JPH0668116A - 受注製品の生産支援装置 - Google Patents

受注製品の生産支援装置

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JPH0668116A
JPH0668116A JP4222899A JP22289992A JPH0668116A JP H0668116 A JPH0668116 A JP H0668116A JP 4222899 A JP4222899 A JP 4222899A JP 22289992 A JP22289992 A JP 22289992A JP H0668116 A JPH0668116 A JP H0668116A
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Japan
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JP4222899A
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Inventor
Hiroshi Sakai
博 酒井
Takeshi Arai
健史 新井
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受注製品の生産を効率化する。 【構成】 管理情報、図形データなどを保持する部品デ
ータベース22,23と、入力部20,21から入力さ
れた製品仕様に基づいて部品データベースからデータを
抽出しそれぞれ仕様情報を生成する製品仕様ファイル生
成部27、図形情報を生成する製品図形ファイル生成部
28と、手配書データを生成する手配書データ生成部2
9と、商用図面を生成する商用図面データ生成部31
と、製作図面を生成する製作図面データ生成部32と、
NC加工データを生成するNC加工データ生成部33を
含んで構成され、唯一の仕様データを入力するだけで商
用図面、各種手配書、製作図、NC加工情報を自動的に
作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、受注製品の生産支援
装置に関し、さらに詳細にいえば依頼者の個別の注文に
応じて製品を製造する場合において、受注、設計、生産
を効率的に行なうための受注製品の生産支援装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、CAD/CAMを利用し、製
品の設計、生産を効率化することが行なわれている。大
量生産製品の場合は機種の数が限定されているので、製
品の設計、製品の納期、NC工作機の効率的な運転に重
点が置かれてCAD/CAMシステムが構築される。し
かし、依頼者から個別に注文を受けて製品を製造する受
注製品の場合においては、依頼者の希望を把握して了解
を得る過程が必要であり、また、依頼者の希望に応じた
製品を製造するために多種多様な部品の管理が必要にな
る。通常、依頼者から受注を受け依頼者の希望に合致し
た製品を納入する場合においては、依頼者の希望にあっ
た製品の仕様を依頼者が理解し易いように作成した概略
外形図面(以下、商用図面と称する)を依頼者に提示
し、依頼者から了解を得て注文があった段階でCADに
よって製品図面を作成することとなる。そしてその後受
注製品の部品などの手配書を作成し、NC工作機を用い
て部品を製作するときにはNC加工テープを作成する。
【0003】これらの各処理を詳細に説明すれば、以下
の(1)から(4)の作業が必要になる。 (1)商用図面作成 依頼者の希望に合致した製品の仕様(外形寸法、構成部
品の選定等)を決定し、CAD等を用いて製品の商用図
面を作成する。 (2)製作図面作成 製品を構成する部品について図面等を調べて取合い関係
を決定し、新たに図面を作成すべき部品についての仕様
を決めて、その製作図面をCAD等を用いて作成する。 (3)手配書作成 コンピュータを用いる場合には製品仕様を入力すること
により、必要な部品を自動的に選択抽出し、製品を製造
するための部品手配書として出力する。
【0004】依頼者の希望により特別な仕様の部品が必
要な場合および新たに図面を作成した場合には、コンピ
ュータによって出力された手配書にその部品の仕様を書
き込んで、要求に適合した手配書に仕上げる。コンピュ
ータを用いない場合には手配書用紙を準備し、手配すべ
き部品を選択して部品要求の手配書に仕上げる。 (4)NC加工テープ作成 鈑金部品等で、NC加工機を使って製作する部品につい
ては、製作図面を平面的に展開し、展開図面を作成した
後、展開図面に基づいてNCプログラミングを行なって
