JPH0665513A - ジ−およびトリアリールメタン染料の製造方法 - Google Patents

ジ−およびトリアリールメタン染料の製造方法

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JPH0665513A
JPH0665513A JP5080594A JP8059493A JPH0665513A JP H0665513 A JPH0665513 A JP H0665513A JP 5080594 A JP5080594 A JP 5080594A JP 8059493 A JP8059493 A JP 8059493A JP H0665513 A JPH0665513 A JP H0665513A
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acid
ion
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JP5080594A
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Thomas Gessner
ゲスナー トーマス
Udo Mayer
マイヤー ウド
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B11/00Diaryl- or thriarylmethane dyes
    • C09B11/04Diaryl- or thriarylmethane dyes derived from triarylmethanes, i.e. central C-atom is substituted by amino, cyano, alkyl
    • C09B11/10Amino derivatives of triarylmethanes
    • C09B11/12Amino derivatives of triarylmethanes without any OH group bound to an aryl nucleus
    • C09B11/18Preparation by oxidation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B11/00Diaryl- or thriarylmethane dyes
    • C09B11/02Diaryl- or thriarylmethane dyes derived from diarylmethanes

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  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ジ−またはトリアリールメタン染料の製造方
法を提供する。 【構成】 ジ−またはトリアリールメタンを、希釈剤お
よび錯結合した重金属イオンを含有する、酸素を伝搬す
る触媒またはモリブデン酸およびバナジウム化合物をベ
ースとした触媒の存在下で酸化することにより次式のジ
−またはトリアリールメタン染料を製造する方法におい
て、酸化剤としてペルオキソモノ硫酸またはその塩を使
用する。 〔式中、R〜Rは、置換されていてもよく、かつエ
ーテル官能基中の1〜3個の酸素原子により中断されて
いてもよいC〜C−アルキル基、フェニル基または
〜C−アルキルフェニル基を表し、RおよびR
は、水素原子またはメチル基を表し、Xは、水素原
子、(置換)フェニル基または(置換)ナフチル基を表
し、およびAnは当量のアニオンを表す〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規の、希釈剤および
錯結合した重金属イオンを含有する、酸素を伝搬する触
媒またはモリブデン酸およびVO2+化合物をベースとし
た触媒の存在下でジ−またはトリアリールメタンを酸化
することによりジ−またはトリアリールメタン染料を製
造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭53−74530号公報から、銅
(II)塩、たとえば硫酸銅または塩化銅の存在下で過
