこされたものである。具体的にはセ
ラミックコーティングやセラミックスパッタリング、さ
らには有機質皮膜などが適している。ただ、その皮膜に
要求される性能として使用中の温度サイクルで剥離やク
ラックが発生しないことである。通常のセラミックや有
機皮膜の輻射係数は0.8以上であるが、導体に熱膨張係
数を近づけるために有機材料に充填材として金属粉末を
混入する。ただし、金属粉末を混入した皮膜は輻射係数
が小さくなる。
３が取り付けられている。材質は前記の端子母材２とほ
ぼ同じである。端子母材２と端子３の表面には皮膜４が
被覆されている。この皮膜４は、端子部の輻射係数を大
きくするためにほどこされたものである。具体的にはセ
ラミックコーティングやセラミックスパッタリング、さ
らには有機質皮膜などが適している。ただ、その皮膜に
要求される性能として使用中の温度サイクルで剥離やク
ラックが発生しないことである。通常のセラミックや有
機皮膜の輻射係数は0.8以上であるが、導体に熱膨張係
数を近づけるために有機材料に充填材として金属粉末を
混入する。ただし、金属粉末を混入した皮膜は輻射係数
が小さくなる。
【００１１】ところで、受配電設備の監視方法は、受配
電設備の内部に赤外線感知センサーを装着して各機器や
部材の温度を非接触状態で監視するとともに、上記のよ
うな端子接続部の温度を赤外線感知センサー（図示せ
ず）によって監視する。このような監視によって、事故
の未然防止や、保守点検の効率化や精度の向上をはかる
ことが可能になる。
電設備の内部に赤外線感知センサーを装着して各機器や
部材の温度を非接触状態で監視するとともに、上記のよ
うな端子接続部の温度を赤外線感知センサー（図示せ
ず）によって監視する。このような監視によって、事故
の未然防止や、保守点検の効率化や精度の向上をはかる
ことが可能になる。
【００１２】図２は端子接続部の表面皮膜の有無によ
る、赤外線センサーの出力特性図である。図２中（Ａ）
は、皮膜処理無しの場合であり電流を増加させても出力
の増加は小さい。他方、図２中（Ｂ）は、セラミック処
理をしたものであり電流の増加とともに出力も大きくな
る。しかも、故障時には出力が著しく増加するので故障
の監視が容易である。多くの実験の結果、皮膜４の輻射
係数が0.6 以上であれば故障と正常の識別が容易である
ことがわかったが、それ以下でも導体より皮膜４の輻射
係数が大きくなると測定精度は向上する。
る、赤外線センサーの出力特性図である。図２中（Ａ）
は、皮膜処理無しの場合であり電流を増加させても出力
の増加は小さい。他方、図２中（Ｂ）は、セラミック処
理をしたものであり電流の増加とともに出力も大きくな
る。しかも、故障時には出力が著しく増加するので故障
の監視が容易である。多くの実験の結果、皮膜４の輻射
係数が0.6 以上であれば故障と正常の識別が容易である
ことがわかったが、それ以下でも導体より皮膜４の輻射
係数が大きくなると測定精度は向上する。
【００１３】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば異常温度
を非接触でかつオンラインで測定できるので機器や部材
の異常状態をタイムリーに知ることができるのみなら
ず、端子接続部の監視も高精度にできるので、事故にい
たる前に対策をほどこすことが可能となり、事故による
被害を未然に防ぐことができ、保守点検の効率向上と精
度を向上させることができる。
を非接触でかつオンラインで測定できるので機器や部材
の異常状態をタイムリーに知ることができるのみなら
ず、端子接続部の監視も高精度にできるので、事故にい
たる前に対策をほどこすことが可能となり、事故による
被害を未然に防ぐことができ、保守点検の効率向上と精
度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】（Ａ）は本発明の一実施例の受配電設備に用い
られている端子接続部の要部の概略を示す平面図、
（Ｂ）は正面図である。
られている端子接続部の要部の概略を示す平面図、
（Ｂ）は正面図である。
【図２】接続部表面の皮膜の有無による赤外線感知セン
サーの出力特性図である。
サーの出力特性図である。
１ 端子支持材 ２ 端子母材 ３ 端子 ４ 皮膜
Claims (2)
- 【請求項１】 機器および部材を赤外線感知センサーに
よりオンラインで監視する受配電設備であって、この受
配電設備の端子接続部の少なくとも監視対象面の一部を
端子部導電材料の輻射係数より大きい皮膜で覆うことを
特徴とする温度監視装置付き受配電設備。 - 【請求項２】 端子接続部を覆う皮膜の輻射係数が0.6
以上である請求項１記載の温度監視装置付き受配電設
備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4157101A JPH066913A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 温度監視装置付き受配電設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4157101A JPH066913A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 温度監視装置付き受配電設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH066913A true JPH066913A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=15642261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4157101A Pending JPH066913A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 温度監視装置付き受配電設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH066913A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19736667B4 (de) * | 1996-08-23 | 2009-04-30 | Sumitomo Chemical Co. Ltd. | Bisazo-Verbindung und Verfahren zum Färben oder Bedrucken von Fasermaterialien unter Verwendung dieser Verbindungen |
| CN102944812A (zh) * | 2012-11-11 | 2013-02-27 | 国家电网公司 | 一种电缆运行故障监测装置 |
-
1992
- 1992-06-17 JP JP4157101A patent/JPH066913A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19736667B4 (de) * | 1996-08-23 | 2009-04-30 | Sumitomo Chemical Co. Ltd. | Bisazo-Verbindung und Verfahren zum Färben oder Bedrucken von Fasermaterialien unter Verwendung dieser Verbindungen |
| CN102944812A (zh) * | 2012-11-11 | 2013-02-27 | 国家电网公司 | 一种电缆运行故障监测装置 |
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