JPH0648188Y2 - オーバーロードクラッチのトリップトルク設定機構 - Google Patents

オーバーロードクラッチのトリップトルク設定機構

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JPH0648188Y2
JPH0648188Y2 JP1989030922U JP3092289U JPH0648188Y2 JP H0648188 Y2 JPH0648188 Y2 JP H0648188Y2 JP 1989030922 U JP1989030922 U JP 1989030922U JP 3092289 U JP3092289 U JP 3092289U JP H0648188 Y2 JPH0648188 Y2 JP H0648188Y2
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JP
Japan
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overload clutch
trip torque
spiral line
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line
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Inventor
勇 中野
俊二 藤井
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株式会社椿本エマソン
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、オーバーロードクラッチにおいて従動部に過
負荷が加わりトルク伝達が行われなくなるときのトル
ク、即ち、トリップトルクの調節を正確に行なうことの
できるオーバーロードクラッチのトリップトルク設定機
構に関する。
従来技術及びその課題 オーバーロードクラッチは、例えば、第4図に示すよう
なもので、ハブ61の筒状部62に設けたねじ部に螺合する
調節ナット63を締め込むことにより皿ばね64を圧縮して
所定のトリップトルクを発生させるようになっている。
このようなオーバーロードクラッチに関し、出願人は、
すでに、実開昭64-3130号として、トリップトルクの設
定を容易におこなえるようにした機構を提案している。
この機構は、ハブ61に前記ねじ部のピッチに合致する螺
旋状の線68を設け、調節ナット63にインジケータ67を設
けたものであり、インジケータ67の端部と螺旋状の線68
の角度目盛り数字との位置関係から調節ナット63の回転
角、すなわちトリップトルクを読み取るようにしたもの
である。
ところが、螺旋状の線68のピッチは、前述のように、ね
じ部のピッチと同じでなければならず、回転角を示す数
値や記号は、この狭い螺旋状の線68の隣り合う部分の間
に配置されなければならない。従って、実際に調節ナッ
ト63を締めて、トリップトルクを読み取る場合には、イ
ンジケータ67が示す線は、果たしてどの目盛り数字と対
応しているのかが不明確であり、判断に困るという問題
がある。
特に、前記螺旋状の線の間隔が狭く、その巻き数が多い
と、線と目盛り数字の対応関係がさらに判断しにくくな
り、トリップトルクの設定誤りを起こしやすいという問
題がある。
課題を解決するための手段 本考案は、前述のようなオーバーロードクラッチのトリ
ップトルク設定機構において、螺旋状の線の軸方向に隣
り合う部分同士の色を異ならせるとともに、角度目盛り
数字を対応する螺旋状の線と同色で表示するという構成
により、前記課題を解決したものである。
作用 調節ナットは、インジケータが示すゼロ位置から締め込
まれるから、インジケータが螺旋状の線のどの部分に沿
っているのかは、比較的容易に判断できるものである。
本考案では、この螺旋状の線とトリップトルクを表す目
盛り数字が、色を媒体として関連付けられている。従っ
て、線を挟む目盛り数字が2つあったとしても、作業者
はいずれの目盛り数字を読取るべきかを瞬時に判断する
ことができる。
実施例 第1図は、本考案の実施例であるオーバーロードクラッ
チ10を示している。
ハブ11は筒状部12の中心に鍔13を形成している。顎13に
は、外側に向けて広がるV字状の切欠14が複数不等間隔
に放射状に形成してある(なお、不等間隔にする理由は
1回の回転での噛合ポイントを1箇所に制限するためで
ある)。この切欠14には、ボール(鋼球)15が押し込ま
れている。
鍔13の左面の筒状部12には、円板状のドリブンプレート
17がラジアルベアリング16を介在し回転するように備え
てある。
前記鍔13と対応するドリブンプレート17の右側面には、
前記ボール15の入るV字型溝18が、前記切欠14に対応し
た同じ位置に複数放射状に形成されている。各切欠14の
相互間は平坦部になっている。
ハブ11の筒状部12の左端にはねじ部21が形成されてお
り、固定用ナット22が螺合している。固定用ナット22は
ドリブンプレート17をスラストベアリング20を間にして
プレッシャープレート30に密着するように保持するため
のものである。固定用ナット22に設けた止めねじ23は先
端でロックプラグ24をねじ21に押圧係合させ、固定用ナ
ット22の緩み止めをするものである。前記固定用ナット
22とドリブンプレート17の間には、スラストベアリング
を介在させてある。
ハブ11の鍔13の右側の筒状部12には、プレッシャープレ
ート30が遊嵌している。プレッシャープレート30が鍔13
と対向する面30aの外周近くには、中心軸に向けて下り
勾配の円錐面からなる傾斜部31が形成されている。この
傾斜部31は、後述するコイルばね34によりボール15を切
欠14とV字型溝18に押圧するものである。
ハブ11の右端には、ねじ32が形成してあり、調節ナット
33が螺合している。
調節ナット33は、プレッシャープレート30との間に複数
のコイルばね34と側板及びスラストベアリング35を介在
させ、プレッシャープレート30がボール15を押圧する力
を調節するもので、止めねじ36の先端にあるロックプラ
グ37をねじ32に押圧係合させて緩み止めされている。
なお、以上のオーバーロードクラッチは、具体的構成を
例示したものに過ぎず、本考案を何ら限定しようとする
ものではない。また、目盛りは、調節ナット又は調節ナ
ットに対して回転しない部材の一方に設け、他方にイン
ジケータを設けるようにすればよい。従って、以下の実
施例は具体的一例を示すものに過ぎない。
トリップトルク設定機構は、インジケータ40と目盛テー
プ50(円形に巻きつけられている。)からなる。インジ
ケータ40は、一端において、プレッシャープレート30に
設けられた孔41に取付けられている。先端は、調節ナッ
ト33の外周33aまで伸張している。目盛テープ50は、調
節ナット33の外周33aに接着等により固着着される。イ
ンジケータ40はその先端で目盛テープ50の表示を指し示
す。
目盛テープ50は、第2図に示されるように、横線52及び
縦線54と、横線52と縦線54の交点における数値56とが印
刷されたテープであり、その長さLは、調節ナット33の
外周に巻きつけられたとき、後述のように所定の螺旋が
完成するような長さである。
横線(螺旋状の線)52は傾斜しており、互いに等間隔で
ある。また、この間隔はハブ11のねじ32のピッチと同一
の間隔である。目盛テープ50が調節ナット33に貼りつけ
られときに、各々の横の線は、A−A′、B−B′、C
−C′が連続して螺旋状になる。55で示される縦の線
は、基準線であって、プレッシャープレート30がボール
15に押圧力を付与しないとき、及び調節ナット33が1〜
nの整数回転したときに、インジケータ40の先端が示す
位置となる。他の縦線54は、調節ナット33の回転角を表
すために印されている。
押圧力が0のとき、横線52の始点と基準線55の交点にイ
ンジケータ40の先端を合わせて目盛テープ50を貼りつけ
ることにより、以後の調節ナット33の回転時においてイ
ンジケータ40の先端は螺旋状の線の上を進み、なおかつ
整数回転毎に基準線55を通過することになる。このよう
に、横線52は調節ナット33の軸方向移動量を、縦線54は
調節ナット33の回転角を示す。
横線52は、さらに、各整数回転毎に色分けされている。
すなわち、1回転、2回転・・・n回転毎に、緑、青、
・・・赤に色分けされている。色分けは、隣り合う横線
同士52が同色になることを排除するためであって、1回
転毎に異色とすれば簡明でわかりやすいが、必ずしもそ
うでなければならないというわけではなく、整数回転以
下、例えば、270°毎、180°毎に異色としてもよい。但
し、その場合は、他種の色を必要とすることになる。
目盛り数字56は、横線52と縦線54の交点に印刷され、調
節ナット33の回転量を表示するためのものである。回転
量は、第3図のグラフによって、実際のトリップトルク
に換算される。
目盛り数字56は、対応する横線52の色と同色になってい
る。0〜6は緑、7〜12は青、13〜18は赤である。イン
ジケータ40は螺旋状の線に添うようになっているから、
その線の色と同色の目盛りが、調節ナット33の回転量、
すなわち、トリップトルクに対応するのである。
横線52の間隔は非常に狭いものであるが、本考案では、
このように、線と対応する目盛りを色を媒体として関連
付けることにより、インジケータの位置は、現在、どの
数値に対応するものであるかを瞬時に判断することがで
きる。
なお、このような目盛りは、本実施例の目盛テープのよ
うに、貼りつけ方式(剥離紙方式が簡便である。)で設
けるのが容易であるが、勿論、刻設によってもよい。
考案の効果 このように、本考案によると、調節ナットの回転数が多
くなるようなオーバーロードクラッチであっても、設定
されるトリップトルクが一目瞭然であるので、トリップ
トルクの設定が容易になり誤設定の防止に有用である。
また、請求項2の目盛テープは、所定の箇所に貼りつけ
るだけで使用可能となり、トリップトルク設定機構を簡
便に実現することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例であるオーバーロードクラッチ
の軸方向断面図、第2図は目盛テープの平面図(但し、
縦・横の比率は実際と異なる。)、第3図はトリップト
ルク換算用のグラフ、第4図は従来のオーバーロードク
ラッチの軸方向断面図である。 10……オーバーロードクラッチ 11……ハブ、12……筒状部 32……ねじ、33……調節ナット 40……インジケータ 50……目盛テープ 52……螺旋状の線 56……目盛り数字

