JPH0666822U - ダイクッションピンの圧力制御装置 - Google Patents

ダイクッションピンの圧力制御装置

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JPH0666822U
JPH0666822U JP1400693U JP1400693U JPH0666822U JP H0666822 U JPH0666822 U JP H0666822U JP 1400693 U JP1400693 U JP 1400693U JP 1400693 U JP1400693 U JP 1400693U JP H0666822 U JPH0666822 U JP H0666822U
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JP
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die cushion
hydraulic
pressure
press
die
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明二 石黒
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各ダイクッションピン間でピン長さに生じた
偏差をなくしてプレス成形性の低下を防止することがで
きるとともに、簡単な操作によりプレス成形性を調整可
能として上下型の形状に沿って正確にプレス絞り成形を
行なうことができるダイクッションピンの圧力制御装置
を提供する。 【構成】 ダイクッションパッド2上に配設される複数
個の油圧シリンダ3を4つの領域A、B、C、Dに分割
するとともに、各領域A、B、C、Dのそれぞれについ
て圧力制御バルブ21、23、25、27を介して別個
に油圧を設定できるように構成する。これにより、各領
域A、B、C、Dにおけるダイクッションピン4間でピ
ン長さに偏差が生じた場合においても、その偏差をなく
してプレス成形性の低下を防止し得、また、簡単な操作
によりプレス成形性を調整可能として上型10、下型8
の形状に沿って正確にプレス絞り成形を行ない得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鉄板等のプレス絞り加工を行なうプレス成形装置に使用されるダイ クッション装置におけるダイクッションピンの圧力制御装置に関し、特に、ダイ クッションパッド上に配設され、ダイクッションピンを支持する複数の油圧シリ ンダを複数のグループに分割し、その分割された各グループの油圧シリンダ毎に 独立して圧力制御を行なうようにしたダイクッションピンの圧力制御装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、プレス絞り加工を行なう各種のプレス成形装置が提案されており、 この種のプレス成形装置では、一般に、ダイクッションパッド上に、油圧供給装 置から共通して油圧が供給される複数個の油圧シリンダ(通常、40乃至50個 の油圧シリンダが設けられている)を配設するとともに、各油圧シリンダにダイ クッションピンを支持し、プレス絞り成形時にスライドの下面に支持された上型 を下降させた際、上型のプレス圧力を各ダイクッションピンに伝達しつつ下型と の間で鉄板等のプレス絞り成形を行なうように構成されている。ここに、油圧供 給装置としては、各油圧シリンダに共通して使用される1つの油圧供給装置が設 けられており、これより各ダイクッションピンには油圧供給装置から供給される 圧力をピンの本数で等分した圧力が伝達されることとなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記のようなプレス成形装置を介して鉄板等のプレス絞り成形を正 確に行なうためには、上型のプレス圧力が各ダイクッションピンを介して直接ダ イクッションパッドに伝達されることから、複数個の各ダイクッションピンがそ れぞれ同一の長さを有していることが望ましい。 しかしながら、長期の使用によっては、ダイクッションピンが圧縮荷重により 永久変形すること等に起因して各ダイクッションピンの長さに偏差が生じる場合 があり、このように各ダイクッションピン間で長さに偏差が生じるとプレス絞り 成形時にダイクッションピンの上端と上型の下端面との間に隙間が発生してしま い、これより上型からのプレス圧力が全てのダイクッションピンに対して均等に 伝達されなくなる。この結果、長さが短くなったダイクッションピンには、部分 的に上型からのプレス圧力が正確に伝達されず、プレス絞り成形に悪影響を及ぼ してしまう問題があった。
