JPH0668148B2 - 真空メタライジングされたインジウムのエッチング - Google Patents

真空メタライジングされたインジウムのエッチング

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JPH0668148B2
JPH0668148B2 JP63091887A JP9188788A JPH0668148B2 JP H0668148 B2 JPH0668148 B2 JP H0668148B2 JP 63091887 A JP63091887 A JP 63091887A JP 9188788 A JP9188788 A JP 9188788A JP H0668148 B2 JPH0668148 B2 JP H0668148B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光沢のある内装・外装部品に関するものであ
り、特には両性材料(酸及び塩基両方にある程度の溶解
性を示す材料)の真空蒸着により光沢のある内外装物品
を作製する方法に関する。本発明は、熱可塑性ウレタン
のような可撓性エラストマを基材構造体とする自動車外
装部品の作製に好適に使用される。
発明の背景 プラスチック部品の多くは、腐食傾向のある金属、例え
ばインジウムあるいはその合金で誘電体基材を真空メタ
ライジングしてインジウムの「アイランド(島、点状散
在物)」を形成し、アイランドを包み込みそしてアイラ
ンドを互いに絶縁する透明樹脂層でトップコートする方
法により作製されている。インジウムアイランドは通常
は、1000Å以下の厚さであり、そして3000Å以
下の平均直径を有する。
従来技術 プラスチック及び類似誘電体基材の真空メタライジング
は、次の米国特許を含めて様々な形で開示されている: 2,992,125;2,993,806;3,11
8,781;3,914,472;4,101,69
8;4,131,530;4,211,822;4,2
15,170。
本発明者に関わる米国特許第4,431,711号は、
金属薄膜アイランドの構造及び配列、工業製品の性能と
外観、金属層の導電率、金属層の耐食性、及び/或いは
トップコートの密着性に関係する。この特許は更に、所
望の目的を実現するに適したアイランド構造及び配列の
為の核生成及び皮膜成長に関係する。
最後の事項に関しては、次の2つの単行本が詳しい: 「シン フイルム フェノメナ」カスツリエル.チョプ
ラ著、ロバート イー.クライガー出版社(1979)
163頁以降参照。「ハンドブック オブ シン フイ
ルム テクノロジー」レオン アイ.マイッセル他著、
マックグロウヒル社刊(1970)8−32頁参照。
これらは、金属核生成及び核成長から、液体融合、電気
的に孤立したアイランド形成、初期的な皮膜導電性を持
つチャンネル化及び最終的な完全連続皮膜形成に至る、
真空蒸着による金属皮膜成長の順次しての段階を論議し
ている。しかし、市販製品向けのプラスチック基材上へ
の、殊にエラストマプラスチック基材上への真空蒸着金
属の皮膜形成は論議されていない。製品性能と相関づけ
ての、金属皮膜とトップコートとの性質の相互依存性も
また論議されていない。
前述した米国特許第4,431,711号は、金属粒子が皮膜伝
導を確立するチャンネル化段階を越えてまで融合せしめ
られることなくアイランド状態までのみしか融合されな
いような、トップコート付き、真空メタライジング可撓
性プラスチック製品を用いて得られる性能における著し
い差異を示している。
この特許において、個々のアイランドは別々の核生成点
から融合されて生成されそして球状乃至丸みの付いたそ
して融合した外観を有し、そして核生成及び成長プロセ
スの一部である。一般に、上記特許のインジウム皮膜を
形成する融合アイランドは、小さめでありそしてそれら
の間にチャネル(溝状の空域)が存在し、そこにはトッ
プコートの樹脂が充填される。その結果、トップコート
はアイランドを包み込みそして基材表面にそれらをしっ
かりと接合する。丸みの付いたアイランド程樹脂により
一層良好に保護されそして全体にわたり皮膜は格段に耐
食性であり、それは驚くべき程である。金属皮膜は基材
に一段としっかり密着し、非常に有益である。球状アイ
ランド製品の外観は良好である、即ち一層鏡面性であ
り、一層反射性である。
発明が解決しようとする課題 上記特許のアイランド構造は、トップコートを受け入れ
てトップコートの樹脂質皮膜を基材に結合するチャネル
により分離されるアイランドを含んでいる。このアイラ
