JPH0666536A - 板の剪断時に生じるカエリ形状、寸法の測定方法 - Google Patents

板の剪断時に生じるカエリ形状、寸法の測定方法

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JPH0666536A
JPH0666536A JP24580492A JP24580492A JPH0666536A JP H0666536 A JPH0666536 A JP H0666536A JP 24580492 A JP24580492 A JP 24580492A JP 24580492 A JP24580492 A JP 24580492A JP H0666536 A JPH0666536 A JP H0666536A
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JP
Japan
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shape
plate
burrs
measuring
steel plate
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JP24580492A
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Inventor
Akinobu Ogasawara
昭宣 小笠原
Manabu Kuninaga
学 國永
Toshihiro Mori
俊弘 森
Shozo Ota
省三 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SERUTETSUKU SYST KK
Nippon Steel Corp
Original Assignee
SERUTETSUKU SYST KK
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非接触状態で高速かつ高精度に板の剪断によ
る微小なカエリの形状や寸法について、測定することが
できる板の剪断時に生じるカエリ形状、寸法の測定方法
を提供する。 【構成】 板の剪断時に生じるカエリ形状、寸法の測定
方法は、レーザー光発信器12からレーザー光を発振さ
せ、該レーザー光をスキャンニング手段14を介して測
定対象物である板端19に照射して、該板端19からの
反射レーザー光を前記スキャンニング手段14を介して
位置検知型受光器13で受け、該位置検知型受光器13
からのデータを信号処理して前記板端19に形成された
カエリの形状、寸法を割り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板の剪断時に生じるカ
エリ形状、寸法の測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板の剪断時に生じるカエリの寸法
を測定する方法として、例えばマイクロメーターを電磁
鋼板に当接させ、剪断部の厚みと近接した部分の厚みを
比較してそのカエリを測定する電磁鋼板試験方法(JI
S C2550)があった。また、前記板の剪断時に生
じるカエリの寸法を測定する方法ではないが応用可能性
のある方法として、例えば、特開昭57−119205
号公報に記載された板状体断面形状の測定方法が提案さ
れており、該方法は板状体の幅方向に光源と撮像装置を
対向して設け、光源から板状体厚み方向に細長いスリッ
ト光束を投射し、撮像装置を厚み方向に走査して得る映
像信号を演算処理して測定する方法であった。更に、同
様に応用可能性のある方法として、特開昭62−203
048号公報に記載された形状検査装置が提案されてお
り、該方法は高速移動被検材にパルスのスリット光を投
射し、被検材の光検材の光切断像をイメージセンサに電
荷像として形成し、前回の測定をもとに像の存在する近
傍を高速に読み出して全面形状及び欠陥を検出する方法
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の提案に係るものでは、電磁鋼板試験方法においては
マイクロメータで挟むのでカエリを潰し精度が低く、更
には順次移動して挟まなければならず、測定に手間と時
間を要するという問題点があった。また、特開昭57−
119205号公報に記載された板状体断面形状の測定
方法においては、測定対象物に接触することはなく前記
問題点は生じることはないが、断面の形状測定は可能で
あるが、板表面からの高さで評価すべきであるカエリ寸
法や形状の測定は困難であるという問題点があった。更
