JPH0666951B2

JPH0666951B2 - 受信機

Info

Publication number: JPH0666951B2
Application number: JP60135492A
Authority: JP
Inventors: 義数富田; 誠一佐久間
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1985-06-20
Filing date: 1985-06-20
Publication date: 1994-08-24
Anticipated expiration: 2009-08-24
Also published as: JPS61293088A

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、文字放送受信機，ビデオテツクス受信機な
どの受信機に関する。

〔従来の技術〕

従来、文字放送はテレビジヨン信号の垂直帰線消去期間
内の単一あるいは複数の走査期間に文字画像用の画像情
報のデジタル信号を挿入したテレビ文字多重放送により
行なわれる。

一方、キヤプテン方式などの種々の方式のビデオテツク
スサービスは、文字，図形画像用の画像情報のデジタル
信号を、情報センサのホストコンピユータから電話回線
を介して伝送することにより行なわれる。

ところで文字放送およびビデオテツクスサービスの前記
デジタル信号は、再生表示すべき画像の画像情報ととも
に音声情報および種々の制御情報を有し、画像情報はガ
ンマ補正前の画像色データ，すなわちガンマ補正前の３
原色の輝度レベル指定用の４ビツトの画像色データを有
する。

一方、文字放送を受信する文字放送受信機およびビデオ
テツクスサービスの受信用のビデオテツクス受信機は、
昭和59年度電波技術審議会答申諮問第12号の付録の99頁
および、昭和60年発行の東芝レビユ（40巻２号）の95頁
に記載されているように、３原色それぞれに対する４ビ
ツトの輝度レベルデータの組合せにより形成される4096
色の中から32色を選択するとともに、選択した32色を用
いて再生画像を再生するため、画像色データによりアド
レス指定される各画像色のアドレスに該各画像色の形成
用の３原色の輝度レベルデータの組合せがそれぞれ書込
まれたカラーマツプテーブル（ルツクアツプテーブル）
を備えている。

なお、画像色データが指定する32色のうちの１色は、画
像色データが指定する３原色の輝度レベルと無関係な特
殊な色，すなわち透明なラスタ色に設定されている。

そして前記諮問第12号の付録の335頁に記載されている
従来のコード方式の文字放送受信機は第８図に示すよう
に構成され、画像情報のデジタル信号が挿入された受信
テレビジヨン信号が、画像情報のデジタル信号を受信す
る受信部から入力端子（１）を介して波形等価文字分離
回路（２）および同期分離回路（３）に入力され、分離
回路（２）から誤り訂正回路（４）に、受信した画像情
報のデジタル信号が出力され、誤り訂正回路（４）によ
り受信した画像情報のデジタル信号の誤りが訂正，補正
される。

また、同期分離回路（３）は、受信テレビジヨン信号の
水平および垂直の同期信号を分離抽出し、該同期信号か
らなるデジタル信号の抜取用の同期信号および表示制御
用の同期信号を分離回路（２）および表示クロツク発生
回路（５）にそれぞれ出力する。

さらに、ROMからなるプログラムメモリ（６）の制御手
法にもとづくマイクロコンピユータの中央処理装置
（７）の制御により、誤り訂正回路（４）のデジタル信
号がバス（８）を介してRAMからなるバツフアメモリ
（９）に転送された後、メモリ（９）のデジタル信号が
RAMからなる演算処理メモリ（10）に転送される。

そしてメモリ（10）に転送されたデジタル信号が画像色
データの場合は、中央処理装置（７）の制御により、キ
ヤラクタジエネレータ（11）によつてメモリ（10）のデ
ジタル信号が、当該デジタル信号の画像色データが指定
する画像色の４ビツトの指定アドレス，すなわち画像色
指定アドレスに変換されるとともに、該画像色指定アド
レスが表示およびバス制御回路（12）に転送される。

さらに、制御回路（12）は発生回路（５）の表示クロツ
クの制御にもとづき、入力された４ビツトの画像色指定
アドレスと後述のパレツトメモリ選択用の１ビツトのパ
レツト選択信号とをバス（15）を介して表示メモリ（1
4）に出力し、メモリ（14）はバス（15）を介してカラ
ーマツプテーブル（16）に、入力された画像色指定アド
レスとパレツト選択信号を出力する。

