JPH0668896B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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- JPH0668896B2 JPH0668896B2 JP62201515A JP20151587A JPH0668896B2 JP H0668896 B2 JPH0668896 B2 JP H0668896B2 JP 62201515 A JP62201515 A JP 62201515A JP 20151587 A JP20151587 A JP 20151587A JP H0668896 B2 JPH0668896 B2 JP H0668896B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- magnetic
- positioner
- magnetic disk
- signal
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 マルチポジショナ方式の磁気ディスク装置に関し、 マルチヘッドポジショナのそれぞれのシーク時に生じる
機械的振動の相互干渉によっても常に各ヘッドポジショ
ナの高精度なヘッド位置決めを可能とすることを目的と
し、 回転機構に装着された複数枚の磁気ディスクと、これら
の磁気ディスクの記録面上に磁気ヘッドを互いに独立し
て位置決めする少なくとも２組のヘッドポジショナとを
ハウジング内に収容した磁気ディスク装置において、上
記ハウジングに一のヘッドポジショナのシーク動作によ
り生起するヘッドアクセス方向の振動を検出する加速度
センサを設け、かつ該センサの検出信号に比例した補償
信号を発生し、これを他のヘッドポジショナのヘッド位
置決め制御系のモータ駆動信号に加算して、前記ハウジ
ングの振動により生起された他のポジショナに支持した
磁気ヘッドのトラック位置ずれを補償する信号処理部を
備えた構成とする。
機械的振動の相互干渉によっても常に各ヘッドポジショ
ナの高精度なヘッド位置決めを可能とすることを目的と
し、 回転機構に装着された複数枚の磁気ディスクと、これら
の磁気ディスクの記録面上に磁気ヘッドを互いに独立し
て位置決めする少なくとも２組のヘッドポジショナとを
ハウジング内に収容した磁気ディスク装置において、上
記ハウジングに一のヘッドポジショナのシーク動作によ
り生起するヘッドアクセス方向の振動を検出する加速度
センサを設け、かつ該センサの検出信号に比例した補償
信号を発生し、これを他のヘッドポジショナのヘッド位
置決め制御系のモータ駆動信号に加算して、前記ハウジ
ングの振動により生起された他のポジショナに支持した
磁気ヘッドのトラック位置ずれを補償する信号処理部を
備えた構成とする。
本発明は電子計算機システムの外部記憶装置として用い
られるマルチポジショナ方式の磁気ディスク装置に係
り、特にシーク時のマルチポジショナ間における機械的
振動の相互干渉による各ヘッド位置決め精度の低下を防
止する装置構成に関するものである。
られるマルチポジショナ方式の磁気ディスク装置に係
り、特にシーク時のマルチポジショナ間における機械的
振動の相互干渉による各ヘッド位置決め精度の低下を防
止する装置構成に関するものである。
この種の磁気ディスク装置は、近来、大容量化、高速化
等が急速に進められつつあり、特にスピンドル当たりの
記憶容量が増大しているため、情報のアクセスの競合を
避けるためにマルチポジショナ方式が多用されつつあ
る。
等が急速に進められつつあり、特にスピンドル当たりの
記憶容量が増大しているため、情報のアクセスの競合を
避けるためにマルチポジショナ方式が多用されつつあ
る。
このマルチポジショナ方式の磁気ディスク装置ではシー
ク時における各ポジショナ間の反力による機械的振動の
相互干渉に起因してそれぞれのヘッド位置決め精度が低
下する傾向がある。
ク時における各ポジショナ間の反力による機械的振動の
相互干渉に起因してそれぞれのヘッド位置決め精度が低
下する傾向がある。
このため、そのような機械的振動の相互干渉を解消し
て、高精度なヘッド位置決めを実現できる構造が必要と
されている。
て、高精度なヘッド位置決めを実現できる構造が必要と
されている。
従来のマルチポジショナ方式の磁気ディスク装置は、第
３図に示すように回転機構12の図示しないスピンドルに
ハブ部材により装着された複数枚（図の場合３枚）の磁
気ディスク11と、これら複数枚の磁気ディスク11に対す