に、特開昭62−203048号に記載された形状検査
装置においては、カエリ形状、寸法の測定に応用すると
レーザ幅が広いために検出不可能であるという問題点が
あった。本発明はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、非接触状態で高速かつ高精度に板の剪断による微小
なカエリの形状や寸法について、測定することができる
板の剪断時に生じるカエリ形状、寸法の測定方法を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の板の剪断時に生じるカエリ形状、寸法の測定方法
は、レーザー光発信器からレーザー光を発振させ、該レ
ーザー光をスキャンニング手段を介して測定対象物であ
る板端に照射して、該板端からの反射レーザー光を前記
スキャンニング手段を介して位置検知型受光器で受け、
該位置検知型受光器からのデータを信号処理して前記板
端に形成されたカエリの形状、寸法を割り出すように構
成されている。
【0005】
【作用】請求項1記載の板の剪断時に生じるカエリ形
状、寸法の測定方法においては、レーザー光発信器から
レーザー光を発振させ、スキャンニング手段によって板
端に沿って非接触状態にて高速でスキャンニングしつつ
レーザー光を板端のカエリに照射する。前記カエリに照
射されたレーザー光は、反射してスキャンニング手段を
介して位置検知型受光器が受光する。該位置検知型受光
器からのデータは信号処理されて板端に形成されたカエ
リの形状、寸法が割り出される。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の第1の実施例に係る板の剪
断時に生じるカエリ形状、寸法の測定方法に用いるレー
ザー変位検出部の概略正面図、図2は同レーザー変位検
出部の概略側面図、図3は同レーザー変位検出装置の斜
視図、図4は同レーザー変位検出部を用いたスキャンニ
ング状態を示す説明図、図5は同板の剪断時に生じるカ
エリ形状、寸法の測定方法を示す概略説明図である。図
1及び図2に示すようにレーザー変位検出部10は、枠
体11の内側に配設されたレーザー光発信器12と、該
レーザー光発信器12の上方に相対して設けられた位置
検知型受光器の一例であるPSD(半導体位置検出素
子:Position Sensing Detect
or)13と、前記レーザー光発信器12の下方に回動
自在に設けられたスキャンニング手段の一例である振動
ミラー14と、該振動ミラー14の前方に設けられたプ
リズム14aと、前記振動ミラー14の両側に相対して
配置された反射鏡15と、該反射鏡15のそれぞれの下
方に固定された二枚のレンズからなる結像レンズ16
と、該結像レンズ16のそれぞれの下方に設けたプリズ
ム17と、前記枠体11の下部に固定するコリメータレ
ンズ18を備える。なお、19は板端の一例である鋼板
端である。
【0007】そして、レーザー変位検出部10は図3に
示すように、レーザー変位検出装置20に移動可能に取
付けられている。該レーザー変位検出装置20は、ガイ
ド21に沿って定盤22上に載置された鋼板23上方を
移動可能に取付けられ、一点変位計24を備える。前記
レーザー変位検出装置20を用いた板の剪断時に生じる
カエリ形状、寸法の測定方法は、まず、図3に示すよう
に板の一例である鋼板23を定盤22上に載置し、レー
ザー変位検出装置20のレーザー変位検出部10を鋼板
端19の上方に位置するように移動させる。そして、図
1及び図2に示すようにレーザー光発信器12が、レー
ザー光を発振し、その光はプリズム14aにて屈折し、
振動ミラー14及びコリメータレンズ18を介して鋼板
端19に照射する。該鋼板端19のカエリ25(図5参
照)からのレーザー光の反射光は、プリズム17を介し
て屈折し、その屈折したレーザー光は結像レンズ16を
通過し、更に前記振動ミラー14によって屈折され、反
射鏡15に反射してPSD13に入射する。なお、カエ
リ25の高さは数ミクロン〜数十ミクロンである。前記
鋼板端19へのレーザー光の照射は図4に示すように、
横方向には振動ミラー14(図1及び図2参照)が回動
し、縦方向にはレーザー変位検出部10が移動してスキ
ャンニング状態にて行われる。前記横方向には最大5m
m程度の視野にて、鋼板端19の外側から鋼板23に向
かって略1mm幅にて高速でなされ、更に縦方向にはレ
ーザー変位検出装置20をガイド21(図3参照)に沿
って移動させて行う。
【0008】前記PSD13が受光するレーザー光は、
鋼板23の外側から鋼板23へのスキャンニング過程に
おいて、鋼板端19通過時に急激に変化し、続いて、カ
