JPH0667867A - アプリケーションプログラムのデータべースアクセス方式 - Google Patents

アプリケーションプログラムのデータべースアクセス方式

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JPH0667867A
JPH0667867A JP4350043A JP35004392A JPH0667867A JP H0667867 A JPH0667867 A JP H0667867A JP 4350043 A JP4350043 A JP 4350043A JP 35004392 A JP35004392 A JP 35004392A JP H0667867 A JPH0667867 A JP H0667867A
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JP
Japan
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application program
dbms
database
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data type
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Application number
JP4350043A
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English (en)
Inventor
Michio Higano
道夫 日向野
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のDBMSへ同一のアプリケーションプロ
グラムからのアクセスが共通のアクセスモジュールで可
能となるアプリケーションプログラムのデータベースア
クセス方式を提供する。 【構成】データベース管理システムの種別に依存しない
インタフェース処理を行うアプリケーションプログラム
インタフェースと、複数の各々のデータベース管理シス
テムに対してそれぞれにアクセス処理を行う各処理実行
部と、前記アプリケーションプログラムインターフェイ
スからの接続要求に基づいて、対象のデータベース管理
システムに対するアクセス処理を行う処理実行部とアプ
リケーションプログラムと間の接続を行うサーバーとを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アプリケーションプロ
グラムのデータベースアクセス方式に関し、さらに詳し
くは、データベースを操作するデータベース管理システ
ム(以下、DBMSと略称する)へのアクセス処理を伴
うアプリケーションプログラムを開発する場合におい
て、そのアプリケーションプログラムにおけるデータベ
ースアクセスモジュールの開発が効率よく行え、しかも
アプリケーションプログラムにおけるデータベースのア
クセス処理が能率よく行えるアプリケーションプログラ
ムのデータベースアクセス方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、DBMSを操作する処理を含むア
プリケーションプログラムを開発するためには、アプリ
ケーションプログラムの開発者が各々のDBMSのベン
ダーから提供されるDBMSアクセス用の開発支援ツー
ルを利用するという形態で、ソフトウェア(アプリケー
ションプログラム)を開発している。この各々のデータ
ベース提供者であるDBMSベンダーから提供される開
発支援ツール(以下、DBMS用開発支援ツールと略称
する)は、その各々のDBMSベンダーのDBMSをア
クセスし、当該DBMSベンダーから提供されるデータ
ベースを利用するソフトウェアの開発の生産性の向上を
目的としたものであり、いわゆるDBMSのアクセスモ
ジュールとして提供されている。
【0003】しかし、各々のDBMS用開発支援ツール
には、それぞれに固有の差異があるため、アプリケーシ
ョンプログラムの開発者が複数のDBMSベンダーのD
BMSのアクセス処理を含むプログラムを開発する場合
に、利用対象とするDBMSによって、その対応のDB
MS用開発支援ツールに替えて、各々のDBMS用開発
支援ツールを個別に利用したアプリケーションプログラ
ムの開発を行なわなければならない。
【0004】このように、DBMSを操作する処理を含
むアプリケーションプログラムを開発する場合、各々の
DBMSによって、それぞれにその対応のDBMS用開
発支援ツールに用いて、プログラム開発を行なわなけれ
ばならないため、ソフトウェア作成作業の生産性の向上
が図かれない。このため、プログラム開発の生産性を向
上させるため、それぞれに異なるDBMSを意識させな
いアプリケーションプログラム開発方式が提案されてい
る。例えば、特開平3−90933号公報に記載されて
いる「ソフトウェアプログラム自動生成方式」では、ア
クセスするファイルの属性情報に従い、そのDBMSに
合った形のアクセス言語を自動生成する方式を提案して
いる。
【0005】特開平3−90933号公報に記載されて
いる「ソフトウェアプログラム自動生成方式」によれ
ば、データベース処理を指定する機能を有するソフトウ
ェアプログラムの開発を能率よく行うため、アクセスす
るファイルの属性情報から生成するデータベース言語の
種別を判別し、該当のデータベース言語を自動生成する
開発支援ツールが提供される。このため、このような開
発支援ツールを用いることにより、利用者は、DBMS
の構造,種別の相違と、これに依存するデータベース言
語の相違を意識せずに、プログラム開発を行うことがで
きる。この開発支援ツールには、対象のデータベース表
とDBMS種別の対応テーブルが備えられており、ユー
ザが対象とするデータベースのファイル名を指示する
と、開発支援ツールがアクセスするデータベースに対応
して、データベース表からDBMS種を判別し、そのD
BMSに合った形のデータベース言語によるアクセス文