ところでテーブル（16）は、画像色指定アドレスにより
指定される第０ないし第15の16個のアドレスを有する第
1,第２のパレツトメモリにより形成されている。

そして両パレツトメモリの各アドレスに画像色指定アド
レスにより指定される16種類の画像色それぞれの形成用
の３原色の輝度レベルデータの組合せが書込まれ、この
とき各原色の輝度レベルデータがそれぞれ４ビツトで形
成させるため、各アドレスには12ビツトのデータがそれ
ぞれ書込まれる。

すなわち、文字放送およびビデオテツクスサービスで
は、前述したように、３原色それぞれに対する４ビツト
データの組合せにより形成された4096色の中から32色を
用いて画像再生を行なうため、第1,第２パレツトメモリ
に4096色から選択された16色の画像色の形成用の３原色
の輝度レベルデータの組合せ，すなわち画像色指定アド
レスにより指定される16種類の画像色の形成用の組合せ
がそれぞれ書込まれる。

なお、第１パレツトメモリにはカラー再生用の16色の画
像用の組合せが書込まれ、第２パレツトメモリには白黒
再生用の16色画像用の組合せが書込まれる。

また、第1,第２パレツトメモリは、電源投入時に各アド
レスの３原色の輝度レベルデータの組合せがイニシヤル
セツトされるとともに、受信した画像情報のパレツト書
換データにもとづき、１画面の再生毎に各アドレスの３
原色の輝度レベルデータの組分せが書換えられ、このと
き制御回路（12）からテーブル（16）に書換制御信号が
出力される。

ところで３原色の輝度レベルデータの組合せにより形成
される画像色は、たとえば３原色の輝度レベルデータが
すべて（0,0,0,0）であれば完全な黒色になるととも
に、３原色の輝度レベルデータがすべて（1,1,1,1）で
あれば完全な白色になり、３原色の輝度レベルデータの
組合せによつて完全な黒色から完全な白色までの間の40
96色それぞれになる。

そしてテーブル（16）の第1,第２のパレツトメモリがパ
レツト切換信号により択一的に選択されるとともに、選
択されたパレツトメモリの各アドレスが画像色指定アド
レスにより択一的にアドレス指定され、テーブル（16）
からアナログ変換部（17）に設けられた３原色それぞれ
のアナログ変換回路（17a），（17b），（17c）に、ア
ドレス指定された３原色の輝度レベルデータ，すなわち
画像色指定アドレスにより指定されたガンマ補正前の画
像色を形成する３原色の輝度レベルデータがそれぞれ読
出される。

そして各変換回路（17a）〜（17c）のアナログ変換によ
り、指定された画像色の画像再生用のアナログの３原色
信号R,G,Bが形成されるとともに、該３原色信号R,G,Bが
出力制御部（18）に入力される。

一方、メモリ（10）に転送されたデジタル信号が音声情
報のデジタル信号の場合は、中央処理装置（７）の制御
により、メモリ（10）のデジタル信号がバス（８）を介
して音声用インタフエース（19）に転送されるととも
に、インタフエース（19）から音声デコーダ（20）に音
声情報のデジタル信号がシリアル出力され、デコーダ
（20）の復号，アナログ変換処理により形成されたアナ
ログの音声信号Ｓが出力制御部（18）に入力される。

ところで出力制御部（18）には、文字放送の受信により
形成された前記３原色信号R,G,Bおよび音声信号Ｓとと
もに、テレビジヨン放送の受信により形成された入力端
子（21），（22），（23）の３原色信号Ｒ′,G′,B′お
よび入力端子（24）の音声信号Ｓ′が入力される。な
お、３原色信号Ｒ′、Ｇ′、Ｂ′は受信機のガンマ特性
を相殺するため、送信側で予め補正されている。

また、テーブル（16）から出力制御部（18）に、３原色
信号R,G,BとＲ′,G′,B′の切換え制御信号および、３
原色信号Ｒ′,G′,B′の輝度レベルの低下指令信号が出
力されるとともに、入力端子（25）から出力制御部（1
8）に、文字放送とテレビジヨン放送との再生切換制御
信号が出力される。

そして出力制御部（18）は、前記各制御信号にもとづ
き、文字放送の再生のみが指令されたときは３原色信号
R,G,Bおよび音声信号Ｓを出力端子（26），（27），（2
8）および（29）からそれぞれ出力し、テレビジヨン放
送の再生のみが指令されたときは３原色信号Ｒ′,G′,
B′および音声信号Ｓ′を出力端子（26）〜（29）から
出力し、かつ、テレビジヨン放送の再生に重畳して文字
放送を再生する文字放送のスーパー表示再生などが指令
されたときは３原色信号R,G,BとＲ′,G′,B′とを出力
端子（26）〜（28）から出力するとともに、音声信号Ｓ
またはＳ′を出力端子（29）に出力する。

