JPH0665996B2 - パラボラアンテナの自動追尾方法 - Google Patents

パラボラアンテナの自動追尾方法

Info

Publication number
JPH0665996B2
JPH0665996B2 JP59208685A JP20868584A JPH0665996B2 JP H0665996 B2 JPH0665996 B2 JP H0665996B2 JP 59208685 A JP59208685 A JP 59208685A JP 20868584 A JP20868584 A JP 20868584A JP H0665996 B2 JPH0665996 B2 JP H0665996B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elevation angle
level
reception level
angle
azimuth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59208685A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6186666A (ja
Inventor
純孝 上新
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DX Antenna Co Ltd
Original Assignee
DX Antenna Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DX Antenna Co Ltd filed Critical DX Antenna Co Ltd
Priority to JP59208685A priority Critical patent/JPH0665996B2/ja
Publication of JPS6186666A publication Critical patent/JPS6186666A/ja
Publication of JPH0665996B2 publication Critical patent/JPH0665996B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、船舶のような移動物体に搭載されたパラボ
ラアンテナの仰角および方位角を、移動物体の移動に応
じて変更して放送衛星からの放送電波を良好に受信する
ための追尾方法に関する。
<従来の技術> 従来、パラボラアンテナの自動追尾方法には、例えば特
願昭59−107057号((特開昭60−250704号公報)に開示
されているようなものがある。これは、移動物体に搭載
されたパラボラアンテナの仰角および方位角を上記移動
物体が停止している状態において所定のレベル以上の受
信レベルが得られるように調整する段階と、上記移動物
体が移動したとこにより上記受信レベルが上記所定レベ
ル以上になるまで予め定めた仰角および方位角の許容変
更範囲内において上記パラボラアンテナの仰角および方
位角をらせん状に変更する段階とを備えるものである。
<発明が解決しようとする問題点> しかし、上記の方法では単に受信レベルが所定レベル以
上になる方位角および仰角にパラボラアンテナを調整し
ているので、もう少し調整すれば、より大きな受信レベ
ルが得られるにもかかわらず、それが得られないという
問題点があつた。この問題点を解決する方法としては、
例えば所定レベルを予め大きく設定することも考えられ
る。しかし、これでは移動物体が移動して、所定レベル
よりも受信レベルが小さくなつたとき、所定レベルが大
きすぎて充分追従することができないという新たな問題
点が発生する。
<問題点を解決するための手段> 上記の問題点を解決するための手段は、移動物体に搭載
されたパラボラアンテナの仰角及び方位角を上記パラボ
ラアンテナの受信レベルが予め定めた第1基準レベル以
上になるように調整する第1段階と、上記受信レベルが
第1基準レベル以上になつた状態を所定時間以上維持し
たとき上記受信レベルが最大レベルとなるように上記仰
角及び方位角を調整する第2段階と、上記移動物体の傾
斜を検出する傾斜検出器の出力に基づいて上記仰角を調
整する第3段階と、上記受信レベルが上記最大レベルに
基づいて第1基準レベルより大きくなるように演算した
第2基準レベル以上であるか否か判断し第2基準レベル
以上であれば第3段階に戻る第4段階と、第4段階にお
いて上記受信レベルが第2基準レベル以上でないとき、
第3段階において調整された仰角を基準仰角として、そ
の上側及び下側に予め定めた仰角範囲内において、上記
基準仰角の上側及び下側の一方で所定方位角だけ変化さ