を自動生成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、従来におけるDBMS用開発支援ツールでは、複
数の異種DBMSがネットワーク上で接続される分散型
のデータベースシステムを構成するソフトウェア動作環
境におけるアプリケーションプログラムを開発するため
には、まず、各々のDBMSごとの開発支援ツールの利
用法を学習する必要があり、また、常に各々のDBMS
を意識した上でのプログラム開発が必要となっている。
そのため、データベースに対する操作の処理を伴うプロ
グラム開発は、効率的に行うことはできず、ソフトウェ
ア開発の生産性が向上していないという問題がある。
【0007】これに対して、前述の特開平3−9093
3号公報に記載の提案例に見られるように、各々に異な
るDBMSを意識せずにアプリケーションプログラムが
生成できる開発支援ツールの提案がなされており、この
ような開発支援ツールを用いてプログラム開発を行うこ
とにより、ある程度に、ソフトウェアの生産性を向上さ
せたプログラム開発も可能となっている。
【0008】しかしながら、このような開発支援ツール
を用い、個々のDBMSの特徴などを特に意識せず、異
なる複数のDBMSに対するアクセス処理を含むアプリ
ケーションプログラムを作成する場合、プログラム作成
における生産性の向上は期待できるが、この開発支援ツ
ールを用いて、複数のDBMSに対する操作を行うアプ
リケーションプログラムが作成されると、作成されたア
プケーションプログラムは、複数のDBMSに対する個
々のアクセスモジュールを、アプリケーションプログラ
ムの側でそれぞれに持つ構造のプログラムが作成され
る。
【0009】この場合、アプリケーションプログラムに
おいて作成された各DBMS用アクセス用プログラム
は、それぞれが各DBMSに依存するプログラムであ
り、統一されたユーザインタフェースから各DBMSア
クセスを行う場合には、当該ユーザインタフェースと生
成された各々のDBMS用アクセス用のプログラムとを
リンクする必要がある。また、複数のDBMS用のアク
セスモジュールをアプリケーションプログラムの側で持
つことになるため、データベースの種類に応じて、操作
対象のDBMSの数が増加すると、アクセス対象のDB
MSおよびデータベース表の増加に伴い、アプリケーシ
ョンプログラムの性能が落ちてしまう。更には、各DB
MSのデータ型の相違を吸収する部分がないため、ユー
ザインタフェースが同じ内容のプログラムとならないと
いう問題がある。
【0010】図2により具体的に説明すると、図2は、
上述したようなDBMS用開発支援ツールを用いて作成
されたアプリケーションプログラムによるデータベース
アクセス処理を説明する図である。図2において、1は
データベースに対するアクセス処理を伴うアプリケーシ
ョンプログラムが走るワークステーション、2は第1の
データベース提供者のワークステーション、3は第2の
データベース提供者のワークステーション、4はローカ
ルエリアネットワークを構成するネットワークである。
15はベンダ1のデータベース管理システム(DBMS
1)、16はベンダ1のデータベース本体部、17はベ
ンダ2のデータベース管理システム(DBMS2)、1
8はベンダ2のデータベース本体部である。また、20
はアプリケーションプログラム本体部、21はベンダー
1のDBMSをアクセスするベンダー1用アクセスイン
タフェースであり、22はベンダー2のDBMSをアク
セスするベンダー2用アクセスインタフェースである。
【0011】このようなシステム要素により、ソフトウ
ェア動作環境が形成され、ここで動作するアプリケーシ
ョンプログラム20のソフトウェア動作環境は、複数の
異種DBMSがネットワーク上で接続される分散型のデ
ータベースシステムとなっている。アプリケーションプ
ログラム20は、上述のような各DBMS用開発支援ツ
ールにより生成されたものであり、ここでのアプリケー
ションプログラム20には、2つの異なるDBベンダー
のデータベースを操作するため、ベンダー1のDBMS
をアクセスするベンダー1用アクセスインタフェース2
1と、ベンダー2のDBMSをアクセスするベンダー2
用アクセスインタフェースとが、それぞれ個別に設けら
れたプログラム構造で作成されたものとなっている。
【0012】また、各々のDBMSで異なるデータ型の
相違を吸収するためには、アプリケーョンプログラム2
0において、そのデータ型の解釈を行う処理プログラム
を備える。そのため、アプリケーョンプログラム20
は、ベンダー1のDBMSに対して、ベンダー1データ
型解釈処理20aのプログラムが設けられ、ベンダー2
のDBMSに対して、ベンダー2データ型解釈処理20
bのプログラムが設けられた構造のプログラムとなって
いる。これらのデータ型解釈を行う処理プログラムは、
必要に応じてアプリケーョンプログラム20内に埋め込
まれる。
【0013】各ベンダー用のアクセスインタフェースに
より、各々のDBMSをアクセスする場合、各ベンダー
用のデータ型解釈処理部(20a,20b)がそれぞれ
のアクセスインタフェースとリンクされ、アプリケーシ
ョンプログラムにおけるデータ型の解釈を行い、アプリ
ケーションプログラムのデータ型を各々のベンダー用の
データ型に合せて、アクセスインタフェース(21,2
2)が各々のDBMSに対するアクセス処理を行う。
【0014】したがって、ここでのアプリケーションプ
ログラム20は、操作対象の各ベンダー用のアクセスイ
ンタフェース,各ベンダー用のデータ型解釈処理の処理
プログラムを備える結果、プログラム自体が重くなり、
全体的な性能が低下する。また、アクセスする対象のデ
ータベースが増加した場合など、これらの各ベンダー用
のDBMSのアクセスインタフェースに対応して装備す
るデータ型解釈処理のプログラムは、アプリケーション
プログラムの開発者の側で作成しなければならず、将来
のバージョンアップなどに容易に対応できないなど、プ
ログラムの保守性が悪いという問題がある。
【0015】本発明の上述のような問題点を解決するた
