JPH0668995B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JPH0668995B2
JPH0668995B2 JP62209033A JP20903387A JPH0668995B2 JP H0668995 B2 JPH0668995 B2 JP H0668995B2 JP 62209033 A JP62209033 A JP 62209033A JP 20903387 A JP20903387 A JP 20903387A JP H0668995 B2 JPH0668995 B2 JP H0668995B2
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、電源装置に高周波インバータ回路を用いた高
周波加熱装置の改良に関するものである。
<従来の技術> 従来の回路例を第3図に従って説明する。商用周波電源
1はダイオードブリッジ2,チョークコイル3,平滑コンデ
ンサ4からなる整流・平滑回路により整流される。イン
バータ回路は、高圧トランス101,該高圧トランスの1次
コイル5と並列に接続された共振コンデンサ9,スイッチ
ング素子10,ダイオード11より構成され、制御回路102の
出力信号によるドライブ回路103の駆動でスイッチング
素子10がON,OFFして、トランス101の2次側に高周波出
力を発生させる。トランス101の2次コイル6により昇
圧された高周波出力はコンデンサ13とダイオード14によ
り整流されマグネトロン12の陽極−陰極間に印加されて
いる。また3次巻線7の出力はマグネトロン12のフィラ
メントに印加されている。このようにしてマグネトロン
12は発振し高周波により被加熱物を加熱する。従来の制
御回路102はこの図に示すようにコンパレータやオペア
ンプを用いたアナログ回路により構成されていた。その
動作を簡単に説明すると15はコンパレータ16の働きによ
りトランス101の検知コイル8の電圧から同期信号を取
り出す同期検出回路で、17はコンパレータ18の働きによ
り同期信号に同期して発振する三角波電圧を出力制御回
路20の出力電圧と比較し、ON時間が出力制御回路20の出
力電圧に比例したパルス(ON信号)を出力するパルス制
御回路である。第4図に主要部の波形(タイミング図)
を示す。21はマグネトロンの陽極電流を検出するための
直列抵抗であり、トランス101の2次コイル6と直列に
接続されている。この直列抵抗21の電圧はダイオード2
2,抵抗23,抵抗24,コンデンサ25により平均値整流され差
動増幅器27の(−)入力端子に入力される。26は出力を
任意の値に設定するための可変抵抗で差動増幅器27の
(+)入力端子に入力されている。この出力設定の基準
電圧と電流の平均値との差は増幅されコンパレータ19へ
出力される。そしてコンパレータ19の出力によりドライ
ブ回路103を介してスイッチング素子10がオン・オフ制
御される。
<発明が解決しようとする問題点> 一般に平滑コンデンサ4の容量は小さく選ばれ直流電源
電圧VDCは第5図(a)に示すような脈流となる。マグ
ネトロン12は動作開始電圧以下では電流が流れず発振し
ない。従って電源電圧VDCが一定の電圧以下ではマグネ
トロンに電流が流れずその波形は第5図(b)に示すよ
うになる。これを整流平滑(平均値整流)した電圧波形
は第5図(c)に示すようになりリップルを含んでい
る。この電圧と出力設定の基準電圧とを差動増幅すれば
リップル分のONパルス幅の変動を生じ好ましくなかっ
た。このように制御回路をアナログ回路のみで構成する
と、精度が悪く、回路が複雑となってコストが高くなる
という問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決し、低コストで精度
の良い制御回路を備えた高周波加熱装置を提供するもの
である。
<問題点を解決するための手段> マグネトロン12の陽極電流またはインバータ回路入力電
流もしくは商用電源入力電流の整流平均値を検出する電
流検出手段105と、該電流検出手段105の出力値を出力設
定手段106の出力値と比較する比較手段104と、該比較手
段104の出力に基づいてカウンタ値を増減させるレジス
タ108と、レジスタ108のカウント値をプリセットし、イ
ンバータ回路の共振周期に同期して基準クロックパルス
をカウントするカウンタ110と、該カウンタ110の出力で
スイッチング素子10のオン時間制御を行なう駆動制御手
段111,103とを備える。尚、上記比較手段104の出力に基
づいてレジスタ108のカウンタ値を増減させるタイミン
グは商用電源に同期させると良い。
<作 用> インバータ回路の共振周期に同期して、即ち第1図の同
期検出回路112がトランス101におけるフライバック電圧
のゼロクロスを検出するとフリップフロップ回路111が
セットされて、スイッチング素子10がONする。同時にレ
ジスタ108のカウンタ値をカウンタ110にプリセットし基
準クロックパルスのカウントを開始する。そしてプリセ
ットされたカウント値をカウントアップしたならばフリ
ップフロップ回路111がリセットされてイッチング素子1
0がOFFする。OFF時間はインバータ回路の1次コイル5
と共振コンデンサ9との共振周期によって決まり、同期
検出によりインバータ回路の共振周期とスイッチング素
子10のON−OFF周期とは同期がとられている。
レジスタ108には、スイッチング素子10のON時間に相応
するカウンタ値がセットされていて、比較手段104の出
力により、電流検出手段105の出力値が出力設定手段106
の出力値より小さい場合にはカウンタ値が1ステップ増
加(ON時間が増加して出力が増加)され、逆に電流検出
手段105の出力値が出力設定手段106の出力値より小さい
場合にはカウンタ値が1ステップ減少(ON時間が減少し
て出力が減少)される。
尚、比較手段104の出力によりレジスタ108のカウンタ値
を増減させるタイミングを商用電源同期回路113の第5
図(d)に示す如き同期信号により商用電源の半サイク
ル毎に同期させることで電流検出手段105の出力値が第
5図(c)に示すようなリップルを含んだものであって
も影響をほとんど受けなくできる。
<実施例> 以下、本発明の具体的な一実施例について説明する。
第2図において、105は電流検出手段、106は出力設定の
可変抵抗器である。これらの電圧はコンパレータ104で
比較される。108はON時間を設定するためのレジスタ
で、アップ・ダウンカウンタにより構成されている。11
3は商用電源同期パルス発生回路で半サイクル毎に第5
図(d)に示すパルスを発生し、アップ・ダウンカウン
タ108のクロック入力端子に出力する。従ってこのレジ
スタ108の値は商用電源の半サイクル毎にコンパレータ1
04の出力に基づいて1ステップだけ増減する。すなわち
出力設定に対し検出電流が大きいときはコンパレータ10
4の出力はLとなってカウンタ値はダウン、逆のときは
アップに制御される。110はダウンカウンタ回路により
構成されたカウンタであり、同期検出回路112の出力パ
ルスによってレジスタ108の値をロードし基準クロック
発生回路109の出力をダウンカウントする。111はスイッ
チング素子10にON信号を出力するフリップフロップで、
同期検出回路112の出力パルスによりセットされ出力は
Hとなり、スイッチング素子10をONさせる。カウンタ11
0がカウントアップするとボロー出力が出てフリップフ
ロップ111をリセットしてスイッチング素子10をOFFさせ
る。
電源を投入して動作を開始するときレジスタ108には所
定の初期値がセットされる。マグネトロン12のフィラメ
ントが加熱されるまで陽極電流が流れないのでコンパレ
ータ104の出力はHとなり、レジスタ108の値は商用周波
の半サイクル毎に増加し、予め定められている最大値に
達すると飽和する。陽極電流が流れ始めると出力設定値
手段106の出力値と比較し、電流が大きいときはレジス
タの値を減らし、その結果スイッチング素子のON時間が
短くなって陽極電流も減少する。かくしてレジスタの値
は増減を繰り返しながら電流と出力設定とがほぼ平衡状
態に達する。また出力設定を急激に変化したときもレジ
スタ108の値、すなわちON時間は急激に変化せず除々に
変化し、出力を急激に増すことによるマグネトロンの異
常現象を防止できる。
<発明の効果> 本発明の高周波加熱装置は上記のような構成であるか
ら、制御回路をデジタル化したことにより制御の精度が
良くなるとともに、電流検出のアナログ量処理をA/D
コンパレータのように高価な回路を用いずにコンパレー
タで処理しているので、低コストで簡単にデジタル化が
できる。また、回路をデジタル化することにより無調整
化が計れLSI化することにより大幅なコストダウンを計
ることができる。
しかも、比較手段の出力に基づきレジスタのカウント値
を商用電源の周期に同期させて1ステップずつ増減して
いるので、出力設定手段による出力設定を急激に変化さ
せた場合であっても、レジスタのカウント値は商用電源
の周期に同期して1ステップずつ徐々に増減し、スイッ
チング素子のオン時間が急激に変化することなく、出力
が急激に増すことによるマグネトロンの異常現象を確実
に防止することができる。
更に、電流検出手段の検出出力にノイズが重畳しても、
このノイズによりレジスタのカウンタ値が急激に変化す
ることなく商用電源の周期に同期して徐々に変化するの
で、ノイズによるレジスタのカウント値の変化は最小限
の変化となり、出力変化を最小限に抑えることができ、
スイッチング素子の破壊を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック回路図、第2図は
本発明の実施例を示す電気回路図、 第3図は従来例の電気回路図、第4図は従来例における
主要部の信号波形図、第5図は商用電源周期の各波形図
である。 符号 5:1次コイル、6:2次コイル、 8:検知コイル、12:マグネトロン、 101:昇圧トランス、102:制御回路、 104:コンパレータ、105:電流検出手段、 106:出力設定手段、108:レジスタ、 109:基準クロックパルス発生回路、 110:カウンタ、111:フリップフロップ回路、 112:同期検出回路、 113:商用電源同期回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用電源を整流・平滑して直流電源を作る
    整流・平滑回路と、マグネトロン駆動用昇圧トランス,
    コンデンサ,ダイオード,スイッチング素子等にて構成
    されたインバータ回路と、該インバータ回路で作られた
    高周波電源にてマグネトロンを駆動させるマグネトロン
    駆動回路と、上記インバータ回路のスイッチング素子を
    オン・オフ制御する制御回路とを具備した高周波加熱装
    置において、 マグネトロンの陽極電流またはインバータ回路入力電流
    もしくは商用電源入力電流の整流平均値を検出する電流
    検出手段と、該電流検出手段の出力値を出力設定手段の
    出力値と比較する比較手段と、該比較手段の出力に基づ
    いてカウント値を商用電源同期回路からの同期信号によ
    り商用電源の周期に同期させて1ステップずつ増減させ
    るレジスタと、該レジスタのカウント値をプリセット
    し、インバータ回路の共振周期に同期して基準クロック
    パルスをカウントし、スイッチング素子をオンさせるた
    めのオン信号を出力しているフリップフロップをオフす
    るカウンタとを備えたことを特徴とする高周波加熱装
    置。
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