JPH0667131B2 - 発電機の電圧調整方法 - Google Patents

発電機の電圧調整方法

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JPH0667131B2
JPH0667131B2 JP3108589A JP10858991A JPH0667131B2 JP H0667131 B2 JPH0667131 B2 JP H0667131B2 JP 3108589 A JP3108589 A JP 3108589A JP 10858991 A JP10858991 A JP 10858991A JP H0667131 B2 JPH0667131 B2 JP H0667131B2
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voltage
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charging
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彰 内山
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小型モータサイクル等に
用いられる発電機より得られる電池充電電圧およびラン
プ点灯電圧を調整する電圧調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】サイクルに搭載される発電機として充電
コイルと点灯コイルが直列に接続されているものが提案
されている。第1図は従来のこの種の発電機の電圧調節
装置の例を示す回路図である。第1図(A)(B)およ
び(C)はいずれも充電コイルL1 と点灯コイルL2
直列に接続されたものであり、同図(A)は点灯コイル
2 にスイッチを介してランプLが接続され、ランプL
に並列にSCRが接続されている。また、同図(B)は
スイッチの切替えによりSCRが電池BとランプLのい
ずれかに並列接続されるように構成されている。さらに
同図(C)は電池Bに並列にSCRが接続されている。
上記各従来例はトリガ端子が所定電圧になったときSC
Rをターンオンさせ発電機の出力をショートすることに
より電池が過充電されたり、ランプに必要以上の電圧が
印加することを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来例はい
ずれも電圧制御のため電力効率が充分ではなかった。本
発明の目的は前述した充電コイルと点灯コイルが直列に
設けられている発電機において電力効率の良好な電圧制
御ができる電圧調整方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による発電機の電圧調整方法は、発電機のコ
イルの一端を電池充電用出力端子、前記コイルの中間タ
ップをランプ点灯用出力端子とし、発電機の電池充電電
圧およびランプ点灯電圧を調整する電圧調整方法におい
て、 前記電池充電電圧が所定の電圧に達したとき前記電池充
電側の回路を発電機の正極性の出力端子より開放し、 前記発電機のランプ点灯用出力端子の出力を全波検出し
所定出力に達したとき前記発電機の負極性の出力を短
絡することにより電池充電電圧およびランプ点灯点灯電
圧を調整するように構成されている。 上記構成によれば効率的な電圧調整ができる。
【0005】
【実施例】以下、図面等を参照して本発明をさらに詳し
く説明する。第2図は本発明による電圧調整方法を採用
した発電機の電圧調整回路の実施例を示す回路図であ
る。図において1は発電機の発電コイルである。2,3
はそれぞれ充電および点灯端子を示し、V2 ,V3 はそ
れぞれの端子電圧である。図中18の破線で囲まれた部
分は充電側の直列制御回路部分を示す。この直列制御回
路18は、電池の最大充電電圧相当のゼナー電圧(V
z)を有する定電圧ダイオード8、サイリスタ4、ダイ
オード5、抵抗6,7、コンデンサ21を含んでいる。
図中19の破線で囲まれた部分は点灯側の並列制御回路
である。端子3と接地間に接続されている全波整流回路
14の整流電圧を抵抗12とコンデンサ13により平滑
または遅延させて、トランジスタ11のベースエミッタ
間に接続する。
【0006】サイリスタ9はランプ16に加えられる負
側の電圧を制御するために、アノードが接地、カソード
が端子3に接続され、ゲートは前記トランジスタ11の
コレクタに接続されている。一端が接地されているラン
プ16は点灯スイッチ15を介して端子3に接続されて
いる。17は前記直列制御回路を介して充電電流が供給
されている電池、20はストップランプ,ウインカ等間
欠的に使用される電池の負荷を代表するランプである。
【0007】上記回路の電圧調整動作を第3図以降を参
照して説明する。第3図は電池17の充電状態を説明す
るためのVz波形図である。電池17は充電電流直列充
電回路18のサイリスタ4によりV2 の正のサイクルで
充電される。その充電期間は電池17の電圧に依存させ
られる。当初電池電圧が第3図(イ) のレベルにあるとす
るとV2 の電圧が(イ) より大きいときは抵抗6,ダイオ
ード5,抵抗7の方向に電流が流れ抵抗7の両端に電圧
が生じるので、サイリスタ4のゲート電圧がトリガ電圧
に達してサイリスタ4が起動され、充電される。
