JPH0666021A - 合成樹脂製コンクリート型枠用堰板 - Google Patents
合成樹脂製コンクリート型枠用堰板Info
- Publication number
- JPH0666021A JPH0666021A JP22021092A JP22021092A JPH0666021A JP H0666021 A JPH0666021 A JP H0666021A JP 22021092 A JP22021092 A JP 22021092A JP 22021092 A JP22021092 A JP 22021092A JP H0666021 A JPH0666021 A JP H0666021A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- dam plate
- plate
- lower plate
- ribs
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- Pending
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 型枠用堰板の使用方法による曲げ剛性性能の
極端な差を無くした合成樹脂製の型枠用堰板を提供す
る。 【構成】 平行に配された上下板部2,2 と、この上下板
部2,2 間に配された複数個のリブ部3とを備え、前記リ
ブ部3は、前記上下板部2,2 間に、この上下板部2,2 と
あいまって型枠用堰板の軸方向と直交する方向に連続す
るトラス断面を構成するように配され、かつ、上下板部
2,2 とリブ部3とが一体的に構成されている。
極端な差を無くした合成樹脂製の型枠用堰板を提供す
る。 【構成】 平行に配された上下板部2,2 と、この上下板
部2,2 間に配された複数個のリブ部3とを備え、前記リ
ブ部3は、前記上下板部2,2 間に、この上下板部2,2 と
あいまって型枠用堰板の軸方向と直交する方向に連続す
るトラス断面を構成するように配され、かつ、上下板部
2,2 とリブ部3とが一体的に構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリート構造物
を構成するための合成樹脂製コンクリート型枠用堰板に
関する。
を構成するための合成樹脂製コンクリート型枠用堰板に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、コンクリート型枠用堰板とし
て、合板の代わりに合成樹脂製の型枠用堰板が使用され
ることがある。
て、合板の代わりに合成樹脂製の型枠用堰板が使用され
ることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の合成樹
脂製の型枠用堰板は、軸方向とその直角方向とで曲げ剛
性の性能に極端な差があり、堰板としての使用方法に制
限があった。例えば、合成樹脂製の型枠用堰板の軸方向
と同一方向にパイプ桟木を配しただけでは、これと直角
方向の曲げ剛性が小さいため、コンクリート打設時の側
圧や振動等により、型枠用堰板が変形してしまい、型枠
脱型後のコンクリート表面が波打ってしまう等の課題が
あった。
脂製の型枠用堰板は、軸方向とその直角方向とで曲げ剛
性の性能に極端な差があり、堰板としての使用方法に制
限があった。例えば、合成樹脂製の型枠用堰板の軸方向
と同一方向にパイプ桟木を配しただけでは、これと直角
方向の曲げ剛性が小さいため、コンクリート打設時の側
圧や振動等により、型枠用堰板が変形してしまい、型枠
脱型後のコンクリート表面が波打ってしまう等の課題が
あった。
【0004】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたもので、型枠用堰板の使用方法による曲げ
剛性性能の極端な差を無くした合成樹脂製の型枠用堰板
を提供することをを目的とする。
めになされたもので、型枠用堰板の使用方法による曲げ
剛性性能の極端な差を無くした合成樹脂製の型枠用堰板
を提供することをを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る合成樹脂
製コンクリート型枠用堰板は、平行に配された上下板部
と、この上下板部間に配された複数個のリブ部とを備
え、前記リブ部は、前記上下板部間に、この上下板部と
あいまって型枠用堰板の軸方向と直交する方向に連続す
るトラス断面を構成するように配され、かつ、上下板部
とリブ部とが合成樹脂より一体的に構成されている。
製コンクリート型枠用堰板は、平行に配された上下板部
と、この上下板部間に配された複数個のリブ部とを備
え、前記リブ部は、前記上下板部間に、この上下板部と
あいまって型枠用堰板の軸方向と直交する方向に連続す
るトラス断面を構成するように配され、かつ、上下板部
とリブ部とが合成樹脂より一体的に構成されている。
【0006】
実施例1.図1および図2は、この発明に係る合成樹脂
製の型枠用堰板の第1実施例を示したものであり、図に
おいて、符号1は合成樹脂製の型枠用堰板(以下、単に
型枠用堰板という)、2は型枠用堰板1の上下板部、3
はこの上下板部2,2 間に配されたリブ部、そして、符号
4は上下板部2,2 とリブ部3とで構成された三角形状の
空洞部である。
製の型枠用堰板の第1実施例を示したものであり、図に
おいて、符号1は合成樹脂製の型枠用堰板(以下、単に
型枠用堰板という)、2は型枠用堰板1の上下板部、3
はこの上下板部2,2 間に配されたリブ部、そして、符号
4は上下板部2,2 とリブ部3とで構成された三角形状の
空洞部である。