酸化水素を用いてトリアリールメタンを酸化することに
よりトリアリールメタン染料を製造することが公知であ
る。更に、特開昭57−57848号公報には、過酸化
水素、クロラニルおよび金属化号物、たとえば臭化銅
(I)または五酸化バナジウムを用いた酸化工程の実施
が記載されている。
【0003】最終的には、特開平2−47160号公報
の記載により、鉄化合物、たとえば塩化鉄、硫酸鉄また
は鉄フタロシアニン、および付加的にマンガン化合物、
たとえば軟マンガン鉱、塩化マンガンまたは硫酸マンガ
ン、およびキレート化剤、たとえば酒石酸、グルコン酸
またはエチレンジアミン四酢酸の存在下で、酸化剤とし
て過酸化水素または酸素を用いてカルボキシル基を含有
するトリアリールメタンを酸化し、フタリドを製造すべ
きである。
【0004】技術水準の方法はなお欠点を有することが
判明した。たとえば、ジ−またはトリアリールメタン染
料を製造するための前記方法は普遍的に使用できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明の課
題は、適当なジ−またはトリアリールメタンから出発し
て、錯結合した重金属イオンを含有する、酸素を伝搬す
る触媒またはモリブデンおよびバナジウムをベースとし
た触媒の存在下で実施できる、ジ−またはトリアリール
メタン染料の新規製造方法を提供することであった。新
規製造方法を用いて、目的生成物は簡単な方法でかつ良
好な収率および高い純度で得られるべきである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は、 式I:
【0007】
【化3】
【0008】〔式中、R1、R2、R3およびR4は、互い
に無関係にそれぞれ、置換されていてもよく、かつエー
テル官能基中の1〜3個の酸素原子により中断されてい
てもよいC1〜C8−アルキル基、フェニル基またはC1
〜C4−アルキルフェニル基を表し、R5およびR6は、
互いに無関係にそれぞれ水素原子またはメチル基を表
し、Xは、水素原子、置換または非置換のフェニル基ま
たは置換または非置換のナフチル基を表し、およびAn
-は当量のアニオンを表す〕で示される染料を、式I
I:
【0009】
【化4】
【0010】(R1、R2、R3、R4、R5、R6およびX
はそれぞれ前記のものを表す)で示されるロイコ化合物
を、希釈剤および錯結合した重金属イオンを含有する、
酸素を伝搬する触媒またはモリブデン酸およびVO2+
オンの形のおよび5価の化合物の形のバナジウムを含有
する触媒の存在下で酸化することにより製造する方法に
おいて、酸化剤としてペルオキソモノ硫酸またはその塩
を使用することにより解決される。
【0011】前記式IおよびII中に登場するすべての
アルキル基は、直鎖および分枝鎖状であってもよい。
【0012】前記式IおよびII中に置換されたアルキ
ル基が登場する場合は、置換基としてたとえばヒドロキ
シ基、塩素原子、シアノ基、フェニル基またはヒドロキ
シスルホニルフェニル基が該当する。
【0013】前記式IおよびII中に置換されたフェニ
ル基が登場する場合は、置換基としてたとえばメチル
基、塩素原子、アミノ基、C1〜C4−モノ−またはジア
ルキルアミノ基、モノ−またはジフェニルアミノ基、ヒ
ドロキシ基、C1〜C4−アルコキシ基またはヒドロキシ
スルホニル基が該当し、その際、置換基としてヒドロキ
シスルホニル基を特に挙げるべきである。
【0014】前記式I中に置換されたナフチル基が登場
する場合は、置換基としてたとえばアミノ基、C1〜C4
−モノ−またはジアルキルアミノ基、モノ−またはジフ
ェニルアミノ基またはヒドロキシスルホニル基が該当す
る。
【0015】前記式中に置換されたアルキル基、フェニ
ル基またはナフチル基が登場する場合は、該置換基は一
般に1〜3個所、有利には1〜2個所置換されている。
【0016】適当な基R1、R2、R3およびR4は、たと
えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、ペンチル
基、イソペンチル基、ネオペンチル基、t−ペンチル
基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、2−エチル
