JPH0666990A - ペレット乾燥装置及びペレット乾燥装置を備えたペレット整列載置装置 - Google Patents

ペレット乾燥装置及びペレット乾燥装置を備えたペレット整列載置装置

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JPH0666990A
JPH0666990A JP4220486A JP22048692A JPH0666990A JP H0666990 A JPH0666990 A JP H0666990A JP 4220486 A JP4220486 A JP 4220486A JP 22048692 A JP22048692 A JP 22048692A JP H0666990 A JPH0666990 A JP H0666990A
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JP
Japan
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pellet
pellets
tray
gas
unit
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Withdrawn
Application number
JP4220486A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Yaginuma
芳隆 柳沼
Yoji Koike
洋治 小池
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Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C21/00Apparatus or processes specially adapted to the manufacture of reactors or parts thereof
    • G21C21/02Manufacture of fuel elements or breeder elements contained in non-active casings
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C17/00Monitoring; Testing ; Maintaining
    • G21C17/06Devices or arrangements for monitoring or testing fuel or fuel elements outside the reactor core, e.g. for burn-up, for contamination
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペレットを迅速に軸方向から周方向に方向変
換させることができると共に、確実に乾燥させることが
できて、外観検査に支障をきたすことがない上に、合格
と判定されたペレットを円滑にトレイ上に整列載置させ
ることができるペレット乾燥装置及びペレット乾燥装置
を備えたペレット整列載置装置を提供することを目的と
する。 【構成】 軸方向に移送されてくるペレットを回転円盤
303の外縁部に形成された収容空所303bに収容し
て、該回転円盤303を回転させることにより、上記ペ
レットを周方向に方向変換させると共に、気体供給手段
310によって、上記回転円盤303の各収容空所30
3bに収容されたペレットに気体を供給して該ペレット
を乾燥させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸方向に移送されてく
るペレットを周方向に方向変換させかつ乾燥させるペレ
ット乾燥装置及びこのペレット乾燥装置を備えたペレッ
ト整列載置装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、燃料棒に装填されるペレット
は、二酸化ウラン等の核燃料粉末の圧粉体を円柱状に成
形し、焼結して製造される。そして、この種のペレット
は、その製造過程において、その外周及び端面に欠け等
の欠陥が生じることがあり、これを検査する必要があ
る。ところで、従来、上記ペレットの外観検査は、検査
員の目視によって行っており、かつその検査対象は、欠
陥の生じているペレットを確実に排除して検査の信頼性
を高めるために、焼結後の総てのペレットに及んでい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、焼結後のペレットを全数目視検査すること
は、手間がかかり、極めて能率が悪い上に、検査員にか
かる負担も大きいという問題がある。そこで、本出願人
は、検査能率を向上させかつ検査員の負担を軽減するた
めに、画像処理装置等を使用してペレットの外観を検査
する装置を開発した(特願平1−292027号参
照)。
【0004】ところで、上記外観検査装置の前段には通
常湿式の研削機が設けられており、この研削機によって
湿式研削されたペレットは軸方向に連続して送出されて
くるため、このペレットを円滑に外観検査装置に供給す
るには、軸方向から周方向に迅速に方向変換させる必要
がある。また、上記湿式研削されたペレットは、その端
面部に形成された窪み(デッシュ部)に水が溜り易く、
上記ペレットの表面を光学的に撮像する際に、上記水滴
が異常反射やレンズ効果等により像を変化させ、画像処
理による正常な判定を妨害するという問題があるため、
外観検査を行う前に上記ペレットを十分に乾燥させる必
要がある。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ペレットを迅速に軸方向
から周方向に方向変換させることができると共に、確実
に乾燥させることができて、外観検査に支障をきたすこ
とがない上に、合格と判定されたペレットを円滑にトレ
イ上に整列載置させることができるペレット乾燥装置及
びペレット乾燥装置を備えたペレット整列載置装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、軸方向に移送されてくるペレ
ットを周方向に方向変換させかつ乾燥させるペレット乾
燥装置であって、上記ペレットを収容する複数の収容空
所が回転円盤の外縁部に形成され、この回転円盤の各収
容空所に収容されたペレットに気体を流通させる気体流
通路が、上記回転円盤の収容空所に連通されたものであ
る。
【0007】また、本発明の請求項2は、上記軸方向に
移送されてくるペレットの前端面部の位置の変位を検出
する変位検出手段と、この変位検出手段によって検出さ
れた位置データに基づいて上記軸方向に移送されてくる
ペレットの搬送速度を制御し、かつ回転円盤の収容空所
の収容位置に停止させるペレット搬送制御手段とを具備
したものである。
【0008】さらに、本発明の請求項3は、上記変位検
出手段によってペレットが回転円盤の収容空所の収容位
置に到達したことを検出すると上記回転円盤を所定角度
回転させる回転円盤制御手段が設けられたものである。
【0009】さらにまた、本発明の請求項4は、ペレッ
トが回転円盤の収容空所の収容位置に到達したことを検
出する位置検出手段と、この位置検出手段によってペレ
ットが回転円盤の収容空所の収容位置に到達したことを
検出すると上記回転円盤を所定角度回転させる回転円盤
制御手段とを具備したものである。
【0010】また、本発明の請求項5は、上記気体流通
路が、収容空所に収容されたペレットの端面へ気体を吐
出する吐出孔から構成されたものである。
【0011】さらに、本発明の請求項6は、上記気体流
通路が、収容空所に収容されたペレットの端面から気体
を吸引する吸引孔から構成されたものである。
【0012】さらにまた、本発明の請求項7は、上記気
体流通路が、収容空所に収容されたペレットの端面へ気
体を吐出する吐出孔と、このペレットの反対側の端面か
ら気体を吸引する吸引孔から構成され、かつ上記気体流
通路が、上記ペレットの両端面に対して交互に吐出及び
吸引を行うように複数ヶ所に設けられたものである。
【0013】なおまた、本発明の請求項8は、上記吸引
孔に気体通過溝が設けられたものである。
【0014】また、本発明の請求項9は、上記気体流通
路が、収容空所に収容されたペレットの周面へ気体を吐
出する吐出孔から構成されたものである。
【0015】さらに、本発明の請求項10は、上記ペレ
