JPH066758B2 - 金属還元装置 - Google Patents

金属還元装置

Info

Publication number
JPH066758B2
JPH066758B2 JP62261110A JP26111087A JPH066758B2 JP H066758 B2 JPH066758 B2 JP H066758B2 JP 62261110 A JP62261110 A JP 62261110A JP 26111087 A JP26111087 A JP 26111087A JP H066758 B2 JPH066758 B2 JP H066758B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retort
metal
cooling
cooling chamber
heating furnace
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62261110A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01104727A (ja
Inventor
英雄 福田
敏之 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP62261110A priority Critical patent/JPH066758B2/ja
Publication of JPH01104727A publication Critical patent/JPH01104727A/ja
Publication of JPH066758B2 publication Critical patent/JPH066758B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はカルシウム等のアルカリ土類金属またはサマ
リウム等の希土類金属など蒸気圧が高くかつ酸素との親
和力の大きい金属を還元精製するために用いられる金属
還元装置に関する。
[従来の技術] カルシウム等のアルカリ土類金属またはサマリウム、ユ
ウロピウム、イッテルビウム等の希土類金属を製錬する
には、その酸化物、ハロゲン化物等の化合物を加熱炉中
に挿入したレトルトに封入して減圧下で加熱して、この
金属化合物より酸素との親和力の高い元素を用いて気相
還元して金属蒸気とし、レトルトに設けられた凝縮器に
凝縮させてスポンジ状の金属を得るようにしている。こ
のような還元装置における凝縮器としては、従来、レト
ルトの一部の外周面を水冷または空冷により冷却し、こ
の冷却部に金属蒸気を析出させるものが使用されてい
た。しかし、このような方法では、冷却部の温度制御が
厳密に行えないので析出金属に不純物が多く含まれるこ
とになり、また、析出部の面積が大きいので析出金属の
処理に多大の労力を要するという不具合があった。そこ
で、本出願人は、新規な金属蒸気凝縮装置を提案した
(実公昭61−26362号公報)。これは、レトルト
の開口部に円筒を挿入し、凝縮器とこの円筒の間にスリ
ーブを挿入して構成としたもので、円筒内部を冷却する
ことにより、凝縮器の温度の制御が厳密に行なわれ、不
純物の少ない金属を製造することができるとともに、ス
リーブに金属が凝縮するので金属の取り出しが容易にな
るという効果を持つ。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上記のような金属凝縮装置においては、1回
ごとに原料の装入、処理、製品の取り出しを順次行う、
いわゆるバッチ式にて行なわれるが、上記のような凝縮
装置において製造される金属は一般に酸素との反応性の
高い金属であり、高温状態で大気中に置くと急激に燃焼
するので、炉外に取り出すには加熱を止めてレトルト内
の温度を適当な温度まで低下させなければならない。そ
のため、レトルト内の冷却に長時間を要し、装置の稼動
率が低くなり、生産効率が下がるとともに、炉の熱量原
単位が高くなって生産コストが上昇することになる。
この発明は、レトルト部を過度に冷却することなく、生
成した金属のみを短時間で冷却して取り出し、原料を入
れ替えることによって、安全に行わせ、かつ、稼動率を
向上させることを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 上記のような問題点を解決するために、この発明は、加
熱炉内に挿入されたレトルトと、このレトルトの開口部
に連設された冷却室と、この冷却室及びレトルト内を排
気する真空装置と、上記冷却室及びレトルト内に移動自
在に挿入された金属凝縮板と、上記冷却室とレトルトの
間を遮断するケートとを備えた構成としたものである。
[作用] このような金属還元装置においては、レトルト内におい
て高温で還元された金属蒸気は、レトルト内に挿入され
た金属凝縮器の表面に凝縮し付着する。この還元反応が
終了した段階で、金属凝縮器をレトルトから冷却室に移
動し、ゲートを閉鎖して冷却室とレトルトとの間を遮断
する。金属凝縮器は凝縮した金属とともに冷却室内で強
制的に冷却され、これを充分温度が低下した後に外に取
り出し、表面に生成した金属を回収する。この間にレト
ルトを開放して、残渣を除去した後に新たな原料を装入
し、金属凝縮器を冷却室からレトルト内に再度挿入し、
次の操業を行う。凝縮金属をレトルト外に移しておけ
ば、たとえ残渣の排出時や原料装入時に多少の空気が流
入しても、酸素との親和力の強い金属であっても急激に
酸化することがなく、作業が安全に行える。
[実施例] 以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
添付図において、1はスレンレス鋼などで有底円筒状に
成形されたレトルトであり、横置型の加熱炉2に挿入さ
れ、固定支持されている。レトルト1と加熱炉2の間の
空間は鉄皮2aにより気密に保たれ、排気口3を通して
図示しない排気ポンプに連通されてその圧力をレトルト
1内と同圧まで低下させ、真空加熱処理時におけるレト
ルト1の損傷を防ぐことができるようになっている。レ
トルト1の開口部1aにはフランジ4が形成され、この
フランジ4にはレトルト1と同内径の空間(冷却室)5
を有する円筒状の冷却筒6が気密に接続されている。こ
の冷却筒6の外周には水冷ジャケット7が形成されてお
り、図示しない給水ポンプにより冷却水が給水口8より
供給され、排水口9より排出されるようになっている。
