JPH0668997U - バス用乗降ステップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、乗降時は最下段のステップを低く
して乗降を容易にする構造簡単なバス用乗降ステップ装
置を提供する事を目的としている。 【構成】 バスに乗降するバス用乗降ステップにおい
て、ステップ最下段に断面Ｌ字状の部材５を回動可能に
取付け、昇降時には前記断面Ｌ字状の部材５をステップ
の外側に回動してステップ最下段としている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、バスに乗降するバス用乗降ステップに関する。

【０００２】

【従来の技術】

バスの乗降口はフロントオーバーハング部と中央部とに設けられることが多く 、観光バスの場合はフロントオーバーハング部だけが一般的である。

【０００３】 そして、いずれにしても最低地上高を確保するために、乗降口の最下段のステ ップの高さをあまり低くできないことは知られている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、高齢化が進むなかで観光バスの利用者も高齢者が多くなり、足 腰が弱い乗客はステップが高いと乗降に苦労する。

【０００５】 そこで、バス会社では小さな踏み台を用意して、乗降に際しガイドが乗降口の 前において補助している。

【０００６】 また、実開平２−１１５０４４号公報が開示されているが、複数のステップを すべて連動装置で移動しているので、複雑で、重量、価格共にかさむという問題 がある。

【０００７】 従って、本考案は、乗降時は最下段のステップを低くして乗降を容易にする構 造簡単なバス用乗降ステップ装置を提供する事を目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

本考案によれば、バスに乗降するバス用乗降ステップにおいて、ステップ最下 段に断面Ｌ字状の部材を回動可能に取付け、乗降時には前記断面Ｌ字状の部材を ステップの外側に回動してステップ最下段としている。

【０００９】

【作用】

上記のように構成されたバス用乗降ステップにおいて、乗降時にはステップの 最下段に回動可能に設けられた断面Ｌ字状の部材を車体の外側に回動してステッ プの最下段とするので、路面からの高さは低くなり乗降が容易になる。

【００１０】

【実施例】

以下、図面を参照して、本考案の実施例を説明する。

【００１１】 図において、同じ機能を有する部材には同じ符号を付して、その都度の説明は 省略する。

【００１２】 図１において、バスの車体１の前輪８の前方には乗降口２が設けられている。

【００１３】 また、その乗降口２には車内の床面９から複数のステップ３と４とが固設され 、ステップ４の先端部にはヒンジ７を介して断面Ｌ字状の部材である回動式ステ ップ５が回動自在に取付けられ、そのヒンジ７にはステップ５を回動するモータ ６が取付けられている。

【００１４】 そして、ステップ５を車体側に格納した場合、図２を参照して、バスの車体１ の側面の内側に入るよう構成されている。

【００１５】 したがって、図３を参照して、ドアが開いた場合にモータ６をオンするスイッ チを車体に設け、ステップ５が最下段を形成する位置でオフするリミットスイッ チを設けておけば、ドアを開けばステップ５を自動的に作動させることができる 。

【００１６】 格納時には上記の逆の順序で作動させればよい。

【００１７】

【考案の効果】

本考案は、以上説明したように構成されているので、乗降時に最下段のステッ プを低くでき、乗降が容易になる。

【００１８】 また、構造が簡単で重量の増加も少なく、価格が安く最低地上高は確保され走 行上の問題はない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す乗降ステップの斜視
図。

【図２】図１のステップの格納状態を示す正面図。

【図３】図１のステップの作動状態を示す正面図。

【符号の説明】

１…車体 ２…乗降口 ３、４…ステップ ５…回動ステップ ６…モータ ７…ヒンジ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 バスに乗降するバス用乗降ステップにお
   いて、ステップ最下段に断面Ｌ字状の部材を回動可能に
   取付け、乗降時には前記断面Ｌ字状の部材をステップの
   外側に回動してステップ最下段としたことを特徴とする
   バス用乗降ステップ。