めになされたもので、本発明の目的は、データベースを
操作するDBMSへのアクセス処理を伴うアプリケーシ
ョンプログラムを開発する場合において、そのアプリケ
ーションプログラムにおけるデータベースアクセスモジ
ュールの開発が効率よく行え、しかもシステム全体とし
て各々のアプリケーションプログラムのデータベースの
アクセス処理が能率よく行え、プログラムの保守性が向
上したアプリケーションプログラムのデータベースアク
セス方式を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、複数のDBMSへ同
一のアプリケーションプログラムからのアクセスが共通
のアクセスインタフェースで可能となるアプリケーショ
ンプログラムのデータベースアクセス方式を提供するこ
とにある。
【0017】また、本発明の別の他の目的は、複数のD
BMSへ同一のアプリケーションプログラムからのアク
セスが可能となる開発支援ツール(共通ライブラリ)を
提供することにより、アプリケーションプログラムの開
発者に各DBMAの構造や各アプリケーションインタフ
ェースの違いを意識させず、更に、データ型の違いを意
識させない(データ型の違いを吸収してしまう)構造の
アプリケーションプログラムのデータベースアクセス方
式を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述のような目的を達成
するため、本発明のアプリケーションプログラムのデー
タベースアクセス方式は、アプリケーションプログラム
(10)においてデータベース管理システム(15,1
7)のアクセス処理を行うアプリケーションプログラム
のデータベースアクセス方式であって、データベース管
理システムの種別に依存しない形でインタフェース処理
を行うアプリケーションプログラムインタフェース(1
1)と、複数の各々のデータベース管理システムに対し
てそれぞれにアクセス処理を行う各処理実行部(13)
と、前記アプリケーションプログラムインターフェイス
からの接続要求に基づいて操作対象のデータベース管理
システムに対するアクセス処理を行う処理実行部とアプ
リケーションプログラムインターフェイスとの間の接続
を行うサーバー(12)とを備えることを特徴とする。
【0019】また、ここでは、前記サーバー(12)
が、前記アプリケーションプログラムインターフェイス
からの接続要求に基づいて、処理実行部とアプリケーシ
ョンプログラムインターフェイスとの間の接続を行う際
に、参照する各データベースに対する管理情報を格納し
たテーブル(14)を更に備えることを特徴とする。
【0020】また、前記アプリケーションプログラムイ
ンタフェース(11)には、共通データ型の定義情報を
含み、前記各処理実行部(13)には、データベース管
理システムに固有のデータ型と共通データ型との変換を
行う変換部(6,8)を更に備えたことを特徴とする。
【0021】
【作用】本発明のアプリケーションプログラムのデータ
ベースアクセス方式によると、複数のデータベース管理
システム(15,16)のアクセス処理を行うアプリケ
ーションプログラム(10)には、データベース管理シ
ステムの種別に依存しない形で、各処理実行部とのイン
タフェース処理を行うアプリケーションプログラムイン
タフェース(11)が設けられ、アプリケーションプロ
グラム(10)が動作するソフトウェア動作環境を提供
するシステム内に、各アプリケーションプログラムが共
通に使用できる各々のデータベース管理システムとの間
のアクセス処理を行う各処理実行部(13)と、サーバ
ー(12)とが備えられる。
【0022】アプリケーションプログラム(10)に備
えられたアプリケーションプログラムインタフェース
(11)は、データベース管理システムの種別に依存し
ないインタフェース処理を行い、各処理実行部(13)
が複数の各々のデータベース管理システムに対してそれ
ぞれのアクセス処理(5,7)を行う。また、サーバー
(12)は、アプリケーションプログラムインターフェ
イス(11)からの接続要求に基づいて、対象のデータ
ベース管理システムに対するアクセス処理を行う個別の
処理実行部(13a,13b)と接続要求を出したアプ
リケーションプログラムインターフェイス(11)との
間の接続を行う。
【0023】このため、サーバーが処理実行部とアプリ
ケーションプログラムとの接続を行う際に参照する各デ
ータベースに対応する管理情報を格納したテーブル(1
4)が備えられおり、サーバー(12)は、テーブル
(14)の内容を参照して、サーバーが処理実行部とア
プリケーションプログラムインターフェイスとの間の接
続を行う。
【0024】アプリケーションプログラム(10)にお
いては、アプリケーションプログラムインタフェース
(11)が、複数のデータベース管理システムに対して
その種別に依存しないインタフェース処理を行うが、こ
の際、操作者に対して共通の操作によるデータベース操
作の処理が可能なように、データ型の相違に対する制約
を吸収して、アプリケーションプログラムインタフェー
ス(11)は共通データ型でのインタフェース処理を行
う。このため、アプリケーションプログラムインタフェ
ース(11)には共通データ型の定義情報を含んでお
り、この定義情報を利用してデータ型変換を行う変換部
(6,8)が、更に各処理実行部(14)に備えられて
いる。変換部(6,8)はデータベース管理システムに
固有のデータ型と共通データ型との変換を行う。この定
義情報による共通データ型でアプリケーションプログラ
ムインタフェース(11)と各処理実行部(14)との
間の連絡を行い、その後、データ型変換を行い、各処理
実行部(14)が、各データベース管理システムとの間
でそれぞれのデータベース管理システムの固有のデータ
型で連絡を行う。
【0025】したがって、変換部(6,8)により、各
々のデータベース管理システムの間のデータ型はその相
違が吸収されるので、アプリケーションプログラムの開
発者は、特に、各DBMAの構造や各アプリケーション
