JPH0667091U - 下敷きの罫線又は枠 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 書道用または便箋等に用いる下敷きの、位置
決め枠又は罫線を、用紙を透かして非常に見易くするた
めに、錫、銀、アルミ等の銀色の強い反射光を利用す
る。 【構成】 下敷きの表面の適宜位置に、必要太さの錫、
銀、アルミ等の金属箔の位置決め枠又は罫線を圧接する
か、印刷インキに混合して印刷して構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、書道用の下敷き、或いは事務用箋の下敷きに関するものであり、ア ルミ、錫等の有する銀色の光を罫線または位置決め枠に利用するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の、書道用の下敷きは、色付のフェルト等に、赤色や黒色等で、必要位置 に、適宜太さで文字の枠、罫線等がしるされており、事務用箋の白無地の下敷き には、黒色で罫線が印刷されていた。特に、書道用の下敷きは、薄茶や紺などの フェルト地に赤色などで、字の位置決め枠や、罫線等が印刷されており、用紙を 透かしてやっと見えるものだった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、以上のような現状に鑑み、書道その他の下敷きの、罫線や、字の位 置決め枠が、紙の下から、極めて明瞭に見えるような罫線又は位置決め枠であっ て、然も運筆に支障のない下敷きを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、下敷きの罫線又は字の位置決め枠を、アルミ箔、錫箔、銀箔等の、 強く光を反射する金属箔を使用して必要位置に、適宜太さに形成して接着し、或 いは前記の金属粉を混合したインキによって印刷し、用紙の下からその強い反射 光によって、明確に罫線、位置決め枠を認識することができるように形成したも のである。

【０００５】

【考案の作用】

本考案にかかる下敷きは、書道に使用するときは、墨を使用するので、白色は 汚れやすく、薄茶系や、紺等の色を使用するから、位置決め枠や罫線の、アルミ 、錫、銀等の金属の強い反射光は、色彩の対比に於いても明確であり、銀色の強 い反射光は罫線、位置決め枠として、使用する用紙を通して、今迄にない白さで 明瞭に顕示される。

【０００６】

【実施例】

第１図について実施例を説明する。１はフェルト製の書道用下敷きであり、薄 茶色である。２はその表面に接着剤を介して、少し圧力をかけて接着した六字用 の錫箔の位置決め枠であり、その各文字の枠の中に、同様に縦横の罫線３を設け ている。銀色の反射光を有する印刷インクで、同様の位置決め枠や罫線を印刷し てもよい。

【０００７】 第２図の実施例は、無地或いは薄い色の模様の便箋に用いる下敷き４の罫線５ であり、本実施例では、横罫に、銀の反射光を有する罫線として印刷したが、縦 罫の罫線としても同様に製造できる。

【０００８】 本考案は、以上の他に、文字用の位置決め枠としてで無く、イラスト用の上下 或いは左右、中央等の位置決め用下敷きにも使用できるものである。又、色付き の下敷きに白色の位置決め枠や罫線を設けても、かなり明確に透視される。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は、以上のように、下敷きの位置決め枠又は罫線を、銀色の強い反射光 を有する金属箔を圧接し、或いは同効の印刷インキによって印刷するから、多く は白紙、多少は薄い色の用紙を用いる書道用の用紙、或いは便箋等の用紙の下か ら、明瞭な枠や罫線が、より白い明瞭な枠、又は罫線として認識され、特に初心 者用の下敷きとして、大変に効果のある下敷きである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の書道用下敷きの平面図である。

【図２】本考案の便箋の下敷きである。

【符号の説明】

１ 書道用のフェルトの下敷き ２ 位置決め枠 ３ 罫線 ４ 便箋用下敷き

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 白紙又は色の薄い用紙の下敷きに使用す
   る、位置や行を整える為の罫線または枠に、アルミ箔、
   錫箔、銀箔等の金属箔、或いはアルミ、錫、銀等を使用
   することを特徴とした、下敷きの罫線又は枠。
2. 【請求項２】 下敷きには、フェルト、厚地木綿、不織
   布等の色付地を使用し、これら表面の必要位置に、適宜
   太さの、アルミ箔、錫箔、銀箔等を接着し、或いは前記
   の金属を混合したインキによって印刷した事を特徴とす
   る、請求項１の下敷きの罫線又は枠。
3. 【請求項３】 下敷きには、やや厚い色紙、又は白紙を
   使用した、請求項１の下敷きの罫線または枠。