さらに、出力端子（26）〜（28）の３原色信号が、画像
再生表示用の受信機により形成された表示部に入力さ
れ、カラー画像が再生表示される。

また、出力端子（29）の音声信号が音声出力部に供給さ
れ、該音声信号の再生音声が音声出力部から再生出力さ
れる。

なお、図中の（30）は番組選択などに用いられるキーボ
ードであり、（31）はキーボード（30）とバス（８）と
の間に設けられたキーボードインタフエースである〔発明が解決しようとする問題点〕ところで表示部の受像管はガンマ補正された輝度レベル
の３原色信号，すなわちテレビジヨン放送の３原色信号
Ｒ′,G′,B′に対して正常な輝度レベルの再生表示を行
なうように設定され、３原色信号Ｒ′,G′,B′により形
成される表示管の入力電圧に対して表示管の輝度レベル
がほぼ直線的に変化し、テレビジヨン放送のカラー画像
は忠実に表示される。

一方、受信したデジタル信号の画像色データが前述した
ようにガンマ補正前の画像色データであるため、テーブ
ル（16）から出力される３原色の輝度レベルデータが形
成する画像色も、ガンマ補正前の輝度レベルの画像色に
なる。

したがつて、３原色信号R,G,Bにもとづく受像管の入力
電圧に対して輝度レベルは、第９図に示すようにガンマ
特性にもとづき非線形に変化し、このとき再生されるカ
ラー画像は、３原色信号R,G,Bの黒レベルを圧縮すると
ともに白レベルを伸長して形成された色調になり、忠実
な再生が行なえない問題点がある。

なお、ビデオデツクス受信機の場合も、表示部の受像管
が、一般に、ガンマ補正されたテレビジヨン放送の画像
再生用の受像管により形成されるため、前述と同様の問
題点が生じる。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は、ガンマ補正前の画像色データを有する画像
情報のデジタル信号を受信する受信部と、前記画像色デ
ータによりアドレス指定される各画像色のアドレスに該
各画像色の形成用の３原色の輝度レベルデータの組合せ
がそれぞれ書込まれるとともに，受信した前記画像色デ
ータによりアドレス指定された前記３原色の輝度レベル
データが読出されるカラーマツプテーブルと、３原色の
ガンマ補正データが書込まれるとともに，前記カラーマ
ツプテーブルから読出された前記３原色の輝度レベルデ
ータを前記各ガンマ補正データによりそれぞれ補正して
出力するガンマ補正テーブルと、該ガンマ補正テーブル
から読出された３原色それぞれのガンマ補正輝度レベル
データをアナログ変換して画像再生用の３原色信号を形
成するアナログ変換部と、ガンマ補正されたテレビジヨ
ン放送の画像再生表示用の受像管により形成され，前記
３原色信号の入力により前記画像情報のカラー画像を再
生表示する表示部とを備えたことを特徴とする受信機で
ある。

〔作用〕

したがつて、カラーマツプテーブルから出力された３原
色の輝度レベルデータ，すなわちガンマ補正前の画像色
のデータは、ガンマ補正テーブルによりガンマ補正され
た後にアナログ変換されて表示部に供給され、この場
合、表示部に入力される３原色信号がガンマ補正されて
いるため、表示部により画像情報のカラー画像が忠実に
再生表示される。

〔実施例〕

つぎに、この発明を、その１実施例を示した第１図ない
し第７図とともに詳細に説明する。

第１図において、第８図と同一記号は同一のものを示
し、（14a），（14b），（14c），（14d），（14e）は
メモリ（14）の第１ないし第５メモリであり、第１ない
し第４メモリ（14a）〜（14d）に、受信した画像色デー
タにもとづく画像色指定アドレスの４ビツトがそれぞれ
保持され、第５メモリ（14e）にテーブル（16）の第1,
第２パレツトメモリ（16a），（16b）の選択用のパレツ
ト選択信号が保持される。

一方、パレツトメモリ（16a）は第０ないし第15アドレ
ス（A₀），（A₁），…，（A₈），…，（A₁₅）に、カラ
ー再生用の16色の画像色それぞれ形成する３原色，すな
わち赤，緑，青の４ビツトの輝度レベルデータの組合せ
が書込まれ、パレツトメモリ（16b）は第０ないし第15
アドレス（A₀）〜（A₁₅）に、白黒再生用の16色の画像
色それぞれを形成する３原色の４ビツトの輝度レベルデ
ータの組合せが書込まれる。

