JPH0665287A - ペプチド - Google Patents
ペプチドInfo
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- JPH0665287A JPH0665287A JP4237578A JP23757892A JPH0665287A JP H0665287 A JPH0665287 A JP H0665287A JP 4237578 A JP4237578 A JP 4237578A JP 23757892 A JP23757892 A JP 23757892A JP H0665287 A JPH0665287 A JP H0665287A
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- peptide
- seq
- amino acid
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- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 Tyr-Pro-Ile-Xaa-NH2で表されるN末端から
第4番目のアミノ酸Xaaのカルボキシル基がアミド化さ
れているテトラペプチド(式中XaaはGln、Pro、Valまた
はその他のアミノ酸を表す)およびその塩、並びに該テ
トラペプチドおよびその塩の1種または2種以上を有効
成分として含むオピオイド活性を有する剤。 【効果】 上記のテトラペプチドおよびその塩は、高い
オピオイド活性を有しているので、鎮痛、麻酔、情動、
呼吸、脈動、体温、消化管機能、摂食、免疫、インシュ
リンやソマトスタチン等のホルモンの分泌調節、電解質
の吸収促進、心筋の収縮調節機能を示す可能性があり、
鎮痛麻酔剤、催眠剤、消化管ホルモン分泌促進剤、電解
質の吸収促進剤、胃腸輸送筋収縮による下痢改善剤とし
ての利用が期待でき、特に鎮痛麻酔剤、鎮静剤としての
効果が大きい。
第4番目のアミノ酸Xaaのカルボキシル基がアミド化さ
れているテトラペプチド(式中XaaはGln、Pro、Valまた
はその他のアミノ酸を表す)およびその塩、並びに該テ
トラペプチドおよびその塩の1種または2種以上を有効
成分として含むオピオイド活性を有する剤。 【効果】 上記のテトラペプチドおよびその塩は、高い
オピオイド活性を有しているので、鎮痛、麻酔、情動、
呼吸、脈動、体温、消化管機能、摂食、免疫、インシュ
リンやソマトスタチン等のホルモンの分泌調節、電解質
の吸収促進、心筋の収縮調節機能を示す可能性があり、
鎮痛麻酔剤、催眠剤、消化管ホルモン分泌促進剤、電解
質の吸収促進剤、胃腸輸送筋収縮による下痢改善剤とし
ての利用が期待でき、特に鎮痛麻酔剤、鎮静剤としての
効果が大きい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オピオイド活性を有す
るペプチドおよびその塩、並びに当該ペプチドおよびそ
の塩を有効成分として含むオピオイド活性を有する剤に
関する。
るペプチドおよびその塩、並びに当該ペプチドおよびそ
の塩を有効成分として含むオピオイド活性を有する剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】食品中には高次の生命活動に関与する多
数の生体調節因子が存在することが広く知られるように
なっており、それらの生体調節因子を健康の増進、病気
の予防や治療、老化の予防等に積極的に利用することが
近年色々試みられるようになっている。そのような生体
調節因子としては神経系、消化吸収系、循環系、生体防
御・免疫系、内分泌系、細胞分化・増殖系等に作用する
種々の因子が知られている。それらのうちで、ある種の
食品蛋白質中には神経系に作用してモルヒネ様の麻酔、
鎮痛作用等(いわゆるオピオイド活性)を有するペプチ
ド単位が存在していることが明らかになっており、その
ようなペプチドはオピオイドペプチドと一般に称されて
いる。
数の生体調節因子が存在することが広く知られるように
なっており、それらの生体調節因子を健康の増進、病気
の予防や治療、老化の予防等に積極的に利用することが
近年色々試みられるようになっている。そのような生体
調節因子としては神経系、消化吸収系、循環系、生体防
御・免疫系、内分泌系、細胞分化・増殖系等に作用する
種々の因子が知られている。それらのうちで、ある種の
食品蛋白質中には神経系に作用してモルヒネ様の麻酔、
鎮痛作用等(いわゆるオピオイド活性)を有するペプチ
ド単位が存在していることが明らかになっており、その
ようなペプチドはオピオイドペプチドと一般に称されて
いる。
【0003】オピオイドペプチドが消化管や消化管ホル
モン分泌に対して影響を有することが知られており、小
麦グルテンの分解物を経口投与した場合に食物の腸内滞
留時間の延長、血中のインシュリンやソマトスタチン量
の上昇等のオピオイド活性を示すということが報告され
ている。このような知見をベースとして、本発明者らは
