JPH0667882B2 - フェニルカルボン酸誘導体 - Google Patents

フェニルカルボン酸誘導体

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JPH0667882B2
JPH0667882B2 JP63265829A JP26582988A JPH0667882B2 JP H0667882 B2 JPH0667882 B2 JP H0667882B2 JP 63265829 A JP63265829 A JP 63265829A JP 26582988 A JP26582988 A JP 26582988A JP H0667882 B2 JPH0667882 B2 JP H0667882B2
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propoxy
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節郎 藤井
博之 川村
伸一 渡部
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規なフェニルカルボン酸誘導体及びその塩、
詳しくは血中脂質低下作用を有し医薬として有用な上記
化合物に関する。
従来技術とその問題点 従来、血中脂質低下作用を有する化合物としては例えば
特開昭52−87131号公報に記載の1,3−二置換
プロパノール誘導体が知られているが、本発明は、之等
化合物とは構造が異なり、殊に医薬として有用な文献等
に未載の新規なフェニルカルボン酸誘導体及びその塩を
提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明によれば、一般式 〔式中R及びRはそれぞれ水素原子、ハロゲン原
子、低級アルキル基、ハロゲン原子を有する低級アルキ
ル基、低級アルカノイル基、シクロ低級アルキル基、ニ
トロ基、アミノ基、基−O−D−R(Dは低級アルキ
レン基を、Rは水素原子、アミノ基、モルホリノ基、
カルボキシル基、フタルイミド基、フェニル基又は基 を示す。)、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子
もしくは低級アルキル基を有することのあるフェノキシ
基、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキ
シ基を有することのあるフェニル低級アルキルアミノ基
又はカルボキシル基を有する低級アルケニル基を示すか
或いは両者で隣接する炭素原子に結合する低級アルキレ
ンジオキシ基を示す。Rは水素原子、基−E−R
(Eは低級アルキレン基を、Rは水素原子、カルボ
キシル基、シアノ基、水酸基、フェニル低級アルコキシ
基、ハロゲン原子を有するフェニル基又はハロゲン原子
を有するフェニルカルバモイル基を示す)、基−CO−
G−R(Gは低級アルキレン基を、Rは水素原子、
カルボキシル基又はハロゲン原子を有するフェニルカル
バモイル基を示す)、フェニル環上に置換基として低級
アルキレンジオキシ基、ハロゲン原子もしくは低級アル
キル基を有することのあるベンゾイル基、低級アルケニ
ル基、カルバモイル基、フェニル基又はハロゲン原子を
有するフェニル基を示す。
は水素原子又は低級アルキル基を示す。Aは低級ア
ルキレン基、シクロアルキル環が縮合する低級アルキレ
ン基又は低級アルケニレン基を示す。
Bは低級アルキレン基又は低級アルケニレン基を示す。
lは0又は1を示す。〕 で表わされるフェニルカルボン酸誘導体及びその塩が提
供される。
上記一般式(1)で表わされる本発明化合物及びその塩
は、投与後生体内でCoA化されることにより、コレス
テロール及び脂肪酸生合成系酵素を更により強力に阻害
すると考えられ、脂肪酸合成阻害作用及びコレステロー
ル合成阻害作用を有している。また生体内への吸収性が
よく、薬効の持続時間が長く、更に安全性が高く、吸
収、排出性にも優れ、低毒性である特徴を有している。
従って之等は、抗脂血症状治療剤、動脈硬化予防及び治
療剤、抗肥満薬、糖尿病治療剤等の医薬品として有用で
ある。
上記一般式(1)中R〜R、A及びBで定義される
各基及び他の本明細書に記載の各基は、より具体的には
それぞれ次の通りである。
ハロゲン原子としては、弗素原子、塩素原子、臭素原
子、沃素原子を例示できる。
低級アルキル基としては、例えばメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル基等の炭素数1〜6の直鎖又は
分枝鎖状のアルキル基を例示できる。
ハロゲン原子を有する低級アルキル基としては、例え
ばクロロメチル、ブロモメチル、ヨードメチル、フルオ
ロメチル、ジクロロメチル、ジブロモメチル、ジフルオ
ロメチル、トリクロロメチル、トリブロモメチル、トリ
フルオロメチル、2−クロロエチル、2−ブロモエチ
ル、2−フルオロエチル、1,2−ジクロロエチル、
2,2−ジフルオロエチル、1−クロロ−2−フルオロ
エチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,2
−トリクロロエチル、3−フルオロプロピル、3,3,
3−トリクロロプロピル、4−クロロブチル、5−クロ
ロヘプチル、6−クロロヘキシル、3−クロロ−2−メ
チルプロピル基等の1〜3個のハロゲン原子を有する炭
素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例示でき
る。
低級アルカノイル基としては、例えばホルミル、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノ
イル、ヘキサノイル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝
鎖状アルカノイル基を例示できる。
シクロ低級アルキル基としては、例えばシクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、
シクロヘプチル、シクロオクチル基等の炭素数3〜8の
シクロアルキル基を例示できる。
低級アルキレン基としては、例えばメチレン、エチレ
ン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、
ヘキサメチレン、2,2−ジメチルトリメチレン、2−
メチルトリメチレン、メチルメチレン基等の炭素数1〜
6の直鎖又は分枝鎖状アルキレン基を例示できる。
フェニル環上に置換基としてハロゲン原子もしくは低級
アルキル基を有することのあるフェノキシ基としては、
フェノキシ基の他、例えば2−クロロフェノキシ、3−
クロロフェノキシ、4−クロロフェノキシ、2−フルオ
ロフェノキシ、3−フルオロフェノキシ、4−フルオロ
フェノキシ、2−ブロモフェノキシ、3−ブロモフェノ
キシ、4−ブロモフェノキシ、2−ヨードフェノキシ、
3−ヨードフェノキシ、4−ヨードフェノキシ基等のフ
ェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有するフェノ
キシ基や2−メチルフェノキシ、3−メチルフェノキ
シ、4−メチルフェノキシ、2−エチルフェノキシ、3
−プロピルフェノキシ、4−イソプロピルフェノキシ、
4−tert−ブチルフェノキシ、2−ペンチルフェノキ
シ、3−ヘキシルフェノキシ、4−ヘキシルフェノキシ
基等のフェニル環上に置換基として炭素数1〜6のアル
キル基を有するフェノキシ基を例示できる。
フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基
を有することのあるフェニル低級アルキルアミノ基とし
ては、例えばベンジルアミノ、2−フェニルエチルアミ
ノ、3−フェニルプロピルアミノ、1−フェニルエチル
アミノ、4−フェニルブチルアミノ、5−フェニルペン
チルアミノ、6−フェニルヘキシルアミノ、2,3−メ
チレンジオキシベンジルアミノ、3,4−メチレンジオ
キシベンジルアミノ、2−(3,4−メチレンジオキシ
フェニル)エチルアミノ、2,3−エチレンジオキシベ
ンジルアミノ、3,4−エチレンジオキシベンジルアミ
ノ、6−(2,3−エチレンジオキシフェニル)ヘキシ
ルアミノ、2,3−トリメチレンジオキシベンジルアミ
ノ、3,4−トリメチレンジオキシベンジルアミノ、3
−(3,4−トリメチレンジオキシフェニル)プロピル
アミノ、2,3−テトラメチレンジオキシベンジルアミ
ノ、3,4−テトラメチレンジオキシベンジルアミノ、
1−(3,4−テトラメチレンジオキシフェニル)エチ
ルアミノ基等のフェニル環上に炭素数1〜4のアルキレ
ンジオキシ基を有することがあり、且つアルキル部分が
炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状であるフェニルアルキ
ルアミノ基を例示できる。
カルボキシル基を有する低級アルケニル基としては、例
えば2−カルボキシビニル、3−カルボキシアリル、2
−カルボキシプロペニル、3−カルボキシ−2−ブテニ
ル、4−カルボキシ−4−メチル−3−ブテニル、2−
カルボキシ−1−ペンテニル、4−カルボキシ−3−ヘ
キセニル基等の置換基としてカルボキシル基を有する炭
素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルケニル基を例示でき
る。
低級アルキレンジオキシ基としては、例えばメチレンジ
オキシ、エチレンジオキシ、トリメチレンジオキシ、テ
トラメチレンジオキシ基等の炭素数1〜4のアルキレン
ジオキシ基を例示できる。
フェニル低級アルコキシ基としては、例えばベンジルオ
キシ、2−フェニルエトキシ、3−フェニルプロポキ
シ、4−フェニルブトキシ、1,1−ジメチル−2−フ
ェニル−ブトキシ、5−フェニルペンチルオキシ、6−
フェニルヘキシルオキシ基等のアルコキシ部分が炭素数
1〜6の直鎖又は分枝鎖状であるフェニルアルコキシ基
を例示できる。
ハロゲン原子を有するフェニル基としては、例えば2−
クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェ
ニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、
4−フルオロフェニル、2−ブロモフェニル、3−ブロ
モフェニル、4−ブロモフェニル、2−ヨードフェニ
ル、3−ヨードフェニル、4−ヨードフェニル基等の置
換基としてハロゲン原子を有するフェニル基を例示でき
る。
ハロゲン原子を有するフェニルカルバモイル基として
は、例えば2−クロロフェニルカルバモイル、3−クロ
ロフェニルカルバモイル、4−クロロフェニルカルバモ
イル、2−フルオロフェニルカルバモイル、3−フルオ
ロフェニルカルバモイル、4−フルオロフェニルカルバ
モイル、2−ブロモフェニルカルバモイル、3−ブロモ
フェニルカルバモイル、4−ブロモフェニルカルバモイ
ル、2−ヨードフェニルカルバモイル、3−ヨードフェ
ニルカルバモイル、4−ヨードフェニルカルバモイル基
等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有する
フェニルカルバモイル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ
基、ハロゲン原子もしくは低級アルキル基を有すること
のあるベンゾイル基としては、例えばベンゾイル、2,
3−メチレンジオキシベンゾイル、3,4−メチレンジ
オキシベンゾイル、2,3−エチレンジオキシベンゾイ
ル、3,4−エチレンジオキシベンゾイル、2,3−ト
リメチレンジオキシベンゾイル、3,4−トリメチレン
ジオキシベンゾイル、2,3−テトラメチレンジオキシ
ベンゾイル、3,4−テトラメチレンジオキシベンゾイ
ル、2−クロロベンゾイル、3−クロロベンゾイル、4
−クロロベンゾイル、2−ブロモベンゾイル、3−ブロ
モベンゾイル、4−ブロモベンゾイル、2−フルオロベ
ンゾイル、3−フルオロベンゾイル、4−フルオロベン
ゾイル、2−ヨードベンゾイル、3−ヨードベンゾイ
ル、4−ヨードベンゾイル、2−メチルベンゾイル、3
−メチルベンゾイル、4−メチルベンゾイル、2−エチ
ルベンゾイル、3−プロピルベンゾイル、4−イソプロ
ピルベンゾイル、4−tert−ブチルベンゾイル、2−ペ
ンチルベンゾイル、3−ヘキシルベンゾイル、4−ヘキ
シルベンゾイル等の、フェニル環上に置換基として炭素
数1〜4のアルキレンジオキシ基、ハロゲン原子もしく
は炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を有する
ことのあるベンゾイル基を例示できる。
低級アルケニル基としては、例えばビニル、プロペニ
ル、アリル、イソプロピル、1−ブテニル、4−ペンテ
ニル、2−エチルアリル、3−ヘキセニル基等の炭素数
2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルケニル基を例示できる。
シクロアルキル環が縮合する低級アルキレン基として
は、例えば1,2−シクロプロピレン、1,2−シクロ
ブチレン、1,3−シクロブチレン、1,2−シクロペ
ンチレン、1,3−シクロペンチレン、1,2−シクロ
ヘキシレン、1,3−シクロヘキシレン、1,4−シク
ロヘキシレン、1,2−シクロヘプチレン、1,3−シ
クロヘプチレン、1,4−シクロヘプチレン、1,2−
シクロオクチレン、1,3−シクロオクチレン、1,4
−シクロオクチレン、1,5−シクロオキチレン、5−
メチレンシクロオクチル、4−エチレンシクロヘプチ
ル、3−トリメチレンシクロヘキシル、2−テトラメチ
レンシクロヘプチル、2−ペンタメチレンシクロブチ
ル、2−メチレンシクロプロピル、2−エチレンシクロ
プロピルメチル、2−メチレンシクロヘプチル、4−メ
チレンシクロヘキシルメチル基等の炭素数3〜8のシク
ロアルキル環が縮合する炭素数2〜6のアルキレン基を
例示できる。
低級アルケニレン基としては、例えばビニレン、プロペ
ニレン、1−メチルビニレン、2−ブテニレン、3−ペ
ンテニレン、2−ヘキセニレン等の炭素数2〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルケニレン基を例示できる。
本発明の前記一般式(1)で表わされるフェニルカルボ
ン酸誘導体は、種々の化合物を原料として、各種方法に
より製造することができる。その具体例を反応工程式を
挙げて、以下に詳述する。
<反応工程式−1> 〔式中R、R、R、R、A、B、及びlは前記
に同じ。Xはハロゲン原子、置換基を有することのある
低級アルカンスルホニルオキシ基又は置換基を有するこ
とのあるアリールスルホニルオキシ基を示す。〕 上記反応工程式−1によれば、一般式(2)で表わされ
る化合物と一般式(3)で表わされる化合物とを、適当
な不活性溶媒中、塩基性化合物の存在下に反応させるこ
とにより、所望の一般式(1)で表わされる本発明化合
物を製造できる。
上記一般式(2)の化合物において、Xで示されるハロ
ゲン原子としては、前記例示のものと同様のものを、置
換基を有することのある低級アルカンスルホニルオキシ
基としては、例えばメタンスルホニルオキシ、エタンス
ルホニルオキシ、プロパンスルホニルオキシ、トリフル
オロメタンスルホニルオキシ基等のハロゲン原子で置換
されていてもよい炭素数1〜6のアルカンスルホニルオ
キシ基、また置換基を有することのあるアリールスルホ
ニルオキシ基としては、例えばベンゼンスルホニルオキ
シ、トルエンスルホニルオキシ、p−クロロベンゼンス
ルホニルオキシ、p−ニトロベンゼンスルホニルオキシ
基等の炭素数1〜6のアルキル基、ハロゲン原子もしく
はニトロ基で置換されていてもよいアリールスルホニル
オキシ基をそれぞれ例示できる。
上記反応工程式−1に示す方法において、用いられる不
活性溶媒としては、反応に悪影響を与えない各種のも
の、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(T
HF)、ジオキサン等のエーテル類、ジクロロメタン、
ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲ
ン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素類、ピリジン、ピペリジン、トリエチルア
ミン等のアミン類、ヘキサン、ヘプタン類の脂肪族炭化
素水素類、メタノール、エタノール、プロパノール等の
アルコール類、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメ
チルアセトアミド(DMA)、ジメチルスルホキシド
(DMSO)、ヘキサメチルリン酸トリアミド(HMP
A)等の非プロトン性極性溶媒や二硫化炭素等を例示で
きる。また、塩基性化合物としては、例えばトリエチル
アミン、ピリジン等の第3級アミン類等の有機塩基性化
合物及び炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金
属炭酸塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の
アルカリ金属炭酸水素塩、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等のアルカリ金属水酸化塩、ナトリウム、カリウ
ム等のアルカリ金属、水素化ナトリウム等の水素化アル
カリ金属等の無機塩基性化合物を例示できる。
一般式(2)で表わされる化合物に対する一般式(3)
で表わされる化合物の使用割合は、通常1〜5倍モル量
程度、好ましくは1〜2倍モル量程度とするのが良く、
塩基性化合物は、上記一般式(2)で表わされる化合物
に対して、通常1〜100倍モル量程度、好ましくは1
〜3倍モル量程度使用されるのが適当である。
上記反応は、一般に0〜200℃程度、好ましくは室温
〜120℃程度の温度条件下に20分〜72時間程度、
好ましくは30分〜24時間程度を要して実施される。
尚、上記の化合物(3)において、反応する窒素原子が
とアミド結合する場合には、塩基性化合物としてア
ルカリ金属や水素化アルカリ金属等を用い、予め之等塩
基性化合物と上記化合物(3)とを反応させた後、得ら
れる化合物を化合物(2)と反応させるのが好適であ
る。
<反応工程式−2> 〔式中R、R、R、B、及びlは前記に同じ。
A′は主鎖の炭素数が1個少ない基Aを示す。〕 上記反応工程式−2によれば、一般式(4)で表わされ
る化合物と一般式(3a)で表わされる化合物とを、適
