JPH0667401A - 製版用マスキングフィルムおよび製版用マスクの作製方法 - Google Patents

製版用マスキングフィルムおよび製版用マスクの作製方法

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JPH0667401A
JPH0667401A JP22265392A JP22265392A JPH0667401A JP H0667401 A JPH0667401 A JP H0667401A JP 22265392 A JP22265392 A JP 22265392A JP 22265392 A JP22265392 A JP 22265392A JP H0667401 A JPH0667401 A JP H0667401A
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JP
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light
auxiliary
shielding
layer
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JP22265392A
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English (en)
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Toshio Yamagata
敏雄 山縣
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Kimoto Co Ltd
Original Assignee
Kimoto Co Ltd
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】カッティングされたマスクパターンが容易に視
認できるようにする。 【構成】透明プラスチックフィルム1の片面に、活性光
線を吸収する遮光性剥離層2を重層し、遮光性剥離層と
視覚的差異を有する補助剥離層3を遮光性剥離層上に重
層する。その際、遮光性剥離層と補助剥離層間の接着強
度を、透明プラスチックフィルムと遮光性剥離層間の接
着強度より、弱く構成する。両剥離層を自動作図機で共
にカッティングし、マスクすべき部分の補助剥離層のみ
を剥離し、次に残った補助剥離層とそれが重層している
遮光性剥離層を共に除去する。 【効果】接着強度の差に基づき補助剥離層のみの剥離が
可能で、補助剥離層の有無により、濃度、色調あるいは
表面反射性の差異が現れ、もってカッティングされたマ
スクパターンが容易に視認できるので、間違いや疲労な
く製版用マスクを非常に短時間で作製することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製版用マスキングフィ
ルムおよび製版用マスクの作製方法に関し、特に、カッ
ティングされたマスクパターンの視認が容易な製版用マ
スキングフィルムおよび製版用マスクの作製方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】かつ
て、製版用マスキングフィルムのカッティング作業は、
工程すべてが手作業により行われ、手でカッティングし
た作業者本人が、遮光性剥離層の除去作業も行っていた
ため、ナイフによるカットラインの判別が容易であっ
た。近年の自動作図機の普及に伴い、カッティングの精
度が向上すると共に、スピードも格段に速くなったが、
自動作図機によって自動カッティングされた場合、遮光
性剥離層のカットラインの判別が困難であるという難点
があった。また、カットされた遮光性剥離層を除去する
作業は、依然手作業によるため、その作業効率の向上は
おぼつかず、判別が困難なカットラインを、版下を重ね
て確認するか、反射光線を微妙に利用して確認しなけれ
ばならず、かえって効率が低下し、作業者の疲れの原因
ともなるという難点もあった。
【0003】このような状況から、自動作図機のカッテ
ィング用ナイフの細い刃先で自動カッティングされたマ
スクパターンが、容易に視認できる材料の開発が望まれ