エリ25(図5参照)の部分及び鋼板23上の平坦部か
らの反射光を受光する。相対したPSD13は、カエリ
25の頂点においては2方向からの反射光をそれぞれ受
け、頂点外の照射点においてはカエリ25の照射点の形
状に応じてPSD13の一方または双方が反射光を受け
て測定することができる。図5に示すように前記振動ミ
ラー14及びレーザー変位検出装置20の回動または移
動はスキャンコントローラ26によって制御されてい
る。前記カエリ25の形状は、それぞれの照射点を三角
測量の原理で測定し、検知する。1スキャン内のカエリ
25の高さはレーザー光の鋼板端19における変位と鋼
板23上の平坦部の変位から測定する。具体的には、P
SD13からの変位信号及びスキャンコントローラ26
からのデータがエッジ検出器27により処理されて変位
と位置の関係が検出される。更に、エッジプロフィール
部29が、エッジ検出器27及び位置検出器28からの
データを処理し、変位量とエッジ位置の関係を示し、カ
エリ25の高さや周期を判定することができる。一方、
定盤22に載置された鋼板23上の平坦部の所定点の高
さは図3に示すように一点変位計24により検知され
る。
【0009】次に、本発明の第2の実施例に係る板の剪
断時に生じるカエリ形状、寸法の測定方法について説明
する。図6は本発明の第2の実施例に係る板の剪断時に
生じるカエリ形状、寸法の測定方法に用いるレーザー変
位検出部の概略斜視図である。図6に示すように本発明
の第2の実施例に係る板の剪断時に生じるカエリ形状、
寸法の測定方法に用いるレーザー変位検出部10は、該
レーザー変位検出部10に隣接してレーザー光発信器及
び位置センサを有する鋼板端位置測定器30が取付けら
れている。そして、該鋼板端位置測定器30は昇降器3
1に昇降自在に設けられている。更に、昇降器31は図
3に示すレーザー変位検出装置20に取付けられてい
る。図6に示すように、まず、レーザー変位検出部10
は昇降器31を昇降させて所定の高さに設定される。そ
して、鋼板端位置測定器30が、定盤22上に載置され
た鋼板23の鋼板端19を検知し、その検知に従ってレ
ーザー変位検出部10が鋼板端19に沿って移動してス
キャンニングする。従って、鋼板端19が波打ち状態で
あっても、正確に鋼板端19に沿ってレーザー変位検出
部10が測定範囲内に入るように上下方向に移動し、鋼
板端19のカエリ25の寸法及び形状を測定することが
できる。なお、カエリ25の寸法、形状の判定は第1の
実施例と同様に行われる。
【0010】次に、本発明の第3の実施例に係る板の剪
断時に生じるカエリ形状、寸法の測定方法について説明
する。図7は本発明の第3の実施例に係る板の剪断時に
生じるカエリ形状、寸法の測定方法に用いるレーザー変
位検出部の概略斜視図である。図7に示すように本発明
の第3の実施例に係る板の剪断時に生じるカエリ形状、
寸法の測定方法に用いるレーザー変位検出部10の後方
には、図示しない押圧手段を介して回転自在に鋼板23
を定盤22に押圧する押さえロール32が設けられてい
る。なお、レーザー変位検出部10及び前記押圧手段
は、図3に示すレーザー変位検出装置20に取付けられ
ている。押さえロール32は、鋼板23を定盤22上に
押さえ付け、鋼板23が波打った状態にあっても鋼板端
19のカエリ25の高さを測定範囲内に位置させること
ができる。なお、カエリ25の寸法、形状の判定は第1
の実施例と同様に行われる。上記実施例では位置検知型
受光器の一例としてPSD13を用いたが、CCDカメ
ラ(Charge Coupled Device C
amera:半導体機能素子カメラ)等の他の位置検知
型受光器を用いても良い。スキャンニング手段の一例と
して、振動ミラー14を用いたがポリゴンミラー等の他
の手段を用いても良い。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の板の剪断時に生じるカエ
リ形状、寸法の測定方法においては、レーザー光発信器
を用いて板端のカエリに照射し、スキャンニング手段を
用いてスキャンニングすると共にその反射光を位置検知
型受光器で受けて処理するので、非接触状態で高速かつ
高精度にカエリの寸法や形状を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る板の剪断時に生じ
るカエリ形状、寸法の測定方法に用いるレーザー変位検
出部の概略正面図である。
【図2】同レーザー変位検出部の概略側面図である。
【図3】同レーザー変位検出装置の斜視図である。
【図4】同レーザー変位検出部を用いたスキャンニング
