JPH0667149B2 - ステッピングモータの組立方法 - Google Patents

ステッピングモータの組立方法

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JPH0667149B2
JPH0667149B2 JP12394486A JP12394486A JPH0667149B2 JP H0667149 B2 JPH0667149 B2 JP H0667149B2 JP 12394486 A JP12394486 A JP 12394486A JP 12394486 A JP12394486 A JP 12394486A JP H0667149 B2 JPH0667149 B2 JP H0667149B2
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JP
Japan
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adhesive
stator yoke
bearing fixing
outer stator
fixing plate
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JP12394486A
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JPS62281743A (ja
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康宏 近藤
孜 松本
滋 中野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車等に利用されるステッピングモータ等の
電動機の組立方法に関するものである。
従来の技術 近年、ステッピングモータの工業製品への応用はめざま
しいものがある。特に構造が簡単で価格も安い永久磁石
型ステッピングモータは数多く使用されている。
永久磁石型ステッピングモータの構成と、組立手順につ
いて説明する。第4図、第5図は永久磁石型ステッピン
グモータの構造を示すものである。第4図、第5図にお
いて、1は外固定子ヨーク(フレーム)、2は内固定子
ヨークであり、一組の内外固定子ヨークによって磁気回
路が構成され、該固定子ヨークは2組が、各々の外固定
子ヨーク1の端面にて接する如く組合わされる。3a,3b
は前記固定子ヨークを励磁する固定子巻線、4,5は軸受
固定板、6は軸受で、回転子を回転自在に保持する。7
は回転子である。8は外固定子ヨーク1に設けたプロジ
ェクションである。また第5図において、9は軸受固定
板4,5と外固定子ヨーク1との間の隙間10に介在させた
液状接着剤である。
以上のように構成された従来のステッピングモータにつ
いて、以下組立方法について説明する。
第4図、第5図に示した外固定子ヨーク1と軸受固定板
4,5とはプロジェクション溶接によって固定される。こ
れは外固定子ヨーク1と軸受固定板4,5とを密着させた
状態でプロジェクション8を溶かして、溶接する方法で
ある。
次に軸受固定板4,5と上固定子ヨーク1の隙間10に液状
接着剤9を流入させ、これを硬化させる。
前記溶接、液状接着剤の流入・硬化後、第4図に示す部
品を組合わせ最後に第3図に示す外固定子ヨーク1どう
しの接合部11をプラズマスポット溶接により溶接しモー
タを完成する。
前記のように構成・組立されたステッピングモータにつ
いて、以下液状接着剤9の作用について説明する。前記
軸受固定板4,5と外固定子ヨーク1とをプロジェクショ
ン8で溶接する際に溶融した金属粉が飛散する。この飛
散した金属粉が軸受固定板4,5と外固定子ヨーク1との
接合面に残留することがある。この残留した金属粉がモ
ータの運転中に回転子と固定子の隙間のエアギャップに
移動すると回転子のロックや、電動機の異常音の原因に
なる。
前記液状接着剤9は前記隙間10に流入・硬化させること
により、軸受固定板4,5と外固定子ヨーク1との接合面
に接着層を形成し、前記金属粉を固定する。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、前記のような組立方法では、液状接着剤
9の粘度が高いと、隙間10に完全な充填ができなく、逆
に液状接着剤の粘度が低いと、隙間10に充填しやすいが
十分な接着層を形成しにくいという問題点を有してい
た。また液状接着剤9は軸受固定板4,5の固定子内径部1
2に付着・残留するために、モータの運転中にこれが剥
離し、前記エアギャップに入り込む可能性がある。
また外固定子ヨークの接合面11どうしの溶接によっても
溶融した金属粉が発生し、これが第5図に示す内固定子
ヨーク2どうしの接合面13に入り込むことが多い。しか
しながら従来例では固定子内径部と前記残留した金属粉
との間に接着層を形成するのは困難であり、この部分に
残留した金属粉が前記エアギャップに移動する可能性が
あるという問題点を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み、軸受固定板と外固定子ヨー
ク(フレーム)との接合面の隙間の補填および溶接によ
る残留金属粉の固定に十分な接着層を形成し、なおかつ
軸受固定板の内径部に接着剤が付着せず、また内固定子
ヨークの接合面にもフレーム外周部の溶接によって生じ
る金属粉の固定子内径部への侵入を防止するに十分な接
着層を形成する方法を提供するものである。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために本発明の電動機は軸受固定
板と外固定子ヨーク(フレーム)の接合面の少なくとも
プロジェクション溶接部の内側に位置する部分にあらか
じめペースト状の接着剤を塗布し前記軸受固定板と外固
定子ヨークをプロジェクション溶接により固定し、内固
定子ヨークどうしの接合面に前記ペースト状接着剤を円
