JPH0666487A - 積層型熱交換器 - Google Patents
積層型熱交換器Info
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- JPH0666487A JPH0666487A JP21612592A JP21612592A JPH0666487A JP H0666487 A JPH0666487 A JP H0666487A JP 21612592 A JP21612592 A JP 21612592A JP 21612592 A JP21612592 A JP 21612592A JP H0666487 A JPH0666487 A JP H0666487A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F3/00—Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
- F28F3/02—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
- F28F3/04—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being integral with the element
- F28F3/042—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being integral with the element in the form of local deformations of the element
- F28F3/044—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being integral with the element in the form of local deformations of the element the deformations being pontual, e.g. dimples
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D1/00—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
- F28D1/02—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
- F28D1/03—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits
- F28D1/0308—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other
- F28D1/0325—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another
- F28D1/0333—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another the plates having integrated connecting members
- F28D1/0341—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another the plates having integrated connecting members with U-flow or serpentine-flow inside the conduits
Abstract
(57)【要約】
【目的】 蒸発器等に用いられる積層型熱交換器につい
て、通路内の冷媒等流体側の伝熱面積を増大する。また
通路内で流体の流れが充分に乱されかつ常に冷媒の流速
が均一なものとなって、伝熱効率が増大する。蒸発器等
としての性能を充分に発揮する。また空気流通側の結露
水排出用の溝を確保して、水捌け性を向上する。 【構成】 片面に多数の凹部14を有する流体流路形成部
3 とヘッダ形成用凹陥部とを有するプレート2 が層状に
重ね合わせられて、偏平管部5 とヘッダ部とが形成され
る。偏平管部5 において相互に対向する流体流路形成部
3,3 の一方の流体流路形成部3 の各凹部14が、他方の流
体流路形成部3 の複数の凹部14,14 と一部重なり合うよ
うに配せられていて、両流体流路形成部3,3 によって流
体がジグザグ状に流れる流体通路15が形成される。
て、通路内の冷媒等流体側の伝熱面積を増大する。また
通路内で流体の流れが充分に乱されかつ常に冷媒の流速
が均一なものとなって、伝熱効率が増大する。蒸発器等
としての性能を充分に発揮する。また空気流通側の結露