【0007】上下板部2,2 は型枠用堰板1の厚みに応じ
て所定の間隔を有して平行に配され、リブ部3は、前記
上下板部2,2 間に、この上下板部2,2 とあいまって型枠
用堰板1の軸方向と直交する方向(以下、幅方向とい
う)に連続する、構造的にきわめて有利なトラス断面を
構成するように斜めに配され、かつ、上下板部2,2 とリ
ブ部3は一体的に構成されている。この場合、上下板部
2,2 がトラスの上下の弦材に、リブ部3がトラスの斜材
とみなすことができる。
て所定の間隔を有して平行に配され、リブ部3は、前記
上下板部2,2 間に、この上下板部2,2 とあいまって型枠
用堰板1の軸方向と直交する方向(以下、幅方向とい
う)に連続する、構造的にきわめて有利なトラス断面を
構成するように斜めに配され、かつ、上下板部2,2 とリ
ブ部3は一体的に構成されている。この場合、上下板部
2,2 がトラスの上下の弦材に、リブ部3がトラスの斜材
とみなすことができる。
【0008】型枠用堰板1を構成する合成樹脂材として
は、硬質塩化ビニル樹脂、高密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリカーボネート、ポリスチレン等の硬質の
熱可塑性樹脂、あるいは不飽和ポリエステル樹脂、フェ
ノール系樹脂等の熱硬化樹脂が好適に使用されている。
は、硬質塩化ビニル樹脂、高密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリカーボネート、ポリスチレン等の硬質の
熱可塑性樹脂、あるいは不飽和ポリエステル樹脂、フェ
ノール系樹脂等の熱硬化樹脂が好適に使用されている。
【0009】実施例2.図3は、この発明に係る型枠用
堰板の第2実施例を示し、実施例1と同一部分および相
当する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
堰板の第2実施例を示し、実施例1と同一部分および相
当する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0010】図において、符号3aは上下板部2,2 に配
されたリブ部である。リブ3aは上下板部2,2 間に、波
板状に形成された折れ板5を挿入し、かつ、この折れ板
5と上下板部2,2 との接触部を一体的に接着することに
より構成されている。
されたリブ部である。リブ3aは上下板部2,2 間に、波
板状に形成された折れ板5を挿入し、かつ、この折れ板
5と上下板部2,2 との接触部を一体的に接着することに
より構成されている。
【0011】実施例3.図4および図5は、この発明に
係る型枠用堰板の第3実施例を示し、実施例1と同一部
分および相当する部分には同一符号を付し、その説明を
省略する。
係る型枠用堰板の第3実施例を示し、実施例1と同一部
分および相当する部分には同一符号を付し、その説明を
省略する。
【0012】型枠用堰板1の上下板部2,2 およびリブ部
3は、射出成型によって一体的に構成されている。
3は、射出成型によって一体的に構成されている。
【0013】この実施例によれば、上下平板部2,2 およ
びリブ部3の薄肉化が図れるという効果がある。
びリブ部3の薄肉化が図れるという効果がある。
【0014】実施例4.図6〜図9は、この発明に係る
型枠用堰板の第4実施例を示し、実施例1と同一部分お
よび相当する部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。
型枠用堰板の第4実施例を示し、実施例1と同一部分お
よび相当する部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。
【0015】図において、符号6は、中空部4が開口す
る両端の小口端面を閉塞する閉塞部である。型枠用堰板
1の閉塞部6は上下板部2,2 、リブ部3および閉塞部6
は、真空成型により一体的に成型されている。
る両端の小口端面を閉塞する閉塞部である。型枠用堰板
1の閉塞部6は上下板部2,2 、リブ部3および閉塞部6
は、真空成型により一体的に成型されている。
【0016】この実施例によれば、中空部4内へのコン
クリートスラリーの侵入を防止することができ、かつ、
小口端面の強度を高めることができる効果がある。
クリートスラリーの侵入を防止することができ、かつ、
小口端面の強度を高めることができる効果がある。
【0017】なお、閉塞部6を上下板部2,2 およびリブ
部3とは別に形成し、上下板部2,2およびリブ部3の一
体成形後に、閉塞部6を型枠用堰板1の小口端面に取り
付けるようにしてもよく、この場合、閉塞部6としてコ
の字形状の閉塞部材7を使用してもよい(図9参照)。
部3とは別に形成し、上下板部2,2およびリブ部3の一
体成形後に、閉塞部6を型枠用堰板1の小口端面に取り
付けるようにしてもよく、この場合、閉塞部6としてコ
の字形状の閉塞部材7を使用してもよい(図9参照)。
【0018】実施例5.図10〜図11は、この発明に係る
型枠用堰板の第5実施例を示し、実施例1と同一部分お
よび相当する部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。図において、符号3bは上下板部2,2 間に配された
リブ部、8は、上下板部2,2 とリブ部3bとで構成された
四角形状の空洞部である。
型枠用堰板の第5実施例を示し、実施例1と同一部分お
よび相当する部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。図において、符号3bは上下板部2,2 間に配された