小麦グルテンを加水分解し、その生成物からオピオイド
活性を有する新規なペプチドを分取することができ、先
に出願した(特願平3−171879号)。
モン分泌に対して影響を有することが知られており、小
麦グルテンの分解物を経口投与した場合に食物の腸内滞
留時間の延長、血中のインシュリンやソマトスタチン量
の上昇等のオピオイド活性を示すということが報告され
ている。このような知見をベースとして、本発明者らは
小麦グルテンを加水分解し、その生成物からオピオイド
活性を有する新規なペプチドを分取することができ、先
に出願した(特願平3−171879号)。
【0004】
【発明の内容】上記のような状況下に、本発明者らはオ
ピオイド活性を有するペプチドについて更に研究を進め
た。そして、上記の特願平3−171879号における
ペプチドとは異なるアミノ酸配列を有する、配列番号1
で表され且つその末端のカルボキシル基がアミド化され
ている新規なペプチド類を化学的に合成し、そのオピオ
イド活性を測定したところ、極めて高いオピオイド活性
を有することを見いだした。
ピオイド活性を有するペプチドについて更に研究を進め
た。そして、上記の特願平3−171879号における
ペプチドとは異なるアミノ酸配列を有する、配列番号1
で表され且つその末端のカルボキシル基がアミド化され
ている新規なペプチド類を化学的に合成し、そのオピオ
イド活性を測定したところ、極めて高いオピオイド活性
を有することを見いだした。
【0005】したがって、本発明は、配列番号1で表さ
れるペプチド(ただし配列番号1においてXaaはアミノ
酸を表し且つそのN末端から第4番目のアミノ酸Xaaの
カルボキシル基がアミド化されている)およびその塩で
ある。
れるペプチド(ただし配列番号1においてXaaはアミノ
酸を表し且つそのN末端から第4番目のアミノ酸Xaaの
カルボキシル基がアミド化されている)およびその塩で
ある。
【0006】そして、本発明は、配列番号1で表される
ペプチド(ただし配列番号1においてXaaはアミノ酸を
表し且つそのN末端から第4番目のアミノ酸Xaaのカル
ボキシル基がアミド化されている)およびその塩の1種
または2種以上を有効成分として含むオピオイド活性を
有する剤である。
ペプチド(ただし配列番号1においてXaaはアミノ酸を
表し且つそのN末端から第4番目のアミノ酸Xaaのカル
ボキシル基がアミド化されている)およびその塩の1種
または2種以上を有効成分として含むオピオイド活性を
有する剤である。
【0007】配列番号1で表されるペプチドは、そのN
末端から順にチロシン(Tyr)、プロリン(Pro)および
イソロイシン(Ile)の3個のアミノ酸が結合し、第4番
目に所定のアミノ酸(Xaa)が結合し、且つ該第4番目の
アミノ酸(Xaa)のカルボキシル基がアミド化されてい
る、式:Try-Pro-Ile-Xaa-NH2で表されるテトラペプチ
ドである。
末端から順にチロシン(Tyr)、プロリン(Pro)および
イソロイシン(Ile)の3個のアミノ酸が結合し、第4番
目に所定のアミノ酸(Xaa)が結合し、且つ該第4番目の
アミノ酸(Xaa)のカルボキシル基がアミド化されてい
る、式:Try-Pro-Ile-Xaa-NH2で表されるテトラペプチ
ドである。
【0008】配列番号1において、第4番目のアミノ酸
(Xaa)の例としては、グリシン(Gly)、プロリン(Pr
o)、バリン(Val)などを挙げることができる。
(Xaa)の例としては、グリシン(Gly)、プロリン(Pr
o)、バリン(Val)などを挙げることができる。
【0009】アミノ酸(Xaa)のカルボキシル基がアミ
ド化された配列番号1で表される本発明のペプチドにお
いて、ペプチドを構成する4個のアミノ酸は、L−アミ
ノ酸およびD−アミノ酸のいずれでもよい。例えば、4
個のアミノ酸の全部がL−アミノ酸からなっていても、
またはD−アミノ酸のみからなっていてもよく、或は4
個のアミノ酸のうちのいずれかがL−アミノ酸で残りが
D−アミノ酸からなっていてもよい。いずれのペプチド
も化学合成によって容易に製造することができる。特
に、Xaaがプロリン(Pro)またはバリン(Val)である
本発明のペプチドにおいては、XaaとしてD−プロリン
またはD−バリンが結合したペプチドのオピオイド活性
が高い。
ド化された配列番号1で表される本発明のペプチドにお
いて、ペプチドを構成する4個のアミノ酸は、L−アミ
ノ酸およびD−アミノ酸のいずれでもよい。例えば、4
個のアミノ酸の全部がL−アミノ酸からなっていても、
またはD−アミノ酸のみからなっていてもよく、或は4
個のアミノ酸のうちのいずれかがL−アミノ酸で残りが
D−アミノ酸からなっていてもよい。いずれのペプチド
も化学合成によって容易に製造することができる。特
に、Xaaがプロリン(Pro)またはバリン(Val)である
本発明のペプチドにおいては、XaaとしてD−プロリン
またはD−バリンが結合したペプチドのオピオイド活性
が高い。
【0010】また、本発明における「オピオイド活性を
有する剤」とは、鎮痛、麻酔、鎮静、情動、呼吸、脈