水排出用の溝を確保して、水捌け性を向上する。 【構成】 片面に多数の凹部14を有する流体流路形成部
3 とヘッダ形成用凹陥部とを有するプレート2 が層状に
重ね合わせられて、偏平管部5 とヘッダ部とが形成され
る。偏平管部5 において相互に対向する流体流路形成部
3,3 の一方の流体流路形成部3 の各凹部14が、他方の流
体流路形成部3 の複数の凹部14,14 と一部重なり合うよ
うに配せられていて、両流体流路形成部3,3 によって流
体がジグザグ状に流れる流体通路15が形成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、カー・エアコンの蒸
発器等に用いられる積層型熱交換器に関する。
発器等に用いられる積層型熱交換器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の積層型熱交換器には、ヘ
ッダ部が上下いずれか一方にあるタイプ、あるいは両方
にあるタイプの２種類があるが、いずれの場合にも、片
面に浅い流体流路形成用凹部と深いヘッダ形成用凹陥部
とを有するプレートが、相互に流体流路形成用凹部およ
びヘッダ形成用凹陥部を対向するように層状に重ね合わ
せられて、並列状の偏平管部と各偏平管部に連なるヘッ
ダ部とが形成されていた。
ッダ部が上下いずれか一方にあるタイプ、あるいは両方
にあるタイプの２種類があるが、いずれの場合にも、片
面に浅い流体流路形成用凹部と深いヘッダ形成用凹陥部
とを有するプレートが、相互に流体流路形成用凹部およ
びヘッダ形成用凹陥部を対向するように層状に重ね合わ
せられて、並列状の偏平管部と各偏平管部に連なるヘッ
ダ部とが形成されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そして従来、例えば蒸
発器の場合には、各プレートの流体流路形成用凹部に数
種の多数の内方凸部、すなわち斜め方向に長い多数の
傾斜状の凸部、千鳥状に配置された多数の円形の凸部
がそれぞれ設けられていて、相互に対向する流体流路形
成用凹部によって偏平管部が形成され、偏平管部の通路
内に、上記の多数の内方凸部が存在していた。
発器の場合には、各プレートの流体流路形成用凹部に数
種の多数の内方凸部、すなわち斜め方向に長い多数の
傾斜状の凸部、千鳥状に配置された多数の円形の凸部
がそれぞれ設けられていて、相互に対向する流体流路形
成用凹部によって偏平管部が形成され、偏平管部の通路
内に、上記の多数の内方凸部が存在していた。
【０００４】しかしながら、上記の傾斜状凸部の場合
には、通路内で冷媒はこれらの傾斜状凸部に当たってそ
の流れが乱されるが、傾斜状凸部の列同志の間を冷媒が
そのまゝ通り抜けることもあり、通路内で、常に冷媒の
流速が均一とはなり得ず、蒸発器としての性能が充分に
発揮できないという問題があった。
には、通路内で冷媒はこれらの傾斜状凸部に当たってそ
の流れが乱されるが、傾斜状凸部の列同志の間を冷媒が
そのまゝ通り抜けることもあり、通路内で、常に冷媒の
流速が均一とはなり得ず、蒸発器としての性能が充分に
発揮できないという問題があった。
【０００５】またの千鳥状配置の円形凸部の場合に
は、各円形凸部の直後において冷媒の渦発生率が高く、
流路圧損が生じやすいという問題があった。
は、各円形凸部の直後において冷媒の渦発生率が高く、
流路圧損が生じやすいという問題があった。
【０００６】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、通路内の冷媒等流体側の伝熱面積を増大する
ことができ、また通路内で流体の流れが充分に乱される
とともに常に冷媒の流速が均一となって、伝熱効率がす
ぐれており、蒸発器等熱交換器としての性能を充分に発
揮することができるうえに、空気流通側の結露水排出用
の溝が充分に存在するため、水捌け性にすぐれている、
積層型熱交換器を提供しようとするにある。
を解決し、通路内の冷媒等流体側の伝熱面積を増大する
ことができ、また通路内で流体の流れが充分に乱される
とともに常に冷媒の流速が均一となって、伝熱効率がす
ぐれており、蒸発器等熱交換器としての性能を充分に発
揮することができるうえに、空気流通側の結露水排出用
の溝が充分に存在するため、水捌け性にすぐれている、
積層型熱交換器を提供しようとするにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、片面に多数の凹部を有する流体流路
形成部と該凹部より深くかつ上下両側のうちの少なくと
もいずれか一方において複数の凹部に連なるヘッダ形成
用凹陥部とを有するとともに、ヘッダ形成用凹陥部の底
壁に流体通過孔があけられているプレートが、相互に流
体流路形成部およびヘッダ形成用凹陥部を対向するよう
に層状に重ね合わせられ、かつ相互に対向する流体流路
形成部の一方の流体流路形成部の各凹部が、他方の流体