【0004】 また、プレス成形装置により鉄板等のプレス絞り成形を行なう場合、被形成物 の形状によってはダイクッションパッド上に配設された各油圧シリンダの油圧に 差異を設けてプレス絞り成形を行なう方が、より上下型の形状に沿って正確にプ レス絞り成形を行い得る場合がある。しかしながら、前記した従来のプレス成形 装置では、各油圧シリンダに油圧を供給する油圧供給装置は、各油圧シリンダに 共通する1の装置しか設けられておらず、従って、各ダイクッションピンに供給 される油圧は、油圧供給装置から供給される油圧を各ピンの本数にて等分した圧 力となるものである。この結果、被成形物の形状に合致させて各ダイクッション ピンに伝達される圧力を意図的に変えることが難しく、これより上下型の形状に 沿って正確にプレス絞り成形を行なうことができないという問題があった。
【0005】 更に、前記従来のプレス成形装置では、油圧供給装置が1つしか設けられてい ないので、プレス成形性の調整は、上型や下型の一部を削る等して両型間におけ る被成形物の保持力を変えることにより行なわれており、かかるプレス成形性の 調整作業は、非常に煩雑なものであり、また、他のプレス成形装置に使用される 上型や下型との互換性がなくなってしまう問題があった。
【0006】 本考案は前記従来技術の問題点を解消するためになされたものであり、各ダイ クッションピン間でピン長さに偏差が生じた場合においても、その偏差をなくし てプレス成形性の低下を防止することができるとともに、簡単な操作によりプレ ス成形性を調整可能として上下型の形状に沿って正確にプレス絞り成形を行なう ことができるダイクッションピンの圧力制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本考案は、ダイクッションパッドと、ダイクッション パッド上に配設された複数の油圧シリンダと、各油圧シリンダに支持されたダイ クッションピンと、各油圧シリンダに油圧を供給して各ダイクッションピンのダ イクッション力を制御する油圧供給装置とを有するダイクッションピンの圧力制 御装置において、前記ダイクッションパッド上で前記各油圧シリンダを複数のグ ループに分割し、各グループ毎に対応して前記油圧供給装置から油圧を供給する 油圧供給路を設けるとともに、各油圧供給路には油圧調整機構を配設した構成と される。
【0008】
【作用】
前記構成を有する本考案では、先ず、被成形物のプレス成形を行なう前に、各 ダイクッションピン間におけるピン長さの偏差や被成形物の形状を考慮して、ダ イクッションパッド上で複数のグループに分割された各グループ内における油圧 シリンダに対して、各グループ毎の油圧供給路に配設された油圧調整機構を介し て所望の油圧が設定される。この後、被成形物のプレス成形が開始され、プレス 圧力が各グループ内において各油圧シリンダに支持されている各ダイクッション ピンに伝達される。そして、各ダイクッションピンに及ぼされる各圧力の合計と プレス圧力とが釣り合った時点からプレス圧力がダイクッションパッドに伝達さ れ、これによりダイクッションパッドが下降されて被成形物のプレス絞り成形が 行なわれるものである。
【0009】 このとき、複数の油圧シリンダはダイクッションパッド上で複数のグループに 分割されるとともに、油圧調整機構により個別に調整された油圧が、油圧供給装 置から各油圧供給路を介して各グループ内の油圧シリンダに供給されているので 、各ダイクッションピン間にピン長さの偏差が存在する場合においても、かかる ピン長さの偏差をなくして被成形物のプレス絞り成形が行なわれ、また、上下型 の形状に沿って正確にプレス絞り成形が行なわれるものである。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、 本実施例に係るプレス成形装置の概要について図1に基づき説明する。図1はプ レス成形装置の要部を示す側断面図であり、ベッド1内には、ダイクッション( 図示せず)により弾性支持されたダイクッションパッド2が上下動可能に収納さ れている。また、ダイクッションパッド2上には、複数個(通常40乃至50個 )の油圧シリンダ3(図1中には2個の油圧シリンダのみ示す)が縦横に等間隔 をもって配設されており、各油圧シリンダ3のそれぞれにはダイクッションピン 4の下端部が収納されている。