ていた。
【0004】
【目的】本発明はこのような従来の難点に鑑みなされた
もので、カッティングされた遮光性剥離層のマスクパタ
ーンが容易に視認できる製版用マスキングフィルム及び
製版用マスクの作製方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため本発明による製版用マスキングフィルムは、透明
プラスチックフィルムの少なくとも片面に、第1層目と
して製版用マスキングフィルムに必要な活性光線を吸収
する染・顔料を含む遮光性剥離層を重層し、第2層目と
して可視光線を吸収するあるいは散乱する補助剥離層を
重層する。なお、補助剥離層と遮光性剥離層間の接着強
度は、遮光性剥離層と透明プラスチックフィルム間の接
着強度より弱くなるよう調整される。
【0006】本発明による製版用マスクの作製方法は、
遮光性剥離層と補助剥離層の両剥離層を、カッティング
用ナイフで共にカッティングした後、マスクすべき部分
の補助剥離層のみをはぎ取る。補助剥離層の有無によ
り、濃度、色調あるいは表面反射性の差異が現れ、もっ
てカッティングされたマスクパターンが容易に視認でき
るようにしたもので、残ったパターンの部分の遮光性剥
離層および補助剥離層を同時にはぎ取り製版用マスクを
作製する。
【0007】本発明に用いられる透明プラスチックフィ
ルムとしては、マスキングフィルムの適用される光線を
透過させ得る実質的に透明な、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビ
ニル、ポリエチレン、ポリメタクリル酸エステルなどが
用いられるが、特にそれらに限定されない。遮光性剥離
層の透明プラスチックフィルムに対する接着強度を調整
するために、予めこの透明プラスチックフィルム表面を
放電処理、化学処理などの前処理またはアンカー処理を
行うことが好ましい。
【0008】本発明に用いられる遮光性剥離層は、熱可
塑性合成樹脂を主体とするバインダー樹脂および必要に
応じて染・顔料を溶媒に溶解または分散させた溶液を、
公知の方法により、透明プラスチックフィルムの少なく
とも片面に均一に塗布乾燥させて得られる。熱可塑性合
成樹脂としては、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、塩
化ビニル・塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル・アク
リル酸エステル共重合体、塩化ビニル・酢酸ビニル・マ
レイン酸共重合体等の塩化ビニル共重合体;ニトロセル
ロース、アセチルセルロース等のセルロース;ポリビニ
ルホルマール、ポリビニルブチラール等のポリビニルア
セタール;アクリル樹脂;ポリ塩化ビニリデン;ポリ酢
酸ビニル;エチレン・酢酸ビニル共重合体;アクリルゴ
ム;アクリロニトリル・ブタジエンゴム;ポリウレタン
等を、場合により2種以上混合して使用することができ
るが、それらに限定されるものではない。
【0009】染・顔料としては、有色の染・顔料、およ
び紫外線吸収剤が用いられる。有色の染・顔料として
は、活性光線を遮光することができ、かつ上述のバイン
ダー樹脂との相溶性が良ければ色調や構造等に特に制限
はないが、一般的には、イエロー、アンバー、レッド、
グリーン等の色調を有し、有機溶媒に可溶な油溶性染料
が用いられる。染・顔料のバインダー樹脂に対する含有
量は、遮光性剥離層の膜厚により決められ、通常、活性
光線の波長域での透過濃度で2.0以上となるように添
加される。紫外線吸収剤は有色の染・顔料と併用して、
活性光線の遮光を補完する目的で用いられる。
【0010】製版工程における密着プリンター焼き付け
作業性を向上させ、遮光性剥離層表面のギラつきを減少
させる目的で、更に無色の顔料を添加することもでき
る。無色の顔料としては、二酸化珪素、クレー、炭酸カ
ルシウム、水酸化アルミニウム、酸化チタン等の無機フ
ィラー、あるいはベンゾグアナミン、メラミン、結晶セ
ルロース、ポリエチレン樹脂等の有機フィラーが好適で
あるが、それらに限定されない。無色の顔料は有色の染
・顔料と併用して用いられる。
【0011】遮光性剥離層には、更に必要に応じて、公
