JPH0665410B2 - テーパロッドの加工方法 - Google Patents

テーパロッドの加工方法

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JPH0665410B2
JPH0665410B2 JP21495186A JP21495186A JPH0665410B2 JP H0665410 B2 JPH0665410 B2 JP H0665410B2 JP 21495186 A JP21495186 A JP 21495186A JP 21495186 A JP21495186 A JP 21495186A JP H0665410 B2 JPH0665410 B2 JP H0665410B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車や鉄道車両等のテーパコイルバネに用
いられるテーパロッドを、ストレートな線棒材から加工
するためのテーパロッド加工方法に関する。
(従来の技術) この種テーパロッドの加工技術として、例えば、特開昭
60-56416号公報、特開昭60-56417号公報に記載のものが
公知である。この公知の装置は、第1図で示す如く、金
属線棒材1を把持して一定速度で送り出す一対以上の定
速送りローラ2と、 上記定速送りローラ2より金属線棒材1の送り方向下流
側に設けられた加熱装置3と、 上記加熱装置3より更に下流側に設けられた冷却装置4
と、 上記冷却装置4より更に下流側に設けられ、金属線棒材
1を把持して上記定速送りローラ2の送り速度以上の速
度で金属線棒材1を送り出す一対以上の変速テンション
ローラ5と、 上記変速テンションローラ5を変速制御する速度制御装
置6と、 を有してなることを特徴とするものであった。
そして、この装置は、変速テンションローラ5の送り出
し速度Vを、定速送りローラ2の送り出し速度V
上の速度において、順次加速又は減速することにより、
加熱装置3と冷却装置4間の金属線棒材1に引張り塑性
変形を与えて、ストレートな金属線棒材1をテーパロッ
ド7に加工するものであった。
上記ストレートな金属線棒材1に引張り変形を与えてテ
ーパ形状に加工するための変速テンションローラ5の送
り出し速度Vは、第2図に示す仮定のもとで制御され
ていた。
すなわち、加熱装置3に供給される金属線棒材1の送り
速度を、定速送りローラ2の速度と同じVとし、その
断面積をAとし、加熱され塑性加工を受けた後冷却装
置4で冷却されて塑性変形がなくなった状態のる隙間
(t=t)におけるテーパロッド7の断面積をA
し、その断面積Aの送り速度をVとすると、 A×V=A×V ……(1) の関係が成立し、従って、変速テンションローラ5の速
度Vは、 の関係式に従って制御し、且つ、変速テンションローラ
5の引っ張り長さ(送り量)Lが、目標とするテーパ
部の長さLに等しくなるよう、即ち、 (但しtは変速テンションローラ5の加速開始から加速
停止まで、または、減速開始から減速停止までの時間) となるように制御すれば、Aが漸次増加又は減少する
テーパロッド7が加工される。
従って、第3図に示す速度一時間線図(V−tチャー
ト)において、変速テンションローラ5の速度Vを前
記式(2)、(3)の如く制御すれば、同図の下方に示すテー
パロッドが加工できる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、前記第3図による制御(前記式(2)、(3)に基づ
く制御)を行なって実際にテーパロッドを加工すると、
第4図の点線で示す目標形状に対し、同図実線で示す如
く、Lテーパ区間(金属線棒材の送り方向下流側から
上流側に向って漸次その径が細くなる区間、以下「線径
漸減部」とも云う。)で目標形状よりもふくらみ、従っ
て、実質的に勾配の大きな短いテーパになり、Lテー
パ区間(金属線棒材の送り方向下流側から上流側に向っ
て漸次その径が太くなる区間、以下「線径漸増部」とも
云う。)では細り、従って、実質的に勾配の小さい長い
テーパになり、目標形状の製品を得ることができないと
い問題が生じた。
そこで、本願発明者は、実験を通じて種々検討した結
果、実際のテーパ加工では、金属線棒材の塑性変形およ
びその固定が、第2図のモデルの仮定のように急激に発
