JPH0666587B2 - クワドラチャ発振回路 - Google Patents

クワドラチャ発振回路

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JPH0666587B2
JPH0666587B2 JP63304536A JP30453688A JPH0666587B2 JP H0666587 B2 JPH0666587 B2 JP H0666587B2 JP 63304536 A JP63304536 A JP 63304536A JP 30453688 A JP30453688 A JP 30453688A JP H0666587 B2 JPH0666587 B2 JP H0666587B2
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JP
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wave signal
phase difference
rectangular wave
output
oscillator
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JP63304536A
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JPH02149105A (ja
Inventor
宏三 京和泉
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サンテスト株式会社
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は歪の極めて少ない正弦波を発生するクワドラチ
ャ発振回路に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
従来より回転型変位計としてレゾルバが知られている
が、これは2つの一次巻線に正弦波及び余弦波信号を加
え、回転角に比例して変化する二次側の出力信号と一次
側に加えられた正弦波もしくは余弦波信号との位相差と
して回転角を検出するようになっている。
レゾルバの一次巻線には歪の少ない正弦波及び余弦波信
号を加える必要があるため、従来ではクワドラチャ発振
回路が用いられている。このクワドラチャ発振回路は、
歪が極めて少ない正弦波信号と余弦波信号とを同調させ
て発生できる発振回路であり、第3図のごとき回路構成
となっている。
さて、クワドラチャ発振回路の発振周波数f0は、 で与えられるが、抵抗R1,R2および容量C1,C2は周囲の温
度変化によって変化するため、発振周波数f0も温度変化
に伴って変動するという問題がある。
〔発明の目的〕
そこで、本発明の目的は、温度が変化しても一定の発振
周波数を保持でき、かつ歪の小さな正弦波信号を発生で
きるクワドラチャ発振回路を提供することにある。
〔発明の構成〕
上記目的を達成するため、本発明のクワドラチャ発振回
路は、発振周波数を決定する少なくとも1個の抵抗器に
代えて用いられる電界効果トランジスタと、出力される
正弦波信号を矩形波信号に変換する変換手段と、安定し
た一定周期の矩形波信号を発生する基準波発振器と、変
換手段から出力される矩形波信号と基準波発振器から出
力される矩形波信号との位相差に応じた電圧を出力する
位相差検出手段とを備え、上記位相差検出手段の出力電
圧を上記電界効果トランジスタのゲートに入力すること
により、上記矩形波信号の位相差を一定に保持するべく
電界効果トランジスタのドレーン−ソース間の抵抗値を
可変としたものである。
〔作用〕
即ち、クワドラチャ発振回路から出力される正弦波信号
を比較手段によって矩形波に変換し、これと基準波発振
器の一定周期の矩形波との位相差θを検出し、この位相
差に応じた電圧を電界効果トランジスタのゲートにフィ
ードバックする。これにより、電界効果トランジスタの
ドレーン−ソース間の抵抗値は位相差θが一定値に保持
されるように自動的に変化するので、正弦波信号を基準
波発振器の発振周波数と全く同一周波数で発振させるこ
とができる。
〔実施例〕
第1図は本発明にかかるクワドラチャ発振回路の一例を
示し、図中一点鎖線で囲ったフィードバック回路部Aを
除けば公知のクワドラチャ発振回路と同様である。
2個の演算増幅器1,2の間には、従来の抵抗器R2(第3
図参照)に相当する固定抵抗R3と電界効果トランジスタ
(以下、FETと称する)3とが接続されている。FET3は
電圧制御型抵抗として使用されており、周知のとおりゲ
ート(G)とソース(S)間の電圧が変化すると、ドレ
イン(D)とソース(S)間の抵抗値が変化するもので
ある。
クワドラチャ発振回路は(1)式で示したとおり、その
回路定数で決められた周波数をもって発振し、その出力