ヘキシル基、2−ヒドロキシエチル基、2−または3−
ヒドロキシプロピル基、2−または4−ヒドロキシブチ
ル基、2−クロルエチル基、2−または3−クロルプロ
ピル基、2−または4−クロルブチル基、2−シアノエ
チル基、2−または3−シアノプロピル基、2−または
4−シアノブチル基、ベンジル基、1−または2−フェ
ニルエチル基、ヒドロキシスルホニルベンジル基、ヒド
ロキシスルホニルフェニルエチル基、2−メトキシエチ
ル基、2−エトキシエチル基、2−または3−メトキシ
プロピル基、2−または3−エトキシプロピル基、2−
または4−メトキシブチル基、2−または4−エトキシ
ブチル基、3,6−ジオキサヘプチル基、3,6−ジオ
キサオクチル基、4,8−ジオキサノニル基、3,7−
ジオキサオクチル基、3,7−ジオキサノニル基、4,
7−ジオキサオクチル基、4,7−ジオキサノニル基、
4,8−ジオキサデシル基、5−ヒドロキシ−3−オキ
サペンチル基、5−ヒドロキシ−1,4−ジメチル−3
−オキサペンチル基、8−ヒドロキシ−3,6−ジオキ
サオクチル基、11−ヒドロキシ−3,6,9−トリオ
キサウンデシル基、フェニル基、1−,2−または3−
メチルフェニル基または1−,2−または3−エチルフ
ェニル基である。
【0017】適当な基Xは、たとえばフェニル基、2
−,3−または4−メチルフェニル基、2,4−ジメチ
ルフェニル基、2−,3−または4−クロルフェニル
基、2,4−または2,6−ジクロルフェニル基、2
−,3−または4−アミノフェニル基、2−,3−また
は4−モノ−またはジメチルアミノフェニル基、2−,
3−または4−モノ−またはジフェニルアミノフェニル
基、2−,3−または4−ヒドロキシフェニル基、2
−,3−または4−メトキシフェニル基、2,4−ジメ
トキシフェニル基、2−,3−または4−ヒドロキシス
ルホニルフェニル基、2,4−ジヒドロキシスルホニル
フェニル基、2,4−ジヒドロキシスルホニル−5−ヒ
ドロキシフェニル基、アミノナフチル基、モノ−または
ジメチルアミノナフチル基、モノ−またはジフェニルア
ミノナフチル基またはヒドロキシスルホニルナフチル基
である。
【0018】適当なアニオンは、たとえば弗化物イオ
ン、塩化物イオン、臭化物イオン、沃化物イオン、硫酸
水素イオン、硫酸イオン、テトラフルオロ硼酸イオン、
蟻酸イオン、酢酸イオン、プロピオン酸イオン、モノ
−,ジ−またはトリクロル酢酸イオン、乳酸イオン、メ
トキシ酢酸イオン、クエン酸イオン、琥珀酸イオン、メ
チルスルホン酸イオン、ベンゼンスルホン酸イオンまた
は2−または4−メチルベンゼンスルホン酸イオンであ
る。
【0019】式Iの染料がヒドロキシスルホニル基を有
し、かつ塩の形で存在する場合は、反対イオンとして金
属イオンまたはアンモニウムイオンが該当する。金属イ
オンは、特にリチウムイオン、ナトリウムイオンまたは
カリウムイオンである。本発明の範囲のアンモニウムイ
オンは、置換または非置換のアンモニウムカチオンと解
されるべきである。置換されたアンモニウムカチオン
は、たとえばモノアルキルアンモニウムカチオン、ジア
ルキルアンモニウムカチオン、トリアルキルアンモニウ
ムカチオン、テトラアルキルアンモニウムカチオンまた
はベンジルトリアルキルアンモニウムカチオンまたは窒
素含有の5または6員環の飽和した複素環から誘導され
るカチオン、たとえばピロリジニウムカチオン、ピペリ
ジニウムカチオン、モルホリニウムカチオン、ピペラジ
ニウムカチオンまたはN−アルキルピペラジニウムカチ
オン、またはこれらのN−モノアルキル置換されたまた
はN,N−ジアルキル置換された生成物である。この場
合にアルキル基は、一般に直鎖または分枝鎖状のC1
20−アルキル基と解されるべきであり、該アルキル基
は、ヒドロキシル基により置換されおよび/またはエー
テル官能基中の酸素原子により中断されていてもよい。
【0020】ナトリウムイオンまたはカリウムイオンが
有利である。
【0021】R5およびR6がそれぞれ水素原子を表す、
式Iの染料を製造する方法が有利である。
【0022】R1、R2、R3およびR4がそれぞれ置換さ
れていてもよいC1〜C4−アルキル基、特にヒドロキシ
基またはヒドロキシスルホニルフェニル基により置換さ
