JPH0665328B2 - 炊飯用浮揚体 - Google Patents

炊飯用浮揚体

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JPH0665328B2
JPH0665328B2 JP62083580A JP8358087A JPH0665328B2 JP H0665328 B2 JPH0665328 B2 JP H0665328B2 JP 62083580 A JP62083580 A JP 62083580A JP 8358087 A JP8358087 A JP 8358087A JP H0665328 B2 JPH0665328 B2 JP H0665328B2
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rice
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は主として自動電気炊飯器、自動ガス炊飯器等を
用いて白米、玄米等を炊飯する際に使用する炊飯用浮揚
体に関するものである。
(従来の技術) 昔の炊飯方法は鉄の釜に厚い木製の蓋を被せた状態であ
る程度の圧力をかけ、まきによって始めは弱火で、次に
強火で炊飯するという方法が主流を占めていたため、極
めて味の良い御飯を炊くことができた。ところが、戦後
は次第に電気やガスによる自動炊飯器が普及して炊飯が
便利になったうえそのまま長時間保温状態におくことが
できるようになったが、その反面、味が昔に比較して低
下したことは否定できず、また、炊飯後保温状態にして
12時間程度に長時間経過させると御飯の味の低下のほか
黄色を帯びてくるという問題を生じやすい。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記のような従来の問題点を解決して、自動電
気炊飯器、自動ガス炊飯器等を用いた場合にも昔の炊飯
方法による場合と同様の味の良い御飯を炊くことがで
き、また、長時間保温しても御飯の味が悪くなったり黄
色を帯びたりすることのない炊飯用浮揚体を目的として
完成されたものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明はガス透過性を有するシリコーンゴムまたはその
複合材よりなり且つ炊飯時にその周縁を自動炊飯器の内
釜の内胴面に沿い浮揚できる薄いシート状に成形したこ
とを特徴とするものである。
本発明におけるシリコーンゴムはケイ素樹脂の一つとし
て知られるものであって、その性質が熱安定性がよく、
また、耐油性、耐化学薬品性を有するとともに電気的性
質も良好なことによって各種工業に使用されているもの
であるが、特に薄いシリコーンゴムはガス透過率がよ
く、ポリエチレンの100倍、通常の合成ゴムの10〜20倍
のガス透過率を示すうえ生物学的に安定且つ無毒なもの
である。本発明はこのようなシリコーンゴムの特性を新
規な炊飯用浮揚体として活用したものであるが、シリコ
ーンゴムはガス透過性に影響を及ぼさないかぎりその複
合材として保形性を増大させてもよく、炊飯によって損
傷されない強靭な紙類或いは布、不織布などを基材とし
てこれを薄いシリコーンゴムで被覆するか或いは室温で
硬化する液状のRTV型シリコーンゴムに含浸させて前記
のような基材を被覆したシリコーンゴムの複合材も同効
材として使用できる。何れにしてもこのような薄いシリ
コーンゴムまたはその複合材は炊飯時にその周縁を自動
炊飯器の内釜の内胴面に沿い浮揚できる薄いシート状に
成形したものとし、通常の自動炊飯器の内釜が内胴横断
面を円形とすることによってこれに対応する円形に成形
するが、その大きさは炊飯時に内釜中に収容されている
洗米の上層となっている水面において内釜の内胴面に沿
い浮揚できるものとし、内釜の大きさが標準的なものよ
り小さい場合には、一般家庭でも鋏で相当の大きさに裁
断することも材質からして簡単にできる。
このような炊飯用浮揚体は自動炊飯器の内釜に洗米と水
を入れたうえ水面に浮揚させた状態とし、後は自動炊飯
器を常法により機能させればよいものであるが、この炊
飯中に水面から発生した水蒸気は該炊飯用浮揚体が薄い
シリコーンゴムの特性とするガス透過性によって凝着さ
