JPH04188231A - オブジェクト生成方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、情報処理装置上で動作する言語処理プログラ
ムにおけるオブジェクト生成方式に関する。

〔従来の技術〕

従来の最適化方式では、メモリ上のデータとレジスタと
の同値関係、即ち翻訳処理中のプログラムのオブジェク
トの任意の時点でのメモリ上のデータの値がし・クスタ
上に論理的に等しい値として格納されている状態を表す
関係の管理が、単にあるレジスタとメモリ上のデータの
アドレスとの関係で表現されていた。

例えば、第６図に示すように、メモＩＪ　１００上のア
ドレスｌ１１ｎｎのデータを算術データとしてレジスタ
Ｒ１に格納する場合、レジスタＲ１の下位４バイトに格
納されるが、同じデータを浮動小数点データとしてレジ
スタＲ２に格納する場合、レジスタＲ２の上位４バイト
に格納される。

〔発明が解決しようとする課題〕

メモリデータのアドレスのみをレジスタと結び付ける従
来の方式では、上記のような場合に、レジスタＲ１上と
レジスタＲ２上のデータの格納状態が区別できず、従っ
てデータ格納後のし・ゾスタを利用しようとしてもデー
タの格納状態を区別できないため、再度メモリからレジ
スタに、用途に応じた格納を行わなければならず、不要
な機械語命令を生成していた。

このように従来の方式では、メモリ上のデータがどのよ
うな用途のために、またはどのような状態でし・ゾスタ
上に格納されているかが判別でき危かったので、最適化
処理の精度を向上させるには限度があり、プログラムの
実行速度を向上させるにも限度があった。

本発明は、このような従来の欠点を改善したもので、そ
の目的は、最適化処理の精度を向上させ、プログラムの
実行速度を向上させることの可能なオブジェクト生成方
式を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、最適なオブジェクトを生成する丸めの命令群
を情報としてもつ論理命令テーブルを使用してオブジェ
クト生成を制御する論理命令展開手段と、レジスタを用
途により論理的クラスに分類し、レジスタとメモリ上の
データの同値関係を情報としてもつ同値関係テーブルを
使用して最適化を管理する最適化管理手段とを有してい
る。

〔作用〕

本発明では、最適なオブジェクトを生成するための命令
群を情報としてもつ論理命令テーブルを使用してオブジ
ェクト生成を制御し、レジスタとメモリ上のデータの同
値関係を情報としてもつ同値関係テーブルを使用して最
適化を管理する。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は、本発明の一実施例を示すブロック構成図であ
る。第１図を参照すると、本実施例では、コンパイラの
構成要素として起動され、最適なオブジェクトを生成す
るための命令群を情報として持つ論理命令テーブル５１
．レジスタクラステーブル５２を使用してオブジェクト
生成を制御する論理命令展開手段１１と、レジスタを用
途により論理的クラスに分類し、レジスタとメモリ上の
データの同値関係を情報として持つ同値関係テーブル５
３を使用して最適化を管理する最適化管理手段１２とが
設けられている。

第２図は論理命令テーブル５１の構成例を示す図であり
、論理命令テーブル５１は、最適化の条件と、動作指示
データと、生成オブジェクト列とを情報としてもってい
る。

論理命令は、メモリデータのレジスタへの格納がおこ表
われるときに主に使用される。一般に、メモリアクセス
命令よりも、レジスタアクセス命令のほうが実行速度が
速いことから、レジスタに格納しようとするデータが、
すでにレジスタにある場合、そのレジスタを利用したほ
うが、実行速度が速くなる。このような場合に、データ
の用途、属性などに応じた格納手順を一つの論理命令と
して定義し、生成する機械語命令列の最適化を計ること
が可能となる。

論理命令は、論理命令識別子と、複数の第４ランドとで
構成され、オイランドの数は、論理命令識別子により、
−意に決定される。

ま九、論理命令は、０個以上の機械語命令列に展開され
る。

第２図のような論理命令テーブル５１は、論理命令識別
子の数だけ存在し、論理命令識別子によって、−意に選
択されるようになっている。

なお、第２図において、要素１から要素ｎまでが、最適
化の条件であり、項目１−１は一つの条件を示す。また
、要素ｎ　＋　１から要素ｍは、各々要素１から要素ｎ
に対応し、項目（ｎ＋１）　　１から項目（ｎ＋１）−
ｐまでが、動作指示データま九は生成オブジェクト列で
ある。

最適化の条件は、論理命令の各々のオ硬ランドがメモリ
データであるか、また既にレジスタに格納されているか
、またレジスタに格納されている場合にはそのレジスタ
の論理クラスは何かなどを判定して、その状態に応じた
機械語命令列を選択するために用いられる。

また、動作指示データは、機械語命令列展開時に、同値
関係を設定すべき契機においては、同値関係設定指示を
行い、またオイランドが即値であり、値の範囲によって
生成する機械語命令が異なる場合に、その値の判定を行
うよう指示する等の機能を持つ。