れたC1〜C4−アルキル基を表す、式Iの染料を製造す
る方法が更に有利である。
【0023】Xが水素原子または置換または非置換のフ
ェニル基、特に塩素原子またはヒドロキシスルホニル基
により置換されたフェニル基を表す、式Iの染料を製造
する方法が特に有利である。
【0024】更に、R1、R2、R3およびR4がそれぞれ
1〜C4−アルキル基、C2〜C4−ヒドロキシアルキル
基またはヒドロキシスルホニルベンジル基を表す、式I
の染料を製造する方法が特に有利である。
【0025】R1およびR3がそれぞれエチル基を表し、
2およびR4がそれぞれヒドロキシスルホニルベンジル
基を表し、R5およびR6がそれぞれ水素原子を表し、か
つXがヒドロキシスルホニル基により置換されたフェニ
ル基を表す、式Iの染料を製造する方法が特に有利であ
る。
【0026】本発明にもとづく方法によりC.I.酸性
ブルー1(42045)、C.I.酸性ブルー3(42
051)またはC.I.酸性ブルー9(42090)の
製造が特に技術的に有利である。
【0027】酸素を伝搬し、かつ錯結合した重金属イオ
ンを含有する適当な触媒は、たとえばポルフィリン、テ
トラアザ[14]アヌレン、フタロシアニンまたはテト
ラアザシクロテトラデカンの種類に由来する。
【0028】錯結合した重金属イオンは、たとえば鉄、
マンガン、コバルトまたはクロムから誘導される。重金
属イオンは一般に2価または3価である。
【0029】そのような化合物は自体公知であり、たと
えばドイツ連邦共和国特許出願公開第2427606号
明細書、国際特許WO−A第91/01985号明細
書、Kontakte 1985、38またはChe
m.Lett.1991、1217に記載されている。
【0030】該化合物は、たとえば以下の式で示され
る: ポルフィリン:
【0031】
【化5】
【0032】〔P1は水素原子、メチル基、エチル基、
塩素原子または臭素原子を表し、P2、P3、P4および
5は水素原子、メチル基、ヒドロキシスルホニル基ま
たはC1〜C4−アルコキシ基を表し、およびMは鉄、マ
ンガン、コバルトまたはクロムを表す〕 テトラアザ[14]アヌレン:
【0033】
【化6】
【0034】〔L1は水素原子、C1〜C8−アルキル
基、塩素原子、C1〜C4−アルコキシ基、置換または非
置換のフェニル基、置換または非置換のフェニルアゾ
基、C1〜C4−アルコキシカルボニル基、またはC1
4−アルキル基、カルボキシル基、C1〜C4−アルコ
キシカルボニル基またはカルバモイル基により置換され
ていてもよいピリジリウム基を表し、L2およびL3は水
素原子、メチル基を表すかまたはL2とL3はいっしょに
縮合環化したベンゼン環を表し、およびMは鉄、マンガ
ン、コバルトまたはクロムを表す〕 フタロシアニン:
【0035】
【化7】
【0036】〔Q1およびQ2はC1〜C4−アルキル基、
塩素原子、臭素原子、C1〜C4−アルコキシ基を表すか
またはQ1とQ2はいっしょに縮合環化したベンゼン環を
表し、およびMは鉄、マンガン、コバルトまたはクロム
を表す〕 テトラアザシクロテトラデカン:
【0037】
【化8】
【0038】〔Z1
【0039】
【化9】
【0040】を表し、An-は当量のアニオンを表し、
およびMは鉄、マンガン、コバルトまたはクロムを表
す〕テトラアザ[14]アヌレンまたはフタロシアニン
の種類からなる触媒を使用するのが有利である。
【0041】更に、錯結合した鉄イオンを含有する触媒
を使用するのが有利である。
【0042】触媒として鉄テトラアザ[14]アヌレン
または鉄フタロシアニンを使用するのが特に有利であ
る。
【0043】触媒として鉄−5,14−ジヒドロジベン
ゾ[b,i][5,9,14,18]テトラアザ[1
4]アヌレンまたは鉄フタロシアニンの使用が特に有利
である。
【0044】本発明による方法に使用することができる
もう1つの触媒は、モリブデン酸(H2MoO4)および
VO2+イオンの形のおよび5価の化合物の形のバナジウ
ムを含有する。適当な反対イオンは、たとえばハロゲン
化物イオン、たとえば弗化物イオン、塩化物イオンまた
は臭化物イオンまたは硫酸イオンまたは硫酸水素イオン
である。
【0045】モリブデン酸1モルに対して、一般に0.