る記録再生用磁気ヘッド13a,13bとサーボ磁気ヘッド14
a,14bを保持したヘッドアーム15をそれぞれ支持した二
組のヘッドポジショナ16,17と図示しない駆動用磁気回
路部との組合わせからなるヘッド駆動モータ18,19など
のヘッドディスクアセンブリが防塵等のためにハウジン
グ20内に密閉状に収容されている。
３図に示すように回転機構12の図示しないスピンドルに
ハブ部材により装着された複数枚（図の場合３枚）の磁
気ディスク11と、これら複数枚の磁気ディスク11に対す
る記録再生用磁気ヘッド13a,13bとサーボ磁気ヘッド14
a,14bを保持したヘッドアーム15をそれぞれ支持した二
組のヘッドポジショナ16,17と図示しない駆動用磁気回
路部との組合わせからなるヘッド駆動モータ18,19など
のヘッドディスクアセンブリが防塵等のためにハウジン
グ20内に密閉状に収容されている。
そしてこれら複数枚のうちの選択された、例えば最上部
の磁気ディスク11の目標トラック位置に、一方のヘッド
ポジショナ16に支持された記録再生用磁気ヘッド13aを
位置決めするためには、その最上部ディスク11の表面の
サーボ面にあらかじめ記録されたヘッド位置情報を該ヘ
ッドポジショナのサーボ磁気ヘッド14aにより読み出
し、この位置信号とポジショナ速度信号により駆動用パ
ワーアンプを介して、ヘッド駆動モータ18を駆動し、前
記選択磁気ヘッド13aを他の磁気ヘッドと共にヘッドポ
ジショナ16により移動させ選択磁気ディスク11面の目標
とするトラック位置に位置決めする。
の磁気ディスク11の目標トラック位置に、一方のヘッド
ポジショナ16に支持された記録再生用磁気ヘッド13aを
位置決めするためには、その最上部ディスク11の表面の
サーボ面にあらかじめ記録されたヘッド位置情報を該ヘ
ッドポジショナのサーボ磁気ヘッド14aにより読み出
し、この位置信号とポジショナ速度信号により駆動用パ
ワーアンプを介して、ヘッド駆動モータ18を駆動し、前
記選択磁気ヘッド13aを他の磁気ヘッドと共にヘッドポ
ジショナ16により移動させ選択磁気ディスク11面の目標
とするトラック位置に位置決めする。
ただしこの時、前記磁気ヘッド13aが選択磁気ディスク1
1面の目標とするトラック位置に正確に位置決めされず
に位置ずれが生じた場合には、第４図に示すようなフィ
ードバックループのヘッド位置決め制御系における一方
の位置信号復調器31aによってサーボ磁気ヘッド14aから
のずれトラック位置と目標トラック位置との差を算出
し、それを位置誤差信号としてサーボ補償回路32aに入
力し、ここでトラックずれを修正するモータ駆動信号
（電圧信号）を作り、その電圧信号を駆動用パワーアン
プ33aにより電流信号に変換してヘッド駆動モータ18を
駆動し、該当磁気ヘッド13aを選択磁気ディスク11面の
目標とするトラック位置に正確に位置決めするようにし
ている。
1面の目標とするトラック位置に正確に位置決めされず
に位置ずれが生じた場合には、第４図に示すようなフィ
ードバックループのヘッド位置決め制御系における一方
の位置信号復調器31aによってサーボ磁気ヘッド14aから
のずれトラック位置と目標トラック位置との差を算出
し、それを位置誤差信号としてサーボ補償回路32aに入
力し、ここでトラックずれを修正するモータ駆動信号
（電圧信号）を作り、その電圧信号を駆動用パワーアン
プ33aにより電流信号に変換してヘッド駆動モータ18を
駆動し、該当磁気ヘッド13aを選択磁気ディスク11面の
目標とするトラック位置に正確に位置決めするようにし
ている。
上記した従来の磁気デイスク装置においては、スピンド
ルに装着された複数枚の磁気ディスク11に対して、それ
ぞれ磁気ヘッド13a,13bを支持した二組のヘッドポジシ
ョナ16,17を独立してシークすることができるので、情
報の記録再生の高効率化、スペースの有効利用、コスト
等の点では大きな利点を有している。しかしその反面、
シーク時の二組のヘッドポジショナ16,17間の機械的振
動の相互干渉が問題となっている。
ルに装着された複数枚の磁気ディスク11に対して、それ
ぞれ磁気ヘッド13a,13bを支持した二組のヘッドポジシ
ョナ16,17を独立してシークすることができるので、情
報の記録再生の高効率化、スペースの有効利用、コスト
等の点では大きな利点を有している。しかしその反面、
シーク時の二組のヘッドポジショナ16,17間の機械的振
動の相互干渉が問題となっている。
即ち、ある磁気ディスク11に対し、一方の非選択ヘッド
ポジショナ16によりオントラックデータのリード／ライ