プログラムインタフェースの違い、更には、データ型の
違いを意識せず、アプリケーションプログラムの開発を
行うことができ、その開発負担が軽減され、開発の生産
性を向上させることができる。
【0026】このように、アプリケーションプログラム
においてデータベースアクセス処理を行う場合、サーバ
ーがアプリケーションプログラムインターフェイスから
の接続要求に基づいて、対象のDBMSに対するアクセ
ス処理を行う処理実行部との間の接続を行い、アプリケ
ーションプログラムインタフェースおよび処理実行部を
介して、対象となる1つのDBMSベンダーの1つのデ
ータべースに対するアクセス処理を行う。アクセスする
対象のデータベースが異なる場合には、そのDBMSに
対応する処理実行部への接続の切換えをサーバーが行
い、アプリケーションプログラムからは共通のアプリケ
ーションプログラムインタフェースを介して、データベ
ースに対するアクセス処理が行なわれる。
【0027】ここでは、アプリケーションプログラム側
には、アプリケーションプログラムインタフェースのみ
が備えられており、アプリケーションプログラムにおい
けるデータベースに対するアクセス処理は、アプリケー
ションプログラムインタフェース,各処理実行部,およ
びサーバーを用いて行なわれる。このため、データベー
スに対する操作を含むアプリケーションプログラムを開
発する場合、特に、アプリケーションプログラムには、
各々のDBMSの操作に共通なアプリケーションプログ
ラムインタフェースのみを備えていれば良いので、アプ
リケーションプログラム開発者に各DBMSの構造や各
DBMS用のアプリケーションプログラムインタフェー
スを意識しないで済む。
【0028】これにより、アプリケーションプログラム
開発者は、各DBMSの構造や各DBMS用のアプリケ
ーションプログラムインタフェースを意識しないで済
み、また、データ型の相違も意識しないで済むので、ア
プリケーションプログラムの開発者の負担が軽減され
る。このため、ソフトウェア開発の生産性を向上させる
ことができる。また、アプリケーションプログラムが複
数のデータベースに対する操作を行う場合にも、アプリ
ケーションプログラムインタフェースがサーバーに対す
るデータベースへの接続要求のみを発行すればよいの
で、アプリケーションプログラム自体が重くなり、性能
が落ちてしまうことはない。更にアクセスする対象のデ
ータベースが新たに増加した場合には、新たに増加した
DBMSに対するDBMS用の処理実行部のみを、DB
MSベンダーから提供される開発支援ツールを用いて作
成し、必要であればデータ型変換部を含んだ処理実行部
を作成して、システム内にインストールするだけで良
く、格別にアプリケーションプログラムの修正作業を行
うことなく対応できる。このため、将来のバージョンア
ップなどに容易に対応でき、プログラムの保守性が良
い。
【0029】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して具
体的に説明する。図1は、本発明の一実施例にかかるア
プリケーションプログラムのデータベースアクセス方式
の要部の構成を示すプロック図である。図1において、
1はデータベースのアクセス処理を伴うアプリケーショ
ンプログラムが走るワークステーション、2は第1のデ
ータベース提供者のワークステーション、3は第2のデ
ータベース提供者のワークステーション、4はローカル
エリアネットワークを構成するネットワークである。ま
た、10はアプリケーションプログラム、11はアプリ
ケーションプログラムインタフェース、12はサーバ
ー、13(13a,13b)は各々のDBMSベンダ用
処理実行部、14は処理実行部エントリテーブルをそれ
ぞれ示している。15はベンダ1のデータベース管理シ
ステム(DBMS)、16はベンダ1のデータベース本
体部、17はベンダ2のデータベース管理システム(D
BMS)、18はベンダ2のデータベース本体部であ
る。なお、各々のDBMSベンダ用処理実行部13は各
ベンダー向けアクセス処理(13a,13b)に対応し
て、DBMS1アクセス処理実行部5,DBMS1/共
通データ型変換処理部6,DBMS2アクセス処理実行
部7,DBMS2/共通データ型変換処理部8をそれぞ
れ備えている。
【0030】ここでのアプリケーションプログラム10
が走るソフトウェア動作環境は、図1に示すように、各
ワークスーション1,2,3がネットワーク4により相
互に接続されたネットワークシステムとなっており、ワ
ークステーション2,3で複数の異種DBMSがネット
ワーク上に接続された分散型のデータベースシステムを
構成している。アプリケーションプログラム10は、2
つの異なるDBベンダーのDBMSにおけるデータベー
スを操作する場合にも、それぞれに対応したアクセスイ
ンタフェースは必要とせず、共通に用いるアプリケーシ
ョンプログラムインタフェース11のみで良い。また、
データベース処理では、共通データ型でデータベース操
作を行うため、共通データ型解釈処理を行い、アプリケ
ーションプログラムインタフェース11とのリンクを行
う。データベースのアクセス処理を伴うアプリケーショ
ンプログラム10が走るワークステーション1には、図
示するように、サーバー12,各々のDBMSベンダ用
処理実行部13,および処理実行部エントリテーブル1
4が備えられている。
【0031】DBMSベンダ用処理実行部13には、各
々のDBMSに対するアクセス処理を行うための処理実
行部として、第1のDBMSベンダ用処理実行部5,第
1のDBMS用データ型と共通データ型との間のデータ
型変換を行うDBMS1/共通データ型変換処理部6,
第2のDBMSベンダ用処理実行部7,第2のDBMS
用データ型と共通データ型との間のデータ型変換を行う
DBMS2/共通データ型変換処理部8が備えられてい
る。ここでの共通データ型の定義情報は、アプリケーシ
ョンプログラムインタフェース11に含まれており、必
要に応じて参照される。
【0032】なお、データベースに対するアクセス処理
を伴うアプリケーションプログラム10には、データベ