状態を示す説明図である。
【図5】同板の剪断時に生じるカエリ形状、寸法の測定
方法を示す概略説明図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る板の剪断時に生じ
るカエリ形状、寸法の測定方法に用いるレーザー変位検
出部の概略斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施例に係る板の剪断時に生じ
るカエリ形状、寸法の測定方法に用いるレーザー変位検
出部の概略斜視図である。
【符号の説明】
10 レーザー変位検出部 11 枠体 12 レーザー光発信器 13 PSD 14 振動ミラー 14a プリズム 15 反射鏡 16 結像レンズ 17 プリズム 18 コリメータレンズ 19 鋼板端 20 レーザー変位検出装置 21 ガイド 22 定盤 23 鋼板 24 一点変位計 25 カエリ 26 スキャンコントローラ 27 エッジ検出器 28 位置検出器 29 エッジプロフィール部 30 鋼板端位置測定器 31 昇降器 32 押さえロール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板の剪断時に生じるカ
エリ形状、寸法の測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板の剪断時に生じるカエリの寸法
を測定する方法として、例えばマイクロメーターを電磁
鋼板に当接させ、剪断部の厚みと近接した部分の厚みを
比較してそのカエリを測定する電磁鋼板試験方法(JI
S C2550)があった。また、前記板の剪断時に生
じるカエリの寸法を測定する方法ではないが応用可能性
のある方法として、例えば、特開昭57−119205
号公報に記載された板状体断面形状の測定方法が提案さ
れており、該方法は板状体の幅方向に光源と撮像装置を
対向して設け、光源から板状体厚み方向に細長いスリッ
ト光束を投射し、撮像装置を厚み方向に走査して得る映
像信号を演算処理して測定する方法であった。更に、同
様に応用可能性のある方法として、特開昭62−203
048号公報に記載された形状検査装置が提案されてお
り、該方法は高速移動被検材にパルスのスリット光を投
射し、被検材の光検材の光切断像をイメージセンサに電
荷像として形成し、前回の測定をもとに像の存在する近
傍を高速に読み出して全面形状及び欠陥を検出する方法
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の提案に係るものでは、電磁鋼板試験方法においては
マイクロメータで挟むのでカエリを潰し精度が低く、更
には順次移動して挟まなければならず、測定に手間と時
間を要するという問題点があった。また、特開昭57−
119205号公報に記載された板状体断面形状の測定
方法においては、測定対象物に接触することはなく前記
問題点は生じることはないが、断面の形状測定は可能で
あるが、板表面からの高さで評価すべきであるカエリ寸
法や形状の測定は困難であるという問題点があった。更
に、特開昭62−203048号に記載された形状検査
装置においては、カエリ形状、寸法の測定に応用すると
レーザ幅が広いために検出不可能であるという問題点が
あった。本発明はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、非接触状態で高速かつ高精度に板の剪断による微小
なカエリの形状や寸法について、測定することができる
板の剪断時に生じるカエリ形状、寸法の測定方法を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の板の剪断時に生じるカエリ形状、寸法の測定方法
は、レーザー光発信器からレーザー光を発振させ、該レ
ーザー光をスキャンニング手段を介して測定対象物であ
る板端に照射して、該板端からの反射レーザー光を前記
スキャンニング手段を介して位置検知型受光器で受け、
該位置検知型受光器からのデータを信号処理して前記板
端に形成されたカエリの形状、寸法を割り出すように構
成されている。
【0005】
【作用】請求項1記載の板の剪断時に生じるカエリ形
状、寸法の測定方法においては、レーザー光発信器から
レーザー光を発振させ、スキャンニング手段によって板
端に沿って非接触状態にて高速でスキャンニングしつつ
レーザー光を板端のカエリに照射する。前記カエリに照
射されたレーザー光は、反射してスキャンニング手段を
介して位置検知型受光器が受光する。該位置検知型受光
器からのデータは信号処理されて板端に形成されたカエ