NC加工テープ作成機を使ってNC加工テープを作成す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、商用図
面の作成、製品図面の作成、部品の手配書の作成、NC
加工テープの作成を従来のように行なうと、以下のよう
な問題点が生じていた。 (1)商用図面作成時の問題 多数の仕様別の元図を常に管理する必要がある。商用図
面を作成するのに、製品知識、設計、作業要領、資料の
取り出しおよび使用方法の専門知識が必要になる。ま
た、多数の商用図面を処理する関係上、作業者の注意力
および集中力が要求される。 (2)製作図面作成時の問題 製作図面を作成する場合において製品知識、設計の専門
知識が必要になる。 (3)手配書作成時の問題 手配書を作成する場合において製品知識、設計、作業要
領、資料の取り出しおよび使用方法の専門知識が必要に
なる。手配書形式が手書きとコンピュータによる出力の
2種類混在している場合は後の作業が煩雑となる。ま
た、書き忘れ、記入間違いなどの単純ミスが起こりやす
い。 (4)NC加工テープ作成時の問題 NC加工テープを作成する場合において製作図面から展
開図を作成する展開技術とNCプログラミング技術の専
門知識が必要になる。 (5)各段階を通しての問題 製作図面作成などの各段階において前段階で作成された
書類を読取って作業を行なうため、読取り間違いのミ
ス、誤記等のミスが発生しやすい。
【0006】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、依頼者の要求に迅速に対処することがで
き、書類のやり取りによるミスを防止し、作業工数およ
び製品納期を大幅に短縮し、製品のコストダウンを達成
できる受注製品の生産支援装置を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、請求項1の受注製品の生産支援装置は、部品を製
造するための製造情報(部品の名称,図面番号、発注先
など)、部品を管理するための製造管理情報(部品の原
価,1台分の個数,部品納入時期など)、および部品の
図形データを保持する部品データベースと、受注製品の
仕様を入力する入力手段と、入力手段から入力された製
品仕様に基づいて部品データベースから所定部品のデー
タを抽出するとともに抽出された部品データと入力され
た製品仕様に基づいて製品仕様ファイルを生成する製品
仕様ファイル生成手段と、入力手段から入力された製品
仕様に基づいて部品データベースから所定部品の図形デ
ータを抽出するとともに抽出された図形データと入力さ
れた製品仕様に基づいて製品図形ファイルを生成する製
品図形ファイル生成手段と、製品仕様ファイル生成手段
で生成されたファイルに基づいて部品の手配書データを
生成する手配書データ生成手段と、製品仕様ファイル生
成手段および製品図形ファイル生成手段で生成されたフ
ァイルに基づいて製品の外形図面を生成する外形図面生
成手段と、製品仕様ファイル生成手段および製品図形フ
ァイル生成手段で生成されたファイルに基づいて製品の
製作図面を生成する製作図面生成手段と、製品図形ファ
イル生成手段で生成されたファイルに基づいてNC工作
機用のNC加工データを生成するNC加工データ生成手
段とを含んでいる。
【0008】
【作用】請求項1の受注製品の生産支援装置であれば、
作業者が入力手段から個別の受注製品の仕様を入力する
と、製品仕様ファイル生成手段が入力された製品仕様に
基づいて部品データベースから所定部品の製造情報、製
造管理情報等の部品データを抽出するとともに抽出され
た部品データと入力された製品仕様に基づいて製品仕様
ファイルを生成し、製品図形ファイル生成手段が入力さ
れた製品仕様に基づいて部品データベースから所定部品
の図形データを抽出するとともに抽出された図形データ
と入力された製品仕様に基づいて製品図形ファイルを生
成する。そして、手配書データ生成手段が製品仕様ファ
イル生成手段で生成されたファイルに基づいて部品の手
配書データを生成し、外形図面生成手段が製品仕様ファ
イル生成手段および製品図形ファイル生成手段で生成さ
れたファイルに基づいて製品の外形図面を生成し、製作
図面生成手段が製品仕様ファイル生成手段および製品図
形ファイル生成手段で生成されたファイルに基づいて製
品の製作図面を生成し、NC加工データ生成手段が製品
図形ファイル生成手段で生成されたファイルに基づいて
NC工作機用のNC加工データを生成する。したがっ
て、作業者は部品データベースの部品情報を参照して生
産しようとする製品の仕様を1回入力するだけで、商用
図面となる外形図面、各種手配書、製作図、NC加工情
報を自動的に作成できる。すなわち、従来のCAD/C
AMシステムならば商用図面、各種手配書を作成するの