生するのではなく、第5図に示すように、もっと上流側
から変形を開始しており、この変形開始点から変形終了
点の間の、いわゆる変形ゾーン8が、製品のテーパ形状
に影響を与えていることを知見した。
すなわち、変形ゾーン8における変形状況を、加工され
つつある状態を瞬間的に停止させて、加熱素材の形状
(プロフィール)を詳細に観察すると、第6図の如くで
あり、その形状は第2図のモデルとは全く様相を異にし
ている。第6図において、加熱素材の変形は加熱装置3
の後半部から始まっており、この変形は加熱装置3を出
て冷却装置4の内部まで継続される。
本発明は、金属線棒材のテーパロッド加工における上述
した加熱装置3から冷却装置4内部に至る部分での金属
線棒材に変形ゾーン8の存在することを新しく知見した
上で、この変形ゾーン8に起因する上述した問題点を解
決して、目標とする形状に、より高精度に近づけること
ができるテーパロッドの加工方法を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 本発明のテーパロッド加工方法は、金属線棒材を把持し
て一定速度Vで送り出す定速送り手段と、該定速送り
手段より金属線棒材の送り方向下流側に設けられた加熱
装置と、該加熱装置より下流側に設けられた冷却装置
と、該冷却装置より下流側に設けられ、前記金属線棒材
を把持して可変速度Vで送り出す変速送り手段とを備
えたテーパロッド加工装置を用い、前記変速送り手段の
送り速度をVからVまで適宜の速度制御関数を用い
て加速することにより、前記加熱装置と冷却装置を通過
中の金属線棒材に塑性変形を与えて金属線棒材の径が漸
次細くなる線径漸減部を形成し、同じくVからV
で適宜の速度制御関数を用いて減速することにより、金
属線棒材の径が漸次太くなる線径漸増部を形成するテー
パロッドの加工方法において、 前記線径漸減部の成形時には、線径漸減部の成形のため
の変速送り手段の加速開始から加速停止までの線棒材の
送り量LR1 (tは加速開始から加速停止迄の時間) を線径漸減部の目標長さLT1より大きくし、 前記線径漸増部の成形時には、線径漸増部の成形のため
の変速送り手段の減速開始から減速停止までの線棒材の
送り量LR2 (tは減速開始から減速停止迄の時間) を、線径漸増部の目標長さLT2より小さくする点を特徴
とする。
(作用) 以下、本発明の作用(原理)について説明する。
前記従来の技術の項で説明したように、従来は、第2図
の変形モデルに基づき、変速テンションローラを前記式
(2)及び(3)の関係が成立するように制御していた。
しかし、この制御では、目標とする形状に加工できなか
ったのである。
そこで、本発明においては、変形モデルを第5図のもの
にした。即ち、変形ゾーンを考慮した変形理論を構築し
た。以下、その原理につき説明する。
第7図に示すものは、変形ゾーンを考慮したテーパ加工
を図式化したものであり、線径漸減部の加工を示す。
即ち、第1図に示すテーパロッド加工装置を用い、外径
ストレートな丸棒素材を、定速送り手段である定速ロー
ラ2の送り速度Vを一定とし、変速送り手段である変
速テンションローラ5の送り速度VをVからV
で加速し、線径漸減部を加工するときの状態を図式化し
たものである。
そして、第7図の実線は、線径漸減部の加工が終了した
瞬間の状態を示し、仮想線は、線径漸減部の加工途中の
ある一瞬の状態を示している。
この第7図から明らかなように、線径漸減部の加工が終
了した時点で、A−B部とB−S部が形成されている。
B−S部は変形ゾーン8による変形である。
そして、点Aが点Sの位置から加速を開始して、第7図
の右側の位置まで移動した距離LR1は、変速送り手段の
送り出し長さ(送り量)に等しく、この送り出し長さL
R1を、テーパロッドの線径漸減部の目標設定長さLT1
りも、ΔLだけ長くしないと、目標設定長さLT1を得
ることができないことが判る。
逆に、変速送り手段による送り出し長さLR1を、線径漸
減部の目標設定長さLT1に等しくすると、実際の線径漸
減部の長さが目標設定長さより短かくなることが判り、
このことは、第4図に示した従来加工法の結果と一致す
る。
従って、第7図のモデルは、正しいものであることが判
る。
同様に、第8図に示すものは、線径漸増部の変形モデル