知の帯電防止剤、塗膜安定剤などが添加されることもあ
る。上述の方法により、透明プラスチックフィルムの少
なくとも片面に設けられる遮光性剥離層の厚みは、剥離
の際、遮光性剥離層の皮膜強度が不足なく得られ、ま
た、皮膜形成にあたり塗布乾燥効率良く作業ができる、
5μmから60μmの範囲が好適で、より好ましくは、
10μmから40μmの範囲である。
【0012】本発明に用いられる補助剥離層は、熱可塑
性合成樹脂を主体とするバインダー樹脂および必要に応
じて染・顔料を、遮光性剥離層を溶解、膨潤させない溶
媒に溶解または分散させた溶液を、公知の方法により遮
光性剥離層の上に均一に塗布乾燥させる方法、あるいは
別途皮膜化された後、遮光性剥離層の表面に貼合される
方法で設けられる。
【0013】塗布乾燥させて補助剥離層を設ける場合、
熱可塑性合成樹脂は、遮光性剥離層を膨潤、溶解させな
い溶媒に溶解あるいは水系エマルジョン化して用いられ
る。更に、塗布乾燥後の皮膜を剥離することができる皮
膜強度を有するものが用いられ、ポリビニルアルコー
ル;ポリビニルピロリドン;アクリル・スチレン共重合
体等のアクリル共重合体;ポリ酢酸ビニル;ポリウレタ
ン;エチレン・酢酸ビニル共重合体等の酢酸ビニル共重
合体;塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体等の塩化ビニル
共重合体;ヒドロキシエチルセルロース等の水溶性セル
ロース;スチレン・ブタジエン共重合体、イソプレンゴ
ム等のラテックス;アルコール可溶性ナイロン等が好適
であるが、それらに限定されない。
【0014】遮光性剥離層と補助剥離層との中間に、補
助剥離層に用いる溶媒の通過を妨げる中間層を設けるこ
とにより、遮光性剥離層と補助剥離層の溶媒として同一
の溶媒を用いることも可能である。貼合させて補助剥離
層を設ける場合には、ポリエチレン、ポリスチレン、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリ塩
化ビニル、ポリメタクリル酸エステル、ナイロンなどの
合成樹脂フィルムを使用することができる。この合成樹
脂フィルムは、予め染・顔料により着色されていても良
い。貼合にあたっては、該フィルムを予め微粘着性の接
着剤で処理する等の公知の方法が用いられる。
【0015】染・顔料としては、有色の染・顔料、無色
の顔料等の可視光線を吸収あるいは散乱させることがで
き、かつ、上述するバインダー樹脂との相溶性、あるい
は、分散性が良ければ、色調や構造等に特に制限はな
い。染・顔料のバインダー樹脂に対する含有量は、補助
剥離層の膜厚により決められるが、可視光線の一部のみ
を吸収しあるいは散乱し、あまり暗くならない程度に添
加することが好ましい。
【0016】無色の顔料は、有色の染・顔料と併用し
て、あるいは単独でも使用される。補助剥離層には、更
に必要に応じて、公知の帯電防止剤、塗膜安定剤などが
添加されることもある。補助剥離層に用いる熱可塑性合
成樹脂が、遮光性剥離層と重層したときに視覚的に差異
を生じるものであれば、特に染・顔料を加える必要はな
い。
【0017】更に、補助剥離層の表面に、サンドブラス
ト、エンボスなど公知の方法で凹凸を形成することによ
り、視覚的な差異を生じさせることも可能である。上述
の方法により、遮光性剥離層の上に設けられる補助剥離
層の厚みは、遮光性剥離層との界面で剥離する際、補助
剥離層の皮膜強度が不足なく得られ、また、皮膜形成に
あたり塗布乾燥効率良く作業ができる、3μmから60
μmの範囲が好適で、より好ましくは、5μmから40
μmの範囲である。
【0018】補助剥離層の遮光性剥離層に対する接着強
度を調整するために、予めこの遮光性剥離層の表面を放
電処理、化学処理などの前処理またはアンカー処理を行
うことが好ましい。上述のように、樹脂の選択と、前処
理またはアンカー処理によって、補助剥離層の遮光性剥
離層に対する接着強度は、遮光性剥離層の透明プラスチ
ックフィルムに対する接着強度より弱く調整される。
【0019】
【作用】本発明の製版用マスキングフィルムおよび製版
用マスクの作製方法によれば、遮光性剥離層上に補助剥
離層が重層され、補助剥離層の遮光性剥離層に対する接