に製作図面作成処理と独立した人手の作業が必要であっ
たのに対してこの発明では全て自動的に行なわれるの
で、依頼者の要求に対する素早い対応が可能になるとと
もに、データファイルが統一されることにより発注手
配、図面作成時のミスの削減および煩雑な図面管理作業
を低減することができる。さらに一連の作業が自動化さ
れることにより納期を短縮することが可能となり、作業
工数の削減および納期の短縮により従来に比べて大幅な
コストダウンを達成することができる。
【0009】さらに説明すれば、本願の発明者らは、従
来の部品データベースに保有される図形データとともに
手配書作成に必要な各種の製造情報、製造管理情報を予
め保持できるようにデータ構造を設定し、入力手段から
製品仕様を入力することによって手配書データ生成手段
が手配書データを生成できるようにしたことと、商用図
面に必要とされる特有な外形図形データを部品データベ
ースの図形データから生成する外形図面データ生成手段
を設けることにより、手配書作成作業と商用図面作成作
業とをCAD/CAMシステムに組み込むことができる
ことを見出し、この発明を完成したのである。
【0010】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図5は空気調和に使用されるエアハンドリン
グユニット(以下、AVと称する)の一例を示す斜視図
であり、AVは空気を冷却、加熱するための水用コイル
が配設されるコイル室1と、空気を送り出すためのファ
ンが収納されるファン室2と、空気の吸込側に設けられ
る吸込み側機器3とから構成されている。このようなA
Vにおいて依頼者先での製品仕様の打ち合わせから製品
出荷までの全ての工程を一貫して支援するAV生産支援
装置について説明する。
【0011】図1はこの発明の受注製品の生産支援装置
の一実施例としてのAV生産支援装置のブロック図であ
る。このAV生産支援装置は製品仕様を記入した仕様入
力カードを自動的に読み取る仕様入力カード読み取り部
20と、作業者が必要情報を入力するためのキーボー
ド、マウス、ディジタイザ等の入力部21と、AVの各
部品の部品の名称,図面番号、発注先などの製造情報お
よび部品の原価,1台分個数,部品納入時期などの製造
管理情報を記憶した部品仕様データベース22と、各部
品の図形情報を記憶した部品図形データベース23と、
仕様入力カード読み取り部20および入力部21の入力
情報に基づいて部品仕様データベース22と部品図形デ
ータベース23のデータを選択するデータ選択部25
と、データ選択部25で選択されたデータに基づいて所
定のCADソフトウエアによって図形操作の補助を行な
うCAD制御部24と、部品仕様データベース22,部
品図形データベース23のデータ、CAD制御部24お
よびデータ選択部25で選択された情報を表示する表示
部26と、データ選択部25によって選択されたデータ
と入力情報に基づいて製品全体の製造情報および製造管
理情報を主としたファイルを生成する製品仕様ファイル
生成部27と、データ選択部25によって選択されたデ
ータと入力情報に基づいて製品全体の図形情報に対応し
たファイルを生成する製品図形ファイル生成部28と、
製品仕様ファイル生成部27で生成された製品仕様ファ
イルに基づいて所定の書式により手配書のデータを生成
する手配書データ生成部29と、手配書データなどを紙
などに出力するプリンタ等の書面出力部30と、製品仕
様ファイルおよび製品図形ファイルとに基づいて商用図
面データを生成する商用図面データ生成部31と、製品
仕様ファイルおよび製品図形ファイルに基づいて製作図
面データを生成する製作図面データ生成部32と、製品
図形ファイル内の主に展開図に基づいてNC加工機のN
C加工データを生成するNC加工データ生成部33と、
図形データを出力するプロッタ等の図面出力部34と、
NC加工データ生成部33で生成されたNC加工データ
を所定のテープなどの記録媒体に記録するNC加工デー
タ記録部35とを有している。
【0012】部品仕様データベース22は図5に示した
AVの各構成要素毎に以下に示すような部品の情報で構
成されている。 (1)コイル室 ケーシングフレーム、外板パネル、底フレーム、コイル
室サービス扉、加湿器用覗窓、水用コイル、温水コイ
ル、蒸気コイル、エリミネータ台、エリミネータろ材、
加湿器、電気ヒータ、など (2)ファン室 ケーシングフレーム、外板パネル、ファンハウジング、
ファンシャフト、軸受け台、ベアリングユニット、ファ
ンモータプーリ、電動機台関係、ベルトガード、電動機
など (3)吸入側機器 フィルタチャンバ、チャンバ部品、基フランジ、接続ダ
クト、フィルタケーシング、高効率フィルタ、制御ダン