当な不活性溶媒中、脱水剤の存在下又は非存在下に反応
させてシッフ塩基を製造し、これを還元することによ
り、所望の一般式(1a)で表わされる本発明化合物を
製造できる。
上記方法において、用いられる不活性溶媒としては、反
応に悪影響を与えない各種のもの、例えばメタノール、
エタノール、プロパノール等のアルコール類、ジクロロ
メタン、ジクロロエタン、クロロホルム等のハロゲン化
炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン等のエーテル類、ピリジン、ピペリジン、ト
リエチルアミン等のアミン類、ヘキサン、ヘプタン等の
脂肪族炭化水素類、酢酸エチル、酢酸メチル等の酢酸エ
ステル類、DMF、DMSO、HMPA等の非プロトン
性極性溶媒等を例示できる。
また脱水剤としては、慣用の種々の脱水剤を使用するこ
とができ、例えばモレキュラーシーブ、シリカゲル、塩
化カルシウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム等の
溶媒の脱水に用いられる乾燥剤や、無水塩化アルミニウ
ム、塩化第二錫、四塩化チタン、三塩化硼素、三フッ化
硼素−エチルエーテル錯体、塩化亜鉛等のルイス酸、塩
酸、硝酸、硫酸等の無機酸、トリクロロ酢酸、トリフル
オロ酢酸、メタンスルホン酸、酢酸等の有機酸、その他
の酸型イオン交換樹脂等を例示できる。
上記シッフ塩基を製造する反応において、一般式(4)
で表わされる化合物に対する一般式(3a)で表わされ
る化合物の使用割合は、通常1〜3倍モル量程度、好ま
しくは等モル量程度とするのがよく、この反応は一般に
−20〜180℃程度、好ましくは室温〜100℃程度
の温度条件下に10分〜24時間程度、好ましくは30
分〜3時間程度を要して行なわれる。
また上記に引続く還元反応は、通常の方法、例えば適当
な還元剤を用いる方法や、通常の接触還元方法等に従い
実施できる。
上記適当な還元剤を用いる方法において、用いられる還
元剤としては、例えば水素化シアノホウ素ナトリウム、
水素化ホウ素子ナトリウム、水素化アルミニウムリチウ
ム等の金属水素化物、ボラン等を例示できる。之等還元
剤は原料化合物である一般式(4)で表わされる化合物
に対して、通常0.1〜100倍モル量程度、好ましく
は0.25〜50倍モル量程度使用されるのが適当であ
り、この還元剤を用いた還元反応は、一般に−20〜1
80℃程度、好ましくは0〜60℃程度の温度条件下に
10分〜24時間程度、好ましくは30分〜3時間程度
を要して行なわれる。
また、接触還元方法は、適当な触媒を用いて不活性溶媒
中で実施できる。ここで用いられる接触還元触媒として
は、例えば酸化白金、白金黒、白金線、白金板、スポン
ジ状白金、コロイド状白金等のプラチナ触媒、パラジウ
ム黒、塩化パラジウム、酸化パラジウム、パラジウム−
炭素、パラジウム−硫酸バリウム、パラジウム−炭酸バ
リウム、スポンジ状パラジウム等のパラジウム触媒、還
元ニッケル、酸化ニッケル、ラネーニッケル等のニッケ
ル触媒、還元コバルト、ラネーコバルト等のコバルト触
媒、還元鉄、ラネー鉄等の鉄触媒、還元銅、ラネー銅等
の銅触媒等を例示できる。また不活性溶媒としては、反
応に悪影響を与えない各種のもの、例えばジメチルエー
テル、ジエチルエーテル、THF、ジオキサン、アニソ
ール等のエーテル類、ジクロロメタン、ジクロロエタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素
類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類、ピリジン、ピペリジン、トリエチルアミン等のアミ
ン類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化素
水素類、メタノール、エタノール、プロパノール等のア
ルコール類、酢酸エチル、酢酸メチル等の酢酸エステル
類、DMF、DMSO、HMPA等の非プロトン性極性
溶媒や二硫化炭素、水等、或いは水と上記各種有機溶媒
との混合溶媒等を例示できる。原料化合物とする一般式
(4)の化合物に対する上記接触還元触媒の使用量は、
通常0.1〜10倍モル量程度、好ましくは0.1〜1
倍モル量程度とするのがよい。反応温度としては、通常
0〜200℃程度、好ましくは0〜100℃程度の条件
を採用でき、反応は通常30分〜48時間程度、好まし
くは30分〜6時間程度で終了する。
<反応工程式−3> 〔式中R、R、A、B及びlは前記に同じ。R3a
基−CO−G−R(G及びRは前記に同じ)又はフ
ェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基、
ハロゲン原子もしくは低級アルキル基を有することのあ
るベンゾイル基を示す。A4aは低級アルキル基を示
す。〕 上記反応工程式−3によれば、一般式(1b)で表わさ
れるアミン化合物と一般式(5)で表わされるカルボン
酸化合物又はそのカルボキシ基が活性化された化合物と
を、通常のアミド結合生成反応に従い、反応させること
により、所望の一般式(1c)で表わされる本発明化合
物を製造できる。
該アミド結合生成反応には、下記に示す如き公知の各種
アミド結合生成反応方法を容易に適用することができ
る。
(a)縮合剤を用いる方法、即ちカルボン酸化合物
(5)とアミン化合物(1b)とを縮合剤の存在下に反
応させる方法、 (b)混合酸無水物法、即ちカルボン酸化合物(5)に
アルキルハロカルボン酸を反応させて混合酸無水物と
し、これにアミン化合物(1b)を反応させる方法、 (c)活性エステル法、即ちカルボン酸化合物(5)を
p−ニトロフエニルエステル、N−ヒドロキシコハク酸
イミドエステル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエ
ステル等の活性エステルとし、これにアミン化合物(1
b)を反応させる方法、 (d)カルボン酸無水物法、即ちカルボン酸化合物
(5)を無水酢酸等の脱水剤によりカルボン酸無水物と
し、これにアミン化合物(1b)を反応させる方法、 (e)高温高圧法、即ちカルボン酸化合物(5)と低級
アルコールとのエステルにアミン化合物(1b)を高圧
高温下に反応させる方法、 (f)酸ハライド法、即ちカルボン酸化合物(5)を酸
ハロゲン化物即ちカルボン酸ハライドとし、これにアミ
ン(1b)を反応させる方法等。
上記酸無水物法につき詳述すれば、該方法は一般式(1
b)で表わされる化合物を、適当な溶媒中、該化合物に
導入すべきR3a基に対応する酸無水物(分子内酸無水物
を含む)と反応させることにより実施される。ここで酸
無水物は一般式(1b)の化合物に対して少なくとも等
モル量程度、好ましくは1〜3倍モル量程度用いられる
のが適当である。また溶媒としては、この種反応に慣用
の不活性溶媒がいずれも使用可能であり、具体的には塩
化メチレン、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロ
エタン等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、ジオキサン、THF,ジメトキシエタン等のエーテ
ル類、DMF、DMSO、HMPA、アセトニトリル、
ピリジン等を使用できる。該反応は、通常−30〜10
0℃程度、好ましくは室温〜80℃程度において実施さ
れ、約20分〜20時間程度で終了する。また、上記反
応は、塩基性化合物の存在下に有利に行い得る。該塩基
性化合物としては、例えばピリジン、トリエチルアミ
ン、N,N−ジメチルアニリン等の第三級アミン類等の
有機塩基や、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム等の無
機塩基や酢酸ナトリウム等を使用できる。
また前記酸ハライド法につき詳述すれば、該反応は、一
般式(1b)で表わされる化合物に、R3a−Y(R3a
前記に同じ。Yはハロゲン原子を示す。)で表わされる
アシルハライドを、脱酸剤の存在下に、適当な溶媒中で
作用させることにより実施できる。ここで脱酸剤として
は通常よく知られているもの、例えば炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ピリジン、トリエ
チルアミン等を使用できる。溶媒としても通常使用され
ているもの、例えばベンゼン、クロロホルム、塩化メチ
レン、ジオキサン、THF等をいずれも使用できる。上
記反応におけるアシルハライドの使用量は、一般式(1
b)化合物に対して、通常少なくとも等モル量程度、好
ましくは等モル〜3倍モル量程度とされるのが適当であ
る。反応温度は、通常−30〜100℃、好ましくは室
温〜80℃程度とされ、反応は通常20分〜20時間程
度で終了する。
<反応工程式−4> 〔式中R、R、R4a、A、B、l及びXは前記に同
じ。R3bは基−E−R(E及びRは前記に同じ)、
低級アルケニル基又はハロゲン原子を有するフェニル基
を示す。〕 上記反応工程式−4によれば、一般式(1b)で表わさ
れる化合物と一般式(6)出表わされる化合物との反応
により、所望の一般式(1d)で表わされる本発明化合
物を製造できる。
この反応は、前記反応工程式−1に示す化合物(2)と
化合物(3)との反応と同様にして実施できる。
<反応工程式−5> 〔式中R、R、R、R、A、B、l及びXは前
記に同じ。〕 上記反応工程式−5によれば、前記反応工程式−1に示
した化合物(2)と化合物(3)との反応と同様にし
て、一般式(7)で表わされる化合物と一般式(8)で
表わされる化合物を反応させることにより、所望の一般
式(1)で表わされる本発明化合物を製造できる。
<反応工程式−6> 〔式中R、R、R、R4a、A、B及びlは前記に
同じ。〕 上記反応工程式−6によれば、一般式(1e)で表わさ
れる本発明化合物の脱エステル化反応により一般式(1
f)で表わされる本発明化合物を製造できる。
化合物と一般式(8)出表わされる化合物を反応させる
ことにより、所望の一般式(1)で表わされる本発明化
合物を製造できる。
該脱エステル化反応は、適当な不活性溶媒中で、一般式
(1e)の化合物に酸性化合物又は塩基性化合物を作用
させることにより実施できる。
上記反応工程式−6に示す方法において、不活性溶媒と
しては、反応に悪影響を与えない各種のもの、例えば前
記反応工程式−2の接触還元反応に示したものと同様の
ものを使用できる。
また使用される酸性化合物としては、例えば無水塩化ア
ルミニウム、塩化第二スズ、四塩化チタン、三塩化ホウ
素、三フッ化ホウ素−エチルエーテル錯体、塩化亜鉛等
のルイス酸、塩酸、硝酸、硫酸等の無機酸、トリクロロ
酢酸、トルフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、酢酸等の
有機酸、酸型イオン交換樹脂等を例示でき、更に使用さ
れる塩基性化合物としては、例えばトリエチルアミン、
トリブチルアミン等のトリアルキルアミン類、ピリジ
ン、ピコリン、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]
ノネン−5(DBN)、1,8−ジアザビシクロ[5,
4,0]ウンデセン−7(DBU)、1,4−ジアザビ
シクロ[2,2,2]オクタン(DABCO)等の有機
塩基、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ
金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアル
カリ金属炭酸塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウ
ム等のアルカリ金属炭酸水素塩等の無機塩基を例示でき
る。
上記酸性化合物及び塩基性化合物の使用量は、通常一般
式(1e)の化合物に対して1〜100倍モル量程度、
好ましくは1〜20倍モル量程度とされるのがよい。上
記反応は通常−20℃〜80℃程度、好ましくは−10
℃〜60℃程度の温度条件下に、30分〜48時間程
度、好ましくは1〜24時間程度を要して実施される。
上記各反応工程式に示す方法に従い、所望の化合物を製
造できる。
かくして得られる本発明の一般式(1)で表わされる化
合物は、之等を通常の各種反応に供することによって、
その有する基R、R、R及びB、前記一般式
(1)に示される範囲において、種々変化させることも
できる。
例えばR及び/又はRはニトロ基である場合、之等
は還元反応によってアミノ基に変換することができる。
この還元反応は、通常の方法、例えば前記反応工程式−
2に示した接触還元方法や適当な還元剤を用いる方法等
に従い実施できる。
また、例えばR及び/又はRがアミノ基である場
合、之等アミノ基を有する本発明化合物に、フェニル環
上に低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェ
ニル低級アルカナールを反応させてシッフ塩基とした
後、これを還元反応させることによって、R及び/又
はRがフェニル環上に低級アルキレンジオキシ基を有
することのあるフェニル低級アルキルアミノ基である本
発明化合物を製造することができる。
この反応は、前記反応工程式−2に示す化合物(4)と
化合物(3a)との反応と同様の条件下に実施すること
ができる。
また、例えばR及び/又はRがフタルイミド基を有
する場合、之等の無溶媒又は不活性溶媒中、ヒドラジン
又はヒドラジン誘導体と反応させるヒドラジン分解反応
に付すことによって、アミノ基に変換することができ
る。
また、例えばRがベンジルオキシ基を有する場合、こ
れは接触還元反応によって、水酸基に変換することがで
きる。この還元反応は通常の方法、例えば前記反応工程
式−2に示した接触還元方法等に従い実施できる。
また、例えばRがカルボキシル基を有する場合、これ
はハロゲン原子を有するアニリンと反応させることによ
って、ハロゲン原子を有するフェニルカルバモイル基に
変換させることができる。このアミド結合生成反応は、
通常の方法、例えば前記反応工程式−3に示した方法等
に従い実施できる。
また、例えばBがアルケニレン基である場合、これは還
元反応によって、アルキレン基に変換させることができ
る。この還元反応は、通常の方法、例えば前記反応工程
式−2に示した接触還元方法や適当な還元剤を用いる方
法等に従い実施できる。
更に、本発明化合物(1b)に特殊なR基を導入する
方法としては、次の如き各種の方法を採用すことができ
る。
例えば一般式(1b)で表わされる化合物とシアン酸塩
とを、適当な不活性溶媒中、酸性化合物の存在下に反応
させることによって、Rがカルバモイル基である本発
明化合物を製造できる。ここで用いられる不活性溶媒と
しては、反応に悪影響を与えない各種のもの、例えばベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジ
クロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化
炭素等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、T
HF、ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン
等の脂肪族炭化水素類、DMF、DMSO、HMPA等
の非プロトン性極性溶媒等を例示できる。酸性化合物と
しては、例えばトリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、メ
タンスルホン酸、酢酸等の有機酸、塩酸、硝酸、硫酸等
の無機酸、無水塩化アルミニウウ、塩化第二錫、四塩化
チタン、三塩化ホウ素、三フッ化ホウ素−エチルエーテ
ル錯体、塩化亜鉛等のルイス酸、酸型イオン交換樹脂等
を例示できる。また、用いられるシアン酸塩としては、
例えばシアン酸ナトリウム、シアン酸カリウム等を例示
できる。
上記反応において一般式(1b)で表わされる化合物に
対するシアン酸塩の使用割合は、通常1〜30倍モル量
程度、好ましくは1〜3倍モル量程度とするのがよく、
酸性化合物は、一般式(1b)で表わされる化合物に対
して、通常1〜30倍モル量程度、好ましくは1〜3倍
モル量程度とするのが適当である。反応は、一般に0〜
100℃程度、好ましくは室温〜60℃程度の温度条件
下に、30分〜24時間程度、好ましくは1〜3時間程
度を要して行なわれる。
また、例えば一般式(1b)で表わされる化合物とα,
β−不飽和カルボン酸又はこのエステルとを、適当な溶
媒の存在下もしくは不存在下に反応させ、Rがカルボ
キシル基を有する低級アルキル基である化合物を製造す
ることができる。ここで用いられる不活性溶媒として
は、例えば反応に悪影響を与えない各種のもの、例えば
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロ
ロエタン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、ジオキサン、THF等のエーテル類、ヘキサン、ヘ
プタン等の脂肪族炭化水素類、DMF、DMSO、HM
PA等の非プロトン性極性溶媒等を例示できる。
上記反応において一般式(1b)で表わされる化合物に
対するα,β−不飽和カルボン酸又はこのエステルの使
用割合は、通常1〜100倍モル量程度、好ましくは1
〜10倍モル量程度とするのがよく、反応は、一般に0
〜200℃程度、好ましくは室温〜150℃程度の温度
条件下に、30分〜48時間程度、好ましくは1〜24
時間程度を要して行なわれる。
上記反応工程式−1〜−6に示す各方法において、出発
原料として用いられる一般式(2)、(3)、(3
a)、(4)、(7)及び(8)で表わされる各化合物
は、一部新規化合物を包含しており、之等各化合物は、
それぞれ例えば下記反応工程式−7〜11に示す方法に
より製造することができる。
<反応工程式−7> 〔式中R、A、B、l及びXは前記に同じ。X及び
は各々Xで示される基を示す。〕 化合物と一般式(9)の化合物との反応により、一般式
(2)の化合物を製造できる。
この反応は、前記反応工程式−1に示した化合物(2)
と化合物(3)との反応と同様にして実施することがで
きる。
<反応工程式−8> 〔式中R、R、R、A、X、X及びXは前記
に同じ。〕 上記反応工程式−8によれば、一般式(3)の化合物と
一般式(9)の化合物との反応により、一般式(7)の
化合物を製造できる。
この反応は、前記反応工程式−7に示したと同様の条件
下に実施することができる。
また、一般式(7)の化合物は、下記に示す特殊な方法
によっても製造できる。