2〜20モル、有利には1〜5モルのバナジウム触媒を
使用する。
【0046】そのような触媒は自体公知であり、たとえ
ば米国特許第4321207号明細書に記載されてい
る。
【0047】触媒は均一または不均一に溶解して使用す
ることができる。支持材料、たとえばシリカゲルまたは
イオン交換樹脂上の定着も可能である。
【0048】本発明による方法の酸化剤として、ペルオ
キソモノ硫酸または有利にはその塩、特にそのアルカリ
金属塩、たとえばペルオキソモノ硫酸リチウム、ペルオ
キソモノ硫酸ナトリウムまたはペルオキソモノ硫酸カリ
ウムを使用する。ペルオキソモノ硫酸ナトリウムまたは
ペルオキソモノ硫酸カリウムの使用が有利である。ペル
オキソモノ硫酸カリウムと硫酸水素カリウムおよび硫酸
カリウムの市販の混合物も使用可能である。
【0049】式IIのロイコ化合物1モルに対して、一
般に1.0〜1.5モル、有利には1.1〜1.3モル
および特に1.15〜1.25モルのアルカリ金属ペル
オキソモノ硫酸塩を使用する。
【0050】触媒は、それぞれロイコ化合物IIに対し
て一般に0.01〜10モル%、有利には0.5〜7モ
ル%の量で使用する。
【0051】適当な希釈剤は、たとえば水、氷酢酸、ク
ロロホルム、トルエン、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリジノン、アルコール、たとえばメ
タノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、ブタノールまたはイソブタノール、グリコール、た
とえばエチレングリコールまたはプロピレングリコール
またはこれらの混合物である。
【0052】水または水と氷酢酸、アルコールまたはグ
リコールの混合物を使用するのが有利である。
【0053】希釈剤として水の使用が特に有利である。
【0054】たとえば水および水と混和不可能であるか
または限定的にのみ混和可能な溶剤の使用から生じる二
相混合物は、有利には相転位触媒を有する。この場合
に、相転位触媒としては、一般的な、自体公知の生成
物、たとえばハロゲン化テトラアルキルアンモニウムま
たはハロゲン化ベンジルトリアルキルアンモニウムまた
はベンジルトリアルキルアンモニウムヒドロゲンスルフ
ェートが該当する。
【0055】新規方法は一般に常圧および0〜100
℃、有利には20〜40℃の温度で実施する。連続的お
よび不連続的作業方法を実施することができる。
【0056】新規方法は、ロイコ化合物IIと希釈剤を
装入し、その際、ロイコ化合物IIと希釈剤の重量比が
一般に1:10〜2:1、有利には3:7〜3:2であ
るようにして有利に実施する。その後触媒を添加し、引
続きペルオキソモノ硫酸またはその塩を、場合により水
溶液として良好に撹拌しながら混合物に配量する。その
後、前記温度で撹拌しながら酸化を実施する。
【0057】酸化剤の添加から計測して0〜2時間後、
反応は一般に終了し、反応混合物を20〜80℃の温度
にする。その後、目的生成物を一般的な方法で、たとえ
ば硫酸ナトリウムを用いた塩析により沈殿物として分離
し、かつ場合により再度沈殿することができる。
【0058】本発明による方法は簡単に実施することが
でき、かつ式Iの染料を良好な収率および高い純度で提
供する。新規方法のもう1つの利点は、重金属不含の酸
化剤の使用および短い反応時間である。
【0059】式Iの染料は紙を染色するためのまたは衛
生分野に使用するための貴重な染料である。
【0060】
【実施例】本発明を以下の実施例により詳細に説明す
る。
【0061】例1 4′,4″−ビス[N−エチル−N−(3−ヒドロキシ
スルホニルベンジル)アミノ]トリフェニルメタン−2
−スルホン酸ナトリウム塩の47.3重量%水溶液8
1.4g(50ミリモル)に、鉄−5,14−ジヒドロ
ジベンゾ[b,i][5,9,14,18]テトラアザ
[14]アヌレン0.34g(1ミリモル)を加え、か
つ水100ml中のペルオキソモノ硫酸カリウム18.