着強度が、遮光性剥離層の透明プラスチックフィルムに
対する接着強度より弱いので、その差により、補助剥離
層のみの剥離ができる。補助剥離層の有無で、自動作図
機によりカッティングされたマスクパターンが、光学濃
度、色調あるいは表面反射率の異なる領域として明確に
視認されることから、製版用マスクを従来よりも短時間
に間違いなく作製することができる。
【0020】
【実施例】以下実施例をあげて本発明を更に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。 [実施例1]図1に示すように、100μmのポリエチ
レンテレフタレートフィルム1の片面に、以下に示す遮
光性剥離層用塗布溶液を、その乾燥皮膜が25μmとな
るように塗布乾燥して遮光性剥離層2を設けた。
【0021】 (遮光性剥離層用塗布溶液) 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体 64重量部 (ユニオンカーバイド社製VYHH) アクリロニトリル・ブタジエンラバー 27重量部 (日本ゼオン社製ニッポール1042) ネオザポンオレンジRE(油溶性染料) 5重量部 (BASF社製) メチルエチルケトン 300重量部 トルエン 100重量部 エチルセロソルブ 10重量部 更に、この表面に、以下に示す補助剥離層用塗布溶液
を、その乾燥皮膜が15μmとなるように塗布乾燥して
補助剥離層3とし、製版用マスキングフィルムを得た。
【0022】 (補助剥離層用塗布溶液) アクリル・スチレン共重合体エマルジョン(固形分50重量%)95重量部 (ヘキスト合成社製モビニール970) 二酸化珪素微粉末 1重量部 水 100重量部 図2に示すように、この製版用マスキングフィルムの遮
光性剥離層2および補助剥離層3を、同時に自動作図機
によりパターンカットした後(同図(a))、ライトテ
ーブル上で、このパターンの周囲の補助剥離層3のみを
剥離したところ(同図(b))、補助剥離層3の有る部
分は暗いオレンジ色に、無い部分は、明るいオレンジ色
に明確に視認できた(同図(c))。また反射光によっ
ても、補助剥離層3のある部分の表面は、艶消し状に、
無い部分は、光沢のある表面として明確に視認できた。
更に、残ったパターンの部分の遮光性剥離層2および補
助剥離層3を同時にはぎ取り製版用マスクを作製したと
ころ(同図(d)、(e))、作業は非常に容易であっ
た。 [実施例2]図1に示すように、100μmのポリエチ
レンテレフタレートフィルム1の片面に、以下に示す遮
光性剥離層用塗布溶液を、その乾燥皮膜が25μmとな
るように塗布乾燥して遮光性剥離層2を設けた。
【0023】 (遮光性剥離層用塗布溶液) 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体 64重量部 (ユニオンカーバイド社製VYHH) アクリロニトリル・ブタジエンラバー 27重量部 (日本ゼオン社製ニッポール1042) バリファストイエロー4120(油溶性染料) 5重量部 (オリエント化学工業社製) メチルエチルケトン 300重量部 トルエン 100重量部 エチルセロソルブ 10重量部 更に、この表面に、以下に示す補助剥離層用塗布溶液
を、その乾燥皮膜が15μmとなるように塗布乾燥して
補助剥離層3とし、製版用マスキングフィルムを得た。
【0024】 (補助剥離層用塗布溶液) 6・66・610ナイロン 18重量部 (BASF社製ウルトラミド1C) オイルブルー603(油溶性染料) 0.1重量部 (オリエント化学工業社製) 変性アルコール 120重量部 水 15重量部 この製版用マスキングフィルムの遮光性剥離層および補
助剥離層を、同時に自動作図機によりパターンカットし
た後、ライトテーブル上でこのパターンの周囲の補助剥
離層のみを剥離したところ、補助剥離層の有る部分は緑
色に、無い部分は黄色に明確に視認され、さらに実施例
1と同様に、以後のマスクパターン作製が非常に容易で
あった。 [実施例3]100μmのポリエチレンテレフタレート
フィルムの片面に、実施例1と同様の処方で、厚み25
μmの遮光性剥離層を設けた。
【0025】厚み40μmのポリエチレンフィルムの片
面をコロナ放電処理した後、エチレン・酢酸ビニル系の