動、体温、消化管機能、摂食、免疫、インシュリンやソ
マトスタチン等のホルモンの分泌調節、電解質の吸収促
進、心筋の収縮調節等に関与するいわゆるオピオイド活
性として認識されている活性を有する剤をいう。
有する剤」とは、鎮痛、麻酔、鎮静、情動、呼吸、脈
動、体温、消化管機能、摂食、免疫、インシュリンやソ
マトスタチン等のホルモンの分泌調節、電解質の吸収促
進、心筋の収縮調節等に関与するいわゆるオピオイド活
性として認識されている活性を有する剤をいう。
【0011】本発明のペプチドおよびその塩は、配列番
号1で表されるアミノ酸配列を有し且つその第4番目の
アミノ酸(Xaa)のカルボキシル基がアミド化されてい
る限りどのような方法で製造してもよい。本発明のペプ
チドの製造法の例を配列番号1で表されるペプチドにお
いて、第4番目のアミノ酸(Xaa)がグリシン(Gly)で
ある配列番号2で表され且つ該グリシンのカルボキシル
基がアミド化されているペプチドの場合を例に挙げて以
下に説明する。
号1で表されるアミノ酸配列を有し且つその第4番目の
アミノ酸(Xaa)のカルボキシル基がアミド化されてい
る限りどのような方法で製造してもよい。本発明のペプ
チドの製造法の例を配列番号1で表されるペプチドにお
いて、第4番目のアミノ酸(Xaa)がグリシン(Gly)で
ある配列番号2で表され且つ該グリシンのカルボキシル
基がアミド化されているペプチドの場合を例に挙げて以
下に説明する。
【0012】アミド化された配列番号2の本発明のペプ
チドの製造法 米国バイオサーチ社のSAM TWO 型自動ペプチド合
成装置を使用して同装置の標準プロトコールにしたがっ
て合成を行う。すなわち、市販のベンズヒドリルアミン
樹脂にBoc(ブトキシカルボニル)−Glyのジメチルホルム
アミド溶液とジイソプロピルカルボジイミドの塩化メチ
レン溶液と加えて反応させて、Boc−Gly−ベンズヒドリ
ルアミン樹脂を得た。次に、Boc基の除去されたGly−NH
2−樹脂にBoc−Ileをジイソプロピルカルボジイミドの
存在下でカップリングさせ、以下上記と同様にして、Bo
c−Pro−OHおよびBoc−Tyr(Cl2−Bzl)を順次カップリ
ングさせて、Boc−Tyr(Cl2−Bzl)−Pro−Ile−Gly−NH2
−樹脂を得る。このペプチド樹脂を10%アニソールを
含むフッ化水素中に入れて0℃で2時間撹拌する。フッ
化水素を留去した後、エーテルで残渣を洗浄し、30%
酢酸でペプチドを抽出する。抽出して得た粗ペプチドを
ODSカラムによる高速液体クロマトグラフィーを使用
して精製することにより、配列番号2で表されるペプチ
ドを得る。また、配列番号1に包括され且つその第4番
目のカルボキシル基がアミド化されている他のペプチド
も同様の操作により合成および精製することによって得
ることができる。
チドの製造法 米国バイオサーチ社のSAM TWO 型自動ペプチド合
成装置を使用して同装置の標準プロトコールにしたがっ
て合成を行う。すなわち、市販のベンズヒドリルアミン
樹脂にBoc(ブトキシカルボニル)−Glyのジメチルホルム
アミド溶液とジイソプロピルカルボジイミドの塩化メチ
レン溶液と加えて反応させて、Boc−Gly−ベンズヒドリ
ルアミン樹脂を得た。次に、Boc基の除去されたGly−NH
2−樹脂にBoc−Ileをジイソプロピルカルボジイミドの
存在下でカップリングさせ、以下上記と同様にして、Bo
c−Pro−OHおよびBoc−Tyr(Cl2−Bzl)を順次カップリ
ングさせて、Boc−Tyr(Cl2−Bzl)−Pro−Ile−Gly−NH2
−樹脂を得る。このペプチド樹脂を10%アニソールを
含むフッ化水素中に入れて0℃で2時間撹拌する。フッ
化水素を留去した後、エーテルで残渣を洗浄し、30%
酢酸でペプチドを抽出する。抽出して得た粗ペプチドを
ODSカラムによる高速液体クロマトグラフィーを使用
して精製することにより、配列番号2で表されるペプチ
ドを得る。また、配列番号1に包括され且つその第4番
目のカルボキシル基がアミド化されている他のペプチド
も同様の操作により合成および精製することによって得
ることができる。
【0013】そして、配列番号1で表されるアミノ酸配
列を有し且つその第4番目のアミノ酸(Xaa)のカルボ
キシル基がアミド化されている本発明のペプチドおよび
その塩は、オピオイド活性を有しているので、それらの
ペプチドおよびその塩を有効成分として含有する剤は、
例えば、鎮痛麻酔剤、催眠剤、消化管ホルモン促進剤、
電解質吸収促進剤、腸管ぜん動抑制による下痢改善剤等
として、人間および種々の動物に投与することができ、
特に鎮痛剤や鎮静麻酔剤として有効である。その際に、
本発明のペプチドおよびその塩は、1種類のみを使用し
てもまたは2種以上のペプチドを含む混合物の形態で使
用してもよい。本発明のオピオイド活性を有する剤の好
適な投与量は、投与される人間や動物の年令、体重、性
別、症状、動物の種類等の種々の条件によって異なり得
る。
列を有し且つその第4番目のアミノ酸(Xaa)のカルボ