ところで３原色の輝度レベルデータがすべて（0,0,0,
0）であれば、画像色は最も暗い完全な黒色になり、す
べて（1,1,1,1）であれば画像色は最も明るい完全な白
になるはずである。

しかし、文字放送においては、前述したように画像色デ
ータが指定する32色のうちの１色が特殊なラスター色に
設定され、文字放送の場合は、第１パレツトメモリ（16
a）の３原色の輝度レベルデータがすべて（0,0,0,0）に
なる完全な黒色用指定用の（0,0,0,0）の画像色データ
をラスター色の指定データに設定し、カラー再生の場合
の最も暗い画像色として、３原色の輝度レベルデータが
共に（0,0,0,1）になる色，すなわち（0,0,0,1）の画像
色データにより指定される少し灰色がかつた黒色が完全
な黒色の代りに用いる。

なお、白黒再生の場合は（0,0,0,0）の画像色データに
対して完全な黒色を表示できる。

すなわち、文字放送のカラー再生の場合は、完全な黒色
を指定する画像色データが、ラスター色の指定用のデー
タに設定されるため、完全な黒色の再生が行なえない不
都合がある。

そして３原色の輝度レベルデータが共に（0,0,0,1）に
なる画像色を完全な黒色とするために、カラー再生の場
合に、テーブル（16）から出力された３原色の輝度レベ
ルデータそれぞれから１を引くことが考えられたが、こ
の場合は、たとえば赤の輝度レベルデータが（0,0,0,
1）で緑，青の輝度レベルデータが共に（0,0,0,0）の組
合せの場合などどのように、輝度レベルデータの１つの
みが（0,0,0,1）になる暗い画像色の組合せに対して、
再生されるカラー画像がすべて完全な黒色になり、表示
が行なえなくなる。

そこでこの実施例では、ラスター色検出部（32）および
データ変換部（33）を設え、カラー再生時にテーブル
（16）から出力される３原色の輝度レベルデータの組合
せが共に（0,0,0,1）のときにのみ、当該３原色の輝度
レベルデータの組合せを完全な黒色に対する（0,0,0,
0）の組合せに変換する。

すなわち、画像色データにもとづく画像色指定アドレシ
によりテーブル（16）から読出された３原色の輝度レベ
ルデータおよびパレツト選択信号が検出部（32）に入力
され、検出部（32）により、パレツト選択信号が０にな
るパレツトメモリ（16a）の選択時に、入力された３原
色の輝度レベルデータの組合せがラスター色を指定する
と共に（0,0,0,0）の組合せであるか否かが検出され、
ラスター色を指定する組合せであれば検出部（32）から
切換部（34）にハイレベルのラスター色検出信号が出力
される。

なお、検出部（32）のラスター色検出信号出力回路は、
第２図に示すように、赤の輝度レベルデータの各ビツト
r₀,r₁,r₂,r₃,緑の輝度レベルデータの各ビツトg₀,g₁,
g₂,g₃,青の輝度レベルデータの各ビツトb₀,b₁,b₂,b₃お
よび、１ビツトのパレツト選択信号ｐが入力される13入
力のノアゲート（Ga）により形成される。

さらに、検出部（32）を介して３原色の輝度レベルデー
タは変換部（33）に入力され、該変換部（33）により、
入力された３原色の輝度レベルデータが共に（0,0,0,
1）であるか否かが検出されるとともに、３原色の輝度
レベルデータが共に（0,0,0,1）であれば、当該３原色
の輝度レベルデータが完全な黒色を示す共に（0,0,0,
0）の輝度レベルデータに変換される。

なお、変換部（33）は第３図に示すように、３原色の輝
度レベルデータの各ビツトr₀〜r₃,g₀〜g₃,b₀〜b₃および
パレツト選択信号ｐの入力端子（r₀）′，（r₁）′，
（r₂）′，（r₃）′，（g₀）′，（g₁）′，（g₂）′，
（g₃）′，（b₀）′，（b₁）′，（b₂）′，（b₃）′，
（ｐ）′および、出力端子（r₀）″，（r₁）″，
（r₂）″，（r₃）″，（g₀）″，（g₁″），（g₂）″，
（g₃）″，（b₀）″（b₁）″，（b₂）″，（b₃）″，
（ｐ）″と、インバータ（Ia），（Ib），（Ic），ノア
ゲート（Gb），データセレクタ（Da），（Db），（Dc）
とにより形成され、変換後の３原色の輝度レベルデータ
が出力端子（r₀）″〜（r₃）″，（g₀）″〜（g₃）″，
（b₀）″〜（b₃）″，（ｐ）″から切換部（34）に出力
される。