流路形成部の複数の凹部と一部重なり合うように配せら
れていて、両流体流路形成部によって流体がジグザグ状
に流れる流体通路を有する偏平管部が形成せられ、相互
に対向するヘッダ形成用凹陥部によって偏平管部に連な
るヘッダ部が形成されている、積層型熱交換器を要旨と
している。
を達成するために、片面に多数の凹部を有する流体流路
形成部と該凹部より深くかつ上下両側のうちの少なくと
もいずれか一方において複数の凹部に連なるヘッダ形成
用凹陥部とを有するとともに、ヘッダ形成用凹陥部の底
壁に流体通過孔があけられているプレートが、相互に流
体流路形成部およびヘッダ形成用凹陥部を対向するよう
に層状に重ね合わせられ、かつ相互に対向する流体流路
形成部の一方の流体流路形成部の各凹部が、他方の流体
流路形成部の複数の凹部と一部重なり合うように配せら
れていて、両流体流路形成部によって流体がジグザグ状
に流れる流体通路を有する偏平管部が形成せられ、相互
に対向するヘッダ形成用凹陥部によって偏平管部に連な
るヘッダ部が形成されている、積層型熱交換器を要旨と
している。
【０００８】
【作用】上記積層型熱交換器によれば、プレートが層状
に重ね合わせられて形成された偏平管部において、相互
に対向する流体流路形成部の一方の流体流路形成部の各
凹部が、他方の流体流路形成部の複数の凹部と一部重な
り合うように配せられているので、偏平管部の流体通路
内を冷媒等の流体がジグザグ状に流されるものであり、
しかもプレートには、多数の凹部がプレートのほゞ全体
にわたって形成されているので、通路内の冷媒等流体側
の伝熱面積を大幅に増大することができる。また通路内
では、流体がジグザグ状に、いわば振動を与えられるよ
うに流されるため、流体が充分に攪拌されるとともに、
常に冷媒の流速が均一となって、伝熱効率がすぐれてお
り、蒸発器等熱交換器としての性能を充分に発揮するこ
とができる。また蒸発器等熱交換器の空気流通側の結露
水排出用の溝が充分に存在するため、水捌け性にすぐれ
ている。
に重ね合わせられて形成された偏平管部において、相互
に対向する流体流路形成部の一方の流体流路形成部の各
凹部が、他方の流体流路形成部の複数の凹部と一部重な
り合うように配せられているので、偏平管部の流体通路
内を冷媒等の流体がジグザグ状に流されるものであり、
しかもプレートには、多数の凹部がプレートのほゞ全体
にわたって形成されているので、通路内の冷媒等流体側
の伝熱面積を大幅に増大することができる。また通路内
では、流体がジグザグ状に、いわば振動を与えられるよ
うに流されるため、流体が充分に攪拌されるとともに、
常に冷媒の流速が均一となって、伝熱効率がすぐれてお
り、蒸発器等熱交換器としての性能を充分に発揮するこ
とができる。また蒸発器等熱交換器の空気流通側の結露
水排出用の溝が充分に存在するため、水捌け性にすぐれ
ている。
【０００９】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
説明する。
【００１０】この明細書において、左右、前後、および
上下は図５を基準とし、左とは図５の左側、右とは同右
側をいゝ、また前とは同図図面紙葉の表側、後とは同裏
側をいゝ、上とは同図上側、下とは同下側をいうものと
する。
上下は図５を基準とし、左とは図５の左側、右とは同右
側をいゝ、また前とは同図図面紙葉の表側、後とは同裏
側をいゝ、上とは同図上側、下とは同下側をいうものと
する。
【００１１】この発明の実施例を示す図１〜図５におい
て、カー・エアコン用の積層型蒸発器(1) は、アルミニ
ウム（アルミニウム合金を含む）製であって、片面に多
数の凹部(14)を有する流体流路形成部(3) と該凹部(14)
より深くかつ上側において複数の凹部(14)に連なるヘッ
ダ形成用凹陥部(4) とを有するプレート(2) が、相互に
流体流路形成部(3)(3)およびヘッダ形成用凹陥部(4)(4)
を対向するように層状に重ね合わせられ、かつ相互に対
向する流体流路形成部(3)(3)の一方の流体流路形成部
(3) の各凹部(14)が、他方の流体流路形成部(3) の複数
の凹部(14)(14)と一部重なり合うように配せられてい
て、両流体流路形成部(3)(3)によって流体がジグザグ状
に流れる流体通路(15)を有する偏平管部(5) が形成され
るとともに、相互に対向するヘッダ形成用凹陥部(4)(4)
によって偏平管部(5) に連なるヘッダ部(6) が形成され
ているものである。隣り合う偏平管部(5) 同志の間には
コルゲート・フィン(11)が介在されている。
て、カー・エアコン用の積層型蒸発器(1) は、アルミニ
ウム（アルミニウム合金を含む）製であって、片面に多
数の凹部(14)を有する流体流路形成部(3) と該凹部(14)
より深くかつ上側において複数の凹部(14)に連なるヘッ
ダ形成用凹陥部(4) とを有するプレート(2) が、相互に