一般式(7)の化合物を合成する特殊な方法としては、
例えば一般式(3)で表わされる化合物と、α,β−不
飽和カルボン酸もしくはこのエステル又はマロン酸ジエ
ステル誘導体とを、前記一般式(1b)の化合物とα,
β−不飽和カルボン酸もしくはこのエステルとの反応と
同様の条件下に反応させ、次いで得られたカルボン酸誘
導体を通常の還元反応にて水酸基を有する化合物に変換
し、更に通常の反応にて水酸基を基Xに変換することに
より、一般式(7)の化合物を合成する方法を挙げるこ
とができる。
カルボン酸誘導体から対応する水酸基を有する化合物へ
の還元反応は、通常の方法、例えば反応工程式−2に示
した適当な還元剤を用いる方法と同様の条件下に実施す
ることができる。
水酸基を有する化合物から対応する基Xを有する化合物
への反応は、溶媒の存在下、水酸基を有する化合物に、
スルホン酸化合物もしくはそのスルホ基における反応性
誘導体、又はハロゲン化剤を反応させることにより行な
われる。
水酸基を有する化合物とスルホン酸化合物もしくはその
スルホ基における反応性誘導体との反応は、溶媒の存在
下、水酸基を有する化合物に上記Xのスルホニルオキシ
基に対応するスルホン酸化合物もしくはそのスルホ基に
おける反応性誘導体(例えばクロライド、ブロマイド等
のハライド類、酸無水物等)を反応させることにより行
なわれる。この反応で使用される溶媒としては、例えば
ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、塩化メチ
レン、クロロホルム、ジクロロエタン等のハロゲン化炭
化水素類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等の非プロトン性極
性溶媒、アセトニトリル等を例示できる。
水酸基を有する化合物に対する上記スルホン酸化合物も
しくはそのスルホ基における反応性誘導体の使用割合
は、少なくとも等モル量、好ましくは1〜1.5倍モル
量程度とするのがよい。該反応は、好ましくは塩基性化
合物の存在下に行なわれる。塩基性化合物としては、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸
化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリ
ウム等のアルカリ金属炭酸塩もしくは炭酸水素塩等の無
機塩基、トリエチルアミン、ピリジン、N,N−ジメチ
ルアニリン、DBN、DABCO、DBU等の有機塩基
が挙げられ、之等の内では有機塩基が好ましい。また該
反応は、通常−10℃〜100℃程度、好ましくは0℃
〜室温程度で行なわれ、1〜20時間程度、好ましくは
1〜10時間程度で終了する。
基Xを有する化合物において、Xがハロゲン原子の化合
物は、水酸基を有する化合物にハロゲン化剤を反応させ
ることにより得られる。この反応において使用されるハ
ロゲン化剤としては、例えば塩素、臭素、沃素等のハロ
ゲン分子、チオニルクロリド、チオニルブロミド等のチ
オニルハライド等が挙げられる。該反応は、通常、溶媒
中で行なわれ、溶媒としては、例えば塩化メチレン、
1,2−ジクロロエタン、クロロホルム等のハロゲン化
炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類等が挙げられる。水酸基を有する化合物に対する
ハロゲン化剤の使用量は、水酸基を有する化合物に対し
て、ハロゲン化剤を少なくとも等モル量、好ましくは1
〜2倍モル量程度用いられるのがよい。該反応は、通常
−10〜100℃程度、好ましくは0〜50℃程度で行
なわれ、1〜20時間、好ましくは1〜10時間程度で
終了する。
また、例えば一般式(3a)で表わされる化合物と、カ
ルボニル基を有し末端がカルボン酸もしくはこのエステ
ル体である化合物とを、前記反応工程式−2に示した方
法と同様の条件で反応させてシッフ塩基を形成した後、
これを還元し、次いで得られた化合物の末端のカルボン
酸もしくはそのエステルを、前記の還元方法により還元
して水酸基とした後、基Xへ前記の方法にて変換するこ
とによって、一般式(7)の化合物を合成することがで
きる。
<反応工程式−9> 〔式中Yはハロゲン原子を示す。Rは水素原子、ハロ
ゲン原子又は低級アルキル基を示す。〕 上記反応工程式−9によれば、一般式(10)の化合物
と一般式(11)の化合物とを、不活性溶媒中、塩基性
化合物の存在下に反応させ(エーテル結合生成反応)、
次に得られる一般式(12)の化合物を還元反応させる
ことにより、一般式(3b)の化合物を製造できる。
上記化合物(10)と化合物(11)との反応は、前記
反応工程式−5に示した化合物(7)と化合物(8)と
の反応と同様にして実施できる。
また、上記により得られる化合物(12)の還元反応
は、例えば前記反応工程式−2に示した各方法と同様に
してあるいは還元触媒として塩化第一スズ等を使用して
実施でき、その際の条件等も同様のものとすることがで
きる。
<反応工程式−10> 〔式中Rは水素原子又は低級アルキル基を示す。〕 上記反応工程式−10によれば、一般式(13)の化合
物を、一般式(14)の脂肪族カルボン酸無水物或いは
そのナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩と共
に加熱して反応(パーキン反応)させることにより、一
般式(8a)の化合物を製造できる。
この反応において、化合物(14)又はその塩類は、化
合物(13)に対して、通常1〜100倍モル量程度、
好ましくは1〜20倍モル量程度使用される。反応温度
は0〜200℃程度、好ましくは室温〜150℃程度、
反応時間は30分〜96時間程度、好ましくは1〜48
時間程度とされる。
<反応工程式−11> 〔式中R4a、A′、B、l及びXは前記に同じ。R10
は低級アルキル基を示す。〕 上記反応工程式−11によれば、一般式(15)の化合
物と一般式(16)の化合物とを反応させて一般式(1
7)の化合物を得、次いで該化合物(17)を脱アセタ
ール反応させることにより、一般式(4a)の化合物を
製造できる。
上記化合物(17)の製造反応は、前記反応工程式−5
に示す化合物(7)と化合物(8)との反応と同様にし
て実施できる。
上記に引続く化合物(17)の脱アセタール化反応は、
適当な不活性溶媒中、酸性化合物の存在下に実施され
る。ここで不活性溶媒としては、例えばジメチルエーテ
ル、THF、ジオキサン等のエーテル類、メタノール、
エタノール等の低級アルコール類、ジクロロメタン、ジ
クロロエタン、クロロホルム等のハロゲン炭化水素類、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、
酢酸メチル、酢酸エチル等の酢酸エステル類、DMF、
DMSO,HMPA等の非プロトン性極性溶媒、二硫化
炭素、水又は水と上記各有機溶媒との混合溶媒を例示で
きる。また酸性化合物としては、例えば塩酸、硝酸、硫
酸等の無機酸、無水塩化アルミニウム、塩化第二スズ、
四塩化チタン、三塩化ホウ素、塩化亜鉛等のルイス酸、
トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン
酸、酢酸等の有機酸、酸型イオン交換樹脂等を例示でき
る。
化合物(17)に対する酸性化合物の使用割合は、通常
1〜100倍モル量程度、好ましくは1〜10倍モル量
程度とされる。反応温度は−30〜150℃程度、好ま
しくは−10〜100℃程度、反応時間は20分〜24
時間程度、好ましくは30分〜12時間程度とされる。
<反応工程式−12> 〔式中R、D及びXは前記に同じ。〕 上記反応工程式−12によれば、一般式(18)の化合
物と一般式(19)の化合物とを反応させ、次に得られ
る一般式(20)の化合物を還元することにより、一般
式(3c)の化合物を製造できる。
上記化合物(18)と化合物(19)との反応は、前記
反応工程式−1に示した化合物(2)と化合物(3)と
の反応と同様にして実施できる。
また、上記により得られる化合物(20)の還元反応
は、例えば前記反応工程式−2に示した各方法と同様に
してあるいは還元触媒として塩化第一錫等を使用して実
施でき、その際の条件等も同様のものとすることができ
る。
<反応工程式−13> 〔式中R及びR4aは前記に同じ。〕 上記反応工程式−13によれば、一般式(21)の化合
物と一般式(14)の化合物とを反応させ、次に得られ
る一般式(22)の化合物をエステル化後還元すること
により、一般式(3d)の化合物を製造できる。
上記化合物(21)と化合物(14)との反応は、前記
反応工程式−10に示した反応と同様にして実施でき
る。また、一般式(22)の化合物のエステル化反応は
通常の方法で行なうことができ、その後の還元反応も反
応工程式−9に示した通常の還元反応と同様の条件下に
実施することができる。
<反応工程式−14> 〔式中R、R及びR3aは前記に同じ。〕 上記反応工程式−14によれば、一般式(3a)の化合
物と一般式(5)の化合物との反応により、一般式(3
e)の化合物を製造できる。
この反応は、前記反応工程式−3に示したと同様の条件
下に実施することができる。
<反応工程式−15> 〔式中R、R、R3b及びXは前記に同じ。〕 上記反応工程式−15によれば、一般式(3a)の化合
物と一般式(6)の化合物との反応により、一般式(3
f)の化合物を製造できる。
この反応は、前記反応工程式−4に示したと同様の条件
下に実施することができる。
<反応工程式−16> 〔式中R、R10及びYは前記に同じ。〕 上記反応工程式−16によれば、一般式(19)の化合
物と一般式(23)の化合物とを塩基性化合物の存在下
に反応させ、次いでこれに一般式(24)の化合物を反
応させることにより、一般式(3g)の化合物が製造さ
れる。
上記化合物(19)と化合物(23)との反応におい
て、用いられる塩基性化合物としては、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物塩、ナト
リウム、カリウム等のアルカリ金属、水素化ナトリウム
等の水素化アルカリ金属等の無機塩基性化合物等を例示
できる。化合物(19)に対する塩基性化合物の使用量
は、通常3〜15倍モル量程度、好ましくは4〜7倍モ
ル量程度とするのがよい。また化合物(19)に対する
化合物(23)の使用量は、通常2〜100倍モル量程
度、好ましくは5〜15倍モル量程度とするのがよい。
この反応溶液に添加される化合物(24)の量は、化合
物(19)に対して通常1〜10倍モル量程度、好まし
くは1〜1.5倍モル量程度とするのがよい。この反応
は、一般に10〜180℃程度、好ましくは50〜12
0℃程度の温度条件下に、15分〜24時間程度、好ま
しくは30分〜8時間程度を要して行なわれる。
本発明の一般式(1)で表わされるフェニルカルボン酸
誘導体のうち、塩基性基を有する化合物は、医薬的に許
容される酸を作用させることにより容易に酸付加塩とす
ることができる。該酸としては、例えば塩酸、硫酸、リ
ン酸、臭化水素酸等の無機酸、シユウ酸、マレイン酸、
フマール酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、
酢酸、p−トルエンスルホン酸、エタンスルホン酸等の
有機酸を挙げることができる。
また、本発明の一般式(1)で表わされるフェニルカル
ボン酸誘導体のうち、酸性基を有する化合物は、医薬的
に許容される塩基性化合物を作用させることにより容易
に塩を形成させることができる。該塩基性化合物として
は、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
カルシウム等の金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸水
素カリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属炭酸塩
又は重炭酸塩等を挙げることができる。
かくして得られる本発明化合物は、通常の分離手段によ
り容易に単離精製することができる。該分離手段として
は、例えば溶媒抽出物、希釈法、再結晶法、カラムクロ
マトグラフイー、プレパラテイブ薄層クロマトグラフイ
ー等を例示できる。
尚、本発明の一般式(1)で表わされる化合物には、光
学異性体の形態をとりうるものが存在しており、本発明
はかかる異性体をも当然に包含するものである。かかる
異性体は、また慣用の分割法、例えば光学分割剤を使用
する方法等により容易に分離することができる。
本発明の誘導体及びその塩は、通常一般的な医薬製剤の
形態で用いられる。製剤は通常使用される充填剤、増量
剤、結合剤、付湿剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤等の
希釈剤或は賦形剤を用いて調製される。この医薬製剤と
しては各種の形態が治療目的に応じて選択でき、その代
表的なものとして錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、乳
剤、顆粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液剤、懸濁剤
等)、軟膏剤等が挙げられる。錠剤の形態に成形するに
際しては、担体として例えば乳糖、白糖、塩化ナトリウ
ム、ブドウ糖、尿素、デンプン、炭酸カルシウム、カオ
リン、結晶セルロース、ケイ酸等の賦形剤、水、エタノ
ール、プロパノール、単シロップ、ブドウ糖液、デンプ
ン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセルロース、セ
ラツク、メチルセルロース、リン酸カリウム、ポリビニ
ルピロリドン等の結合剤、乾燥デンプン、アルギン酸ナ
トリウム、カンテン末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸カルシウム、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリ
ン酸モノグリセリド、デンプン、乳糖等の崩壊剤、白
糖、ステアリン、カカオバター、水素添加油等の崩壊抑
制剤、第4級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウ
ム等の吸収促進剤、グリセリン、デンプン等の保湿剤、
デンプン、乳糖、カオリン、ベントナイト、コロイド状
ケイ酸等の吸着剤、精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ
酸末、ポリエチレングリコール等の滑沢剤等を使用でき
る。更に錠剤は必要に応じ通常の剤皮を施した錠剤、例
えば糖衣錠、ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フイルムコー
テイング錠或は二重錠、多層錠とすることができる。丸
剤の形態に成形するに際しては、担体として例えばブド
ウ糖、乳糖、デンプン、カカオ脂、硬化植物油、カオリ
ン、タルク等の賦形剤、アラビアゴム末、トラガント
末、ゼラチン、エタノール等の結合剤、ラミナラン、カ
ンテン等の崩壊剤等を使用できる。坐剤の形態に成形す
るに際しては、担体として例えばポリエチレングリコー
ル、カカオ脂、高級アルコール、高級アルコールのエス
テル類、ゼラチン、半合成グリセライド等を使用でき
る。カプセル剤は常法に従い通常本発明化合物を上記で
例示した各種の担体と混合して硬質ゼラチンカプセル、
軟質カプセル等に充填して調製される。注射剤として調
製される場合、液剤、乳剤及び懸濁剤は殺菌され、且つ
血液と等張であるのが好ましく、これらの形態に成形す
るに際しては、希釈剤として例えば水、乳酸水溶液、エ
チルアルコール、プロピレングリコール、エトキシ化イ
ソステアリルアルコール、ポリオキシ化イソステアリル
アルコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル類等を使用できる。尚、この場合等張性の溶液を調
製するに充分な量の食塩、ブドウ糖或はグリセリンを医
薬製剤中に含有せしめてもよく、また通常の溶解補助
剤、緩衝剤、無痛化剤等を添加してもよい。更に必要に
応じて着色剤、保存剤、香料、風味剤、甘味料等や他の
医薬品を医薬製剤中に含有せしめてもよい。ペースト、
クリーム及びゲルの形態に製剤するに際しては、希釈剤
として例えば白色ワセリン、パラフイン、グリセリン、
セルロース誘導体、ポリエチレングリコール、シリコ
ン、ベントナイト等を使用できる。
上記医薬製剤中に含有されるべき本発明の一般式(1)
で表わされる化合物又はその塩(有効成分化合物)の量
としては、特に限定されず広範囲に適宜選択されるが、
通常医薬製剤中に1〜70重量%とするのがよい。
上記医薬製剤の投与方法は特に制限がなく、各種製剤形
態、患者の年齢、性別その他の条件、疾患の程度等に応
じて決定される。例えば錠剤、丸剤、液剤、懸濁剤、乳
剤、顆粒剤及びカプセル剤は経口投与される。注射剤は
単独で又はブドウ糖、アミノ酸等の通常の補液と混合し
て静脈内投与され、更に必要に応じて単独で筋肉内、皮
内、皮下もしくは腹腔内投与される。坐剤は直腸内投与
される。
上記医薬製剤の投与量は、用法、患者の年齢、性別その
他の条件、疾患の程度等により適宜選択されるが、通常
有効成分とする本発明化合物の量が1日当り体重1kg当
り約0.5〜100mg程度、好ましくは2〜20mg程度
とするのがよく、該製剤は1日に1〜4回に分けて投与
することができる。
実施例 以下、本発明化合物を製造するための原料化合物の製造
物を参考例として挙げ、次いで本発明化合物の製造例を
実施例として挙げ、更に本発明化合物につき行なわれた
薬理試験例を挙げて、本発明を更に詳しく説明する。
参考例1 p−ヒドロキシ安息香酸メチル40gと炭酸カリウム5
4.5gを、N,N−ジメチルホルムアミド200ml
中、100℃で1時間加熱撹拌後、40℃に冷却し、次
いで1−ブロモ−3−クロロプロパン28.5mlを加え
た後、60℃で2時間反応させた。反応混合物を冷却
後、水と酢酸エチルを加えて分配し、有機層を水で3回
洗浄し、減圧濃縮した。得られる油状物に少量の酢酸エ
チルとn−ヘキサンを加え、放置後析出する結晶を別
し、再度減圧濃縮して、4−(3−クロロプロポキシ)
安息香酸メチルの結晶56.92gを得た。
mp.52〜55℃ 参考例2 p−ヒドロキシ安息香酸メチル10g、ブロモアセトア
ルデヒドジエチルアセタール15.9ml及び炭酸カリウ
ム16.0gを、N,N−ジメチルホルムアミド50ml
中、100℃で24時間加熱撹拌後、4℃に冷却し、水
