JPH0667887A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH0667887A
JPH0667887A JP19020192A JP19020192A JPH0667887A JP H0667887 A JPH0667887 A JP H0667887A JP 19020192 A JP19020192 A JP 19020192A JP 19020192 A JP19020192 A JP 19020192A JP H0667887 A JPH0667887 A JP H0667887A
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JP
Japan
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data
unification
processing
processing unit
vector
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JP19020192A
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Yoshinao Masuda
嘉直 益田
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大規模で複雑な構造を持つ構造体データを大
量に取扱う推論処理においても、ユニフィケーション処
理を効率よく実行できるようにする。 【構成】 推論処理部100では述語の同一引数同志の
ユニフィケーション処理が行われる。構造体メモリ部1
10では、リスト処理ユニット120が構造体データを
リスト形式として格納し、ベクタ処理ユニット130が
構造体データをベクタ形式として格納する。推論処理部
100における当該引数が構造体データの場合に、ベク
タ処理ユニット130内の当該構造体データのベクタデ
ータに関しては並列ユニフィケーション手段140がユ
ニフィケーション処理を並列に行う。したがって、ベク
タデータのユニフィケーション処理と推論処理部100
におけるユニフィケーション処理とが並行に実行でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、知識情報処理の分野
において、ユニフィケーション(同一化)や非決定的制
御等の推論の機能を言語として内蔵している論理型言語
(prolog)を処理する情報処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】本件で言うユニフィケーション機能と
は、論理型言語での変数に値を代入する操作に対応する
が、ここでは単純な代入ではなく変数を含む2つの構造
体データ(パターン)を、その中の変数に適当な値を与
える(結合する)ことによって同一のパターンにする機
能である。このようなユニフィケーションを処理する従
来の情報処理装置の構成を図3に示す。図3において、
300は推論の機能を内蔵している論理型言語を機械語
として実行する推論処理部、310は論理型言語におけ
る述語の引数のデータタイプを含む構造体データに対す
る記憶,管理,操作の機能を有する構造体メモリ部であ
る。推論処理部300は、論理型言語における述語デー
タ301,302、及び述語データ301,302の述
語の同一引数間同志でユニフィケーション処理を行うユ
ニフィケーション手段303を備えている。構造体メモ
リ部310は、構造体データ311,312を記憶して
いる。この例では、構造体データ311は述語データ3
01中の述語aの引数3が構造体データである場合のデ
ータを示し、構造体データ312は述語データ302中
の述語bの引数3が構造体データである場合のデータを
示す。
【0003】次に動作について説明する。図3に示すよ
うに従来は述語の引数が構造体データの場合、ポインタ
を持つリスト形式で推論処理部300とは独立した構造
体メモリ部310に格納される。述語データ301中の
述語aと述語データ302中の述語bの引数間でユニフ
ィケーション処理が実行されると、推論処理部300に
おいて引数1同一のユニフィケーションがユニフィケー
ション手段303により行われ、これが成功すると次の
引数同志のユニフィケーションが順次行われて、引数n
同志のユニフィケーションの成功により本ユニフィケー
ション処理が成功終了する。もし、引数同志のユニフィ
ケーションが失敗した場合には即座にその処理は中止さ
れ失敗終了となる。
【0004】図3に示すように引数3が構造体データの
場合、構造体メモリ部310に格納されている構造体デ
ータ311,312の要素同志のユニフィケーションが
行われる。この場合、リストのポインタを1段ずつたど
ってデータを推論処理部300に取り込みユニフィケー
ションを行うため構造体メモリ部310への内容の参照
が頻繁になり処理時間が多くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の情報処理装置で
は、複数の引数を持つ述語のユニフィケーションを実行
する際に、構造体メモリ部に格納されている構造体デー
タが大規模で複雑な構造を持つ場合、ポインタを1段ず
つたどってデータをアクセスするので処理時間が多くか
かるという問題点があった。すなわち、構造体メモリ部
へのアクセス頻度の増大により処理性能の低下が発生す
るという問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、大規模で複雑な構造を持つ構造
体データを大量に取扱う推論処理においても、ユニフィ
ケーション処理を効率よく実行することのできる情報処
理装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る情報処理
装置は、推論処理部100に述語の同一引数同志のユニ
フィケーション処理を行うユニフィケーション手段10
3を設け、構造体メモリ部110に、構造体データをリ
スト形式とベクタ形式に分類されたリストデータとベク
タデータをそれぞれ格納するリスト処理ユニット120
とベクタ処理ユニット130と、推論処理部100にお
ける当該引数が構造体データの場合にベタク処理ユニッ