せることなく緩徐に通過してゆき、周縁を内釜の内胴面
に沿い浮揚できる炊飯用浮揚体は水の減少に伴って低下
し、その下側の炊飯となってゆく米粒の上層に接して軽
度の荷重を加えつつ発生水蒸気を依然緩徐に通過させつ
つ内釜内部を適当な高い圧力下に保持し、設定時間の経
過によって米粒の芯までむらなく炊き上げるものであ
る。前記炊飯を経た後はむらしの過程に入るが、このむ
らしの過程では、炊飯表面を炊飯用浮揚体が覆って炊飯
全体を内釜内で包み込んだような状態として均等なむら
しを行わせるとともにこの間にガス透過性のシリコーン
ゴムを通じる水蒸気が内釜蓋の内面に凝着した僅量の水
も炊飯用浮揚体に妨げられて直接炊飯上に水滴として滴
下することはないものであって、その結果、むらしの段
階を経た炊飯は艶がよいふっくらした美味な御飯となる
ものである。しかも、前記のようにして炊いた御飯は保
温状態として長時間経過させても味の変化や黄色を帯び
ることが全くないことが確認されており、これは前記む
らしの過程において発揮する薄いシリコーンゴムの特性
の継続効果によるものと考えられ、前記炊飯用浮揚体を
使用しないでの炊飯とは格別の差がある。
(実施例) 次に本発明の実施例を図面について説明する。
(2)は厚さ0.5〜1mmの円形のシリコーンゴムよりなり
且つ炊飯時にその周縁を自動炊飯器(3)の内釜(4)
の内胴面に沿い浮揚できる薄いシート状に成形した炊飯
用浮揚体である。なお、(1)は前記シリコーンゴム
(2)を複合材とした場合の不織布などの基材であっ
て、該基材(1)は前記のようなシリコーンゴムをもっ
て被覆支持されたものとしている。また、前記円形のシ
リコーンゴムの厚さは中心に設けたつまみ孔(7)の周
辺では2.5〜3.5mmとして強化してもよい。
このような炊飯用浮揚体(2)は第2図に示すように、
自動炊飯器(3)の内釜(4)に洗米(5)及び水
(6)を入れたうえその水面に浮揚させて用いることに
よって既記のような作用効果を発揮し、美味な炊飯が容
易に炊けるうえ長時間保温状態に置いても御飯の味が悪
くなったり黄色を帯びたりすることもないものとするこ
とができ、しかも、耐熱性や耐水性に優れたことによっ
て長時間繰り返して使用できること、毒性がないために
衛生上の問題もないこと、一般家庭の自動炊飯器に簡単
に適用できることなどの多くの利点と相俟ち工業的価値
きわめて大なものである。
(発明の効果) 本発明は以上の説明から明らかなように、単に内釜の水
面に浮揚させるだけで昔の炊飯方法による場合と同様に
ふっくらとしたつやのある美味な御飯を炊き上げること
ができるうえ長時間にわたりそのままの状態に保温して
も御飯に味の変化や変色を生じさせないものであって、
従来の自動炊飯器の問題点をよく解消することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す一部切欠斜視図、第2図
はその使用状態を示す一部切欠正面図である。 (2):炊飯用浮揚体、(1):基材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス透過性を有するシリコーンゴムまたは
    その複合材よりなり且つ炊飯時にその周縁を自動炊飯器
    の内釜の内胴面に沿い浮揚できる薄いシート状に成形し
    たことを特徴とする炊飯用浮揚体。
JP62083580A 1987-04-03 1987-04-03 炊飯用浮揚体 Expired - Fee Related JPH0665328B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS525756U (ja) * 1975-06-24 1977-01-14
JPS58138512U (ja) * 1982-03-12 1983-09-17 松下電器産業株式会社 炊飯シ−ト
JPS6018119U (ja) * 1983-07-16 1985-02-07 ショ−ボンド建設株式会社 発光標識
JPS6029925U (ja) * 1983-08-08 1985-02-28 三菱電機株式会社 ロ−ラ取付装置

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