パ、エアフィルタ、吸込口相フランジなど (4)防振装置 AV用キャンバス、防振素子、など また、各部品毎に種別、寸法形状などの仕様が定義され
ている。さらに特殊仕様に対しても柔軟に対応できるよ
うになっている。
【0013】例えば、コイルケーシングフレームでは、
標準仕様、特殊ユーザー仕様の選択、機内組込部品の仕
様によりケーシングの奥行寸法の選択等が入力項目のメ
ニュー選択により自動的に適合した規格部品が選択され
る。また、水用コイルを例にとれば、標準仕様、特殊ユ
ーザー仕様の選択、要求能力に合わせたコイルの列数、
水路形状の仕様(標準あるいは増大形)、配管勝手等の
入力により適合する規格部品が選択される。
【0014】さらに、特殊な要求により規格部品以外の
コイルが必要なときはその図面番号、注文個数を付属す
る仕様として定義できるようになっている。部品図形デ
ータベース23には前記したコイル室、ファン室、吸込
み側機器、防振装置のそれぞれの部品に応じて、標準形
状、特殊形状(クリーンルームなど)の図面データが用
意されている。さらに、部品毎のNC加工基本データが
記憶されている。NC加工基本データとしては素材リス
ト、加工機械使用リスト、加工順序、加工条件(工具経
路)などがある。
【0015】データ選択部25は入力部21または仕様
入力カード読み取り部20からの入力情報に基づいて対
応する部品仕様データベース22および部品図形データ
ベース23の情報を検索するものであり、検索された情
報と入力部21または仕様入力カード読み取り部20か
らの入力情報をそれぞれ製品仕様ファイル生成部27
と、製品図形ファイル生成部28に出力する機能があ
る。
【0016】CAD制御部24はデータ選択部25の検
索情報を入力部21からの指示信号によって表示部26
に3次元図形表示したり、部品仕様データベース22あ
るいは部品図形データベース23にない特別な仕様を入
力部21からの入力により新たに登録する機能などの機
能を有している。製品仕様ファイル生成部27は入力情
報および検索された各部品情報に基づいて製品の仕様の
ファイルを生成する生成部と製品仕様ファイルを保持す
る記憶部とから構成されている。
【0017】製品図形ファイル生成部28は入力情報お
よび検索された各部品図形に基づいて製品の図形ファイ
ルを生成する生成部と製品図形ファイルに対応する各部
品の図形データを互いに関連づけて階層的に保持する記
憶部とから構成されている。上記構成のAV生産支援装
置の作用を図2に示すフローチャートを参照しつつ説明
する。
【0018】このAV生産支援装置においては、まず、
ステップSP1において作業者が入力部21または仕様
入力カード読み取り部20によって製品の仕様を入力
し、ステップSP2において入力された製品仕様に基づ
いてデータ選択部25が部品仕様データベース22、部
品図形データベース23から所定のデータを検索し、ス
テップSP3において検索された部品仕様情報、部品図
形データおよび入力された仕様入力に基づいて製品仕様
ファイル生成部27、製品図形ファイル生成部28がそ
れぞれ製品仕様ファイル、製品図形ファイルを生成す
る。次いでステップSP4において商用図面を作成する
か否か,製作図面を作成するか否か,手配書を作成する
か否か,NC加工テープを作成するか否かを一括して設
定入力し、ステップSP5において商用図面を作成する
と設定入力されたか否かを判別し、商用図面を作成する
と設定入力されたと判別された場合はステップSP6に
おいて商用図面データ生成部31が商用図面データを生
成して図面出力部34から商用図面を出力する。そして
商用図面が作成された場合またはステップSP5におい
て商用図面を作成しない設定入力されたと判別された場
合はステップSP7において製作図面を作成すると設定
入力されたか否かを判別し、製作図面を作成すると設定
入力されたと判別された場合はステップSP8において
製品図形ファイルに基づいて製作図面データ生成部32
が製作図面データを生成して図面出力部34から製作図
面を出力する。
【0019】次いで、製作図面の出力が終了した場合ま
たはステップSP7において製作図面を作成しないと設
定入力されたと判別された場合は、ステップSP9にお
いて手配書を作成すると設定入力されたか否かを判別
し、手配書を作成すると設定入力されたと判別された場
合はステップSP10において製品仕様ファイルに基づ
いて手配書データ生成部29が手配書データを生成して
書面出力部30から手配書を出力する。次いで手配書を
作成した場合またはステップSP9において手配書を作
成しないと設定入力された場合はステップSP11にお
いてNC加工テープを作成すると設定入力されたか否か
を判別し、NC加工テープを作成すると設定入力された
