JPH0666049U - レーザ装置 - Google Patents

レーザ装置

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JPH0666049U
JPH0666049U JP013165U JP1316593U JPH0666049U JP H0666049 U JPH0666049 U JP H0666049U JP 013165 U JP013165 U JP 013165U JP 1316593 U JP1316593 U JP 1316593U JP H0666049 U JPH0666049 U JP H0666049U
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JP
Japan
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optical fiber
housing
laser
unit
section
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JP013165U
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Inventor
浩二 川村
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Amada Miyachi Co Ltd
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Amada Miyachi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 [目的]筐体内のスペースが狭くても光ファイバを無理
なく所望の方角へ出せるようにし、装置の小型化を容易
に実現する。 [構成]筐体10の上部室12には、レーザ発振器20
のレーザ出射口ないし入射ユニット22の光ファイバ取
付部が筐体10の背面側上部の一方の隅角10a側を向
くように、レーザ発振器20および入射ユニット22が
水平支持板11上に配置される。該隅角10aに近接し
た筐体背面10b、筐体側面10cおよび筐体上面10
dにはそれぞれ光ファイバ出口Hb,Hc,Hd が設けられ
ている。入射ユニット22からの光ファイバ24はそれ
ら方角の異なる3つの光ファイバ出口Hb,Hc,Hd の中
のいずれか1つを通って筐体10の外へ出る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、装置筐体内のレーザ発振部より出射されたレーザ光を光ファイバで 外部へ送出するようにしたレーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザ加工装置では、本体から離れた場所でレーザ加工を行うために、本体の 筐体内に設けたレーザ発振部で発生したレーザ光を光ファイバを通して出射ユニ ットへ伝送し、出射ユニットからレーザ光を被加工物に向けて照射するようにし ている。
【0003】 図4に、筐体内にレーザ発振部、レーザ電源部および冷却部を設ける、いわゆ る一体型の従来のレーザ加工装置の構成を示す。このレーザ加工装置の筐体10 0の内側は、隔壁を兼ねる水平支持板101によって上部室102と下部室10 4とに分けられている。
【0004】 上部室102には、ほぼ直方体形のレーザ発振器106がそのレーザ出射口を 装置の背面側に向けて装置の前面側寄りに配置されるとともに、レーザ発振器1 06より出射されたレーザ光LBの光軸上に所定の角度でミラー108が配置さ れ、さらにミラー108から反射されるレーザ光LBの光軸上に入射ユニット1 10が配置されている。入射ユニット110の後端部には光ファイバ112の一 端が接続されている。この光ファイバ112は、筐体100の上面の縁部付近に 形成された光ファイバ出口Fを通って外へ出て、他端にて出射ユニット114に 接続されている。レーザ発振器106より出射されたレーザ光LBは、反射ミラ ー108を通って入射ユニット110に送られ、そこで光ファイバ112の一端 に入射し、出射ユニット114で光ファイバ112の他端より出て、出射ユニッ ト114内の集光レンズによって集光され、被加工物116に照射されるように なっている。なお、光ファイバ112を筐体100の側面ではなく上面から出し ているのは、そのほうが付近の装置または設置物を避けて通れることが多いから である。また、入射ユニット110と光ファイバ出口Fとの間では、光ファイバ 112を所定の曲率よりも曲げないように、適当なスペースが確保されるととも に、必要に応じて光ファイバ・ガイド部材(図示せず)が設けられる。
