JPH0668360U - ジョイントコネクタ - Google Patents

ジョイントコネクタ

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JPH0668360U
JPH0668360U JP008506U JP850693U JPH0668360U JP H0668360 U JPH0668360 U JP H0668360U JP 008506 U JP008506 U JP 008506U JP 850693 U JP850693 U JP 850693U JP H0668360 U JPH0668360 U JP H0668360U
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JP
Japan
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short
terminal
joint
side wall
terminals
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP008506U
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English (en)
Inventor
正光 千島
豊 野呂
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジョイントコネクタにおいて、分岐回路間で
リークによる短絡が発生するのを防止すること。 【構成】 コネクタハウジング(11)の内部を側壁
(11f)で仕切って複数の端子収容室(11a)を形
成する。各端子収容室内にジョイント端子(13)を収
容する。ショート端子(17,18)を分割する箇所に
対応する側壁を他の側壁より突出させて凸部(16)を
形成する。全極ショート用のショート端子(17)の接
合部(17a)に凸部を収容する凹部(17d)を設け
る。分割ショート用のショート端子(18)は、凸部の
両側に配置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用電装品、複写機等のOA機器用電装品、産業機器用電装品 等の配線変更に好適に用いられるジョイントコネクタに関するものであり、特に 、リークによる分岐回路間の短絡防止に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のジョイントコネクタとしては、例えば、図4,図5に示すタイ プのものが提供されている。
【0003】 このジョイントコネクタでは、コネクタハウジング1に仕切壁1aにより仕切 った複数の端子収容室1bを設けており、この端子収容室1bにジョイント端子 2を収容すると共に、コネクタハウジング1にショート端子3A,3Bを嵌合し ている。このショート端子3A,3Bは、接合部3aに複数の接触舌片3bを櫛 状に設けてなり、この接触舌片3bがジョイント端子2に接続して分岐回路を形 成する。
【0004】 また、コネクタハウジング1には押え蓋4を一体に設けており、この押え蓋4 を閉鎖することにより、上記ショート端子3A,3Bがコネクタハウジング1か ら脱落するのを防止している。
【0005】 このジョイントコネクタでは、ショート端子3A,3Bに切欠3cを設けると 共に、この切欠3cと対応する突条4aを押え蓋4に設けている。押え蓋4を閉 鎖すると、上記切欠3cに突条4aが係合してショート端子3A,3Bが正規位 置に位置決め保持される。そのため、このジョイントコネクタでは、ショート端 子3A,3Bがコネクタハウジング1内でガタついて、隣接するショート端子3 A,3Bが接触して2つの分岐回路に短絡が生じるのを防止される。 (実開昭64−55591号公報参照)
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のジョイントコネクタでは、一つのショート端子3Aと隣 接するショート端子3Bとは、隙間6が形成する空気絶縁により絶縁されるに過 ぎない。そのため、それぞれのショート端子3A,3Bが形成する分岐回路の電 位が異なる場合や、隙間6に湿気、ほこり等が存在する場合、この隙間6の部分 でショート端子3A,3Bの間にリークが生じ、各ショート端子3A,3Bの形 成する分岐回路が短絡することがある。
【0007】 この種のジョイントコネクタを、上記自動車、OA機器等に使用する場合には 、小型化、軽量化が要求されるため、上記仕切壁1aはできるだけ薄いことが好 ましい。しかし、仕切壁1aを薄くすると、ジョイント端子2間のピッチが狭く なり隙間6が小さくなるため、空気絶縁の距離が短くなり上記リークが一層発生 しやすくなる。
【0008】 本考案は、上記のような従来のジョイントコネクタにおける問題を解決するた めになされたものであって、分岐回路間でリークが発生するのを確実に防止する ことを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
従って、本考案は、内部を側壁で仕切って複数の端子収容室を形成したコネク タハウジングと、各端子収容室内に収容されるジョイント端子と、接合部に複数 の接続部を並設してなり該接続部を上記ジョイント端子に接続して分岐回路を形 成するショート端子と、上記ショート端子をハウジング内に保持するカバーとを 備え、一つのショート端子により上記複数のジョイント端子を一つの分岐回路に 接続する全極ショートと、上記一つのショート端子を分割した2以上のショート 端子により二以上の分岐回路を形成する分割ショートとに共用されるジョイント コネクタであって、上記ショート端子を分割する箇所に対応する側壁を他の側壁 より突出させて凸部を形成し、上記全極ショート用のショート端子の接合部に上 記凸部を収容する凹部を設ける一方、上記分割ショート用のショート端子は、上 記凸部を設けた側壁の両側に配置されることを特徴とするジョイントコネクタを 提供するものである。