リの形状、寸法が割り出される。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の第1の実施例に係る板の剪
断時に生じるカエリ形状、寸法の測定方法に用いるレー
ザー変位検出部の概略正面図、図2は同レーザー変位検
出部の概略側面図、図3は同レーザー変位検出装置の斜
視図、図4は同レーザー変位検出部を用いたスキャンニ
ング状態を示す説明図、図5は同板の剪断時に生じるカ
エリ形状、寸法の測定方法を示す概略説明図である。図
1及び図2に示すようにレーザー変位検出部10は、枠
体11の内側に配設されたレーザー光発信器12と、該
レーザー光発信器12の上方に相対して設けられた位置
検知型受光器の一例であるPSD(半導体位置検出素
子:Position Sensing Detect
or)13と、前記レーザー光発信器12の下方に回動
自在に設けられたスキャンニング手段の一例である振動
ミラー14と、該振動ミラー14の前方に設けられたプ
リズム14aと、前記振動ミラー14の両側に相対して
配置された反射鏡15と、該反射鏡15のそれぞれの下
方に固定された二枚のレンズからなる結像レンズ16
と、該結像レンズ16のそれぞれの下方に設けたプリズ
ム17と、前記枠体11の下部に固定するコリメータレ
ンズ18を備える。なお、19は板端の一例である鋼板
端である。
【0007】そして、レーザー変位検出部10は図3に
示すように、レーザー変位検出装置20に移動可能に取
付けられている。該レーザー変位検出装置20は、ガイ
ド21に沿って定盤22上に載置された鋼板23上方を
移動可能に取付けられ、一点変位計24を備える。前記
レーザー変位検出装置20を用いた板の剪断時に生じる
カエリ形状、寸法の測定方法は、まず、図3に示すよう
に板の一例である鋼板23を定盤22上に載置し、レー
ザー変位検出装置20のレーザー変位検出部10を鋼板
端19の上方に位置するように移動させる。そして、図
1及び図2に示すようにレーザー光発信器12が、レー
ザー光を発振し、その光はプリズム14aにて屈折し、
振動ミラー14及びコリメータレンズ18を介して鋼板
端19に照射する。該鋼板端19のカエリ25(図5参
照)からのレーザー光の反射光は、プリズム17を介し
て屈折し、その屈折したレーザー光は結像レンズ16を
通過し、更に前記振動ミラー14によって屈折され、反
射鏡15に反射してPSD13に入射する。なお、カエ
リ25の高さは数ミクロン〜数十ミクロンである。前記
鋼板端19へのレーザー光の照射は図4に示すように、
横方向には振動ミラー14(図1及び図2参照)が回動
し、縦方向にはレーザー変位検出部10が移動してスキ
ャンニング状態にて行われる。前記横方向には最大5m
m程度の視野にて、鋼板端19の外側から鋼板23に向
かって略1mm幅にて高速でなされ、更に縦方向にはレ
ーザー変位検出装置20をガイド21(図3参照)に沿
って移動させて行う。
【0008】前記PSD13が受光するレーザー光は、
鋼板23の外側から鋼板23へのスキャンニング過程に
おいて、鋼板端19通過時に急激に変化し、続いて、カ
エリ25(図5参照)の部分及び鋼板23上の平坦部か
らの反射光を受光する。相対したPSD13は、カエリ
25の頂点においては2方向からの反射光をそれぞれ受
け、頂点外の照射点においてはカエリ25の照射点の形
状に応じてPSD13の一方または双方が反射光を受け
て測定することができる。図5に示すように前記振動ミ
ラー14及びレーザー変位検出装置20の回動または移
動はスキャンコントローラ26によって制御されてい
る。前記カエリ25の形状は、それぞれの照射点を三角
測量の原理で測定し、検知する。1スキャン内のカエリ
25の高さはレーザー光の鋼板端19における変位と鋼
板23上の平坦部の変位から測定する。具体的には、P
SD13からの変位信号及びスキャンコントローラ26
からのデータがエッジ検出器27により処理されて変位
と位置の関係が検出される。更に、エッジプロフィール
部29が、エッジ検出器27及び位置検出器28からの
データを処理し、変位量とエッジ位置の関係を示し、カ
エリ25の高さや周期を判定することができる。一方、
定盤22に載置された鋼板23上の平坦部の所定点の高
さは図3に示すように一点変位計24により検知され
る。
【0009】次に、本発明の第2の実施例に係る板の剪
断時に生じるカエリ形状、寸法の測定方法について説明
する。図6は本発明の第2の実施例に係る板の剪断時に
生じるカエリ形状、寸法の測定方法に用いるレーザー変
位検出部の概略斜視図である。図6に示すように本発明
の第2の実施例に係る板の剪断時に生じるカエリ形状、