冷却筒6の他端には中央に貫通孔10を有する鏡板11
がボルト及びナットなどにより気密に接合され、この貫
通孔10には先端に凝縮板12を備えたシャフト13が
摺動自在に挿入されており、鏡板11とシャフト13と
の間にはベローズ14が設けられて上記貫通孔10を密
閉している。上記冷却室5には通気口15が形成され、
この通気口15は図示しない真空ポンプ及びArなどの
不活性ガス源に切換可能に接続されている。上記凝縮板
12はレトルト1及び冷却室5よりやや小径に形成さ
れ、内部に冷却水流路が形成されており、シャフト13
を通して冷却水が供給されるようになっている。上記冷
却筒6の内端(加熱炉側端部)の近傍には、冷却室5を
左右に遮断するゲート16が設けられている。このゲー
ト16は、冷却筒6の外部に上方に突出して設けられた
案内部17と、この案内部17に上下移動自在に嵌装さ
れたゲート板18と、このゲート板18を昇降させる駆
動機構19とを備えており、これらの案内部17及び駆
動機構19はベローズ(図示略)などにより気密に構成
されているとともに、必要な箇所は水冷などにより冷却
されるようになっている。なお、20は、取り外した鏡
板11、凝縮板12などを支える作業台車である。
次に、上記のように構成された金属還元装置の作用につ
いて述べる。
まず、ゲート16を開き鏡板11を外した状態で、レト
ルト1内に製造すべき金属の原料である金属化合物と還
元剤である金属を装入し、凝縮板12のシャフト13を
嵌装した鏡板11を冷却筒6の外端に接合する。真空ポ
ンプを作動して冷却室5及びレトルト1内を排気して真
空に近付ける一方、加熱炉2によりレトルト1を加熱す
る。このとき、レトルト1に内外の圧力差による力がか
かるのを防ぐため、排気ポンプを作動して加熱炉2内の
圧力をレトルト1内の圧力とほぼ同じにする。さらにシ
ャフト13を貫通孔10より押し込んで、凝縮板12を
冷却室5からレトルト1内の所定位置まで移動させると
ともに、冷却水ポンプを作動して冷却水をシャフト13
から凝縮板12の冷却水流路に流通させ、凝縮板12の
表面を所定の温度に保つ。この場合、凝縮板12に温度
センサを埋設してその検出値により冷却水流量を変化さ
せて凝縮板12の温度を制御するようにしてもよい。こ
れにより、凝縮板12の表面には、還元された金属蒸気
が析出して、クラウンメタルと呼ばれるスポンジ状の金
属が成長する。所定の時間が経過して反応がほぼ終了し
た後、加熱炉2の加熱を停止し、シャフト13を引き出
して凝縮板12を冷却室5に移動させ、駆動装置19を
作動してゲート板18を降下させ、冷却室5とレトルト
1内部の空間とを遮断する。そして冷却室1内にArガ
スなどの不活性ガスを充満させ、ガスの伝熱作用により
冷却を速める、あるいはジャケット7へ供給する冷却水
流量を増やすなどして、冷却室5内のクラウンメタルを
冷却し、所定の温度以下に到達したときに、鏡板11と
冷却筒6との接続を外し、凝縮板12と鏡板11を一体
に取り外し、クラウンメタルを除去する。一方、レトル
ト1内の温度がある程度下がった状態で、ゲート16を
開き、レトルト1内の残渣を排出する。このとき、レト
ルト1内に析出した金属が空気と反応して燃焼するが、
これはわずかな量であるので、Arガスによりパージし
ながら行えば、安全上、歩留り上ともに問題がない。そ
して、レトルト1内に新たな原料を装入し、凝縮板12
及びシャフト13を装着した鏡板11を再度冷却筒6に
接続して、新たな操業に入る。
上記のような金属製造方法においては、析出した金属を
取り出すのに、加熱炉2及びレトルト1の内部が低温に
なるのを待つ必要がなく、従って、処理の間隔が短縮さ
れる。発明者らの経験においては、従来1サイクル33
時間を要していたが、これを15時間に半減することが
できた。これは、還元終了からレトルト1開放までの時
間を20時間から2時間に短縮できたからである。ま
た、これにより、加熱炉2での熱量原単位を50%低下
させ、コストを下げることができた。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明は、加熱炉内に挿入され
たレトルトと、このレトルトの開口部に連設された冷却
室と、この冷却室及びレトルト内を排気する真空装置
と、上記冷却室及びレトルト内に移動自在に挿入された
金属凝縮板と、上記冷却室とレトルトの間を遮断するゲ
ートとを備えた構成としたものであるので、生成した金
属を凝縮板とともに冷却室に移動し、これを強制的に冷
却して取り出すことができるので、加熱炉の稼動率を向
上させるとともに熱量原単位を低下させ、コストを低下
させることができるという優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
添付の図面はこの発明の一実施例を示す断面図である。 1……レトルト、1a……開口部、2……加熱炉、5…
…冷却室、12……凝縮板、13……シャフト、16…
…ゲート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱炉内に挿入されたレトルトと、このレ
    トルトの開口部に連設された冷却室と、この冷却室及び
    レトルト内を排気する真空装置と、上記冷却室及びレト
    ルト内に移動自在に挿入された金属凝縮板と、上記冷却
    室とレトルトの間を遮断するゲートとを具備することを
    特徴とする金属還元装置。
JP62261110A 1987-10-16 1987-10-16 金属還元装置 Expired - Fee Related JPH066758B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62261110A JPH066758B2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16 金属還元装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62261110A JPH066758B2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16 金属還元装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01104727A JPH01104727A (ja) 1989-04-21
JPH066758B2 true JPH066758B2 (ja) 1994-01-26