キシル基がアミド化されている本発明のペプチドおよび
その塩は、オピオイド活性を有しているので、それらの
ペプチドおよびその塩を有効成分として含有する剤は、
例えば、鎮痛麻酔剤、催眠剤、消化管ホルモン促進剤、
電解質吸収促進剤、腸管ぜん動抑制による下痢改善剤等
として、人間および種々の動物に投与することができ、
特に鎮痛剤や鎮静麻酔剤として有効である。その際に、
本発明のペプチドおよびその塩は、1種類のみを使用し
てもまたは2種以上のペプチドを含む混合物の形態で使
用してもよい。本発明のオピオイド活性を有する剤の好
適な投与量は、投与される人間や動物の年令、体重、性
別、症状、動物の種類等の種々の条件によって異なり得
る。
【0014】そして、本発明のオピオイド活性を有する
剤は経口および非経口のいずれによっても投与可能であ
り、更に単独で投与しても、また製薬工業において通常
使用されている固体担体や液状担体と一緒に投与しても
よく、或は他の薬剤と混合または組合わせて使用するこ
とができる。また投与形態は、錠剤、丸剤、顆粒剤、カ
プセル、散剤、水溶液、注射剤等の任意の形態が可能で
ある。以下に、本発明を例を挙げて具体的に説明するが
本発明はそれらによって限定されない。なお、以下の実
施例において、特に断らない限りは個々のアミノ酸はL
−アミノ酸を意味する。
剤は経口および非経口のいずれによっても投与可能であ
り、更に単独で投与しても、また製薬工業において通常
使用されている固体担体や液状担体と一緒に投与しても
よく、或は他の薬剤と混合または組合わせて使用するこ
とができる。また投与形態は、錠剤、丸剤、顆粒剤、カ
プセル、散剤、水溶液、注射剤等の任意の形態が可能で
ある。以下に、本発明を例を挙げて具体的に説明するが
本発明はそれらによって限定されない。なお、以下の実
施例において、特に断らない限りは個々のアミノ酸はL
−アミノ酸を意味する。
【0015】
《実施例 1》配列番号2で表されるアミノ酸配列を有
し且つ第4番目のアミノ酸(Gly)のカルボキシル基が
アミド化されているペプチドの合成を以下の方法で行っ
た。市販のベンズヒドリルアミン樹脂(置換率0.3m
eq/g)0.4gに、濃度0.4MのBoc−Glyのジメ
チルホルムアミド溶液5mlおよび0.4Mジイソプロ
ピルカルボジイミドの塩化メチレン溶液5mlを混合し
て反応槽中で2時間撹拌して反応させて、Boc−Gly−ベ
ンズヒドリルアミン樹脂を得た。この樹脂に45%トリ
フルオロ酢酸および2.5%アニソールを含む塩化メチ
レン20mlをバイオサーチ社のペプチド合成装置 S
AM TWOの反応槽の中で室温で25分間反応させてB
oc基を除去した。Boc基の除去されたGly−NH2−樹脂を
塩化メチレンで洗浄し、次いで10%のジイソプロピル
エチルアミンを含む塩化メチレンにより中和した後、更
に塩化メチレンで洗浄した。この樹脂に0.4M Boc−I
leのジメチルホルムアミド溶液5ml、0.4Mジイソ
プロピルカルボジイミドの塩化メチレン溶液5mlを混
合して反応槽に入れて室温で2時間撹拌下に反応させ
た。
し且つ第4番目のアミノ酸(Gly)のカルボキシル基が
アミド化されているペプチドの合成を以下の方法で行っ
た。市販のベンズヒドリルアミン樹脂(置換率0.3m
eq/g)0.4gに、濃度0.4MのBoc−Glyのジメ
チルホルムアミド溶液5mlおよび0.4Mジイソプロ
ピルカルボジイミドの塩化メチレン溶液5mlを混合し
て反応槽中で2時間撹拌して反応させて、Boc−Gly−ベ
ンズヒドリルアミン樹脂を得た。この樹脂に45%トリ
フルオロ酢酸および2.5%アニソールを含む塩化メチ
レン20mlをバイオサーチ社のペプチド合成装置 S
AM TWOの反応槽の中で室温で25分間反応させてB
oc基を除去した。Boc基の除去されたGly−NH2−樹脂を
塩化メチレンで洗浄し、次いで10%のジイソプロピル
エチルアミンを含む塩化メチレンにより中和した後、更
に塩化メチレンで洗浄した。この樹脂に0.4M Boc−I
leのジメチルホルムアミド溶液5ml、0.4Mジイソ
プロピルカルボジイミドの塩化メチレン溶液5mlを混
合して反応槽に入れて室温で2時間撹拌下に反応させ
た。
【0016】上記で得られた樹脂を、順にジメチルホル
ムアミド、塩化メチレン、ジイソプロピルエチルアミン
を10%含有する塩化メチレン、塩化メチレンおよび塩
化メチレン/ジメチルホルムアミド混合液で洗浄して、
Boc−Ile−Gly−NH2−樹脂を得た。 引き続き上記と同様にしてBoc基の除去、Bocアミノ酸の
カップリングを繰り返して、Boc−Tyr(Cl2−Bzl)−Pro
−Ile−Gly−NH2−樹脂からなる生成物を得た。
ムアミド、塩化メチレン、ジイソプロピルエチルアミン
を10%含有する塩化メチレン、塩化メチレンおよび塩
化メチレン/ジメチルホルムアミド混合液で洗浄して、
Boc−Ile−Gly−NH2−樹脂を得た。 引き続き上記と同様にしてBoc基の除去、Bocアミノ酸の
カップリングを繰り返して、Boc−Tyr(Cl2−Bzl)−Pro