【0010】 上記凸部の突出量は、分割ショート用のショート端子の接合部の幅以上に設定 することが好ましい。
【0011】 また、上記全極ショート用のショート端子は、上記接合部の凹部と対応する部 分に上記接続部と反対方向に突出する突起部を備え、上記カバーに突起部を収容 する溝からなる係合部を設けることが好ましい。
【0012】
【作用】
上記の構成からなる本考案のジョイントコネクタでは、分割ショート時には、 隣接するショート端子の間にはコネクタハウジングの凸部が介在し、これらの端 子間の絶縁性が向上するため、各ショート端子が構成する分岐回路間に電位差が ある場合にもリークが発生しない。一方、全極ショート時には、凸部がショート 端子の凹部に配置されるため、ショート端子と凸部が干渉することはなく、ショ ート端子をジョイント端子に接続することができる。
【0013】 また、全極ショート用のショート端子の凹部と対応する部分に上記接続部と反 対方向に突出する突起部を設け、カバーにこの突起部を収容する溝からなる係合 部を設けた場合には、カバーを閉鎖すればショート端子は突起部と係合部の係合 により位置決め保持される。
【0014】
【実施例】
次に、図面に示す実施例について詳細に説明する。 本実施例のジョイントコネクタは、後述する複数のジョイント端子13を1つ の回路に接続すること(全極ショート)及びこれらのジョイント端子13を2系 統の分岐回路に分けて接続すること(分割ショート)の両方を行うことができる 共用型のジョイントコネクタである。
【0015】 図中11はコネクタハウジングであり、このコネクタハウジング11には複数 の端子収容室11aを設けている。 この端子収容室11aは、周壁11b,11c,11d,11eで囲まれたコ ネクタハウジング11の内部を、側壁11fにより仕切って形成している。各端 子収容室11aには、コネクタハウジング11の前方側Aへ延在する電線12の 先端に接続したジョイント端子13を挿入している。 このジョイント端子13は、上記電線12の被覆12aをかしめる被覆かしめ 部13a、電線12の芯線12bをかしめる芯線かしめ部13a、及び、ショー ト端子17,18の接触部17c,18cと接続する接続部13cを備えている 。
【0016】 上記側壁11fは、後方側Bではコネクタハウジング11の周壁11b〜11 eよりも短く設定しており、コネクタハウジング11の後方側Bには、側壁11 fの端面が形成する平面11g及び周壁11b〜11eに囲まれる空間が形成さ れる。
【0017】 また、対向する一対の周壁11c,11eには、それぞれロック孔14を設け ている。
【0018】 上記コネクタハウジング11の後方側Bでは、上記側壁11fのうち一つの側 壁11fを他の側壁11fよりも突出させており、この側壁11fの先端部分が 上記平面11gから突出する断面矩形状の凸部16を形成している。本実施例で は、上記凸部16の突出量Cを後述する分割ショート用のショート端子18A, 18Bの接合部18aの幅D以上に設定している。
【0019】 全極ショート用のショート端子17は、接合部17aの一方側の側部17bに 複数の接触部17cを櫛状に並設している。また、ショート端子17の上記凸部 16と対応する部分では、接触部17cを設けた側部17bを矩形状に切欠いて 凹部17dを設けると共に、上記側部17bと反対側の側部17eに矩形状の突 起部17fを設けている。
【0020】 一方、分割ショート用のショート端子18A,18Bは、全極ショート用のシ ョート端子の突起部17fを取り除いて形成され、それぞれ全極ショート用のシ ョート端子17と同様に接合部18aの一方側の側部18bに接触部18cを櫛 状に並設してなる。この分割ショート用のショート端子18A,18Bは、コネ クタハウジング11の凸部16の両側にそれぞれ配置され、各ショート端子18 A,18Bの接触部18bがジョイント端子13に接続して分岐回路を形成する 。
【0021】 上記コネクタハウジング11の後方側Bには、薄肉のヒンジ部11hを介して カバー19を一体に設けている。このカバー19には、コネクタハウジング11 のロック孔14に対応するロック用突起19aを設けている。また、カバー19 の一方の面には断面矩形状の溝からなる係合部19bを設けている。
【0022】 本実施例のジョイントコネクタの組み立て作業について説明する。 全極ショートの場合には、まず、端子収容室11aにジョイント端子13をそ れぞれ挿入、配置した後に、コネクタハウジング11の後方側Bより接続部17 bがジョイント端子13に接続するようにショート端子17を挿入する。このと き、凸部16は凹部17dの部分に配置されるため、凸部16とショート端子1 7が干渉することなく、確実にショート端子17とジョイント端子13を接続す ることができる。さらに、上記カバー19を閉じて上記ロック孔14とロック用 突起19aを係合させてカバー19をコネクタハウジング11に取付ける。
【0023】 この状態で、ショート端子17は、仕切壁11fの端面が形成する平面11g 、周壁11b〜11e及びカバー19により囲まれた閉鎖空間中に配置される。 上記のようにカバー19には、凸部16と対応する係合部19bを設けているた め、ショート端子17は突起部17fが係合部19bに嵌まり込んだ状態で平面 11gとカバー19の間に挟持され、接触部17cがジョイント端子13から抜 けないように位置決め保持される。