ットの周面へ気体を吐出する吐出孔がこのペレットの下
方に設けられたものである。
【0016】さらにまた、本発明の請求項11は、軸方
向に移送されてくるペレットを収容する複数の収容空所
が回転円盤の外縁部に形成され、この回転円盤の各収容
空所に収容されたペレットに気体を流通させる気体流通
路が、上記回転円盤の収容空所に連通されてなるペレッ
ト乾燥部と、このペレット乾燥部で軸方向から周方向に
方向変換させられかつ乾燥させられたペレットの周面及
び端面を撮像し選別するペレット検査部と、このペレッ
ト検査部で合格と判定されたペレットを運搬するペレッ
ト運搬手段と、このペレット運搬手段で運搬されたペレ
ットを目視で確認する目視確認部と、この目視確認部の
ペレットが上記ペレット運搬手段によって載置されたト
レイをトレイ収納ラックに収納するトレイ収納手段とを
備えたものである。
【0017】なおまた、本発明の請求項12は、上記ペ
レット検査部が、ペレットを間欠搬送し、このペレット
の両端面を順次撮像して欠陥判定し選別するペレット端
面検査手段と、同一周速で同方向に回転している小径ロ
ーラ及び大径排出溝付ローラを有し、これらのローラ間
に間欠的にペレットを供給して回転させ、この回転して
いるペレットを上方から撮像して展開画像を作成し、こ
の展開画像に基づいて上記ペレットの良否を判定して選
別するペレット周面検査手段とから構成されたものであ
る。
【0018】また、本発明の請求項13は、上記同一周
速で同方向に回転している小径ローラと大径排出溝付ロ
ーラとの間にエア吸引手段が設けられたものである。
【0019】さらに、本発明の請求項14は、上記ペレ
ット乾燥部の前段に、軸方向に移送されているペレット
を回収するペレット回収部とペレットどうしの密着を切
り離す縁切り手段とが設けられたものである。
【0020】さらにまた、本発明の請求項15は、上記
ペレット回収部が、ペレット乾燥部以降のトラブル時に
起動されるように構成されたものである。
【0021】
【作用】本発明の請求項1のペレット乾燥装置にあって
は、軸方向に移送されてくるペレットを回転円盤の外縁
部に形成された収容空所に収容して、該回転円盤を回転
させることにより、上記ペレットを周方向に方向変換さ
せると共に、気体流通路によって、上記回転円盤の各収
容空所に収容されたペレットに気体を流通させて該ペレ
ットを乾燥させる。
【0022】また、本発明の請求項2にあっては、変位
検出手段によって検出された軸方向に移送されてくるペ
レットの前端面部の位置データに基づいて、ペレット搬
送制御手段によって上記ペレットの搬送速度を制御し、
かつ回転円盤の収容空所の収容位置に停止させる。
【0023】さらに、本発明の請求項3にあっては、上
記変位検出手段によって回転円盤の収容空所の収容位置
にペレットが到達したことを検出すると、回転円盤制御
手段によって上記回転円盤を所定角度回転させる。
【0024】さらにまた、本発明の請求項4にあって
は、位置検出手段によって回転円盤の収容空所の収容位
置にペレットが到達したことを検出すると、回転円盤制
御手段によって上記回転円盤を所定角度回転させる。
【0025】また、本発明の請求項5にあっては、気体
流通路の吐出孔によって、収容空所に収容されたペレッ
トの端面へ気体を吐出することにより、特に、乾燥しに
くいペレットの端面に集中的に気体を供給して、ペレッ
トの端面を乾燥させる。
【0026】さらに、本発明の請求項6にあっては、気
体流通路の吸引孔によって、収容空所に収容されたペレ
ットの端面から気体を吸引し、ペレットの端面に溜った
水滴を円滑に排出することにより、一層効率的に乾燥さ
せると共に、収容空所内の粉末等も排除される。
【0027】さらにまた、本発明の請求項7にあって
は、複数ヶ所に設けられた気体流通路の吐出孔及びこれ
に対向する吸引孔によって、ペレットの両端面に対して
交互に吐出及び吸引を行うことにより、ペレットの両端
面からの水滴の除去を確実に行える。
【0028】なおまた、本発明の請求項8にあっては、
上記吸引孔に設けられた気体通過溝を介して気体が外部
に吸引されることにより、吸引孔に吸着されているペレ
ットが水滴あるいは粉末等の除去の邪魔にならず、水滴
あるいは粉末等を支障なく排除できる。
【0029】また、本発明の請求項9にあっては、気体
流通路の吐出孔によって、収容空所に収容されたペレッ
トの周面へ気体を吐出することにより、乾燥効率を向上
させる。
【0030】さらに、本発明の請求項10にあっては、
上記請求項9記載の吐出孔によって、収容空所に収容さ
れたペレットの周面に下方から気体を吐出することによ
り、ペレットを収容空所内において浮動させて、ペレッ
トの両端面側に移動し易くすると共に、ペレットの下周
面の乾燥を促進させる。
【0031】さらにまた、本発明の請求項11のペレッ
ト乾燥装置を備えたペレット整列載置装置にあっては、
ペレット乾燥部によって、軸方向から周方向にペレット
を方向変換させかつ乾燥させ、ペレット検査部によっ
て、ペレットの周面及び端面を撮像し選別すると共に、
ペレット運搬手段によって、ペレットを目視確認部に運
んで目視で確認し、この目視確認部のペレットを上記ペ
レット運搬手段によってトレイ上に載置した後、このト
レイをトレイ収納手段によってトレイ収納ラックに収納
する。
【0032】なおまた、本発明の請求項12にあって
は、ペレット検査部のペレット端面検査手段によって、
ペレットを間欠搬送し、このペレットの両端面を順次撮
像して欠陥判定し選別すると共に、ペレット周面検査手
段の同一周速で同方向に回転している小径ローラ及び大
径排出溝付ローラ間に間欠的にペレットを供給して回転
させ、この回転しているペレットを上方から撮像して展
開画像を作成し、この展開画像に基づいて上記ペレット
の良否を判定して選別する。
【0033】また、本発明の請求項13にあっては、上
記同一周速で同方向に回転している小径ローラと大径排
出溝付ローラとの間に設けられたエア吸引手段によっ
て、ペレットが小径ローラと大径排出溝付ローラとの間
に吸引されて押圧されることにより、滑らかに載置させ
られかつ回転させられると共に、安定したペレットの周
面画像が得られる。
【0034】さらに、本発明の請求項14にあっては、
ペレット回収部によって、軸方向に移送されているペレ
ットをペレット乾燥部に送らずに回収することが可能で
ある一方、縁切り手段によって、密着したペレットどう
しを切り離して個別にペレット乾燥部に送出する。
【0035】さらにまた、本発明の請求項15にあって
は、ペレット乾燥部以降のトラブル時においてペレット
乾燥部以降の運転を停止させると共に、ペレット回収部
を起動して軸方向に移送されているペレットを回収する
ことにより、ペレット乾燥部以降へのペレットの供給を
停止する。
【0036】
【実施例】以下、図1ないし図23に基づいて本発明の
実施例を説明する。
【0037】図1は本発明の一実施例の全体構成を示す
概略図であり、この図において符号1はペレットを供給
するペレット供給部であり、このペレット供給部1には
湿式研削機2が連結されている。そして、上記湿式研削
機2によって所定寸法に研削されたペレットは、搬送路
3に沿って、ペレット回収部10を横切る状態で設けら
れた無端状の搬送ベルト4によって軸方向に移送させら
れるように構成されている。
【0038】また、上記搬送ベルト4には、乗り移り部
20を介して、ペレット乾燥部30の無端状の搬送ベル
ト300が連結されており、このペレット乾燥部30に
おいて軸方向から周方向に方向変換させられかつ乾燥さ
せられたペレットは、ペレット検査部40に送出される
ようになっている。
【0039】そして、上記ペレット検査部40によって
外観検査されたペレットは、ペレット運搬手段50によ
って、ペレット載置部60を介して、目視確認部70に
送られ目視確認された後、トレイ載置部5においてトレ
イに整列載置された状態で、トレイ収納手段80によっ
て、トレイ収納ラック6に収納されるように構成されて
いる。
【0040】上記ペレット回収部10は、図2に示すよ
うに、上記ペレット乾燥部30の搬送ベルト300の搬
入端に接近離間自在に設けられた第1ストッパ100
と、上記搬送ベルト4の搬出端に接近離間自在に設けら
れた第2ストッパ101と、搬送ベルト4上のペレット
Pを把持して移送するピックアップ機構102と、搬送
路3の下方に設けられたペレット回収機構103(図5
と図6参照)とから構成されている。
【0041】そして、上記ピックアップ機構102は、