ースのアクセスのために、アプリケーションプログラム
インタフェース11のみが付加された形態でのプログラ
ム開発が行なわれ、サーバー12,各々のDBMSベン
ダ用処理実行部13(5,6,7,8)および処理実行
部エントリテーブル14が備えられたワークステーショ
ン1の上で、当該アプリケーションプログラム10が走
ることになる。
【0033】アプリケーションプログラムインターフェ
イス11は、アプリケーションプログラム開発におい
て、DBMS非依存のインタフェース機能を提供してい
るプログラムモジュールであり、プログラム開発者は、
この共通のインタフェース機能を習熟することにより、
複数のDBMSを扱う場合にも、各DBMSの構造や各
DBMS用アプリケーションプログラムインタフェー
ス,データ型を意識することなく、プログラム開発を行
うことができる。
【0034】また、サーバー12は、当該ワークステー
ション1において、アプリケーションプログラムインタ
フェース11からの接続要求を見張り、その接続要求が
発行された場合に、対象となる各DBMSベンダ用処理
実行部13における各々のアクセス処理部(13a,1
3b)との接続サービスを行う機能を提供する。ここで
は、データ型の相違を吸収するため、アプリケーション
プログラムインタフェース11と各々のDBMSアクセ
ス処理実行部(5,7)との間の接続は、各々のDBM
S/共通データ型変換処理部(6,8)を介して行う。
【0035】DMBSベンダ用処理実行部13の各々の
DBMSアクセス処理実行部は、各ベンダーからの開発
支援ツールにより各ベンダーDBMS用アプリケーショ
ンインタフェースを利用して作成されており、当該ワー
クステーション1において、各DBMSのアクセスメソ
ッドの相違,データ型の相違を吸収して、データベース
を操作する対象のDBMSに対するアクセス処理(発
行,受取り)機能を提供する。
【0036】また、処理実行部エントリテーブル14
は、サーバー12がアプリケーションプログラム10か
らのデータベース接続要求に対して接続処理を行う場合
に参照される管理情報が登録されているテーブルであ
り、接続要求されるDBMS名に対して、DBMSベン
ダ用処理実行部名を対応させて登録してある。アプリケ
ーションプログラム10における処理の中からの接続要
求に対して、DBMSベンダ用処理実行部13の何れの
DBMSのアクセス処理部(13a,13b)との接続
を行うかの対応が参照される。
【0037】図3は処理実行部エントリテーブルの構成
例を示す図である。処理実行部エントリテーブル14
は、具体的に説明すると、図3に示すように、DBMS
の名前を登録するDBMS名フィールド31と、対応D
BMSのアクセスツールを登録するDBMSアクセス処
理実行部名フィールド32とから構成されており、DB
MS名に対応して起動すベきDBMSアクセス処理実行
部の名前を登録してあるエントリテーブルである。ま
た、この分散型データベースシステムにおいて接続可能
な各々のDBMSを管理している管理情報となってい
る。前述したように、アプリケーションプログラムイン
タフェース11からDBMS名を指定した接続要求が発
行された場合、サーバー12が、処理実行部エントリテ
ーブル14を参照して、DBMS名から対応するDBM
Sアクセス処理実行部プログラム名を知り、該当のDB
MSアクセス処理実行部プログラムを起動する。
【0038】次に、このような動作環境で動作するアプ
リケーションプログラム10におけるデータベースに対
するアクセス処理の概略を説明する。まず、アプリケー
ションプログラム10の処理において、データベース操
作での共通データ型の解釈処理が行なわれ、DBMSの
アクセス処理を行うステップに処理が進行すると、アプ
リケーションプログラムインタフェース11が、アプリ
ケーションプログラム本体部分とのインタフェース処理
により、サーバー12に対してDBMSに接続要求を発
行する。サーバー12は、アプリケーションプログラム
インターフェイス11からの接続要求に基づいて、処理
実行部エントリテーブル14における対応情報を参照し
て、対象のデータベース管理システムに対するアクセス
処理を行うDBMSベンタ用処理実行部13の対応のア
クセス処理部を起動し、次にアプリケーションプログラ
ムインタフェース11を介してアプリケーションプログ
ラム10の本体部との間の接続を行う。これにより、接
続されたDBMSベンタ用処理実行部13の例えばDB
MSアクセス処理部13bは、操作対象のDBMSに対
してのアクセス処理を行う。
【0039】このように、アプリケーションプログラム
10においてデータベースアクセスを行う場合、サーバ
ー12がアプリケーションプログラムインターフェイス
11からの接続要求に基づいて、対象のDBMSに対す
るアクセス処理を行う個別DBMSベンダ用処理実行部
(13aまたは13b)を起動し、例えばDBMSベン
ダ用アクセス処理実行部13bとアプリケーションプロ
グラムインターフェイス11との間の接続を行い、DB
MSベンダ用処理実行部13が対象のDBMSとの間の
アクセス処理を行ってその間の接続を行う。したがっ
て、データベースアクセス処理では、アプリケーション
プログラムインタフェース11およびDBMSベンダ用
処理実行部13を介して、対象となるDBMSのデータ
べース操作を行うことになる。
【0040】次に、図4〜図7を参照して、各々の処理
モジュールの間の接続を行い、順次にデータベースに対
するアクセス処理を進んで行く様子の各状態を説明す
る。図4は、アプリケーションプログラムが実行された
直後の時点の状態を示す図であり、図5は、アプリケー
ションプログラムがアプリケーションプログラムインタ
ーフェイスの接続要求を行った時点の状態を示す図であ
る。図6は、サーバ一が操作対象のDBMSベンダ用処
理実行部を起動した時点の状態を示す図であり、また、
図7は、アプリケーションプログラムがアプリケーショ
ンプログラムインターフェイスを通してアクセス要求を
行った場合の状態を示す図である。
【0041】まず、図4に示すような初期状態から、ア