せ、次に上記基準仰角の上側及び下側の他方で上記所定
方位角だけ変化させることを繰り返しながら、上記受信
レベルが第2基準レベル以上であるか否かを判断する第
5の段階と、第5の段階において上記受信レベルが第2
の基準レベル以上になったとき、そのときの仰角及び方
位角で上記パラボラアンテナを停止させた後、第3段階
に戻る第6の段階と、第5の段階において上記受信レベ
ルが第2の基準レベル以上にならなかったとき、上記傾
斜検出器の出力に基づいて上記仰角を再調整した後、そ
の再調整された仰角を基準として、その上側及び下側に
予め定めた仰角範囲内において、上記再調整された仰角
の上側及び下側の一方で上記所定方位角よりも広い方位
角だけ変化させ、次に上記再調整された仰角の上側及び
下側の他方で上記所定角度よりも広い方位角だけ変化さ
せることを繰り返しながら、上記受信レベルが第2基準
レベル以上であるか否かを判断する第7の段階と、第7
の段階において上記受信レベルが第2の基準レベル以上
になったとき、そのときの仰角及び方位角で上記パラボ
ラアンテナを停止させた後、第3段階に戻る第8の段階
と具備するものである。
<作 用> 本発明によれば、第1段階で受信レベルを予想最大受信
レベルよりも小さく予め定めた第1基準レベル以上とし
た後、第2段階で第1基準レベル以上の受信レベルが所
定時間維持されたとき、即ち受信レベルが安定している
とき、最大受信レベルとなるように仰角及び方位角を調
整する。そして、第3段階において、移動体の傾斜に基
づく仰角の変動を傾斜検出器に基づいて補正し、この補
正によって受信レベルが第2の受信レベル以上を維持で
きるか第4段階で判断し、第2の受信レベル以上を維持
できていると、第3段階に戻り、移動体の傾斜による仰
角の変動の補正を行う。
第4段階で受信レベルが第2の基準レベル以上とならな
かった場合、移動体の移動による仰角及び方位角の変動
も生じているので、第3段階において調整された仰角を
基準として、その上側及び下側に予め定めた仰角範囲内
において、基準仰角の上側及び下側で所定方位角だけ変
化させながら、受信レベルが第2基準レベル以上である
か否かを判断し、第2基準レベル以上であれば、そのと
きの仰角及び方位角でパラボラアンテナを停止させ、第
3段階に戻る。
また、これでも、第2の基準レベル以上に受信レベルが
ならなかった場合、第7の段階において、傾斜検出器の
出力に基づいて仰角を再調整した後、その再調整された
仰角を基準として、その上側及び下側に予め定めた仰角
範囲内において、基準仰角の上側及び下側で上記の所定
方位角よりも広い方位角だけ変化させながら、受信レベ
ルが第2基準レベル以上であるか否かを判断する。そし
て、この第7の段階で、受信レベルが第2基準レベル以
上になると、そのときの仰角及び方位角でパラボラアン
テナを停止させ、第3段階に戻る。
<実施例> まず、この実施例を実施するために用いる装置について
第1図を参照しながら説明する。同図において、2はパ
ラボラアンテナで、移動物体例えば船舶に搭載されてい
る。このパラボラアンテナの仰角は、油圧アクチユエー
タ4によつて変更することができ、その方位角は油圧ア
クチユエータ6によつて変更することができる。これら
両アクチユエータ4、6に供給される圧油の流れる方向
を変更するために電磁弁8、10が設けられている。これ
ら電磁弁8、10は、ソリツドステートリレー部12からの
制御信号によつて制御される。
油圧アクチユエータ4には、パラボラアンテナ2の仰角
を検出するためのポテンシヨメータ14が設けられ、同様
に油圧アクチユエータ6には、パラボラアンテナ2の方
位角を検出するためのポテンシヨメータ16が設けられて
いる。これらポテンシヨメータ14、16の出力信号は、A
/B変換器18でデイジタル信号に変換されて、マイクロ
コンピユータ20に供給される。また、パラボラアンテナ
2で受信された放送衛星からの放送信号は、BSコンバー
タ22で低い周波数に変換された後に、BSチユーナ24でテ
レビジヨン受像機25で受信可能な信号に再変換されて、
テレビジヨン受像機25に供給される。またBSチユーナ24
は、再変換した信号を検波して受信レベル信号を生成す
る。この受信レベル信号はA/D変換器18を介してマイ
クロコンピユータ20に供給される。マイクロコンピユー
タ20には、移動物体の傾斜を検出する傾斜検出器26から
の信号と、移動物体の方位を検出する方位検出器27から
の信号とが、A/D変換器18でデイジタル信号に変換さ
れて、供給される。
マイクロコピユータ20には、この他にデイジタルスイツ
チ28、30から供給される現在の船舶の東径及び北緯位置
が入力されている。なお、東径位置は日本近海では絶対