図3と図4に示すように、互いに対向する一対の板状の
ピックアップ爪102aと、これらのピックアップ爪1
02aを開閉するシリンダ102b及びスプリングを備
えた一対の開閉機構102cと、これらの開閉機構10
2cを昇降自在に支持する2つの昇降シリンダ102
d,102eと、この昇降シリンダ102eを水平方向
に移動自在に支持する水平シリンダ102fとからなる
ものである。
【0042】また、上記ペレット回収機構103は、図
5と図6に示すように、多数のプーリー103aに巻回
され、かつトレイTを載置、搬送する3本の無端状の搬
送ベルト103bと、これらの搬送ベルト103bに伝
動機構103cを介して連結されたモータ103dとを
主体として構成されている。
【0043】上記乗り移り部20は、図7と図8に示す
ように、上記各搬送ベルト4,300間に設けられたV
溝状のガイド部材200と、このガイド部材200のV
溝に沿って案内されるペレットPをその軸線方向に移送
するリニヤフィーダ201とを備えている。
【0044】また、上記搬送ベルト300は上記搬送ベ
ルト4よりも搬送速度が早く設定されており、これによ
り、搬送ベルト4上を互いに密着した状態で移送させら
れてきたペレットPが、互いに切り離される縁切り手段
7が構成されている。さらに、上記各搬送ベルト4,3
00の両側には、上記ガイド部材200のV溝と同様
に、移送中のペレットPの側方への移動を防ぐV溝状の
ガイド部材が設けられている。
【0045】上記ペレット乾燥部30は、上記搬送ベル
ト300と、この搬送ベルト300を駆動する超音波モ
ータ301と、上記搬送ベルト300の搬送方向延長上
に設けられ、かつこの搬送ベルト300上のペレットP
の端面をレーザー光により検出する反射型ペレット端面
位置センサ(レーザー変位計)302と、上記搬送ベル
ト300の上方に、この搬送ベルト300の搬送方向に
平行な回転軸線を中心にして回転自在に設けられた回転
円盤303と、この回転円盤303に連結され、かつ取
付板305に取り付けられて回転円盤303を間欠的に
回転させるパルスモータ304と、上記搬送ベルト30
0と回転円盤303との交差部(ペレット方向変換位
置)において、搬送ベルト300の両側方にそれぞれ設
置された発光部307a及び受光部307bを備え、上
記ペレットPの前端面部を回転円盤303の係止爪30
3aに切られた溝を通してレーザー透過で検出する透過
型ペレット位置センサ307と、上記回転円盤303の
両側面に対向してそれぞれ配置された一対のカバー30
8,308と、これらのカバー308,308に挟まれ
て上記回転円盤303の外縁部に配置されたカバー30
9と、これらのカバー308,308,309に設けら
れた気体流通手段310とを主体として構成されてい
る。
【0046】上記回転円盤303の外縁部には、等間隔
に多数の係止爪303aが、進行方向前方側を鋭角に尖
らせた状態で形成されていると共に、上述したように2
つの溝が形成されて三股分岐した形状とされている。ま
た、これらの係止爪303aの間には収容空所303b
が形成されており、これらの収容空所303bは、図1
2に示すように、上記回転円盤303の外縁に形成され
た円弧状の空所部303cと、これに連なり上記回転円
盤303の回転中心に向かって形成された放射状の空所
部303dとからなるものである。そして、上記カバー
308の上記ペレット方向変換位置には、上記放射状の
空所部303dに一致する矩形状溝308aが形成され
ており、これらの空所部303dと矩形状溝308aと
を介して、上記反射型ペレット端面位置センサ302の
レーザー光が透過するようになっている。
【0047】上記反射型ペレット端面位置センサ302
は、レーザー光が、軸方向に移送されてくるペレットP
の前端面部に反射することによって、該前端面部との距
離を測定し、この測定データをアナログ信号として出力
するものであり、このアナログ信号は、上記ペレット搬
送ベルト駆動用の超音波モータ301と回転円盤駆動用
のパルスモータ304の駆動制御を行う制御手段に入力
されている。
【0048】そして、この制御手段において、上記アナ
ログ信号が零点・増幅度調整や電圧制限ダイオードによ
る出力上限値制御などの処理を受け、上記超音波モータ
301に出力されることによって、最適なペレット搬送
速度が得られるようになっている。
【0049】また、上記制御手段は、ペレットPが上記
ペレット方向変換位置に到達したことを上記センサ30
2あるいは307で確認すると、上記反射型ペレット端
面位置センサ302の機能をペレット方向変換が完了す
るまでの間無効にして、上記反射型ペレット端面位置セ
ンサ302のレーザー光が回転円盤303等により反射
することによって、上記超音波モータ301が誤動作し
ないようにすると同時に、上記透過型ペレット位置セン
サ307の検出信号により上記パルスモータ304に台
形状の制御電圧を印加して、上記回転円盤303を所定
角度回転させるようになっている。
【0050】さらに、上記制御手段には、大きく欠けた
ペレットP等においてそのペレット位置の検出が不安定
にならないように、上記各センサ302,307のON
/OFF信号が入力されるようになっており、どちらか
のセンサ302,307の検出が不安定になった場合に
でも、該ペレットPの方向転換が支障なく行われるよう
に構成されている。
【0051】上記気体流通手段310は、上記一対のカ
バー308の内部にそれぞれ互いに対向して形成された
4組の円弧状のチャンバー310aと、これらのチャン
バー310aにエアを吐出するエアコネクタ310b
と、上記各チャンバー310aからエアを吸引するエア
コネクタ310cと、上記チャンバー310aと3つの
連続する収容空所303bとを連通する吐出孔310d
及び吸引孔310eと、上記カバー309の内部に形成
された円弧状のチャンバー310fと、このチャンバー
310fにエアを吐出するエアコネクタ310gと、上
記チャンバー310fと3つの連続する収容空所303
bとを連通し、かつこの収容空所303b内のペレット
Pの下方からエアを吐出する吐出孔310hとから構成
されている。そして、上記4組のチャンバー310aに
は、互い違いに左右のカバー308からエアが吐出及び
吸引されるように構成されている。また、上記吐出され
るエアは、膜式エアドライヤ等で乾燥させられたものが
望ましい。
【0052】さらに、上記4組の円弧状のチャンバー3
10aの各吸引孔310eには、これらの吸引孔310
eに直交して連通する気体通過溝310iが形成されて
おり、この気体通過溝310iの幅は上記吸引孔310
eの直径よりも大きく、かつ上記気体通過溝310iの
長さは上記ペレットPの外径よりも大きく設定されてい
ると共に、上記気体通過溝310iの、上記吸引孔31
0eを挟んだ下側部が上側部よりも長めに設定されてい
る。
【0053】上記ペレット検査部40は、上記ペレット
乾燥部30の回転円盤303から排出されたペレットP
を転動させる傾斜通路400と、この傾斜通路400の
搬出端に設けられ、かつペレットP収納用のV溝401
を外周部に有すると共に間欠的に回転する搬送円盤40
2と、この搬送円盤402のV溝401に収納されたペ
レットPの両端面を互いに干渉しない2つの位置で撮像
し、この画像に基づいて合否を判定する一対の端面撮像
機構410と、これらの端面撮像機構410で不良と判
定されたペレットPを上記搬送円盤402から排出する
不良ペレット排除機構403と、上記搬送円盤402か
ら排出された合格ペレットPを転動させる傾斜通路40
4と、この傾斜通路404の搬出端に設けられた間欠ペ
レット供給機構405と、この間欠ペレット供給機構4
05によって間欠的に供給されたペレットPを回転させ
るペレット回転機構406と、このペレット回転機構4
06によって回転させられているペレットPの周面を撮
像し、この画像に基づいて合否を判定する周面撮像機構
411と、上記ペレット回転機構406から排出された
ペレットPを転動させる傾斜通路407と、上記周面撮
像機構411で不良と判定されたペレットPを傾斜通路
407から排出する不良ペレット排出機構408と、上
記傾斜通路407の搬出端に設けられ、かつペレットP
を円滑に案内する案内機構409とからなるものであ
る。
【0054】上記不良ペレット排除機構403は、上記
搬送円盤402の上方に設けられた回動機403aと、
この回動機403aの回動軸に設けられた排除子403