と判別された場合はステップSP12において製品図形
ファイルの展開図に基づいてNC加工データ生成部33
がNC加工データを生成して、NC加工テープ記録部3
5においてNC加工テープに生成されたNC加工データ
を記録して一連の処理を終了する。なお、ステップSP
11においてNC加工テープを作成しないと設定入力さ
れた場合もNC加工テープを作成しないで一連の処理を
終了する。
【0020】ここで、ステップSP6の商用図面作成処
理を更に説明すると、入力仕様により製品図形ファイル
の図面の中から商用図面を作成する場合に好適な図面を
選択し、配置位置を計算して装置上で選択された図面を
再配置して商用図面にする外形図を自動的に作成する。
そして入力された納入先名、製品機種名、制作数等の必
要項目を製品仕様ファイルから呼び出して商用図面上に
追加して図面出力部34から出力する。
【0021】また、ステップSP10の手配書作成処理
を更に説明すると、入力仕様により部品を選択して、納
期、原価等を計算して部品毎にデータファイルを生成
し、そのデータファイルから手配書データとなる総合部
品リストファイル、購買部品手配書ファイル、外注部品
手配書ファイル等を生成して書面出力手段30から出力
する。
【0022】上記フローチャートからも分かるようにこ
のAV生産支援装置では、商用図面を依頼者に提示して
仕様変更がなければ、製品の仕様を入力する処理は1回
のみで良く、後は商用図面、手配書、製作図面、NC加
工データを作成するか否かを作業者が選択するだけで、
依頼者との打ち合わせで必要とされる商用図面、生産の
各段階で必要とされる各種の手配書、製作図面およびN
C加工データを人手を介さずに簡単に得られる利点があ
る。また、商用図面を依頼者に提示して仕様の変更があ
る場合でも、依頼者の要求にあった仕様の変更入力を行
なうことにより、仕様の変更に伴う製品図面、手配書、
NC加工データが自動的に作成することができるのであ
るから、依頼者の要求に対して正確かつ迅速に対処する
ことができるとともに、作業工数の削減、納期の短縮が
可能になる。
【0023】次に、この実施例のAV生産支援装置にお
いて、製品仕様入力の処理を中心にして更に具体的に説
明する。図3は製品仕様を入力する場合に表示部26に
表示される入力画面の一例を示した図である。作業者は
図3に示す入力項目にしたがって所定の製品仕様を入力
する。例えば、初期選択では新規の仕様入力であるか、
既に入力済の仕様を変更するのか、あるいは入力済の仕
様の内容を調べるかの作業内容を選択する。さらに、仕
様入力完了後に入力した内容を登録して入力作業を終わ
るか、何らかの入力ミスのために登録せずに入力作業を
終わるかの選択ができる。
【0024】この初期選択の後、入力作業においては入
力仕様ファイルを管理する手配書番号、納入先等の項目
を入力する。また、このシステムにおいては、1つの納
入先に複数機種納入されることを想定し、複数機種の入
力が一度の処理で行なえるように工夫されている。すな
わち、初期選択の必要項目入力後、各機種についての仕
様入力に入るが、物件内順位はシステム側から最初の機
種を1として順次表示される。機種名の入力、系統名、
台数、組立開始日、外形図図番を入力し、後述する図4
以降の仕様入力を終えて初期選択に戻った後、登録終了
により製品仕様ファイル、製品図形ファイルがそれぞれ
作成される。
【0025】図4は具体的な製品情報を入力する入力画
面の一例としてコイル室に関する製品仕様の入力画面の
一部を示した図である。この画面ではコイル室に関する
部品のうち、コイルケーシング、底フレーム、コイル室
サービス扉、丸建スプレー覗窓、水用コイル、温水コイ
ル、蒸気コイルのそれぞれについて各仕様の選択、ある
いは設定数値を入力するようになっている。例えば、水
用コイルで説明すれば、仕様,列数,フロー,勝手,図
面番号,個数に対応する[ ]内にそれぞれ選択番号、
あるいは設定数値を入力することにより、水用コイルに
関する製品仕様を簡単に決定することができるようにな
っている。なお、各部品の内容は互いに矛盾しないよう
に関連するデータを検索して設定されるように構成され
ている。例えば、コイルケーシングの奥行き、幅、高さ
を特別に小さくした場合には、コイル室底フレーム、コ
イル室サービス扉などの大きさの設定入力が規制される
ようになっている。
【0026】以上説明したように、このAV生産支援装
置によれば、製品仕様の入力によって各部品の部品仕様
データベースと部品図形データベース、および入力情報
に基づいて製品仕様ファイルと製品図形ファイルを生成
して、商用図面、各種手配書、製作図面、NC加工デー
タを自動的に生成するので、依頼者の要求を迅速に対処
