JPH0666276A - オイルフリースクリュー圧縮機の軸封装置 - Google Patents

オイルフリースクリュー圧縮機の軸封装置

Info

Publication number
JPH0666276A
JPH0666276A JP4216891A JP21689192A JPH0666276A JP H0666276 A JPH0666276 A JP H0666276A JP 4216891 A JP4216891 A JP 4216891A JP 21689192 A JP21689192 A JP 21689192A JP H0666276 A JPH0666276 A JP H0666276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
air leakage
leakage prevention
seal
sealing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4216891A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Suzuki
昭 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4216891A priority Critical patent/JPH0666276A/ja
Publication of JPH0666276A publication Critical patent/JPH0666276A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エア漏れ防止シールの耐摩耗性を大幅に改善
でき、かつ無給油状態におけるエア漏れ防止シールのフ
ローティング特性を大幅に向上させ得るオイルフリース
クリュー圧縮機の軸封装置を提供すること。 【構成】 フローティング構造のエア漏れ防止シール1
8を、ステンレス鋼によりリング状に形成されたバック
メタル19の内径部20および両側面部21に、フロン
系樹脂22をコーティングして構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オイルフリースクリュ
ー圧縮機の軸封装置に係り、特に耐摩耗性に優れたオイ
ルフリースクリュー圧縮機の軸封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、オイルフリースクリュー圧縮機
は圧縮室のケーシング内に潤滑油の侵入を防止しながら
雄ロータと雌ロータの回転により、オイルフリーでかつ
高圧の圧縮空気を吐出している。圧縮過程で油などのシ
ール材を入れないため、通常は雄ロータと雌ロータを約
15000〜24000rpmという高速で回転させ、
雄ロータと雌ロータの歯形面およびロータとケーシング
の外周面からの圧縮された吐出空気の漏れを防止するよ
うにしている。これらのロータを支えるため、通常ころ
がり軸受を使用しているが、この高速軸受であるころが
り軸受の潤滑として、強制給油により潤滑している。そ
の潤滑油が、ロータシャフト部を伝わって圧縮室のケー
シング内に混入するのを防止するため、ロータシャフト
部の若干の隙間から吐出空気の漏れを防止するエア漏れ
防止シールと、油切り用としてのビスコシールとによ
り、軸封装置を構成している。
【0003】ところで、従来の軸封装置では、例えば特
公平1−44914号公報に開示されているように、エ
ア漏れ防止シールにカーボン材製のいわゆるカーボンリ
ングを使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のごとく、従来技
術では軸封装置のエア漏れ防止シールにカーボンリング
を使用しているが、圧縮機の起動,停止の繰り返し時に
カーボンリングとロータとが接触し、カーボンリングが
摩耗し、軸封性能が大幅に低下するケースがあった。ま
た、前記カーボンリングは加工が非常に難しく、所定の
加工精度を出すために、非常に苦労していた。
【0005】本発明の目的は、前記従来技術の問題を解
決し、エア漏れ防止シールの耐摩耗性を大幅に改善で
き、またエア漏れ防止シールのフローティング特性を大
幅に向上させることができ、さらにエア漏れ防止シール
の加工精度の向上を図り得るオイルフリースクリュー圧
縮機の軸封装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的は、フローティ