bとを具備しており、この排除子403bが回動するこ
とにより、上記搬送円盤402のV溝401に収納され
ているペレットPが側方に排出されるようになってい
る。
【0055】また、上記間欠ペレット供給機構405
は、十字状に形成されたペレット導入羽405aが回転
自在に設けられ、このペレット導入羽405aに対向し
てペレットPを上方から押圧する支持子405bが上下
方向に回動自在に設けられると共に、同じく上記ペレッ
ト導入羽405aに対向して異常発生時にペレットPを
該ペレット導入羽405aとの間に挟み込む停止機構4
05c(図17参照)が設けられて構成されている。そ
して、上記停止機構405cは、上下方向に回動自在な
停止子405dがエアシリンダ405eによって操作さ
れるようになっているものである。
【0056】さらに、上記ペレット回転機構406にあ
っては、小径円柱状ローラ406aと、複数(図15に
おいて3つ,図17において4つ)のしの字状の排出溝
406bを有する大径排出溝付ローラ406cとが、図
15及び図17において反時計回りに回転自在に並設さ
れており、これらのローラ406a,406cの下方に
は、両ローラ406a,406c間に載置されるペレッ
トPを真空吸引するエア吸引機構406dが設けられて
いる。そして、上記不良ペレット排出機構408は、上
記傾斜通路407に上下方向に回動自在に設けられた排
出子408aが、下方に回動することにより、不良ペレ
ットPが排出されるように構成されている。
【0057】さらにまた、上記案内機構409は、図1
8に示すように、上記傾斜通路407の搬出端に設けら
れ、かつペレットPの飛び上がりを防止する固定ピン4
09aと、この固定ピン409aの斜め下方に遊動可能
に設けられ、かつペレットPを上記ペレット運搬手段5
0の回収ベルト500上に安定的に載置するガイドピン
409bとからなるものである。なお、上記大径排出溝
付ローラ406cのしの字状の排出溝406bの数(図
15において3つ,図17において4つ)については、
検査するペレットPの処理速度に対応して適宜選択す
る。
【0058】上記各端面撮像機構410は、図16に示
すように、上記搬送円盤402の両側方に立設された支
柱板410aと、この支柱板410aに取り付けられ、
かつ上記搬送円盤402のV溝401に収納されたペレ
ットPの端面を照らす照明410bと、この照明410
bによって照らされたペレットPの端面をレンズ410
cを介して撮像するCCDカメラ410dとを備えてお
り、このCCDカメラ410dによって撮像された端面
の画像に基づいてペレットPの両端面の良否が判定され
るように構成されている。
【0059】上記周面撮像機構411は、図15に示す
ように、上記各ローラ406a,406c間の上方に設
けられてなり、かつ立設されたスタンド411aに取り
付けられた照明411b、ハーフミラー411c及びラ
インセンサカメラ411dを備えている。そして、上記
周面撮像機構411は、ハーフミラー411cを通して
落射照明されたまたは上方から直接照明された自転中の
ペレットPの周面画像をラインセンサカメラ411dに
より、全周にわたって撮像し展開画像を得て、この展開
画像から欠陥を抽出し、上記ペレットPの周面外観検査
を行うようにしているものである。
【0060】上記ペレット運搬手段50は、上記無端状
の回収ベルト500と、この回収ベルト500の表面に
形成されたV型溝501に載置したペレットPを把持し
上記ペレット載置部60に移送する把持機構502と、
上記ペレット載置部60から上記目視確認部70に、か
つ目視確認部70からトレイ載置部5にそれぞれペレッ
トPを移し替える移送機構503とから構成されてい
る。
【0061】そして、上記把持機構502は、図15,
16及び図19に示すように、互いに対向する一対の把
持板502aと、これらの把持板502aに等間隔に多
数(本実施例では25ずつ)取り付けられた板バネ製の
把持爪502bと、これらの把持爪502bの互いに対
向する面に取り付けられたステンレス製の鋼球502c
と、上記各把持板502aの両端に設けられ、かつ各把
持板502aを開閉する一対の開閉機構502dと、こ
れらの開閉機構502dを昇降自在に支持する昇降機構
502eと、この昇降機構502eを水平方向に移動自
在に支持する水平機構502fとからなるものであり、
上記各鋼球502cがペレットPの両端面の窪み(デッ
シュ部)に係合することにより、ペレットPの長さに寸
法差があっても、25個のペレットPを同時に挟持して
移送することができる。
【0062】また、上記移送機構503は、図21に示
すように、互いに対向する一対の板状の挟持爪503a
と、これらの挟持爪503aを開閉するシリンダ503
b及びスプリング503fを備えた開閉機構503cと
からなる25組の挟持ユニット503dが、取付部材5
03eに取り付けられると共に、この取付部材503e
が昇降自在にかつ上記ペレット載置部60、目視確認部
70及びトレイ載置部5間をL字状に水平移動自在に設
けられたものである。そして、上記移送機構503によ
って、トレイT1枚分のペレットPを一挙に移送するよ
うになっている。
【0063】上記ペレット載置部60は、図20に示す
ように、26本のガイド軸600がフレーム601に着
脱可能に取り付けられ、かつ上記把持機構502寄りの
位置に、上記ガイド軸600間上に載置されたペレット
Pを目視確認部70側に押し出す整列押し板602が、
所定距離水平移動自在に設けられている。また、上記目
視確認部70は、26本の回転軸700がフレーム70
1に回転自在にかつ着脱可能に取り付けられ、上記各回
転軸700に歯車、ベルト等から構成された伝達機構を
介して回転機が連結されている。
【0064】上記トレイ収納手段80は、図22に示す
ように、トレイ収納装置の上下駆動部800に昇降自在
に設けられた上下板801と、この上下板801に敷設
されたレール802上を水平に摺動する第1テーブル8
03と、この第1テーブル803を摺動させるモータ8
04と、上記第1テーブル803に上下方向に移動自在
に設けられたトレイ昇降台805と、このトレイ昇降台
805を昇降させるシリンダ806と、上記第1テーブ
ル803に固定されたレール807と、このレール80
7上を水平に摺動する第2テーブル808と、この第2
テーブル808を摺動させるモータ809と、上記第2
テーブル808上に固定された支持台810と、この支
持台810の先端に設けられ、かつトレイTを脱着可能
に支持するトレイクランプ811と、上記上下板801
の先端に取り付けられた支持部材812と、この支持部
材812に取り付けられ、かつ上記収納ラック6の収納
すべき収納場所6aの位置及びトレイTの有無を確認す
る上下一対のエリアセンサ813と、同じく上記支持部
材812に取り付けられ、かつ側方を通るトレイTの先
端位置を確認する磁気センサ814と、上記トレイ載置
部5との間で往復水平移動しトレイTをトレイ収納装置
の初期位置に搬送するスライド板(図示せず)とから構
成されている。
【0065】上記のように構成されたペレット乾燥装置
を備えたペレット整列載置装置を用いて、ペレットPを
トレイTに整列載置してトレイ収納ラック6に収納する
場合には、まず、ペレット供給部1から供給され、湿式
研削機2によって所定寸法に研削されたペレットPを、
搬送路3を介して、ペレット回収部10を横切る状態で
設けられた無端状の搬送ベルト4に沿って軸方向に移送
する。次いで、上記ペレットPを搬送ベルト4から、乗
り移り部20を介して、ペレット乾燥部30の搬送ベル
ト300に移送する。
【0066】この場合、上記搬送ベルト300の搬送速
度が、搬送ベルト4より早く設定されていると共に、上
記乗り移り部20のガイド部材200がリニヤフィーダ
201によって起動されているから、上記搬送ベルト4
上の各ペレットPが濡れている状態で互いに密着して移
送されてきても、上記搬送ベルト300上に円滑に分離
された状態で受け渡されて移送されていく。
【0067】ここで、反射型ペレット端面位置センサ3
02によって上記ペレットPの前端面部がモニターされ
て、その位置データがアナログ信号として出力されてお
り、このアナログ信号は、上記ペレット搬送ベルト駆動
用の超音波モータ301と回転円盤駆動用のパルスモー
タ304の駆動制御を行う制御手段に入力されており、
この制御手段において、最適なペレット搬送速度となる
ように、調整された電圧を上記超音波モータ301に対