−Ile−Gly−NH2−樹脂からなる生成物を得た。
【0017】この樹脂を10%のアニソールを含有する
フッ化水素20mlに入れて0℃で2時間撹拌してアミ
ド化されたペプチドを樹脂から遊離させた。その後、フ
ッ化水素を減圧留去し、残渣を30%酢酸で抽出し、凍
結乾燥して粗ペプチドを得た。得られたアミド化ペプチ
ドをナカライテスク株式会社製のオクタデシルシラン
(ODS)カラムである ODS−Cosmosil 5C18−A
Rを用いた逆相クロマトグラフィーにより精製して最終
生成物20mgを得た。そのアミノ酸組成(モル比)
は、Tyr:Pro:Ile:Gly=1:1:1:1であった。更
にアプライドシステム社製のプロテインシーケンサー4
77−A型により分析したところ、配列番号2で表され
るアミノ酸配列を有し且つ第4番目のアミノ酸であるグ
リシン(Gly)のカルボキシル基がアミド化されたペプ
チドであることが判明した。またシリカゲルプレートに
よる薄層クロマトグラフィーでRf値を求めたところ、
ブタノール:酢酸:ピリジン:水=15:3:10:1
2の展開溶媒を使用した場合の該生成物の薄層クロマト
グラフィーのRf値は0.744であった。
フッ化水素20mlに入れて0℃で2時間撹拌してアミ
ド化されたペプチドを樹脂から遊離させた。その後、フ
ッ化水素を減圧留去し、残渣を30%酢酸で抽出し、凍
結乾燥して粗ペプチドを得た。得られたアミド化ペプチ
ドをナカライテスク株式会社製のオクタデシルシラン
(ODS)カラムである ODS−Cosmosil 5C18−A
Rを用いた逆相クロマトグラフィーにより精製して最終
生成物20mgを得た。そのアミノ酸組成(モル比)
は、Tyr:Pro:Ile:Gly=1:1:1:1であった。更
にアプライドシステム社製のプロテインシーケンサー4
77−A型により分析したところ、配列番号2で表され
るアミノ酸配列を有し且つ第4番目のアミノ酸であるグ
リシン(Gly)のカルボキシル基がアミド化されたペプ
チドであることが判明した。またシリカゲルプレートに
よる薄層クロマトグラフィーでRf値を求めたところ、
ブタノール:酢酸:ピリジン:水=15:3:10:1
2の展開溶媒を使用した場合の該生成物の薄層クロマト
グラフィーのRf値は0.744であった。
【0018】《実施例 2》配列番号1で表されるペプ
チドにおいてXaaがD−プロリン(D-Pro)である配列番
号3で表されるペプチドの場合も、配列番号2で表され
るペプチドの場合と同様にして、市販のベンズヒドリル
アミン樹脂(置換率0.3meq/g)0.4gを用い
て、これに順次D-Pro、Ile、ProおよびTyrを結合させ
て、第4番目のアミノ酸であるD-Proのカルボキシル基
がアミド化されている配列番号3で表される最終生成物
25mgを得た。そのアミノ酸組成(モル比)は、Ty
r:Pro:Ile:D-Pro=1:1:1:1であり、そして実
施例1で使用したプロテインシーケンサーにより分析し
たところ、配列番号3で表され且つ第4番目のアミノ酸
であるD-Proのカルボキシル基がアミド化されたアミノ
酸配列を有するペプチドであることが判明した。また実
施例1と同様にして求めたこの生成物の薄層クロマトグ
ラフィーのRf値は0.734であった。
チドにおいてXaaがD−プロリン(D-Pro)である配列番
号3で表されるペプチドの場合も、配列番号2で表され
るペプチドの場合と同様にして、市販のベンズヒドリル
アミン樹脂(置換率0.3meq/g)0.4gを用い
て、これに順次D-Pro、Ile、ProおよびTyrを結合させ
て、第4番目のアミノ酸であるD-Proのカルボキシル基
がアミド化されている配列番号3で表される最終生成物
25mgを得た。そのアミノ酸組成(モル比)は、Ty
r:Pro:Ile:D-Pro=1:1:1:1であり、そして実
施例1で使用したプロテインシーケンサーにより分析し
たところ、配列番号3で表され且つ第4番目のアミノ酸
であるD-Proのカルボキシル基がアミド化されたアミノ
酸配列を有するペプチドであることが判明した。また実
施例1と同様にして求めたこの生成物の薄層クロマトグ
ラフィーのRf値は0.734であった。
【0019】《実施例 3》配列番号1で表されるペプ
チドにおいてXaaがD−バリン(D-Val)である配列番号
4で表されるペプチドの場合も、配列番号2で表される
ペプチドの場合と同様にして、市販のベンズヒドリルア
ミン樹脂(置換率0.3meq/g)0.4gを用い
て、これに順次D-Val、Ile、ProおよびTyrを結合させ
て、第4番目のアミノ酸であるD-Valのカルボキシル基
がアミド化されている配列番号4で表される最終生成物
20mgを得た。そのアミノ酸組成(モル比)は、Ty
r:Pro:Ile:D-Val=1:1:1:1であり、そして実
施例1で使用したプロテインシーケンサーにより分析し
たところ、配列番号4で表され且つ第4番目のアミノ酸
であるD-Valのカルボキシル基がアミド化されたアミノ
酸配列を有するペプチドであることが判明した。また実