である。点Cが点Sの位置から減速と開始して、第8図
の右側の位置まで移動すると、変形ゾーン8の部分が線
径漸増部の一部を形成して、D−S−C部で線径漸増部
を形成することになる。
即ち、変速送り手段による送り出し長さ(送り量)LR2
を線径漸増部の目標設定長さLT2よりもΔLだけ短く
することにより、線径漸増部の長さを設定長さにできる
ことが判る。
逆に、変速送り手段による送り出し長さLR2を、線径漸
増部の目標設定長さLT2に等しくすれば、実際の線径漸
増部の長さが、目標設定長さよりも長くなることが判
り、このことは、第4図に示した従来加工法の結果と一
致する。
従って、第8図のモデルは正しいことが判る。
以上の説明から明らかなように、線径漸減部の加工時に
は、変速送り手段の加速開始から加速停止までの、変速
送り手段による金属線棒材の送り出し長さLR1を、線径
漸減部の目標設定長さLT1より長くし、一方、線径漸増
部の加工時には、変速送り手段の減速開始から減速停止
までの、変速送り手段による金属線棒材の送り出し長さ
R2を、線径漸増部の目標設定長さLT2より短くするこ
とにより、線径漸減部および漸増部の長さを、目標設定
長さにすることができる。
ここで、変速送り手段による金属線棒材の送り出し長さ
(送り量)LR1またはLR2につき説明する。
この送り量Lは、 但し、tはテーパ部(線径漸増部または漸減部)の加工
開始から停止までの時間 で表わされる。
従って、送り量を目標設定値より大きくしたり小さくし
たりするということは、tを変えることに帰結する。
以下、これについて説明する。
第1図に示すテーパロッド加工装置を用い、素材径D
のストレートな丸棒を、定速送り手段である定速ローラ
2の送り速度Vを一定とし、変速送り手段である変速
テンションローラ5の送り速度Vを変化させ、第9図
に示す形状のテーパロッドの製造を試みた。
ここで、目標とするテーパロッドの形状は、次に示す寸
法に設定されている。
太径平行部直径D=D=13.8mm 細径平行部直径D=10.9mm 太径平行部長さLT4=550mm 細径平行部長さLT3=270mm 線径漸減部長さLT1=344mm 線径漸増部長さLT2=344mm 線径漸減部(Lテーパ)の成形に際して、第10図の変
速テンションローラのV−t線図上の区間A−Bにおい
て、線径漸減開始点Aでの変速テンションローラ5の送
り速度Vとし、線径漸減終了点Bでの同送り速度V
とすると、 となる。尚、Vは、細径平行部成形時の変速テンショ
ンローラ5の送り速度と同じである。
前記区間A−Bの変速テンションローラ5の送り速度V
を、第10図の符号〜で示す3種類の速度制御関数
を用いて制御し、使用する速度制御関数の違いにより結
果がどのように相違するかを考察した。
まず、第10図ので示す一次式で変化させると、この間
の速度Vは次式で表わされる。
=V+α・t ……(8) 但し、 従って、この区間での実際の引張り長さLR1は、 となる。
そして、 を満足するt=t−tを適当に設定し、 ΔL=LR1−LT1 ……(11) を種々変えてみた。
すなわち、オーバプル量ΔL=LR1−LT1を、0mm、1
70mm、300mmの3段階に変えてテーパロッドの線径漸減部
を成形して、その形状を調べた。その結果を第11図に示
す。
第11図から知られるように、オーバプル量ΔL=0の
場合、すなわち、変速テンションローラ5の引張り長さ
R1が、製品の目標長さLT1と同じ場合には、線径漸減
部長さが、目標としたLT1=344mmよりも大分短くな
る。
しかし、ΔL=170mm、300mmの場合には、線径漸減部
の長さ形状はほぼ目標の形状に近づいている。
また、区間A−Bの変速テンションローラ5の送り速度
を、第10図におけるの2次式で変化させると、 V=V+α・t+β・t ……(12) となり、上記一次式の場合と同様に、 として、tを適当に設定することにより、 ΔL=0mm、170mm、300mmの場合のテーパロッド線径漸
減部の形状を第12図に示す。
第12図の場合も、第11図と同じ傾向になっているが、線
径漸減部の形状が、より直線に近くなっている。尚、第
11、12図において、ΔLが大きくなる程、テーパ部の
長さが長くなる傾向が見られ、ΔLに最適値があるこ
とが分かる。
更に、第10図のに示すような下記3式からなる式を使