して出力するようになっている。その結果、上記搬送ベ
ルト300上のペレットPが、搬送ベルト300と回転
円盤303との交差部(ペレット方向変換位置)に接近
すると、上記超音波モータ301によって駆動されてい
る搬送ベルト300が減速させられて、ペレットPが上
記ペレット方向変換位置に円滑に停止する。
【0068】なお、上記超音波モータ301に対して出
力される電圧は、電圧制限ダイオードによってその最大
値が制限されているから、上記搬送ベルト300が、上
述の減速を受けるまでの間は、上記ペレットPは必要以
上に高速搬送にならないような所定の速度で上記搬送ベ
ルト300上を移送されている。
【0069】このようにして、上記ペレットPが上記ペ
レット方向変換位置に達すると、上記制御手段は、上記
反射型ペレット端面位置センサ302の機能をペレット
方向変換が完了するまでの間無効にして、上記反射型ペ
レット端面位置センサ302のレーザー光が回転円盤3
03等により反射することによって、上記超音波モータ
301が誤動作しないようにすると同時に、上記透過型
ペレット位置センサ307の検出信号により上記パルス
モータ304に台形状の制御電圧を印加して、上記回転
円盤303の起動時及び停止時の動きを緩やかに制御し
た状態で、上記回転円盤303を所定角度(1ピッチ)
回転させ、回転円盤303の外縁部の係止爪303aで
上記ペレットPをすくい上げて収容空所303bに確実
に収容する。
【0070】また、大きく欠けたペレットP等が搬送ベ
ルト300上を移送されてきた場合であっても、そのペ
レット位置の検出が不安定にならないように、上記制御
手段には、上記各センサ302,307のON/OFF
信号が入力されるようになっているから、どちらかのセ
ンサ302,307が上記ペレットPの位置を検出する
ことにより、該ペレットPの方向転換が支障なく行われ
る。
【0071】上述したようにして軸方向に移送されてき
たペレットPが、回転円盤303の収容空所303bに
収容されて周方向に方向変換させられ移送されていく
と、一方のカバー308内のチャンバー310aに吐出
用のエアコネクタ310bからエアが供給されることに
より、吐出孔310dを介して、上記収容空所303b
内のペレットPの一方の端面にエアが吐出されると共
に、他方のカバー308内のチャンバー310aから吸
引用のエアコネクタ310cによりエアが吸引されて、
吸引孔310eを介して、上記収容空所303b内のペ
レットPの他方の端面が該吸引孔310e側のカバー3
08に密着する。
【0072】この際、上記吸引孔310eのみによって
ペレットPの端面のエア吸引を行おうとすると、ペレッ
トPが吸引孔310eにしっかりと吸着されて、カバー
308の壁面にへばりついてしまうため、上記ペレット
Pの端面部が真空状態になり、エアの流れがなくなっ
て、乾燥初期においてペレットPの端面部に形成された
窪み(デッシュ部)に溜っている水滴の乾燥が、真空蒸
発だけになってしまい、水滴除去の効率がよくない。ま
た、ペレットPがカバー308の壁面にへばりついてし
まうと、ペレットPを回転円盤303とともに間欠回転
送りする場合に、大きな負荷となって軽やかな搬送が難
しくなる。
【0073】従って、本実施例においては、4組の円弧
状のチャンバー310aの各吸引孔310eに直交して
連通する気体通過溝310iを形成し、この気体通過溝
310iの幅を上記吸引孔310eの直径よりも大き
く、かつ上記気体通過溝310iの長さを上記ペレット
Pの外径よりも大きく設定すると共に、上記気体通過溝
310iの、上記吸引孔310eを挟んだ下側部を上側
部よりも長めに設定してあり、この結果、専ら長めに設
定した上記気体通過溝310iの下側部を利用して収容
空所303b内のエアを吸引孔310eに向かって吸い
込むことにより、上記ペレットPの窪み(デッシュ部)
の下方に溜り易い水滴を円滑に吸い取ることができて、
確実にペレットPの端面の乾燥を行うことができると共
に、ペレットPの送り時の負荷の軽減を図ることができ
る。
【0074】また、上記回転円盤303の間欠回転にと
もない、一対のカバー308の4組のチャンバー310
aを互い違いに吐出側と吸引側に変更することにより、
収容空所303b内のペレットPが、交互に各端面を両
カバー308に密着させるように移動するから、なお一
層乾燥効率を向上させることができる。さらに、吐出孔
310dから吹き付けたエア等を吸引孔310eから回
収することにより、粉末等の飛散を防止することができ
る。
【0075】一方、上記カバー309のチャンバー31
0fには、エアコネクタ310gからエアが供給され、
吐出孔310hを介して、上記収容空所303b内のペ
レットPの下方からその周面にエアが吐出されるから、
ペレットPが上方に浮動することにより、ペレットPの
収容空所303b内での移動がより滑らかに行われると
共に、ペレットPの周面、特に、下周面の乾燥が促進さ
れる。
【0076】次いで、上記回転円盤303の回転ととも
に収容空所303bから排出されたペレットPは、傾斜
通路400に沿って転動し、搬送円盤402のV溝40
1内に収容されて、搬送円盤402の間欠回転にともな
ってピッチ送りされると共に、その間欠移送中に定位置
に停止した状態で、上記両端面撮像機構410の照明4
10bによって各端面が照らされて、CCDカメラ41
0dによって撮像され、このCCDカメラ410dによ
って撮像された端面の画像に基づいてペレットPの両端
面の良否が判定される。
【0077】そして、上記端面撮像機構410で不良と
判定されたペレットPは、不良ペレット排除機構403
の回動機403aを作動して、排除子403bによって
上記搬送円盤402から側方に排出する。一方、上記搬
送円盤402から排出された合格ペレットPは、傾斜通
路404に沿って転動し、間欠ペレット供給機構405
のペレット導入羽405aと支持子405bによって、
間欠的にペレット回転機構406に供給され、このペレ
ット回転機構406の小径円柱状ローラ406aと大径
排出溝付ローラ406cとの間に載って回転させられ
る。
【0078】この場合、上記両ローラ406a,406
cは同方向に同一周速で回転していると共に、これらの
ローラ406a,406cの下方に設けられたエア吸引
機構406dによって、両ローラ406a,406c間
が真空吸引されている。従って、上記ペレットPが、小
径円柱状ローラ406aと大径排出溝付ローラ406c
との間に供給された際に、このペレットPが上記エア吸
引機構406dによって両ローラ406a,406c間
から下方に真空吸引されることにより、跳び上がること
なく、スムーズに各ローラ406a,406c間に載せ
られて回転させられるから、上記周面撮像機構411に
よる上記ペレットPの安定した高速の周面撮像が可能と
なると共に、粉末等の不用物が確実に吸引され回収され
て飛散することが防止される。そして、上記ペレットP
は上記周面撮像機構411によって周面検査された後、
上記大径排出溝付ローラ406cの排出溝406bに収
容されて、傾斜通路407に排出される。
【0079】続いて、上記周面撮像機構411で不良と
判定されたペレットPは、不良ペレット排出機構408
の排出子408aを上記大径排出溝付ローラ406cと
タイミングをとって不良ペレットPと同期するように下
方に回動させることにより、傾斜通路407から排出さ
れる一方、合格ペレットPは、上記傾斜通路407の搬
出端まで転動していき、案内機構409の固定ピン40
9aと遊動可能なガイドピン409bとによって、確実
に案内されて回収ベルト500のV型溝501に載置さ
れる。
【0080】この場合、1つのペレットPが回収ベルト
500のV型溝501に載置されている間に、次のペレ
ットPが飛び越えてしまう不具合や、V型溝501を形
成している突起部に当たって飛び跳ねるというような不
具合が、上記固定ピン409aと遊動可能なガイドピン
409bとの協働作用によって未然に防止される。
【0081】さらに、上記回収ベルト500のV型溝5
01に載置されて把持機構502の下方に移動してきた
ペレットPは、回収ベルト500を一旦停止させること
により把持機構502の各把持爪502bの直下に停止
する。次いで、上記把持機構502の開閉機構502d
によって、一対の把持板502aを開閉操作することに
より、25対の把持爪502bの鋼球502c間に上記
ペレットPをそれぞれ把持すると共に、昇降機構502
e,水平機構502fによって持ち上げて、ペレット載