施例1と同様にして求めたこの生成物の薄層クロマトグ
ラフィーのRf値は0.658であった。
チドにおいてXaaがD−バリン(D-Val)である配列番号
4で表されるペプチドの場合も、配列番号2で表される
ペプチドの場合と同様にして、市販のベンズヒドリルア
ミン樹脂(置換率0.3meq/g)0.4gを用い
て、これに順次D-Val、Ile、ProおよびTyrを結合させ
て、第4番目のアミノ酸であるD-Valのカルボキシル基
がアミド化されている配列番号4で表される最終生成物
20mgを得た。そのアミノ酸組成(モル比)は、Ty
r:Pro:Ile:D-Val=1:1:1:1であり、そして実
施例1で使用したプロテインシーケンサーにより分析し
たところ、配列番号4で表され且つ第4番目のアミノ酸
であるD-Valのカルボキシル基がアミド化されたアミノ
酸配列を有するペプチドであることが判明した。また実
施例1と同様にして求めたこの生成物の薄層クロマトグ
ラフィーのRf値は0.658であった。
【0020】《実施例 4》配列番号3で表されるペプ
チドにおいて第4番目のアミノ酸であるD-ProをL-Proに
置き換え且つ該L-Proのカルボキシル基がアミド化され
ているペプチドの場合も、配列番号2で表されるペプチ
ドの場合と同様にして、市販のベンズヒドリルアミン樹
脂(置換率0.3meq/g)0.4gを用いて、これ
に順次L-Pro、Ile、ProおよびTyrを結合させて、第4番
目のアミノ酸であるL-Proのカルボキシル基がアミド化
されている最終生成物25mgを得た。そのアミノ酸組
成(モル比)は、Tyr:Pro:Ile:Pro=1:1:1:1
であり、そして実施例1で使用したプロテインシーケン
サーにより分析したところ、配列番号3で表され且つ第
4番目のアミノ酸であるL-Proのカルボキシル基がアミ
ド化されたアミノ酸配列を有するペプチドであることが
判明した。また実施例1と同様にして求めたこの生成物
の薄層クロマトグラフィーのRf値は0.772であっ
た。
チドにおいて第4番目のアミノ酸であるD-ProをL-Proに
置き換え且つ該L-Proのカルボキシル基がアミド化され
ているペプチドの場合も、配列番号2で表されるペプチ
ドの場合と同様にして、市販のベンズヒドリルアミン樹
脂(置換率0.3meq/g)0.4gを用いて、これ
に順次L-Pro、Ile、ProおよびTyrを結合させて、第4番
目のアミノ酸であるL-Proのカルボキシル基がアミド化
されている最終生成物25mgを得た。そのアミノ酸組
成(モル比)は、Tyr:Pro:Ile:Pro=1:1:1:1
であり、そして実施例1で使用したプロテインシーケン
サーにより分析したところ、配列番号3で表され且つ第
4番目のアミノ酸であるL-Proのカルボキシル基がアミ
ド化されたアミノ酸配列を有するペプチドであることが
判明した。また実施例1と同様にして求めたこの生成物
の薄層クロマトグラフィーのRf値は0.772であっ
た。
【0021】上記の実施例1〜4で得られたペプチドの
オピオイド活性は、いずれも次のようにして測定した。
オピオイド活性は、いずれも次のようにして測定した。
【0022】オピオイド活性の測定法 体重250〜300gの雄モルモットより摘出した回腸
縦走筋をアイソトニックトランスデューサー(日本光電
工業株式会社製:TB 612−T)に接続して0.2g
の張力をかける。36℃に保温した2ml容量のマグヌ
ス管内にKrebs等張液(NaCl 118mM、KCl 4.75
mM、CaCl2 2.54mM、MgSO4 1.2mM、NaHCO3
25mM、KH2PO4 1.19mM、グルコース11mM)
を満たしたものの中に回腸縦走筋を浸して、ボンベから
通気(02 95%:CO2 5%)を行った。このようにし
て約2時間安定化させた後、30Vで0.5msec の電
気刺激を与え、モルモット回腸縦走筋を電気収縮させ
た。電気収縮が安定した後、アミノペプチダーゼ阻害剤
等を含むインヒビター50μlを加え、配列番号2〜配
列番号4で表されるペプチドを添加し、モルモット回腸
縦走筋の電気収縮の変化をレコーダーで記録した。オピ
オイド活性はペプチド添加後の電気収縮の抑制と10
-4Mナロキソン20μl添加による抑制の解除によっ
て判定した。そしてモルモット回腸縦走筋の電気収縮を
50%抑制する濃度(IC50)を測定した。
縦走筋をアイソトニックトランスデューサー(日本光電
工業株式会社製:TB 612−T)に接続して0.2g
の張力をかける。36℃に保温した2ml容量のマグヌ
ス管内にKrebs等張液(NaCl 118mM、KCl 4.75
mM、CaCl2 2.54mM、MgSO4 1.2mM、NaHCO3
25mM、KH2PO4 1.19mM、グルコース11mM)
を満たしたものの中に回腸縦走筋を浸して、ボンベから
通気(02 95%:CO2 5%)を行った。このようにし
て約2時間安定化させた後、30Vで0.5msec の電
気刺激を与え、モルモット回腸縦走筋を電気収縮させ
た。電気収縮が安定した後、アミノペプチダーゼ阻害剤