用してみた。
この場合も、ΔVを極端に設定しない範囲で、第12図
とほぼ同様の結果となった。
以上から、Lテーバでは、Vからスタートし、VB
に終わる適当な速度制御関数を用いて変速テンションロ
ーラの速度を制御し、且つ、ΔL>0なる時間で引張
り加速すれば、ほぼ所定のテーパ形状寸法が得られるこ
とが分かる。
即ち、速度制御関数の種類に関係なく、 LR1>LT1となるように制御することにより、目標形状
を得ることが判明した。
次に線径漸増部を(Lテーパ)について述べる。
テーパ部成形に際して、第13図に示すように変速テ
ンションローラ5のV−t線図上のC−D区間におい
て、線径漸増開始点Cでの変速テンションローラ5の送
り速度V(=V)とし、線径漸増部終了点Dでの速
度をV(定速ローラ2の送りローラ速度Vと同じ)
とする。
区間C−Dの変速テンションローラ5の速度Vをの
二次式で変化させると、この区間の速度は下式で表され
る。
=V−γ・t+δ・t ……(15) 従って、この区間での実際の引張長さLr2は、 但し、t=t−t となる。そこで、tを適当に設定してLr2とLr2との
差、すなわちアンダープル量ΔL ΔL=LT2−LR2 ……(17) を0mm、100mm、170mmの3段階に変えてテーパロッドの線
径漸増部を成形して、その形状を調べた。その結果を第
14図に示す。
第14図から知られるように、アンダープル量ΔL=0
mmの場合すなわち、変速テンションローラの引張り長さ
が製品の目標長さと同じの場合には線径漸増部長さが目
標とした344mmよりも大分長くなり、一方ΔL=100mm
の場合には線径漸増部の長さ、形状がほぼ目標値通りと
なった。なお、ΔL=170mmと大きくした場合は、逆
に短くなりすぎており、ΔLに最適値があることが分
かる。
尚、第13図のの式を用いても、同じ結果が得られた。
以上の説明から明らかなように、変速送り手段の速度制
御関数を適当なものに設定して、テーパ部の加工時間を
適当に変えることにより、Lテーパ部では、目標設定
値よりよけいに引張り、Lテーパ部では少な目に引張
ることにより、目的とするテーパを得ることが判明し
た。
即ち、本発明は、変速送り手段の速度制御関数をどのよ
うなものに設定するかが重要ではなく、目標値よりよけ
いに引張ったり、少な目に引張るということが重要なの
である。
即ち、線径漸減部の加工においては、 線径漸減部の加工においては、 となるように制御することが重要なのである。
(実施例) 以下、本発明の実施例を説明する。
第1図に示した装置を用いてテーパロッドを製造した。
供試素材、テーパロッドの形状は次に示す通りである。
(供試素材):低合金鋼線 14.12mmφ (C0.56%、Si 1.44%、Mn 0.72%、 Cr 0.72%、残部Fe及び不純物) (テーパロッドの目標形状): 太径平行部L:直径14.0mm、長さ595mm、 細径平行部L:直径10.7mm、長さ256mm、 テーパ部(線径漸減部L、線径漸増部L)長さ:79
0mm また加工条件は次の通りである。
加熱:高周波加熱装置 最高加熱温度 950℃ 冷却:リングノズル冷却装置 水溶性焼入液(濃度20%) (加工速度、オーバープル量、アンダープル量): 太径平行部加工:引張加工速度=1.5m/min 細径平行部加工:引張加工速度=2.567m/min 定常送りローラの送り速度=1.475m/min 線径漸減部加工 加工速度:第15図に示す通り オーバープル量(ΔL):327mm 線径漸増部加工 加工速度:第15図に示す通り オーバープル量(ΔL):93mm 以上の条件で得られた実際のテーパロッドの形状を第16
図に示す。第16図において実線で示す形状が実際に製造
されたテーパロッドの形状であり、破線で示された目標
の形状と比較して、ほとんど目標通りの長さ及び形状に
加工されていることが知られる。
尚、前記実施例で、オーバープル量及びアンダープル量
がとられていることは、第15図のA−B区間とC−D区
間の加工時間が相違しているのに、第16図におけるA−
B部とC−D部のテーパ長さが同じであることから確認
することが出来る。
(発明の効果) 以上に述べて来たように、本発明の方法によれば、いわ
ゆる加熱引張り成形法を用い、ストレートな金属線棒材
からテーパロッドを製造するに際し、テーパ部(線径漸
