JPH0666749A - ガス検出装置 - Google Patents

ガス検出装置

Info

Publication number
JPH0666749A
JPH0666749A JP23900592A JP23900592A JPH0666749A JP H0666749 A JPH0666749 A JP H0666749A JP 23900592 A JP23900592 A JP 23900592A JP 23900592 A JP23900592 A JP 23900592A JP H0666749 A JPH0666749 A JP H0666749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
gas
gas sensor
counter
noise
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23900592A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Shioiri
明 塩入
Shigeyo Sonoda
茂代 園田
Kazuo Okinaga
一夫 翁長
Toru Nomura
徹 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Figaro Engineering Inc
Original Assignee
Figaro Engineering Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Figaro Engineering Inc filed Critical Figaro Engineering Inc
Priority to JP23900592A priority Critical patent/JPH0666749A/ja
Publication of JPH0666749A publication Critical patent/JPH0666749A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスセンサ1の微分の時定数を自由に調整可
能にする。 【構成】 ガスセンサ1の信号を微分回路2で微分し、
ノイズフィルタ3でガスセンサ信号のノイズを評価す
る。微分信号がガス検出条件を充す場合カウンタ4を加
算し、充さない場合減算する。ノイズフィルタ3の信号
でカウンタ4へのいき値を定め、カウンタ4の信号がい
き値を越える場合にガス検出信号を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明はガスセンサ信号の微分を
用いたガス検出装置に関し、例えば空調の制御等に適し
たものである。
【0002】
【用語法】この明細書では、ガスセンサの信号は検出対
象ガスの濃度の増加により増加するものとして示した
が、これは説明の便宜のために過ぎず、ガス濃度の増加
によって減少する信号を用いても良い。
【0003】
【従来技術】ガスセンサの信号を時間微分しガスを検出
することは、周知である。また実開平1−117,55
7号公報は、長い時定数の微分回路で緩慢な変化を検出
し、短い時定数の微分回路で急激な変化を検出すること
を提案している。しかし微分回路を多数設けることは回
路設計上のネックとなるし、微分の時定数を広範囲にか
つ実効的に滑らかに変化させることは容易ではない。
【0004】微分信号の問題点は、ノイズを受け易い点
にある。これに対して発明者らは、ノイズの影響が大き
い場合には微分の時定数を延長し、ノイズを避けること
を考慮した。またガスセンサ信号のノイズを評価するフ
ィルタを開発した(特願平4−143,587号)。こ
れらのことを有効に行うためには微分の時定数、即ち微
分において考慮する過去のガスセンサ信号の時間幅を可
変にせねばならない。これが可能であれば、ノイズが激
しい場合には長い間単調に続く微分信号のみを取り出し
てノイズを避け、ノイズが小さい場合には短時間の微分
を行い検出を速めることができる。しかしながらこのよ
うな微分回路は提案されていない。
【0005】
【発明の課題】この発明の課題は、ガス検出装置でのガ
スセンサ信号の微分の時定数を自由に修正できるように
することにある。
【0006】
【発明の構成】この発明のガス検出装置は、ガスセンサ
信号の時間微分からガスを検出するようにしたガス検出
装置において、ガスセンサ信号の時間微分がガスの検出
条件を充す場合に加算され、ガスの検出条件を充さない
場合に減算されるカウント手段を設けるとともに、カウ