と酢酸エチルを加えて分配し、有機層を水で2回洗浄し
た。これを減圧濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにチャージし、クロロホルムで溶出して、油状の
4−(2,2−ジエトキシエトキシ)安息香酸メチル1
5.31gを得た。
NMR(DMSO−d)δppm: 7.90(d,J=9.0Hz,2H) 7.06(d,J=9.0Hz,2H) 4.82(t,J=5.3Hz,1H) 4.04(d,J=5.3Hz,2H) 3.81(s,3H) 3.77〜3.49(m,4H) 1.14(t,J=7.0Hz,6H) 参考例3 4−(2,2−ジエトキシエトキシ)安息香酸メチル3
6.29gを、ジオキサン100mlに溶解し、2N硫酸
200mlを加えて、70℃で6時間加熱撹拌した。約半
量まで減圧濃縮後、水で2倍に希釈し、再度減圧濃縮し
て析出する沈澱を取し、炭酸水素ナトリウム水溶液、
水の順に洗浄して、4−ホルミルメトキシ安息香酸メチ
ル24.39gを得た。
mp.58〜60℃ 参考例4 p−クロロフェノール7g、p−ニトロブロモベンゼン
11.0g及び炭酸カリウム9.02gを、ジメチルス
ルホキシド35ml中、120℃で24時間加熱撹拌し、
冷却後、水中に投入して生成する沈澱を取、水洗し
た。これをメタノール/水4:1(V/V)混合溶媒中
で加熱後、放冷し、取して、4−(4−クロロフェノ
キシ)ニトロベンゼン12.92gを得た。
次いで、これをエタノール20mlに懸濁後、濃塩酸45
mlを加え、塩化第一錫・一水和物38.55gのエタノ
ール40ml溶液を、反応液温度を30℃以下に保ちつ
つ、撹拌下に約2時間で滴下した。室温で19時間反応
後塩化第一錫・一水和物43.18gを固体状態のまま
少量ずつ追加し、更に、室温で24時間撹拌を続けた。
反応混合物を一旦減圧濃縮後、水を加えて再度濃縮し、
生成する沈澱を取、水洗後、1N塩酸、水、1N水酸
化ナトリウム水溶液及び水の順に洗浄して、4−(4−
クロロフェノキシ)アニリン9.16gを得た。
mp.97〜98℃ 参考例5 p−ヒドロキシ安息香酸メチル17.6gにN,N−ジ
メチルホルムアミド(DMF)70mlと無水炭酸カリウ
ム16gを加え、90〜100℃で1時間撹拌した。反
応液を50℃まで放冷後、1,4−ジブロモブタン25
gを加え、50〜60℃で40分間撹拌した。氷冷後、
水200mlとイソプロピルエーテル150mlを反応混合
物に加え、10分間撹拌し過した。液を水100ml
で3回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下
に濃縮して、4−(4−ブロモブトキシ)安息香酸メチ
ル22gを得た。
NMR(CDCl)δppm: 7.98(d,J=8.79Hz,2H) 6.89(d,J=9.01Hz,2H) 4.04(t,J=5.72Hz,2H) 3.88(s,3H) 3.50〜3.41(m,2H) 2.09〜1.96(m,4H) 参考例6 4−ヒドロキシベンズアルデヒド60g、プロピオン酸
ナトリウム104g及び無水プロピオン酸190mlの混
合液を、135〜140℃で40時間撹拌した。放冷
後、水600mlを反応混合液に加え、氷冷下に2〜3時
間撹拌した。析出物を取し、十分水洗した。次に氷冷
撹拌下に水800mlに水酸化ナトリウム60gを加えて
完全に溶解後、上記の析出物をこれに加え、同温度で、
30分間撹拌した。不溶物を過し、液を氷冷下に5
N塩酸で酸性とし、析出物を取し、十分水洗して、4
−ヒドロキシ−α−メチル桂皮酸66gを得た。
mp.204〜205℃ 参考例7 4−ヒドロキシ−α−メチル桂皮酸55gに無水メタノ
ール400mlと濃硫酸10mlを加えて12時間還流し
た。放冷後、反応液を減圧下に濃縮し、残渣に水300
mlを加え、氷冷撹拌下に炭酸水素ナトリウムで中和後、
析出物を取し、水洗後、酢酸エチル−n−ヘキサンよ
り再結晶して、4−ヒドロキシ−α−メチル桂皮酸メチ
ル53gを得た。
mp.103〜104℃ 参考例8 4−ヒドロキシ−α−メチル桂皮酸メチル16.3g、
DMF50mlと無水炭酸カリウム11.7gを加え、9
0℃で1時間撹拌した。反応液を50℃まで放冷し1−
ブロモ−3−クロロプロパン8.4mlを加え、同温度で
1時間撹拌した。反応混合物に、水200mlを加え、エ
ーテル150mlで抽出し、水150mlで2回洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、エーテル層を減圧下濃縮
して、4−(3−クロロプロポキシ)−α−メチル桂皮
酸メチル20gを得た。
NMR(CDCl)δppm: 7.63(s,1H) 7.37(d,J=8.79Hz,2H) 6.91(d,J=8.79Hz,2H) 4.14(t,J=5.93Hz,2H) 3.80(s,3H) 3.74(t,J=6.15Hz,2H) 2.37〜2.10(m,2H) 2.13(d,J=1.32Hz,3H) 参考例9 参考例2と同様にして下記の化合物を得た。
4−(3−フタルイミドプロポキシ)ニトロベンゼン mp.186〜188℃ 4−〔2−(N−モルホリノ)エトキシ〕ニトロベンゼ
ン mp.88〜89℃ 参考例10 参考例6と同様にして4−ニトロ−α−メチル桂皮酸を
得た。
mp.202〜205℃ 参考例11 参考例7と同様にして4−ニトロ−α−メチル桂皮酸エ
チルを得た。
mp.78〜79℃ 参考例12 参考例8と同様にして4−(3−クロロプロポキシ)桂
皮酸メチルを得た。
mp.58〜59℃ 参考例13 4−イソプロピルフェノール16.3g、4−クロロニ
トロベンゼン15.8g、ジメチルスルホキシド150
ml及び水酸化カリウム5.6gの混合物を90℃で48
時間撹拌した。反応液を氷水500mlに加え、酢酸エチ
ル250mlで抽出し、水洗(3回)後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、溶媒を減圧下濃縮して4−(4−イソ
プロピルフェノキシ)ニトロベンゼン29.6gを得
た。次いでこれをエタノール300mlに溶解し、5%パ
ラジウム−炭素2.9gを加え、室温下に18時間接触
還元した。触媒を過し、液を減圧下に濃縮して4−
(4−イソプロピルフェノキシ)アニリン24.6gを
得た。
NMR(CDCl)δppm: 7.24〜6.67(m,8H) 4.45(br,2H) 2.95〜2.79(m,1H) 1.23(d,J=6.82Hz,6H) 参考例14 4−ニトロ−α−メチル桂皮酸エチル11gを氷酢酸1
50mlに溶解し、室温下撹拌した。次に亜鉛粉末12g
を約1時間要して上記溶液に加えた。室温下に1日撹拌
した。不溶物を過し、液を減圧下に濃縮し、残渣を
酢酸エチルに溶解後、水、飽和炭酸水素ナトリウム水、
水の順序で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒を減圧下に濃縮し、4−アミノ−α−メチル桂皮酸エ
チル9gを得た。
NMR(CDCl)δppm: 7.59(br,1H) 7.27(d,J=8.35Hz,2H) 6.66(d,J=8.57Hz,2H) 4.25(q,J=7.03Hz,2H) 3.81(br,2H) 2.13(d,J=1.32Hz,3H) 1.33(t,J=7.03Hz,3H) 参考例15 4−ニトロフェノール10gをアセトン58mlに溶解
し、水酸化ナトリウム16.7gを加え、撹拌下に還流
した。次いでクロロホルム7.5mlを上記溶液に20分
要して滴下後、更に5時間撹拌下還流した。放冷後、溶
媒を減圧下に濃縮し、残渣に水100mlを加え、濃塩酸
で酸性とした後、クロロホルム250mlで抽出し、水で
十分に洗浄(3回)した。このクロロホルム溶液を飽和
炭酸水素ナトリウム水300mlで抽出し、濃塩酸で酸性
としてから酢酸エチルで抽出し、水洗後無水硫酸マグネ
シウムで乾燥して溶媒を減圧下濃縮し、4−ニトロフェ
ノキシイソ酪酸10.7gを得た。
mp.119〜121℃ 参考例16 参考例7と同様にして4−ニトロフェノキシイソ酪酸エ
チルを得た。
次いで4−ニトロフェノキシイソ酪酸エチル12gにエ
タノール150ml及び5%パラジウム−炭素1gを加
え、室温下終液接触還元した。触媒を過し、液を減
圧下濃縮して4−アミノフェノキシイソ酪酸エチル1
0.5gを得た。
NMR(CDCl)δppm: 6.76(d,J=9.01Hz,2H) 6.61(d,J=9.01Hz,2H) 4.22(q,J=7.03Hz,2H) 4.10(br,2H) 1.51(s,6H) 1.27(t,J=7.03Hz,3H) 参考例17 参考例16と同様にして4−(3−フタルイミドプロポ
キシ)アニリンを得た。
mp.95〜96℃ 参考例18 p−クロロヨードベンゼン14g、p−クロロアニリン
11.23g、炭酸カリウム12.15g及び塩化第一
銅1.16gをジメチルスルホキシド15mlに懸濁し、
180〜190℃で3時間40分加熱撹拌した。反応混
合物を冷却後、酢酸エチルを加え、濃アンモニア水で2
回、食塩水で3回洗浄後、減圧濃縮し、得られる残渣を
シルカゲルカラムクロマトグラフイーにチャージし、ク
ロロホルム−n−ヘキサン1:2(V/V)混合溶媒で
溶出して4,4′−ジクロロジフェニルアミン4.89
gを得た。
MASS:m/e=237(M) NMR(CDCl)δppm: 7.19(d,J=9.0Hz,4H) 6.94(d,J=9.0Hz,4H) 参考例19 p−クロロアニリン8g、メタンスルホン酸2−ベンジ
ルオキシエチルエステル12.29g及び炭酸水素ナト
リウム(以下「重ソウ」と略す)8.97gをジオキサ
ン35mlに溶解、懸濁し、24時間加熱撹拌した。減圧
濃縮後、水と酢酸エチルを加えて分配し、有機層を2回
水洗後、再度減圧濃縮し、残渣をシルカゲルカラムクロ
マトグラフイーにチャージし、クロロホルム−n−ヘキ
サン2:1(V/V)混合溶媒で溶出して4−クロロ−
N−(2−ベンジルオキシエチル)アニリン4.63g
を得た。
NMR(CDCl)δppm: 7.33(s,5H) 7.10(d,J=8.8Hz,2H) 6.52(d,J=8.8Hz,2H) 4.54(s,2H) 3.69(t,J=5.3Hz,2H) 3.27(t,J=5.3Hz,2H) 実施例1 (1)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
プロポキシ]安息香酸メチル・塩酸塩 p−クロルアニリン25.5g、4−(3−クロロプロ
ポキシ)安息香酸メチル22.85g及び重ソウ16.
8gを、DMF130mlに溶解、懸濁後、100℃で2
0時間加熱撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、撹
拌下に水中に投入し得られる沈澱を取し、水洗後、約
10%含水メタノール中で加熱処理した。冷却後、沈澱
を再度取、洗浄の後粗晶を得た。次いで、これをメタ
ノールに懸濁し、濃塩酸8.7mlを加えた後、減圧下に
メタノールを留去した。得られる残渣を酢酸エチル中で
良く破砕し、取、洗浄の後、目的物22.5gを得
た。
mp.130〜132℃ (2)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
プロポキシ]安息香酸メチル 4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]プロ
ポキシ]安息香酸メチル・塩酸塩9.75gを、1N水
酸化ナトリウム水溶液80mlに懸濁し、2時間撹拌後、
取し、水洗して、目的物8.71gを得た。
mp.111〜112℃ (3)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
プロポキシ]安息香酸 4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]プロ
ポキシ]安息香酸メチル・塩酸塩22.5gを、メタノ
ール200mlに懸濁し、水酸化ナトリウム10.11g
を水50mlに溶解して加え、60℃で14時間加熱撹拌
した。反応混合物を冷却後、濃塩酸22.0mlを加えて
中和し、減圧濃縮の後、残渣を水に懸濁後、取して、
目的物19.1gを得た。
mp.153〜155℃ 実施例2〜4 実施例1と同様にして、適当な出発原料を用いて、下記
実施例2〜4の各化合物を得た。
実施例2 (1)4−[3−[N−(4−フルオロフェニル)アミ
ノ]プロポキシ]安息香酸メチル・塩酸塩 mp.130〜133℃ (2)4−[3−[N−(4−フルオロフェニル)アミ
ノ]プロポキシ]安息香酸 mp.148〜151℃ 実施例3 (1)4−[3−[N−(4−メトキシフェニル)アミ
ノ]プロポキシ]安息香酸メチル・塩酸塩 mp.163〜165℃ (2)4−[3−[N−(4−メトキシフェニル)アミ
ノ]プロポキシ]安息香酸・塩酸塩 mp.234〜236℃ 実施例4 (1)4−[4−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
ブトキシ]安息香酸メチル・塩酸塩 mp.153〜155℃ (2)4−[4−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
ブトキシ]安息香酸 mp.184〜185℃ 実施例5 (1)4−[5−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
ペンチル−1−オキシ]安息香酸メチル・塩酸塩 p−ヒドロキシ安息香酸メチル3gと炭酸カリウム4.
09gとを、DMF30ml中、100℃で1時間加熱撹
拌後、40℃に冷却し、次いで、1,5−ジブロモペン
タン2.94mlを加えた後、60℃で2時間反応させ
た。この反応溶液中に、p−クロルアニリン5.03g
及び重ソウ3.32gを加えて、更に、100℃で4時
間30分反応の後、冷却し、水中に投入した。生成する
ガム状物をデカンテーションにより分離し、数回水で洗
浄後、含水メタノールで処理して沈澱を得た。これを
取し、洗浄後、メタノール中濃塩酸塩1.2mlを加えて
減圧乾固し、残渣を酢酸エチルに懸濁後取して、目的
物1.71gを得た。
mp.119〜122℃ (2)4−[5−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
ペンチル−1−オキシ]安息香酸 4−[5−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]ペン
チル−1−オキシ]安息香酸メチル・塩酸塩1.5g
を、メタノール20mlに懸濁し、水酸化ナトリウム0.
63gを水5mlに溶解して加え還流下に8時間加熱撹拌
した。反応混合物を冷却後、濃塩酸1.37mlを加えて
中和し、減圧濃縮の後、残渣を水に懸濁後、取して目
的物1.29gを得た。
mp.178〜180℃ 実施例6 実施例5と同様にして、適当な出発原料を用いて下記実
施例6の化合物を得た。
実施例6 (1)4−[6−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
ヘキシル−1−オキシ]安息香酸メチル・塩酸塩 mp.138〜141℃ (2)4−[6−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
ヘキシル−1−オキシ]安息香酸 mp.167〜169℃ 実施例7 (1)4−[3−[N−(4−tert−ブチルフェニル)ア
ミノ]プロポキシ]安息香酸メチル p−tert−ブチルアニリン3.19ml、4−(3−クロ
ロプロポキシ)安息香酸メチル4.14g及び重ソウ
3.38gを、DMF10ml、100℃で2時間加熱撹
拌後、冷却し、水を酢酸エチルを加えて分配し、有機層
を水で3回洗浄後、減圧濃縮した。残渣をシルカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにチャージし、クロロホルム−
メタノール20:1(V/V)混合溶媒により溶出して
油状の目的物3.55gを得た。
NMR(CDCl)δppm: 7.98(d,J=9.0Hz,2H) 7.20(d,J=8.4Hz,2H) 6.90(d,J=9.0Hz,2H) 6.58(d,J=8.4Hz,2H) 4.13(t,J=5.9Hz,2H) 3.87(s,3H) 3.34(t,J=6.6Hz,2H) 2.36〜1.97(m,2H) 1.27(s,9H) (2)4−[3−[N−(4−tert−ブチルフェニル)ア
ミノ]プロポキシ]安息香酸・塩酸塩 4−[3−[N−(4−tert−ブチルフェニル)アミ
ノ]プロポキシ]安息香酸メチル1.67gをメタノー
ル20mlに溶解し、水酸化ナトリウム0.79gを水4
mlに溶解して加え、60℃で26時間加熱撹拌した。反
応液を塩酸で中和後減圧濃縮し、残渣を水から取し、
水洗後、メタノール中当量の濃塩酸を加えて塩とした。
この溶液を一旦減圧乾固の後、メタノール−酢酸エチル
混合溶媒から再結晶して、目的物0.58gを得た。
mp.193〜194℃ 実施例8 実施例7と同様にして、適当な出発原料を用いて下記実
施例8の化合物を得た。
実施例8 (1)4−[3−[N−(4−メチルフェニル)アミノ]
プロポキシ]安息香酸メチル mp.105〜106℃ (2)4−[3−[N−(4−メチルフェニル)アミノ]
プロポキシ]安息香酸・塩酸塩 mp.237〜239℃ 実施例9 (1)4−[3−[N−(1,4−ベンゾジオキサン−6
−イル)アミノ]プロポキシ]安息香酸メチル 6−アミノベンゾジオキサン2.18g、4−(3−ク
ロロプロポキシ)安息香酸メチル3.0g及び重ソウ
4.41gを、DMF15ml中、100℃で22時間加
熱撹拌後、冷却し、水と酢酸エチルを加えて分配後、有
機層を水で3回洗浄後、減圧濃縮した。残渣をシルカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにチャージし、クロロホル
ムにより溶出して油状の目的物3.86gを得た。
NMR(CDCl)δppm: 7.98(d,J=9.0Hz,2H) 6.95〜6.64(m,3H) 6.23〜6.12(m,2H) 4.19(bs,4H) 4.12(t,J=5.9Hz,2H) 3.88(s,3H) 3.28(t,J=6.6Hz,2H) 2.23〜1.95(m,2H) (2)4−[3−[N−(1,4−ベンゾジオキサン−6
−イル)アミノ]プロポキシ]安息香酸 4−[3−[N−(1,4−ベンゾジオキサン−6−イ
ル)アミノ]プロポキシ]安息香酸メチル3.86g
を、メタノール40mlに溶解し、水酸化ナトリウム1.