プリケーションプログラム10が、各ベンダから提供さ
れているデータベースへのアクセス動作を行う場合、図
5に示すように、まず、アプリケーションプログラム1
0がアプリケーションプログラムインターフェイス11
を介してサーバー12に接続要求を発行する。接続要
求が発行されると、サーバー12は、この接続要求
をキャッチする。サーバー12は接続要求の要求パラ
メータ(どのDBMSに接続するのか)を判別し、その
内容から処理実行部エントリテーブル14を参照して、
対象のDBMSに対してアクセス処理を実行するDBM
Sベンダ用処理実行部プログラム名を確定する処理を
行う。
【0042】次に、図6に示すような状態となり、サー
バ12が処理実行部エントリテーブル14により確定さ
れたプログラム名から当該するDBMS2アクセス処理
実行部7を起動する。起動されたDBMS2アクセス
処理実行部7は、アプリケーションプログラム10のア
プリケーションプログラムインタフェース11との間の
接続を行うため、対応のDBMS2のデータ型と共通デ
ータ型との間のデータ型変換を行うDBMS2/共通デ
ータ型変換処理部8を起動し、このDBMS2/共通デ
ータ型変換処理部8を介して、この間のデータベースア
クセス処理を行うパスを確立する。この時点でサーバ
ー12は、他のアプリケーションプログラムがそのアプ
リケーションプログラムインタフェースを通して要求を
してくる次の接続要求の発行を待つ状態となる。
【0043】そして、次の状態は図7に示すような状態
となり、起動されたDBMS2アクセス処理実行部7
は、アプリケーションプログラムインタフェース11か
らの要求により対象とするDBMS2(17)との接続
処理を行い、その間のデータベースアクセス処理を行う
パスを確立する。この結果、先に確立されたアプリケ
ーションプログラムインタフェース11とのアクセスパ
スおよびその後に確立されたDBMS2(17)との
アクセスパスを通して、アプリケーションプログラム
10がアプリケーションプログラムインタフェース11
およびDBMS2ベンダ用処理実行部13bの各処理モ
ジュール(DBMS2アクセス処理実行部7,DBMS
2/共通データ型変換処理部8)を介して、操作対象の
データベース本体部18のDBMS2(17)に対して
アクセス処理を行う状態となる。ここでのDBMS2
(17)に対するアクセス処理が終了すると、その後、
アプリケーションプログラム10がアプリケーションプ
ログラムインタフェース11を通して、切断要求を行っ
た後、DBMS2アクセス処理実行部7が接断処理を行
い、処理を終了して、図4に示すような状態に戻る。
【0044】次に、図8〜図11を参照して、アプリケ
ーションプログラムからのデータベースのアクセス処理
において各々のベンダーのDBMS固有のデータ型の違
いがどのように吸収されるかを、前述の説明と同様に順
を追って説明する。図8は、アプリケーションプログラ
ムから検索命令を発行した時の状態を示す図であり、図
9は、DBMSアクセス処理実行部から操作対象のDB
MSに対して検索命令を発行する時の状態を示図であ
る。図10は、検索命令を発行したDBMSアクセス処
理実行部に操作対象のDBMSからの検索結果が返って
きた時の状態を示す図であり、また、図11は、DBM
Sアクセス処理実行部が検索命令を発行したアプリケー
ションプログラムに検索結果を返す時の状態を示す図で
ある。
【0045】ここでは、データベースに対してアプリケ
ーションプログラムから検索命令を発行する場合を例に
して具体的に説明する。まず、図8に示すように、アプ
リケーションプログラム10において発行されるデータ
ベースの検索命令41は、アプリケーションプログラム
インタフェース11から発行されるが、この場合、検索
結果は共通データ型で受け取ることを指定して、DBM
S2のアクセス処理を行うDBMS2アクセス処理部1
3bに対して検索命令41を発行する。すなわち、アプ
リケーションプログララム10では、検索命令41のパ
ラメータで、アプリケーションプログラムインタフェー
ス11において自分の受け取る検索結果のデータ型を定
義情報で定義されている共通データ型から、例えば共通
の文字列型とういうように指定して検索命令を発行す
る。
【0046】DBMS2アクセス処理部13bは、先の
接続要求によりアクセス対象のDBMS2に対するアク
セス実行処理を行うDBMS2アクセス処理実行部7お
よびDBMS2/共通データ型変換処理部8が起動され
ており、この共通データ型による検索命令41を、DB
MS2アクセス処理実行部7はDBMS2/共通データ
型変換処理部8を介して、共通データ型からベンダー2
用データ型の検索命令に変換して受け付ける。
【0047】次に、ベンダー2用データ型の検索命令に
変換して受け付けたDBMS2アクセス処理実行部7
は、データベース管理システム(DBMS2)17に対
するアクセス処理を行い、図9に示すように、ベンダー
2用データ型の検索命令42をデータベース管理システ
ム(DBMS2)17に送信する。これにより、データ
ベース管理システム(DBMS2)17においては、検
索命令42によりベンダー2データベース本体部18に
対して、データベース検索処理が行なれ、その検索結果
が返される。
【0048】この結果、図10に示すように、検索結果
は、データベース管理システム(DBMS2)17から
ベンダー2用データ型で検索結果43が返される。ベン
ダー2用データ型での検索結果43は、DBMS2アク
セス処理実行部7において受け取られる。次に、DBM
S2アクセス処理実行部7は、図11に示すように、ベ
ンダー2用データ型での検索結果43をDBMS2/共
通データ型変換処理部8を介して共通データ型の検索結
果へのデータ型変換を行い、共通データ型の検索結果4
4として、アプリケーションプログラムインタフェース
11に検索結果を返す。これにより、アプリケーション
プログラム10においては、共通データ型の検索結果を
利用する。このようにして、データベースの検索処理に
おける各々のデータ型の変換が行なわれる。また、デー