接着剤で表面処理したものを補助剥離層とし、この接着
剤表面を上述の遮光性剥離層と貼合して、製版用マスキ
ングフィルムを得た。この製版用マスキングフィルムを
実施例1と同様にしてマスクパターンを作製したところ
容易に作業することができた。
【0026】また、本実施例の製版用マスキングフィル
ムの補助剥離層の表面を、サンドブラスト処理したのち
マスクパターンを作製したところ、更に容易に作業する
ことができた。 [実施例4]100μmのポリエチレンテレフタレート
フィルムの片面に、実施例1と同様の処方で、厚み25
μmの遮光性剥離層を設けた。
【0027】12μmのポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの片面に、以下に示す着色用塗布溶液をその乾燥
皮膜が1.5μmとなるように塗布乾燥した。 (着色用塗布溶液) 直鎖状ポリエステル樹脂(東洋紡績社製バイロン200) 10重量部 オイルブルー603(油溶性染料) 1重量部 (オリエント化学工業社製) メチルエチルケトン 45重量部 トルエン 45重量部 更に上述の12μmのポリエチレンテレフタレートフィ
ルムの着色処理面の裏面に、エチレン・酢酸ビニル系の
接着剤で表面処理したものを補助剥離層とした。
【0028】補助剥離層の接着剤面を上述の遮光性剥離
層と貼合して、製版用マスキングフィルムを得た。この
製版用マスキングフィルムの遮光性剥離層および補助剥
離層を、同時に自動作図機によりパターンカットした
後、ライトテーブル上でこのパターンの周囲の補助剥離
層のみを剥離したところ、補助剥離層の有る部分はセピ
ア色に、無い部分はオレンジ色に明確に視認され、さら
に実施例1と同様に、以後のマスクパターン作製が非常
に容易であった。
【0029】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明の製版用マスキングフィルムおよび製版用マスクの
作製方法によれば、遮光性剥離層上に補助剥離層が重層
され、接着強度の差により、補助剥離層のみの剥離がで
きる。補助剥離層の有無で、自動作図機によりカッティ
ングされたマスクパターンが、光学濃度、色調あるいは
表面反射率の異なる領域として明確に視認されることか
ら、製版用マスクを従来よりも短時間に間違いなく作製
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製版用マスキングフィルムの断面図。
【図2】本発明の製版用マスクの作製方法を表す図。
【符号の説明】
1・・・透明プラスチックフィルム 2・・・遮光性剥離層 3・・・補助剥離層 4・・・カットライン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明プラスチックフィルムの少なくとも片
    面に、活性光線を吸収する遮光性剥離層を設け、前記遮
    光性剥離層上に重層したとき該遮光性剥離層と視覚的差
    異を有する補助剥離層を前記遮光性剥離層上に設け、前
    記遮光性剥離層と前記補助剥離層間の接着強度は、前記
    透明プラスチックフィルムと前記遮光性剥離層間の接着
    強度より弱いことを特徴とする製版用マスキングフィル
    ム。
  2. 【請求項2】透明プラスチックフィルムの少なくとも片
    面に、活性光線を吸収する遮光性剥離層を設け、前記遮
    光性剥離層上に重層したとき該遮光性剥離層と視覚的差
    異を有する補助剥離層を前記遮光性剥離層上に設け、前
    記遮光性剥離層と前記補助剥離層間の接着強度は、前記
    透明プラスチックフィルムと前記遮光性剥離層間の接着
    強度より弱い製版用マスキングフィルムを用いて、前記
    遮光性剥離層および前記補助剥離層を共にパターンにカ
    ッティングし、前記パターンのマスクすべき部分の前記
    補助剥離層のみを剥離した後、残った前記補助剥離層お
    よび該補助剥離層が重層している前記遮光性剥離層を共
    に剥離することを特徴とする製版用マスクの作製方法。
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