したがつて、カラー再生時に変換部（33）から切換部
（34）に出力される３原色の輝度レベルデータは、テー
ブル（16）から出力された共に（0,0,0,1）の３原色の
輝度レベルデータのみを完全な黒色の表示用の（0,0,0,
0）に変換したデータになる。

そして切換部（34）は、検出部（32）からラスター色検
出信号が入力されると、このときラスター色の表示が指
定されたことを識別し、入力された３原色のレベルデー
タの代わりに、データセレクタ（35）を介して択一的に
入力される第1,第２ラスターメモリ部（36），（37）の
ラスター色用の３原色の輝度レベルデータを出力する。

すなわち、ラスター色には、文字放送のヘツダ表示期間
用のヘツダラスター色と、テキスト表示期間用のテキス
トラスター色とがあり、メモリ部（36）の３原色メモリ
（36a），（36b），（36c）にヘツダラスター色用の３
原色それぞれの輝度レベルデータが記憶され、メモリ部
（37）の３原色メモリ（37a），（37b），（37c）にテ
キストラスター色用の３原色の輝度レベルデータがそれ
ぞれ記憶されている。

そしてラスター色検出信号が切換部（34）に入力される
と、データセレクタ（35）は、ヘツダ表示期間にメモリ
部（36）の３原色の輝度レベルデータを選択して切換部
（34）に出力し、テキスト表示期間にメモリ部（37）の
３原色の輝度レベルデータを選択して切換部（34）に出
力する。

さらに、切換部（34）はラスター色検出信号が入力され
るときのみ、変換部（33）から入力された３原色の輝度
レベルデータの出力を禁止してデータセレクタ（35）の
３原色の輝度レベルデータ，すなわちラスター色用の３
原色の輝度レベルデータを出力する。

なお、切換部（34）およびデータセレクタ（35）は第４
図に示すようにデータセレクタ用集積回路（ICa），（I
Cb）それぞれにより形成され，集積回路（ICb）に接続
された入力端子（ｘ）がハイレベルに保持されるヘツダ
表示期間にはメモリ部（36）の輝度レベルデータが集積
回路（ICb）から出力され、入力端子（ｘ）がローレベ
ルに保持されるテキスト表示期間にはメモリ部（37）の
輝度レベルデータが集積回路（ICb）から出力される。

さらに、集積回路（ICa）は入力端子（ｙ）にラスター
色検出信号が入力されたときのみ、集積回路（ICb）か
ら出力された３原色の輝度レベルデータを出力し、入力
端子（ｙ）にラスター色検出信号が入力されないときは
入力端子（ｚ）の３原色の輝度レベルデータ，すなわち
変換部（33）から入力された３原色の輝度レベルデータ
を出力する。

つぎに、切換部（34）から出力された３原色の輝度レベ
ルデータは、ガンマ補正を行なうためにガンマ補正テー
ブル（38）に入力される。

そしてテーブル（38）が第５図に示すように８×16ビツ
トのメモリ（Ｍ）により形成されるとともに、メモリ
（Ｍ）に入力された３原色それぞれの16種類の輝度レベ
ルデータ，すなわち補正前の輝度レベルデータを、それ
ぞれ第６図に示すようにほぼ第９図の特性の逆特性にガ
ンマ補正するガンマ補正データが書込まれ、該ガンマ補
正データにより切換部（34）から入力された３原色の輝
度レベルデータがそれぞれガンマ補正される。

ところで前記ガンマ補正により３原色の輝度レベルデー
タがそれぞれ８ビツトになるとともに、ガンマ補正され
た３原色の輝度レベルデータがアナログ変換部（17）と
同様に構成されたアナログ変換部（39）に入力され、該
変換部（39）のアナログ変換により、ガンマ補正された
画像再生用の３原色信号が形成されるとともに、該３原
色信号が出力制御部（18）に入力される。