ング構造のエア漏れ防止シールを、ステンレス鋼により
リング状に形成されたバックメタルの内径部に、フロン
系樹脂をコーティングして構成したことにより、達成さ
れる。
【0007】また、前記目的はフローティング構造のエ
ア漏れ防止シールを、ステンレス鋼によりリング状に形
成されたバックメタルの内径部および両側面部に、フロ
ン系樹脂をコーティングして構成したことにより、達成
される。
【0008】さらに、前記目的は前記エア漏れ防止シー
ルのバックメタルの半径方向の厚さを、エア漏れ防止シ
ールの内径の8%以上としたことによって、より良く達
成される。
【0009】そして、前記目的は前記エア漏れ防止シー
ルを、ロータシャフトにおける圧縮機の吸入側と吐出側
とに設置したことによって、より一層良好に達成され
る。
【0010】
【作用】本発明では、フローティング構造のエア漏れ防
止シールを、ステンレス鋼によりリング状に形成された
バックメタルの内径部にフロン系樹脂をコーティングし
て構成している。これにより、従来使用しているカーボ
ンリングに比較して耐摩耗性を大幅に改善することがで
きるので、オイルフリースクリュー圧縮機のオーバホー
ルまでの期間を大幅に延長することができる。
【0011】また、本発明では前記バックメタルの内径
部および両側面部にフロン系樹脂をコーティングしてい
る。これにより、エア漏れ防止シールをロータシャフト
の軸方向と直角方向にスムーズに動き得るようにするこ
とができるので、エア漏れ防止シールのフローティング
特性を大幅に向上させることができ、無給油のシールと
しての機能の向上を図ることができる。
【0012】さらに、本発明では前記バックメタルの半
径方向の厚さを、エア漏れ防止シールの内径の8%以上
としている。これにより、バックメタルの加工時の偏心
をなくすることができるので、エア漏れ防止シールの内
径寸法を極めて高精度に仕上げることができる結果、エ
ア漏れ防止シールのシール機能を大幅に向上させること
が可能となる。
【0013】そして、本発明では前記エア漏れ防止シー
ルをロータシャフトにおける圧縮機の吸入側と吐出側と
に設置しているので、エア漏れ防止シールによるシール
機能の向上を図り、オイルフリースクリュー圧縮機の効
率を高めることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0015】図1は本発明軸封装置を適用したオイルフ
リースクリュー圧縮機の軸方向断面図、図2は雌ロータ
のロータシャフトにおける圧縮機の吐出側の軸封装置を
示す拡大断面図、図3は図2に示す軸封装置の要部の拡
大断面図である。
【0016】その図1に示すオイルフリースクリュー圧
縮機は、雄ロータ1と、これに噛み合わされた雌ロータ
2と、前記雄,雌ロータ1,2を収容しているメインケ
ーシング3と、このメインケーシング3の吸入側に取り
付けられたSケーシング4と、同メインケーシング3の
吐出側に取り付けられたDケーシング5と、メインケー
シング3の内部に形成された圧縮室13および冷却用ジ
ャケット14と、雄ロータ1の吸入側および吐出側端部
に一体に設けられたロータシャフト12aと、雌ロータ
2の吸入側および吐出側端部に一体に設けられたロータ
シャフト12bと、雄ロータ1のロータシャフト12a
の吸入側端部に取り付けられかつ増速ギヤ(図示せず)
に噛み合わされたピニオン11と、Sケーシング4内に
設けられかつ雄,雌ロータ1,2のロータシャフト12
a,12bの吸入側端部を支持する吸入側ローラ軸受6
a,6bと、メインケーシング3の吐出側端部に設けら
れかつ雄,雌ロータ1,2のロータシャフト12a,1
2bの吐出側端部を支持する吐出側ローラ軸受6c,6
dおよび組み合わせアンギュラ軸受7a,7bと、前記
吸入側ローラ軸受6a,6bの雄,雌ロータ1,2側寄
りに設けられた軸封装置8a,8bと、前記吐出側ロー
ラ軸受6c,6dの雄,雌ロータ1,2側寄りに設けら
れた軸封装置8c,8dと、雄,雌ロータ1,2のロー
タシャフト12a,12bの吐出側端部に取り付けられ
かつ互いに噛み合わされた雄,雌ロータタイミングギヤ
9,10と、前記各種軸受や雄,雌ロータタイミングギ
ヤ9,10を強制潤滑する潤滑油系統とを備えている。
【0017】前記メインケーシング3とSケーシング4
とDケーシング5とにより圧縮機ケーシングが構成され
ており、この圧縮機ケーシングには空気の吸入口および
吐出口(いずれも図示せず)が設けられている。