従って、一つの論理命令を展開する場合、論理命令のオ
イランドの種類および論理命令展開時の同値関係状態に
よって、選択される生成オブジェクトが異彦る場合があ
る。

また、第３図はレジスタクラステーブル５２の構成例を
示す図である。レジスタクラステーブル５２は、レジス
タの用途によってし・ゾスタ群を論理的に分類したレジ
スタクラスの種類と各々のレジスタクラスに属するレジ
スタを示すためのテーブルであシ、第３図において各要
素が、各々レジスタクラスに対応し、ている。また、項
目１−１は、レジスタクラスを表す数値であり、項目１
−２は項目１−１で表されるレジスタクラスに属するレ
ジスタのうち、最も小さなレジスタの番号を表す数値で
あり、項目１−３は、項目１−１で表されるレジスタク
ラスに属するレジスタのうち、最も大きなレジスタの番
号を表す数値である。

また、第４図は同値関係状態を示す同値関係テーブル５
３の構成例を示す。第４図において各要素が、各々一つ
の同値関係に対応している。また、項目１が次の要素へ
の連係を示すアドレス値であり、項目２がレジスタの用
途を示すし・ジスタフラスを表す数値であり、項目３が
同値関係を持つレジスタを表す数値であり、項目４が、
項目３で表されるレジスタの有効な精度を表す数値であ
り。

項目５が項目３で表されるレジスタと同値関係を持つメ
モリデータを表す数値である。但し、項目５の内容は、
メモリデータの性質（属性、精度、割付域など）により
、各要素毎に構成が異なっている。

第５図は論理命令展開手段１１の内部構成図を示すブロ
ック構成図であり、論理命令展開手段１１は、さらに、
同値関係判定手段２１と、テーブル展開手段２２と、同
値関係更新手段２３と、オペランド処理手段２４とから
構成されている。

次に、情報処理装置上で動作する言語処理プログラムに
おけるオブジェクト生成時の最適化処理動作について説
明する。

コンノイラの構成要素である論理命令展開手段１１は、
論理命令を入力する毎に起動され、論理命令展開手段１
１は、これが起動されると、先づ、テーブル展開手段２
２を起動して、入力され九論理命令の識別子に対応する
論理命令テーブル５１の要素ｌを参照する。次いで、論
理命令と論理命令テーブル５１の要素１を入力として、
同値関係判定手段２１を起動する。これにより、同値関
係判定手段２１は、最適化管理手段１２を起動して、入
力した論理命令テーブル５１の要素の項目１−１で示さ
れた条件を、入力した論理命令のオペランドが満足する
かを判定する。この結果、オペランドの同値関係を判定
すべき条件であれば、同値関係テーブル５３からオペラ
ンドと同値関係を持つレジスタを探す。

指示された条件に合致するレジスタが存在しない場合、
テーブル展開手段２２は、論理命令テーブル５１の次の
要素について同様の動作をし、条件が満足されるまで動
作を繰り返す。以上の動作中に条件に合致するレジスタ
が見つかった場合、テーブル展開手段１ｘｌｉその条件
に対応する命令列を論理命令テーブル５１の項目（ｎ＋
１）−１から項目（ｎ＋１）−ｐで示す動作指示データ
または、生成オブジェクト列を展開する。

展開動作中のオブジェクト生成では、テーブル展開手段
２２は、オイランド処即手段２４を起動し、各々の命令
のオペランドを実行に必要彦形式に変換する。また、展
開動作時に、同値関係設定動作指示がある場合、論理命
令展開手段１１は、同値関係更新手段２３を起動して、
動作指示に含まれるレジスタクラス情報、レジスタの精
度情報、および同値関係を設定すべきメモリデータの精
度を最適化管理手段１２に渡して起動する。最適化管理
手段１２は、第４図で示す項目２にし・ジスタフラス情
報を、項目３１Ｃレゾスタ番号を１項目４にレジスタの
精度情報を１目５にメモリデータの情報を、各々設定し
て、同値関係テーブル５３の要素を新たに生成する。

このように生成された同値関係情報をもとに、論理命令
展開手段１１は、次に起動された場合に、論理命令テー
ブル５１０項目１−１で示される条件と、論理命令テー
ブル５３とを照合して最適なオブジェクトの生成を行う
。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、レジスタを用途に応じ
た論理的クラス（分類し、最適化を制御するようになっ
ているので、最適化の精度を向上させ、オブ・ゾエクト
の実行速度を向上させることができるという効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック構成図、第２
図は論理命令テーブルの構成例を示す図、第３図はレジ
スタクラステーブルの構成例を示す図、第４図は同値関
係テーブルの構成例を示す図、第５図は論理命令展開手
段の内部構成例を示す図、！６図は従来の方式では最適
化が不可能な場合の例を説明する丸めの図である。 図において、 １１　・・・論理命令展開手段、１２−・・最適化管理
手段、５１−論理命令テーブル、　５２−・・レジスタ
クラステーブル、５３−・・同値関係テーブル、２１・
・・同値関係判定手段、２２・・・テーブル展開手段、
２３−・・同値関係更新手段、２４・・・オイランド処
理手段である。 代理人　弁理士　山　下　穣　平 第１図 第２図 第３図 第５図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 最適なオブジェクトを生成するための命令群を情報とし
   てもつ論理命令テーブルを使用してオブジェクト生成を
   制御する論理命令展開手段と、レジスタを用途により論
   理的クラスに分類し、メモリ上のデータの同値関係を情
   報として持つ同値関係テーブルを使用して最適化を管理
   する最適化管理手段とを有していることを特徴とするオ
   ブジェクト生成方式。