置部60の26本のガイド軸600間にそれぞれ載置す
る。
【0082】そして、上記各ガイド軸600間にそれぞ
れ載置されたペレットPは、整列押し板602によっ
て、所定距離目視確認部70側に押し出される。この操
作を繰り返すことにより、順次25個ずつのペレットP
が、上記各ガイド軸600間上に確実に載置されてい
き、1枚のトレイT分のペレットPが、上記ペレット載
置部60に載置されると、上記移送機構503を操作し
て、その25組の挟持ユニット503dによって、各一
対の挟持爪503aを開閉して上記1枚のトレイT分の
ペレットPを一挙に挟持すると共に、上記取付部材50
3eを昇降、水平移動させることにより、上記多数のペ
レットPを目視確認部70の26本の回転軸700間に
載置する。
【0083】このようにして、上記目視確認部70の回
転軸700間に載置された多数のペレットPは、回転軸
700を回転させている状態において、検査員による目
視確認が行われ、ペレットPに異常がないことが確認さ
れる。続いて、上記目視確認が完了したら、上記移送機
構503によって、目視確認部70上の1枚のトレイT
分のペレットPを、一挙にトレイ載置部5のトレイT上
に載置する。
【0084】次いで、上記トレイTを上記スライド板に
よってトレイ載置部5からトレイ収納装置の初期位置ま
で水平に移送する。そして、上記トレイTが上記トレイ
収納装置上に移動して停止すると、上記シリンダ806
によってトレイ昇降台805を上昇させて上記トレイT
を持ち上げ上記スライド板から離間させる。さらに、上
記スライド板を元の位置に戻す一方、上記支持台810
の先端に取り付けられたトレイクランプ811によって
上記トレイTの端部をクランプする。
【0085】続いて、上記上下駆動部801で上記トレ
イTを昇降して、トレイ収納ラック6の収納すべき収納
場所6aの前に停止させた状態で、上記収納場所6aの
位置及びトレイTの有無をエリアセンサ813により確
認した後、モータ804により第1テーブル803を前
進させ、上記トレイTの先端を上記収納ラック6の近く
に位置している磁気センサ814に近接させる。そし
て、上記磁気センサ814によって上記トレイTの先端
位置を確認する。
【0086】次いで、上記磁気センサ814による確認
に異常がなければ、上記モータ804によって上記第1
テーブル803とともに上記トレイTを前進させ、トレ
イTの先端をトレイ収納場所6a内に挿入していく。さ
らに、上記トレイTの先端側の脚部Taが上記トレイ収
納場所6a内に収納されたら、上記第1テーブル803
の移動を停止させ、上記シリンダ806によりトレイ昇
降台805を下げて、上記トレイTの先端を上記トレイ
収納場所6aに預ける。
【0087】次いで、上記トレイTの基端部をクランプ
しているトレイクランプ811を、モータ809により
前進させ上記トレイTを上記トレイ収納ラック6の収納
場所6a内に押し込む。そして、上記トレイTが所定位
置まで押し込まれたら、上記モータ809を停止させ、
上記トレイクランプ811を低速で解除しながら、上記
第2テーブル808を支持台810及びトレイクランプ
811とともに後退させる。これにより、上記トレイT
をトレイ収納ラック6の収納場所6a内に衝撃なく収納
することができる。
【0088】このようにして、1枚のトレイT分のペレ
ットPが、トレイTとともに、上記トレイ収納ラック6
の収納場所6a内に収納されると、別の収納場所6aに
収納されている空のトレイTを、上述したのと逆の手順
によって引き出して、上記トレイ載置部5上に設置して
次のペレットPを受け入れる。
【0089】また、上記ペレット乾燥部30以降の装置
に何らかのトラブルが発生した場合には、例えば、把持
機構502にトラブルが発生した場合には、まず、ペレ
ット検査部40を停止させ、次いで、ペレット乾燥部3
0を停止させた後、湿式研削機2から送出されてくるペ
レットPを円滑に回収するために、次のような操作を行
う。
【0090】すなわち、ペレットPの回収指示が与えら
れると、まず、第1ストッパ100をペレットP間の隙
間に合わせて起動し、この第1ストッパ100を搬送ベ
ルト300上に突出させて、ペレットPの移送を停止さ
せる。ここで、この第1ストッパ100の位置は、ペレ
ットPが順次密着して並んだ時にピックアップ機構10
2の端部がペレットPの境界にくるように設定され、上
記ピックアップ機構102でペレットPを持ち上げた際
にピックアップ機構102の端部でペレットPを異常な
状態で持ち上げるのを防止して、ペレットPのピックア
ップをスムーズに行うことができるように配置されてい
る。これにより、上記ペレットPは、上記第1ストッパ
100の位置から順次密着して、乗り移り部20と搬送
ベルト4上に並び、ピックアップ機構102がペレット
Pを確実に持ち上げる位置になる。
【0091】この状態で搬送ベルト4の上に持ち上げら
れる数量のペレットPが密着整列したら、上記搬送ベル
ト4を停止させると共に、上記ピックアップ機構102
の開閉機構102cによって、一対のピックアップ爪1
02aを開閉操作することにより、両ピックアップ爪1
02a間に上記搬送ベルト4上のペレットPを把持し、
かつ昇降シリンダ102d,102e及び水平シリンダ
102fによって、上記ペレットPを持ち上げてペレッ
ト回収機構103の搬送ベルト103b上のトレイTの
波形溝に載置する。
【0092】一方、この間に、上記第1ストッパ100
を搬送ベルト300上から退避させると共に、上記リニ
ヤフィーダ201によって、乗り移り部20上のペレッ
トPを搬送ベルト300側に移送する。次いで、搬送ベ
ルト4を起動すると共に、第2ストッパ101を該搬送
ベルト4上に突出させる。続いて、上記第2ストッパ1
01によって、上記搬送ベルト4上に所定数のペレット
Pが並んだ状態において、上記ピックアップ機構102
を操作して、該ペレットPを把持し搬送ベルト4から上
記ペレット回収機構103の搬送ベルト103b上のト
レイTの波形溝に移し替える。
【0093】この時、上記ペレット回収機構103の搬
送ベルト103b上のトレイTは、モータ103dによ
って1ピッチ分移送して、空の波形溝を所定位置(ピッ
クアップ機構102によるペレットP載置位置)に一致
させておく。そして、上記ペレット乾燥部30以降の装
置に発生したトラブルが解消して、上記ペレット回収指
示が解除されるまで上述した手順を繰り返す。
【0094】なお、上記ペレット検査部40は、図23
に示すように、周面検査部A、端面検査部Bの順に設置
してもよい。ここで、上記ペレット検査部40は連続処
理であり、このペレット検査部40で良品と判定される
ことにより連続して搬出されてくるペレットPに対し
て、回収側の把持機構502はバッチ処理であり、25
個のペレットPを回収ベルト500上に一定間隔で並べ
た状態でこの回収ベルト500を一旦停止させる必要が
ある。
【0095】そして、この回収ベルト500の停止時に
は、ペレットPが回収ベルト500の搬入端に溜ってし
まうため、ペレット検査部40から搬出され転動してき
た後続のペレットPが、上記回収ベルト500の搬入端
に溜っているペレットPに衝突することになる。従っ
て、この際の衝撃を減少させるために、上記ペレット検
査部40から転動する距離をできるだけ短くすると共
に、端面検査部Bの搬出端と上記ペレット運搬手段50
の回収ベルト500との間に、緩衝用の中間ベルト(平
板のステンレスベルト)Cを設け、後続のペレットPが
衝突しないように、その搬送速度の制御を行うことによ
り、上記間欠駆動されている回収ベルト500が停止し
た際に、検査の済んだペレットPに加わる衝撃の減少を
図ることができる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
は、軸方向に移送されてくるペレットを周方向に方向変
換させかつ乾燥させるペレット乾燥装置であって、上記
ペレットを収容する複数の収容空所が回転円盤の外縁部
に形成され、この回転円盤の各収容空所に収容されたペ
レットに気体を流通させる気体流通路が、上記回転円盤
の収容空所に連通されたものであるから、軸方向に移送
されてくるペレットを回転円盤の外縁部に形成された収
容空所に収容して、該回転円盤を回転させることによ
り、上記ペレットを周方向に迅速に方向変換させること
ができると共に、気体流通路によって、上記回転円盤の
各収容空所に収容されたペレットに気体を流通させるこ