リブ部、8は、上下板部2,2 とリブ部3bとで構成された
四角形状の空洞部である。
【0019】リブ部3bは上下板部2,2 と略直角に配さ
れ、かつ、上下板部2,2 と一体的に構成されている。
れ、かつ、上下板部2,2 と一体的に構成されている。
【0020】
【発明の効果】この発明に係る型枠用堰板は、以上説明
したように構成され、型枠用堰板がその幅方向にトラス
断面に構成されているので、型枠用堰板の軸方向および
幅方向の曲げ剛性がほぼ同じになり、したがって、設置
方法に方向性が無く、取り扱いがきわめて容易であると
いう効果がある。
したように構成され、型枠用堰板がその幅方向にトラス
断面に構成されているので、型枠用堰板の軸方向および
幅方向の曲げ剛性がほぼ同じになり、したがって、設置
方法に方向性が無く、取り扱いがきわめて容易であると
いう効果がある。
【0021】また、誤った使用によるコンクリート表面
の不陸等の発生を防止できる効果もある。
の不陸等の発生を防止できる効果もある。
【図1】この発明に係る第1実施例の型枠用堰板の斜視
図である。
図である。
【図2】図1に示す型枠用堰板の側面図である。
【図3】この発明に係る第2実施例の型枠用堰板の一部
断面図である。
断面図である。
【図4】この発明に係る第3実施例の型枠用堰板の斜視
図である。
図である。
【図5】図4に示す型枠用堰板の側面図である。
【図6】この発明に係る第4実施例の型枠用堰板の斜視
図である。
図である。
【図7】図6に示す型枠用堰板の側面図である。
【図8】図6に示す型枠用堰板の側面図である。
【図9】図6に示す型枠用堰板の側面図である。
【図10】この発明に係る第5実施例の型枠用堰板の斜
視図である。
視図である。
【図11】図10に示す型枠用堰板の側面図である。
1…合成樹脂製コンクリート型枠用堰板(型枠用堰
板)、2…上下板部、3,3a…リブ部、4…空洞部、5
…折れ板、6…閉塞部、7…閉塞部材、8…空洞部。
板)、2…上下板部、3,3a…リブ部、4…空洞部、5
…折れ板、6…閉塞部、7…閉塞部材、8…空洞部。
Claims (1)
- 【請求項1】 合成樹脂製の型枠用堰板において、平行
に配された上下板部と、この上下板部2,2 間に配された
複数個のリブ部3とを備え、前記リブ部3は、前記上下
板部2,2 間に、この上下板部2,2 とあいまって型枠用堰
板の軸方向と直交する方向に連続するトラス断面を構成
するように配され、かつ、上下板部2,2 とリブ部3とが
合成樹脂より一体的に構成されていることを特徴とする
合成樹脂製コンクリート型枠用堰板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22021092A JPH0666021A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 合成樹脂製コンクリート型枠用堰板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22021092A JPH0666021A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 合成樹脂製コンクリート型枠用堰板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0666021A true JPH0666021A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=16747617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22021092A Pending JPH0666021A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 合成樹脂製コンクリート型枠用堰板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0666021A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8323786B2 (en) | 2006-10-26 | 2012-12-04 | Kanaflex Corporation Inc. | Lightweight cement panel |
US10988945B2 (en) * | 2018-07-13 | 2021-04-27 | Reform Masonry Products, LLC | Masonry form system and method of using same |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP22021092A patent/JPH0666021A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8323786B2 (en) | 2006-10-26 | 2012-12-04 | Kanaflex Corporation Inc. | Lightweight cement panel |
US10988945B2 (en) * | 2018-07-13 | 2021-04-27 | Reform Masonry Products, LLC | Masonry form system and method of using same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970311 |