【0018】而して、前記オイルフリースクリュー圧縮
機では、回転駆動源および増速ギヤ(いずれも図示せ
ず)によりピニオン11が回転するに伴い、雄ロータ1
のロータシャフト12a→雄,雌ロータタイミングギヤ
9,10→雌ロータ2のロータシャフト12bに至る伝
動系を介して、雄,雌ロータ1,2が約15000〜2
4000rpmで高速回転する。
【0019】そして、前記雄,雌ロータタイミングギヤ
9,10間のバックラッシュが、雄,雌ロータ1,2間
のバックラッシュより小さいため、雄,雌ロータ1,2
同士は接触しないで回転し、雄,雌ロータ1,2間に閉
じ込められた空気が容量変化により圧縮され、吐出され
る。
【0020】また、前記雄,雌ロータ1,2はSケーシ
ング4とメインケーシング3とDケーシング5によって
カバーされている。
【0021】さらに、雄,雌ロータ1,2のロータシャ
フト12a,12bは、吸入側ローラ軸受6a,6b、
吐出側ローラ軸受6c,6dおよび組み合わせアンギュ
ラ軸受7a,7bにより支持され、これらの軸受により
ラジアル荷重およびスラスト荷重が支えられている。
【0022】そして、前記潤滑油系統により、雄,雌ロ
ータタイミングギヤ9,10および各種軸受に強制給油
されており、前記雄,雌ロータタイミングギヤ9,10
および各種軸受が潤滑されている。
【0023】ところで、前記軸封装置8a〜8dは、い
ま図2に示す軸封装置8dについて説明すると、次のよ
うに構成されている。
【0024】すなわち、前記軸封装置8dは波ばね15
と、シールリング16と、スペーサ17と、エア漏れ防
止シール18と、ビスコシール23と、スナップリング
25とを備えて構成されている。
【0025】前記波ばね15とシールリング16とスペ
ーサ17とは、波ばね15によりシールリング16を介
してスペーサ17をビスコシール23側に押し、エア漏
れ防止シール18を収容するための空間を規定してい
る。
【0026】前記エア漏れ防止シール18は、スペーサ
17の軸方向の幅寸法より若干小さく形成されており、
また前記ビスコシール23とスペーサ17とシールリン
グ16とロータシャフト12bの外周面とで囲まれた空
間内に収容されていて、ロータシャフト12bの軸方向
と直角方向に自由に動く、いわゆるフローティング構造
に形成されている。また、エア漏れ防止シール18は図
3に示す実施例では、リング状に形成されたバックメタ
ル19の内径部20と両側面部21とにフロン系樹脂2
2をコーティングして構成されている。前記バックメタ
ル19は、ステンレス鋼を用いて形成されており、また
バックメタル19の半径方向の厚さtは、エア漏れ防止
シール18の内径Dの8%以上とされている。前記フロ
ン系樹脂22には、例えばポリアミド樹脂および四弗化
エチレン樹脂を主成分とする合成樹脂を用いる。このフ
ロン系樹脂22を、バックメタル19の内径部20と両
側面部21に、それぞれ0.1〜0.2mm程度にコーテ
ィングしている。
【0027】前記ビスコシール23の外周面には、Oリ
ング24が装着されており、このOリング24を介して
メインケーシング3との間の気密を保っている。そし
て、このビスコシール23は、油切り装置として機能す
る。
【0028】前記スナップリング25は、ビスコシール
23およびエア漏れ防止シール18を、ロータシャフト
12bの軸方向に動かないように固定している。
【0029】前記軸封装置8a,8bおよび8cとも、
前述の軸封装置8dと同様に構成されている。
【0030】また、図2に示すように、ロータシャフト
12bにおけるビスコシール23の装着位置に差し掛か
った部位には、括れ部26が形成されている。前記ビス
コシール23における前記括れ部26に対応する位置に
は、ガス抜き穴27が設けられている。前記メインケー
シング3には、前記ガス抜き穴27に連通するガス抜き
穴28が設けられている。これらのガス抜き穴27,2
8は、圧縮室13内の圧縮空気がエア漏れ防止シール1
8とロータシャフト12b間の微小なギャップから漏れ
て来ると、これを大気へ逃がすようになっている。
【0031】さらに、図2に示すように、メインケーシ
ング3における吐出側ローラ軸受6dと組み合わせアン
ギュラ軸受7b間に対応する位置には、給油口29が設
けられている。この給油口29は、潤滑油系統(図示せ
ず)に接続されている。一方、前記吐出側ローラ軸受6
dと組み合わせアンギュラ軸受7b間には、給油間座3
0が取り付けられている。この給油間座30には、吐出