とにより、該ペレットを確実に乾燥させることができ
て、外観検査に支障をきたすことがない。
【0097】また、本発明の請求項2は、上記軸方向に
移送されてくるペレットの前端面部の位置の変位を検出
する変位検出手段と、この変位検出手段によって検出さ
れた位置データに基づいて上記軸方向に移送されてくる
ペレットの搬送速度を制御し、かつ回転円盤の収容空所
の収容位置に停止させるペレット搬送制御手段とを具備
したものであるから、変位検出手段によって検出された
軸方向に移送されてくるペレットの前端面部の位置デー
タに基づいて、ペレット搬送制御手段によって上記ペレ
ットの搬送速度を制御し、かつ回転円盤の収容空所の収
容位置に停止させることにより、ペレットを円滑にその
軸方向から周方向に高速に変換させることができる。
【0098】さらに、本発明の請求項3は、上記変位検
出手段によってペレットが回転円盤の収容空所の収容位
置に到達したことを検出すると上記回転円盤を所定角度
回転させる回転円盤制御手段が設けられたものであるか
ら、上記変位検出手段によって回転円盤の収容空所の収
容位置にペレットが到達したことを検出すると、回転円
盤制御手段によって上記回転円盤を所定角度回転させる
ことにより、軸方向に移送されてきたペレットを回転円
盤の収容空所内に容易に収容することができて、この収
容されたペレットを確実に周方向に回転させることがで
きる。
【0099】さらにまた、本発明の請求項4は、ペレッ
トが回転円盤の収容空所の収容位置に到達したことを検
出する位置検出手段と、この位置検出手段によってペレ
ットが回転円盤の収容空所の収容位置に到達したことを
検出すると上記回転円盤を所定角度回転させる回転円盤
制御手段とを備えたものであるから、位置検出手段によ
って回転円盤の収容空所の収容位置にペレットが到達し
たことを検出すると、回転円盤制御手段によって上記回
転円盤を所定角度回転させることにより、軸方向に移送
されてきたペレットが回転円盤の収容空所内に収容され
たことを一層確実に確認することができて、この収容さ
れたペレットをスムーズに周方向に回転させることがで
きる。
【0100】また、本発明の請求項5は、上記気体流通
路が、収容空所に収容されたペレットの端面へ気体を吐
出する吐出孔から構成されたものであるから、気体流通
路の吐出孔によって、特に、乾燥しにくいペレットの端
面に集中的に気体を供給することにより、ペレットの端
面を円滑に乾燥させることができる。
【0101】さらに、本発明の請求項6は、上記気体流
通路が、収容空所に収容されたペレットの端面から気体
を吸引する吸引孔から構成されたものであるから、気体
流通路の吸引孔によって、ペレットの端面に溜った水滴
を円滑に排出することにより、ペレットを一層効率的に
乾燥させることができる。
【0102】さらにまた、本発明の請求項7は、上記気
体流通路が、収容空所に収容されたペレットの端面へ気
体を吐出する吐出孔と、このペレットの反対側の端面か
ら気体を吸引する吸引孔から構成され、かつ上記気体流
通路が、上記ペレットの両端面に対して交互に吐出及び
吸引を行うように複数ヶ所に設けられたものであるか
ら、複数ヶ所に設けられた気体流通路の吐出孔及びこれ
に対向する吸引孔によって、ペレットの両端面に対して
交互に吐出及び吸引を行うことにより、ペレットの両端
面からの水滴の除去を確実に行うことができる。
【0103】なおまた、本発明の請求項8は、上記吸引
孔に気体通過溝が設けられたものであるから、気体通過
溝を介して気体が外部に吸引されることにより、吸引孔
に吸着されているペレットが水滴あるいは粉末等の除去
の邪魔にならず、水滴あるいは粉末等を支障なく排除で
きる。
【0104】また、本発明の請求項9は、上記気体流通
路が、収容空所に収容されたペレットの周面へ気体を吐
出する吐出孔から構成されたものであるから、気体流通
路の吐出孔によって、ペレットの周面に気体を吹き付け
ることにより、ペレットの乾燥効率を向上させることが
できる。
【0105】さらに、本発明の請求項10は、上記ペレ
ットの周面へ気体を吐出する吐出孔がこのペレットの下
方に設けられたものであるから、上記吐出孔によって、
収容空所に収容されたペレットの周面に下方から気体を
吐出することにより、ペレットを収容空所内において浮
動させることができて、ペレットの両端面側に移動し易
くすることができると共に、ペレットの下周面の乾燥を
促進させることができる。
【0106】さらにまた、本発明の請求項11は、軸方
向に移送されてくるペレットを収容する複数の収容空所
が回転円盤の外縁部に形成され、この回転円盤の各収容
空所に収容されたペレットに気体を流通させる気体流通
路が、上記回転円盤の収容空所に連通されてなるペレッ
ト乾燥部と、このペレット乾燥部で軸方向から周方向に
方向変換させられかつ乾燥させられたペレットの周面及
び端面を撮像し選別するペレット検査部と、このペレッ
ト検査部で合格と判定されたペレットを運搬するペレッ
ト運搬手段と、このペレット運搬手段で運搬されたペレ
ットを目視で確認する目視確認部と、この目視確認部の
ペレットが上記ペレット運搬手段によって載置されたト
レイをトレイ収納ラックに収納するトレイ収納手段とを
備えたものであるから、ペレット乾燥部によって、軸方
向から周方向にペレットを方向変換させかつ乾燥させ、
ペレット検査部によって、ペレットの周面及び端面を撮
像し選別すると共に、ペレット運搬手段によって、ペレ
ットを目視確認部に運んで目視で確認し、この目視確認
部のペレットを上記ペレット運搬手段によってトレイ上
に載置した後、このトレイをトレイ収納手段によってト
レイ収納ラックに収納することにより、合格と判定され
たペレットを容易にトレイ上に整列載置させることがで
きる上に、該トレイをトレイ収納ラックに簡単に収納す
ることができる。
【0107】なおまた、本発明の請求項12は、上記ペ
レット検査部が、ペレットを間欠搬送し、このペレット
の両端面を順次撮像して欠陥判定し選別するペレット端
面検査手段と、同一周速で同方向に回転している小径ロ
ーラ及び大径排出溝付ローラを有し、これらのローラ間
に間欠的にペレットを供給して回転させ、この回転して
いるペレットを上方から撮像して展開画像を作成し、こ
の展開画像に基づいて上記ペレットの良否を判定して選
別するペレット周面検査手段とから構成されたものであ
るから、ペレット検査部のペレット端面検査手段によっ
て、ペレットを間欠搬送し、このペレットの両端面を順
次撮像して欠陥判定し選別すると共に、ペレット周面検
査手段の同一周速で同方向に回転している小径ローラ及
び大径排出溝付ローラ間に間欠的にペレットを供給して
回転させ、この回転しているペレットを上方から撮像し
て展開画像を作成し、この展開画像に基づいて上記ペレ
ットの良否を判定して選別することにより、ペレットの
両端面及び周面を確実に撮像することができて、ペレッ
トの良否を簡単に判別することができる。
【0108】また、本発明の請求項13は、上記同一周
速で同方向に回転している小径ローラと大径排出溝付ロ
ーラとの間にエア吸引手段が設けられたものであるか
ら、上記エア吸引手段によって、ペレットが小径ローラ
と大径排出溝付ローラとの間に吸引されて押圧されるこ
とにより、ペレットを滑らかに載置しかつ回転させるこ
とができて、安定したペレットの周面画像を得ることが
できると共に、粉末等の排出除去を行うことができる。
【0109】さらに、本発明の請求項14は、上記ペレ
ット乾燥部の前段に、軸方向に移送されているペレット
を回収するペレット回収部とペレットどうしの密着を切
り離す縁切り手段とが設けられたものであるから、ペレ
ット回収部によって、軸方向に移送されているペレット
をペレット乾燥部に送らずにスムーズに回収することが
可能である一方、縁切り手段によって、密着したペレッ
トどうしを切り離すことにより、ペレットを1個ずつ個
別にかつ確実にペレット乾燥部に送出することができ
る。
【0110】さらにまた、本発明の請求項15は、上記
ペレット回収部が、ペレット乾燥部以降のトラブル時に
起動されるように構成されたものであるから、ペレット
乾燥部以降のトラブル時においてペレット乾燥部以降の
運転を停止させると共に、ペレット回収部を起動して軸
方向に移送されているペレットを回収することにより、
ペレット乾燥部以降へのペレットの供給を停止すること
ができると共に、ペレット乾燥部の前段において軸方向
に移送されているペレットの流れを中断することを防止