タベースに対して入力操作を行う場合、更新操作を行う
場合には、共通データ型から各ベンダーのDBMSに対
応するデータ型への変換が行なわれて、処理される。
【0049】図12はアプリケーショプログラムインタ
フェースに設けられる共通データ型の定義情報の構成例
を示す図である。この定義情報は、図12に示すよう
に、共通データ型51の定義情報と、この共通データ型
51と対応する各々の各ベンダーのDBMSのデータ型
との対応テーブルとして定義されている。ここでは共通
データ型51であるRCAデータ型と、このシステムで
アクセス処理が可能となっている第1のDBMS1の
「ORACLE」のデータ型52、第2のDBMS2の
「informix」のデータ型53、および第3のD
BMS3の「Sybase」のデータ型54が、対応づ
けられている。これらのデータ型の変換は、1対1に対
応づけられるものでなく、アプケーションプログラムの
内容に応じて任意に対応づけられる。
【0050】図13,図14,および図15は、検索処
理において各々のDBMSの固有のデータ型がアプリケ
ーションプログラムインタフェースの共通データ型に変
換される場合の対応関係の具体例を示す図である。図1
3に、データベース「ORACLE」のデータ型から共
通データ型への変換関係を示し、図14には、データベ
ース「informix」のデータ型から共通データ型
への変換関係を示している。また、図15に、データベ
ース「Sybase」のデータ型から共通データ型への
変換関係を示している。これらの図の変換関係から明ら
かなように、本実施例のアプリケーションプログラムの
データベースアクセス方式を用いることにより、各々の
データベースに固有の複雑なデータ型の指定を、共通デ
ータ型により指定で容易に行うことができる。
【0051】以上に説明したように、アプリケーション
プログラム10がデータベースの操作を伴うアクセス処
理を行う場合、アプリケーションプログラムインターフ
ェイス11からの接続要求に基づいて、サーバー12が
対象のDBMSに対するアクセス処理を行うDBMSベ
ンダ用処理実行部13との間の接続を行い、アプリケー
ションプログラムインタフェース11およびDBMSベ
ンダ用処理実行部13の各々の処理モジュールを介し
て、例えば操作対象となる1つのデータべース本体部1
8に対するアクセス処理を行う。この際に各々のDBM
Sベンダ用処理実行部13ではデータ型の相違も吸収す
る。
【0052】各々のアプリケーションプログラム10で
アクセスする対象のデータベースが異なる場合には、そ
のDBMSに対応するDBMSベンダ用処理実行部13
への接続をサーバー12が行い、アプリケーションプロ
グラムからは共通仕様のアプリケーションプログラムイ
ンタフェース11を介して、データベースに対するアク
セス処理が行なう。このため、サーバー12と共に備え
られ、アプリケーションプログラムインタフェースから
の接続要求を受けて、サーバーがDBMSベンダ用処理
実行部13とアプリケーションプログラムインタフェー
ス11との間の接続を行うための情報を与える処理実行
部エントリテーブル14が設けられる。
【0053】以上に説明した本実施例による効果をまと
めると次のようになる。 (1)従来においては、各ベンダー用DBMSのアプリ
ケーションプログラムインタフェースが異なるため、ア
プリケーションプログラムもそれに依存したものとな
り、個別にアプリケーションプログラムを開発しなけれ
ばならなかったが、本実施例のようなアクセス方式によ
ると、複数のDBMSにアクセスするアプリケーション
プログラムが同一のものですむ。すなわち、アプリケー
ションプログラムはアプリケーションプログラムインタ
フェースにより、DBMSに対する接続要求を発行する
際に、DBMSを指定するだけでよい。また、各DBM
S用のデータ型をアプリケーションプログラムの処理で
それぞれ解釈する必要があったが、共通データ型を用い
ることにより、共通データ型の解釈を行うだけで、各々
のDBMS用のデータ型を扱うことが可能になる。
【0054】(2)従来においては、各ベンダDBMS
用開発援ツールにおけるアプリケーションプログラムイ
ンタフェース仕様を修得しなければ、各DBMS用アプ
リケーションプログラムの開発は不可能であったが、本
実施例によるアクセス方式を用いることにより、アプリ
ケーションプログラム開発者は、共通仕様のアプリケー
ションプログラムインタフェースの利用方法を学習する
だけで、各ベンダーのDBMS用アプリケーションの開
発が可能となる。このため、ソフトウェア開発効率が向
上する。言い換えると、ひとつのアプリケーションプロ
グラムを作成すれば、それはベンダー1のDBMSに
も、ベンダー2のDBMSにも、どちらにもアクセスで
きるアクセスインタフェースを備えていることになる。
【0055】(3)将来、アプリケーションプログラム
に対して、新たなDBMS対応のバージョンアップを行
う場合、その対応のベンダーDBMS用処理実行部とし
て、DBMSアクセス処理実行部および当該ベンダー用
DBMSデータ型と共通データ型との間のデータ型変換
処理部を追加するだけで良く、アプリケーションプログ
ラム自体には手を加える必要はない。新しいベンダー用
DBMS処理実行部が作成された時点で、処理実行部エ
ントリテーブルに新しいベンダーのDBMS名,DBM
Sアクセス処理実行部名を追加すると、新たなDBMS
に対するアクセスが可能となる。
【0056】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のアプリ
ケーションプログラムのデータベースアクセス方式によ
れば、各々のアプリケーションプログラムの側には、基
本的にはアプリケーションプログラムインタフェースの
みが備えられば良いので、データベースに対する操作を
含むアプリケーションプログラムを開発する場合、アプ
リケーションプログラム開発者に各DBMSの構造や各
DBMS用アプリケーションプログラムインタフェース
を意識しないで済む。また、共通データ型へのデータ型