トを行っている最中に、他方の選択されたヘッドポジシ
ョナ17を高速シークさせた場合、この高速シーク時の反
動によりヘッド駆動モータの磁気回路側に機械的振動が
生じ、これがハウジング20等を介して前記各ディスク11
をシーク方向に動かし、そのため前記一方のヘッドポジ
ショナ16に取付けた磁気ヘッド13aが選択トラック位置
からずれたり、シーク中の他方のヘッドポジショナ17に
対する目標トラック位置がずれたりして高精度なヘッド
位置決めが妨げられ、場合によってはエラーが発生する
という欠点があった。
ポジショナ16によりオントラックデータのリード／ライ
トを行っている最中に、他方の選択されたヘッドポジシ
ョナ17を高速シークさせた場合、この高速シーク時の反
動によりヘッド駆動モータの磁気回路側に機械的振動が
生じ、これがハウジング20等を介して前記各ディスク11
をシーク方向に動かし、そのため前記一方のヘッドポジ
ショナ16に取付けた磁気ヘッド13aが選択トラック位置
からずれたり、シーク中の他方のヘッドポジショナ17に
対する目標トラック位置がずれたりして高精度なヘッド
位置決めが妨げられ、場合によってはエラーが発生する
という欠点があった。
この機械的な相互干渉は主に、シークするヘッドポジ
ショナの反力によって発生するヘッドディスクアセンブ
リ全体の剛体運動（特に並進運動）、ヘッドポジショ
ナ16,17のシーク時における図示しないヘッドディスク
アセンブリ設置用ばね部材等による低周波数の固有振動
等に起因しており、このような現象は、特にリニアタイ
プのポジショナにおいて顕著である。このような低周波
数の振動に対しては、本来、各ヘッドポジショナ位置決
めのサーボ磁気ヘッド（14a,14b）により十分に追従す
るはずであるが、サーボゲインは有限であり、またディ
スクの絶対偏倚量が大きいと完全には補償することはで
きない。
ショナの反力によって発生するヘッドディスクアセンブ
リ全体の剛体運動（特に並進運動）、ヘッドポジショ
ナ16,17のシーク時における図示しないヘッドディスク
アセンブリ設置用ばね部材等による低周波数の固有振動
等に起因しており、このような現象は、特にリニアタイ
プのポジショナにおいて顕著である。このような低周波
数の振動に対しては、本来、各ヘッドポジショナ位置決
めのサーボ磁気ヘッド（14a,14b）により十分に追従す
るはずであるが、サーボゲインは有限であり、またディ
スクの絶対偏倚量が大きいと完全には補償することはで
きない。
発明は上記した従来の問題点に鑑み、マルチヘッドポジ
ショナのそれぞれのシーク時に生じる機械的振動の相互
干渉によっても常に各ヘッドポジショナの高精度なヘッ
ド位置決めを可能とした新しい磁気ディスク装置を提供
することを目的とするものである。
ショナのそれぞれのシーク時に生じる機械的振動の相互
干渉によっても常に各ヘッドポジショナの高精度なヘッ
ド位置決めを可能とした新しい磁気ディスク装置を提供
することを目的とするものである。
回転機構に装着された複数枚の磁気ディスクと、これら
磁気ディスクの記録面上に磁気ヘッドを互いに独立して
位置決めする少なくとも２組のヘッドポジショナとをハ
ウジング内に収容した磁気ディスク装置において、上記
ハウジングに一のヘッドポジショナのシーク動作により
生起するヘッドアクセス方向の振動を検出する加速度セ
ンサを設け、かつ該センサの検出信号に比例した補償信
号を発生し、これを他のヘッドポジショナのヘッド位置
決め制御系のモータ駆動信号に加算して、前記ハウジン
グの振動により生起された他のポジショナに支持した磁
気ヘッドのトラック位置ずれを補償する信号処理部を備
えた構成を採用している。
磁気ディスクの記録面上に磁気ヘッドを互いに独立して
位置決めする少なくとも２組のヘッドポジショナとをハ
ウジング内に収容した磁気ディスク装置において、上記
ハウジングに一のヘッドポジショナのシーク動作により
生起するヘッドアクセス方向の振動を検出する加速度セ
ンサを設け、かつ該センサの検出信号に比例した補償信
号を発生し、これを他のヘッドポジショナのヘッド位置
決め制御系のモータ駆動信号に加算して、前記ハウジン
グの振動により生起された他のポジショナに支持した磁
気ヘッドのトラック位置ずれを補償する信号処理部を備
えた構成を採用している。
本発明の磁気ディスク装置は、選択されたヘッドポジシ
ョナのシーク時の反力により生起するハウジングの振動
に伴う磁気ディスクのシーク方向の運動をハウジングに
設けた加速度センサにより検出し、その検出信号に基づ
き当該シーク方向の動きをキャンセルするような補償信