ンド構造はその初期の目的に対しては適当であったが、
トップコートと基材との所望されざる離層或いは剥離が
起こることが改めて問題となった。
発明の目的 本発明の目的は、トップコートと基材との結合強度の一
層の改善を計り、トップコートの剥離問題を解決するこ
とである。
発明の概要 本発明者は、この問題の改善に向け検討を重ねた。その
結果、個々のアイランド間にそれを取り巻いて形成され
るチャネルは残留材料の多くのクラスター(集合物)や
小さなアイランドを含んでいることを知見するに至っ
た。この残留材料がトップコートが結合しうる基材表面
の総有効面積を減少し、結合強度が減少するものと信ぜ
られる。その結果として、生成する光沢内外装部品にお
いてトップコートと基材材料との間で所望されざる剥離
を生じるのである。
上記知見に基ずいて、本発明は、トップコートの接着性
を改善するようきれいに掃除されたチャネル形態を形成
することを想到し、そのためのエッチング剤の使用によ
る効果的な方法の開発に成功した。
本発明は、誘電性基材表面が腐食性金属、特にはインジ
ウムとインジウムを主成分とする合金から成る群から選
択される金属の真空付着層を具備し、そして真空付着
が、目視的には連続皮膜として見えるが、個々のアイラ
ンド間に基材の表面域全体にアイランドを非導電性に維
持するような寸法のチャネルを有するような個々のアイ
ランドが形成されるまでのみ継続されるような、光沢金
属質材料の耐食性真空メタライジング部品を作製する方
法においての改善を提供し、改善点は、真空付着された
個々のアイランドを個々のアイランド間のチャネルから
残留量のインジウムを徐々に溶解してチャネルを掃除す
る溶剤を使用してエッチングし、以って基材上に追加的
結合用表面を露出せしめ、基材と保護誘電性トップコー
トとの間の接合表面積を増大することから成る。
発明の具体的説明 付着アイランドは、腐食性金属特には両性である即ち酸
及び塩基両方に或る程度の溶解性を有するインジウム及
びその合金により形成される。
付着されたままの状態において、インジウム金属層は、
直径25Å以下の小さなクラスターを含めて小さなアイ
ランドから構成される。小さなクラスターは透過電子顕
微鏡において殆ど解像されない。アイランドは2000
Å直径程の寸法にまで直径を増加しうる。アイランドの
各々は数百Å巾にもなりうるチャネルにより分離され
る。しかし、上記インジウムアイランド構造を形成する
為の付着プロセスにおいて、残留インジウム材料から成
る多くのクラスターや小さなアイランドが基材の表面を
横切って所望の非導電特性を生むチャネル内に存在して
いることが観察された。
本発明に従えば、付着されたインジウム材料を個々のア
イランド間のチャネルから小さなクラスターや小さなア
イランドを徐々に溶解してチャネルを残留物が残らない
よう掃除する溶液を使用してエッチングする工程が設け
られ、、以って基材上にトップコートが基材(或いはベ
ースコート)に密着しうる追加的結合用表面を露出せし
め、トップコートの基材(ベースコート)への密着性を
改善する。
基材(ベースコート)材料に対するトップコート材料の
代表的接着強度は、チャネルにより分離されている個々
のアイランドを構成する金属に対するトップコートの接
着強度より2桁のオーダー高い。
トップコートを形成する直前での真空付着アイランドに
対する処理段階は、5〜15%、例えば10%のNaOH溶
液中で60〜90秒の間150〜160°Fの温度範囲
で部品をリンスし、続いて2回水でリンスしそして最後
のリンスは脱イオン水で洗浄することから成る。このエ
ッチング処理段階は前記米国特許に呈示されたトップコ
ート材料の接着性を大幅に改善する。そこに記載される
可撓性基材は大半の自動車使用試験に合格するに十分の
接着性を有するけれども、そうした部品において、それ
がフロリダ曝露或いは促進耐候試験(QUV、ウエザロ
メーター、キセノン、デユワルカーボンアークウエザロ
メーターを含む)いずれかの後X字形テープ接着試験に
一貫して合格するよう接着性を改善することが所望され
る。アメリカ製自動車に対する関心が高まるにつれ、そ
うした試験は今や自動車仕様に現れ始めている。本発明
はそうした厳しい接着要件を満足する。
本発明は、成型プラスチックのような平滑な表面を有す
る有機誘電性基材と、そのうえに形成される腐食性の金
属、特定的にはインジウム及びインジウムを主成分とし
そして純インジウムとほとんど同態様で働くインジウム
合金の、マクロ的には連続して見える(ミクロ的には連