寸法の測定方法に用いるレーザー変位検出部10は、該
レーザー変位検出部10に隣接してレーザー光発信器及
び位置センサを有する鋼板端位置測定器30が取付けら
れている。そして、該鋼板端位置測定器30は昇降器3
1に昇降自在に設けられている。更に、昇降器31は図
3に示すレーザー変位検出装置20に取付けられてい
る。図6に示すように、まず、レーザー変位検出部10
は昇降器31を昇降させて所定の高さに設定される。そ
して、鋼板端位置測定器30が、定盤22上に載置され
た鋼板23の鋼板端19を検知し、その検知に従ってレ
ーザー変位検出部10が鋼板端19に沿って移動してス
キャンニングする。従って、鋼板端19が波打ち状態で
あっても、正確に鋼板端19に沿ってレーザー変位検出
部10が測定範囲内に入るように上下方向に移動し、鋼
板端19のカエリ25の寸法及び形状を測定することが
できる。なお、カエリ25の寸法、形状の判定は第1の
実施例と同様に行われる。
【0010】次に、本発明の第3の実施例に係る板の剪
断時に生じるカエリ形状、寸法の測定方法について説明
する。図7は本発明の第3の実施例に係る板の剪断時に
生じるカエリ形状、寸法の測定方法に用いるレーザー変
位検出部の概略斜視図である。図7に示すように本発明
の第3の実施例に係る板の剪断時に生じるカエリ形状、
寸法の測定方法に用いるレーザー変位検出部10の後方
には、図示しない押圧手段を介して回転自在に鋼板23
を定盤22に押圧する押さえロール32が設けられてい
る。なお、レーザー変位検出部10及び前記押圧手段
は、図3に示すレーザー変位検出装置20に取付けられ
ている。押さえロール32は、鋼板23を定盤22上に
押さえ付け、鋼板23が波打った状態にあっても鋼板端
19のカエリ25の高さを測定範囲内に位置させること
ができる。なお、カエリ25の寸法、形状の判定は第1
の実施例と同様に行われる。上記実施例では位置検知型
受光器の一例としてPSD13を用いたが、CCDカメ
ラ(Charge Coupled Device C
amera:半導体機能素子カメラ)等の他の位置検知
型受光器を用いても良い。スキャンニング手段の一例と
して、振動ミラー14を用いたがポリゴンミラー等の他
の手段を用いても良い。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の板の剪断時に生じるカエ
リ形状、寸法の測定方法においては、レーザー光発信器
を用いて板端のカエリに照射し、スキャンニング手段を
用いてスキャンニングすると共にその反射光を位置検知
型受光器で受けて処理するので
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 國永 学 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1番1号 新 日本製鐵株式会社八幡製鐵所内 (72)発明者 森 俊弘 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1番1号 新 日本製鐵株式会社八幡製鐵所内 (72)発明者 太田 省三 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1番1号 新 日本製鐵株式会社八幡製鐵所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光発信器からレーザー光を発振
    させ、該レーザー光をスキャンニング手段を介して測定
    対象物である板端に照射して、該板端からの反射レーザ
    ー光を前記スキャンニング手段を介して位置検知型受光
    器で受け、該位置検知型受光器からのデータを信号処理
    して前記板端に形成されたカエリの形状、寸法を割り出
    すことを特徴とする板の剪断時に生じるカエリ形状、寸
    法の測定方法。
JP24580492A 1992-08-21 1992-08-21 板の剪断時に生じるカエリ形状、寸法の測定方法 Withdrawn JPH0666536A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10613020B2 (en) * 2017-08-10 2020-04-07 The Boeing Company Burr detection systems and methods

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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