に100度以上であるので、100の桁は省略して入力する。
マイクロコンピユータ20はポテンシヨメータ14、16の出
力、BSチユーナ24の出力、傾斜検出器26の出力、方位検
出器27の出力及びデイジタルスイツチ28、30の出力に応
じてドライバ部32を介してソリツドステートリレー12に
制御信号を発生させると共に、外部出力部33を制御す
る。なお、34はリセツトスイツチ、36は追従停止用スイ
ツチである。
次に第2図を参照しながら船舶が停止している状態にお
けるパラボラアンテナ2の仰角及び方位角の決定方法に
ついて説明する。まず、ステツプ40において、受信レベ
ルlと比較する基準レベルAをβと設定する。このβは
例えば予想される最大受信レベルの70%程度の値であ
る。そして、ステツプ42において、デイジタルスイツチ
28、30から入力された東径及び北緯位置を読み込み、こ
の位置に対応した仰角にパラボラアンテナ2の仰角を設
定する。次に、ステツプ43においてパラボラアンテナ2
の方位角を機械的0゜の位置まで回転させ、ステツプ44
でパラボラアンテナ2を左方向に回転させて方位角を変
更する。ステツプ46で1回転したか否か判定し、まだ1
回転していなければ、ステツプ48で受信レベルがA以上
であるか否か判定し、A以上であればステツプ50でパラ
ボラアンテナ2を停止させる。A以上でなければ、ステ
ツプ44、46、48をパラボラアンテナ2が1回転するまで
繰返す。1回転する間にA以上にならなければ、ステツ
プ46からステツプ52に移る。ステツプ52では、さきの1
回転が最初の一回転であるか否か判定し、1回転目であ
ればステツプ54でXを0.5とし、ステツプ56で仰角を設
定仰角よりもX(0.5゜)だけあげ、ステツプ58でXが
5゜であるか否か判断するが、現在5゜でないのでステ
ツプ62でXを0.5だけさらに大きくする。
そして、ステツプ64でパラボラアンテナ2を右方向に回
転させて方位角を変更する。次にステツプ66で1回転し
たが否か判定し、1回転していなければステツプ68で受
信レベルlがA以上であるか否か判定し、A以上であれ
ばステツプ50に移り、A以上でなければステツプ64、6
6、68を繰返す。1回転する間にA以上とならなけれ
ば、ステツプ66からステツプ70に移り、1回転目の右回
転か否か判定する。1回転目であれば、ステツプ72に移
り、y=−0.5とし、ステツプ74で仰角を設定の仰角よ
りもy(−0.5゜)だけ下げる。そして、ステツプ76で
yが−5゜であるか否か判定し、−5゜でないのでステ
ツプ78でyをさらに−0.5゜だけ小さくし、ステツプ44
に戻る。
ステツプ44、46、48が繰返されている間に、受信レベル
lがA以上になれば移動が停止されるが、A以上になら
なければ、ステツプ46からステツプ52、56が実行され、
仰角は設定仰角より1゜上側になり、ステツプ58、62を
経て、ステツプ64、66、68が繰返される。この間にA以
上にならないと、ステツプ66からステツプ70、74が実行
され、仰角は設定仰角より1゜下側になる。以下、同様
に順に設定仰角より±5゜以内において0.5゜づつ上下
に仰角が変更され、受信レベルlがA以上になる仰角及
び方位角が決定される。
±5゜以内で受信レベルlがA以上にならないと、ステ
ツプ80において仰角を90゜に移動させ、ステツプ82にお
いて外部出力部33を介して外部出力電源をオフにする。
そして、ステツプ84において1時間経過するのを待つ
て、再びステツプ40を実行する。
次に第3図乃至第5図を参照しながら、船舶が移動する
再のパラボラアンテナ2の仰角及び方位角の決定方法に
ついて説明する。まず、ステツプ50からステツプ86に移
り、受信レベルlが10秒以上の間にわたつてA以上の値
を維持するか否か判定する。維持したならばステツプ88
でパラボラアンテナ2の仰角及び方位角を種々に変更し
て最大受信レベルを得る。なお、仰角及び方位角の変更
方法としては、例えば特願昭59−107057号(特開昭60−
250704号公報)に開示したようならせん状に変更するも
のが用いることができる。また、最大受信レベルは、ら
せん状に変更していく間に、例えばβ以上の値に受信レ
ベルlがなると、その受信レベルを記憶し、次にその記
録値によりも受信レベルlが大きくなると、それを先の
記憶値に変えて記憶することを繰返すことによつて得ら
れる。次にステツプ90において最大受信レベルより第2
基準レベルαを演算し、これをAに記憶させる。なお、
αは例えば最大受信レベルの90乃至96%程度の値に選択
することができる。以下、ステツプ92以降が実施される
が、ステツプ86において10秒以上受信レベルlがA(=
β)α以上の値を維持しなければ、ステツプ88、90は飛
