JPH0667384U - テイッシュペーパー容器箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】容器箱に収容したテイッシュペーパーの残量に
拘りなく該テイッシュペーパーのつまみ取出しを容易に
することを目的とする。 【構成】テイッシュペーパー容器箱の内側底部にコイル
状バネ又は板状バネ等の弾性付勢部材を取付け該テイッ
シュペーパーを常に上方に持上げておくことを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、箱容器内に収納したテイッシュペーパーを、常に軽い力で上方に付 勢し、テイッシュペーパーを最後の一枚まで容易に取出しできるようにしたテイ ッシュペーパー容器箱に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般市販のテイッシュペーパーは、所定枚数積重し、箱容器に収納されていて 上方の取出し口から１枚ずつ取出しできるようになっている。しかしテイッシュ ペーパーが消耗し残量が少なくなると、テイッシュペーパーのつまみが取出し口 から出てこなくなり、いちいち取出し口から指先を箱内に入れて、つまみ出すか 又は箱の底に刻設してあるミシン目の起立片を箱内に形成するなど厄介な操作を 必要とするものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は前記従来技術の不便、欠点を解決し、当初から最後の一枚まで、箱内 のテイッシュペーパーを軽快につまみ出せるようにすることを課題として成され た。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記課題の目的を達成するために、本考案のテイッシュペーパーの容器は、容 器に収容したテイッシュペーパーを容器上面に開設した取出し口から一枚ずつ取 出し出来るテイッシュペーパー容器箱において、箱の内底面に付勢部材を固定配 設し、該付勢部材の付勢力すなわち荷重力は、テイッシュペーパーの残量重量に 拘らず、箱の上方内面に押しつける力は略一定になるようにする。

【０００５】

【作 用】

容器箱に充填されているテイッシュペーパーの最初の一枚のつまみは、従来の 方法により取出し口から露呈しておく。その後一枚ずつ取出し消費していっても 、前記付勢部材の作用により、最後の一枚まで取出しつまみが上方に確保される 。全部テイッシュペーパー消費後は、前記付勢部材装着容器ごと使い捨てとする か、又は詰め替え用テイッシュペーパー束を装填する。この装填のための箱の構 成については任意であり、これについての説明は省略する。

【０００６】

【実施例】

実施例を図面により説明すると、図１において（２）はテイッシュペーパーを 示し、（３）は容器箱、（４）はつまみ取出し口、（５）はつまみ片であり、テ イッシュペーパー束の下方にはコイルバネ（１）が箱（３）の中心位置に固定し てある。コイルバネ（１）の形状は円錘形又は円筒形のもので、材料は金属又は 合成樹脂とし、安価に製造できる部材であればよい。図２は、図１中のコイルバ ネ（１）を板バネ（６）に置換したものであり、無負荷自由長（自由形態）は、 頂部が取出し口（４）の略中央になるように長さを決定して、箱底部（７）の位 置に固着してある。部材は前記コイルバネ（１）と同様金属又は合成樹脂とする 。

【０００７】

【効 果】

容器箱（３）に収容したテイッシュペーパー（２）はコイルバネ（１）又は板 バネ（６）等弾性付勢部材によって常に上方に付勢され、該ペーパーの残量に拘 わらず最上部のつまみ（５）は用意に外部に露呈し、残量が少なくなったとき、 取出し口（４）に手指を差し込んで取出すとか、箱底部のミシン目を破って上げ 底を形成するなどの手間を必要としない。また、箱ごとの使い捨て、あるいはテ イッシュペーパーだけの詰め替え用としても広範囲な利用方法が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 コイルバネ実施例の断面正面図。

【図２】 板バネ実施例の断面正面図。

【符号の説明】

１ コイルバネ ２ テイッシュペーパー ３ 容器箱 ４ 取出し口 ５ つまみ片 ６ 板バネ ７ 箱底部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項 １】テイッシュペーパー容器箱の内面底部に
   コイル状スプリング又は板状スプリング等の弾性付勢部
   材を固定配設し、該弾性付勢部材により、収容されてい
   るテイッシュペーパーの束を絶えず上方に持上げている
   テイッシュペーパー容器箱。