続していない)、非常に薄い真空付着層とから成る製品
の接着性を改善する為にこうしたエッチング段階の使用
を特徴とする。好ましくは、上記合金は125〜250
℃の範囲の融点を有するものとされる。生成する金属
は、間にチャネルを形成した微小な、鏡面の、電気的に
絶縁した、丸みのあるアイランドの形態にある。部品
は、アイランドの形成に続いて且つ保護トップコートの
被覆前にエッチングされ、チャネルから残留金属付着物
を掃除しそれによりトップコートと基材との間に高接着
力の結合用表面をもたらす。その後、トップコートが金
属皮膜上に適用されて、金属粒子を包み込んで保護し、
それらを基材にしっかりと結合する。
得られる製品は特に自動車外装部品に有用であり、従来
からの重いそして高価なクロムめっき金属部品に置き換
え得るものである。
本方法は、薄い真空メタライジング層を、非導電状態に
維持された電気的に絶縁された離散したアイランドとし
て付着或いは融合した状態に留める。しかも、本発明
は、トップコートの接着性を改善して、インジウムを腐
食から一層良好に保護する。
第1及び2図において、真空付着インジウム皮膜は20
〜50ミクロン厚の薄片を得るようミクロトームにより
切断された。これら薄片は、エポキシ中に封入して、サ
ンプルを含む小片に削除された。その後、小片を約1,
000Å厚の試片にミクロトームにより薄くした。ダイ
アモンドミクロトームが試片の作成に使用された。電子
顕微鏡写真は100,000倍の拡大率でとられた。
第1図から分かるように、エッチング前では、一次イン
ジウムアイランドは広く離間されているが、チャネルに
はインジウム材料のクラスターや小さなアイランドが存
在している。これらの存在が結果的に、大きなアイラン
ド構造間の離間用チャネルの底面全体がトップコート材
料との結合に供されることを阻んでいる。
第2図に示されるように、エッチング段階後では、イン
ジウムアイランドは第1図に示されたような幅広のスペ
ースのチャネルによりやはり離間されている。しかし、
チャネルから残留クラスターや小さなアイランドがきれ
いに取り除かれたことが明瞭に示されている。
エッチング前後での金属層の表面エネルギーの測定か
ら、エッチングによる金属層の表面エネルギーに著しい
変化は存在しないことがわかった。
第2図に示されるようなエッチング後のアイランドはエ
ッチングされていないアイランドより僅かに小さく、そ
して多数の中間寸法のアイランド構造が存在することが
明らかである。
多分散系におけるこうした中間寸法のアイランドの増加
は、エッチング後の反射性の低下及び曇り度水準の増大
をもたらす恐れがある。従って、接着性と得られる光沢
装飾製品の外観を最適化するようエッチングの程度をコ
ントロールすることが重要である。
本発明においては、様々のエッチング剤(例えば0.5
0〜13.0pH)が使用され得るが、最も好ましいエ
ッチング剤は5〜15%、特には10%水酸化ナトリウ
ム溶液である。好ましいエッチング条件は150〜16
0゜Fの温度において60〜90秒のエッチング時間であ
る。そうした溶液並びにエッチング時間及び温度は、一
貫して良好な性能をもたらす。溶液濃度が高い程そして
エッチング時間が長い程エッチング条件について一層良
好なコントロールをもたらす。
エッチングは、メタライジングした板あるいは部品をエ
ッチング溶液中に浸漬することにより或いは部品上にエ
ッチング剤をスプレイすることによって為される。
エッチング期間後少なくとも2回のリンスが必要であ
る。最終リンスの水は脱イオン水とすべきである。水
は、インジウムアイランド構造により形成される金属層
上のストリーキング即ち筋状の模様の発生を防止するよ
う高速気流で部品から迅速に吹掃されねばならない。
好ましい態様において、個々のアイランド形成の為の真
空付着を、アイランドが3500Å未満の平均直径を有
しそして目視的に連続する皮膜が60度を越える角度で
の入射可視光の25%未満しか透過しないものとするま
で継続し、そしてアイランド間の分散度の増大をもたら
すようアイランドの直径を減縮し、同時に予備選択され
た光波長範囲全体を通して65オーダーのエッチング前
反射率に比べて50〜60の範囲のアイランドからの反
射率を維持するような濃度、エッチング時間及びエッチ
ング温度においてエッチング剤を適用するのがよい。
実施例及び比較例 様々の酸及び塩基を使用しての実験から、幾つかの酸あ
るいは塩基が既に付着されたインジウム金属アイランド
構造を効果的にエッチングして所望の結果を生みだすこ
とが判明した。表2は、TPU(熱可塑性ポリウレタ
ン)上へのインジウム材料の可撓性光沢装飾アイランド
付着に対しての多数の酸及び塩基を使用してのエッチン
グの結果を示す。
エッチング剤として評価された酸及び塩基のすべては、
接着性を改善することが見出された。すべて、エッチン
グ液濃度、エッチング時間及びエッチング温度を増加す
るにつれ接着性の向上と反射性の低下を与えた。各酸あ
るいは塩基を用いて最適エッチングを与える濃度、エッ
チング時間及び温度並びにpHは広く変動した。
許容し得る接着結果(顧客仕様X字形接着試験範囲にお
いて損失が殆ど無いか零)を与える最適の反射率は使用
されたエッチング剤の種類とは無関係に50台の中間か
ら上にあった。こうした反射率は、製造業者指定方法に
従って、標準広帯域光源による18インチ径球体により
部品表面の拡散照射により測定した。硫化バリウム表面
がその標準として100%拡散反射率を有するものとさ
れる。第3図は、エッチング段階後透明トップコートを
使用して220Å厚のインジウムコーティングからの反
射率を例示する。インジウムコーティングの拡散反射率
はそこに付与されるエネルギーの波長帯域全体を通して
50の範囲内の拡散反射率という目的を実現することが
わかる。
使用したエッチング剤のすべてのうち、最も好ましいエ
ッチング剤は10%水酸化ナトリウム溶液である。好ま
しいエッチング条件は、150〜160゜Fの温度におい
て60〜90秒のエッチング時間である。そうした溶液
並びにエッチング時間及び温度は、一貫して良好な性能
をもたらす。溶液濃度が高い程そしてエッチング時間が
長い程エッチング条件について一層良好なコントロール
をもたらす。ここに呈示したエッチング試験の大半はメ
タライジングした板あるいは部品をエッチング溶液中に
浸漬することにより為された。予備実験から、部品上に
エッチング剤をスプレイすることによっても本発明を好
適に実施しうることが判明した。
エッチング期間後少なくとも2回のリンスが必要であ
る。最終リンスの水は脱イオン水とすべきである。水
は、インジウムアイランド構造により形成される金属層
上のストリーキングの発生を防止するよう高速気流で部
品から迅速に吹掃されねばならない。
エッチングをした場合としない場合とでTPU基材上の
光沢インジウムアイランド構造の改善された耐候性試験
結果を表1に示す。
表2は、エッチングされなかった材料が成形用テープ交
差貼着試験の加水試験の下で相当の%損失を生じたのに
対し、基材材料へのトップコートの一層良好な結合を得
る為にチャネルを清掃する為にエッチング剤が使用され
た、そうした試験の下では損失は全然なかったことを示
す。
エッチング溶液すべてに対して、エッチング後のX字形
貼着試験%損失は、エッチングが無い場合より少ない。
エッチング段階はまた、10%溶液範囲内での水酸化カ
リウムの使用を除いてすべての場合に多重テープ交差貼
着試験%損失を改善する。
様々のエッチング剤を用いての代表的具体例を示した
が、本発明の範囲内で多くの変更を為しうることを銘記
されたい。
発明の効果 得られる製品は特に自動車外装部品に有用であり、従来
からの重いそして高価なクロムめっき金属部品に置き換
え得るものである。
本方法は、薄い真空メタライジング層を非導電状態に維
持された電気的に絶縁された離散したアイランドとして
付着或いは融合された状態で保持する。しかも、本発明
は、光沢性を殆ど犠牲にすることなく、トップコートの
接着性を改善して、インジウムを腐食から一層良好に保
護する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、エッチング段階前のアイランドを形成する粒
子の構造を示す100,000倍電子顕微鏡写真であ
る。 第2図は、エッチング段階後のアイランドを形成する粒
子の構造を示す100,000倍電子顕微鏡写真であ
る。 第3図は、エッチング前後での部品の反射率を示すグラ
フである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23F 1/40 8414−4K

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電性基材表面が腐食性金属の真空付着層
    を具備し、そして該金属の真空付着が、目視的には連続
    皮膜として見えるが、基材の表面域全体に皮膜を非導電
    性に維持するよう個々のアイランド間にチャネルを有す
    るような個々のアイランドが形成されるまでのみ継続さ