等を含むインヒビター50μlを加え、配列番号2〜配
列番号4で表されるペプチドを添加し、モルモット回腸
縦走筋の電気収縮の変化をレコーダーで記録した。オピ
オイド活性はペプチド添加後の電気収縮の抑制と10
-4Mナロキソン20μl添加による抑制の解除によっ
て判定した。そしてモルモット回腸縦走筋の電気収縮を
50%抑制する濃度(IC50)を測定した。
【0023】その結果、上記実施例1〜4で得られた配
列番号2〜配列番号4で表される本発明のペプチドのI
C50は下記の表1に示すとおりであった。参考のため、
配列番号5で表される従来既知の牛β−カゼイン由来の
オピオイドペプチドのオピオイド活性を上記と同様にし
て測定したときのIC50を表1に併記する。
列番号2〜配列番号4で表される本発明のペプチドのI
C50は下記の表1に示すとおりであった。参考のため、
配列番号5で表される従来既知の牛β−カゼイン由来の
オピオイドペプチドのオピオイド活性を上記と同様にし
て測定したときのIC50を表1に併記する。
【0024】
【表1】 [ペプチドのオピオイド活性(IC50)] ペ プ チ ド IC50(μM) 実施例1のペプチド(配列番号2) 2.1 実施例2のペプチド(配列番号3;但し4位はD-Pro) 1.2 実施例3のペプチド(配列番号4;但し4位はD-Val) 1.6 実施例4のペプチド(配列番号3;但し4位はL-Pro) 30 配列番号5のペプチド(牛β−カゼイン由来) 240
【0025】表1の結果から、第4番目アミノ酸のカル
ボキシル基がアミド化されている配列番号2〜配列番号
4で表される実施例1〜3の本発明のペプチドは、配列
番号5で表される牛β−カゼイン由来のオピオイドペプ
チドに比べて、極めて低濃度でIC50を達成でき、オピ
オイド活性が極めて高いことがわかる。
ボキシル基がアミド化されている配列番号2〜配列番号
4で表される実施例1〜3の本発明のペプチドは、配列
番号5で表される牛β−カゼイン由来のオピオイドペプ
チドに比べて、極めて低濃度でIC50を達成でき、オピ
オイド活性が極めて高いことがわかる。
【0026】今回測定系として用いたモルモット回腸縦
走筋には、オピオイドレセプターとして特に鎮痛、麻
酔、鎮静に関与するμレセプターが多く存在する。した
がって、上記表1の結果から、配列番号2〜配列番号4
で表されるペプチドからなる本発明のオピオイド活性剤
は、鎮痛、麻酔、鎮静に有効であることがわかる。
走筋には、オピオイドレセプターとして特に鎮痛、麻
酔、鎮静に関与するμレセプターが多く存在する。した
がって、上記表1の結果から、配列番号2〜配列番号4
で表されるペプチドからなる本発明のオピオイド活性剤
は、鎮痛、麻酔、鎮静に有効であることがわかる。
【0027】
【発明の効果】配列番号1で表されるペプチドであって
且つそのN末端から4番目のアミノ酸Xaaのカルボキシ
ル基がアミド化されている本発明のペプチドおよびその
塩、そのうちでも特に第4番目のアミノ酸がグリシン
(Gly)、プロリン(Pro)またはバリン(Val)である
配列番号2〜配列番号4で表される本発明のペプチドお
よびその塩は、高いオピオイド活性を有しているので、
該ペプチドおよびその塩を有効成分とする剤は極めて少
量の投与で、鎮痛、麻酔、情動、呼吸、脈動、体温、消
化管機能、摂食、免疫、インシュリンやソマトスタチン
等のホルモンの分泌調節、電解質の吸収促進、心筋の収
縮調節機能を示す可能性があるため、鎮痛麻酔剤、催眠
剤、消化管ホルモン分泌促進剤、電解質の吸収促進剤、
胃腸輸送筋収縮による下痢改善剤としての利用が期待で
き、特に鎮痛麻酔剤、鎮静剤としての効果が大きい。そ
して、本発明のペプチドおよびその塩は4個のアミノ酸
が配列した極めて簡単な構造を有する低分子量化合物で
あるので、化学合成によって簡単に製造することができ
る。
且つそのN末端から4番目のアミノ酸Xaaのカルボキシ
ル基がアミド化されている本発明のペプチドおよびその
塩、そのうちでも特に第4番目のアミノ酸がグリシン
(Gly)、プロリン(Pro)またはバリン(Val)である
配列番号2〜配列番号4で表される本発明のペプチドお
よびその塩は、高いオピオイド活性を有しているので、
該ペプチドおよびその塩を有効成分とする剤は極めて少
量の投与で、鎮痛、麻酔、情動、呼吸、脈動、体温、消
化管機能、摂食、免疫、インシュリンやソマトスタチン
等のホルモンの分泌調節、電解質の吸収促進、心筋の収
縮調節機能を示す可能性があるため、鎮痛麻酔剤、催眠
剤、消化管ホルモン分泌促進剤、電解質の吸収促進剤、
胃腸輸送筋収縮による下痢改善剤としての利用が期待で
き、特に鎮痛麻酔剤、鎮静剤としての効果が大きい。そ
して、本発明のペプチドおよびその塩は4個のアミノ酸
が配列した極めて簡単な構造を有する低分子量化合物で
あるので、化学合成によって簡単に製造することができ
る。
【0028】
【0029】配列番号:1 配列の長さ:4 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 特徴を表す記号:modified-site 存在位置:4 特徴を決定した方法:E 他の情報:第4位のXaaのカルボキシル基がアミド化