ばされて実行される。従つて、その場合には以後もAは
βである。
ステツプ92では、許容下限方位角e1を0に、許容上限方
位角e2を10に、許容下限仰角az1を−5、許容上限仰角a
z2を5にそれぞれ設定し、後述する基準仰角よりどれだ
け上側に仰角を変更するから表わすXを0に、また同基
準仰角よりどれだけ下側に仰角を変更するかを表わすy
をそれぞれ0にし、ステツプ94で傾斜検出器26の出力に
基づいて移動物体がどのように傾斜しているか否か判定
する。もし移動物体が傾斜してなければ、ステツプ96へ
移る。また移動物体が下へ傾斜していれば、それを補な
うようにステツプ98で仰角を上に上げて、ステツプ96へ
移る。また移動物体が上へ傾斜していれば、それを補な
うようにステツプ100で仰角を下に下げて、ステツプ96
へ移る。このように補正された仰角を以下基準仰角とい
う。ステツプ96では受信レベルlがA以上であるか否か
判定し、A以上であればステツプ94に戻る。またA以上
でなければ、ステツプ102において、カウンタCを0に
する。
そして、ステツプ104においてカウンタCが0であるか
否か判定するが、当初は0であるので、ステツプ106に
おいて方位角を方位検出器27の検出方向から定めた方
向、すなわち方位検出器27が示した方向、例えば左側で
あるとすると、右側へ方位角を0.5゜移動させる。そし
て、ステツプ108において受信レベルがA以上であるか
否か判定し、A以上であるとステツプ50へ移り、そのと
きの仰角及び方位角でパラボラアンテナ2が停止する。
その後、ステップ86が実行される。なお、このときステ
ップ86で用いられるAは、変更が行われていないので、
αのままである。また、これに続いてステップ88、90、
92が実行された後、またはステップ88、90をとばしてス
テップ92が実行された後、ステップ94が実行される。
また、ステップ108において、受信レベルがA以上でな
ければ、ステツプ110で現在の方位角e1以上でe2より小
さいか否かを判定し、そうであれば、ステツプ104、10
6、108、110を繰返す。この間に受信レベルがA以上に
ならないと、第4図に矢印112で示すように方位角を変
更する。
方位角がe2になると、ステップ114でカウンタCを1つ
歩進させ、ステツプ116でカウンタCが偶数か否かを判
定するが、現在奇数であるのでステツプ118でXを0.5歩
進させて0.5とし、ステツプ120で仰角をXだけ基準仰角
から上に移動させる。すなわち、第4図に符号122で示
す位置に移動させる。次にステツプ124で仰角がaz1以上
でaz2以下であるか否かを判断し、そうであればステツ
プ104に戻る。ここではカウンタCは0でないので、ス
テツプ126においてカウンタCが偶数か否か判定する
が、現在1であり偶数でないので、ステツプ106におい
て方位検出器27の定めた方向と反対側の方向に向つてス
テツプ128で方位角を変更し、ステツプ108、110、104、
126、128を繰返す。すなわち、方位角は第4図に矢印13
0で示す方向に移動する。そして、同図に符号134で示す
位置まで移動する間に受信レベルがA以上にならない
と、ステツプ110から114に移り、カウンタCを1つ歩進
させて2とする。
ステツプ116でカウンタCが偶数であるか否か判定する
が、現在偶数であるので、ステップ136に移り、yを−
0.5だけ小さくし、−0.5とし、138で仰角を基準仰角か
ら0.5゜だけ下方へ移動させる。すなわち、第4図に符
号140で示す位置まで移動させる。そして、ステツプ12
4、104を経て、ステツプ126を実行するが、現在カウン
タCは偶数であるので、ステツプ106において方位検出
器27の定めた方向へステツプ142で方位角を移動させ
る。以下、ステツプ108、110、104、126、142を順に繰
返すが、この間に受信レベルがA以上にならなければ、
第4図に矢印144に示すように方位角を順に変更してい
く。以下、同様に仰角±5゜、方位角0から10゜の範囲
内で仰角及び方位角を変更して、受信レベルがA以上に
なる方位角及び仰角に変更する。
もし、上記のように方位角及び仰角を変更しても、受信
レベルがA以上にならなければ、ステツプ146で受信レ
ベルがα以上に当初になつた仰角及び方位角に調整す
る。そして、ステツプ148でe1を−10、e2を10、cを
0、Xを0、yを0にする。そして、ステツプ150にお
いて、ステツプ94、96、98、100と同様に傾斜検出器26
の出力に基づいて仰角を調整する。その再調整された仰
角も基準仰角と称する。
次にステツプ152でCが0であるか否か判定するが、現
在0であるので、ステツプ154で方位角を右へ移動さ
せ、ステツプ156で受信レベルlがA以上であるか否か