側ローラ軸受6dに向かう給油ノズル31と、組み合わ
せアンギュラ軸受7bに向かう給油ノズル32とが設け
られている。そして、前記給油口29を通じて給油間座
30の内部に潤滑油を送り、その潤滑油を給油ノズル3
1を通じて吐出側ローラ軸受6dにジェット給油し、給
油ノズル32を通じて組み合わせアンギュラ軸受7bに
ジェット給油するようになっている。他方、メインケー
シング3における吐出側ローラ軸受6dとビスコシール
23間に対応する位置には、排油口33が設けられてお
り、この排油口33を通じて、吐出側ローラ軸受6dを
冷却,潤滑したのちの潤滑油を、油タンク(図示せず)
に戻すようになっている。
【0032】前記給油口29,給油間座30および排油
口33は、潤滑油系統に組み込まれ、雄,雌ロータタイ
ミングギヤ9,10および各種軸受に強制給油すべく設
けられている。
【0033】前記オイルフリースクリュー圧縮機では、
メインケーシング3内の圧縮室13で圧縮され吐出され
た空気は、通常軸封装置のエア漏れ防止シール18とし
て非接触シールを用いているため、一部が漏れて軸封装
置の油切り装置であるビスコシール23およびローラ軸
受側に漏れて来る。この漏れた空気がビスコシール23
にバック圧として加わると、ビスコシール23のシール
差圧が出なくなる。そこで、通常はエア漏れ防止シール
18とビスコシール23との間に、ガス抜き穴27,2
8を設け、漏れた空気を大気へ逃がし、ビスコシール2
3側のガス抜き穴27を大気圧の状態に保持し、ビスコ
シール23の油切り性能を常に発揮させるようにしてい
る。
【0034】したがって、エア漏れ防止シール18のシ
ール性能が悪く、空気の漏れ量が増加すると、ガス抜き
穴27の圧力が大気圧以上になると、そのバック圧力に
よりビスコシール23のシール性能が低下し、最悪の状
態に陥った場合には潤滑油が圧縮室13内に入り、オイ
ルフリースクリュー圧縮機としての機能を損ねることに
なる。これらを防止するため、圧縮機が長時間継続して
運転されても、エア漏れ防止シール18ののロータシャ
フトと接触する部分の摩耗を極力抑え、常に一定以上の
シール性能を保持することが、オイルフリースクリュー
圧縮機としての構成上、最も重要である。
【0035】そこで、この実施例ではエア漏れ防止シー
ル18のバックメタル19をステンレス鋼で形成し、そ
の内径部20にフロン系樹脂22を例えば0.1〜0.
2mm程度の厚さにコーティングしている。これにより、
ロータシャフトにエア漏れ防止シール18が接触したと
きの、エア漏れ防止シール18の耐摩耗性を大幅に改善
することができる。試験の結果、ステンレス鋼製のバッ
クメタル19の内径部20にフロン系樹脂22をコーテ
ィングしたエア漏れ防止シール18は、従来使用してい
たカーボンリングに比較して耐摩耗性が約10倍向上さ
せることができた。その結果、従来オイルフリースクリ
ュー圧縮機のオーバホールを4年毎に行っていたが、本
発明のこの実施例では8年以上に延長することが可能と
なる。
【0036】また、この実施例ではステンレス鋼製のバ
ックメタル19の両側面部21にもフロン系樹脂22を
例えば0.1〜0.2mm程度の厚さにコーティングして
いる。
【0037】これにより、エア漏れ防止シール18の無
給油状態におけるフローティング特性を大幅に向上させ
ることができる。
【0038】さらに、この実施例ではステンレス鋼製の
バックメタル19の半径方向の厚さtを、エア漏れ防止
シール18の内径Dの8%以上としている。これによ
り、バックメタル19の加工時の偏心をなくし、エア漏
れ防止シール18の内径寸法精度を20μm以内に容易
に抑えることが可能となる。その結果、エア漏れ防止シ
ール18からのエア漏れを、従来のカーボンリングに比
較して約1/2に減少させることができる。
【0039】しかも、この実施例では図2,図3に示す
ごとき軸封装置をロータシャフト12a,12bにおけ
る吸入側と吐出側のそれぞれに設置しているので、ロー
タシャフト12a,12bの両端部においてシール機能
の向上を図ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1記載の発
明によれば、フローティング構造のエア漏れ防止シール
を、ステンレス鋼によりリング状に形成されたバックメ
タルの内径部に、フロン系樹脂をコーティングして構成
しているので、ロータシャフトに接触した場合のエア漏
れ防止シールの耐摩耗性を大幅に改善することができる