号、即ちモータ駆動用の補償電流を発生させる。
ョナのシーク時の反力により生起するハウジングの振動
に伴う磁気ディスクのシーク方向の運動をハウジングに
設けた加速度センサにより検出し、その検出信号に基づ
き当該シーク方向の動きをキャンセルするような補償信
号、即ちモータ駆動用の補償電流を発生させる。
この補償電流は以下のように決められる。即ち、加速度
センサにより検出された加速度信号と電流は同一のディ
メンジョンであるため、キャリッジ可動部質量をm,検出
された加速度をα，ポジショナ力定数をBlとして、 ｉ＝（ｍ／Bl）α の式により求められる電流ｉを前記補償電流とする。こ
の補償電流は各組のヘッドポジショナの位置決め制御系
のモータ駆動電流にそれぞれ加算される。この加算電流
により非選択のヘッドポジショナを駆動するヘッド駆動
モータが駆動され、ハウジングの振動により生起された
非選択ポジショナ側の磁気ヘッドのトラック位置ずれを
補償する。従って、複数のヘッドポジショナ間の機械的
振動の相互干渉は補償され、各ヘッドポジショナの高精
度なヘッド位置決めが可能となる。
センサにより検出された加速度信号と電流は同一のディ
メンジョンであるため、キャリッジ可動部質量をm,検出
された加速度をα，ポジショナ力定数をBlとして、 ｉ＝（ｍ／Bl）α の式により求められる電流ｉを前記補償電流とする。こ
の補償電流は各組のヘッドポジショナの位置決め制御系
のモータ駆動電流にそれぞれ加算される。この加算電流
により非選択のヘッドポジショナを駆動するヘッド駆動
モータが駆動され、ハウジングの振動により生起された
非選択ポジショナ側の磁気ヘッドのトラック位置ずれを
補償する。従って、複数のヘッドポジショナ間の機械的
振動の相互干渉は補償され、各ヘッドポジショナの高精
度なヘッド位置決めが可能となる。
以下図面を用いて本発明の実施例について詳細に説明す
る。
る。
第１図は本発明に係る磁気ディスク装置の一実施例を示
す要部断面図、第２図は本発明に係る磁気ディスク装置
のヘッド位置決め補償制御系の一実施例を示すブロック
図であり、第３図及び第４図と同等部分には同一符号を
付している。
す要部断面図、第２図は本発明に係る磁気ディスク装置
のヘッド位置決め補償制御系の一実施例を示すブロック
図であり、第３図及び第４図と同等部分には同一符号を
付している。
第１図の機構概略構成において第３図及び第４図の従来
例と異なる点は、複数枚の磁気ディスク11、該磁気ディ
スク11に対する記録再生用磁気ヘッド13aを磁気ディス
ク11面の任意のトラックに位置決めする２つのヘッドポ
ジショナ16,17等を密閉状に収容したハウジング20の外
壁に、シーク方向の振動に感度を持つ、例えば低周波用
高感度タイプの圧電型加速度センサ41を設けた点にあ
る。
例と異なる点は、複数枚の磁気ディスク11、該磁気ディ
スク11に対する記録再生用磁気ヘッド13aを磁気ディス
ク11面の任意のトラックに位置決めする２つのヘッドポ
ジショナ16,17等を密閉状に収容したハウジング20の外
壁に、シーク方向の振動に感度を持つ、例えば低周波用
高感度タイプの圧電型加速度センサ41を設けた点にあ
る。
また、第２図のヘッド位置決め制御系において第４図の
従来例と異なる点は、前記加速度センサ41で検出された
振動検出信号に比例した補償信号を発生するためのプリ
アンプ42、バンドパスフィルタ43、ゲイン設定器44から
なる補償信号発生回路及び該補償信号と各ヘッドポジシ
ョナ16,17のサーボ補償回路32a,32bからのモータ駆動信
号とを加算する２組の加算器45a,45bを付設した点にあ
る。
従来例と異なる点は、前記加速度センサ41で検出された
振動検出信号に比例した補償信号を発生するためのプリ
アンプ42、バンドパスフィルタ43、ゲイン設定器44から
なる補償信号発生回路及び該補償信号と各ヘッドポジシ
ョナ16,17のサーボ補償回路32a,32bからのモータ駆動信
号とを加算する２組の加算器45a,45bを付設した点にあ
る。
そしてかかる構成の磁気ディスク装置において、いま例
えば磁気ヘッド13aを支持した一方のヘッドポジショナ1
6のみシークした場合を考えると、その高速なシーク動
作の反力により機械的振動が発生し、この振動が前記ハ
ウジング20上に設けた加速度センサ41により検出され
る。
えば磁気ヘッド13aを支持した一方のヘッドポジショナ1
6のみシークした場合を考えると、その高速なシーク動
作の反力により機械的振動が発生し、この振動が前記ハ
ウジング20上に設けた加速度センサ41により検出され
る。