判定し、A以上であればステツプ50に移り、A以上でな
ければステツプ157で方位角がe2より小さいか否か判定
し、e2より小さければステツプ154、156を繰返す。すな
わち第5図に矢印158で示す方向に移動させ方向角を変
更する。そして、方位角がe2になつても受信レベルがA
以上でなければ、ステツプ159で方位角を左へ移動し、
ステツプ160で受信レベルがA以上であるか否か判定
し、A以上であればステツプ50へ移り、A以上でなけれ
ばステツプ162で方位角がe1より大きいか否か判定し、
大きければ以下ステツプ159、160、162を繰返す。すな
わち第5図に矢印164で示すように矢印156とは逆に進
み、符号156で示す位置まで進む。
次にステツプ168でカウンタCを1つ歩進させ、ステツ
プ170でカウンタCが偶数であるか否かを判定するが、
現在、Cは1で奇数であるのでステツプ172でXを0.5歩
進させて0.5とし、ステツプ174で仰角を0.5゜だけ基準
仰角より上に移動させる。そしてステツプ176で受信レ
ベルlがA以上であるか否か判定し、A以上であればス
テップ50に移り、そのときの仰角及び方位角でパラボラ
アンテナ2が停止する。その後、ステップ86が実行され
る。なお、このときステップ86で用いられるAは、変更
が行われていないので、αのままである。また、これに
続いてステップ88、90、92が実行された後、またはステ
ップ88、90をとばしてステップ92が実行された後、ステ
ップ94が実行される。また、ステップ176において、受
信レベルがA以上でなければステツプ178で仰角がaz1
上であつてかつaz2以下であるか否かを判定し、そうで
あればステツプ152に戻る。
ステツプ152ではカウンタCは0でないので、ステツプ1
80でカウンタCが偶数であるか否か判定するが、奇数で
あるので、ステツプ182において方位角を右へ移動さ
せ、ステツプ184で受信レベルlがA以上であるか否か
判定し、A以上であればステツプ50へ移り、A以上でな
ければステツプ186で方位角がe1以上でe2より小さいか
否か判定し、そうであれば、ステツプ180、182、184、1
86を繰返し、第5図に矢印188で示すように移動する。
そして符号190で示す位置に到達すると、ステツプ186か
ら同168に移り、カウンタCを1つ歩進させ、2とす
る。次にステツプ170でカウンタCが偶数であるか否か
判定するが、偶数であるので、ステツプ192に移り、y
を基準仰角より−0.5だけ小さくして−0.5とし、ステツ
プ194で仰角を第5図に符号196で示す位置に変更し、ス
テツプ176、178、152、180を実行する。ステツプ180で
はカウンタCは偶数であるので、ステツプ198に移り、
方位角を左に移動させる。以下、ステツプ184、186、18
0、198を繰返し、第5図に矢印200で示すように方位角
を変更し、符号202で示す位置まで移動する。以下、同
様にして方位角±10゜仰角±5゜の範囲内で受信レベル
lがA以上になる点を捜す。上記の範囲内で受信レベル
lがA以上になる点がない場合にはステツプ178から同4
0へ戻る。
上記の実施例では、第4図及び第5図に示すようにして
受信レベルlがA以上になる点を捜す場合、まず仰角は
上に変更したが、先に下に変更してもよい。また第5図
の場合、方位角は先に右側に変更したが、左側に変更し
てもよい。
<効 果> 以上述べたように、本発明によれば、まず受信レベルが
第1の基準レベル以上になるように方位角及び仰角を調
整してから所定時間経過後、受信レベルが最大レベルに
なるように調整しているので、移動体が移動しても、最
初から受信レベルが最大レベルになるように調整する場
合よりも調整が容易になる。しかも、その後、受信レベ
ルが最大レベルよりも小さくなっても、まず移動物体の
傾斜による仰角の変動を補正し、これによって第1の基
準レベルよりも大きく設定した第2の基準レベル以上の
受信レベルが得られるなら、この傾斜による仰角の変動
のみの補正を行っているので、短時間で第2の基準レベ
ル以上の受信レベルが得られる。しかも、傾斜による仰
角を変動の補正のみでは、第2の基準レベル以上の受信
レベルが得られない場合、傾斜による仰角の変動を補正
した仰角を基準として、方位角及び仰角の調整を行い、
この間に受信レベルが第2の基準レベル以上となると、
そのときの仰角及び方位角に停止させているので、受信
レベルが最大レベルとなるように仰角及び方位角を調整
する場合よりも、確実に良好な状態で受信することがで
きる。また、これでも、受信レベルが第2の基準レベル
以上とならない場合、移動体の傾斜による仰角の変動を
再補正した上で、方位角の変更範囲を広げて、受信レベ
ルが第2の基準レベルとなるように仰角及び方位角を調