ので、エア漏れ防止シールの寿命を大幅に延長し得る効
果がある。
【0041】また、本発明の請求項2記載の発明によれ
ば、フローティング構造のエア漏れ防止シールを、ステ
ンレス鋼によりリング状に形成されたバックメタルの内
径部および両側面部に、フロン系樹脂をコーティングし
て構成しているので、無給油状態におけるエア漏れ防止
シールのフローティング特性を大幅に向上させ得る効果
がある。
【0042】さらに、本発明の請求項3記載の発明によ
れば、前記エア漏れ防止シールのバックメタルの半径方
向の厚さを、エア漏れ防止シールの内径の8%以上とし
ているので、バックメタルの加工時の偏心をなくし、エ
ア漏れ防止シールの内径寸法を高精度に仕上げることが
できる結果、エア漏れ防止シールのシール特性の向上を
図り得る効果がある。
【0043】そして、本発明の請求項4記載の発明によ
れば、前記エア漏れ防止シールを、ロータシャフトにお
ける圧縮機の吸入側と吐出側とに設置しているので、エ
ア漏れ防止シールによるシール機能の向上を図り、オイ
ルフリースクリュー圧縮機の効率をより一層高め得る効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる軸封装置を適用したオイルフリ
ースクリュー圧縮機の軸方向断面図である。
【図2】雌ロータのロータシャフトにおける圧縮機の吐
出側の軸封装置を示す拡大断面図である。
【図3】図2に示す軸封装置の要部の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1…雄ロータ、2…雌ロータ、3…メインケーシング、
4…Sケーシング、5…Dケーシング、6a,6b…吸
入側ローラ軸受、6c,6d…吐出側ローラ軸受、7
a,7b…組み合わせアンギュラ軸受、8a〜8d…軸
封装置、12a,12b…雄,雌ロータのロータシャフ
ト、13…圧縮室、15…軸封装置の波ばね、16…同
シールリング、17…同スペーサ、18…同エア漏れ防
止シール、19…エア漏れ防止シールのバックメタル、
20…同内径部、21…同両側面部、22…フロン系樹
脂、23…軸封装置のビスコシール、25…同スナップ
リング、27,28…ガス抜き穴、29…給油口、30
…給油間座、31,32…給油ノズル、33…排油口。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フローティング構造のエア漏れ防止シー
    ルを、ステンレス鋼によりリング状に形成されたバック
    メタルの内径部に、フロン系樹脂をコーティングして構
    成したことを特徴とするオイルフリースクリュー圧縮機
    の軸封装置。
  2. 【請求項2】 フローティング構造のエア漏れ防止シー
    ルを、ステンレス鋼によりリング状に形成されたバック
    メタルの内径部および両側面部に、フロン系樹脂をコー
    ティングして構成したことを特徴とするオイルフリース
    クリュー圧縮機の軸封装置。
  3. 【請求項3】 前記エア漏れ防止シールのバックメタル
    の半径方向の厚さを、エア漏れ防止シールの内径の8%
    以上としたことを特徴とする請求項1または2記載のオ
    イルフリースクリュー圧縮機の軸封装置。
  4. 【請求項4】 前記エア漏れ防止シールを、ロータシャ
    フトにおける圧縮機の吸入側と吐出側とに設置したこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のオイルフ
    リースクリュー圧縮機の軸封装置。
JP4216891A 1992-08-14 1992-08-14 オイルフリースクリュー圧縮機の軸封装置 Pending JPH0666276A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4216891A JPH0666276A (ja) 1992-08-14 1992-08-14 オイルフリースクリュー圧縮機の軸封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4216891A JPH0666276A (ja) 1992-08-14 1992-08-14 オイルフリースクリュー圧縮機の軸封装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0666276A true JPH0666276A (ja) 1994-03-08