することができるとともに、書類、図面のやり取りによ
るミスを防止し、作業工数および製品納期を大幅に短縮
して製品のコストダウンを達成できる。
【0027】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この発明の要旨を変更しない範囲内にお
いて種々の設計変更を施すことが可能である。例えば、
前記実施例ではAVを例にとり説明したが、この発明は
依頼者の要望を考慮して設計する製品の受注から生産ま
での作業を効率化できるものであり、広く個別に受注を
受けて生産する製品一般に適用できることは明らかであ
る。
【0028】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、唯一
の仕様データを入力するだけで商用図面、各種手配書、
製作図、NC加工情報を自動に作成できるので、商用図
面による依頼者先の要求に対する素早い対応が可能にな
るとともに、データ情報が統一されることにより部品発
注手配時、図面作成時のミスの削減ができ、また煩雑な
図面管理作業を低減することができ、さらに作業工数、
納期を短縮して大幅なコストダウンを達成することがで
きるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の受注製品の生産支援装置の一実施例
を示すブロック図である。
【図2】この発明の受注製品の生産支援装置の一実施例
の作用を示すフローチャートである。
【図3】製品仕様の入力画面を示した図である。
【図4】製品仕様の具体的な入力画面の一部を示した図
である。
【図5】空気調和機に使用されるAVの外観を示す斜視
図である。
【符号の説明】
20 仕様入力カード読み取り部 21 入力部 22 部品仕様データベース 23 部品図形データ
ベース 25 データ選択部 27 製品仕様ファイル生成部 28 製品図形ファイル生成部 29 手配書データ
生成部 31 商用図面データ生成部 32 製作図面データ
生成部 33 NC加工データ生成部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品を製造するための製造情報、部品を
    管理するための製造管理情報、および部品の図形データ
    を保持する部品データベース(22)(23)と、受注
    製品の仕様を入力する入力手段(20)(21)と、入
    力手段(20)(21)から入力された製品仕様に基づ
    いて部品データベース(22)(23)から所定部品の
    データを抽出するとともに抽出された部品データと入力
    された製品仕様に基づいて製品仕様ファイルを生成する
    製品仕様ファイル生成手段(25)(27)と、入力手
    段(20)(21)から入力された製品仕様に基づいて
    部品データベース(22)(23)から所定部品の図形
    データを抽出するとともに抽出された図形データと入力
    された製品仕様に基づいて製品図形ファイルを生成する
    製品図形ファイル生成手段(25)(28)と、製品仕
    様ファイル生成手段(25)(27)で生成されたファ
    イルに基づいて部品の手配書データを生成する手配書デ
    ータ生成手段(29)と、製品仕様ファイル生成手段
    (25)(27)および製品図形ファイル生成手段(2
    5)(28)で生成されたファイルに基づいて製品の外
    形図面を生成する外形図面生成手段(31)と、製品仕
    様ファイル生成手段(25)(27)および製品図形フ
    ァイル生成手段(25)(28)で生成されたファイル
    に基づいて製品の製作図面を生成する製作図面生成手段
    (32)と、製品図形ファイル生成手段(25)(2
    8)で生成されたファイルに基づいてNC工作機用のN
    C加工データを生成するNC加工データ生成手段(3
    3)とを含むことを特徴とする受注製品の生産支援装
    置。
JP4222899A 1992-08-21 1992-08-21 受注製品の生産支援装置 Pending JPH0668116A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002170011A (ja) * 2000-12-04 2002-06-14 Kuken Kogyo Co Ltd 空気調和用風道装置の受注・納入システム
JP2008052719A (ja) * 2006-07-21 2008-03-06 Dassault Systemes 入力製品を定義するコンピュータで実施される方法

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