整しているので、確実に第2の基準レベル以上の受信レ
ベルが得られる。しかも、これらのようにして、受信レ
ベルが第2の基準レベル以上になった場合には、停止後
に再び移動物体の傾斜に基づく仰角の変動を補正して、
受信レベルが第2の基準レベル以上になるようにしてお
り、それでも第2の基準レベル以上に受信レベルがなら
ないようになると、再び上記と同様にして方位角及び仰
角の調整が行われるので、常に受信レベルを第2の基準
レベル以上に維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるパラボラアンテナの自動追尾方
法の1実施例の実施に用いる装置のブロツク図、第2図
は同実施例の停止状態におけるパラボラアンテナの仰角
及び方位角を決定する過程を示すフローチヤート、第3
図は同実施例におけるパラボラアンテナの仰角及び方位
角を決定する過程を示すフローチヤート、第4図は第3
図に示すフローチヤートの一部によつてパラボラアンテ
ナの仰角及び方位角が変更される状態を示す図、第5図
は第3図に示すフローチヤートの残りの部分によつてパ
ラボラアンテナの仰角及び方位角が変更される状態を示
す図である。 2……パラボラアンテナ、4、6……油圧アクチユエー
タ、20……マイクロコンピユータ、26……傾斜検出器、
27……方位検出器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動物体に搭載されたパラボラアンテナの
    仰角及び方位角を、上記パラボラアンテナの受信レベル
    が予想最大受信レベルよりも小さく予め定めた第1基準
    レベル以上になるように調整する第1段階と、 上記受信レベルが第1基準レベル以上になった状態を所
    定時間以上維持したとき、上記受信レベルが最大レベル
    となるように、上記仰角及び方位角を調整する第2段階
    と、 上記移動物体の傾斜を検出する傾斜検出器の出力に基づ
    いて上記仰角を調整する第3段階と、 第3段階に続いて上記最大レベルに基づいて上記受信レ
    ベルが第1基準レベルよりも大きくなるように演算した
    第2基準レベル以上であるか否か判断し、第2基準レベ
    ル以上であれば第3段階に戻る第4段階と、 第4段階において上記受信レベルが第2基準レベル以上
    でないとき、第3段階において調整された仰角を基準仰
    角として、その上側及び下側に予め定めた仰角範囲内に
    おいて、上記基準仰角の上側及び下側の一方で所定方位
    角だけ変化させ、次に上記基準仰角の上側及び下側の他
    方で上記所定だけ変化させることを繰り返しながら、上
    記受信レベルが第2基準レベル以上であるか否かを判断
    する第5の段階と、 第5の段階において上記受信レベルが第2の基準レベル
    以上になったとき、そのときの仰角及び方位角で上記パ
    ラボラアンテナを停止させた後、第3段階に戻る第6の
    段階と、 第5の段階において上記受信レベルが第2の基準レベル
    以上にならなかったとき、上記傾斜検出器の出力に基づ
    いて上記仰角を再調整した後、その再調整された仰角を
    基準として、その上側及び下側に予め定めた仰角範囲内
    において、上記再調整された仰角の上側及び下側の一方
    で上記所定方位角よりも広い方位角だけ変化させ、次に
    上記再調整された仰角の上側及び下側の他方で上記所定
    方位角よりも広い方位角だけ変化させることを繰り返し
    ながら、上記受信レベルが第2基準レベル以上であるか
    否かを判断する第7の段階と、 第7の段階において上記受信レベルが第2の基準レベル
    以上になったとき、そのときの仰角及び方位角で上記パ
    ラボラアンテナを停止させた後、第3段階に戻る第8の
    段階と、 を具備するパラボラアンテナの自動追尾方法。
JP59208685A 1984-10-03 1984-10-03 パラボラアンテナの自動追尾方法 Expired - Lifetime JPH0665996B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59208685A JPH0665996B2 (ja) 1984-10-03 1984-10-03 パラボラアンテナの自動追尾方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59208685A JPH0665996B2 (ja) 1984-10-03 1984-10-03 パラボラアンテナの自動追尾方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6186666A JPS6186666A (ja) 1986-05-02