変換処理部が設けられので、データ型の相違を意識しな
いで済む。
【0057】したがって、アプリケーションプログラム
開発者は、特に、各DBMSの構造や各DBMS用アプ
リケーションプログラムインタフェースを意識すること
はなく、データベースのアクセス処理を含むプログラム
の開発を行える。アプリケーションプログラム開発者は
その負担が軽減され、開発の生産性を向上させることが
できる。なお、アプリケーションプログラムが複数のデ
ータベースに対する操作を行う場合、アプリケーション
プログラムインタフェースがサーバーに対するデータベ
ースへの接続要求のみを発行すればよいので、アプリケ
ーションプログラムの性能が落ちてしまうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例にかかるアプリケー
ションプログラムのデータベースアクセス方式の要部の
構成を示すプロック図、
【図2】 図2は、従来におけるDBMS用開発支援ツ
ールを用いて作成されたアプリケーションプログラムに
よるデータベースアクセス処理の流れを説明する図、
【図3】 図3は処理実行部エントリテーブルの構成例
を示す図、
【図4】 図4〜図7は本実施例によるアクセス処理の
各状態を説明する図であり、図4はアプリケーションプ
ログラムが実行された直後の時点の状態を示す図、
【図5】 同じく、図5はアプリケーションプログラム
がアプリケーションプログラムインターフェイスの接続
要求を行った時点の状態を示す図、
【図6】 同じく、図6はサーバ一が操作対象のDBM
Sベンダ用処理実行部を起動した時点の状態を示す図、
【図7】 同じく、図7はアプリケーションプログラム
がアプリケーションプログラムインターフェイスを通し
てアクセス要求を行った場合の状態を示す図である。
【図8】 図8はアプリケーションプログラムからDB
MSアクセス処理実行部に検索命令を発行した時の状態
を示す図、
【図9】 図9はDBMSアクセス処理実行部から操作
対象のDBMSに対して検索命令を発行する時の状態を
示図、
【図10】 図10は検索命令を発行したDBMSアク
セス処理実行部に操作対象のDBMSからの検索結果が
返ってきた時の状態を示す図、
【図11】 図11はDBMSアクセス処理実行部が検
索命令を発行したアプリケーションプログラムに検索結
果を返す時の状態を示す図、
【図12】 図12はアプリケーショプログラムインタ
フェースに設けられる共通データ型の定義情報の構成例
を示す図、
【図13】 図13は検索処理においてデータベース
「ORACLE」のデータ型からアプリケーションプロ
グラムインタフェースの共通データ型に変換される場合
の対応関係の具体例を示す図、
【図14】 図14は検索処理においてデータベース
「informix」のデータ型からアプリケーション
プログラムインタフェースの共通データ型に変換される
場合の対応関係の具体例を示す図、
【図15】 図15は検索処理においてデータベース
「Sybase」のデータ型からアプリケーションプロ
グラムインタフェースの共通データ型に変換される場合
の対応関係の具体例を示す図である。
【符号の説明】
1…ワークステーション、2…ワークステーション、3
…ワークステーション、4…ネットワーク、5…DBM
S1アクセス処理実行部、6…DBMS1/共通データ
型変換処理部、7…DBMS2アクセス処理実行部、8
…DBMS2/共通データ型変換処理部、10…アプリ
ケーションプログラム、11…アプリケーションプログ
ラムインタフェース、12…サーバー、13…DBMS
ベンダ用処理実行部、14…処理実行部エントリテーブ
ル、15…データベース管理システム(DBMS1)、
16…データベース本体部、17…データベース管理シ
ステム(DBMS2)、18…データベース本体部、2
0…アプリケーションプログラム、21…ベンダー1用
アクセスインタフェース、22…ベンダー2用アクセス
インタフェース、31…データベース名フィールド、3
2…DBMSアクセス処理実行部プログラム名フィール
ド。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アプリケーションプログラムにおいてデ
    ータベース管理システムのアクセス処理を行うアプリケ
    ーションプログラムのデータベースアクセス方式であっ
    て、 データベース管理システムの種別に依存しない形でイン
    タフェース処理を行うアプリケーションプログラムイン
    タフェースと、 複数の各々のデータベース管理システムに対してそれぞ
    れにアクセス処理を行う各処理実行部と、 前記アプリケーションプログラムインターフェイスから
    の接続要求に基づいて操作対象のデータベース管理シス
    テムに対するアクセス処理を行う処理実行部とアプリケ
    ーションプログラムインターフェイスとの間の接続を行
    うサーバーとを備えることを特徴とするアプリケーショ
    ンプログラムのデータベースアクセス方式。
  2. 【請求項2】 前記アプリケーションプログラムインタ
    ーフェイスからの接続要求に基づいて、前記サーバーが
    処理実行部とアプリケーションプログラムインターフェ
    イスとの間の接続を行う際に参照する各データベースに
    対する管理情報を格納したテーブルを更に備えることを
    特徴とする請求項1に記載のアプリケーションプログラ
    ムのデータベースアクセス方式。
  3. 【請求項3】 前記アプリケーションプログラムインタ
    フェースには、共通データ型の定義情報を含み、 前記各処理実行部には、各データベース管理システムに
    固有のデータ型と共通データ型との変換を行う変換部を
    更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のアプリケ
    ーションプログラムのデータベースアクセス方式。
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