    れるような、耐食性真空メタライジング部品を作製する
    方法において、 チャネルから金属残留物溶解してチャネルを掃除する溶
    剤を使用して真空付着材料をエッチングし、以って基材
    上のチャネル底に清浄な結合用表面を露出せしめる段階
    と、 個々のアイランド表面と清浄化された結合用表面とに透
    明な樹脂質保護誘電性トップコートを被覆する段階と、 トップコートを乾燥して個々のアイランドを包み込みそ
    して基材にチャネル底においてトップコートと個々のア
    イランド間の結合力に比べて強度において2桁大きな結
    合力により結合される保護皮膜を形成する段階と を含むことを特徴とする耐食性真空メタライジング物品
    を作製する方法。
  2. 【請求項2】0.50〜13.0の範囲内のpHを有す
    る溶剤を用いてエッチングを行なう特許請求の範囲第1
    項記載の方法。
  3. 【請求項3】5〜15%範囲内のNaOH濃度を有する水酸
    化ナトリウム溶液溶剤を用いてエッチングを行なう特許
    請求の範囲第1項記載の方法。
  4. 【請求項4】個々のアイランド形成の為の真空付着を、
    アイランドが3500Å未満の平均直径を有しそして目
    視的に連続する皮膜が60度を越える角度での入射可視
    光の25%未満しか透過しないものとするまで継続し、
    そしてアイランド間の分散度の増大をもたらすようアイ
    ランドの直径を減縮し、同時に予備選択された光波長範
    囲全体を通して65オーダーのエッチング前反射率に比
    べて50〜60の範囲のアイランドからの反射率を維持
    するような濃度、エッチング時間及びエッチング温度に
    おいてエッチング剤を適用する特許請求の範囲第1項記
    載の方法。
  5. 【請求項5】アイランドを10%水酸化ナトリウム溶液
    を用いて150〜160゜Fのエッチング温度で60〜9
    0秒のエッチング時間エッチングする特許請求の範囲第
    4項記載の方法。
  6. 【請求項6】トップコートの被覆前少なくとも2回のリ
    ンスを通して部品からエッチング材料を洗浄し、その場
    合最終リンス液を脱イオン水として適用し、そして後ト
    ップコートの被覆前に金属皮膜上にリンスによるストリ
    ーキング模様の発生を防止するよう部品から最後のリン
    ス物質のすべてを迅速に吹掃する特許請求の範囲第1
    項、4項或いは5項記載の方法。
  7. 【請求項7】誘電性基材表面がインジウム及びインジウ
    ムを主成分とする合金から成る群から選択される特許請
    求の範囲第1項記載の方法。
JP63091887A 1987-04-16 1988-04-15 真空メタライジングされたインジウムのエッチング Expired - Lifetime JPH0668148B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US39064 1987-04-16
US07/039,064 US4713143A (en) 1987-04-16 1987-04-16 Etching of vacuum metallized indium

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Publication Number Publication Date
JPS6447853A JPS6447853A (en) 1989-02-22
JPH0668148B2 true JPH0668148B2 (ja) 1994-08-31

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JP63091887A Expired - Lifetime JPH0668148B2 (ja) 1987-04-16 1988-04-15 真空メタライジングされたインジウムのエッチング

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US (1) US4713143A (ja)
EP (1) EP0287208B1 (ja)
JP (1) JPH0668148B2 (ja)
KR (1) KR920010774B1 (ja)
AU (1) AU603407B2 (ja)
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