流体流路形成部(3)(3)およびヘッダ形成用凹陥部(4)(4)
を対向するように層状に重ね合わせられ、かつ相互に対
向する流体流路形成部(3)(3)の一方の流体流路形成部
(3) の各凹部(14)が、他方の流体流路形成部(3) の複数
の凹部(14)(14)と一部重なり合うように配せられてい
て、両流体流路形成部(3)(3)によって流体がジグザグ状
に流れる流体通路(15)を有する偏平管部(5) が形成され
るとともに、相互に対向するヘッダ形成用凹陥部(4)(4)
によって偏平管部(5) に連なるヘッダ部(6) が形成され
ているものである。隣り合う偏平管部(5) 同志の間には
コルゲート・フィン(11)が介在されている。
【００１２】各プレート(2) の多数の凹部(14)は、図１
と図３に示すように、前後両側と中央部の三角形のもの
を除き、ほとんどすべてのものが略菱形を有している。
そして、図２に示すように、相互に対向する流体流路形
成部(3)(3)の一方の流体流路形成部(3) の各凹部(14)
が、他方の流体流路形成部(3) の４つの凹部(14)と、そ
れぞれ角部において一部重なり合うように配せられてい
て、図４に示すように、偏平管部(5) の流体通路(15)内
を冷媒がジグザグ状に流れるようになされている。
と図３に示すように、前後両側と中央部の三角形のもの
を除き、ほとんどすべてのものが略菱形を有している。
そして、図２に示すように、相互に対向する流体流路形
成部(3)(3)の一方の流体流路形成部(3) の各凹部(14)
が、他方の流体流路形成部(3) の４つの凹部(14)と、そ
れぞれ角部において一部重なり合うように配せられてい
て、図４に示すように、偏平管部(5) の流体通路(15)内
を冷媒がジグザグ状に流れるようになされている。
【００１３】またこの実施例では、各プレート(2) の冷
媒流路形成部(3) の中央部に、上下方向に長い仕切用凸
部(9) が、同形成部(3) の下端より上端寄り部分まで設
けられ、また前後２つのヘッダ形成用凹陥部(4)(4)の底
壁(7)(7)に、それぞれ前後に長い略長円形の冷媒通過孔
(8)(8)があけられている。
媒流路形成部(3) の中央部に、上下方向に長い仕切用凸
部(9) が、同形成部(3) の下端より上端寄り部分まで設
けられ、また前後２つのヘッダ形成用凹陥部(4)(4)の底
壁(7)(7)に、それぞれ前後に長い略長円形の冷媒通過孔
(8)(8)があけられている。
【００１４】蒸発器(1) の左右両外側には、サイド・プ
レート(10)(10)がそれぞれ配置され、各サイドプレート
(10)と偏平管部(5) との間にもコルゲート・フィン(11)
が介在させられている。左右両側のサイド・プレート(1
0)(10)およびこれらの中間の層状に配置されたプレート
(2) は、それぞれアルミニウム・ブレージング・シート
によりつくられている。
レート(10)(10)がそれぞれ配置され、各サイドプレート
(10)と偏平管部(5) との間にもコルゲート・フィン(11)
が介在させられている。左右両側のサイド・プレート(1
0)(10)およびこれらの中間の層状に配置されたプレート
(2) は、それぞれアルミニウム・ブレージング・シート
によりつくられている。
【００１５】上記において、図５に示す蒸発器(1) 左側
の冷媒導入パイプ(12)より同側のヘッダ部(6) に導入さ
れた冷媒は、これより偏平管部(5) の内部に流入する
が、ヘッダ部(6) の所要箇所においてプレート(2) の前
後両側のうち一方のヘッダ形成用凹陥部(4) の底壁(7)
に冷媒通過孔があけられておらず塞がれているために
（図示略）、冷媒は各偏平管部(5) の内部を逆Ｕ形に流
れ、さらに同箇所において他方のヘッダ形成用凹陥部
(4) の底壁(7) にあけられた冷媒通過孔(8) から、その
後のヘッダ部(6) へと進んで、結局、蒸発器(1) の内部
を全体として蛇行状に流れて、最後のヘッダ部(6) から
冷媒排出パイプ(13)へと排出されるようになされてい
る。一方、蒸発器(1) の偏平管部(5) 同志の間のコルゲ
ート・フィン(12)の存在する間隙を風が前後方向に流れ
るようになされている。
の冷媒導入パイプ(12)より同側のヘッダ部(6) に導入さ
れた冷媒は、これより偏平管部(5) の内部に流入する
が、ヘッダ部(6) の所要箇所においてプレート(2) の前
後両側のうち一方のヘッダ形成用凹陥部(4) の底壁(7)
に冷媒通過孔があけられておらず塞がれているために
（図示略）、冷媒は各偏平管部(5) の内部を逆Ｕ形に流
れ、さらに同箇所において他方のヘッダ形成用凹陥部
(4) の底壁(7) にあけられた冷媒通過孔(8) から、その
後のヘッダ部(6) へと進んで、結局、蒸発器(1) の内部
を全体として蛇行状に流れて、最後のヘッダ部(6) から