減部及び線径漸増部)の長さ、形状が目標通りのテーパ
ロッドが容易に製造でき、従って自動車や鉄道車両等の
テーパコイルバネ用素材として極めて高品質なテーパロ
ッドが効率良く得られるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に使用するテーパロッド加工装置
の概略図、 第2図は従来の加工理論の仮定を示す説明図、 第3図は従来の加工理論による変速テンションローラの
V−t線図と、同加工理論により加工されたテーパロッ
ドとを対応させた図面、 第4図は従来の加工理論により加工したテーパロッドの
形状と目標形状との相違を示す図面、 第5図は本発明の加工理論の説明図、 第6図は第5図の詳細拡大図、 第7図は本発明の加工理論による線径漸減部の加工の状
態を示す模式図、 第8図は本発明の加工理論による線径漸増部の加工の状
態を示す模式図、 第9図は本発明方法により加工するテーパロッドの形状
を示す正面図、 第10図は線径漸減部の加工時の変速テンションローラの
V−t線図、 第11図は変速テンションローラ速度を一次式に従って変
化させて線径漸減部の加工を行う際のオーバープル量の
変化による線径漸減部の形状変化を示す説明図、 第12図は変速テンションローラ速度を二次式に従って変
化させて線径漸減部の加工を行う際のオーバープル量の
変化による線径漸減部の形状変化を示す説明図、 第13図は線径漸増部の加工時の変速テンションローラの
V−t線図、 第14図はアンダープル量の変化による線径漸増部の形状
変化を示す説明図、 第15図は本発明の実施例に用いた変速テンションローラ
のV−t線図、 第16図は同実施例方法により成形したテーパロッドの形
状を示す拡大図である。 1……金属線棒材、2……定速送り手段、3……加熱装
置、4……冷却装置、5……変速送り手段、7……テー
パロッド、L……線径漸減部、L……線径増減部、
T1……線径漸減部の目標長さ、LT2……線径漸増部の
目標長さ、LR1……変速送り手段による線径漸減部の引
っ張り長さ(送り量)、LR2……変速送り手段による線
径漸増部の引っ張り長さ(送り量)
フロントページの続き (72)発明者 川上 平次郎 兵庫県神戸市垂水区美山台3の4の7

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属線棒材(1)を把持して一定速度(V0)で
    送り出す定速送り手段(2)と、該定速送り手段(2)より金
    属線棒材の送り方向下流側に設けられた加熱装置(3)
    と、該加熱装置(3)より下流側に設けられた冷却装置(4)
    と、該冷却装置(4)より下流側に設けられ、前記金属線
    棒材(1)を把持して可変速度(Vi)で送り出す変速送り手
    段(5)とを備えたテーパロッド加工装置を用い、前記変
    速送り手段(5)の送り速度(Vi)をVからVまで適宜
    の速度制御関数を用いて加速することにより、前記加熱
    装置(3)と冷却装置(4)を通過中の金属線棒材(1)に塑性
    変形を与えて金属線棒材(1)の径が漸次細くなる線径漸
    減部(L1)を形成し、同じくVからVまで適宜の速度
    制御関数を用いて減速することにより、金属線棒材(1)
    の径が漸次太くなる線径漸増部(L2)を形成するテーパロ
    ッドの加工方法において、 前記線径漸減部(L1)の成形時には、線径漸減部の成形の
    ための変速送り手段(5)の加速開始から加速停止までの
    線棒材の送り量LR1 (tは加速開始から加速停止迄の時間) を、線径漸減部の目標長さLT1より大きくし、 前記線径漸増部(L2)の成形時には、線径漸増部の成形の
    ための変速送り手段(5)の減速開始から減速停止までの
    線棒材の送り量LR2 (tは減速開始から減速停止迄の時間) を、線径漸増部の目標長さLT2より小さくすることを特
    徴とするテーパロッドの加工方法。
JP21495186A 1986-09-11 1986-09-11 テーパロッドの加工方法 Expired - Lifetime JPH0665410B2 (ja)

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