の一方である正弦波信号(sinωt)がコンパレータ4
の正入力に加えられている。コンパレータ4の負入力は
接地されているので、コンパレータ4の出力電圧V1は第
2図に示されるように半周期ごとに立ち上がり,立ち下
がりを繰り返す矩形波となる。
基準波発振器5は公知の水晶発振器等のように温度特性
の安定したものであり、第2図に示されるように安定し
た一定周期の矩形波信号V2を出力している。上記コンパ
レータ4の矩形波信号V1および基準波発振器5の矩形波
信号V2は位相差検出器6のそれぞれの入力端子に入力さ
れる。この位相差検出器6は公知のPLL半導体集積回路
等によって構成されており、位相弁別回路7とチャージ
アンプ8とを含んでいる。位相差検出器6はコンパレー
タ4の矩形波信号V1と基準波発振器5の矩形波信号V2
の位相差θを検出し、この位相差θに比例した電圧信号
をFET3のゲート(G)に印加している。
上記のように矩形波信号V1,V2の位相差θに比例した電
圧信号がFET3のゲート(G)に印加されるため、FET3の
ドレイン(D)とソース(S)間の抵抗値が位相差θに
応じて変化する、換言すれば、位相差θが0を含むM定
値に保持されるようにFET3のドレイン(D)とソース
(S)間の抵抗値が自動的に変化することになる。その
ため、このクワドラチャ発振回路は基準波発振器5の発
振周波数と全く同一周波数の正弦余・余弦波信号を発振
し、周囲の温度変化によって抵抗R1,R3および容量C1,C2
が変化しても、発振周波数が変動しない。
なお、上記実施例では正弦波信号(sinωt)をフィー
ドバックした例を示したが、余弦波信号(cosωt)を
フィードバックしてもよい。また、固定抵抗R3とFET3と
を抵抗器R2の代わりに用いたが、これは抵抗器R1の代わ
りに用いても同様である。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、クワド
ラチャ発振回路の出力を矩形波に変換し、これと基準波
発振器の矩形波との位相差を検出し、この位相差に応じ
た電圧を電界効果トランジスタのゲートに入力すること
により、電界効果トランジスタのドレーン−ソース間の
抵抗値を変化させるようにしたので、クワドラチャ発振
回路の正弦波信号を基準波発振器の発振周波数と同一の
周波数で発振させることができる。つまり、温度変化に
よって抵抗や容量が変化しても、常に安定した周波数の
正弦波信号を出力できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるクワドラチャ発振回路の一例の
回路図、第2図はその信号波形図、第3図は従来公知の
クワドラチャ発振回路の回路図である。 A……フィードバック回路図、3……FET(電界効果ト
ランジスタ)、4……コンパレータ(変換手段)、5…
…基準波発振器、6……位相差検出器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発振周波数を決定する複数の抵抗器と容量
    と備え、正弦波信号を発生するクワドラチャ発振回路に
    おいて、 発振周波数を決定する少なくとも1個の抵抗器に代えて
    用いられる電界効果トランジスタと、出力される正弦波
    信号を矩形波信号に変換する変換手段と、安定した一定
    周期の矩形波信号を発生する基準波発振器と、変換手段
    から出力される矩形波信号と基準波発振器から出力され
    る矩形波信号との位相差に応じた電圧を出力する位相差
    検出手段とを備え、 上記位相差検出手段の出力電圧を上記電界効果トランジ
    スタのゲートに入力することにより、上記矩形波信号の
    位相差を一定に保持するべく電界効果トランジスタのド
    レーン−ソース間の抵抗値を可変としたことを特徴とす
    るクワドラチャ発振回路。
JP63304536A 1988-11-30 1988-11-30 クワドラチャ発振回路 Expired - Lifetime JPH0666587B2 (ja)

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JPH02149105A JPH02149105A (ja) 1990-06-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61276408A (ja) * 1985-05-31 1986-12-06 Hitachi Ltd フイルタ回路

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JPH02149105A (ja) 1990-06-07

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