【0005】 下部室104には、レーザ発振器106内の励起ランプを発光(点灯)させる ためのレーザ電源部(図示せず)が配置されるとともに、レーザ発振器106内 の各部とりわけレーザロッド(レーザ媒質)および励起ランプに冷却水を循環供 給するための冷却部(図示せず)が配置されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、従来の一体型レーザ加工装置では、筐体100の上部室102 内に、レーザ発振器106、ミラー108および入射ユニット110を支持板1 01上に三角配置つまり三角形の各頂点位置に配置する構成であるため、上部室 102に横幅の大きいスペースが必要となっており、そのぶん筐体100の幅方 向のサイズも大きくなっている。ミラー108を外して、入射ユニット110を レーザ発振器106のレーザ光出射口に直接向ける構成も考えられているが、そ の場合でも光ファイバ112を上面から取り出すとなると、上記のように光ファ イバ112を所定の曲率より曲げてはならないため、それなりの奥行スペースを 確保しなければならず、奥行寸法の縮小化を実現するのは難しかった。
【0007】 また、上記のように光ファイバを筐体上面から上方に出すのが都合のよいこと が多いのではあるが、側面からでも背面からでも光ファイバを出せることが可能 であれば、よりフレキシブルにレーザ加工システムを組むことができる。しかる に、従来のレーザ加工装置において、筐体100の上面、側面および背面に光フ ァイバ出口Fを設けて、いずれの面からでも光ファイバを出せるように構成する と、筐体100が大幅に大型化し、一体型レーザ加工装置としての長所が失われ るという不具合があった。
【0008】 本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、筐体内のスペースが狭くて も光ファイバを無理なく所望の方角へ出すことができ、装置の小型化を容易に実 現することの可能な一体型のレーザ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の第1のレーザ装置は、筐体内にレーザ発 振部、レーザ電源部および冷却部を設け、前記レーザ発振部より出力されたレー ザ光を光ファイバによって前記筐体の外へ送出するようにしたレーザ装置におい て、前記筐体の所定の隅角に近接した1つまたは2つ以上の異なる筐体壁面に前 記光ファイバを外へ出すための光ファイバ出口を設け、前記レーザ発振部のレー ザ光出射口が前記隅角側を向くように前記レーザ発振部を前記筐体内に配置する 構成とした。
【0010】 また、上記の目的を達成するため、本考案の第2のレーザ装置は、筐体内にレ ーザ発振部、レーザ電源部および冷却部を設け、前記レーザ発振部より出力され たレーザ光を前記筐体内の入射部で光ファイバの一端に入射せしめ、前記光ファ イバを介して前記レーザ光を前記筐体の外へ送出するようにしたレーザ装置にお いて、前記筐体の所定の隅角に近接した1つまたは2つ以上の異なる筐体壁面に 前記光ファイバを外へ出すための光ファイバ出口を設け、前記入射部の光ファイ バ接続部が前記隅角側を向くように前記入射部を前記筐体内に配置する構成とし た。
【0011】
【作用】
隅角付近の異なる筐体壁面に設けられた光ファイバ出口は、互いに近接しつつ 向きが異なるので、筐体内における光ファイバのルートをそれほど変更せずに、 したがってレーザ発振部ないし入射部の位置を変更せずに、光ファイバの出る方 角を大きく、たとえば直角に変えることが可能である。また、レーザ発振器のレ ーザ出射口ないし入射部の光ファイバ取付部が該隅角側を向くようにレーザ発振 器ないし入射部が配置されると、筐体内のスペースを最大限に有効利用して光フ ァイバを無理なく(できるだけ曲げずに)筐体の外へ出すことが可能である。し たがって、筐体の幅方向および奥行方向のサイズを可及的に小さくすることがで きる。
【0012】
【実施例】
以下、図1〜図3を参照して本考案の実施例を説明する。 図1および図2は、本考案の一実施例による一体型レーザ加工装置の要部の構 成を示す略斜視図および略平面図である。
【0013】 この実施例のレーザ加工装置の筐体10の内側は、隔壁を兼ねる水平支持板1 1によって上部室12と下部室14とに分けられている。上部室12には、ほぼ 直方体形のレーザ発振器20が、そのレーザ出射口20aを筐体10の背面側上 部の一方の隅角10a側に向けて、水平支持板11上でほぼ対角線方向に沿って 水平に配置されている。レーザ発振器20のレーザ出射口20aには入射ユニッ ト22が装着され、レーザ出射口20aより出射されたレーザ光LBは、すぐに 入射ユニット22に入り、レーザ出射口20a側から見て入射ユニット22の後 部にコネクタ23を介して接続された光ファイバ24の一端に入射するようにな っている。