4g(60ミリモル)の溶液を激しく撹拌しながら室温
で25分以内で滴加した。室温で1時間撹拌後、溶液を
濾過し、引続き75℃に加温した。硫酸ナトリウムの添
加により染料を塩析し、かつ熱時に水相を分離した。染
料樹脂を水に溶かした。溶液を苛性ソーダでpH値4に
調整した。水を除去し、引続き乾燥した後、塩含有染料
42.8gが得られた。
【0062】例2 4′,4″−ビス[N−エチル−N−(3−ヒドロキシ
スルホニルベンジル)アミノ]トリフェニルメタン−2
−スルホン酸ナトリウム塩の40重量%水溶液96.3
g(50ミリモル)に、室温で鉄フタロシアニン0.5
1g(1ミリモル)を加え、かつ水100ml中のペル
オキソモノ硫酸カリウム18.4g(60ミリモル)の
溶液を激しく撹拌しながら滴加した。室温で溶液を1時
間撹拌後、例1に記載のように後処理した。塩含有染料
39.6gが得られた。
【0063】例3 4′,4″−ビス[N−エチル−N−(3−ヒドロキシ
スルホニルベンジル)アミノ]トリフェニルメタン−2
−スルホン酸ナトリウム塩の40重量%水溶液96.3
g(50ミリモル)に、室温でバナジウム触媒2.4g
および米国特許第4321207号明細書の例1および
2と同様に製造した、モリブデン酸7.4gを加え、か
つ水100ml中のペルオキソモノ硫酸カリウム18.
4g(60ミリモル)の溶液を激しく撹拌しながら滴加
した。室温で溶液を1時間撹拌後、例1に記載のように
後処理した。塩含有染料38.2gが得られた。
【0064】前記の例と同様にして、式:
【0065】
【化10】
【0066】のロイコ化合物を酸化した。
【0067】
【表1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I: 【化1】 〔式中、 R1、R2、R3およびR4は、互いに無関係にそれぞれ、
    置換されていてもよく、かつエーテル官能基中の1〜3
    個の酸素原子により中断されていてもよいC1〜C8−ア
    ルキル基、フェニル基またはC1〜C4−アルキルフェニ
    ル基を表し、 R5およびR6は、互いに無関係にそれぞれ水素原子また
    はメチル基を表し、 Xは、水素原子、置換または非置換のフェニル基または
    置換または非置換のナフチル基を表し、およびAn-
    当量のアニオンを表す〕で示される染料を、式II: 【化2】 (R1、R2、R3、R4、R5、R6およびXはそれぞれ前
    記のものを表す)で示されるロイコ化合物を、希釈剤お
    よび錯結合した重金属イオンを含有する、酸素を伝搬す
    る触媒またはモリブデン酸およびVO2+イオンの形のお
    よび5価の化合物の形のバナジウムを含有する触媒の存
    在下で酸化することにより製造する方法において、酸化
    剤としてペルオキソモノ硫酸またはその塩を使用するこ
    とを特徴とする、ジ−およびトリアリールメタン染料の
    製造方法。
JP5080594A 1992-04-08 1993-04-07 ジ−およびトリアリールメタン染料の製造方法 Withdrawn JPH0665513A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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DE4211782A DE4211782A1 (de) 1992-04-08 1992-04-08 Verfahren zur Herstellung von Di- oder Triarylmethanfarbstoffen
DE4211782.8 1992-04-08

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