ント手段に可変の目標値を入力するための手段を設け、
かつカウント手段の出力が目標値以上でガスを検出する
ようにしたことを特徴とする。カウント手段は純粋のカ
ウンタでも良く、あるいはタイマを用いても同じ結果が
得られる。時間微分は、1階微分の他に2階微分等を用
いても良い。時間微分に対する検出条件は固定でも良
く、あるいは時間的に変化する可変のものでも良い。加
算,減算の内容は任意である。
【0007】
【発明の作用】この発明で用いるカウント手段は、ガス
センサ信号の時間微分がガスの検出条件を充せば加算さ
れ、充さなければ減算される。次にカウント手段の目標
値は可変で、目標値を変えることにより微分の時定数を
制御できる。目標値は実効的に微分の時定数に対応し、
時定数は目標値の増加関数となる。この結果1つの微分
手段で、様々な時定数での微分ができる。
【0008】
【実施例】図1において、1はガスセンサで、金属酸化
物半導体ガスセンサや,プロトン導電体ガスセンサ,固
体電解質ガスセンサ,定電位電解法ガスセンサ等を用い
る。2は微分回路で、3はノイズフィルタである。ノイ
ズフィルタ3には、実施例ではガスセンサ信号の2階微
分の畳み込み積分を用いたが、これ以外にガスセンサ信
号の減少分のみを畳み込むものや、ガスセンサ信号の長
期平均と現在のガスセンサ信号とを比較し、これから大
域的な雰囲気の状態を検出するようにしたもの等も用い
得る。またノイズフィルタ3に替えて、ガス検出装置の
高感度や低感度等のマニュアルスイッチを利用し、マニ
ュアルスイッチからの信号を用いても良い。あるいは補
償用のセンサを設けて、その信号を用いても良い。4は
カウンタで、微分回路2の信号がガス検出条件を充す場
合には加算し、検出条件を充さない場合には減算するよ
うにする。微分回路2,ノイズフィルタ3,カウンタ4
は例えばマイクロコンピュータで実現し、ソフトウェア
を用いて構成する。カウンタ4の出力側には、空気清浄
機やブザー等の負荷を接続する。
【0009】図2に自動車用の空気清浄機の場合を例
に、ガスセンサ1の特性を示す。自動車のドアを開ける
と、ガスセンサ1の信号は一般に減少し、激しいランダ
ムなノイズが生じる。このことは窓を開けて自動車を走
行させた場合にも同様である。ドアや窓を閉じると、ガ
スセンサ1の信号にはドリフトが生じ、信号が徐々に増
加する。ここで喫煙を行うと、ガスセンサ1の信号はド
リフトよりも急激に増加する。
【0010】
【表1】 プログラムの要部 READ RS センサ抵抗Rsを読む(1秒毎) R3=R2: R2=R1: R1=RS 最新の抵抗値をR1に2つ前をR3に入力 D1=(R1-R2)/R1 1階微分 (時定数1秒) D2=(R1-2*R2+R3)/R1 2階微分 (時定数1秒) IF D2≧0 THEN F=F*(1-P)+D2 ELSE F=F*(1-P) ノイズフィルタでノイズを評価、正の2階微分をたたみ込み IF D1≦-J THEN C=C+1 ELSE C=C-2 ガスの検出いき値(微分)のJを越えると、カウンタ4を加算 検出条件を充さない場合、2減算 IF C≦0 THEN C=0 M=INT(F)*K+2 カウンタ4の目標値を2を最小値に、ノイズフィルタ3の信号と定数K で増加 IF C≧M THEN X=1 目標値にカウンタ4の信号が達すると、空気清浄機を駆動
【0011】表1を用いて、この場合のガス検出装置の
動作を示す。喫煙の検出を速めるため、ガスセンサ1の
信号を微分回路2で微分して、ガスを検出する。ノイズ
フィルタ3では、ガスセンサ1の信号を2階微分し、2
階微分が正,即ちガスセンサ信号が減少する向きのエッ
ジの場合のみ、ノイズフィルタ3の値を加算する。加算
は畳み込み積分で行い、時定数はPで定め、例えば30
秒〜120秒程度の時定数とする。図2のドアノイズの
領域では、ガスセンサ1の信号が激しく変動するので、
ノイズを示す変数Fは増加する。これに対してドリフト
の領域や喫煙の領域では、ガスセンサ1の信号は滑らか
に直線的に変化するので、ノイズフィルタ3の出力は減
少する。1階微分を表す信号D1の絶対値(D1<0)が
ガスの検出いき値Jを越えると、カウンタ4を1加算す
る。検出いき値Jに達しない場合にはカウンタ4を2減
算し、カウンタ4の出力は最小を0とする。なおカウン
タ4の減算は、−D1がJ未満の状態が2回続くと、1
回目は例えば2減算し、2回目でカウンタ4をリセット
する等の変形を施しても良い。ノイズフィルタ3の出力
Fに応じて、カウンタ4の目標値を設定する。目標値の
最小値は2とする。これは微分に要するメモリを減少さ
せるためで、常法に従いガスセンサ1の信号を平均化し