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハブの筒状部に設けたねじ部に螺合する調
    節ナットを締め込むことによりばねを圧縮して所定のト
    リップトルクを発生させるようにし、前記調節ナット又
    は該調節ナットに対して回転しない部材の一方に前記ね
    じ部のピッチに合致する螺旋状の線と円周方向を等分す
    る角度目盛り数字を表示するとともに、他方にインジケ
    ータを設けたオーバーロードクラッチのトリップトルク
    設定機構において、 前記螺旋状の線の軸方向に隣り合う部分同士の色を異な
    らせるとともに、前記角度目盛り数字を対応する螺旋状
    の線と同色で表示したことを特徴とする、 オーバーロードクラッチのトリップトルク設定機構。
  2. 【請求項2】所定の直径の円の形に巻いたとき完成する
    螺旋状の線と前記円の円周方向を等分する角度目盛り数
    字が表示され、前記螺旋状の線の軸方向に隣り合う部分
    同士の色を異ならせるとともに、前記角度目盛り数字を
    対応する螺旋状の線と同色で表示したことを特徴とす
    る、オーバーロードクラッチのトリップトルク目盛テー
    プ。
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US07/477,614 US4991701A (en) 1989-03-20 1990-02-09 Tripping torque setting mechanism of overload clutch
DE4005678A DE4005678C2 (de) 1989-03-20 1990-07-22 Auslösedrehmomenteinstellvorrichtung für eine Überlastkupplung

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