【0011】 ここに、ダイクッションピン4は、後述するように、スライド9により上型1 0が下降されてプレス絞り成形が行なわれる際に、ダイクッションピン4の下端 を介して油圧シリンダ3内の油(所定の圧縮率を有する)が圧縮されたり、また 、後述の油圧供給管5の径が拡大されて長さ方向に縮むこと等に起因して、若干 下方にストローク(移動)され得るものである。このとき、ダイクッションピン 4のストローク量は、上型10からのプレス圧力と、このプレス圧力に基づき各 ダイクッションピン4から及ぼされる圧力(反力)を合計した圧力とが釣り合う に至るまでにダイクッションピン4が下方に移動する量であり、かかるストロー ク量はほぼ一定の値(ダイクッションピン4の個数と油圧シリンダ3に設定され る油圧の初期圧とにより変化するが、ほぼ3mm程度のストローク量)となるよ うにされている。 尚、各油圧シリンダ3からはダイクッションパッド2を貫通して、後述の油圧 供給装置Pに連通する油圧供給管5が接続されており、これより各油圧シリンダ 3には油圧供給装置Pから油圧供給管5を介して所定の油圧が供給されるもので ある。
【0012】 また、ベッド1上にはボルスタ6が載置されており、ボルスタ6にはダイクッ ションピン4の個数に対応してピン孔6Aが穿設されている。そして、各ダイク ッションピン4は、ボルスタ6に穿設された各ピン孔6Aを介して上下に摺動案 内されている。かかるボルスタ6の上面には、ポンチ7を一体に有する下型8が 取り付けられており、この下型8に対向してスライド9により上下動案内される 上型10が配設されている。上型10は、公知のようにスライド9の上下動に伴 って移動され、下方への移動時に下型8と協働して鉄板等の薄板(約0.7mm 乃至1.2mm程度の厚さを有する)のプレス絞り成形を行なうものである。更 に、下型8と上型10との間には、ポンチ7を挿通するポンチ孔11Aが設けら れたしわ押え11が配置されており、かかるしわ押え11の下面には前記各クッ ションピン4の上端に当接する複数の足部11Bが形成されている。これより、 各ダイクッションピン4は、プレス成形時に足部11Bからのプレス圧を介して 、前記したように一定量だけ下方にストロークした後、ダイクッションパッド2 と共に下方に移動される。尚、しわ押え11は、スライド9を下降させて上型1 0と下型8との協働により鉄板等のプレス絞り成形を行なう際に、鉄板等にしわ が生じないように上型10との間で鉄板等を挟圧するものである。
【0013】 次に、前記のように構成されるプレス成形装置の各油圧シリンダ3における油 圧を制御するための制御装置について図2に基づき説明する。図2は油圧制御シ ステムを模式的に示す説明図である。尚、本実施例では、理解を容易にするため ダイクッションパッド2上には24個の油圧シリンダ3が縦横に配設されている ものとして説明する。 ダイクッションパッド2は、図2に示すように、見かけ上領域A、領域B、領 域C、及び、領域Dの4個の領域(点線にて示す)に分割されており、各領域A 、B、C、Dのそれぞれには、各6個の油圧シリンダ3が配置されている。また 、各領域A、B、C、Dに配置された6個のシリンダ3は、油圧供給管5を介し てそれぞれ相互に連通されており、これにより各領域内における各油圧シリンダ 3には同一の油圧が供給されることとなる。更に、領域Aの油圧供給管5には逆 止弁20、圧力制御バルブ21が接続されるとともに、圧力制御バルブ21は共 通の油圧供給管Lにより油圧供給装置Pに接続されている。同様に、領域Bの油 圧供給管5には逆止弁22、圧力制御バルブ23が接続され、この圧力制御バル ブ23は共通の油圧供給管Lにより油圧供給装置Pに接続されている。また、同 様に、領域Cの油圧供給管5は逆止弁24、圧力制御バルブ25から油圧供給管 Lを経て油圧供給装置Pに接続され、領域Dの油圧供給管5は逆止弁26、圧力 制御バルブ27から油圧供給管Lを経て油圧供給装置Pに接続されている。
【0014】 ここに、各圧力制御バルブ21、23、25、27は、各領域A、B、C、D における油圧シリンダ3に供給される油圧を個別に設定するためのものであり、 これより各領域A、B、C、Dにおける各油圧シリンダ3に供給されるべき油圧 は、各領域毎に設定され得るものである。このとき、ダイクッションパッド2上 に配設された各油圧シリンダ3のダイクッションピン4に関して、その長さにつ いて偏差が生じている場合、相対的に短くなっているダイクッションピン4を含 む領域については圧力制御バルブ21、23、25、27を介して比較的高い油 圧に設定され、一方、相対的に長いダイクッションピン4を含む領域については 圧力制御バルブ21、23、25、27を介して比較的低い油圧に設定される。 