加速度センサ41の検出信号（高周波が重畳した低周波の
電圧信号）はプリアンプ42を経てローパスフィルタ43を
通り1kHz以上の周波数信号（重畳した高周波成分）がカ
ットされる。このフィルタ出力（電圧信号）はゲイン設
定器44にて所定ゲインの補償信号（所定比率でレベルを
圧縮された電圧信号）とされる。該補償信号は各組の加
算器45a,45bにて通常のヘッド位置決め制御系における
サーボ補償回路32a,32bのモータ駆動信号とそれぞれ加
算される。この加算により機械的振動によるシーク方向
の動きに対応した信号量はキャンセルされる。つまりフ
ィードバック制御系の位置信号が加速度センサ出力によ
る補償信号により補正される。
電圧信号）はプリアンプ42を経てローパスフィルタ43を
通り1kHz以上の周波数信号（重畳した高周波成分）がカ
ットされる。このフィルタ出力（電圧信号）はゲイン設
定器44にて所定ゲインの補償信号（所定比率でレベルを
圧縮された電圧信号）とされる。該補償信号は各組の加
算器45a,45bにて通常のヘッド位置決め制御系における
サーボ補償回路32a,32bのモータ駆動信号とそれぞれ加
算される。この加算により機械的振動によるシーク方向
の動きに対応した信号量はキャンセルされる。つまりフ
ィードバック制御系の位置信号が加速度センサ出力によ
る補償信号により補正される。
この加算信号をそれぞれパワーアンプ33a,33bを介して
ヘッド駆動モータ18,19に入力することにより、各ヘッ
ドポジショナ16は目標トラックに、他方のポジショナ17
は選択トラック位置に正確に位置付けられる。従って、
複数枚の磁気ディスク11に対してシークする複数のヘッ
ドポジショナ16,17間の機械的振動による相互干渉が補
償され、該各ヘッドポジショナ16,17による高精度なヘ
ッド位置決めが可能となる。
ヘッド駆動モータ18,19に入力することにより、各ヘッ
ドポジショナ16は目標トラックに、他方のポジショナ17
は選択トラック位置に正確に位置付けられる。従って、
複数枚の磁気ディスク11に対してシークする複数のヘッ
ドポジショナ16,17間の機械的振動による相互干渉が補
償され、該各ヘッドポジショナ16,17による高精度なヘ
ッド位置決めが可能となる。
なお、以上の実施例では、二組のヘッドポジショナが組
込まれた装置について説明したが、これ以上の三組、四
組のヘッドポジショナが組込まれた装置にも適用可能で
あり、この場合も各ヘッドポジショナを駆動するヘッド
駆動モータに対する各ヘッド駆動信号の全てに同一の補
償信号を加算することにより同様な効果が得られる。ま
た補償信号を作るゲイン設定器は、上記実施例では全て
のヘッドポジショナに共通しているが、各ヘッドポジシ
ョナの特性にばらつきが多い場合にはヘッドポジショナ
毎に設けてもよい。
込まれた装置について説明したが、これ以上の三組、四
組のヘッドポジショナが組込まれた装置にも適用可能で
あり、この場合も各ヘッドポジショナを駆動するヘッド
駆動モータに対する各ヘッド駆動信号の全てに同一の補
償信号を加算することにより同様な効果が得られる。ま
た補償信号を作るゲイン設定器は、上記実施例では全て
のヘッドポジショナに共通しているが、各ヘッドポジシ
ョナの特性にばらつきが多い場合にはヘッドポジショナ
毎に設けてもよい。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る磁気ディ
スク装置によれば、マルチポジショナ間のシーク時にお
ける機械的振動の相互干渉が補償により容易に解消され
る。実測によれば、各ポジショナ間に機械的振動の相互
干渉量が静止側ヘッドポジショナの位置信号において従
来では２〜３μmp-p程度あったのに対して、本発明では
0.5μmp-p以下と著しく低減された。
スク装置によれば、マルチポジショナ間のシーク時にお
ける機械的振動の相互干渉が補償により容易に解消され
る。実測によれば、各ポジショナ間に機械的振動の相互
干渉量が静止側ヘッドポジショナの位置信号において従
来では２〜３μmp-p程度あったのに対して、本発明では
0.5μmp-p以下と著しく低減された。
従って、各ヘッドポジショナの高精度なヘッド位置決め
が可能となる優れた効果を奏するので、高速、大容量の
磁気ディスク装置に適用して極めて有利である。
が可能となる優れた効果を奏するので、高速、大容量の
磁気ディスク装置に適用して極めて有利である。
第１図は本発明の磁気ディスク装置の一実施例を示す要
部側断面図、 第２図は本発明の磁気ディスク装置におけるヘッド位置