【0008】抵抗6とダイオード5の接続点の電圧はゼ
ナーダイオード8により、一定に保たれているので、電
池が充電されて、電圧が上昇すると、ダイオード5、抵
抗7、コンデンサ21の直列回路に流れる電流が減少す
る。そのためサイリスタの起動が遅れ充電時間が短くな
り、充電電流が減少する。そして、サイリスタ4は十分
なトリガ電圧が与えられなくなった時点でついにオフ状
態となる。第3図中の点線の波形はサイリスタ4がオフ
状態になった後の充電端子2の正側の波形である。定電
圧ダイオード8のゼナー電圧Vzは充電端子2の正の極
性の電圧が上昇した場合でもコンデンサ21の正側の電
圧をゼナー電圧Vz対応の電圧に保ち、サイリスタ4の
ゲートとカソード間の電圧がトリガ電圧にならないよう
にして電池17の過充電を防止する。
【0009】次にランプ側並列制御回路19の動作を説
明する。第4図はランプ16がスイッチ15で回路に投
入された場合の端子電圧V3 の変化を示すグラフであ
る。全波整流回路14の整流波形は抵抗12とコンデン
サ13により平滑または遅延されて、トランジスタに供
給され、この電圧がトランジスタ11をオンにするとサ
イリスタ9がオンとなり、ランプ16の両端の負の極性
の電圧を短絡して、ランプ16に供給される電圧を制限
する。すなわち、ランプ16に印加される電圧は正のサ
イクルでは振幅の制限を受け、負のサイクルでは導通角
が制御される。ランプ16に電流の流れる期間を第4図
にαで示してある。
【0010】第4図の正のサイクルの点線で示されてい
る波形は電池の充電が不要の場合である。すなわち、電
池が充分充電されてサイリスタ4がオフ状態となって電
池17が充電端子2より開放されているときにはランプ
16には正のサイクルでは点線に示す波形が、負のサイ
クルでは実線で示す波形が印加されるので、ランプ16
の電力効率は向上する。
【0011】
【発明の効果】本発明による発電機の電圧調整方法は、
以上のように充電側の回路の電池電圧が所定電圧になっ
た場合、充電側回路を発電機の出力端子より開放し、ラ
ンプ側回路は発電機のランプ点灯用出力端子の出力が所
定出力になったとき発電機の出力を短絡することにより
各負荷に印加される電圧を調整するので、発電機の電圧
調整回路、特に小型の発電機の電圧調整回路を構成する
場合に適している。発電機の短絡端子は、全タップ,中
間タップ,どちらでも良く、全タップの場合はインピー
ダンスが高くなるので短絡電流が減少しサイリスタ9の
電流容量が小さくて済む。中間タップの場合は電圧が低
いため、負荷変動時のサージ電圧が低くなり、耐圧の低
いサイリスタ9が使用できる。本回路図は18,19が
分離されているが、18,19を一体にしたものも考え
られる。
【0012】小型の発電機はランプコイル、充電コイル
は直列に巻かれており、電池の容量も小さい。したがっ
て、過充電、あるいは充電不足が起りやすい。しかしな
がら本発明方法によれば、電池充電は直列制御で、しか
も電池電圧に依存した充電を行なうので、円滑な充電が
可能で、電池が充分充電されている状態(直列電圧調整
回路が開放制御中)ではランプの電力効率が向上すると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】充電コイルと点灯コイルが直列に接続されてい
る発電機の電圧調整装置の従来例を示す回路図である。
【図2】本発明による発電機の電圧調整方法を採用した
回路の実施例を示す回路図である。
【図3】充電源の動作を説明するための波形図である。
【図4】ランプ側で負の制御が行なわれているときの点
灯端子電圧の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1…発電コイル 2…充電端子 3…点灯端子 4,9…サイリスタ 5…ダイオード 6,7,10,12…抵抗 8…定電圧ダイオード 11…トランジスタ 13…コンデンサ 14…全波整流器 15…点灯スイッチ 16…ランプ 17…電池 18…充電流直列制御回路 19…ランプ側並列制御回路 20…他のランプ 21…コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機のコイルの一端を電池充電用出力
    端子、前記コイルの中間タップをランプ点灯用出力端子
    とし、発電機の電池充電電圧およびランプ点灯電圧を調
    整する電圧調整方法において、 前記電池充電電圧が所定の電圧に達したとき前記電池充
    電側の回路を発電機の正極性の出力端子より開放し、 前記発電機のランプ点灯用出力端子の出力を全波検出し
    所定出力に達したとき前記発電機の負極性の出力を短
    絡することにより電池充電電圧およびランプ点灯電圧を
    調整することを特徴とする発電機の電圧調整方法。
JP3108589A 1991-04-12 1991-04-12 発電機の電圧調整方法 Expired - Lifetime JPH0667131B2 (ja)

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JPH04229029A JPH04229029A (ja) 1992-08-18
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