これにより、各領域A、B、C、Dに存在する各ダイクッションピン4の相互に おける前記ストローク量の差異を相殺して各ダイクッションピン4のストローク 量をほぼ一定にすることが可能となる。被成形物の形状を勘案して各領域A、B 、C、Dのうち選択的に油圧シリンダ3の油圧を変えた方が良い場合には、圧力 制御バルブ21、23、25、27を介して所望の領域における油圧シリンダ3 の油圧を選択的に変え得る。これにより、上型10、下型8の形状に沿って正確 にプレス絞り成形を行い得るものである。尚、各領域毎に設定される油圧は、大 体10%程度の差異をもって設定することが可能である。
【0015】 続いて、前記のように構成される油圧制御システムにより各油圧シリンダ3に 支持されたダイクッションピン4の圧力を制御する動作について説明する。ここ に、説明の便宜のため前記領域Aにおける各油圧シリンダ3に供給されるべき油 圧が他の3つの領域B、C、Dの各油圧シリンダ3に供給される油圧よりも若干 高く設定されるものとし、領域Aに供給される油圧をP1(初期圧P01)、他の 3つの領域B、C、Dに供給される油圧をP2(初期圧P02)とする。このとき 、P1>P2、P01>P02である。
【0016】 先ず、圧力制御バルブ21を介して領域Aの初期圧をP01に設定し、また、圧 力制御バルブ23、25、27を介して領域B、C、Dの初期圧をP02に設定す る。これに続いて、下型8、しわ押え11と上型10との間に被成形物たる鉄板 等をセットし、スライド9を介して上型10を下型8に向かって下降させる。こ れにより、上型10は下型8、しわ押え11との間で被成形物のプレス成形を行 ないながらプレス圧力をしわ押え11に及ぼす。
【0017】 このようにしわ押え11に及ぼされたプレス圧力は、足部11Bから各ダイク ッションピン4に伝達され、この結果、各ダイクッションピン4は前記のように 各油圧シリンダ3内の油や油圧供給管5等を圧縮するので、各ダイクッションピ ン4は一定のストローク量だけ下方に移動する。そして、各ダイクッションピン 4が一定のストローク量だけ移動した後、前記各領域A、B、C、Dにおいて前 記のように供給された油圧P1(領域Aの油圧)、油圧P2(領域B、C、Dの 油圧)に基づいて、各ダイクッションピン4に生ずる反力を合計した圧力がダイ クッションパッド2を下から支える力、即ちダイクッション圧力(一般にエア圧 力が使用され、図1参照)と釣り合った時点からダイクッションパッド2が下方 に移動される。
【0018】 かかるダイクッションピン4のストローク状態と圧力との関係が図3に示され ている。図3は、ダイクッションピンのストローク状態と圧力との関係を示すグ ラフであり、縦軸は圧力、横軸はストローク量を示す。図3のグラフにおいて、 変化線aは領域Aにおける各油圧シリンダ3(油圧P01に設定されている)に支 持された各ダイクッションピン4のストローク状態を示すものであり、変化線a から各ダイクッションピン4は初期圧P01から油圧P1に至るまで一定のストロ ーク量Sだけストロークすることが分かる。また、変化線bは各領域B、C、D における各油圧シリンダ3(油圧P02に設定されている)に支持された各ダイク ッションピン4のストローク状態を示すものであり、変化線bから各ダイクッシ ョンピン4は初期圧P02(P02<P01)から油圧P2(P2<P1)に至るまで 一定のストローク量Sだけストロークすることが分かる。
【0019】 このように各領域におけるダイクッションピン4が一定のストローク量Sだけ ストロークした時点において、油圧P1、P2に基づき各ダイクッションピン4 に生じる圧力(上型10からのプレス圧力に対抗して生じる反力)の合計が下型 クッションパッド2を支える圧力(ダイクッション圧力)に釣り合う。具体的に 説明すると、領域Aにおいて6個のダイクッションピン4に生ずる圧力は油圧P 1に6を乗じた圧力(P1×6)であり、また、各領域B、C、Dのそれぞれに おいて各6個のダイクッションピン4に生ずる圧力は油圧P2に6を乗じた圧力 (P2×6)である。従って、領域Aに生じる圧力(P1×6)と各領域B、C 、Dに生ずる圧力の総和(3×P2×6)とを合計した圧力(P1×6+3×P 2×6)が下型クッションパッド2を支える力に釣り合うこととなる。