できて、ペレット乾燥部の前段の生産に影響を与えるこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】搬送ベルト4からペレット乾燥部30の搬送ベ
ルト300へのペレットの受渡し部分を示す概略正面図
である。
【図3】ピックアップ機構部の正面図である。
【図4】図3のIV−IV線矢視図である。
【図5】ペレット回収機構部の平面図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】乗り移り部の正面図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】ペレット乾燥部の搬送ベルト部の正面図であ
る。
【図10】ペレット乾燥部の側面図である。
【図11】図10の正面図である。
【図12】回転円盤部の側面図である。
【図13】気体流通手段を示す側面図である。
【図14】図13のペレットとチャンバーの位置関係を
示す断面図である。
【図15】ペレット乾燥部からペレット運搬手段の把持
機構部までのペレットの動きを示す側面図である。
【図16】図15の平面図である。
【図17】4つの排出溝を有するペレット周面検査部を
示す側面図である。
【図18】案内機構部の側面図である。
【図19】把持機構の先端部を示す正面図である。
【図20】回収ベルトからトレイ載置部までのペレット
の流れを示す平面図である。
【図21】移送機構部の側面図である。
【図22】トレイ収納手段を示す説明図である。
【図23】ペレット乾燥部からペレット運搬手段の把持
機構部までのペレットの動きの他の一例を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
P ペレット T トレイ 6 トレイ収納ラック 7 縁切り手段 10 ペレット回収部 30 ペレット乾燥部 40 ペレット検査部 50 ペレット運搬手段 70 目視確認部 80 トレイ収納手段 301 超音波モータ(ペレット搬送制御手段) 302 反射型ペレット端面位置センサ(変位検出手
段) 303 回転円盤 303b 収容空所 304 パルスモータ(回転円盤制御手段) 307 透過型ペレット位置センサ(位置検出手段) 310 気体流通手段 310d 吐出孔(気体流通路) 310e 吸引孔(気体流通路) 310h 吐出孔(気体流通路) 310i 気体通過溝 406a 小径円柱状ローラ 406c 大径排出溝付ローラ 406d エア吸引機構(エア吸引手段) 410 端面撮像機構(ペレット端面検査手段) 411 周面撮像機構(ペレット周面検査手段)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に移送されてくるペレットを周方
    向に方向変換させかつ乾燥させるペレット乾燥装置であ
    って、上記ペレットを収容する複数の収容空所が回転円
    盤の外縁部に形成され、この回転円盤の各収容空所に収
    容されたペレットに気体を流通させる気体流通路が、上
    記回転円盤の収容空所に連通されたことを特徴とするペ
    レット乾燥装置。
  2. 【請求項2】 軸方向に移送されてくるペレットの前端
    面部の位置の変位を検出する変位検出手段と、この変位
    検出手段によって検出された位置データに基づいて上記
    軸方向に移送されてくるペレットの搬送速度を制御し、
    かつ回転円盤の収容空所の収容位置に停止させるペレッ
    ト搬送制御手段とを具備したことを特徴とする請求項1
    記載のペレット乾燥装置。
  3. 【請求項3】 変位検出手段によってペレットが回転円
    盤の収容空所の収容位置に到達したことを検出すると上
    記回転円盤を所定角度回転させる回転円盤制御手段が設
    けられたことを特徴とする請求項2記載のペレット乾燥
    装置。
  4. 【請求項4】 ペレットが回転円盤の収容空所の収容位
    置に到達したことを検出する位置検出手段と、この位置
    検出手段によってペレットが回転円盤の収容空所の収容
    位置に到達したことを検出すると上記回転円盤を所定角
    度回転させる回転円盤制御手段とを具備したことを特徴
    とする請求項2記載のペレット乾燥装置。
  5. 【請求項5】 気体流通路が、収容空所に収容されたペ
    レットの端面へ気体を吐出する吐出孔から構成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載のペレット乾燥装置。
  6. 【請求項6】 気体流通路が、収容空所に収容されたペ
    レットの端面から気体を吸引する吸引孔から構成された
    ことを特徴とする請求項1または5記載のペレット乾燥
    装置。
  7. 【請求項7】 気体流通路が、収容空所に収容されたペ
    レットの端面へ気体を吐出する吐出孔と、このペレット
    の反対側の端面から気体を吸引する吸引孔から構成さ
    れ、かつ上記気体流通路が、上記ペレットの両端面に対
    して交互に吐出及び吸引を行うように複数ヶ所に設けら
    れたことを特徴とする請求項1記載のペレット乾燥装
    置。
  8. 【請求項8】 吸引孔に気体通過溝が設けられたことを
    特徴とする請求項6または7記載のペレット乾燥装置。
  9. 【請求項9】 気体流通路が、収容空所に収容されたペ
    レットの周面へ気体を吐出する吐出孔から構成されたこ
    とを特徴とする請求項1、5、6、7または8記載のペ
    レット乾燥装置。
  10. 【請求項10】 ペレットの周面へ気体を吐出する吐出
    孔がこのペレットの下方に設けられたことを特徴とする
    請求項9記載のペレット乾燥装置。
  11. 【請求項11】 軸方向に移送されてくるペレットを収
    容する複数の収容空所が回転円盤の外縁部に形成され、
    この回転円盤の各収容空所に収容されたペレットに気体
    を流通させる気体流通路が、上記回転円盤の収容空所に
    連通されてなるペレット乾燥部と、このペレット乾燥部
    で軸方向から周方向に方向変換させられかつ乾燥させら
    れたペレットの周面及び端面を撮像し選別するペレット
    検査部と、このペレット検査部で合格と判定されたペレ
    ットを運搬するペレット運搬手段と、このペレット運搬
    手段で運搬されたペレットを目視で確認する目視確認部
    と、この目視確認部のペレットが上記ペレット運搬手段
    によって載置されたトレイをトレイ収納ラックに収納す
    るトレイ収納手段とを具備したことを特徴とするペレッ
    ト乾燥装置を備えたペレット整列載置装置。
  12. 【請求項12】 ペレット検査部が、ペレットを間欠搬
    送し、このペレットの両端面を順次撮像して欠陥判定し
    選別するペレット端面検査手段と、同一周速で同方向に
    回転している小径ローラ及び大径排出溝付ローラを有
    し、これらのローラ間に間欠的にペレットを供給して回
    転させ、この回転しているペレットを上方から撮像して
    展開画像を作成し、この展開画像に基づいて上記ペレッ
    トの良否を判定して選別するペレット周面検査手段とか
    ら構成されたことを特徴とする請求項11記載のペレッ
    ト乾燥装置を備えたペレット整列載置装置。
  13. 【請求項13】 同一周速で同方向に回転している小径
    ローラと大径排出溝付ローラとの間にエア吸引手段が設
    けられたことを特徴とする請求項12記載のペレット乾
    燥装置を備えたペレット整列載置装置。
  14. 【請求項14】 ペレット乾燥部の前段に、軸方向に移
    送されているペレットを回収するペレット回収部とペレ
    ットどうしの密着を切り離す縁切り手段とが設けられた
    ことを特徴とする請求項11記載のペレット乾燥装置を
    備えたペレット整列載置装置。
  15. 【請求項15】 ペレット回収部が、ペレット乾燥部以
    降のトラブル時に起動されるように構成されたことを特
    徴とする請求項14記載のペレット乾燥装置を備えたペ
    レット整列載置装置。
JP4220486A 1992-08-19 1992-08-19 ペレット乾燥装置及びペレット乾燥装置を備えたペレット整列載置装置 Withdrawn JPH0666990A (ja)

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