Family

ID=17357225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62261110A Expired - Fee Related JPH066758B2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16 金属還元装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH066758B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008022546A1 (fr) * 2006-08-15 2008-02-28 Mg Century Mining Corporation Réducteur, procédé de réalisation, et four réducteur permettant la fusion de métal sous vide au moyen du réducteur

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009054217A1 (ja) * 2007-10-23 2009-04-30 Nippon Mining & Metals Co., Ltd. 高純度イッテルビウム、高純度イッテルビウムからなるスパッタリングターゲット、高純度イッテルビウムを含有する薄膜及び高純度イッテルビウムの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008022546A1 (fr) * 2006-08-15 2008-02-28 Mg Century Mining Corporation Réducteur, procédé de réalisation, et four réducteur permettant la fusion de métal sous vide au moyen du réducteur

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01104727A (ja) 1989-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11815313B2 (en) Metallurgical furnace having an integrated off-gas hood
JP2621106B2 (ja) 金属材料からなる塊状材料の溶融および脱ガス法
CA1202183A (en) Apparatus and method for producing purified refractory metal from a chloride thereof
US4105192A (en) Process and apparatus for producing zirconium sponge
US4749409A (en) Method of purifying refractory metal
US2446403A (en) Process and apparatus for the vacuum production of magnesium
JPH066758B2 (ja) 金属還元装置
JPH0829064A (ja) 脱亜鉛誘導溶解システム
JP4058147B2 (ja) 黒鉛材の純化処理炉
US3880652A (en) Method for purification of titanium sponge
RU2339716C1 (ru) Способ и установка для металлотермического получения щелочно-земельных металлов
JP2569647B2 (ja) 真空誘導溶解炉
US3078082A (en) Apparatus for reducing vaporizable refractory metal compounds
US3633649A (en) Decarburization of ferrous material under low pressure at elevated temperature
US3663001A (en) Vacuum separator
JPH0255490B2 (ja)
US20230068910A1 (en) Remote sublimination apparatus
US2735668A (en) Recovery of sodium and calcium metals
JP2528388B2 (ja) 固体表面の連続清浄方法及び連続清浄装置
SU1052549A1 (ru) Устройство дл вакуумировани жидкого металла
US2855331A (en) Method for producing titanium metal
JPS6160839A (ja) 耐火金属の精製法
SU1212742A1 (ru) Установка дл сварки давлением с подогревом
JPH0336518Y2 (ja)
JPS61199002A (ja) ホツトプレス装置及びその運転方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees