JPH0668017U - ターゲット電動切換え装置 - Google Patents

ターゲット電動切換え装置

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JPH0668017U JP008529U JP852993U JPH0668017U JP H0668017 U JPH0668017 U JP H0668017U JP 008529 U JP008529 U JP 008529U JP 852993 U JP852993 U JP 852993U JP H0668017 U JPH0668017 U JP H0668017U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】駆動トルクの小さい小型モータの適用を可能と
し、装置全体の小型化を図る。 【構成】複数のターゲットを備えた担持体22をモータ
24で駆動し、複数のターゲットの中から任意のターゲ
ットを基準位置に配置するものにおいて、前記担持体2
2にその移動方向に沿って所定の間隔で形成された係合
部30に対し所定の力量で係合し該担持体22を停止さ
せる係合部材31と、前記係合部材31の前記担持体2
2に対する係合力を調整する係合力量調整手段33a,
33bとを具備するものとした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば顕微鏡のレボルバ回転装置等として使用することのできるタ ーゲット電動切換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、顕微鏡装置の自動化が進められており、例えば特許出願公表平2−50 1863号には、対物レンズレボルバをモータによって駆動し、任意の対物レン ズが基準位置にきたことをセンサなどによって検出してモータの回転を停止させ る技術が記載されている。
【0003】 同公報に示された装置は、図10に示すようにレボルバ1の外周面に沿って形 成した係合溝2a、2bの内側の傾斜面に、板バネ3に固定した係合ボール4を その板バネ3のバネ力で押し当てることにより、レボルバ1を機械的に基準位置 に停止させている また、特開昭60−45214号には、複数の光学系を取り付けたターレット をモータによって駆動、停止させる技術が記載されている。
【0004】 同公報に示された装置は、図11に示すように係合手段が板バネではなく、ね じりコイルバネ5である。このねじりコイルバネ5のバネ力により、リンク板6 に回転自在に固着された係合片7をターレット8の係合溝9に押し当てることに より、ターレット8を機械的に基準位置に停止させている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した図10、11に示すレボルバ回転装置、及びターレット回 転装置は、係合バネのバネ力量が一定である。そのため、モータのオーバーラン を防ぎ、ターゲットを基準位置に確実に停止させるために、予め係合バネのバネ 力量を強く設定している。
【0006】 然るに、図10、11に示すレボルバ,ターレットの回転装置では、レボルバ 又はターレットの回転始動時に、該係合バネ力量を超える大きな回転トルクを必 要とする。その結果、使用するモータは大きな駆動トルクを容易に得られる大型 モータが必要となり、装置が大型化する欠点があった。
【0007】 本考案は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、大きな駆動トルクを発 生させる大型のモータを使うことなく、比較的駆動トルクの小さい小型モータを 使って任意のターゲットを基準位置に確実に配置させることができ、装置全体を 小型化できるターゲット電動切換え装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案のターゲット電動切換え装置は、複数のター ゲットを備えた担持体をモーターで駆動し、前記複数のターゲットの中から任意 のターゲットを基準位置に配置するものにおいて、前記担持体にその移動方向に 沿って所定の間隔で形成された係合部に対し所定の力量で係合し該担持体を停止 させる係合部材と、前記係合部材の前記担持体に対する係合力を調整する係合力 量調整手段とを具備するものとした。
【0009】
【作用】
本考案のターゲット電動切換え装置では、例えば担持体の回転又は直線移動を 開始するとき、係合力量調整手段から係合部材の担持体に対する係合力を弱める ように調整できる。これにより担持体の移動開始時には小さい駆動トルクで担持 体を移動させることができるものとなる。
【0010】 また担持体の移動を開始してから、一定時間経過後に力量調整手段から係合部 材の担持体に対する係合力を元の力量に戻し、停止時には力量調整手段から係合 部材の担持体に対する係合力を強くすることによりターゲットが機械的に基準位 置に停止するものとなる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。 図1には本考案の第1実施例に係る顕微鏡用レボルバ駆動装置の機械的な構成 が示されている。
【0012】 本実施例のレボルバ駆動装置は、固定部21と、この固定部21にレボルバ回 転軸を中心に回転自在に取り付けられた回転部22とからなり、固定部21が取 り付けられた取付アリ20で図示していない顕微鏡装置に取付けられている。回 転部22の外周にモータの動力を伝達するための歯車23が固定されている。尚 、本実施例における回転部22は、任意倍率の対物レンズ(図中仮想線で示す) を着脱可能な6個の取り付け部を有する。
【0013】 一方、モータ24は保持部材25を介して、前記取付アリ20に固着された固 定板20aに固定されている。このモータ24の回転軸は保持部材25を貫通し ている。保持部材25を貫通したモータ24の回転軸には、歯車26が固着され ている。この歯車26は中間歯車27を介してレボルバ側の歯車23に噛合して いる。ここで回転部22の歯車23と歯車26とのギヤ比は、歯車26が1回転 するとレボルバ側の回転部22に取り付けた基準位置の隣にあった対物レンズが 基準位置に来るように調整されている。
【0014】 歯車26と保持部材25との間におけるモータ24の回転軸に、円盤状のマー ク板28が該回転軸と同心状に取り付けられている。マーク板28の外周にはモ ータ停止タイミングを得るための切欠部が1ケ所形成されている。また切欠部を 検出するセンサ29が保持部材25における対向位置に設けられている。なお、 マーク板28上における切欠部の形成位置は、前記対物レンズが基準位置として の観察光軸上に配置されるときのみセンサ29から検出信号(以下、モータ停止 信号と呼ぶ)が出力されるように調整されている。このモータ停止信号は後述す る電子制御回路34へ出力される。
【0015】 レボルバの回転部22にはクリックボール30が固定されており、固定部21 にはクリックボール30の移動軌跡上に先端部を押し付けるられる板バネ31の 基端部が固定されている。この回転部22のクリックボール30と固定部21の 板バネ31とから係合機構を構成している。
【0016】 板バネ31の先端には磁石などの磁性部材32が2つ固着されており、そのS 極とN極は該磁性部材32の上下に配置された各々2個の電磁石などの磁気発生 部材33a、33bに各々相対するように配置されている。 上記係合機構の詳細を図2(a),(b)に示す。
【0017】 同図(a)に示すように、板バネ31の中央部には呼び込み用長穴31aが形 成されている。この呼び込み用長穴31aは、長径方向が回転部22の回転方向 と直交する方向に向けている。呼び込み用長穴31aの長径方向の対向する2つ の開口部側面が45度の勾配で回転部22側に向けて広がっており、その斜面が クリックボール30の表面と接触するように配置されている。そしてクリックボ ール30の中心が、板バネ31の図示する呼び込み範囲に来ると、該板バネ31 の押圧力にて、対物レンズの位置が観察光軸位置と一致するように、回転部22 を固定する。 図3に本実施例の電気制御系の構成を示す。
【0018】 電子制御回路34は、コントローラ35からレボルバ回転信号を受けると、磁 力発生回路36により磁気発生部材33a、33bに板バネ31の係合力量を解 除させる磁界を発生させる。その後、モータ駆動部37に指令を与えてモータ2 4を回転させ、センサ29からモータ停止信号が出力されたならば、モータ24 を停止させる。
【0019】 以上のように構成された本実施例は図4のタイムチャートに従って動作する。 すなわち、コントローラ35から電子制御回路34に対してモータ回転信号が出 されると、電子制御回路34が磁力発生回路36を作動させて、磁力発生部材3 3a、33bに次のような磁力を発生させる。磁力発生部材33a、33bが発 生させた磁力により、板バネ31に固着した磁性部材32と磁力発生部材33a との間に吸着力が生じ、磁性部材32と磁力発生部材33bとの間に反発力が生 じる。この結果、板バネ31がクリックボール30を押圧する押圧力に抗する力 が板バネ31に作用する。これにより板バネ31のクリックボール30に対する 係合力量が減少せしめられる。
【0020】 この様に板バネ31とクリックボール30との係合力がある程度小さくなって から所定時間経過後、電子制御回路34からモータ駆動回路37に対しモータ2 4を指定対物レンズの方向へ回転させる指令が与えられる。
【0021】 上記回転指令を受けてモータ24が回転し、その回転力が歯車26,27を介 して回転部22に与えられ、回転部22が回転を開始する。この時、回転部22 の移動を規制していた板バネ31による係合力量は上述した動作により小さくな っているので、クリックボール30が比較的小さい駆動トルクで板バネ31の呼 び込用長穴31aから脱することができる。 回転開始後は、回転に要するトルクは回転部22と対物レンズの重量だけとな るのでモータに要求される駆動トルクは小さくてすむ。 磁力発生回路36は、モータ24の回転後、所定時間経過したら磁力の発生を 停止する。
【0022】 モータ24が回転すると、それに連動してモータ24の回転軸に取り付けられ たマーク板28が回転する。そして、クリックボール30が板バネ31の呼び込 み範囲内に入った後、マーク板28上の切欠部がセンサ29の位置に到達すると センサ29からモータ停止信号が電子制御部34に出力される。 電子制御部34はモータ停止信号を受信したらその直後にモータ24を停止さ せる。モータ停止後はモータ停止信号の出力は解除される。
【0023】 モータ24の停止と前後して、電子制御回路34が磁力発生回路36を作動さ せて、磁力発生部材33a、33bに回転動作開始時とは逆極性の磁力を発生さ せる。磁力発生部材33a、33bに発生させた磁力により、板バネ31の磁性 部材32と磁力発生部材33aとの間には反発力が生じ、磁性部材32と磁力発 生部材33bとの間に吸着力が生じる。この結果、板バネ31とクリックボール 30との間の係合力を強める方向の力が板バネ31に作用し、コントローラ35 から指定されたレボルバの対物レンズが観察光軸上に確実に停止して位置決めさ れる。 モータが停止して対物レンズが基準位置に停止した後は、磁力は解除され、回 転部22は板バネ31の押圧力によってのみ固定される。
【0024】 この様に本発明によれば、モータ回転始動時に板バネ31の係合力量が小さく なるように調整されるので、クリックボール30が板バネ31の呼び込み用長穴 31aから脱する際にモータ24に要求される駆動トルクを小さくすることがで きる。よって、小型のモータを使用することができ装置全体を小型化できる。
【0025】 なお、本実施例では、磁気発生部材33a、33bによる磁力の発生の有無で 係合力量を調整したが、磁力の発生を完全に停止させるのではなく磁力発生回路 36が出力する電圧、または電流等の強度を段階的に変化させて、係合力量の強 さを調整するように構成しても、最大駆動トルクの低減を図ることができ、モー タの小型化と、装置の小型化を実現できる。
【0026】 また、上記実施例では、磁性部材32と、該磁性部材32に各々相対した磁気 発生部材33a、33bとが、2対の場合について説明したが、その個数は、1 対でも、3対以上であっても、また、磁気発生部材33a、33bが対ではなく てどちらか一方のみであっても、効果は変わらない。 次に本考案の第2実施例について説明する。
【0027】 図5に第2実施例に係るレボルバ駆動装置の要部の構成が示されている。なお 図5に示す以外の構成は上述した第1実施例と同様であるので、ここでは異なる 部分についてのみ詳しく説明する。
【0028】 本実施例は、板バネの係合力量を調整する係合力量調整手段を、直進ソレノイ ドとカム・リンク機構を用いて構成している。直進ソレノイド41が固定板20 aの板バネ近傍に固定され、その直進ソレノイド41の作動棒41a先端のカム ピン42が、リンク板43のカム溝に摺動可能に連結されている。リンク板43 は軸44を支点として、固定板20aに回転自在に取り付けられている。 リンク板43のもう一端には、後述する板バネ31′の折り返し部46と各々 対向した開口部45が設けられている。 一方、板バネ31′は図6に示すように、板バネ31′の一部を切り欠き、そ の切り欠き部を折曲げて折り返し部46を形成している。 図7に本実施例の電気制御系の構成を示す。
【0029】 電子制御回路34′は、コントローラ35からレボルバ回転信号を受け、ソレ ノイド駆動回路47によりソレノイド41に板バネ31′の係合力量を解除させ る磁界を発生させる。その後、モータ駆動回路37によりモータ24を回転させ る。そしてセンサ29からモータ停止信号が出力されると、モータ24を停止さ せる。 以上のように構成された本実施例の動作について説明する。