周状に塗布し、前記外固定子ヨークどうしの接合部をプ
ラズマスポット溶接し組立てる。
作用 この組立方法によって軸受固定板と外固定子ヨーク(フ
レーム)とのプロジェクション溶接の際に生じる金属粉
は、あらかじめフレームもしくは軸受固定板に塗布され
たペースト状の接着剤に固定され、電動機完成後に溶接
によって生じた金属粉が固定子内径部に移動し侵入する
ことが防止できる。また前述した如くペースト状接着剤
はあらかじめ外固定子ヨーク(フレーム)もしくは軸受
固定板に塗布するので、この厚み及び粘度は自在に設定
可能である。従って溶接時の加圧によってプロジェクシ
ョンの溶融と共に外固定子ヨーク(フレーム)と軸受固
定板が密接してゆくと共に前記接着剤は押しつぶされて
ゆき外固定子ヨーク(フレーム)と軸受固定板の隙間を
完全に充填し、前記金属粉を完全に固定することが出来
る。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。
第1図及び第2図は本発明の一実施例における電動機の
組立方法を示すものである。
第1図および第2図において、1は外固定子ヨーク(フ
レーム)、2は内固定子ヨーク、3a,3bは固定子巻線、
4,5は軸受固定板、6は軸受、7は回転子、8はプロジ
ェクションで、以上は第4図、第5図の構成と同じもの
である。
14は軸受固定板4および5の単品状態であらかじめ塗布
されたペースト状接着剤で、軸受固定板4もしくは5と
外固定子ヨーク1とをプロジェクション8にて溶接する
時に生じる金属粉を捕捉するものである。15は内固定子
ヨーク2の単品状態であらかじめ塗布されたペースト状
接着剤で、内固定子ヨーク2どうしを接合部の特定の部
分11で溶接する際に生ずる金属粉を捕捉するものであ
る。
以上の電動機の組立手順は、第1図および第2図に示し
た軸受固定板4の外固定子ヨーク1のプロジェクション
8との接合点より内径部にペースト状接着剤14を塗布
し、この後に前記軸受固定板4と外固定子ヨーク1をプ
ロジェクション8にて溶着固定する。
一方、2つの内固定子ヨーク2どうしの接合面にあらか
じめペースト状接着剤15を塗布し、前記外固定子ヨーク
1と軸受固定板4とよりなる固定子組立と前記内固定子
ヨーク2とを組合わせたものを、前記内固定子ヨーク2
のペースト状接着剤15の塗布面どうしで接合させた後前
記2つの外固定子ヨーク1どうしの接合点数ヶ所を溶接
し電動機組立を完成する。
以上のように本実施例によれば、軸受固定板4もしくは
5と外固定子ヨーク1との間に十分な量の接着剤を充填
することができる。この接着剤によって溶接の際に生じ
る金属粉を完全に捕捉し固定子内径部への前記金属粉の
侵入を防止することによって、異物による回転子のロッ
クや電動機の運転時の異常音の発生のない信頼性の高い
電動機を安価に供給できるものである。
また、本実施例によれば従来の構造では困難であった内
固定子ヨーク2どうしの接合面にも十分な量の接着剤を
充填することができる。この接着剤によって従来の方法
では困難であった第3図に示す溶接点11での溶接による
金属粉の固定子内径部への侵入を完全に防止することが
できる。
なお本実施例の第1図において、内固定子ヨーク2への
接着剤15の塗布形状を半円形に図示してあるが、これは
2つの内固定子ヨーク2に各々半円形に接着剤を塗布
し、これを重ね合わせることによって閉じた円形になる
様にしたものである。勿論、これをどちらか一方の内固
定子ヨーク2に円形の接着剤塗布を行っても効果は同じ
である。
なお、前記外固定子ヨーク1と軸受固定板4または5の
間に充填された接着剤14、および内固定子ヨークどうし
の接合面に充填された接着剤15の両方もしくはどちらか
一方を溶接後固化させれば前記金属粉の固定子内径部へ
の侵入をさらに完全に防止することができる。また前記
のプロジェクションスポット溶接は通常のスポット溶接
であり、プラズマスポット溶接はレーザー溶接等の方法
であっても同一の効果が出ることはいうまでもない。
発明の効果 以上のように本発明は外固定子ヨーク(フレーム)と軸
受固定板の接合面および内固定子ヨークどうしの接合面
にあらかじめペースト状接着剤を塗布することにより外
固定子ヨークと軸受固定子および外固定子どうしの溶接
によって生ずる金属粉を前記ペースト状接着剤で完全に
捕捉し、信頼性の高い電動機を得ることができ、その実
用効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における電動機の組立方法を
示す分解斜視図、第2図は同要部の断面図、第3図はス
テッピングモータの正面図、第4図、第5図は従来の電
動機の組立方法を示す分解斜視図および断面図である。 1……外固定子ヨーク(フレーム)、2……内固定子ヨ
ーク、4,5……軸受固定板、8……プロジェクション、1
4,15……ペースト状接着剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸受固定板と外固定子ヨークの接合面の少
    なくともプロジェクション溶接の接合点より内径側にペ
    ースト状接着剤を円周状に塗布し前記軸受け固定板と外
    固定子ヨークをプロジェクション溶接により固定し、 内固定子ヨークどうしの接合面に前記ペースト状接着剤
    を円周状に塗布し、前記外固定子ヨークどうしの接合部
    をプラズマスポット溶接し組立てるステッピングモータ
    の組立方法。
JP12394486A 1986-05-29 1986-05-29 ステッピングモータの組立方法 Expired - Lifetime JPH0667149B2 (ja)

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JPH01166449U (ja) * 1988-05-09 1989-11-21
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