【0014】 筐体10の背面側上部の隅角10aに近接する筐体背面10b、筐体側面10 cおよび筐体上面10dに、光ファイバ24を筐体10から外へ出すための光フ ァイバ出口Hb,Hc,Hd がそれぞれ設けられている。入射ユニット22からの光 ファイバ24は、これら3個の光ファイバ出口Hb,Hc,Hd の中のいずれか1つ を通って外へ出て、出射ユニット(図示せず)まで延びている。なお、外部の塵 や埃が上部室12内に入り込まないように、各光ファイバ出口Hb,Hc,Hd に、 図3に示すように、ファイバ挿通口34aを備えたゴム製のカバー34を取付し てもよい。
【0015】 図2において、レーザ発振器20内には、レーザロッドたとえばYAGロッド 26と励起ランプ28が平行に配置され、YAGロッド26の両端面と向き合っ てレーザ共振器を構成する反射ミラー30と出力ミラー32とが互いに平行に配 置されている。励起ランプ28が発光(点灯)すると、その光エネルギによって YAGロッド26がレーザ発振し、そのロッド両端面から出た光が反射ミラー3 0と出力ミラー32との間で反射を繰り返して共振増幅されたのち出力ミラー3 2を抜けてレーザ光LBとして出射される。レーザ光出射口20aから出射され たレーザ光LBは、入射ユニット22で光ファイバ24の一端に入射させられ、 光ファイバ24内を伝播して、出射ユニットで光ファイバ24の他端から出て、 被加工物に集光照射される。なお、上部室12内には、レーザ発振器20および 入射ユニット22の外に、冷却水供給管や配線およびそれらの接続部材等(図示 せず)も設けられている。
【0016】 図1において、下部室14には、レーザ発振器20内の励起ランプ28を発光 (点灯)させるためのレーザ電源部18と、レーザ発振器20内の各部、特にY AGロッド26および励起ランプ28に冷却水を循環供給するための冷却部16 とが仕切り板15を挟んで左右に配置されている。
【0017】 このように、本実施例の一体型レーザ加工装置では、筐体10の上部室12に おいてレーザ発振器20のレーザ出射口20aないし入射ユニット22の光ファ イバ取付部が筐体10の背面側上部の一方の隅角10a側を向くようにレーザ発 振器20および入射ユニット22が配置されるとともに、該隅角10aに近接し た筐体背面10b、筐体側面10cおよび筐体上面10dにそれぞれ光ファイバ 出口Hb,Hc,Hd が設けられ、入射ユニット22からの光ファイバ24はそれら 方角の異なる3つの光ファイバ出口Hb,Hc,Hd の中のいずれか1つを通って筐 体10の外へ出るようになっている。
【0018】 したがって、たとえば、出射ユニットが筐体背面10b側に位置し、かつ両者 の間に特に障害物(他の装置その他の設置物)が存在しない場合には、光ファイ バ24を筐体背面10bの光ファイバ出口Hb から外へ出せばよい。また、出射 ユニットが筐体側面10c側に位置し、かつ両者の間に特に障害物が存在しない 場合には、光ファイバ24を筐体側面10cの光ファイバ出口Hc から外へ出せ ばよい。また、出射ユニットが筐体側面10cの反対の側面側あるいは前面側に 位置する場合や、筐体10の隣または背後に障害物がある場合等には、光ファイ バ24を筐体上面10dの光ファイバ出口Hd から外へ出せばよい。3つの光フ ァイバ出口Hb,Hc,Hd は互いに近接しているので、いずれの光ファイバ出口が 選ばれても、筐体10内における光ファイバ24のルートはそれほど違わないの で、レーザ発振器20ないし入射ユニット22の配置位置を変更しなくて済む。
【0019】 このように、本実施例の一体型レーザ加工装置では、方角が90゜異なる3つ の光ファイバ出口Hb,Hc,Hd の中から1つを選んで光ファイバ24を所望の方 向へ無理なく(できるだけ曲げずに)出せるため、筐体10内における光学系の 機構を簡易化することができるとともに、装置外部に対して、特に出射ユニット が取付される各種レーザ加工機(たとえば、溶接機、切断機、穴開け機、半田付 け装置等)に対してフレキシブルに対応することが可能であり、レーザ加工シス テムが組み易くなっている。
【0020】 また、レーザ発振器20のレーザ出射口20aないし入射ユニット22の光フ ァイバ取付部が筐体10の背面側上部の隅角10a側を向くようにレーザ発振器 20および入射ユニット22が水平支持板11上でほぼ対角線方向に沿って配置 される本実施例装置の構成によれば、上部室12のスペースを最大限に有効利用 して光ファイバ24を無理なく(できるだけ曲げずに)筐体10の外へ出すこと が可能である。したがって、上部室12の幅方向のサイズも奥行方向のサイズも 共に可及的に縮小化することが可能であり、ひいては筐体10の小型化も容易に 実現できる。また、筐体内で光ファイバを曲げた状態で保持するための光ファイ バ・ガイド部材を不要とすることもできる。
