JPH06655Y2 - オーバーロードクラッチのトリップトルクインジケータの取付構造 - Google Patents

オーバーロードクラッチのトリップトルクインジケータの取付構造

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JPH06655Y2
JPH06655Y2 JP3092389U JP3092389U JPH06655Y2 JP H06655 Y2 JPH06655 Y2 JP H06655Y2 JP 3092389 U JP3092389 U JP 3092389U JP 3092389 U JP3092389 U JP 3092389U JP H06655 Y2 JPH06655 Y2 JP H06655Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
indicator
pressure plate
overload clutch
trip torque
coil spring
Prior art date
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Application number
JP3092389U
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English (en)
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JPH02122220U (ja
Inventor
勇 中野
俊二 藤井
Original Assignee
株式会社椿本エマソン
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Publication date
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  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、オーバーロードクラッチにおいて従動部に過
負荷が加わりトルク伝達が行われなくなるときのトル
ク、即ち、トリップトルクの調節を正確に行なうための
インジケータの取付構造に関する。
従来技術及びその課題 オーバーロードクラッチは、例えば、第8図に示すよう
なもので、ハブ61の筒状部62に設けたねじ部65に
螺合する調節ナット63を締め込むことによりプレッシ
ャープレート66との間でコイルばね64を圧縮して所
定のトリップトルクを発生させるようになっている。
トリップトルクは、プレッシャープレート66に取付け
られたインジケータと調節ナット63外周の目盛りによ
って、或いは、図示していないが、逆に、調節ナット6
3に取付けられたインジケータ67とハブ61の筒状部
62の外周の目盛り68によって調節設定される。
インジケータ67は、従来、ボルトやピンであり、これ
らが取付けられる部材、すなわち、プレッシャープレー
ト66や調節ナットに、ねじ込み、或いは打ち込んで固
着される。
ところが、このような取付構造であると、インジケータ
67に緩みが生じやすく、インジケータ本来の機能に障
害が出やすい欠点がある。
目盛りは、ねじ部65のねじピッチの螺旋状の線のもの
が殆どであるので、極めて狭い間隔で印されている。従
って、前述のように緩むと、トリップトルクの設定を正
確におこなうことができなくなる。さらに、ボルトやピ
ンは、はずれやすいという問題もあり、そのため接着剤
等により固定するようにしているが、振動やショックか
らの緩みの防止は必ずしも完全ではない。
また、ボルトやピンが根元から折れた場合には交換がで
きないという問題もある。
課題を解決するための手段 本考案は、前述のようなトリップトルクを読取るための
インジケータを有するオーバーロードクラッチにおい
て、前記インジケータは、その一端に形成した折曲部が
前記プレッシャープレートに設けられた半径方向の貫通
孔に内側から差し込まれ、前記折曲部に続く軸平行部が
前記プレッシャープレートと前記コイルばねとの半径方
向隙間で保持されるように構成したインジケータの取付
構造により、前記課題を解決したものである。
作用 本考案によるインジケータは、オーバーロードクラッチ
に組み込まれると、その折曲部によって軸方向と周方向
の移動が阻止され、さらに、プレッシャープレートとコ
イルばねとの間に保持されて半径方向の移動が阻止され
る。このように、インジケータは、オーバーロードクラ
ッチの構成部品によって如何なる方向へも動がないよう
に保持され緩むことがない。
実施例 第1図は、本考案のインジケータ40が取付けられたオ
ーバーロードクラッチ10を示す図である。
ハブ11は筒状部12の中心に鍔13を形成している。
顎13には、外側に向けて広がるV字状の切欠14が複
数不等間隔に放射状に形成してある(なお、不等間隔に
する理由は1回の回転での噛合ポイントを1箇所に制限
するためである)。この切欠14には、ボール(鋼球)
15が押し込まれている。
鍔13の左面の筒状部12には、円盤状のドリブンプレ
ート17がラジアルベアリング16を介在し回転するよ
うに備えてある。
前記鍔13と対応するドリブンプレート17の右側面に
は、前記ボール15の入るV字型溝18が、前記切欠1
4に対応した同じ位置に複数放射状に形成されている。
各切欠14の相互間は平坦部になっている。
ハブ11の筒状部12の左端にはねじ部21が形成され
ており、固定用ナット22が螺合している。固定用ナッ
ト22はドリブンプレート17をスラストベアリング2
0を間にしてプレッシャープレート30に密着するよう
に保持するためのものである。固定用ナット22に設け
た止ねじ23は先端でロックプラグ24をねじ21に押
圧係合させ、固定用ナットの緩み止めをするものであ
る。前記用固定ナット22とドリブンプレート17の間
にはスラストベアリングを介在させてある。ハブ11の
鍔13の右側の筒状部12には、プレッシャープレート
30が遊嵌している。プレッシャープレート30が鍔1
3と対向する面30aの外周近くには、中心軸に向けて
下り勾配の円錐面からなる傾斜部31が形成されてい
る。この傾斜部31は、後述するコイルばね34により
ボール15を切欠14とV字型溝18に押圧するもので
ある。
ハブ11の右端には、ねじ32が形成してあり、調節ナ
ット33が螺合している。
調節ナット33は、プレッシャープレート30との間に
複数のコイルばね34と側板及びスラストベアリング3
5を介在させ、プレッシャープレート30がボール15
を押圧する力を調節するもので、止めねじ36の先端に
あるロックプラグ37をねじ32に押圧係合させて緩み
止めされている。