【0024】 分割ショートの場合、上記分割ショート用のショート端子18A,18Bは上 記凸部18を設けた側壁11fの両側に配置されるようにコネクタハウジング1 1にはめ込まれ、各ショート端子18A,18Bの接触部18cをジョイント端 子13に接続した後、カバー19を閉鎖する。
【0025】 このとき、上記したように凸部16の突出量Cを接合部18aの幅D以上に設 定としているため、図3に示すように、一方のショート端子18Aと他方のショ ート端子18Bとの間には凸部16が介在する。そのため、ショート端子18A ,18B間の絶縁性が向上され、これらのショート端子18A,18Bに対応す る分岐回路の間で電圧が異なる場合にもリークが生じることがなく、短絡の発生 を防止することができる。
【0026】 なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形が可能で ある。 例えば、カバーはコネクタハウジングと別体としてもよい。 また、上記の実施例では、凸部16の個数を一つとして2つのショート端子1 8A,18Bにより2系統の分岐回路を形成しているが、ショート端子18及び 凸部16の数を増やして3系統以上の分岐回路を形成してもよい。 さらに、前記した図4、図5に示す従来例と同様にショート端子に切欠を設け ると共に、この切欠と係合する突条をカバーに突設してもよい。
【0027】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案に係るジョイントコネクタでは、分割 ショート時にショート端子を分割する箇所の側壁を他の側壁より突出させて凸部 を形成しているため、分割ショート時には、隣接するショート端子の間にこの凸 部が介在するため絶縁性が向上し、各ショート端子が構成する分岐回路間に電圧 差がある場合にもリークの発生を防止し、分岐回路間に短絡を防ぐことができる 。
【0028】 そのため、本考案では、コネクタハウジングの側壁を薄くしてジョイント端子 間のピッチが狭い場合にもリークの発生を防止することができ、分岐回路間の短 絡を生じさせることなくコネクタハウジングの小型化を図ることができる。
【0029】 また、全極ショート用のショート端子の凹部と対応する部分に上記接続部と反 対方向に突出する突起部を設けると共に、カバーにこの突起部を収容する溝から なる係合部を設けた場合には、カバーの閉鎖時にはショート端子は、突起部と係 合部の係合により位置決め保持されるためショート端子の抜けを確実に防止する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】 全極ショートの場合のジョイント端子とショ
ート端子の接続状態を示す概略図である。
【図3】 分割ショートの場合のジョイント端子とショ
ート端子の接続状態を示す概略図面である。
【図4】 従来のジョイントコネクタを示す概略断面
図。
【図5】 従来のジョイントコネクタのコネクタハウジ
ングを示す概略図である。
【符号の説明】
11 コネクタハウジング 11f 側壁 13 ジョイント端子 14 ロック孔 16 凸部 17,18 ショート端子 17f 突起部 19 カバー 19a ロック用突起 19b 係合部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を側壁で仕切って複数の端子収容室
    を形成したコネクタハウジングと、各端子収容室内に収
    容されるジョイント端子と、接合部に複数の接続部を並
    設してなり該接続部を上記ジョイント端子に接続して分
    岐回路を形成するショート端子と、上記ショート端子を
    ハウジング内に保持するカバーとを備え、一つのショー
    ト端子により上記複数のジョイント端子を一つの分岐回
    路に接続する全極ショートと、上記一つのショート端子
    を分割した2以上のショート端子により二以上の分岐回
    路を形成する分割ショートとに共用されるジョイントコ
    ネクタであって、 上記ショート端子を分割する箇所に対応する側壁を他の
    側壁より突出させて凸部を形成し、 上記全極ショート用のショート端子の接合部に上記凸部
    を収容する凹部を設ける一方、 上記分割ショート用のショート端子は、上記凸部を設け
    た側壁の両側に配置されることを特徴とするジョイント
    コネクタ。
  2. 【請求項2】 上記凸部の突出量を分割ショート用のシ
    ョート端子の接合部の幅以上に設定していることを特徴
    とする請求項1に記載のジョイントコネクタ。
  3. 【請求項3】 上記全極ショート用のショート端子は、
    上記接合部の凹部と対応する部分に上記接続部と反対方
    向に突出する突起部を備え、上記カバーに突起部を収容
    する溝からなる係合部を設けたことを特徴とする請求項
    1又は2に記載のジョイントコネクタ。
JP008506U 1993-03-03 1993-03-03 ジョイントコネクタ Withdrawn JPH0668360U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005050794A (ja) * 2003-07-17 2005-02-24 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk ワイヤハーネス用ジョイントコネクタ
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