【0020】 この後、各領域A、B、C、Dにおける各ダイクッションピン4は、ダイクッ ションパッド2と共に、ダイクッションパッド2を弾性支持する図示しないダイ クッションの弾性力に抗して下方へ移動されるものである。各変化線a、bにお いて、各ダイクッションピン4が一定のストローク量Sだけストロークした後の 直線部分は、ダイクッションピン4がダイクッションパッド2と共に移動するこ とを表わしている。
【0021】 これにより、被成形物は、しわ押え11によりしわが発生するのを防止されつ つ上型10と下型8との間で所定の形状にプレス絞り成形されるものである。こ のとき、ダイクッションパッド2上に配設された各油圧シリンダ3は、4つの領 域A、B、C、Dに分割されており、領域Aの油圧シリンダ3には油圧P1が設 定されるとともに領域B、C、Dの油圧シリンダ3には油圧P2が設定されてい るので、被成形物の形状を勘案して上型10、下型8の形状に沿って正確にプレ ス絞り成形が可能となるものである。
【0022】 以上詳細に説明した通り本実施例に係るダイクッションピン4の圧力制御装置 では、ダイクッションパッド2上に配設される複数個の油圧シリンダ3を4つの 領域A、B、C、Dに分割するとともに、各領域A、B、C、Dのそれぞれにつ いて圧力制御バルブ21、23、25、27を介して別個に油圧を設定できるよ うにしたので、各領域A、B、C、Dにおけるダイクッションピン4間でピン長 さに偏差が生じた場合においても、その偏差をなくしてプレス成形性の低下を防 止することができるとともに、上型10、下型8の形状に沿って正確にプレス絞 り成形を行なうことができる。 また、従来のプレス成形装置のように、上型10、下型8を削る等してプレス 成形性を調整する必要はなく、圧力制御バルブ21、23、25、27を介して 簡単な操作をもってプレス成形性を調整することができ、これより他のプレス成 形装置における上下型との互換性を保持することができるものである。
【0023】 尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しな い範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。 例えば、前記実施例ではダイクッションパッド2上に配設される各油圧シリン ダ3を4つの領域A、B、C、Dに分割した例に従って説明したが、分割される 領域数はこれに限定されるものではなく、4以下又は4以上の所望の数に分割で きることは明かである。
【0024】
【考案の効果】
以上説明した通り本考案は、各ダイクッションピン間でピン長さに偏差が生じ た場合においても、その偏差をなくしてプレス成形性の低下を防止することがで きるとともに、簡単な操作によりプレス成形性を調整可能として上下型の形状に 沿って正確にプレス絞り成形を行なうことができるダイクッションピンの圧力制 御装置を提供することができ、その産業上奏する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレス成形装置の要部を示す側断面図である。
【図2】油圧制御システムを模式的に示す説明図であ
る。
【図3】ダイクッションピンのストローク状態と圧力と
の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
2・・・ダイクッションパッド、3・・・油圧シリンダ 4・・・ダイクッションピン、5・・・油圧供給管 8・・・下型、10・・・上型 21、23、25、27・・・圧力制御バルブ A、B、C、D・・・領域、L・・・油圧供給管 P・・・油圧供給装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイクッションパッドと、ダイクッシ
    ョンパッド上に配設された複数の油圧シリンダと、各油
    圧シリンダに支持されたダイクッションピンと、各油圧
    シリンダに油圧を供給して各ダイクッションピンのダイ
    クッション力を制御する油圧供給装置とを有するダイク
    ッションピンの圧力制御装置において、 前記ダイクッションパッド上で前記各油圧シリンダを複
    数のグループに分割し、各グループ毎に対応して前記油
    圧供給装置から油圧を供給する油圧供給路を設けるとと
    もに、各油圧供給路には油圧調整機構を配設したことを
    特徴とするダイクッションピンの圧力制御装置。
JP1400693U 1993-03-01 1993-03-01 ダイクッションピンの圧力制御装置 Pending JPH0666822U (ja)

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