JPH0665996B2 true JPH0665996B2 (ja) 1994-08-24

Family

ID=16560371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59208685A Expired - Lifetime JPH0665996B2 (ja) 1984-10-03 1984-10-03 パラボラアンテナの自動追尾方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0665996B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07249920A (ja) * 1994-03-11 1995-09-26 Tokimec Inc アンテナ指向装置
US10234532B2 (en) 2013-07-03 2019-03-19 Mitsubishi Electric Corporation Tracking system, tracking method, and non-transitory computer-readable recording medium storing program

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5212597A (en) * 1975-07-21 1977-01-31 Toshiba Corp Simple tracking receiver
JPS58108478A (ja) * 1981-12-22 1983-06-28 Meisei Electric Co Ltd 動揺体塔載用自動追尾アンテナのペデスタル制御方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6186666A (ja) 1986-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5983071A (en) Video receiver with automatic satellite antenna orientation
JPH0224253Y2 (ja)
JPH055202B2 (ja)
US4542326A (en) Automatic antenna positioning system
WO1995020249A1 (en) Satellite-broadcast receiving mobile antenna apparatus
JPH0888510A (ja) 追尾型アレイアンテナ装置
US7761897B2 (en) Digital television broadcast signal receiver
JPH0665996B2 (ja) パラボラアンテナの自動追尾方法
US11923913B2 (en) Satellite pointing system and method of automatic satellite tracking antenna using auxiliary LNB
JPH0630403B2 (ja) パラボラアンテナの自動追尾方法
FR2578058A1 (fr) Procede et dispositif de poursuite d'un satellite de communication
CA1236916A (en) Method of automatically tracking satellite by receiving antenna
JPH0431356B2 (ja)
CA1252194A (en) Device and method for automatically tracking satellite by receiving antenna
JPH0431070B2 (ja)
JP2978175B2 (ja) 衛星信号受信用アンテナの方向制御装置
JPH0431071B2 (ja)
JP4151619B2 (ja) ディジタルテレビジョン放送信号受信装置
JP3014910B2 (ja) 移動受信アンテナの指向方向制御方法
JPS6120403A (ja) パラボラアンテナの自動追尾装置
JP2761126B2 (ja) 待ち受け追尾用アンテナ駆動方式
KR0152812B1 (ko) 위성방송안테나의 위치 조절방법과 위치 미세조절장치
JP2000068877A (ja) アンテナ設定装置
JPH06120846A (ja) 衛星放送受信用アンテナ装置
JP2001284940A (ja) 衛星放送受信装置