たがつて、出力制御部（18）に入力される文字放送の３
原色信号がテレビジヨン放送の３原色信号と同様にガン
マ補正された信号になり、ガンマ補正されたテレビジヨ
ン放送の画像再生表示用の受像管（40）により形成され
た表示部に、変換部（39）から出力された文字放送の３
原色信号が出力制御部（18）を介して入力されると、こ
のとき、受像管（40）の入力電圧が輝度レベルに対して
直線的に変化し、受像管（40）に忠実な再生色のカラー
画像が再生表示される。

すなわち、前記実施例では、カラーマツプテーブル（1
6）とアナログ変換部（39）との間にガンマ補正テーブ
ル（38）を設けたことにより、テーブル（16）から出力
された３原色の輝度レベルデータがガンマ補正され、表
示部の受像管（40）に文字放送の画像情報にもとづくカ
ラー画像が忠実に再生される。

また、ラスター色検出部（32），データ変換部（33）を
設けたことにより、３原色の輝度レベルデータの１つの
みが（0,0,0,1）になる暗い画像色を完全な黒色として
表示することなく、３原色の輝度レベルデータが共に
（0,0,0,1）になるカラー再生時の最も暗い画像色の画
像色データに対してのみ、完全な黒色が表示され、カラ
ー再生時に忠実に黒色の表示が行なえる。

なお、前記実施例では文字放送受信機に適用したが、キ
ヤプテン方式などの種々の方式のビデオテツクス受信機
などに適用できるのは勿論である。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明の受信機によると、カラーマツ
プテーブル（16）とアナログ変換部（39）との間に、ガ
ンマ補正テーブル（38）を設けたことにより、テーブル
（16）から出力されたガンマ補正前の３原色の輝度レベ
ルデータがガンマ補正され、変換部（39）から受像管
（40）により形成された表示部に、ガンマ補正された画
像再生用の３原色信号が出力され、表示部により忠実な
カラー画像を再生表示できるものである。

また、ラスター検出部、ラスタメモリ部及び切り換え部
を設けたため、カラーマップテーブル出力がラスター色
を示しているにもかかわらず、誤って黒色表示すること
がない。

さらに、データ変換部を設けたため、完全な黒色再生を
忠実に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第７図はこの発明の受信機の１実施例を示
し、第１図は一部のブロツク図、第２図，第３図，第４
図は第１図のラスター色検出部，データ変換部，切換部
およびデータセレクタそれぞれの詳細なブロツク図、第
５図は第１図のガンマ補正テーブルのメモリマツプ、第
６図はガンマ補正の特性図、第７図はガンマ補正後の受
像管の入力電圧と輝度レベルとの関係図、第８図は従来
の受信機の一部のブロツク図、第９図はガンマ補正前の
受像管の入力電圧と輝度レベルとの関係図である。（16）……カラーマツプテーブル、（38）……ガンマ補
正テーブル、（39）……アナログ変換部、（40）……受
像管。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ガンマ補正前の画像色データを有する画像
情報のデジタル信号を受信する受信部と、前記画像色データによりアドレス指定される各画像色の
アドレスに該各画像色の形成用の３原色の輝度レベルデ
ータの組合わせがそれぞれ書込まれ、受信した前記画像
色データによりアドレス指定された前記３原色の輝度レ
ベルデータが読出されるとともに、前記３原色のいずれ
もが最大値あるいは最小値となる輝度レベルデータを特
定の色に設定してなるカラーマップテーブルと、前記カラーマップテーブル出力の３原色の輝度レベルデ
ータが共に最大値あるいは共に最小値であるかを検出す
る検出手段と、前記カラーマップテーブル出力の３原色の輝度レベルデ
ータが共に最大値より１小さいか、あるいは共に最小値
より１大きい時、前記データを最大値あるいは最小値に
変換するデータ変換手段と、前記特定の色に対応する輝度レベルデータを記憶するメ
モリと、前記検出手段が前記特定の色を検出したとき、前記データ変換手段出力に代えて前記メモリ出力を選択
する切換え手段と、３原色のガンマ補正データが書込まれるとともに、前記
切換え手段からの前記３原色の輝度レベルデータを前記
各ガンマ補正データによりそれぞれ補正して出力するガ
ンマ補正テーブルと、該ガンマ補正テーブルから読出された３原色それぞれの
ガンマ補正輝度レベルデータをアナログ変換して画像再
生用の３原色信号を形成するアナログ変換部と、ガンマ補正されたテレビジョン放送の画像再生表示用の
受像管により形成され、前記３原色信号の入力により前記画像情報のカラー画像
を再生表示する表示部とを備えたことを特徴とする受信
機。