決め制御系回路の一実施例を示すブロック図、 第３図は従来の磁気ディスク装置の一例を示す要部側断
面図、 第４図は従来の磁気ディスク装置におけるヘッド位置決
め制御系回路を示すブロック図である。 第１図及び第２図において、 11は磁気ディスク、12は回転機構、13a,13bは磁気ヘッ
ド、14a,14bはサーボ磁気ヘッド、15はヘッドアーム、1
6,17はヘッドポジショナ、18,19はヘッド駆動モータ、2
0はハウジング、31a,31bは位置信号復調器、32a,32bは
サーボ補償回路、33a,33bはパワーアンプ、41は加速度
センサ、42はプリアンプ、43はローパスフィルタ、44は
ゲイン設定器、45a,45bは加算器をそれぞれ示す。
部側断面図、 第２図は本発明の磁気ディスク装置におけるヘッド位置
決め制御系回路の一実施例を示すブロック図、 第３図は従来の磁気ディスク装置の一例を示す要部側断
面図、 第４図は従来の磁気ディスク装置におけるヘッド位置決
め制御系回路を示すブロック図である。 第１図及び第２図において、 11は磁気ディスク、12は回転機構、13a,13bは磁気ヘッ
ド、14a,14bはサーボ磁気ヘッド、15はヘッドアーム、1
6,17はヘッドポジショナ、18,19はヘッド駆動モータ、2
0はハウジング、31a,31bは位置信号復調器、32a,32bは
サーボ補償回路、33a,33bはパワーアンプ、41は加速度
センサ、42はプリアンプ、43はローパスフィルタ、44は
ゲイン設定器、45a,45bは加算器をそれぞれ示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 幡上 俊文 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−185065（ＪＰ，Ａ) 特開 昭50−120607（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−136972（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−121578（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】回転機構（12）に装着された複数枚の磁気
ディスク（11）と、これら磁気ディスク（11）の記録面
上に磁気ヘッド（13a,13b）を互いに独立して位置決め
する少なくとも２組のヘッドポジショナ（16,17）とを
ハウジング（20）内に収容した磁気ディスク装置におい
て、 上記ハウジング（20）に一のヘッドポジショナ（16）の
シーク動作により生起するヘッドアクセス方向の振動を
検出する加速度センサ（41）を設け、かつ該センサ（4
1）の検出信号に比例した補償信号を発生し、これを他
のヘッドポジショナ（17）のヘッド位置決め制御系のモ
ータ駆動信号に加算して、前記ハウジングの振動により
生起された他のポジショナに支持した磁気ヘッドのトラ
ック位置ずれを補償する信号処理部（42,43,44,45a,45
b）を有してなることを特徴とする磁気ディスク装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62201515A JPH0668896B2 (ja) | 1987-08-11 | 1987-08-11 | 磁気ディスク装置 |
| KR1019880009037A KR910010185B1 (ko) | 1987-08-11 | 1988-07-20 | 멀티-포지셔너 자기 디스크 저장 장치에 있는 자기 헤드 포지셔너들의 제어 시스템 |
| US07/228,942 US4967293A (en) | 1987-08-11 | 1988-08-05 | Multi-positioner magnetic disk storage apparatus having means for reducing mechanical vibration interference between positioners |
| DE8888112899T DE3878611T2 (de) | 1987-08-11 | 1988-08-08 | Kontrolsystem fuer magnetkopfpositionierer in einem magnetischen plattenspieler mit mehreren positionierern. |
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