【0030】 レボルバ駆動装置は初期状態として図5(a)に示す状態にあるものとする。 図8のタイムチャートに示すように、コントローラ35から電子制御回路34′ にモータ回転信号が出されると、電子制御回路34′がソレノイド駆動回路47 を作動させ、ソレノイド41に発生した磁力で作動棒41aが延伸する。作動棒 41aが伸びると、その作動棒41a先端のカムピン42が図5の右方向へ移動 する。カムピン42の移動に伴ってリンク板43が回転軸44を中心に回転して 図5(b)に示す状態に変化する。その結果、開口部45が板バネ31上の折り 返し部46を上側に押し上げ、板バネ31の係合力量が解除される。
【0031】 そして所定時間経過すると電子制御回路34′がモータ駆動回路37を制御し てモータ24を指定された対物レンズの方向へ回転させる。なお、モータ回転の 所定時間後にソレノイドの磁力は解除される。
【0032】 モータ24が回転すると、それに連動してモータ24の回転軸に取り付けられ たマーク板28が回転する。そして、クリックボール30が板バネ31′の呼び 込み範囲内に入った後、マーク板28上の切欠部がセンサ29に到達してモータ 停止信号が電子制御回路34′に出力され、モータ24が停止する。なお、モー タ停止後はモータ停止信号は解除される。
【0033】 さらに、モータ24の停止と前後して、電子制御回路34′がソレノイド駆動 回路47を作動させて、ソレノイド41に磁力を発生させる。この磁力によって ソレノイドの作動棒先端のカムピン42が図5の左方向へ移動して図5(a)の 状態に変化する。その結果、リンク板43が回転して、開口部45が板バネ31 ′上の折り返し部46を下側に押し下げ、板バネ31′の係合力量が強められ、 コントローラ35から指定されたレボルバの対物レンズを観察光軸上に停止され るものとなる。 モータが停止して、対物レンズが基準位置に停止した後は、板バネ31′の係 合力量と、ソレノイド41の永久磁石による吸着力とによって固定される。
【0034】 以上詳説したように本実施例によれば、指定した対物レンズを観察光軸に確実 に停止させることができると共に、モータ回転始動時にソレノイド41により板 バネ31′の係合力量を小さくすることができるため、モータに要求される駆動 トルクを小さくできる。よって、小型のモータを使用することができ、装置全体 を小型化できる。 次に、本考案の第3実施例について説明する。 図9に第3実施例に係るソレノイド駆動装置の要部の構成を示す。
【0035】 本実施例は、係合手段が板バネではなく、捻りコイルバネを用いた例である。 回転部22の外周に所定間隔で形成された係合溝51と、係合回転体52とで、 係合機構を構成している。
【0036】 係合回転体52は、リンク板53の一端に回転自在に固定されている。リンク 板53は、図示していない固定板20aに取り付けられた軸54を中心として回 転するように支持されている。軸54に捻りコイルバネ55のコイル部分が取り 付けられている。捻りコイルバネ55の両端は固定板20aに固定されたピン5 6と、リンク板53に固定されたピン57とに係合し、係合回転体52を係合溝 51に押し当てる方向に復元力を作用させている。 また、固定板20aに固定された直進ソレノイド41の作動棒先端のカムピン 42が、リンク板53のカム溝に摺動可能に連結されている。 電気制御系の構成は第2実施例と同じである。
【0037】 以上のように構成された本実施例では、前記第2実施例と同様に図8のタイム チャートに従って動作する。すなわち、コントローラ35からモータ回転信号が 出されると、電子制御回路34′がソレノイド駆動回路47を作動させて、ソレ ノイド41に磁力を発生させ、作動棒上のカムピン42を図9(a)の下方向へ 移動させる。そして、図9(b)に示すように、リンク板53は、係合回転体5 2が係合溝51から離れるように回転する。
【0038】 そして所定時間の後、モータ駆動回路37を制御してモータ24を指定された 対物レンズの方向へ回転させる。なお、モータ回転の所定時間後にソレノイドの 磁力は解除される。
【0039】 モータ24が回転すると、それに連動してモータ24の回転軸に取り付けられ たマーク板28が回転する。そして、係合回転体52が係合溝51の内側斜面内 に入った後、マーク板28上の切欠部がセンサ29に到達してモータ停止信号が 電子制御回路34′に出力され、モータ24が停止する。なお、モータ停止後は モータ停止信号は解除される。
【0040】 さらに、モータ24の停止と前後して、電子制御回路34′がソレノイド駆動 回路47を作動させて、ソレノイド41に磁力を発生させ、ソレノイドの作動棒 上のカムピン42を図9の上方向へ移動させる。そして、図9(a)に示すよう に、リンク板53は上方向に回転して、捻りコイルバネ55のバネ力量と共に、 係合力量を強める方向に作用する。その結果、コントローラ35から指定された レボルバの対物レンズを観察光軸上に停止させることができる。 モータが停止して対物レンズが基準位置に停止した後は、捻りコイルバネ55 の係合力量とソレノイドの永久磁石による吸着力と、によって固定される。