35gを水10mlに溶解して加え、60℃で20時間加
熱撹拌した。反応液を減圧濃縮の後、水溶液とし、エー
テルで2回洗浄を繰り返し、水層を濃塩酸で中和後、析
出する沈澱を取し、冷水で洗浄して粗晶を得た。これ
をメタノール−酢酸エチル混合溶媒に溶解後、シリカゲ
ルを加えて減圧乾固し、残渣をシルカゲルカラムクロマ
トグラフィーにチャージした。クロロホルム−メタノー
ル25:1(V/V)混合溶媒により溶出して目的物
1.76gを得た。
mp.171〜173℃ 実施例10 (1)4−[3−[N−(3,4−メチレンジオキシフェ
ニル)アミノ]プロポキシ]安息香酸メチル 3,4−メチレンジオキシアニリン1.80g、4−
(3−クロロプロポキシ)安息香酸メチル2.0g及び
重ソウ1.47gを、トルエン20ml中、還流下に29
時間加熱撹拌した。反応液を減圧濃縮後、水と中和量の
濃塩酸を加え、析出沈澱を取し、水洗の後、含水メタ
ノールから再結晶して目的物2.17gを得た。
mp.124〜127℃ (2)4−[3−[N−(3,4−メチレンジオキシフェ
ニル)アミノ]プロポキシ]安息香酸 4−[3−[N−(3,4−メチレンジオキシフェニ
ル)アミノ]プロポキシ]安息香酸メチル1.5gを、
メタノール20mlに懸濁し、水酸化ナトリウム0.55
gを水5mlに溶解して加え、60℃で13時間加熱撹拌
した。反応液を減圧濃縮後、残渣をエーテルで数回洗浄
し、水と中和量の濃塩酸を加えて析出結晶を取して、
目的物0.99gを得た。
mp.164〜167℃(分解) 実施例11 実施例10と同様にして、適当な出発原料を用いて実施
例11の化合物を得た。
実施例11 (1)4−[3−[N−(4−ニトロフェニル)アミノ]
プロポキシ]安息香酸メチル mp.140〜142℃ (2)4−[3−[N−(4−ニトロフェニル)アミノ]
プロポキシ]安息香酸 mp.213〜214℃ 実施例12 4−[3−[N−(4−イソプロピルフェニル)アミ
ノ]プロポキシ]安息香酸 p−イソプロピルアニリン1.79ml、4−(3−クロ
ロプロポキシ)安息香酸メチル1.5g及び重ソウ1.
10gを、DMF5ml中、100℃で19時間加熱撹拌
後、冷却し、水と酢酸エチルを加えて分配後、有機層を
水で2回洗浄した。当量の濃塩酸を加えて有機層を減圧
乾固し、残渣を酢酸エチルから取し、洗浄の後、塩酸
塩を得た。次いで、塩酸塩をメタノール20mlに懸濁
し、水酸化ナトリウム1.05gを水5mlの溶解して加
え、60℃で16時間加熱撹拌した。反応液を減圧濃縮
の後、残渣をエーテルで数回洗浄し、水と中和量の濃塩
酸を加えて析出結晶を取し、含水メタノールから再結
晶を行なって、目的物1.17gを得た。
mp。188〜194℃(分解) 実施例13〜16 実施例12と同様にして、適当な出発原料を用いて下記
実施例13〜16の各化合物を得た。
実施例13 4−[3−[N−(3,4−ジクロロフェニル)アミ
ノ]プロポキシ]安息香酸 mp.160〜161℃ 実施例14 4−[3−[N−(4−シクロヘキシルフェニル)アミ
ノ]プロポキシ]安息香酸 mp.157〜161℃ 実施例15 4−[3−[N−(4−クロロフェノキシ)フェニル]
アミノ]プロポキシ]安息香酸 mp.152〜154℃ 実施例16 4−[3−[N−(3−クロロ−4−メチルフェニル)
アミノ]プロポキシ]安息香酸 mp.160〜164℃ 実施例17 (1)4−[2−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
エトキシ]安息香酸メチル p−クロロアニリン0.99g及び4−ホルミルメトキ
シ安息香酸メチル1.5gを、無水メタノール10mlに
溶解し、室温で30分間撹拌後、水素化シアノホウ素ナ
トリウム0.24gの固体を30分間で加え、更に30
分間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、水とクロロホルム
とを加えて分配し、有機層を減圧濃縮し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにチャージし、クロロホルムで
溶出し、目的物0.42gを得た。
NMR(CDCl)δppm: 7.99(d,J=9.0Hz,2H) 7.14(d,J=9.0Hz,2H) 6.92(d,J=9.0Hz,2H) 6.59(d,J=9.0Hz,2H) 4.20(t,J=5.3Hz,2H) 3.88(s,3H) 3.52(t,J=5.3Hz,2H) (2)4−[2−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
エトキシ]安息香酸・塩酸塩 4−[2−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]エト
キシ]安息香酸メチル0.4gを、メタノール20mlに
懸濁し、水酸化ナトリウム0.16gを水5mlに溶解し
て加え、60℃で3時間加熱撹拌した。反応混合物を冷
却し、塩酸で中和後、減圧濃縮して得られる残渣に水を
加えて破砕し、取の後、粗晶を得た。これをメタノー
ル中、当量の塩酸を加えた後、減圧乾固して塩とし、メ
タノール−エーテル混合溶媒に懸濁後、取して目的物
0.31gを得た。
mp.190〜193℃ 実施例18 4−[3−[N−[4−(3,4−エチレンジオキシベ
ンジルアミノ)フェニル]アミノ]プロポキシ]安息香
酸 (1)5%パラジウム炭素0.7gに、メタノール200m
lと4−[3−[N−[4−ニトロフェニル)アミノ]
プロポキシ]安息香酸メチル6.9gを加え室温にて終
夜接触還元した。触媒を過し、取を減圧下に濃縮
し、残渣にイソプロピルエーテルを加え、不溶物を取
して、4−[3−[N−[4−アミノフェニル)アミ
ノ]プロポキシ]安息香酸メチル5.5gを得た。
NMR(CDCl)δppm: 7.98(d,J=9.01Hz,2H) 6.90(d,J=8.79Hz,2H) 6.70〜6.48(m,4H) 4.12(t,J=5.93Hz,2H) 3.88(s,3H) 3.50〜3.15(br,4H) 2.25〜1.95(m,2H) (2)上記で得た化合物(アミノ体)2.6gに、ベンゼ
ン100ml、p−トルエンスルホン酸0.3g及び3,
4−エチレンジオキシベンズアルデヒド1.4gを加
え、ディーン スターク(Dean-Stark)の装置を用いて
終夜還流した。反応混合物を減圧下に濃縮し、残渣にエ
タノール100mlとテトラヒドロフラン30mlとを加
え、室温下で撹拌し、水素化ホウ素ナトリウム0.33
gをゆっくりと加え、同温度で終夜撹拌した。反応混合
物を減圧下濃縮し、残渣に水100mlを加え、1N塩酸
で中和した不溶物を取し、水及び酢酸エチルで洗浄し
て、4−[3−[N−[4−(3,4−エチレンジオキ
シベンジルアミノ)フェニル]アミノ]プロポキシ]安
息香酸メチル2.1gを得た。
mp、185〜188℃ (3)4−[3−[N−[4−(3,4−エチレンジオキ
シベンジルアミノ)フェニル]アミノ]プロポキシ]安
息香酸メチル2.1gに、メタノール100ml、テトラ
ヒドロフラン20ml及び2N水酸化ナトリウム12mlを
加え、45〜50℃で終夜撹拌した。反応混合物に水1
50mlを加え、2N塩酸で中和後、析出物を取し、水
及びエタノールで洗浄して、4−[3−[N−[4−
(3,4−エチレンジオキシベンジルアミノ)フェニ
ル]アミノ]プロポキシ]安息香酸0.4gを得た。
mp.246〜247℃ 実施例19 4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]プロ
ポキシ]−α−メチル桂皮酸 (1)4−(3−クロロプロポキシ)−α−メチル桂皮酸
11gに、炭酸水素ナトリウム3.5g、4−クロロア
ニリン10.45g及びDMF50mlを加え、100℃
終夜撹拌した。反応混合物を放冷後、水200mlを加
え、室温下30分間撹拌した。不溶物を取し、十分水
洗後、冷メタノール20mlを加えて撹拌し、析出した結
晶を取して、4−[3−[N−(4−クロロフェニ
ル)アミノ]プロポキシ]−α−メチル柱皮酸メチル8
gを得た。
mp.62〜64℃ (2)上記化合物2gに、メタノール50mlと、2N水酸
化ナトリウム14mlとを加え、40〜 50℃で、終夜攪拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、
残渣に水50mを加え、氷冷攪拌下に2N塩酸で中和
した。析出した結晶を取し、水及びエタノールの順で
洗浄して、4−[3−[N−(4−クロロフェニル)ア
ミノ]プロポキシ]−α−メチル桂皮酸1.7gを得
た。
mp.188〜193℃ 実施例20 (1)4−[3−[N−(4−tert−ブチルフェニル)−
N−(3,4−メチレンジオキシベンゾイル)アミノ]
プロポキシ]安息香酸メチル 4−[3−[N−(4−tert−ブチルフェニル)アミ
ノ]プロポキシ]安息香酸メチル1.80g及びトリエ
チルアミン3.65mを、THF40mに溶解後、
氷冷し、ピペロニルクロリド1.46gを加えた後、室
温で16時間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、水と酢酸
エチルとを加えて分配し、有機層を水で3回洗浄後、減
圧乾固した残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
にチャージして、クロロホルムで溶出して、目的物2.
01gを得た。
NMR(CDCl3)δppm: 7.95(d,J=9.0Hz,2H) 7.23(d,J=8.8Hz,2H) 6.98〜6.74(m,6H) 6.54(d,J=8.4Hz,1H) 5.88(s,2H) 4.08(t,J=6.5Hz,4H) 3.87(s,3H) 2.31〜2.03(m,2H) 1.25(s,9H) (2)4−[3−[N−(4−tert−ブチルフェニル)−
N−(3,4−メチレンジオキシベンゾイル)アミノ]
プロポキシ]安息香酸 4−[3−[N−(4−tert−ブチルフェニル)−N−
(3,4−メチレンジオキシベンゾイル)アミノ]プロ
ポキシ]安息香酸メチル2.0gを、メタノール40m
に溶解し、水酸化ナトリウム0.33gを水10m
に溶解して加え、60℃で23時間加熱攪拌した。反応
液を冷却後濃塩酸でpH4〜5とし、水で希釈して、沈澱
を取し、水洗した。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶
して目的物1.57gを得た。
mp.199〜203℃ 実施例21〜24 実施例20と同様にして、適当な出発原料を用いて下記
実施例21〜24の各化合物を得た。
実施例21 (1)4−[3−[N−(4−tert−ブチルフェニル)−
N−(4−クロロベンゾイル)アミノ]プロポキシ]安
息香酸メチル NMR(CDCl3)δppm: 7.96(d,J=9.0Hz,2H) 7.26〜6.82(m,10H) 4.09(t,J=6.3Hz,4H) 3.87(s,3H) 2.32〜2.02(m,2H) 1.25(s,9H) (2)4−[3−[N−(4−tert−ブチルフェニル)−
N−(4−クロロベンゾイル)アミノ]プロポキシ]安
息香酸 mp.207〜209℃ 実施例22 (1)4−[3−[N−(4−tert−ブチルベンゾイル)
−N−(4−クロロフェニル)アミノ]プロポキシ]安
息香酸メチル NMR(CDCl3)δppm: 7.96(d,J=9.0Hz,2H) 7.24〜7.14(m,6H) 6.97(d,J=9.0Hz,2H) 6.85(d,J=9.0Hz,2H) 4.09(t,J=6.3Hz,4H) 3.88(s,3H) 2.31〜2.01(m,2H) 1.24(s,9H) (2)4−[3−[N−(4−tert−ブチルベンゾイル)
−N−(4−クロロフェニル)アミノ]プロポキシ]安
息香酸 mp.201〜203℃ 実施例23 (1)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−
(3,4−メチレンジオキシベンゾイル)アミノ]プロ
ポキシ]安息香酸メチル NMR(CDCl3)δppm: 7.96(d,J=9.0Hz,2H) 7.21(d,J=9.0Hz,2H) 7.01〜6.53(m,7H) 5.91(s,2H) 4.15〜3.99(m,4H) 3.88(s,3H) 2.31〜2,01(m,2H) (2)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−
(3,4−メチレンジオキシベンゾイル)アミノ]プロ
ポキシ]安息香酸 mp.182〜184℃ 実施例24 (1)4−[3−[N−(4−クロロベンゾイル)−N−
(4−クロロフェニル)アミノ]プロポキシ]安息香酸
メチル mp.119〜120℃ (2)4−[3−[N−(4−クロロベンゾイル)−N−
(4−クロロフェニル)アミノ]プロポキシ]安息香酸 mp.169〜171℃ 実施例25 (1)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−エ
チルアミノ]プロポキシ]安息香酸メチル 4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]プロ
ポキシ]安息香酸メチル1.2g及び重ソウ1.58g
を、DMF10mに溶解、懸濁し、ヨウ化エチル1.