第2図及び第3図に示されるように、プレッシャープレ
ート30は、傾斜部31の裏面にコイルばね34固定用
の円形の凹所30bが複数設けられており、凹所30b
の径は、コイルばね34の外径d1(第7図)より大き
いd2である。凹所30bの1つには、凹所30bから
外周に向かって半径方向に、端面から中心迄の寸法がA
で、貫通する直径Dで長さHなる孔41が設けられてい
る。
なお、以上に説明したオーバーロードクラッチの具体的
構成は本考案を説明する例示のためのものであって、本
考案を限定する趣旨は全くない。
インジケータ40は、第4図及び第5図に示すように、
屈曲する板状である。インジケータ40は、折曲部4
3、軸平行部44、指針部45及び屈曲部46からな
る。インジケータ40は、前述のプレッシャープレート
30の孔41に内側から嵌合される。
折曲部43の幅Wは孔の直径Dに略々等しく密接に嵌合
する寸法である。インジケータ40の全体の幅もこの寸
法になっている。また、折曲部43の長さL1は、孔4
1の長さHに等しいわずかに短く、折曲部43の軽圧入
後に孔41から突出しない寸法となっている。軸平行部
44の内側の長さL2は寸法Aに等しいわずかに短く、
プレッシャープレート30に取付後において、折曲部4
3と屈曲部46の間でインジケータ40自体がプレッシ
ャープレート30を把持する寸法である。インジケータ
40の厚みTは、d1−d2であり、凹所30bとコイ
ルばね34の隙間に適合している。具体的数字を例示す
ると、d1=13.0mm、d2=12.2mmで、インジケータの
厚みTは、0.8mmとなる。指針部45の長さL3は、イ
ンジケータ40の先端47が調節ナット33の外周33
aに印された目盛り(図示せず)を指し示すだけの長さ
があれば充分であり、オーバーロードクラッチ10のサ
イズに応じて定められる。その先端47は、目盛りを正
確に差し示すことができるように円弧状になっている。
インジケータ40をオーバーロードクラッチ10に取付
ける手順は、まず、ハブ11の筒状部12にプレッシャ
ープレート30を挿入し、第6図に示すように、凹所3
0bの内側から孔41にインジケータ40の折曲部43
を差し込む。これによって、インジケータ40は、軸方
向と周方向の移動が阻止されるようになる。ついで、コ
イルばね34を各凹部30bに入れ、筒状部12の右端
から調節ナット33をねじ込む。インジケータ40の軸
平行部44は、プレッシャープレート30の凹所30b
とコイルばね34との間の隙間で挟まれて半径方向の移
動が阻止される。折曲部43を孔41に嵌合し、軸平行
部44の部分でプレッシャープレート30を把持するだ
けでも、インジケータ40の脱落防止が充分であるが、
プレッシャープレート30とコイルばね34の間でイン
ジケータ40を挟み込むことによって、振動やショック
によるはずれは完全に防止される。
なお、インジゲータ40としては、板状のものを例示し
たが、細い棒状のものでもよい。材質としては、金属或
いは樹脂であり、前者では折曲げ、後者では成形により
製造される。
考案の効果 本考案によれば、インジケータは軸方向、周方向及び半
径方向のいずれの移動も阻止され、容易にオーバーロー
ドクラッチへ固定される。従って、トリップトルクの設
定に誤差を生じることがなくなる。
また、インジケータは構成部品との嵌め合わせによって
オーバーロードクラッチに取付けられているだけである
から、組立や、破損等による交換も容易であるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の実施例を示し、第1図はオ
ーバーロードクラッチ全体の軸方向断面図、第2図はプ
レッシャープレートの正面図、第3図は第2図の3−3
線断面図、第4図はインジケータの斜視図、第5図はイ
ンジケータの側面図、第6図及び第7図はインジケータ
の組立説明図、第8図は従来のオーバーロードクラッチ
の軸方向断面図である。 10…オーバーロードクラッチ 11…ハブ 12…筒状部 13…鍔 30…プレッシャープレート 33…調節ナット 34…コイルばね 40…インジケータ 41…孔 43…折曲部 44…軸平行部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハブの筒状部に設けたねじ部に螺合する調
    節ナットを締め込むことによりプレッシャープレートと
    の間でコイルばねを圧縮して所定のトリップトルクを発
    生させるようにしたオーバーロードクラッチにおいて、 前記トリップトルクを読取るためのインジケータを有
    し、 前記インジケータは、その一端に形成した折曲部が前記
    プレッシャープレートに設けられた半径方向の貫通孔に
    内側から差し込まれ、前記折曲部に続く軸平行部が前記
    プレッシャープレートと前記コイルばねとの半径方向隙
    間で保持されるようにしたことを特徴とする、 オーバーロードクラッチのトリップトルクインジケータ
    の取付構造。
JP3092389U 1989-03-20 1989-03-20 オーバーロードクラッチのトリップトルクインジケータの取付構造 Expired - Lifetime JPH06655Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3092389U JPH06655Y2 (ja) 1989-03-20 1989-03-20 オーバーロードクラッチのトリップトルクインジケータの取付構造
US07/477,614 US4991701A (en) 1989-03-20 1990-02-09 Tripping torque setting mechanism of overload clutch
DE4005678A DE4005678C2 (de) 1989-03-20 1990-07-22 Auslösedrehmomenteinstellvorrichtung für eine Überlastkupplung

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JP3092389U JPH06655Y2 (ja) 1989-03-20 1989-03-20 オーバーロードクラッチのトリップトルクインジケータの取付構造

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JPH02122220U JPH02122220U (ja) 1990-10-05
JPH06655Y2 true JPH06655Y2 (ja) 1994-01-05

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