冷媒排出パイプ(13)へと排出されるようになされてい
る。一方、蒸発器(1) の偏平管部(5) 同志の間のコルゲ
ート・フィン(12)の存在する間隙を風が前後方向に流れ
るようになされている。
【００１６】上記の蒸発器(1) によれば、プレート(2)
が層状に重ね合わせられて、相互に対向する流体流路形
成部(3)(3)の一方の流体流路形成部(3) の各凹部(14)
が、他方の流体流路形成部(3) の４つの凹部(14)と一部
重なり合うように配せられているので、偏平管部(5) の
流体通路(15)内を冷媒がジグザグ状に流れるものである
（図４参照）。しかもプレート(2) には、菱形もしくは
三角形の多数の凹部(14)がプレート(2) のほゞ全体にわ
たって設けられているので、通路(15)内の冷媒側の伝熱
面積が、従来のものに比べて、約１０％と大幅に増大し
ており、通路(15)内で冷媒の流れが充分に乱され、かつ
常に冷媒の流速が均一となって、伝熱効率がすぐれてお
り、蒸発器としての性能を充分に発揮することができ
た。なお、各プレート(2) の菱形もしくは三角形の多数
の凹部(14)同志の間には、外部から見ると、空気流通側
の結露水のための溝が形成されていて、これらの溝が、
プレート(2) に全体にわたって存在するため、空気流通
側の水捌け性にもすぐれていた。
が層状に重ね合わせられて、相互に対向する流体流路形
成部(3)(3)の一方の流体流路形成部(3) の各凹部(14)
が、他方の流体流路形成部(3) の４つの凹部(14)と一部
重なり合うように配せられているので、偏平管部(5) の
流体通路(15)内を冷媒がジグザグ状に流れるものである
（図４参照）。しかもプレート(2) には、菱形もしくは
三角形の多数の凹部(14)がプレート(2) のほゞ全体にわ
たって設けられているので、通路(15)内の冷媒側の伝熱
面積が、従来のものに比べて、約１０％と大幅に増大し
ており、通路(15)内で冷媒の流れが充分に乱され、かつ
常に冷媒の流速が均一となって、伝熱効率がすぐれてお
り、蒸発器としての性能を充分に発揮することができ
た。なお、各プレート(2) の菱形もしくは三角形の多数
の凹部(14)同志の間には、外部から見ると、空気流通側
の結露水のための溝が形成されていて、これらの溝が、
プレート(2) に全体にわたって存在するため、空気流通
側の水捌け性にもすぐれていた。
【００１７】図６は、この発明の変形例を示すものであ
る。ここで、上記実施例の場合と異なる点は、各プレー
ト(2) の多数の凹部(14)が、略菱形でなく、正方形であ
る点にある。
る。ここで、上記実施例の場合と異なる点は、各プレー
ト(2) の多数の凹部(14)が、略菱形でなく、正方形であ
る点にある。
【００１８】すなわち図６に示すように、相互に対向す
る流体流路形成部(3)(3)の一方の流体流路形成部(3) の
正方形の各凹部(14)が、他方の流体流路形成部(3) の正
方形の４つの凹部(14)と、それぞれ角部において一部重
なり合うように配せられており、図示は省略したが、偏
平管部(5) の流体通路(15)内を冷媒がジグザグ状に流れ
るようになされている点などのその他の点は、上記実施
例の場合と同じであるので、図面において同一のものに
は同一の符号を付した。
る流体流路形成部(3)(3)の一方の流体流路形成部(3) の
正方形の各凹部(14)が、他方の流体流路形成部(3) の正
方形の４つの凹部(14)と、それぞれ角部において一部重
なり合うように配せられており、図示は省略したが、偏
平管部(5) の流体通路(15)内を冷媒がジグザグ状に流れ
るようになされている点などのその他の点は、上記実施
例の場合と同じであるので、図面において同一のものに
は同一の符号を付した。
【００１９】なお、上記実施例と変形例において、各プ
レート(2) の多数の凹部(14)の形状は、図示のものに限
らず、その他円形、多角形等であっても勿論良い。
レート(2) の多数の凹部(14)の形状は、図示のものに限
らず、その他円形、多角形等であっても勿論良い。
【００２０】また、実施例と変形例では、相互に対向す
る流体流路形成部(3)(3)の一方の流体流路形成部(3) の
各凹部(14)が、他方の流体流路形成部(3) の４つの凹部
(14)と一部重なり合うように配せられているが、各凹部
(14)は、他方の流体流路形成部(3) の複数の凹部(14)(1
4)と一部重なり合うように配せられておれば、良い。
る流体流路形成部(3)(3)の一方の流体流路形成部(3) の
各凹部(14)が、他方の流体流路形成部(3) の４つの凹部
(14)と一部重なり合うように配せられているが、各凹部
(14)は、他方の流体流路形成部(3) の複数の凹部(14)(1
4)と一部重なり合うように配せられておれば、良い。
【００２１】さらに、実施例と変形例のプレート(2) に
は、その上側にヘッダ形成用凹陥部(4) が設けられたい