【0021】 上述した実施例では、隅角10aに近接する筐体背面10b、筐体側面10c および筐体上面10dにそれぞれ光ファイバ出口Hb,Hc,Hd を設けたが、それ らの3つの筐体壁面の中の任意の1つまたは2つのみに光ファイバ出口を設ける ことも可能であり、各筐体壁面に複数の光ファイバ出口を設けることも可能であ る。また、隅角を中心として2つまたは3つの筐体壁面にわたる光ファイバ出口 を設けることも可能である。
【0022】 また、上述した実施例では、背面側上部の一方の隅角10a付近に光ファイバ 出口を設けたが、他の隅角たとえば前面部上部の隅角付近に光ファイバ出口を設 けることも可能である。また、上述した実施例におけるレーザ発振器20および 入射ユニット22の構成は一例にすぎず、任意の形状・構造が可能である。たと えば、レーザ発振器の光軸方向と入射ユニットの光軸方向とが互いに異なるよう な配置構成も可能であり、入射ユニットがレーザ発振器から分離して配置されて もよい。また、上述した実施例は、一体型のレーザ加工装置に係るものであった が、本考案はレーザ加工以外の用途に用いられる他の一体型レーザ装置にも適用 可能である。
【0023】
【考案の効果】
以上のように、本考案のレーザ装置によれば、筐体の所定の隅角に近接した1 つまたは2つ以上の異なる筐体壁面に光ファイバを外へ出すための光ファイバ出 口を設け、レーザ発振部のレーザ光出射口または入射部の光ファイバ取付部が隅 角側を向くようにレーザ発振部または入射部を筐体内に配置することにより、筐 体のスペースが狭くても光ファイバを無理なく所望の方角へ出すことが可能であ り、一体型レーザ装置の小型化を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による一体型レーザ加工装置
の要部の構成を示す略斜視図である。
【図2】実施例による一体型レーザ加工装置の要部の構
成を示す略平面図である。
【図3】実施例による一体型レーザ加工装置の光ファイ
バ出口に取付可能なカバーの構成を示す一部断面側面図
である。
【図4】従来の一体型レーザ加工装置の要部の構成を示
す略斜視図である。
【符号の説明】
10 筐体 10a 隅角 10b 筐体背面 10c 筐体側面 10d 筐体上面 11 水平支持板 12 上部室 20 レーザ発振器 22 入射ユニット 24 光ファイバ Hb,Hc,Hd 光ファイバ出口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内にレーザ発振部、レーザ電源部お
    よび冷却部を設け、前記レーザ発振部より出力されたレ
    ーザ光を光ファイバによって前記筐体の外へ送出するよ
    うにしたレーザ装置において、 前記筐体の所定の隅角に近接した1つまたは2つ以上の
    異なる筐体壁面に前記光ファイバを外へ出すための光フ
    ァイバ出口を設け、前記レーザ発振部のレーザ光出射口
    が前記隅角側を向くように前記レーザ発振部を前記筐体
    内に配置したことを特徴とするレーザ装置。
  2. 【請求項2】 筐体内にレーザ発振部、レーザ電源部お
    よび冷却部を設け、前記レーザ発振部より出力されたレ
    ーザ光を前記筐体内の入射部で光ファイバの一端に入射
    せしめ、前記光ファイバを介して前記レーザ光を前記筐
    体の外へ送出するようにしたレーザ装置において、 前記筐体の所定の隅角に近接した1つまたは2つ以上の
    異なる筐体壁面に前記光ファイバを外へ出すための光フ
    ァイバ出口を設け、前記入射部の光ファイバ接続部が前
    記隅角側を向くように前記入射部を前記筐体内に配置し
    たことを特徴とするレーザ装置。
JP013165U 1993-02-26 1993-02-26 レーザ装置 Pending JPH0666049U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018125419A (ja) * 2017-02-01 2018-08-09 ファナック株式会社 レーザ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018125419A (ja) * 2017-02-01 2018-08-09 ファナック株式会社 レーザ装置
US10326255B2 (en) 2017-02-01 2019-06-18 Fanuc Corporation Laser device

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