ト130内の当該構造体データのベクタデータに関して
はユニフィケーション処理を並列に行う並列ユニフィケ
ーション手段140とを設けたものである。
【0008】
【作用】推論処理部100では述語の同一引数同志のユ
ニフィケーション処理が行われる。構造体メモリ部11
0では、リスト処理ユニット120が構造体データをリ
スト形式として格納し、ベクタ処理ユニット130が構
造体データをベクタ形式として格納する。推論処理部1
00における当該引数が構造体データの場合に、ベクタ
処理ユニット130内の当該構造体データのベクタデー
タに関しては並列ユニフィケーション手段140がユニ
フィケーション処理を並列に行う。
【0009】
【実施例】
実施例1.(請求項1対応) 図1はこの発明の一実施例に係る情報処理装置の構成図
である。図1において、100は推論の機能を内蔵して
いる論理型言語を機械語として実行する推論で理部であ
る。この推論処理部100は、論理型言語における述語
データ101,102と、述語データ101,102の
述語の同一引数間同志でユニフィケーション処理を行う
ユニフィケーション手段103とを備えている。110
は論理型言語における述語の引数のデータタイプを含む
構成体データに対する記憶,管理,操作の機能を有する
構造体メモリ部である。この構造体メモリ部110は、
構造体データをリスト形式のリストデータとベクタ形式
のベクタデータとに分類し、そのリストデータを格納す
るリスト処理ユニット120と、そのベクタデータを格
納するベクタ処理ユニット130と、推論処理部100
における当該引数が構造体データの場合にベクタ処理ユ
ニット130内の当該構造体データのベクタデータに関
してはユニフィケーション処理を並列に行う並列ユニフ
ィケーション手段140とを備えている。101,10
2は推論処理部100内の述語データである。121,
122はリスト処理ユニット120内のリストデータ、
131,132はベクタ処理ユニット130内のベクタ
データである。
【0010】次に動作について説明する。この情報処理
装置は、推論処理部100が構造体メモリ部110に対
して制御信号を与えることよりユニフィケーション処理
を実行するようになっている。更に、構造体メモリ部1
10は、推論処理部100の処理と並行してベクタデー
タの並列ユニフィケーションが実行できるようになって
いる。推論処理部100において、述語データ101中
の述語aと述語データ102中の述語bとの引数間でユ
ニフィケーション処理がユニフィケーション手段103
によって実行されると、まず、引数1同志のユニフィケ
ーションが行われ、このユニフィケーションが成功する
と、次の引数同志のユニフィケーションが順次行われ
る。図1に示す例のように引数3が構造体データである
場合、構造体メモリ部110のリスト処理ユニット12
0に格納されているリストデータ121,122同志の
ユニフィケーションが行われ、次いでベクタ処理ユニッ
ト130に格納されているベクタデータ131,132
の要素同志の並列ユニフィケーション処理が並列ユニフ
ィケーション手段140によって実行される。この時、
推論処理部100ではベクタ処理ユニット130におけ
るユニフィケーションと並行して引数4以降同志のユニ
フィケーションが可能となり、次々と引数間ユニフィケ
ーションが行われ、最後の引数n同志のユニフィケーシ
ョンの成功により、本ユニフィケーション処理が成功終
了する。ここで、もし引数同志のユニフィケーションが
失敗した場合には即座にその処理は中止され失敗終了と
なる。
【0011】図1に示す例のように引数3が構造体デー
タの場合、ベクタデータに関しては、ベクタ処理ユニッ
ト130で推論処理部100と同様に専用の並列ユニフ
ィケーション手段140を用いて推論処理部100の処
理と並行してユニフィケーション処理が実行されるため
ユニフィケーション処理に要する時間を短縮することが
できる。
【0012】上記実施例1によれば、構造体メモリ部1
10の内容を参照する引数のユニフィケーションに関し
て、従来の処理方法では処理時間が多くかかるベクタ形
式の構造体データを専用のベクタ処理ユニット130に
おける並列ユニフィケーション手段140を用いてユニ
フィケーションを実行するので、効率的なユニフィケー
ション処理が可能となる。
【0013】実施例2.なお、上記の実施例1は推論処
理部100が1台である通常のシングルプロセッサ等を
前提としたものであるが、図2に示すような複数個の推
論処理部200と複数個の構造体メモリ部210と、そ
れらを相互に結合するネットワーク240,250,2
60を備え、複数の推論を並列に処理するマルチプロセ
ッサタイプの並列型推論マシン等においても、上述した
と同様にして効率的なユニフィケーション処理を実行す
ることができる。
【0014】上記実施例2によれば、構造体メモリ部2
10への内容の参照で多くの時間を要する構造体データ
同志のユニフィケーション処理が図示しない並列ユニフ
ィケーション手段の分散化により効率的に実行できる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、構造体デ
ータをリスト形式とベクタ形式に分類されたリストデー
タとベクタデータをそれぞれ格納するリスト処理ユニッ
トとベクタ処理ユニットと、推論処理部における当該引
数が構造体データの場合にベクタ処理ユニット内の当該
構造体データのベクタデータに関してはユニフィケーシ
ョン処理を並列に行う並列ユニフィケーション手段とを
構造体メモリ部に備えて構成したので、大規模で複雑な
構造を持つ構造体データを大量に取扱う推論処理におい
ても、ユニフィケーション処理を効率良く実行できると
いう効果が得られる。即ち、本発明によれば、一般に整
数や原子のような引数のユニフィケーションに比べて、
構造体メモリ部への内容の参照が頻繁に行われるため、
多くの時間を要する構造体データ同志のユニフィケーシ
ョン処理が並列ユニフィケーション手段で分散化され並
列に効率的に実行できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る情報処理装置の構成
ブロック図である。
【図2】この発明の他の実施例に係る情報処理装置の構
成ブロック図である。
【図3】従来の情報処理装置の構成ブロック図である。