Family

ID=16695536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4216891A Pending JPH0666276A (ja) 1992-08-14 1992-08-14 オイルフリースクリュー圧縮機の軸封装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0666276A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011256828A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 無給油式スクリュー圧縮機
US20160105069A1 (en) * 2014-10-10 2016-04-14 Fanuc Corporation Motor having air path of stator, or fan cleanable, and cleaning system of motor

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011256828A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 無給油式スクリュー圧縮機
US20160105069A1 (en) * 2014-10-10 2016-04-14 Fanuc Corporation Motor having air path of stator, or fan cleanable, and cleaning system of motor
US10312769B2 (en) * 2014-10-10 2019-06-04 Fanuc Corporation Motor having air path of stator, or fan cleanable, and cleaning system of motor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9068571B2 (en) Seal for oil-free rotary displacement compressor
US4487563A (en) Oil-free rotary displacement compressor
US20100253005A1 (en) Seal for oil-free rotary displacement compressor
JP4251679B2 (ja) ロータ軸をシールする装置とその種の装置を備えたスクリュー型圧縮機
JP5577297B2 (ja) スクロール式流体機械
US4971306A (en) Seals for cylindrical surfaces
JP2008255796A (ja) オイルフリーロータリ圧縮機の軸封装置
JP5996455B2 (ja) スクロール圧縮機
JPH0666276A (ja) オイルフリースクリュー圧縮機の軸封装置
US20110255999A1 (en) Use of a rolling-element bearing for bearing rotating components in vacuum devices and vacuum device
CN111237468A (zh) 透平机械干气密封用组合式流体动压型后置隔离密封装置
JPS62210282A (ja) オイルフリ−流体機械の軸封装置
CN211715184U (zh) 一种组合式流体动压型干气密封后置隔离密封装置
JP5865960B2 (ja) 圧縮機
JPH025950B2 (ja)
JP2003148390A (ja) 両吸込み渦巻きポンプ
CN111237469A (zh) 一种透平机械干气密封用流体动压型后置隔离密封装置
JP3206219B2 (ja) スクロール流体機械
JPH07217748A (ja) 真空ポンプ用軸封装置
JPH06201054A (ja) 真空ポンプ用軸封装置
JPH051685A (ja) スクリユー圧縮機
JPH01206165A (ja) 円筒面シール
JPH0988849A (ja) スクロール式流体機械
JPH0650438A (ja) 高速回転体のシール構造
CN212690341U (zh) 一种无油螺杆压缩机密封结构

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080802

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080802

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080802

Year of fee payment: 13

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080802

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090802

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090802

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100802

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110802

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 16

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110802