わゆる片タンクの熱交換器が示されているが、この発明
は、各プレート(2) の上下両側にヘッダ形成用凹陥部
（図示略）がそれぞれ設けられたいわゆる両タンク型の
積層型熱交換器にも、同様に適用されるものである。
は、その上側にヘッダ形成用凹陥部(4) が設けられたい
わゆる片タンクの熱交換器が示されているが、この発明
は、各プレート(2) の上下両側にヘッダ形成用凹陥部
（図示略）がそれぞれ設けられたいわゆる両タンク型の
積層型熱交換器にも、同様に適用されるものである。
【００２２】また、この発明による積層型熱交換器は、
カー・クーラ用蒸発器だけでなく、その他オイルクーラ
ー、アフタークーラー、ラジエータ等の用途にも同様に
使用せられるものである。
カー・クーラ用蒸発器だけでなく、その他オイルクーラ
ー、アフタークーラー、ラジエータ等の用途にも同様に
使用せられるものである。
【００２３】
【発明の効果】この発明は、上述のように、片面に多数
の凹部を有する流体流路形成部と該凹部より深くかつ上
下両側のうちの少なくともいずれか一方において複数の
凹部に連なるヘッダ形成用凹陥部とを有するとともに、
ヘッダ形成用凹陥部の底壁に流体通過孔があけられてい
るプレートが、相互に流体流路形成部およびヘッダ形成
用凹陥部を対向するように層状に重ね合わせられ、かつ
相互に対向する流体流路形成部の一方の流体流路形成部
の各凹部が、他方の流体流路形成部の複数の凹部と一部
重なり合うように配せられていて、両流体流路形成部に
よって流体がジグザグ状に流れる流体通路を有する偏平
管部が形成せられ、相互に対向するヘッダ形成用凹陥部
によって偏平管部に連なるヘッダ部が形成されているも
ので、各偏平管部においては、流体通路内を冷媒等の流
体がジグザグ状に流され、しかもプレートには、多数の
凹部がプレートのほゞ全体にわたって形成されているの
で、通路内の冷媒等流体側の伝熱面積を大幅に増大する
ことができる。また多数の凹部の存在により通路内で流
体の流れが充分に乱されるとともに、常に冷媒の流速が
均一となって、伝熱効率がすぐれており、蒸発器等熱交
換器としての性能を充分に発揮することができる。また
空気流通側に結露水排出用の溝が充分に存在するため、
水捌け性にすぐれているという効果を奏する。
の凹部を有する流体流路形成部と該凹部より深くかつ上
下両側のうちの少なくともいずれか一方において複数の
凹部に連なるヘッダ形成用凹陥部とを有するとともに、
ヘッダ形成用凹陥部の底壁に流体通過孔があけられてい
るプレートが、相互に流体流路形成部およびヘッダ形成
用凹陥部を対向するように層状に重ね合わせられ、かつ
相互に対向する流体流路形成部の一方の流体流路形成部
の各凹部が、他方の流体流路形成部の複数の凹部と一部
重なり合うように配せられていて、両流体流路形成部に
よって流体がジグザグ状に流れる流体通路を有する偏平
管部が形成せられ、相互に対向するヘッダ形成用凹陥部
によって偏平管部に連なるヘッダ部が形成されているも
ので、各偏平管部においては、流体通路内を冷媒等の流
体がジグザグ状に流され、しかもプレートには、多数の
凹部がプレートのほゞ全体にわたって形成されているの
で、通路内の冷媒等流体側の伝熱面積を大幅に増大する
ことができる。また多数の凹部の存在により通路内で流
体の流れが充分に乱されるとともに、常に冷媒の流速が
均一となって、伝熱効率がすぐれており、蒸発器等熱交
換器としての性能を充分に発揮することができる。また
空気流通側に結露水排出用の溝が充分に存在するため、
水捌け性にすぐれているという効果を奏する。
【図１】本発明の実施例を示す積層型熱交換器の１枚の
プレートの要部拡大側面図である。
プレートの要部拡大側面図である。
【図２】同プレートの２枚合わせ状態の要部拡大側面図
である。
である。
【図３】同プレート１枚全体の側面図である。
【図４】図２の２枚合わせ状態のプレート部分の要部拡
大縦断面図である。
大縦断面図である。
【図５】本発明の実施例を示す積層型熱交換器の概略正
面図である。
面図である。
【図６】本発明の変形例を示すプレートの２枚合わせ状
態の要部拡大側面図である。
態の要部拡大側面図である。
１ 蒸発器（積層型熱交換器） ２ プレート ３ 流体流路形成部 ４ ヘッダ形成用凹陥部 ５ 偏平管部 ６ ヘッダ部 ７ 底壁 ８ 流体通過孔 １４ 多数の凹部 １５ 流体通路
Claims (1)
- 【請求項１】 片面に多数の凹部(14)を有する流体流路
形成部(3) と該凹部(14)より深くかつ上下両側のうちの
少なくともいずれか一方において複数の凹部(14)に連な
るヘッダ形成用凹陥部(4) とを有するとともに、ヘッダ
形成用凹陥部(4) の底壁(7) に流体通過孔(8) があけら
れているプレート(2) が、相互に流体流路形成部(3)(3)
およびヘッダ形成用凹陥部(4)(4)を対向するように層状