【符号の説明】
100 推論処理部 103 ユニフィケーション手段 110 構造体メモリ部 120 リスト処理ユニット 130 ベクタ処理ユニット 140 並列ユニフィケーション手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【実施例】 実施例1.(請求項1対応) 図1はこの発明の一実施例に係る情報処理装置の構成図
である。図1において、100は推論の機能を内蔵して
いる論理型言語を機械語として実行する推論理部であ
る。この推論処理部100は、論理型言語における述語
データ101,102と、述語データ101,102の
述語の同一引数間同志でユニフィケーション処理を行う
ユニフィケーション手段103とを備えている。110
は論理型言語における述語の引数のデータタイプを含む
構成体データに対する記憶,管理,操作の機能を有する
構造体メモリ部である。この構造体メモリ部110は、
構造体データをリスト形式のリストデータとベクタ形式
のベクタデータとに分類し、そのリストデータを格納す
るリスト処理ユニット120と、そのベクタデータを格
納するベクタ処理ユニット130と、推論処理部100
における当該引数が構造体データの場合にベクタ処理ユ
ニット130内の当該構造体データのベクタデータに関
してはユニフィケーション処理を並列に行う並列ユニフ
ィケーション手段140とを備えている。101,10
2は推論処理部100内の述語データである。121,
122はリスト処理ユニット120内のリストデータ、
131,132はベクタ処理ユニット130内のベクタ
データである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、構造体デ
ータをリスト形式とベクタ形式に分類されたリストデー
タとベクタデータをそれぞれ格納するリスト処理ユニッ
トとベクタ処理ユニットと、推論処理部における当該引
数が構造体データの場合にベクタ処理ユニット内の当該
構造体データのベクタデータに関してはユニフィケーシ
ョン処理を並列に行う並列ユニフィケーション手段とを
構造体メモリ部に備えて構成したので、大規模で複雑な
構造を持つ構造体データを大量に取扱う推論処理におい
ても、ユニフィケーション処理を効率良く実行できると
いう効果が得られる。即ち、本発明によれば、一般に整
数やアトム(細分化できない基本記号)のような引数の
ユニフィケーションに比べて、構造体メモリ部への内容
の参照が頻繁に行われるため、多くの時間を要する構造
体データ同志のユニフィケーション処理が並列ユニフィ
ケーション手段で分散化され並列に効率的に実行できる
という効果が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 推論の機能を内蔵している論理型言語を
    機械語として実行する推論処理部と、上記論理型言語に
    おける述語の引数のデータタイプを含む構造体データに
    対する記憶,管理,操作の機能を有する構造体メモリ部
    とを結合して制御し、構造体データを同一のパターンに
    するユニフィケーション処理の機能を有する情報処理装
    置において、上記推論処理部に述語の同一引数同志のユ
    ニフィケーション処理を行うユニフィケーション手段を
    設け、上記構造体メモリ部に、構造体データをリスト形
    式とベクタ形式に分類されたリストデータとベタクデー
    タをそれぞれ格納するリスト処理ユニットとベクタ処理
    ユニットと、上記推論処理部における当該引数が構造体
    データの場合に上記ベクタ処理ユニット内の当該構造体
    データのベクタデータに関してはユニフィケーション処
    理を並列に行う並列ユニフィケーション手段とを設けた
    ことを特徴とする情報処理装置。
JP4190201A 1992-06-25 1992-06-25 情報処理装置 Expired - Lifetime JPH0799499B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4190201A JPH0799499B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 情報処理装置

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JPH0667887A true JPH0667887A (ja) 1994-03-11
JPH0799499B2 JPH0799499B2 (ja) 1995-10-25

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ID=16254141

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4190201A Expired - Lifetime JPH0799499B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 情報処理装置

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JP (1) JPH0799499B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9982384B2 (en) 2014-07-08 2018-05-29 Lg Electronics Inc. Drain pump and a clothes dryer having a drain pump

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9982384B2 (en) 2014-07-08 2018-05-29 Lg Electronics Inc. Drain pump and a clothes dryer having a drain pump

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JPH0799499B2 (ja) 1995-10-25

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