52mを加えて、100℃で11時間加熱攪拌の後、
冷却し、水と酢酸エチルとを加えて分配した。有機層を
水で3回洗浄後、減圧濃縮して、油状の目的物1.38
gを得た。
NMR(CDCl3)δppm: 7.99(d,J=9.0Hz,2H) 7.12(d,J=8.8Hz,2H) 6.91(d,J=8.8Hz,2H) 6.61(d,J=9.0Hz,2H) 4.05(t,J=5.9Hz,2H) 3.88(s,3H) 3.54〜3.22(m,4H) 2.20〜1.91(m,2H) 1.13(t,J=7.0Hz,3H) (2)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−エ
チルアミノ]プロポキシ]安息香酸 4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−エチル
アミノ]プロポキシ]安息香酸メチル1.37gを、メ
タノール20mに溶解し、水酸化ナトリウム0.48
gを水5mに溶解して加え、60℃で13時間加熱攪
拌した。反応混合物を冷却後、中和量の濃塩酸を加えて
減圧濃縮し、残渣を水に懸濁後、取し、水洗して、目
的物1.20gを得た。
mp.146〜149℃ 実施例26〜28 実施例25と同様にして、適当な出発原料を用いて下記
実施例26〜28の各化合物を得た。
実施例26 (1)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−メ
チルアミノ]プロポキシ]安息香酸メチル NMR(CDCl3)δppm: 7.99(d,J=9.0Hz,2H) 7.13(d,J=9.0Hz,2H) 6.90(d,J=9.0Hz,2H) 6.62(d,J=9.0Hz,2H) 4.04(t,J=5.8Hz,2H) 3.88(s,3H) 3.52(t,J=6.6Hz,2H) 2.91(s,3H) 2.20〜1.91(m,2H) (2)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−メ
チルアミノ]プロポキシ]安息香酸 mp.173〜174℃ 実施例27 (1)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−イ
ソプロピルアミノ]プロポキシ]安息香酸メチル NMR(CDCl3)δppm: 7.99(d,J=9.0Hz,2H) 7.16(d,J=9.0Hz,2H) 6.93(d,J=9.0Hz,2H) 6.73(d,J=9.0Hz,2H) 4.12〜3.96(m,3H) 3.89(s,3H) 3.34(t,J=6.6Hz,2H) 2.16〜1.87(m,2H) 1.16(d,J=6.6Hz,6H) (2)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−イ
ソプロピルアミノ]プロポキシ]安息香酸 mp.136〜137℃ 実施例28 (1)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−エ
トキシカルボニルメチルアミノ]プロポキシ]安息香酸
メチル NMR(CDCl3)δppm: 7.99(d,J=9.0Hz,2H) 7.13(d,J=9.0Hz,2H) 6.91(d,J=9.0Hz,2H) 6.57(d,J=9.0Hz,2H) 4.27〜4.01(m,6H) 3.89(s,3H) 3.61(t,J=6.9Hz,2H) 2.26〜1.97(m,2H) 1.23(t,J=7.0Hz,3H) (2)4−[3−[N−カルボキシメチル−N−(4−ク
ロロフェニル)アミノ]プロポキシ]安息香酸 mp.153〜155℃(分解) 実施例29 (1)4−[3−[N−アセチル−N−(4−クロロフェ
ニル)アミノ]プロポキシ]安息香酸メチル 4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]プロ
ポキシ]安息香酸メチル1.2gを、ピリジン15m
に溶解し、無水酢酸0.71mを加えて、室温で14
時間攪拌後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルと希塩酸
で分配の後、有機層を水、飽和重ソウ水及び水で順次洗
浄し、減圧濃縮して、目的物1.38gを得た。
mp.68〜69℃ (2)4−[3−[N−アセチル−N−(4−クロロフェ
ニル)アミノ]プロポキシ]安息香酸 4−[3−[N−アセチル−N−(4−クロロフェニ
ル)アミノ]プロポキシ]安息香酸メチル1.20g
を、メタノール20mに溶解し、1N水酸化ナトリウ
ム水溶液4.99mを加えて、60℃で27時間加熱
攪拌した。反応混合物を冷却後、濃塩酸を加えてpH4〜
5とし、減圧濃縮の後、水を加えて沈澱を取し、水洗
して、目的物1.09gを得た。
mp.169〜171℃ 実施例30 (1)4−[3−[N−(3−カルボキシプロピオニル)
−N−(4−クロロフェニル)アミノ]プロポキシ]安
息香酸メチル 4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]プロ
ポキシ]安息香酸メチル2.4gを、ピリジン25m
に溶解し、無水コハク酸3.01gを加えて、60℃で
15時間攪拌後、反応液に水を加え、減圧濃縮した。残
渣に水を加えて沈澱を破砕後、取し、水洗して、目的
物3.17gを得た。
mp.125〜127℃ (2)4−[3−[N−(3−カルボキシプロピオニル)
−N−(4−クロロフェニル)アミノ]プロポキシ]安
息香酸 4−[3−[N−(3−カルボキシプロピオニル)−N
−(4−クロロフェニル)アミノ]プロポキシ]安息香
酸メチル1.0gを、メタノール20mに溶解し、1
N水酸化ナトリウム水溶液5.25mを加えて、60
℃で24時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、濃塩
酸を加えpH4〜5とし、減圧濃縮の後、水を加えて沈澱
を破砕し、取し、水洗して、目的物0.97gを得
た。
mp.155〜158℃ 実施例31〜40 実施例1と同様にして、適当な出発原料を用いて下記実
施例31〜40の各化合物を得た。
実施例31 (1)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
−2−メチレンプロポキシ]安息香酸メチル mp.54〜56℃ (2)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
−2−メチレンプロポキシ]安息香酸 mp.134〜136℃ 実施例32 (1)4−[4−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
−2−ブテン−1−イルオキシ]安息香酸メチル・塩酸
塩 mp.138〜143℃(分解) (2)4−[4−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
−2−ブテン−1−イルオキシ]安息香酸 mp.187〜189℃(分解) 実施例33 (1)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
プロポキシ]桂皮酸メチル・塩酸塩 mp.176〜177℃ (2)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
プロポキシ]桂皮酸 mp.174〜180℃(分解) 実施例34 (1)4−[3−[N−[4−(4−イソプロピルフェノ
キシ)フェニル]アミノ]プロポキシ]安息香酸メチル
・塩酸塩 mp.163〜164℃ (2)4−[3−[N−[4−(4−イソプロピルフェノ
キシ)フェニル]アミノ]プロポキシ]安息香酸・塩酸
塩 mp.239〜240℃ 実施例35 (1)4−[3−[N−(3−クロロフェニル)アミノ]
プロポキシ]安息香酸メチル mp.105〜106℃ (2)4−[3−[N−(3−クロロフェニル)アミノ]
プロポキシ]安息香酸・塩酸塩 mp.215〜218℃ 実施例36 (1)4−[3−[N−(4−アセチルフェニル)アミ
ノ]プロポキシ]安息香酸メチル・塩酸塩 mp.158〜160℃ (2)4−[3−[N−(4−アセチルフェニル)アミ
ノ]プロポキシ]安息香酸 mp.197〜198℃ 実施例37 (1)4−[3−[N−(4−クロロ−2−メチルフェニ
ル)アミノ]プロポキシ]安息香酸メチル・塩酸塩 mp.173〜175℃ (2)4−[3−[N−(4−クロロ−2−メチルフェニ
ル)アミノ]プロポキシ]安息香酸 mp.189〜191℃ 実施例38 (1)4−[3−[N−(2,4−ジクロロフェニル)ア
ミノ]プロポキシ]安息香酸メチル mp.92〜93℃ (2)4−[3−[N−(2,4−ジクロロフェニル)ア
ミノ]プロポキシ]安息香酸 mp.168〜170℃ 実施例39 (1)4−[3−[N−(4−ブロモフェニル)アミノ]
プロポキシ]安息香酸メチル・塩酸塩 mp.177〜178℃ (2)4−[3−[N−(4−ブロモフェニル)アミノ]
プロポキシ]安息香酸 mp.155〜157℃ 実施例40 (1)4−[3−[N−[4−[2−(N−モルホリノ)
エトキシ]フェニル]アミノ]プロポキシ]安息香酸メ
チル mp.95〜96℃ (2)4−[3−[N−[4−[2−(N−モルホリノ)
エトキシ]フェニル]アミノ]プロポキシ]安息香酸・
二塩酸塩 mp.210〜215℃ 実施例41 適当な出発原料を用い、実施例18の(1)と同様の方法
により接触還元して下記化合物(1)を得、次いで実施例
1と同様にして下記化合物(2)を得た。
(1)3−[4−[3−[N−(4−クロロフェニル)ア
ミノ]プロポキシ]フェニル]プロピオン酸メチル・塩
酸塩 mp.135〜137℃ (2)3−[4−[3−[N−(4−クロロフェニル)ア
ミノ]プロポキシ]フェニル]プロピオン酸 mp.89〜91℃ 実施例42 適当な出発原料を用いて、実施例7と同様の方法により
下記化合物を得た。
(1)4−[3−[N−[4−(2,3−エポキシプロポ
キシ)フェニル]アミノ]プロポキシ]安息香酸メチル mp.105〜106℃ 実施例43 適当な出発原料を用いて、実施例7と同様の方法により
下記化合物を得た。
(1)4−[3−[N−(4−イソプロポキシフェニル)
アミノ]プロポキシ]安息香酸メチル NMR(CDCl3)δppm: 7.98(d,J=9.01Hz,2H) 6.90(d,J=9.01Hz,2H) 6.78(d,J=9.23Hz,2H) 6.56(d,J=9.23Hz,2H) 4.41〜4.07(m,3H) 3.88(s,3H) 3.38〜3.23(m,2H) 2.25〜1.95(m,2H) 1.28(d,J=6.15Hz,6H) (2)4−[3−[N−(4−イソプロポキシフェニル)
アミノ]プロポキシ]安息香酸・塩酸塩 NMR(DMSO−d6)δppm: 10.65(br,1H) 7.89(d,J=8.79Hz,2H) 7.20〜6.83(m,6H) 4.57〜4.44(m,1H) 4.23〜4.10(m,2H) 3.39〜3.19(m,2H) 2.20〜2.04(m,2H) 1.25(d,J=5.93Hz,6H) 実施例44 適当な出発原料を用いて、実施例7と同様の方法により
下記化合物を得た。
(1)4−[N−[3−(4−メトキシカルボニルフェノ
キシ)プロピル]アミノ]フェノキシイソ酪酸エチル NMR(CDCl3)δppm: 7.98(d,J=9.01Hz,2H) 6.90(d,J=9.01Hz,2H) 6.78(d,J=9.01Hz,2H) 6.50(d,J=9.01Hz,2H) 4.34〜4.07(m,4H) 3.88(s,3H) 3.38〜3.23(m,2H) 2.20〜2.02(m,2H) 1.50(s,6H) 1.28(t,J=7.04Hz,3H) (2)4−[N−[3−(4−カルボキシフェノキシ)プ
ロピル]アミノ]フェノキシイソ酪酸 mp.198〜199℃ 実施例45 適当な出発原料を用いて、実施例18の(1)と同様の方
法により接触還元後、実施例12と同様にして下記化合
物を得た。
(1)3−[4−[3−[N−(4−クロロフェニル)ア
ミノ]プロポキシ]フェニル]−2−メチルプロピオン
酸・p−トルエンスルホン酸塩 mp.109〜111℃ 実施例46 適当な出発原料を用いて、実施例19と同様の方法によ
り下記化合物を得た。
(1)4−[3−[N−(4−ベンジルオキシフェニル)
アミノ]プロポキシ]安息香酸メチル mp.115〜117℃ (2)4−[3−[N−(4−ベンジルオキシフェニル)
アミノ]プロポキシ]安息香酸 NMR(DMSO−d6)δppm: 7.85(d,J=8.57Hz,2H) 7.35(s,5H) 6.82(d,J=8.79Hz,2H) 6.78(d,J=8.79Hz,2H) 6.52(d,J=9.0Hz,2H) 4.95(s,2H) 4.08(t,J=6.15Hz,2H) 3.13(t,J=6.6Hz,2H) 2.05〜1.98(m,2H) 実施例47 4−[3−[N−[4−(3−アミノプロポキシ)フェ
ニル]アミノ]プロポキシ]安息香酸 (1)適当な出発原料を用いて、実施例1と同様の方法に
より下記化合物を得た。
4−[3−[N−[4−(3−フタルイミドプロポキ
シ)フェニル]アミノ]プロポキシ]安息香酸メチル・
塩酸塩 mp.180〜181℃ (2)次に、上記化合物4gにエタノール140mと1
N水酸化ナトリウム水溶液7.75mとを加え、室温
下に30分間攪拌した後、更にヒドラジン1水和物0.
38gを加え、1日間還流した。放冷後、析出した結晶
を取して、下記化合物3.1gを得た。
4−[3−[N−[4−(3−アミノプロポキシ)フェ
ニル]アミノ]プロポキシ]安息香酸メチル NMR(DMSO−d6)δppm: 7.89(d,J=10.76Hz,2H) 7.02(d,J=9.01Hz,2H) 6.70(d,J=9.01Hz,2H) 6.50(d,J=9.01Hz,2H) 4.84(br,2H) 4.20〜4.05(m,2H) 3.95〜3.81(m,5H) 3.20〜3.05(m,2H) 2.80〜2.66(m,2H) 2.10〜1.60(m,4H) (3)更に、上記化合物1gにメタノール50mと2N
水酸化ナトリウム水溶液7mとを加え、60℃で18
時間攪拌した。放冷後、溶媒を減圧下に留去して濃縮
し、残渣に水20mを加え、氷冷攪拌下に2N塩酸で
中和し、析出した結晶を取し、水洗後、メタノールよ
り再結晶して、目的物0.5gを得た。
NMR(DMSO−d6)δppm: 8.32(br,2H) 7.88(d,J=8.79Hz,2H) 7.00(d,J=8.79Hz,2H) 6.74(d,J=9.01Hz,2H) 6.53(d,J=9.01Hz,2H) 4.22〜3.89(m,4H) 3.21〜2.85(m,4H) 2.15〜1.85(m,4H) 実施例48 4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−メチル
アモノ]プロポキシ]桂皮酸 (1)4−クロロ−N−メチルアニリン2.5mにDM
F35m、炭酸水素ナトリウム1.8g及び4−(3
−クロロプロポキシ)桂皮酸メチル5gを加え、100
℃で3日間攪拌した。
放冷後、反応液に水150mを加え、酢酸エチル15
0mで抽出し、水洗(3回)後、溶媒を減圧下に濃縮
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにチ
ャージし、クロロホルムで溶出して、油状の4−[3−
[N−(4−クロロフェニル)−N−メチルアミノ]プ
ロポキシ]桂皮酸メチル3.6gを得た。
NMR(CDCl3)δppm: 7.65(d,J=15.83Hz,1H) 7.47(d,J=6.59Hz,2H) 7.12(d,J=7.91Hz,2H) 6.89(d,J=6.59Hz,2H) 6.72(d,J=7.91Hz,2H) 6.30(d,J=15.83Hz,1H) 4.01(t,J=5.93Hz,2H) 3.79(s,3H) 3.59〜3.44(m,2H) 2.91(s,3H) 2.12〜1.97(m,2H) (2)上記化合物3.6gにメタノール50m、THF
20m及び2N水酸化ナトリウム水溶液12.5m
を加え、60℃で18時間攪拌した。
放冷後、反応液を減圧下に濃縮し、残渣に水100m
を加え、氷冷攪拌下、2N塩酸で酸性とし、析出した結
晶を取し、水洗後、メタノールで洗浄して、目的物
1.3gを得た。
mp.165〜167℃ 実施例49 実施例48と同様にして、適当な出発原料を用いて、下
記化合物を得た。
(1)4−[N−[3−(4−メトキシカルボニルフェノ
キシ)プロピル]アミノ]−α−メチル桂皮酸エチル mp.91〜92℃ (2)4−[N−[3−(4−カルボキシフェノキシ)プ
ロピル]アミノ]−α−メチル桂皮酸 mp.226〜229℃ 実施例50〜53 実施例25と同様にして、適当な出発原料を用いて、下
記化合物を得た。
実施例50 (1)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−イ
ソブチルアミノ]プロポキシ]安息香酸メチル NMR(CDCl3)δppm: 7.99(d,J=9.0Hz,2H) 7.12(d,J=9.0Hz,2H) 6.90(d,J=9.0Hz,2H) 6.60(d,J=9.0Hz,2H) 4.03(t,J=5.8Hz,2H) 3.88(s,3H) 3.53(t,J=7.0Hz,2H) 3.05(d,J=7.3Hz,2H) 2.18〜1.90(m,3H) 0.90(d,J=6.4Hz,6H) (2)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−イ
ソブチルアミノ]プロポキシ]安息香酸 mp.123〜125℃ 実施例51 (1)4−[3−[N−アリル−N−(4−クロロフェニ
ル)アミノ]プロポキシ]安息香酸メチル・塩酸塩 NMR(CDCl3)δppm: 7.91(d,J=9.0Hz,2H) 7.14(d,J=6.5Hz,2H) 7.04(d,J=6.5Hz,2H) 6.68(d,J=9.0Hz,2H) 5.99〜5.63(m,1H) 5.17〜4.99(m,2H) 4.11(t,J=5.9Hz,2H) 3.92(d,J=4.8Hz,2H) 3.81(s,3H) 3.47(t,J=7.0Hz,2H) 2.14〜1.84(m,2H) (2)4−[3−[N−アリル−N−(4−クロロフェニ
ル)アミノ]プロポキシ]安息香酸 mp.131〜132℃ 実施例52 (1)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−メ
タリルアミノ]プロポキシ]安息香酸メチル NMR(CDCl3)δppm: 7.99(d,J=8.8Hz,2H) 7.10(d,J=9.0Hz,2H) 6.90(d,J=8.8Hz,2H) 6.57(d,J=9.0Hz,2H) 4.79(d,J=8.4Hz,2H) 4.06(t,J=5.8Hz,2H) 3.89(s,3H) 3.76(bs,2H) 3.53(t,J=7.1Hz,2H) 2.22〜1.94(m,2H) 1.70(bs,3H) (2)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−メ
タリルアミノ]プロポキシ]安息香酸 mp.146〜148℃ 実施例53 (1)4−[3−[N−(4−クロロベンジル)−N−
(4−クロロフェニル)アミノ]プロポキシ]安息香酸
メチル・塩酸塩 mp.111〜115℃ (2)4−[3−[N−(4−クロロベンジル)−N−
(4−クロロフェニル)アミノ]プロポキシ]安息香酸 mp.164〜166℃ 実施例54 (1)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−シ
アノメチルアミノ]プロポキシ]安息香酸メチル 4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]プロ
ポキシ]安息香酸メチル1.2gをDMF10mに溶
解し、90℃で加熱攪拌下に、重ソウ7.6gとクロロ
アセトニトリル6.63mとをそれぞれ8〜10回に
分けて7日間に亘り加えた。反応混合物を冷却後、水と
酢酸エチルとを加えて分配し、有機層を食塩水で洗浄
後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカルムクロマトグ
ラフィーにチャージし、クロロホルムで溶出して、油状
の目的物1.00gを得た。
NMR(CDCl3)δppm: 7.99(d,J=9.0Hz,2H) 7.24(d,J=9.0Hz,2H) 6.96〜6.75(m,4H) 4.13〜4.02(m,4H) 3.89(s,3H) 3.58(t,J=6.9Hz,2H) 2.26〜1.99(m,2H) (2)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−シ
アノメチルアミノ]プロポキシ]安息香酸 4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−シアノ
メチルアミノ]プロポキシ]安息香酸メチル0.99g
をジオキサン15mに溶解させ、これに水酸化ナトリ
ウム0.33gを水4mに溶解して加え、室温下に2
0時間攪拌した。反応混合物に濃塩酸0.72mを加
えて中和後、減圧乾固し、エタノール−クロロホルム混
合溶媒に溶解させ、過後、再度減圧乾固して残渣を得
た。
この残渣をTHF20mに溶解させ、ピリジン0.8
5mを加えた後、氷冷攪拌下に無水トリフルオロ酢酸
1.47mを10分間を要して滴下し、更に室温で2
時間攪拌した。反応混合物に少量の水を加えた後、減圧
濃縮し、残渣を水に懸濁させた後、取し、約40%含
水メタノールから再結晶を行なって、目的物0.81g
を得た。
mp.154〜157℃ 実施例55 (1)3−(4,4′−ジクロロジフェニルアミノ)プロ
パノール 4,4′−ジクロロジフェニルアミン4.80gにアク
リル酸9.67mを加え、130℃で19時間加熱攪
拌後、過剰のアクリル酸を減圧留去し、残渣に水60m
中水酸化ナトリウム8gを加えて60℃で1時間処理
した。反応混合物を冷却後、水で希釈して、エーテルで
数回洗浄し、中和量の濃塩酸を加え、酢酸エチルで抽出
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して、油
状物5.81gを得た。
水素化リチウムアルミニウム2.13gをTHF120
mに氷冷下に懸濁させ、これに先の油状物のTHF溶
液約20mを徐々に加えた後、室温下に19時間攪拌
した。反応混合物に酢酸エチルと少量の1N水酸化ナト
リウム水溶液を加えて過剰の還元剤を分解後、過し、
減圧濃縮して、油状の目的化合物3.24gを得た。
NMR(CDCl3)δppm: 7.19(d,J=9.0Hz,4H) 6.94(d,J=9.0Hz,4H) 3.88〜3.62(m,4H) 2.04〜1.42(m,2H) (2)4−[3−(4,4′−ジクロロジフェニルアミ
ノ)プロポキシ]安息香酸メチル 3−(4,4′−ジクロロジフェニルアミノ)プロパノ
ール5.44g及びトリエチルアミン7.63mを塩
化メチレン60mに溶解させ、氷冷後、塩化メタンス
ルホニル1.99mを加え、室温に戻して3時間攪拌
し、減圧濃縮した。残渣に水と酢酸エチルを加えて分配
し、有機層を水で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、減圧濃縮して油状のメシル体6.19gを得
た。
これをDMF100mに溶解させ、p−ヒドロキシ安
息香酸メチル2.52g及び炭酸カリウム6.85gを
加えて90℃で17時間加熱攪拌した。反応混合物を冷
却後、水と酢酸エチルを加えて分配し、有機層を3回水
洗後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにチャージし、クロロホルムで溶出して、油状
の目的物6.09gを得た。
NMR(CDCl3)δppm: 7.99(d,J=9.0Hz,2H) 7.19(d,J=9.0Hz,4H) 6.95〜6.83(m,6H) 4.12〜3.82(m,7H) 2.26〜1.96(m,2H) (3)4−[3−(4,4′−ジクロロジフェニルアミ
ノ)プロポキシ]安息香酸 4−[3−(4,4′−ジクロロジフェニルアミノ)プ
ロポキシ]安息香酸メチル6.08gを、メタノール1
00mに溶解させ、水酸化ナトリウム1.70gを水
20mに溶解させて加え、60℃で14時間加熱攪拌
した。
反応混合物を冷却後、濃塩酸3.70mを加えて減圧
濃縮し、残渣に水を加えて破砕後、取し、酢酸エチル
−n−ヘキサン(2:5(v/v))混合溶媒で再結晶し
て、目的物3.93gを得た。
mp.118〜120℃ 実施例56及び57 実施例55と同様にして、適当は出発原料から下記各化
合物を得た。
実施例56 (1)3−ジフェニルアミノプロパノール NMR(CDCl3)δppm: 7.34〜6.92(m,10H) 3.93〜3.66(m,4H) 2.04〜1.67(m,2H) (2)4−(3−ジフェニルアミノプロポキシ)安息香酸
メチル NMR(CDCl3)δppm: 7.97(d,J=9.0Hz,2H) 7.34〜6.83(m,12H) 4.14〜3.88(m,7H) 2.30〜2.01(m,2H) (3)4−(3−ジフェニルアミノプロポキシ)安息香酸 mp.196〜199℃ 実施例57 (1)3−[N−(2−ベンジルオキシエチル)−N−
(4−クロロフェニル)アミノ]プロパノール NMR(CDCl3)δppm: 7.31(s,5H) 7.13(d,J=9.0Hz,2H) 6.63(d,J=9.0Hz,2H) 4.51(s,2H) 3.74〜3.36(m,8H) 1.95〜1.65(m,2H) (2)4−[3−[N−(2−ベンジルオキシエチル)−
N−(4−クロロフェニル)アミノ]プロポキシ]安息
香酸メチル NMR(CDCl3)δppm: 7.98(d,J=8.8Hz,2H) 7.29(bs,5H) 7.12(d,J=9.0Hz,2H) 6.88(d,J=8.8Hz,2H) 6.62(d,J=9.0Hz,2H) 4.48(s,2H) 4.02(t,J=5.8Hz,2H) 3.88(s,3H) 3.61〜3.47(m,6H) 2.21〜1.91(m,2H) (3)4−[3−[N−(2−ベンジルオキシエチル)−
N−(4−クロロフェニル)アミノ]プロポキシ]安息
香酸 mp.76〜81℃ 実施例58 4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−(2−
ヒドロキシエチル)アミノ]プロポキシ]安息香酸 4−[3−[N−(2−ベンジルオキシエチル)−N−
(4−クロロフェニル)アミノ]プロポキシ]安息香酸
3.5gをエタノール60mと酢酸エチル15mの
混合溶媒に溶解させ、これに濃塩酸0.7m及び10
%パラジウム炭素0.35gを加えて、常圧水素雰囲気
下に室温で27時間攪拌した。反応混合物を水で希釈
後、過し、1N水酸化ナトリウム水溶液で中和し、減
圧濃縮した。残渣を水洗し、約50%含水メタノールか
ら結晶化して取し、更に酢酸エチル−n−ヘキサン
(1:10(V/V))混合溶媒で再結晶を行なって、目的
物1.20gを得た。
mp.120〜122℃ 実施例59 (1)4−[3−[N−(2−カルボキシエチル)−N−
(4−クロロフェニル)アミノ]プロポキシ]安息香酸
メチル 4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]プロ
ポキシ]安息香酸メチル2.0gをトルエン6mに溶
解させ、アクリル酸2.24mを加えて100℃で2
4時間加熱攪拌後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、
重ソウ水溶液で2回、水で1回それぞれ洗浄し、減圧濃
縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
チャージし、クロロホルム−メタノール(60:1(V/
V))混合溶媒で溶出して、油状の目的物1.64gを得
た。
NMR(CDCl3)δppm: 7.98(d,J=8.8Hz,2H) 7.15(d,J=9.2Hz,2H) 6.90(d,J=8.8Hz,2H) 6.66(d,J=9.2Hz,2H) 4.03(t,J=5.8Hz,2H) 3.88(s,3H) 3.70〜3.42(m,4H) 2.60(t,J=7.0Hz,2H) 2.20〜1.90(m,2H) (2)4−[3−[N−(2−カルボキシエチル)−N−
(4−クロロフェニル)アミノ]プロポキシ]安息香酸 4−[3−[N−(2−カルボキシエチル)−N−(4
−クロロフェニル)アミノ]プロポキシ]安息香酸メチ
ル1.37gをメタノール20mに溶解し、水酸化ナ
トリウム0.42gを水4mに溶解して加え、60℃
で23時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却した後、中
和量の濃塩酸を加えて減圧濃縮し、残渣をpH約4.5の
水中に放置し、析出する結晶を取、水洗後、約30%
含水メタノールから再結晶して、目的物0.87gを得
た。
mp.132〜133℃ 実施例60 (1)4−[3−[N−カルバモイル−N−(4−クロロ
フェニル)アミノ]プロポキシ]安息香酸メチル 4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]プロ
ポキシ]安息香酸メチル2.5g及びシアン酸ナトリウ
ム1.02gをベンゼン7.5mに溶解し、懸濁さ
せ、40℃で加熱攪拌下、トリフルオロ酢酸1.19m
を滴下した。3時間後、反応液を減圧濃縮し、残渣に
水を加えて沈澱を破砕後、取して目的物2.82gを
得た。
mp.141〜142℃ (2)4−[3−[N−カルバモイル−N−(4−クロロ
フェニル)アミノ]プロポキシ]安息香酸 4−[3−[N−カルバモイル−N−(4−クロロフェ
ニル)アミノ]プロポキシ]安息香酸メチル1.5gを
ジオキサン30mに溶解し、水酸化ナトリウム0.3
3gを水6mに溶解して加え、室温下に22時間攪拌
した。反応混合物に濃塩酸0.7mを加えて中和後、
減圧濃縮し、残渣を含水メタノール中で破砕した後、
取して目的物1.27gを得た。
mp.172〜174℃ 実施例61 (1)4−[3−[N−[3−(4−クロロフェニルカル
バモイル)プロピオニル]−N−(4−クロロフェニ
ル)アミノ]プロポキシ]安息香酸メチル 4−[3−[N−[3−カルボキシプロピオニル)−N
−(4−クロロフェニル)アミノ]プロポキシ]安息香
酸メチル1.6g、p−クロロアニリン0.54g、D
CC 0.87g及び4−ジメチルアミノピリジン47
mgを塩化メチレン40mに溶解し、室温で52時間攪
拌後、減圧濃縮し、残渣を少量のDMFに溶解後、過
した。この液に水と酢酸エチルを加えて分配し、有機
層を水で3回洗浄後、減圧濃縮した。得られた油状物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにチャージし、ク
ロロホルム−メタノール(30:1(V/V))混合溶媒で
溶出後、減圧濃縮し、残渣を含水メタノール中で破砕し
た後、取して目的物1.70gを得た。
mp.128〜130℃ (2)4−[3−[N−[3−(4−クロロフェニルカル
バモイル)プロピオニル]−N−(4−クロロフェニ
ル)アミノ]プロポキシ]安息香酸 4−[3−[N−[3−(4−クロロフェニルカルバモ
イル)プロピオニル]−N−(4−クロロフェニル)ア
ミノ]プロポキシ]安息香酸メチル1.50gをメタノ
ール20mに溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液
4.83mを加えて60℃で42時間加熱攪拌した。
反応混合物を冷却後、中和量の濃塩酸を加えて減圧濃縮
し、10%含水メタノールを加えて懸濁させた後、取
して目的物1.04gを得た。
mp.197〜201℃ 実施例62 実施例61と同様にして、適当な出発原料を用いて下記
化合物を得た。
(1)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−
[2−(4−クロロフェニルカルバモイル)エチル]ア
ミノ]プロポキシ]安息香酸メチル NMR(CDCl3)δppm: 7.96(d,J=9.0Hz,2H) 7.33〜7.12(m,6H) 6.86(d,J=8.8Hz,2H) 6.71(d,J=9.0Hz,2H) 4.01(t,J=5.9Hz,2H) 3.88(s,3H) 3.69(t,J=5.9Hz,2H) 3.50(t,J=5.9Hz,2H) 2.57(t,J=5.9Hz,2H) 2.19〜1.88(m,2H) (2)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−
[2−(4−クロロフェニルカルバモイル)エチル]ア
ミノ]プロポキシ]安息香酸 mp.212〜213℃ 実施例63 (1)3−(4−クロロフェニルアミノ)−2−メチルプ
ロパノール p−クロロアニリン4gとメタクリル酸5.40mと
を100℃で6時間30分、攪拌下に加熱して溶融させ
た後、反応液中に水酸化ナトリウム3.76gと水20
mとを加えて、60℃で更に1時間加熱攪拌した。反
応混合物を冷却後、エーテルで2回洗浄し、濃塩酸8.
2mを加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層
を水で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃
縮して油状物7.24gを得た。
水素化リチウムアルミニウム3.86gをTHF140
mに氷冷下に懸濁させ、これに先の油状物のTHF溶
液約30mを徐々に加えた後、室温下に14時間攪拌
した。反応混合物に酢酸エチルと少量の1N水酸化ナト
リウム水溶液を加えて、過剰の還元剤を分解の後、過
し、減圧濃縮して油状の目的物5.97gを得た。
NMR(CDCl3)δppm: 7.10(d,J=8.8Hz,2H) 6.54(d,J=8.8Hz,2H) 3.66〜3.58(m,2H) 3.13〜3.05(m,2H) 1.89〜1.58(m,1H) 0.97(d,J=6.8Hz,3H) (2)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
−2−メチルプロポキシ]安息香酸メチル 3−(4−クロロフェニルアミノ)−2−メチルプロパ
ノール3.74g及びトリエチルアミン3.90mを
塩化メチレン60mに溶解し、氷冷の後、塩化メタン
スルホニル2.03mを加え、室温に戻して15時間
攪拌し、減圧濃縮した。残渣に水と酢酸エチルとを加え
て分配し、有機層を水で2回洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、減圧濃縮して油状のメシル体5.74g
を得た。
これをDMF100mに溶解させ、p−ヒドロキシ安
息香酸メチル2.85g及び炭酸カリウム7.76gを
加えて、90℃で16時間加熱攪拌した。反応混合物を
冷却後、水と酢酸エチルとを加えて分配し、有機層を3
回水洗後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにチャージし、クロロホルム−メタノール
(100:1(V/V))混合溶媒で溶出させて、油状の目
的物2.80gを得た。
NMR(CDCl3)δppm: 7.99(d,J=9.0Hz,2H) 7.10(d,J=9.0Hz,2H) 6.91(d,J=9.0Hz,2H) 6.52(d,J=9.0Hz,2H) 3.96(d,J=5.9Hz,2H) 3.88(s,3H) 3.42〜3.00(m,2H) 2.48〜2.12(m,1H) 1.12(d,J=6.8Hz,3H) (3)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
−2−メチルプロポキシ]安息香酸 4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]−2
−メチルプロポキシ]安息香酸メチル2.80gをメタ
ノール30mに溶解し、水酸化ナトリウム1.00g
を水8mに溶解して加え、60℃で15時間加熱攪拌
した。反応混合物を冷却後、濃塩酸2.20mを加え
て減圧濃縮し、残渣に水を加えて破砕した後、取し、
これを一旦メタノールに溶解させた後、過し、液に
約半量の水を徐々に加えて、析出する結晶を取して、
目的物2.16gを得た。
mp.148〜150℃ 実施例64〜67 実施例63と同様にして、適当な出発原料を用いて下記
各化合物を得た。
実施例64 (1)3−(4−クロロフェニルアミノ)−1−ブタノー
ル NMR(CDCl3)δppm: 7.11(d,J=8.8Hz,2H) 6.55(d,J=8.8Hz,2H) 3.86〜3.58(m,3H) 1.85〜1.67(m,2H) 1.19(d,J=5.9Hz,3H) (2)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
ブチル−1−オキシ]安息香酸メチル NMR(CDCl3)δppm: 7.96(d,J=9.0Hz,2H) 7.47〜7.21(m,4H) 6.84(d,J=9.0Hz,2H) 4.19〜3.57(m,6H) 2.52〜1.92(m,2H) 1.14(d,J=6.4Hz,3H) (3)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
ブチル−1−オキシ]安息香酸 mp.136〜137℃ 実施例65 (1)3−(4−クロロフェニルアミノ)−2−メチル−
1−ブタノール NMR(CDCl3)δppm: 7.10(d,J=8.8Hz,2H) 6.55(d,J=8.8Hz,2H) 3.99(bs,2H) 3.69〜3.46(m,1H) 1.90〜1.50(m,1H) 1.21〜0.86(m,6H) (2)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
−2−メチルブチル−1−オキシ]安息香酸メチル NMR(CDCl3)δppm: 7.98(d,J=8.7Hz,2H) 7.12〜6.84(m,4H) 6.51(d,J=8.7Hz,2H) 4.02〜3.88(m,5H) 3.79〜3.53(m,1H) 2.35〜2.05(m,1H) 1.24〜1.01(m,6H) (3)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
−2−メチルブチル−1−オキシ]安息香酸 mp.129〜132℃ 実施例66 (1)3−(4−クロロフェニルアミノ)−1−ペンチル
アルコール NMR(CDCl3)δppm: 7.10(d,J=8.8Hz,2H) 6.55(d,J=8.8Hz,2H) 3.85〜3.35(m,3H) 1.86〜1.20(m,4H) 0.92(t,J=7.0Hz,3H) (2)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
ペンチル−1−オキシ]安息香酸メチル NMR(CDCl3)δppm: 7.97(d,J=9.0Hz,2H) 7.05(d,J=8.8Hz,2H) 6.88(d,J=8.8Hz,2H) 6.50(d,J=9.0Hz,2H) 4.11(t,J=6.2Hz,2H) 3.88(s,3H) 3.67〜3.30(m,1H) 2.30〜1.23(m,4H) 1.04〜0.88(m,3H) (3)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
ペンチル−1−オキシ]安息香酸 mp.112〜113℃ 実施例67 (1)3−(4−クロロフェニルアミノ)−1−ヘキサノ
ール NMR(CDCl3)δppm: 7.10(d,J=8.8Hz,2H) 6.54(d,J=8.8Hz,2H) 3.85〜3.49(m,3H) 1.90〜1.18(m,6H) 0.90(t,J=6.4Hz,3H) (2)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
ヘキシル−1−オキシ]安息香酸メチル NMR(CDCl3)δppm: 7.97(d,J=9.0Hz,2H) 7.15(d,J=9.0Hz,2H) 6.88(d,J=9.0Hz,2H) 6.50(d,J=9.0Hz,2H) 4.10(t,J=5.9Hz,2H) 3.88(s,3H) 3.70〜3.23(m,1H) 2.30〜1.74(m,2H) 1.66〜1.20(m,4H) 0.98〜0.81(m,3H) (3)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
ヘキシル−1−オキシ]安息香酸 mp.112〜114℃ 実施例68 (1)2−(4−クロロフェニルアミノ)−1−シクロペ
ンタンカルボン酸エチル p−クロロアニリン4g、2−オキソシクロペンタンカ
ルボン酸エチル4.66m及びp−トルエンスルホン
酸・水和物0.60gを、ベンゼン80mに溶解し、
還流下に24時間脱水縮合反応させた後、放冷し、不溶
物を去し、減圧濃縮して油状物を得た。これを無水メ
タノール60mに溶解し、室温攪拌下に水素化シアノ
ホウ素ナトリウム13.2gを10回に分けて11日間
に亘り加えた。反応混合物を氷冷し、濃塩酸21mを
加え、減圧濃縮の後、水と酢酸エチルを加えて分配し、
有機層を水で3回洗浄し、再度減圧濃縮した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにチャージし、クロ
ロホルム−メタノール(100:1(V/V))混合溶媒で
溶出して、油状の目的物3.76gを得た。
NMR(CDCl3)δppm: 7.10(d,J=8.8Hz,2H) 6.58〜6.46(m,2H) 4.24〜3.87(m,3H) 2.31〜1.45(m,7H) 1.30〜1.01(m,3H) (2)2−(4−クロロフェニル)アミノ)−1−シクロ
ペンタンメタノール 水素化リチウムアルミニウム1.60gをTHF70m
に氷冷下に懸濁させ、2−(4−クロロフェニルアミ
ノ9−1−シクロペンタンカルボン酸エチルのTHF溶
液約16mを徐々に加えた後、室温下で14時間攪拌
した。反応混合物に酢酸エチルと少量の1N水酸化ナト
リウム水溶液を加えて、過剰の還元剤を分解した後、
過し、減圧濃縮して、油状の目的物3.24gを得た。
NMR(CDCl3)δppm: 7.10(d,J=9.0Hz,2H) 6.56(d,J=9.0Hz,2H) 3.87〜3.44(m,3H) 2.47〜1.17(m,7H) (3)4−[2−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
シクロペンタン−1−イルメトキシ]安息香酸メチル 2−(4−クロロフェニルアミノ)−1−シクロペンタ
ンメタノール3.46g及びトリエチルアミン6.37
mを塩化メチレン35mに溶解させ、氷冷の後、塩
化メタンスルホニル1.66mを加え、室温に戻して
22時間攪拌し、減圧濃縮した。残渣に水と酢酸エチル
を加えて分配し、有機層を水で2回洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、減圧濃縮して油状のメシル体4.