に重ね合わせられ、かつ相互に対向する流体流路形成部
(3)(3)の一方の流体流路形成部(3) の各凹部(14)が、他
方の流体流路形成部(3) の複数の凹部(14)(14)と一部重
なり合うように配せられていて、両流体流路形成部(3)
(3)によって流体がジグザグ状に流れる流体通路(15)を
有する偏平管部(5) が形成せられ、相互に対向するヘッ
ダ形成用凹陥部(4)(4)によって偏平管部(5) に連なるヘ
ッダ部(6) が形成されている、積層型熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21612592A JPH0666487A (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | 積層型熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21612592A JPH0666487A (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | 積層型熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0666487A true JPH0666487A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=16683655
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21612592A Withdrawn JPH0666487A (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | 積層型熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0666487A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000016029A1 (fr) * | 1998-09-16 | 2000-03-23 | Hitachi, Ltd. | Echangeur de chaleur et systeme de conditionnement d'air refrigerant |
| US6786276B2 (en) * | 2001-10-31 | 2004-09-07 | Valeo Climatisation | Heat exchanger tube with optimized plates |
| EP1644683A2 (en) * | 2003-05-29 | 2006-04-12 | Halla Climate Control Corporation | Plate for heat exchanger |
| CN100340834C (zh) * | 2002-06-24 | 2007-10-03 | 日立空调系统株式会社 | 板式换热器 |
| WO2010120125A3 (ko) * | 2009-04-16 | 2011-03-10 | 한국델파이주식회사 | 플레이트 열교환기 |
| JP2020020528A (ja) * | 2018-08-01 | 2020-02-06 | 株式会社デンソー | 伝熱部材、伝熱管、熱交換器、伝熱管の製造方法および熱交換器の製造方法 |
-
1992
- 1992-08-13 JP JP21612592A patent/JPH0666487A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP1644683A4 (en) * | 2003-05-29 | 2010-07-21 | Halla Climate Control Corp | PLATE FOR HEAT EXCHANGER |
| US7934541B2 (en) | 2003-05-29 | 2011-05-03 | Halla Climate Control Corporation | Plate for heat exchanger |
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| JP2020020528A (ja) * | 2018-08-01 | 2020-02-06 | 株式会社デンソー | 伝熱部材、伝熱管、熱交換器、伝熱管の製造方法および熱交換器の製造方法 |
| WO2020026921A1 (ja) * | 2018-08-01 | 2020-02-06 | 株式会社デンソー | 伝熱部材、伝熱管、熱交換器、伝熱管の製造方法および熱交換器の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991102 |