【0041】 以上詳説したように、指定した対物レンズを観察光軸に確実に停止させること ができると共に、モータ回転始動時に、ソレノイド41により捻りコイルバネ5 5の係合力量の設定、解除をすることができるため、モータに要求される駆動回 転トルクは小さくてすみ、小型のモータを使用することができるので、装置全体 を小型化できる。
【0042】 なお、第1〜3実施例では、モータを用いた電動切換え装置について説明した が、電動ではなく手動の場合でも作用効果は同じである。手動の場合には、レボ ルバの外周部などに、接触すると作動するようなタッチセンサを取り付ける。そ してレボルバを回転させるためにレボルバに触れたときにタッチセンサから出力 される磁力発生信号により磁力発生回路を通して磁気発生部材33A、33B、 またはソレノイドに磁力を発生させればよい。
【0043】 また、停止時に係合力量を増加させる場合について説明したが、バネ力による 係合力量を予め強めに設定しておけば、停止時は係合力量の制御をしなくてもそ の作用、効果は変わらない。
【0044】 また、担持体として回転体(レボルバ)の場合について説明したが、回転体で なく直線的に移動するスライダー等にも適用することができる。またターゲット としては対物レンズでなくても良い。 本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範 囲内で種々変形実施可能である。
【0045】
【考案の効果】
以上詳記したように本考案によれば、大きな駆動トルクを発生させる大型のモ ータを使うことなく、比較的駆動トルクの小さい小型モータを使って任意のター ゲットを基準位置に確実に配置させることができ、装置全体を小型化できるター ゲット電動切換え装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るレボルバ駆動装置の
機械的構成を示す図である。
【図2】図1に示す装置における板バネに関する部分の
構成図である。
【図3】図1に示す装置の電気制御系の構成を示す図で
ある。
【図4】図1に示す装置の動作タイミングを示すタイム
チャートである。
【図5】本考案の第2実施例に係るレボルバ駆動装置の
要部の機械的構成を示す図である。
【図6】図5に示す装置における板バネに関する部分の
構成図である。
【図7】図5に示す装置の電気制御系の構成を示す図で
ある。
【図8】図5に示す装置の動作タイミングを示すタイム
チャートである。
【図9】本考案の第3実施例に係るレボルバ駆動装置の
要部の機械的構成を示す図である。
【図10】従来のレボルバ駆動装置の構成図である。
【図11】従来のターレット駆動装置の構成図である。
【符号の説明】
21…固定部、22…回転部、23,26…歯車、24
…モータ、27…中間歯車、28…マーク板、29…セ
ンサ、30…クリックボール、31,31′…板バネ、
32a,32b…磁性部材、33a,33b…磁気発生
部材、34…電子制御回路、36…磁力発生回路、41
…直進ソレノイド、43…リンク板、45…開口部、4
6…折り返し部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のターゲットを備えた担持体をモー
    ターで駆動し、前記複数のターゲットの中から任意のタ
    ーゲットを基準位置に配置するターゲット電動切換え装
    置において、 前記担持体にその移動方向に沿って所定の間隔で形成さ
    れた係合部に対し所定の力量で係合し該担持体を停止さ
    せる係合部材と、 前記係合部材の前記担持体に対する係合力を調整する係
    合力量調整手段と、を具備したことを特徴とするターゲ
    ット電動切換え装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9007704B2 (en) 2012-05-17 2015-04-14 Canon Kabushiki Kaisha Lens barrel and image pickup apparatus
JP2019501423A (ja) * 2016-01-11 2019-01-17 ライカ マイクロシステムズ シーエムエス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングLeica Microsystems CMS GmbH 軸周りに回動可能なコンポーネント支持体を備えた光学装置

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