22gを得た。
これをDMF90mに溶解し、p−ヒドロキシ安息香
酸メチル2.11g及び炭酸カリウム5.76gを加え
て、90℃で24時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却
後、水と酢酸エチルとを加えて分配し、有機層を水で3
回洗浄の後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにチャージし、クロロホルム−n−ヘキ
サン(1:1(V/V))及びクロロホルムで溶出し、油状
の目的物2.58gを得た。
NMR(CDCl3)δppm: 7.97(d,J=9.0Hz,2H) 7.09(d,J=9.0Hz,2H) 6.88(d,J=9.0Hz,2H) 6.55(d,J=9.0Hz,2H) 4.01(d,J=5.9Hz,2H) 3.88(s,3H) 3.77〜3.51(m,1H) 2.37〜1.27(m,7H) (4)4−[2−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
シクロペンタン−1−イルメトキシ]安息香酸 4−[2−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]シク
ロペンタン−1−イルメトキシ]安息香酸メチル2.5
7gをメタノール40mに溶解させ、水酸化ナトリウ
ム0.86gを水8mに溶解して加え、60℃で14
時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、濃塩酸1.8
7mを加えて、減圧濃縮し、残渣を水洗後、約50%
含水メタノールを加えて加熱後、放置して生成する結晶
を取して、目的物1.72gを得た。
mp.153〜156℃ 実施例69〜71 実施例1と同様にして、適当な出発原料を用いて下記各
化合物を得た。
実施例69 (1)4−[3−[N−(4−トリフルオロメチルフェニ
ル)アミノ]プロポキシ]安息香酸メチル・塩酸塩 mp.118〜123℃ (2)4−[3−[N−(4−トリフルオロメチルフェニ
ル)アミノ]プロポキシ]安息香酸 mp.150〜153℃ 実施例70 (1)4−[3−[N−(4−ヨードフェニル)アミノ]
プロポキシ]安息香酸メチル・塩酸塩 mp.152〜154℃ (2)4−[3−[N−(4−ヨードフェニル)アミノ]
プロポキシ]安息香酸 mp.154〜155℃ 実施例71 (1)4−[3−[N−フェニルアミノ)プロポキシ]安
息香酸メチル mp.100〜102℃ (2)4−[3−[N−フェニルアミノ)プロポキシ]安
息香酸 mp.147〜148℃ 実施例72 実施例12と同様にして、適当な出発原料を用いて下記
化合物を得た。
4−[3−[N−(4−エチルフェニル)アミノ]プロ
ポキシ]安息香酸 mp.162〜165℃ 実施例73 実施例63と同様にして、適当な出発原料を用いて下記
化合物を得た。
(1)3−(4−ブロモフェニルアミノ)−2−メチルプ
ロパノール NMR(CDCl3)δppm: 7.24(d,J=8.8Hz,2H) 6.50(d,J=8.8Hz,2H) 3.68〜3.60(m,2H) 3.15〜3.06(m,2H) 2.12〜1.82(m,1H) 0.98(d,J=6.8Hz,3H) (2)4−[3−[N−(4−ブロモフェニル)アミノ]
−2−メチルプロポキシ]安息香酸メチル NMR(CDCl3)δppm: 7.98(d,J=9.0Hz,2H) 7.22(d,J=9.0Hz,2H) 6.90(d,J=9.0Hz,2H) 6.48(d,J=9.0Hz,2H) 3.96(d,J=6.2Hz,2H) 3.88(s,3H) 3.41〜2.92(m,2H) 2.49〜2.12(m,1H) 1.11(d,J=6.8Hz,3H) (3)4−[3−[N−(4−ブロモフェニル)アミノ]
−2−メチルプロポキシ]安息香酸 mp.164〜167℃ 実施例74 実施例25と同様にして、適当な出発原料を用いて下記
化合物を得た。
(1)4−[3−[N−(4−ブロモフェニル)−N−メ
チルアミノ]プロポキシ]安息香酸メチル mp.105〜107℃ (2)4−[3−[N−(4−ブロモフェニル)−N−メ
チルアミノ]プロポキシ]安息香酸 mp.175〜176℃ 実施例75 実施例25と同様にして、適当な出発原料を用いて下記
化合物を得た。
(1)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−メ
チルアミノ]−2−メチルプロポキシ]安息香酸メチル NMR(CDCl3)δppm: 7.98(d,J=9.0Hz,2H) 7.12(d,J=9.0Hz,2H) 6.89(d,J=9.0Hz,2H) 6.60(d,J=9.2Hz,2H) 3.93〜3.88(m,5H) 3.64〜3.10(m,2H) 2.92(s,3H) 2.57〜2.18(m,1H) 1.09(d,J=6.8Hz,3H) (2)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)−N−メ
チルアミノ]−2−メチルプロポキシ]安息香酸 mp.154〜155℃ 実施例76 (1)2−(4−クロロフェニルカルバモイル)酪酸エチ
ル 2−エチルマロン酸ジエチル8.76mとp−クロロ
アニリン4gとを130℃で11時間加熱溶融後、冷却
し、酢酸エチルに溶解させて1N塩酸、重ソウ水溶液、
水の順に洗浄し、減圧濃縮した。得られる残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにチャージし、クロロホ
ルムで溶出して、油状の目的物6.66gを得た。
NMR(CDCl3)δppm: 7.51(d,J=8.8Hz,2H) 7.28(d,J=8.8Hz,2H) 4.25(q,J=7.0Hz,2H) 3.29(t,J=7.6Hz,1H) 2.22〜1.90(m,2H) 1.31(t,J=7.0Hz,3H) 1.01(t,J=7.3Hz,3H) (2)3−(4−クロロフェニルアミノ)−2−エチルプ
ロパノール 水素化リチウムアルミニウム2.81gをTHF60m
に氷冷下に懸濁させ、これに2−(4−クロロフェニ
ルカルバモイル)酪酸エチル6.65gのTHF溶液約
40mを徐々に加えた後、室温下に20分間攪拌し、
更に還流下に6時間加熱攪拌した。反応混合物に酢酸エ
チルと少量の1N NaOH水溶液を加えて、過剰の還
元剤を分解の後、一旦減圧濃縮し、残渣に酢酸エチルを
加えて抽出、過後、再度減圧濃縮して、油状の目的物
3.84gを得た。
NMR(CDCl3)δppm: 7.10(d,J=8.7Hz,2H) 6.54(d,J=8.7Hz,2H) 4.23〜3.97(m,1H) 3.87〜3.54(m,2H) 3.20〜3.02(m,2H) 1.87〜1.61(m,1H) 1.56〜1.15(m,2H) 0.97(t,J=6.8Hz,3H) (3)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
−2−エチルプロポキシ]安息香酸メチル 実施例63の(2)と同様にして目的物を得た。
NMR(CDCl3)δppm: 7.99(d,J=9.0Hz,2H) 7.10(d,J=8.8Hz,2H) 6.91(d,J=8.8Hz,2H) 6.52(d,J=9.0Hz,2H) 4.16〜3.98(m,2H) 3.89(s,3H) 3.27〜3.05(m,2H) 2.27〜1.81(m,1H) 1.74〜1.30(m,2H) 1.10〜0.93(m,3H) (4)4−[3−[N−(4−クロロフェニル)アミノ]
−2−エチルプロポキシ]安息香酸 実施例63の(3)と同様にして目的物を得た。
mp.119〜120℃ 製剤例1 実施例2の化合物 200mg ブドウ糖 250mg注射用蒸留水 適量 全 量 5m 注射蒸留水に、実施例2の化合物及びブドウ糖を溶解さ
せた後、5mアンプルに注入し、窒素置換後、121
℃で15分間加圧滅菌を行なって上記組成の注射剤を得
る。
製剤例2 実施例3の化合物 100g アビセル(商標名、旭化成(株)製) 40g コーンスターチ 30g ステアリン酸マグネシウム 2g TC−5(商標名、信越化学工業 10g (株)製、ヒドロキシプロピル メチルセルロース) ポリエチレングリコール−6000 3g ヒマシ油 40g エタノール 40g 実施例3の化合物、アビセル、コーンスターチ及びステ
アリン酸マグネシウムを、混合研磨後、糖衣R10mmの
キネで打錠する。得られた錠剤をTC−5、ポリエチレ
ングリコール−6000、ヒマシ油及びエタノールから
なるフィルムコーティング剤被覆を行い、上記組成のフ
ィルムコーティング錠を製造する。
製剤例3 実施例4の化合物 2g 精製ラノリン 5g サラシミツロウ 5g白色ワセリン 88g 全 量 100
g サラシミツロウを加温して液状となし、次いで実施例4
の化合物、精製ラノリン及び白色ワセリンを加え、液状
となるまで加温後、固化しはじめるまで攪拌して、上記
組成の軟膏剤を得る。
〔薬理試験例I〕
ラット肝切片を用いたステロール及び脂肪酸生合成系に
対する作用効果試験 この試験には、ウィスター系雄性ラット(体重約200
g)を、屠殺後肝臓を摘出し、冷クレブス−リンゲル
(Krebs-Ringer)重炭酸緩衝液(以下KRBと略す)で
肝灌流を行い、細片とした肝細片を利用し、下記文献を
参考として、以下の操作に従い実施した。
Bortz,W.M.and Steele,L.A.(1973),Biochim.Biophys.
Acta,306,85-94 Tsujita,Y.,Kuroda,M.,Shimada,Y.,Tanzawa,K.,Arai,
M.,Kaneko,I.,Tanaka,M.,Masuda,H.Tarumi,C.,Watanab
e,Y.and Fujii,S.(1986),Biochim.Biophys.Acta,877,50
-60 即ち、上記肝細片100mgを秤取し、[1−14C]酢酸
(2μCi/2μmol)及び所定濃度となる量の供試
化合物を含むKRB1m中に加え、95%O2−5%
CO2気相下で37℃下に2時間振盪反応を行なわせ
る。その後、15%水酸化ナトリウム・エタノール液
(1m)を加えて、更に75℃で2時間加熱する。冷
却後、石油エーテル(2m)を加えて振盪・分離操作
を行い、石油エーテル層(上層)を抽出する。これを濃
縮乾固の後、ジギトニン溶液(1m)を加えて、ステ
ロールを沈澱画分として分取する。この画分をジエチル
エーテルで洗浄後、酢酸1mに溶解させ、放射能を測
定して、ステロール生合成活性を求める。
供試化合物を使用しない対照(コントロール)につき、
上記と同一操作を行って得られた値を基準として、その
ステロール生合成活性を50%阻害する各供試化合物の
使用濃度(μM)を、50%阻害濃度として求める。
一方、上記方法において、石油エーテル抽出により得ら
れる下層に塩酸を加え、これを酸性下で石油エーテル抽
出し、抽出液を濃縮後、同様にして放射能を測定して、
脂肪酸合成活性を求める。また同様にして対照(コント
ロール)の脂肪酸合成活性値を基準として、各供試化合
物の脂肪酸合成活性50%阻害濃度を求める。
得られた結果を下記第1表に示す。
〔薬理試験例II〕 正常ウサギに対する抗脂血症効果試験 一般に、コレステロール生合成阻害を作用機序とする化
合物は、抗脂血効果試験としてラット及びマウス以外の
動物、即ちウサギやイヌ等で試験を行なうことが望まし
いとされている〔Endo,A.,Tsujita,Y.,Kuroda,M.and Ta
nzawa,K.,Biochim.Biophys.Acta.,575、266-276(197
9)〕。そこで本試験では、上記抗脂血効果判定試験とし
てウサギを用いた以下の試験を行った。
即ち、この試験には、雄性の日本白色種ウサギ(体重
1.9〜2.1kg)を2週間予備飼育した後、利用し
た。供試化合物をクロロホルム・メタノール液に溶か
し、 −2固形飼料(日本クレア社製)に対して0.25%の
割合で均一に混合した後、溶媒を除去した。
ウサギを群分け(3羽/群)した後、1羽当たり100
〜120g(100g/2.5kg体重以下、110g/
2.5〜3.0kg体重、120g/3.0kg体重以上)
の餌を、毎朝9時に与え、2週間飼育した。給餌前に経
時的に耳静脈より採血すると共に体重及び摂餌量を測定
した。血清脂質は自動分析装置で酵素法により測定し
た。
供試化合物として実施例1の(3)で得た本発明化合物を
用い、該化合物を2週間投与後のウサギ血清脂質の変化
率を求めた。
その結果、コレステロールの変化率は−27.1%であ
り、トリグリセライドのそれは−17.1%であった。
之等の結果より、本発明化合物は、正常ウサギに対して
抗脂血作用を有することが明らかであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 303/22 317/66 319/18 // A61K 31/19 ADP 31/215 31/335 ACN 31/40 ABX 31/535 ADN C07C 59/52 69/732 Z 9279−4H 69/92 205/34 205/56 211/56 217/10 217/90 229/44

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中R及びRはそれぞれ水素原子、ハロゲン原
    子、低級アルキル基、ハロゲン原子を有する低級アルキ
    ル基、低級アルカノイル基、シクロ低級アルキル基、ニ
    トロ基、アミノ基、基−O−D−R(Dは低級アルキ
    レン基を、Rは水素原子、アミノ基、モルホリノ基、
    カルボキシル基、フタルイミド基、フェニル基又は基 を示す。)、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子
    もしくは低級アルキル基を有することのあるフェノキシ
    基、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキ
    シ基を有することのあるフェニル低級アルキルアミノ基
    又はカルボキシル基を有する低級アルケニル基を示すか
    或いは両者で隣接する炭素原子に結合する低級アルキレ
    ンジオキシ基を示す。 Rは水素原子、基−E−R(Eは低級アルキレン基
    を、Rは水素原子、カルボキシル基、シアノ基、水酸
    基、フェニル低級アルコキシ基、ハロゲン原子を有する
    フェニル基又はハロゲン原子を有するフェニルカルバモ
    イル基を示す)、基−CO−G−R(Gは低級アルキ
    レン基を、Rは水素原子、カルボキシル基又はハロゲ
    ン原子を有するフェニルカルバモイル基を示す)、フェ
    ニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基、ハ
    ロゲン原子もしくは低級アルキル基を有することのある
    ベンゾイル基、低級アルケニル基、カルバモイル基、フ
    ェニル基又はハロゲン原子を有するフェニル基を示す。 Rは水素原子又は低級アルキル基を示す。Aは低級ア
    ルキレン基、シクロアルキル環が縮合する低級アルキレ
    ン基又は低級アルケニレン基を示す。 Bは低級アルキレン基又は低級アルケニレン基を示す。 は0又は1を示す。〕 で表わされるフェニルカルボン酸誘導体及びその塩。
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