てから微分を行うと、微分回路2に大きなメモリが必要
となる。これに対して実施例では、ガスセンサ1の信号
を平均化せずに微分を行い、カウンタ4の目標値の最小
値を2とした。これは結局、ガスセンサ信号を2点で平
均化して微分を行っていることと同じである。カウンタ
4の目標値は、ノイズフィルタ3の信号に応じて変化さ
せ、ノイズフィルタ3の信号が大きいほど、長い時間単
調に続く微分信号のみを取り出すことになる。このため
ノイズが小さく微分信号の信頼性が高い条件では、最短
の場合ガスセンサ信号に変化が生じてから2秒でガスを
検出する。これに対してノイズが激しい領域では、長い
時間、例えば20〜50秒、続く微分信号のみを取り出
し、ドアノイズや窓からのノイズによる一時的な激しい
センサ信号の変動の影響を除去する。ノイズフィルタ3
がセンサ信号のランダムな変化を取り出すものであれ
ば、同じ結果が得られる。またノイズフィルタ3で過去
のセンサ信号の長時間の平均値(例えば30分〜4時
間)を求めるようにし、これと現在のセンサ信号とを比
較すると、図2でドアノイズ/ドリフト/その後の安定
期を識別できる。これに応じてカウンタ4の目標値を変
えてやれば良い。
【0012】図3に、カウンタ4の動作を示す。カウン
タ4の目標値はノイズフィルタ3の信号で与えられ、ノ
イズが激しいほど目標値は増加する。これはノイズフィ
ルタ3の信号で、微分回路2の微分信号にフィルタを掛
けることと等価であり、ノイズが激しいほど微分信号の
透過率を減少させることと同じである。
【0013】図4に、ガスの発生のガスセンサ信号への
伝達関数を示す。図の破線のようにガス濃度が変化した
としても、ガスセンサ1の応答波形は様々である。これ
はガスの発生源とガスセンサ1との距離や、ガスセンサ
1の応答特性などに依存する。ここでカウンタ4で、ガ
スセンサ信号の1階微分から微分のいき値を引算したも
のを加算すると、図4の鎖線のスロープとの差Dがカウ
ンタ4の出力となる。そしてカウンタ4の目標値を、ノ
イズフィルタ3の信号や外部からのマニュアル入力等で
修正すれば、微分回路2を用いながらガスセンサ1の信
号の絶対値を利用しているのと類似の結果が得られる。
このように実施例のガス検出装置は、単純な微分回路と
絶対値検出との間で自由に動作を変更することができ
る。
【0014】
【実施例2】図5に、第2の実施例を示す。第1の実施
例との違いは、参照表5を設け、これから微分のいき値
Jを読み込む点である。ガスの発生に対するセンサ抵抗
Rsの変化は例えば図6のようになり、時間と共に微分
信号は徐々に減少する。そこでカウンタ4により図6の
破線のような検出いき値を発生させれば、図6の破線よ
りも下側にある変化のみを検出することができる。
【0015】図5の検出装置のプログラムの要部を表2
に示す。表1との相違点は、カウンタ4の信号をアドレ
スとして、参照表5から次の微分のいき値Jを読み込む
ことにある。このようにすればカウンタ4の値によりい
き値Jが可変となり、図6の破線のようないき値の特性
を実現できる。なお微分のいき値Jをカウンタ4の信号
で定める替わりにノイズフィルタ3の信号で定めれば、
ノイズが激しいほど強い微分係数を持つ信号のみを取り
出すことができる。
【0016】
【表2】 プログラムの要部 READ RS センサ抵抗Rsを読む(1秒毎) R3=R2: R2=R1: R1=RS 最新の抵抗値をR1に2つ前をR3に入力 D1=(R1-R2)/R1 1階微分 (時定数1秒) D2=(R1-2*R2+R3)/R1 2階微分 (時定数1秒) IF D2≧0 THEN F=F*(1-P)+D2 ELSE F=F*(1-P) ノイズフィルタでノイズを評価、正の2階微分をたたみ込み IF D1≦-J THEN C=C+1 ELSE C=C-2 ガスの検出いき値(微分)のJを越えると、カウンタ4を加算 検出条件を充さない場合、2減算 IF C≦0 THEN C=0 READ J FROM TABLED 5 BY ADDRESS C カウンタ4の信号をアドレスとして、参照表5から次の微分の いき値Jを読む M=INT(F)*K+2 カウンタ4の目標値を2を最小値に、ノイズフィルタ3の信号と定数K で増加 IF C≧M THEN X=1 目標値にカウンタ4の信号が達すると、空気清浄機を駆動
【0017】
【発明の効果】この発明では微分の時定数を可変にし、
長い微分と短い微分とを1つの微分回路で使い分けるこ
とができる。この結果例えば、センサ信号へのノイズが
大きい領域では単調に長時間続く微分信号のみを取り出
し、ノイズの少ない領域ではガスへの検出装置の応答を
速めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のガス検出装置のブロック図
【図2】 ガスセンサ信号へのドアのノイズとドリフ
ト、喫煙の影響を示す特性図
【図3】 実施例のガス検出装置での、微分の時定数
の変化を示す特性図
【図4】 ガスセンサ信号へのガス発生の影響の伝達
特性を示す特性図
【図5】 第2の実施例のブロック図
【図6】 第2の実施例の微分いき値を示す特性図
【符号の説明】
1 ガスセンサ 2 微分回路 3 ノイズフィルタ 4 カウンタ 5 参照表
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 徹 箕面市船場西1丁目5番3号 フィガロ技 研株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスセンサ信号の時間微分からガスを検
    出するようにしたガス検出装置において、 ガスセンサ信号の時間微分がガスの検出条件を充す場合
    に加算され、ガスの検出条件を充さない場合に減算され
    るカウント手段を設けるとともに、 カウント手段に可変の目標値を入力するための手段を設
    け、かつカウント手段の出力が目標値以上でガスを検出
    するようにしたことを特徴とする、ガス検出装置。
JP23900592A 1992-08-14 1992-08-14 ガス検出装置 Pending JPH0666749A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23900592A JPH0666749A (ja) 1992-08-14 1992-08-14 ガス検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23900592A JPH0666749A (ja) 1992-08-14 1992-08-14 ガス検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0666749A true JPH0666749A (ja) 1994-03-11

Family

ID=17038482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23900592A Pending JPH0666749A (ja) 1992-08-14 1992-08-14 ガス検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0666749A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3016074B2 (ja) 有害ガスに応じた車両内部空間通風装置及び方法
JP2741381B2 (ja) ガス検出装置
US7266459B2 (en) Gas detector and automobile ventilation system
JP3696237B2 (ja) センサ信号の評価方法
JPH0666749A (ja) ガス検出装置
JP2839407B2 (ja) 炭酸ガス濃度検知装置
KR100477078B1 (ko) 가스센서에 의한 차량 외기 오염판단 방법
JP4317640B2 (ja) 制御システム
JP3169193B2 (ja) ガス検出装置
WO1999042691A1 (fr) Detecteur de coincement pour composant de commutateur
JP2003227807A (ja) ガス検出装置及び車両用オートベンチレーションシステム
JP3221514B2 (ja) ガス検出装置
JP3196942B2 (ja) ガス検出装置
JP4376735B2 (ja) 計測信号の積分処理装置
JP2003041856A (ja) 開閉部材の異物挟み込み検出方法及び開閉部材の異物挟み込み検出装置
JP3196943B2 (ja) ガス検出装置
JPH05157714A (ja) 空調制御装置
JP3924147B2 (ja) ガス検出装置、車両用オートベンチレーションシステム
JP4209604B2 (ja) ガス検出装置、車両用オートベンチレーションシステム
JP3308037B2 (ja) ガス検出装置
JP3308036B2 (ja) ガス検出装置
JP3308035B2 (ja) ガス検出装置
JP3249504B2 (ja) ガス検出装置
JP4409902B2 (ja) ガス検出装置及び車両用オートベンチレーションシステム
JPH0671127A (ja) 車載用エアクリーナー