【0030】配列番号:2 配列の長さ:4 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 特徴を表す記号:modified-site 存在位置:4 特徴を決定した方法:E 他の情報:第4位のGlyのカルボキシル基がアミド化
【0031】配列番号:3 配列の長さ:4 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 特徴を表す記号:modified-site 存在位置:4 特徴を決定した方法:E 他の情報:第4位のProのカルボキシル基がアミド化
【0032】配列番号:4 配列の長さ:4 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 特徴を表す記号:modified-site 存在位置:4 特徴を決定した方法:E 他の情報:第4位のValのカルボキシル基がアミド化
【0033】配列番号:5 配列の長さ:8 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
Claims (2)
- 【請求項1】 配列番号1で表されるペプチド(ただし
配列番号1においてXaaはアミノ酸を表し且つそのN末
端から第4番目のアミノ酸Xaaのカルボキシル基がアミ
ド化されている)およびその塩。 - 【請求項2】 配列番号1で表されるペプチド(ただし
配列番号1においてXaaはアミノ酸を表し且つそのN末
端から第4番目のアミノ酸Xaaのカルボキシル基がアミ
ド化されている)およびその塩の1種または2種以上を
有効成分として含むオピオイド活性を有する剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23757892A JP3349528B2 (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | ペプチド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23757892A JP3349528B2 (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | ペプチド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0665287A true JPH0665287A (ja) | 1994-03-08 |
JP3349528B2 JP3349528B2 (ja) | 2002-11-25 |
Family
ID=17017397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23757892A Expired - Fee Related JP3349528B2 (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | ペプチド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3349528B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0759772A1 (en) * | 1994-05-04 | 1997-03-05 | Innapharma, Inc. | Tri-, tetra-, penta-, and polypeptides and their therapeutic use as an antidepressant agent |
-
1992
- 1992-08-14 JP JP23757892A patent/JP3349528B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0759772A1 (en) * | 1994-05-04 | 1997-03-05 | Innapharma, Inc. | Tri-, tetra-, penta-, and polypeptides and their therapeutic use as an antidepressant agent |
EP0759772A4 (en) * | 1994-05-04 | 1999-04-21 | Innapharma Inc | TRI-, TETRA-, PENTA- AND POLYPEPTIDES AND THEIR THERAPEUTIC USE AS AN ANTIDEPRESSANT AGENT |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3349528B2 (ja) | 2002-11-25 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |