JPH0668951B2 - 蛍光ランプの製造方法 - Google Patents

蛍光ランプの製造方法

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JPH0668951B2
JPH0668951B2 JP22206587A JP22206587A JPH0668951B2 JP H0668951 B2 JPH0668951 B2 JP H0668951B2 JP 22206587 A JP22206587 A JP 22206587A JP 22206587 A JP22206587 A JP 22206587A JP H0668951 B2 JPH0668951 B2 JP H0668951B2
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protective film
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fluorescent lamp
glass
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JP22206587A
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久司 本田
幹男 松田
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は内面に保護膜を介して蛍光膜を形成してなる複
数のガラスバルブを連結して連続した放電路を形成する
製造方法の改良に関する。
(従来の技術) 近年、ソーダ石灰ガラスで構成され内面に蛍光膜を形成
してなる直管形またはU字形バルブを複数個連結して、
連続しかつ屈曲した放電路を形成して、その両端部にフ
ィラメント電極を封装してなる蛍光ランプが開発され、
小形で高出力が得られるなどの理由をもって白熱電球の
代替用光源として広く普及している。
しかし、このような蛍光ランプは従来の直管形蛍光ラン
プに比較してバルブの単位表面積当りの放電負荷(管壁
負荷)が高く、このためバルブ内の水銀イオンがバルブ
のガラスに溶け込んでバルブ全体が茶褐色に変色するい
わゆる不透明化現象が短時間のうちに発生する。
この対策として、バルブ内面にアルミナや酸化チタンな
どの金属酸化物からなる保護膜を形成し、この保護膜上
に蛍光膜を形成することにより、保護膜によって水銀イ
オンがバルブのガラスに溶け込むのを阻止し、ガラス中
のアルカリ金属と結合して着色することを防止する技術
が開発された。
しかして、従来、内面に蛍光膜を形成したバルブの連結
予定部を局部加熱して軟化させてからバルブ内を加圧し
て吹き破って連結孔を形成し、そののちこれらバルブの
複数個を連結孔によって接続して連続した放電路を形成
する技術が開発され、たとえば特開昭55-133730号公報
の記載によって公知になっている。この公報の記載によ
れば、連結予定部を吹き破り、かつ連結する工程におい
て、予め形成されていた蛍光膜は軟化したガラスに没入
して取囲まれることがないので、連結部が冷却した後に
おいても連結部が内部歪みによって破砕することがない
とされている。
そこで、本発明者らは内面に金属酸化物からなる保護膜
と蛍光膜とを重層した複数のバルブを連結して連続した
放電路を形成することを考えた。
(発明が解決しようとする問題点) 保護膜と蛍光膜とを重層した複数のバルブを連結したと
ころ、ほとんど全部が連結部が破砕した。そこで、破砕
の原因を調査したところ、保護膜を構成する酸化物の粒
子が溶融したガラス内に没入し、これが原因になって連
結部に強い歪みを生じて破砕することが判明した。ま
た、蛍光膜は構成する蛍光体によっては破砕の原因にな
らないことが判明した。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は複数のバルブを連結して連続した放電路を有す
る蛍光ランプを製造する方法で、連結予定部に保護膜が
存在しない状態で局部加熱して軟化させて吹き破って連
結孔を形成し、そののちこれら複数のバルブの対応する
連結孔相互を連結して連続した放電路を形成することに
よって、連結部に歪みが発生しないようにして破断やき
裂を防止する方法がある。
(作用) 本発明方法によれば連結予定部には保護膜が存在しない
ので、この連結予定部を加熱し溶融させても金属酸化物
が溶融したガラスに没入することがなく、したがって、
冷却後連結部に歪みを生じることがない。
(実施例) 本発明の詳細を図示の実施例によって説明する。図は3
個のU字形バルブを連結して多屈曲形蛍光ランプを製造
する方法を工程順に示す。まず、接続すべきU字形バル
ブを第1図によって概説すれば(1),(3)は両端を構成す
るガラスバルブで、端脚(11),(31)はやや長く、かつ、
中間脚(12),(32)はやや短く構成され、中間脚(12),(32)
の先端に近接して連結予定部(13),(33)が予定されてい
る。また(2)は中間部を構成するガラスバルブで両脚(2
1),(22)はともに中間脚(12),(32)と同じ長さにそろえて
あり、それぞれに連結予定部(23),(23)が予定されてい
る。
一方、保護膜材料として金属酸化物の一例であるアルミ
ナ(Al2O3)の微粒子をニトロセルローズとともに酢酸ブ
チルなどの有機溶剤に分散して塗料に調整する。また、
蛍光膜材料として蛍光体の一例である希土類活りん酸塩
蛍光体の粉末をニトロセルローズとともに酢酸ブチルな
どの有機溶剤に分散して塗料に調整する。
つぎに製造方法を説明する。まず、第1図に示すよう
に、各バルブ(1),(2),(3)内面に保護膜塗料(41),(41),
(41)を塗布する。この場合、図示のように各バルブ(1),
(2),(3)とも開口近傍には塗布しないことが望ましい。
つぎに、第2図に示すように各バルブ(1),(2),(3)の連
結予定部(13),(23),(33)内面の塗料(41),(41),(41)を除
去し、ついで焼成すれば塗料(41)はニトロセルローズが
除去されてアルミナからなる保護膜(4)に形成される。
しかし連結予定部(13),(23),(33)の内面には保護膜が存
在しない。
ついで、第3図に示すように、各バルブ(1),(2),(3)の
保護膜(4),(4),(4)上に前述の蛍光膜塗料(51)を塗布す
る。この場合も、図示のように各部バルブ(1),(2),(3)
とも開口近傍には蛍光膜塗料を塗布しないことが望まし
い。つぎに、第4図に示すように、各バルブ(1),(2),
(3)の連結予定部(13),(23),(33)内面の塗料(51),(51),
(51)を除去し、ついで焼成すれば蛍光膜(5)が形成され
る。
つぎに、両端のバルブ(1),(3)の中間脚(12),(32)および
中間バルブ(2)の両脚(21),(22)の開口をそれぞれ閉塞
し、かつ中間バルブ(2)の脚(21)に排気管(6)を取付け
る。
そうして、第5図に示すとおり、バーナ(7),(7)を用い
て各バルブ(1),(2),(3)の連結予定部(13),(23),(33)を
外部から局部加熱してガラスを軟化させ、各バルブ(1),
(2),(3)内に空気を吹き込んで第6図に示すように連結
突部(14),(24),(34)を形成するとともに吹き破って連結
孔(15),(25),(35)を形成する。
つぎに、第7図に示すように、各バルブ(1),(2),(3)の
接続すべき連結突部(14),(24):(24),(34)を通常の方法
で加熱溶融して突合せ溶接して連結部(8),(8)を形成
し、連結孔(15),(25),(25),(35)を通って連続した放電
路を形成する。ついで第8図に示すように、両端バルブ
(1),(3)の端脚(11),(31) にフィラメント(91)をマウン
トしたステム(9)を封着し、さらに排気管(6)から排気
し、アルゴンなどの不活性ガスとともに適量の水銀を充
填して封切すれば本実施例蛍光ランプが完成する。
しかして、上述の製造工程において、第5図ないし第7
図に示したように、連結予定部(13),(23),(23),(33)は
バーナ(7)によって加熱軟化させて吹き破り、さらに連
結突部(14),(24),(24),(34)相互を溶接して連結部(8),
(8)を形成する。このとき、連結予定部(13),(23),(23),
(33)内面は保護膜(4),(4),(4)および蛍光膜(5),(5),(5)
を予め除去してあるので、上述の加熱軟化および加工に
おいて金属酸化物であるアルミナ粒子や蛍光体粒子が軟
化したガラスに没入するおそれがなく、したがって、冷
却後き裂や破断の原因になることもない。
なお、上述の実施例において、連結予定部(13),(23),(3
3)の蛍光膜(5),(5),(5)も除去したが本発明において
は、蛍光膜の除去は必ずしも必要なく、たとえば前述の
特開昭55-133730号公報の記載に見られるように連結予
定部にテルビウム付活アルミン酸セリウム・マグネシウ
ム蛍光体や3価のユーロピウム付活酸化イットリウム蛍
光体などを用いた蛍光膜が形成してあっても連結突部の
形成には支障がない。
さらに、本発明においては、連結予定部にマスキングを
施すなどの手段により、連結予定部に保護膜塗料が被着
しないようにして保護膜を形成してもよく、要は連結予
定部を局部加熱して軟化させるとき、連結予定部に保護
膜が存在しなければよい。また、前述の実施例において
は連結突部相互を直接接続して連結部を形成したが、本
発明においてはガラス管、金属リングなどの連結部材を
介して接続してもよい。そうして、連結突部の形成は不
可欠でなく、連結孔が形成され、これら連結孔相互を連
結して連続した放電路が形成できればよい。
なお、前述の実施例においては連結部(8),(8)の突設方
向をバルブ(1),(2),(3)の屈曲してなす面と並行にして
平面状の屈曲形ランプに構成したが、本発明はこれに限
らず、たとえば第9図に示すように、連結部(8),(8)の
突設方向をバルブ(1),(2),(3)の屈曲してなす面に対し1
20°の方向にして、各バルブ(1),(2),(3)がそれぞれ三
角形の各辺をなすように形成して、立体的な光源に構成
してもよい。
そうして、保護膜を構成する金属酸化物は前述のアルミ
ナに限らず、酸化チタン、酸化バリウムなど他のもので
もよい。
〔発明の効果〕
このように、本発明の蛍光ランプの製造方法は内面に金
属酸化物からなる保護膜を形成した複数個のガラスバル
ブの連結予定部を局部的に加熱して軟化させたのち吹き
破って連結孔を形成し、そののちこれら複数個のバルブ
の対応する連結孔相互を連結して連続した放電路を形成
する工程において、連結予定部は保護膜のない状態で局
部加熱して軟化させるので、連結予定部が軟化して加工
されるとき、保護膜を構成する金属酸化物粒子が軟化し
たガラスに没入することがなく、したがって没入に起因
する連結部のき裂や破断が生じることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本発明の蛍光ランプの製造方法の
一実施例を工程順に示す説明図は第9図は他の実施例の
一工程を示す説明図である。 (1),(2),(3)……バルブ (13),(23),(33)……連結予定部 (14),(24),(34)……連結突起 (15),(25),(35)……連結孔 (4)……保護膜 (5)……蛍光膜 (7)……バーナ (8)……連結部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面に金属酸化物からなる保護膜を形成し
    た複数個のガラスバルブの連結予定部を局部的に加熱し
    て軟化させたのち吹き破って連結孔を形成し、そののち
    これら複数個のバルブの対応する連結孔相互を連結して
    連続した放電路を形成する工程において、上記連結予定
    部は保護膜のない状態で局部加熱して軟化させることを
    特徴とする蛍光ランプの製造方法。
JP22206587A 1987-09-07 1987-09-07 蛍光ランプの製造方法 Expired - Lifetime JPH0668951B2 (ja)

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